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2024-12-18 34:30

第192回(1) オープニング~ザ・バイクライダーズ/雨の中の慾情/JAWAN ジャワーン etc…~

『ロボット・ドリームズ』の話をしました。オープニングでは2024ベスト作品とポッドキャストアワードへの投票のお願いと、メンバーの近況の話をしています。

■メンバー

・山口 https://twitter.com/awajicinema ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

■2024年ベスト映画投票

2024年に公開/配信された映画から「1作」を選んで、作品名を明記して投票ください。年末ベスト回にて投票結果をもとに、2024年ベスト映画を決定します。皆様の投票をお待ちしております!

締切:12/20(金)

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■第6回『JAPAN PODCAST AWARDS』リスナー投票のお願い

「映画の話したすぎるラジオ」にぜひ投票をお願いします。おひとり様1回につき3番組まで投票可能。皆さまからの投票参加をお待ちしております!

投票はこちら:https://ssl.1242.com/aplform/form/aplform.php?fcode=jpa2024_general

投票期限:2025年1月10日(金)

■映画の話したすぎるBAR in 名古屋

日時:2025年1月18日(土)

詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar_2025-1_nagoya/

場所:『イベントバーエデン名古屋』愛知県名古屋市中区大須2-31-15 大須ビルヂング 3階 オースランド内 https://eden.osland.nagoya/

■映画の話したすぎるBAR in 週間マガリ

日時:2024年12月21日(土)

詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar

場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com

■月1バー 映画の話したすぎるBARシンサイバシ

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場所:「心斎橋」駅徒歩6分「BAR アメ村SHELTER」

