始まりました、映画の話したすぎるラジオ第214回になります。
この番組は、大阪で映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回、ゲストに参加いただいておりますタウルさんです。ようこそいらっしゃいました。
はい、タウルです。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
はい、もうなんか定番とかして…
いや、まあ、そりゃあね、デッドレコリング呼んだんですからみたいな。
最後ももちろんみたいな。
もうあの、めちゃくちゃ頼りにしてます。
あの、トム・クルーズ経営人として呼ばれたんで、
来ましたんで、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
はい、ではまず、おのおの近況から入っていこうかなと思います。
マリオンさん、いかがされてました?
そうですね、今週はお題映画以外、特に映画とか見てないんですけど、
週末に、映画音楽といえばこの人という、ハンス・ジマーのライブに行ってきました。
うらやましい。
ハンス・ジマーって誰やねんっていう人、みんなたぶんいると思うので、
担当したこの作品とか言えば、ああーってなると思うんですけど、
例えばですけど、ダークナイト三部作であったりとか、
パイレーツ・オブ・カリビアとか、
インセプション、インターセラーといったノーラン作品とかね、
あとデューンとか、砂の惑星とかやってたりとかっていう、
そのライブ版というか、編成とかも結構独特というか、
映画で流れてた通りのものを再現するというよりかは、
ある程度の編成にして、かなりロックめにしてるみたいな、
っていうアレンジを結構してるというか。
特にこの人の音楽、低音がめちゃくちゃ響くんですよね。
低音がブワーッとなってたりとか、
バックのリズム、パーカッションとか、
毎回激しい、荒々しいみたいな感じなんですけど、
それをまたライブで聴くと、まあ心臓にきますねみたいな。
もう響くんすよ。
これがまたね、迫力がすごくて。
ドラム2台編成とか、だいぶ頭きてるなって思いますし。
ドラム2個もいるかねみたいなとか。
なかなか変わってますね。
そうですね。途中とか、ドラム2台と、
両脇からバスドラム、大太鼓が2個きて、
ドンドンと叩くみたいな。
響きすぎですみたいな感じだったりとか。
演奏してる人たちもめちゃくちゃかっこよくてですね。
いわゆるオーケストラのコンサートとかではなく、
一人一人がなんていうんですかね。
バイオリンとか、ビオラとか、チェロとか、
ソロで立つアーティストがいるんですけど、
女性の方々なんですけど、
完全になんていうか、ワンダーウーマンかなみたいな。
感じの勇ましい出立ちで、
堂々と目の前に来て演奏するみたいな。
めちゃくちゃかっこよくてですね。
ちょっとびっくりしちゃいますね。
謎の笛を使いこなす男とか、
何者なんだこの人はみたいな。
世の中すごいアーティストがたくさんいるんだなと。
知れるようなコンサートでもあり、
あの名曲たちが目の前で、
作曲した本人が演奏してくれてるっていう、
本当に貴重な体験で、本当に嬉しかったというか、
すごく楽しかったですね。
なんか興味深いですね。
映画音楽をそのまんまやるというより、
ライブアレンジが効いてるような感じなんですかね。
そうですね。かなりライブアレンジが効いてますっていう。
そうですよね。
いいですね。
もともとハンス・ジマーってロックから来てる人なんで、
あのPVに出てるとかって言われましたよね。
ラジオスターの悲劇でしたっけ?
バグルスのキーボーアーティストで、
ハンス・ジマーだったりするとか。
そういうところから来てるような人なので、
根がやっぱロックだなっていう感じが。
それでいて、やっぱ壮言さもあるわけなんですよ。
迫力というか、
そこはバロックですか?みたいな感じもするし、
みたいな。
すごい主張が激しくて大変良かったですよ。
個人的にはリューンの曲が最高でしたけど。
あとインターステラーもめちゃくちゃ良かったですよ。
なかなか作曲した本人がやってきて、
ライブやってくれるとかコンサートやってくれてほぼないので、
本当に貴重な機会だったなと思いました。
面白いですね。
本人がやるってちょっとイメージが違いますね。
そうですよね。
アレンジできる射程もやっぱり、
人がやるのとは違うんだろうなって気がしますし。
そうなんです。
ライブ行けなかった方もCDは一応あるので、
こんな感じの演奏してるよって聞けるんですけど。
コンサートの動画撮り放題だったんですよ。
海外アーティストはそれを結構オッケーにしてる人多いらしいっていうのは、
僕はあんまりそういう他のライブに行ったことないので分かってなかったんですけど、
自分の携帯の充電が切れそうになるギリギリぐらいまで、
インターステラーとかパイレーツオブカリビアンとか動画丸々撮って、
帰った後もその時の動画見てニヤニヤしてるっていう感じですね。
いいお土産ですね。
ライブ終わった後の喪失感も半端なくて、
終わっちゃったみたいな。
本当に素晴らしいライブでした。
オイさんはいかがされてましたか?