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00:12
始まりました、映画の話したすぎるラジオ第192回になります。
この番組は、大阪で映画トークバーイベント
映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。
大石です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、まずはじめにお知らせとお願いがあります。
今年もですね、年間ベスト投票を募集させていただけたらと思っております。
はい、皆様の2024年公開あるいは配信の映画作品で、
1作品、皆さんがベストだと思う作品をお便りいただけたらと思っております。
締め切りがですね、12月20日金曜日中にいただけたらと思っています。
翌日に我々がそのベストの収録をする予定ですので、
そのタイミングまでに皆さんの2024年ベストの作品を投票いただけたらと思っております。
はい、考えてます?
まあ、ぼちぼちですかね。
そろそろやんなきゃなっていう、夏休みの宿題の最後の方感が今若干。
そうですね、どうしようかなって悩んでます。
僕はもうだいたい決まってます。
あとですね、もう一点お願いありまして、
去年も皆さんにご協力をお願いしたんですけれども、
ジャパンポッドキャストアワードっていう、
ポッドキャスト番組のアワードの投票を今回もお願いできたらと思ってます。
はい、で、なんか爪痕残せたらいいなっていう。
もしよろしければという。
よろしければぜひにお願いします。
ちなみに、映画テストに関してはどこからお送りすればよかったんでしたっけ?
専用のフォームを作りますんで、そちらからいただけたらと思います。
この回が配信される頃にはフォーム準備しておきますんで、
TwitterとInstagramでそれぞれ、
あとエピソードの説明文内にもフォームへのリンク貼っておきますんで、
そちらからお願いしますって感じですかね。
ポッドキャストアワードの方は、ホームページから直接投票というか、そんな感じでしたよね?
03:04
そうですね、動線はちょっと考えますわ。
散らかるとややこしくなるんで、
てな感じで、年末最後にいろいろお願いできたらなと思ってます。
はい、では我々の近況の話入っていこうと思うんですけども、
マリオンさんいかがされてました?
そうですね、今週は雨の中の浴場っていう映画と、
ザ・バイクライダーズっていう映画と、11人の族群と正体を見ました。
そうですね、11人の族群、山口さんもお話しされてたと思うんですけど、
確かに長かったっすねっていうのは、僕も思ったんですけど、
それよりまず、中野太賀めちゃくちゃ良くなかったですか?
それはいいですよ。
いやもう、中野太賀がめちゃくちゃ良かったということだけで、
この映画のことを結構許せるというか、満足してるみたいなところが結構あるというか、
顔つきがすごく良かったなって思って、
本当に死に物狂いで戦ってる時の顔も最高だし、
あともう最後の裏切られたみたいな展開が何回かあるんですけど、
その時の顔ですよね。もうこの人の顔が見たいみたいな、
もう絶望に打ちひしがれててめぇこの野郎と思っている時の顔ですよね。
あの顔が本当にすごいハマってて、
いや、また中野太賀主演で時代劇撮ってくれってすごい思ったっていう感じでした。
そうですよね。結構ちゃんとしたバジェットで時代劇撮ろうとしてる感じは、
すごい好感を持って見てたんですよね。
そうですね。
ちょっとなんか散らかってる印象はやっぱり僕はあったんですけど。
そうですね。確かにこういう物資増残酷物語的なものっていうふうなことをするんであれば、
もうとことん殺伐とした、もうなんかどうしようもない感じみたいなのを出したいとこあるんですけど、
ちょっと冒険活劇的な感じもちょっとあるというか、どこかね。
ちょっと牧歌的な音楽が流れるなみたいなというか。
そういうところはあって、確かにちょっとそこのなんか合ってないなみたいなふうに思うところは、
まあまあわかりはしますって感じですかね。
あーでもちょっと中野太賀が良かったなーっていう、本当に。
なんか最近本当ちょっと、まあ僕は虎に翼の印象がすごく強いせいなのかもしれないですけど、
なんか彼すごく良い役者になってきたなって感じがありますよね。
良いですよね。
本当にちょっと中野太賀で本当に殺伐とした結末を迎える時代劇、
06:02
ガチで撮ってほしいなって本当に思いました。
へー。
というぐらい本当に良い顔でしたね。
主人公、彼でいいじゃないかっていうか、
とこはやっぱりありますよね。
まああんまりネタバレないのでこれ以上言えないんで。
あるセリフを言うところとかね、「それはあなたですよ!」みたいな感じですしね。
まあそういうところも含めて僕はすごい良かったなっていうふうに思いました。
ザ・バイクライダーズもがすごく良かったんですよね、今回。
これが1960年代にシカゴだったかな?に実在したバイク集団、アウトローズっていうのがいたんですけど、
そのバイク集団を記録した写真集があるんですけど、
それにインスパイを得て作られた作品というふうになってて。
とにかくその和美シーンですよ、映画が。
いわゆるあの時の俺たちカッコよかったぜ映画みたいな感じじゃ全然ない。
そのあるバイク集団の生育成成の話なので、
盛り上がってる時もあればどんどん衰退していくみたいな、そこも描かれるみたいなところがあるので、
カッコよくならないけど、あの時カッコよかったよなぁみたいな、そういうちょっと懐かしいみたいな感じでもないみたいなところがあって、
なんでなのかっていうと、作りがある登場人物からバイク集団の話っていうのが語られるんですけど、
それが最後の血統裁判とかに出てたジョディ・カマーなんですよ。
彼女が演じる役っていうのが、バイク集団の中でのリーダーではないんですけど一番のカリスマと呼ばれる男がいるんですけど、
その彼と結婚した奥さんなんですよね。
すごい唯一無二のカリスマ性を誇る男っていうのをエルビスのオースティン・バトラーが演じてるんですけど、
最初その彼女、ジョディ・カマー演じる奥さんはもうこんなバイク集団嫌だみたいな、嫌ってたような感じの人だったんだけども、
本当にオースティン・バトラー演じる男と出会うことで、そこにもうこの時彼氏もいたんですけど、彼についていくことになってみたいなぐらい。
そのオースティン・バトラーが所属するバイク集団のリーダーがトム・ハーディなんですけど、
トム・ハーディもまた彼のことをものすごい大好きっていう感じを隠せないっていう感じの人なんですよね。
俺の次はお前だよって言ってはばからないみたいなところがあって。
だからある種、オースティン・バトラーがオムファタール的な感じ。
09:02
ちょっと三角関係的な感じに流れるようになるんですけど、確かにオースティン・バトラーめちゃめちゃかっこいいんですよ。
こいつだけめちゃくちゃかっこいいし、孤高だし、恐れ知らせなんですよね。
すぐ喧嘩には喧嘩は早いし、ボコボコにされても絶対起きてくるしみたいな。
そういうところがかっこいいみたいな、カリスマ性あるみたいな男なんですけど。
バイク集団の英子先生を描く中で結構面白いなって思ったのが、男って孤高になるために群れたがるよねってすごい思ったんですよ。
なるほど。
だなって思ったんですよ。
確かに男って孤高とか孤独とかというものには憧れを持ちがちと言いますか。
一旦ここは男に限った話を一回しますけど、でも実際に孤高にはなれないんですよね。
どうやって孤高になるかって言ったら、同じように孤高になりたいって思ってる人たちと群れて孤高になるんですよ。
その集団が孤高であるように見せるっていう。
これ結構真理だなって思ったんですけど、そういうのをこの映画からめちゃくちゃ僕は感じたというか。
そこがね、僕はすごい興味深いなって思ったし、結構あるよなってすごい僕は思ったっていうのがありました。
一回ちょっと男から離れて、でもみんななんというか、アイデンティティとか生きがいとかを見つけようとするあまり、
そういった同じような志というか、同じようになりたいみたいな人たちととおくんで、そこに居場所を見つけるみたいなことは結構あると思うんですよね。
そういったものを見つけようとするあまり、そういう自分の象徴となる、生きがいとなる場所を見つけたはずなんだけど、
いつかその集団というのも大きな流れに飲み込まれてしまうっていうか、結局それがどんどん破滅的な方向に向かってしまうみたいなところもあるよねっていうところをやっぱり描いてるみたいな映画なのかなというふうにすごい思って。
なんかね、しみじみすごく良い映画ですよ、これはっていうふうな映画でした。
いやー、評判良いじゃないですか。
はい。
すげー、観てねえなって思ってるのと、あれですね、男批評すごそうだなって。