本当はミッション・インポッシブル全部見たかったんですけど、
さすがにちょっと時間がなくてですね。
ミッション・インポッシブル連続で見続けると、
序盤の方はいいんですけど、だんだんストーリーないなっていうのがちょっと辛くなってきて。
まあまあまあね。
なのでとりあえずローグネーションだけは見ようと。
前回確かジェットレコーニングの時にもタウルさんとマリオさんがあれは素晴らしかったと、
昨日おっしゃっていたのを記憶してたので見たんですけど、
いやーおもろかった。
ローグネーションめちゃくちゃ面白かったっす。
ですよねーっていう。
序盤ある意味イーサン・ハントがいつも司令を受けてそれで動くっていう人なことを逆転とった、
それを逆転とった敵が現れて彼の上を行くっていうところから、
その反転に至るまでの流れとかがまあ見事で、
これは確かに歓声系と言っていいなっていう、
すごい見てて思いました。
なんでここでミッション・インポッシブル終わらなかったんだろうとか思ったんですけど、
ここで終わったゲームは綺麗だったのではっていう。
まあそうですよね。
まあローグネーションはちょっとシリーズ超えて最高のスパイ映画ですよね。
本当にそう思いました。
アクションもめちゃくちゃかっこいいですし、
トム・クルーズのある意味、結構こう体当たりのアクションみたいなものも見れるし、
それで一定ストーリーもしっかりしてるし、
ヒロインのどっちにどちらにつくのかわからないポジションの感じとかもすごい美しいですし、
いやーローグネーションは確かにこれは一見の価値あるだなと思いましたね。
すごいバランスの取れたワインのような作だと思うんですけど、
ただまだ上流してアルコール度数を上げれるなって言って、
トム・クルーズアルコール度数が上がっていって、
だんだんほとんどエタノールみたいな作品ができていったという。
そうなんですよね。
そうですね。
いやーそうなんだよな。
その辺はなんかあれですかね、本編で話しそうなんだよな。
本編で話すかもしれないので。
本編で話すかもしれないので。
確かにこれが万人の口に合うお酒って感じがしますよね、ローグネーションがね。
その上でのファイナルレコーニングがどうなるかって。
そうですね。
あと若干今回のファイナルレコーニングの本編にかかりそうですけど、
1作目2作目見てたじゃないですか。
今作は見といてよかったなとは思いました。
特に1作目は見てて本当によかったなと思ったので、
もしまだネタバレ前なんで、これから見に行くよって方がいらっしゃったら、
1作目は見てもいいんじゃないかなと思いますし、
1作目は割と口当たりまた違う感じなんで、
ぜひぜひという感じです。
途中で挫折はしたんですけど、ミッションインポッシブルマラソンは?
ハーフマラソンぐらいは?
ハーフマラソンぐらいな。
すいません、1,2,5っていう感じですか?
そうですね、今1,2,5で3を途中まで見たで、一旦ストップしてる感じですね。
はい、わかりました。
そんな感じです。
3も地味に大事だったなとかでありますけど。
そうですね、3も地味に大事っぽいなっていうのがどんどん見てるうちにわかってはくるんですけど、
3,4ぐらいまでなのかなって気がして、ストーリー的にしっかり書くようになるのは。
はい、そんな感じです。
はい、僕はですね、まずノースフェアラというのを見てきました。
むちゃくちゃいいっすね。
いいっすよね。
面白かったですよね。
まず僕、勘違いしてたんですけど、ノースフェアラという名前が、
僕、てっきりユニバーサルがドラキュラの反権を抑えてるからノースフェアラという名前になってたのかなって思ってたんですけど、
そうじゃなくて、むしろノースフェアラというのが前ですよね、映画作品としては。
そうでね、確か。
むしろブラムストーカーのドラキュラを元にした初の映画ぐらいの感じっていうのを今回初めて知って、ノースフェアラというのを。
勘違いしてたなっていうのがあったんですけど、ただ本当によくて、映像の美しさもそうなんですけど、
19世紀のドイツから見て、とーって野蛮で怖いですよねーとか、
あるいはまだペストの脅威とかが残ってるような時代の、電線病って怖いですよねーとか、
あるいは19世紀とか入って、性的な抑圧とか、それからの野蛮な世界に対する性的な嫌悪感と同時に憧れみたいな色んなものが渦巻いてて、