そうっすよね。
まあそうですね、やっぱり男批評的なところ、それだけではないとも思いますけど、そういう文脈でも語れるような映画ではあるんじゃないかなというふうに思いましたね。
12:00
はいはいはいはい。
いやー、さっきのここになりたいけど集団の中に入るっていうのをかなり鋭い男批評やなと思って。
そうですね、本当に一人になりたいわけじゃないっていうね。
そうなんですね、そう。
その中でもオースティン・バトラーはやっぱりここなんですよ、やっぱり。
本物なんですね。
一人で本当にここになれる人なんですよね。
だからこそやっぱりカリスマなんですよね、っていうところがあって。
だからみんな彼のことが好きだし、なんとか取り戻したいなって思うんですけどね、みんなね、それぞれ。
だんだん話進めてくると、奥さんとしてはもういい加減にしなさいよみたいなのが出てくるわけですけど、
けどやっぱりバイク集団のリーダー的には、いや、お前がやっぱりいてほしいっていうか、だって僕好きだもんみたいな感じが全然普通に出てくるみたいなところがやっぱりあって。
最初はね、本当にその集団はすごく良かった。
ある種、牧歌的でというか。
そういう自分の居場所だったところが、だんだん本当にちょっとどうしようもないことになってしまうっていうところもすごい悲しくて。
行き着く先がそうなるのかっていうのはすごく悲しいなって思いますけど。
なるほど、気になりますね。
これもすごい良かったのでおすすめですね。
今週はこんな感じです。
はい、大石さんいかがされてました?
そうですね、今週は東京フィルメックスっていう東京でやってる映画祭で4月っていうジョージアの映画を見てきたのと、
さっきマリオンさんもおっしゃってましたけど、雨の中の浴場っていう映画を劇場で見てました。
で、その中で雨の中の浴場と話したいなって思ったんですけど、
監督は三崎の兄弟とかサカスとか、あとドラマガンニバルなどの片山晋三監督の作品にはなるんですけど、
正直横声とか見てる感じ、こっち系ロマンスなんかなというか。
たまにあるよね、このタイプの方がって思いながら。
でも片山晋三監督がそれ撮るってあんまり繋がらないなぐらいな感じで見にはいったんですけど、
なんか、うーんと見終わってから結構賃味というか、すごいジャンルで分けられない、
僕は面白かったと思ってるんですけど、面白さがちょっとあったなと思って、
結構賃味的にいい映画かもよっていう感じの感想は持ちましたね。
で、お話、これ津玄義春原作の漫画いくつかの短編を合わせて1本の作品にしてる映画らしいんですけど、
舞台がだいたい昭和の初期、戦中というか戦前ぐらいの中国なのかなってところから物語が始まっていくと。
15:04
見るにつけ、なんとなくこの中国の町の名前なのかわかんない。
基本的には日本軍が占領してるんで日本語で会話がなされたり、たまに中国語が出てきたりするような感じなんですけど、
なんか現実じゃなさそうな気はするなみたいなふわふわした感じで話は進んでいくんですよね。
で、主人公が成田良を演じる吉男って男で、
彼が親さんの竹中直人が知り合いの未亡人、離婚した福子っていう女性のところが、
引っ越しがあるから手伝いに来てくれって言われて、
森田豪を演じる友達と一緒に引っ越しの手伝いをしに行くんですけど、
その引っ越し先にいた福子っていう女性に惚れてしまって、
なんとかその人を付き合おうという風にアプローチかけるんだけど、
結局森田豪に途中で取られてしまって。
で、なんやかんやあって、3人の奇妙な生活が始まっていくっていう話が前半なんですけど、
この系のロマンス、ラブロマンスというか若干ピンクっぽい感じの映画なのかなって思って見てたんですけど、
中盤ちょっとびっくりするツイストがかかって、そっから話がやっぱり変な方向に向かっていくんですよね。
なんかそれが本当に独特だし、探すとかの時確かにそうだったなっていうのを思い出すんですよ。
なんかこの人、どんでん返しってわけじゃないんだけど、
マジで先読めねえなっていう感じになっていくというか、
どんどん次に次にこう、次の展開どうなるのっていうのが全く読めないまま、
先を見たくなっていっちゃうような面白さがこの映画にはやっぱりあって、
ほんと片山心臓印っていう感じの面白い映画だったなと思ってます。
僕も見たんですけど、結構笑っちゃうシーンが多くて、
基本エロシーン大爆笑なんですけど、
エロシーン大体爆笑シーンだなって思ってるんですけど、
何を見てるんだ、僕はって思いながら見てたね。
全く僕この前提の知識なく見てて、
次、吉原、有名ですけど読んだこともないしみたいな感じで、
雨の浴場っていう原作どんなんなのかなってたまたまwikipedia見たんですよ。
見てwikipediaのあらすじとか見てびっくりしたんですけど、
あれ?映画の冒頭15分ぐらいでこの話終わったじゃんみたいな内容で。
あ、そうなんですね。
あれ?ってなったぐらいだったんで、
雨の中の浴場という短編の漫画だからしょうがないんでしょうけど、
短編の漫画の話じゃねえってなって、
さっき大井さん言われたように、いろんな短編組み合わせてるっていう話だったので、
なるほどなってなったんですけど、
だからすごい何を見てるんだみたいな感じだって、
ほんと不思議でした。
虚実入り混じる感じの、ほんとに。
18:00
こういう映画なかなか見れないから、やっぱり僕もすごい好きでしたね。
全然話聞いてる限りでイメージがつかない。
いや、これむずいんですよ。
あらすじを言ったとしても多分わかんないし。
横編見ても何の話もわかんないんですよ。
感想もどこに落ち着けていいんだろうみたいな感じもするんですよね。
面白かったには面白かったんだよなみたいな。
不思議なね、ほんとに映画なんですけど。
テーマとかある種の不能感みたいなのがあるのかなとずっと思ってたんですけど、
そこが肝かなとは思ってたんですけど、
そういう次元じゃないので、
この映像は何みたいな、何何何みたいな。
ほんとにちょっとドゲム抜かれましたね。
映画体験として何も情報を入れずに是非とも見に行ってもらいたいタイプの映画だなとは。
たぶん探す時もそんな感じのお話をされてたと思うんですけど、このラジオの中でも。
できる限り前情報なしで、まず見に行ってからこのラジオを聞いてほしいってお話されてたと思うんですけど、
割と雨の中の浴場もそんな感じの映画だなと思うんで、
あんまりネタバレ云々って僕はあんま好き…
そもそもそこに気を使いすぎるのも好きではないんですが、
でもこれに関してはちょっとネタバレなしで、
このモヤモヤした状態のまま気になっている方は見に行っていただきたいなっていう気がしていますね。
はい、そんな感じですかね。
僕はですね、テーマ作品以外だと、
午前10時の映画祭でネットワークっていう映画と、
あとインド映画のジャワーンを見ていきました。
ネットワークは70年代の映画なんですけど、
テレビ局が舞台で、ある報道番組の司会者がいるんですけど、
視聴率取れなくなって、もう番組下ろしますってなってる司会者がいるんですけど、
じゃあもう最後に好きにやらせてくれって言って好きに喋るんですよ。
で、今の世の中はもうどうだこうだみたいな感じで、
世の中を切るというか、
そういう本来報道の姿勢としては出さないような結構感情的な言葉を放ったことで、
めっちゃ受けて人気者になるっていう話なんですけど、
そこからメディア批判みたいな話になっていくんですよね。
で、これ上映前と上映後に映画評論家の町山智博さんの解説付きだったんですよね。
今午前10時の映画祭その形式みたいなんですけど、
この当時まだ報道番組っていうのは非常に硬い内容ものだったけれども、
21:07
その本作の中でエンタメ要素を取り入れていくことで受けていくことになるんですけど、
それって要はワイドショーなんですよね。
だからワイドショーがまだ世の中に定着してない時代に、
それを予言してた作品として言われてるらしいというので、
司会者がお前たちはもっと怒るべきなんだみたいなことを言った番組の裏コーナーで、
占いコーナーみたいなのがあったりとか、
ワイドショーじゃないですか。
それでどんどん受けていくっていう話で、
メディア批判としてすごい予言的だったっていうので、
すごい興味深い話だったし、
結構今に通じるというか、
結局そのお堅い報道とかジャーナリズムとかより、
みんな言ってほしいことを言ってほしいっていう、
自分が聞きたいことを聞きたいだけっていうね。
結構、もちろんインターネットとかにも通じるものですし、
そういうジャーナリズムとかがポピュリズムに染まっていく編みたいなのも描いてる作品で、
すごい時代的にも興味深い作品だったなぁとは思いましたね。
で、主演がフェイ・ダナウェー。
俺たちにあそわないの。
ボニー役の名優ですけど、
その人がその視界をどんどん煽る方向の演出して、
どんどん番組を当てていくんですけど、