すっごいいいんですよね、本当に。むちゃくちゃよくて。
で、あと、ノースフェアラというか、なんとか伯爵っていうやつが吸血鬼として出てくるんですけど、
そいつ劇中で死そのものみたいな感じで圧倒的存在として扱われてるんですけど、
やってることは少女グルーミングしてるロリコンみたいなやつなんですよね、本当に。
なんかこのギャップがちょっと面白いなーと思ってて、なんか壮大な割にやってるほどビビッチーなーみたいな、
なんかそのギャップも逆に面白くて、すごい良かったです、本当に。
できたら今回、元の方のノースフェアラって見てから来たかったんですけど、
配信では見つからなくて、機会があったら見てみたいなと思いました。
いやー、それこそ実はね、シネヌーボでやってたんですよね、ノースフェアラというのは。実は1回だけ。
そうですね。
タオルさん行ってましたよね。
行きました、はい。
ムルナウの本当に初期のやつですけども、影の使い方とか表現自体がすごく当時としても画期的だったみたいですし、
なんか後半のやっぱりちょっとペストとか差別とかなんかそういったことがテーマにあるみたいな感じがすごくして、
当時からすごくなんか斬新な映画だったんだなーっていう感じはしましたけど。
ドイツ表現主義っていう時代で、だからカリガリ博士とかと同じぐらいのタイミングなんですよね。
あー、そうですね。
だからカリガリ博士もなんか影でこう、その現実以上の恐怖とか精神的な圧みたいなものを描いてて、
多分今回もその片鱗は見えてたんで、やっぱ元のノースフェアラって見たさあるなーって本当に思いましたね。
ちょっと機会があったら見てみようかなと思ってます。
あとついさっきまでブライアンデパルマのキャリーを見てました。
前回のサブスタンスからの流れでちょっと見たいなと思って。
ちょっとねとんでもない傑作。
すごいっすねこれ本当に。
学校でいじめられてるキャリーって女の子が超能力があって、お母さんはゴリゴリのキリスト教徒で欲圧がすごくてっていうので、
劇中ずっとね僕胃がキリキリしてて、空気悪すぎるんですよね本当に。
そのクライマックス、超有名なクライマックスがありますけど、そこに向かって話が進んでいくっていうのを分かりながら見てたんで、
その緊張感含めてすんごい良かったんですけど、
あとあの超有名なプロムのクライマックスのシーンから意外とそこから後が思ってたより長い。
そこが割とストーリーとしてはむしろ肝みたいな感じにはなってて、
キャリーを欲圧してきたお母さんが結構フォーカスされるんですけど、
本作結構そのお母さんがどういう風に生きてきたのかとか、お母さんがどう思ってたのかとかって考えると、
結構動きのある作品だなぁとは思ってて、
本当素晴らしいですねキャリー。
大傑作でした。
サブスタンスのおかげで見れたっていう意味でも良かったなぁとは思いましたね。
あとちょっとだけ触れときたいことがあって、
機動戦士ガンダムジークアックスのテレビシリーズを僕は見続けてまして、
超面白くて毎週楽しみにしながら見てるんですけど、
ただこの番組で取り上げた際に語った機体っていうのは、
あんまり達成されてなくて、
ファーストガンダムっていうものを使って間口を広げた、
ガンダムって間口を広げたことをやってくれそうでいいなと思ってたら、
ゴリゴリのガンダムオタク向け作品になっていってるんですよどんどん。
そうらしいですよね。
それは僕はギリギリいけるんですけど、
ちょっとなんかよく考えたらカラーってそういう人たちだとは思いつつ、
思いつつもちょっと劇場版だけの範疇で期待してた、
スソノの広がりみたいなものは達成はできなさそうかなっていう感じにはなってきてはいます。
ただむちゃくちゃ面白いです。
ガンダムオタク的な側面もそうなんですけど、
無機動な若者の話としては、ちゃんとそのラインは維持してるんですよね。
ガンダム世界をひたすら濃縮したものとは別に、
若者の話としては順度を保ってるんで、
その部分は当初の期待をまだ維持してくれているので、
それは最後まで言って欲しいなとは思いながら、
毎週楽しみにしておりますっていう感じなので、
ちょっとジークワークス界で言ってたことと違うことになってきてるじゃんっていうのがあったんで、
ちょっと触れときたくて。
最終回来たらまた喋ると思いますっていう感じですね。
皆さん見てないですか?ジークワークス。
僕は見てますよ。
見てます?