なんかね、フライミー・トゥー・ザ・ムーンのスカーレット・ヨハンソンのあの役みたいな感じなんですよね、イメージ的に。
あの人をもっと悪辣にしている感じの役なんですけど、
もしかしたら引用してるのかなとかもちょっと思いましたね。
結構、メディア批判をした映画としてすごい名のある作品だったんで、
見れてよかったなっていうのと、
あとインド映画のジャワーンなんですけど、
これがね、すごい映画でした、本当に。
3時間弱あるんですけど、退屈しないこれのことだよなって感じだったんですけど、
もうね、全部がくどいんですよ、本当に。
もうむちゃくちゃくどい。
3時間ずっと菓子パン食べ続けてるみたいな感じだったなと思って。
ジャンキーですね。
で、アクションシーンもいちいちストップをかけるような、
構図で見せるような見せ方になってたりとか、
ダンスもくどいし、敵も悪すぎて逆に笑っちゃうぐらいだったりとか。
24:07
主役の人がボリュートでめちゃくちゃ売れてるスターのシャールク・カーンっていう人なんですけどね、
この人がね、またくどいんですよね。
もうなんか存在感がくどすぎて、むしろ劇中で何度も変装するんですけど、
変装してる方がちょうどいい味付けになるというか、
素の素の人が出てると、もうなんか存在感がくどすぎて、
ちょっと舌が疲れちゃうぐらいの感じで。
いや、なんて言ったらいいんだろうな、この映画。
ほんとすごいんですよ。
で、難しいな、この映画。
もうね、満館全席をずっと口の中に詰め込まれていくような映画で。
いや、もうちょっと評価しにくいっすわ。
もうどうやって喋ろうかなってなってたんですけどね。
前半ね、このシャールク・カーンが演じてるやつが地下鉄ジャックをして、
乗客を人質にミノシロ金を要求したりするんですけど、
割とすぐにわかる展開なんで、少しだけ出すと、
実はそれを貧しい農民に配るっていう、義族なんですね。
なるほど、なるほど。
で、なぜ彼が義族をやってるのかっていうのが、
仲間の女たちのエピソードと一緒に語られるんですけどね、
全員の過去がね、またね、くどいんですよ。
くどい。
なぜ彼らはこんなことをしてるのかっていうエピソードがもう全部くどいし、
前半ね、その義族エピソードが何個かあるんですけども、
そのくどいのを経た後に、ちょうど折り返し地点あたり、
1時間半ぐらい撮ったぐらいで、一番くどいキャラが出てくるんですよ。
このキャラがね、もう前半あんなにくどかったのに、
それらを全部食うぐらいくどいっていうか、濃いキャラが出てくるんですけど。
1時間半を食うやつがいるんですね。
結構、要素要素が時系列が組み合わされて何が起きてるかっていう、
全貌がすっげーわかりにくい話で、
その折り返し地点に出てきたキャラでようやくなんか見えてくるぐらいの感じなんですけど、
でもその全貌が見えないことが退屈にあんま繋がらないというか、
もう味付けが濃すぎて退屈してる暇がないんですよね、本当に。
いや、むずいっすね、この映画評するのは。
すごいんですよ、もう。それしか語彙が出てこない。
27:04
インド映画あるあるですよね、語彙力を失うっていう。
でも最近SSラージャーマウリ監督の登場以来、やっぱこっちの方向増えましたよね、インド映画で。
かもしれないですね、どうなんだろう。
僕は元からじゃねって思ってるんですけど、ずっとそうだったよっていう気がするなくもないんですけど。
ラージャーマウリ監督の作品だとバフバレもあるあるあるもやっぱ濃いじゃないですか。
すっげー盛りだくさんじゃないですか。
でもやっぱりこの一つのちゃんとしたコンセプトを持った、しっかり作られた料理って感じすると思うんですよ、ラージャーマウリ監督の。
わかりますわかります、芯がありますよね、1個ね。
このジャワンはね、なんかね、すごいいろんな味の濃い料理がいっぱい入ってるんですよ。
なるほどなるほど。
筋が通ってるのかもよくわかんないんですけど、とにかくお腹いっぱいにはなるし満足感もすごいっていう。
上手に言えねー。
でもなんかちょっとオードブル感は伝わってきた気がします。
なんていうか、ジャンルレスでこういろんなものが食べれちゃうみたいな。
そうなんすよね。で、この盛りだくさん感は劇中華にもちょっと現れてるかなーと思ってて。
この主役のやつがバイクに乗るみたいな展開の時に、まあド映画っぽく歌が流れるんですけど、キングカーンがどうたらこうたらーみたいな歌が流れるんですけど、カーンっていうキャラいないんですよ。
え?
出てこないんですよ。
ほう。
そもそもその主役カーンって名前じゃなくて、それ役者の名前だと思うんですよ多分。
シャールク・カーンのことで、で実際にキング・オブ・ボリュットって呼ばれてるらしいんでシャールク・カーンって。
じゃあキング・カーンって役者のことやんと思って。
なんかインド映画のその辺結構不思議ですよね。
あのRRRの時も思い出したけど、なんで最後のエンドロールの歌のときに監督が出てくるのかとか。
それにちょっと近いものを感じますね。
そうですね、なんかちょっとリアルというかレイヤーが変わりますよねそれ言われると。
作品というよりも、役者を見に来てるよねみんなっていう感じを出すっていうのは割とエンタメの根幹にあることかなって気もするんで。
なんかそのエンタメとしての純度は高いと思うんですよね。
とにかく敵が悪いんで、やっぱそれをぶちのめすっていうカタルシス的な意味でもやっぱりエンタメとして強いなって感じはあるんですけど。
まあただまあなんか一本筋の通った話として語るにはとにかく料理の量が多すぎてという感じでしたね。
30:09
まあそんな感じだったのと、あと一応ちょっとだけ触れとくと、滑り込みで石岡英古店行ってきました。
僕も行ってきましたよ。
丸野さんも行ってるなと思ってたんですけど。
僕は滑り込みで行きました。
だからもう終わっちゃってるんですよね。
終わりましたね、行っちゃいました。
いかがでした?
良かったですよ、やっぱり。
良かったですよね。
個人的には資生堂時代の広告の訂正指示とかがすごい熱量感じて良かったんですけど。
そうですね、資生堂とかあとパルコとかの構成とかの視力残ってるんですよね。
ああいうのとか見てて。
ああいうのよく見るなっていうか、仕事上よくああいうの見るんで。
ああいう構成というかね、ああいうの見るんで。
わかるなーって思いながら見てましたね。
パルコ自体の一連の広告とか、すげえなって思いましたけどね。
こんなんでありなんやっていう。
途中パルコのテレビCM集みたいの見れるんですけど。
1ミリもなんというか、パルコって何?みたいなのがわからない。
パルコって何なのかがわかんないようなシーンばっかりなんですけどみたいな感じなんですよね。
そこがまずすごいなって思って。
今日かいしなおかい、圧倒驚かせてやろうみたいな。
っていうのがビンビンに感じられるみたいな。
すげえなって思いました。
そうですね。
パルコの広告関係に関しては、ビジュアルのかっこよさもあったんですけど、
キャッチコピーがちょっと古いなとは思ったんですよね。
男女間とか、あるいは他の国の人に対する見方、やっぱ古いなとは思って。
40年前のものなんでね。
わかりますよ。
海外の人というか、異国の文化とのかっこいいでしょみたいなところをビンビンに出してる感じとかはわかりますけど。
キャッチも古いっちゃ古いんですけど。
あの当時のふわっとしたキャッチの数々は素晴らしいなっていうか、僕も真似しなきゃだってあるっていうか。
こういうキャッチありにできるような感じのものを描きたいなって思いましたけどね。
やっぱり石岡彰さんが活躍した60年代後半から70年代、80年代、90年代とかけて、
70年代、80年代って時代がまだ比較的シンプルな中で、それに対してカウンターをぶつけてるっていうパワーがすごい強いんですけど、
33:03
今って多分もっと複雑というか、既存のものに対してカウンターをぶつけるっていうシンプルさは多分今通用しないものだとは思うんですよね。
もっといろんなものが多様で複雑なものに対してメッセージを届けなきゃいけないっていう、表に対して裏っていうことをしたらいい時代じゃなくなってる現代ではあると思うんですけど、
だからこそ表に対する裏をぶつけるっていうシンプルへのパワーがある広告たちだったなと思って、
それはそれで時代のエネルギーを感じたなと思いましたし、石岡彰子さん自身のエネルギーも感じたなと思って、本当に言ってよかったですね。
展示会の中に石岡彰子の言葉みたいなのがいっぱいあるじゃないですか、どれも力強くて面白かったんですけど、ああいうのも含めてすごいよかったですね。
もう喋っといても終わっちゃってはいるんですけど、よかったなっていう感じでした。
ではテーマトーク入っていきたいと思います。
34:30

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