見てますけど、あまりにも小ネタの背景をやっぱり知らなさすぎて、
ただネットで盛り上がっているものを知って、
じゃあこの先ファーストガンダム見ていけばそこに出会うんだなって思ったりとか、
黒い三連戦の話とかね。
せっかくゴリゴリに知識いるやんみたいな感じになってるんだみたいな。
僕は見てないのでまだ。
なくても普通にアニメーションと楽しめることは楽しめるんですけど、
多分知ってた方が盛り上がれるし、盛り上がってる人たちは知ってるんだろうなっていう感じはするっていう。
話題と焦点がもうそっちになっちゃってるんですよね。
ジークワークス自体の。
ものとネタでっていうところに熱量が集っちゃってるんで、
作品全体の熱の起き所が、熱源がもうそっちなんですよね、残念ながら。
ファンの視点がっていう感じなんですか、見る側のというか。
作り手は別にそこも意識しつつもしっかり新しい新たな話をやろうとしてるのかもしれないけどみたいな感じなんですかね。
ただ若干こっちの感覚としては、キャラクターのストーリーは割と断片的な気もしていて、
そこも多分若干そっちの方により注力を向けられてるように感じちゃうとこではあるのかなとは思ったりはします。
もうちょっと深掘りしてくれればいいのになっていうところが、ガンダム要素の方にどちらかというとフォーカスが当たっているストーリーテリングの上にも見える、今のところはっていう。
そうじゃないところの魅力は維持してるんですけど、界隈全体としての熱を放っている場所がもうそこじゃないところに熱が溜まっちゃってるんで、
じゃあもうジークワークスって作品の魅力ってガンダムネタの方に寄っちゃってるんですよね。
もう結果的にそうじゃない魅力はあるのに、そこはもうちょっとおぼろげになっちゃってて。
強い光を放っているのは、いかに小ネタを拾っていくかっていうところになっちゃってるっていう。
これはちょっと残念かなとは思ってます。
まあ、せんないことですが。
っていう感じでしたね。
タオルさんではいかがお過ごしでしょうか。
はい。ちょっとこのやっぱり、今回のお題映画で忙しくてですね。
新作あんまり見れてないし、
トム・クルーズと同じくらい好きって言ったらおかしいんですけど、昭和の名監督のナルセ・ミキオ関係をいろいろ見てまして、
ちょっとその話させていただくと、サイレント自体から戦後の映画、日本映画絶頂期までのキャリアがあるナルセ・ミキオっていう、
日本の映画監督なんですけども、今年生誕120周年で、日本だけじゃなくて世界的にもね、いろんなところでナルセ特集がやってるんですけども、
で、この間カンヌでは浮雲の4Kの上映があったりして、カンヌクラシックスで。
はい。
オイさん見られてましたけども。
はい。めちゃくちゃ面白かったです。
なんか盛り上がってまして、その特集としては決定版みたいなのが、大阪の九条にあるミニシアターのシネヌーボでレトロスペクティブをやってます。
これが4月からやってまして、6月13日までってことなんで、
ちょっとこの収録の公開からいくともう2週間切ってるかもしれませんけども、
フィルモグラフィーの後期の方を今やってまして、
まあ傑作ぞろいなんで、よろしければまた皆さんも聞かれてる方で、関西の方は特に行かれてもいいと思いますし、
配信の方にもね、主要な作品はよく上がったりしてるんで、また見れますんで、そちらもよろしくお願いしますっていう感じなんですけど。
はい。
すごい、なるぜミクアンバサダーみたいになった。
いやもう、そうですよね。タオルさんは本当に今、アンバサダーやってるなって感じなんですけど、
ご自身でスペースもやられたりとか、あと各種いろんなポッドキャストにお便りも出してるというか、
あれですよね、ヤタベさんのシネマラタというでしたっけ?
はい。
あれにお便り読まれてたとか、いやもうめちゃくちゃなるぜミクアンバサダーやってますよねっていう感じで、
本当に素晴らしいなと思ってますし。
すごい。
で、ちょっと近くにいるんでどうしてもマリオさんを見てもらおうってことで、この間ご一緒させてもらったり、はい。
いや本当にエスコートしていただいて見て、何本か見に行きましたし。
後半の浮雲とかが、結構平日とかにしかやってなかったんですよ。
ちょっと僕もスケジュール確認してなかったんですけど、なので劇場では見逃しそうなんですけども、
配信の方では多分浮雲とかあると思うので、ちょっと見ようかなと思います。
なんかダメ男のオンパレード映画なんで、
そうですね。
このラジオのメンバーの皆さんには、面白いネタとして扱える作品も多いんじゃないかなと思いますんで。
山草がちょっとまだ見られてないんでしたっけ?
そうですね、全く触れてきてないんですけど、
ちょっと僕最近、映画を見てダメ男を語るのにちょっとダメージを受けてて、
ちゃんと人から惹かれ始めているっていうのが。
そうですね。
僕この前人から中年の面減らって言われたんですよ。
中年の面減らって。
なるほど。
いやーでも当たってるけどなーみたいな。
なるほど。
心構えができたらまた取り組んでいきましょう。
はい、そんな感じです。
それではテーマトーク入っていきたいと思います。