はい、ではここから内容に触れる話に入っていきますので、ネタバレ気にされる方がいたらぜひ見てから聞いていただけたらと思います。
はい、では触りの感想、マリオンさんいかがでしたでしょうか。
はい、まずみなさんお疲れ様でしたっていう感じですよね。
トムもですし、作り手の皆さん、制作人の皆さん、そして我々観客も30年付き合ってきましたみたいな。
もう本当にまずお疲れ様でしたみたいな映画だったなと思いました。
やっぱ集大成というか、本当にアクションが動向しているというか、すごいですよ本当に。
今回2つね、2大アクションみたいなのがやっぱりありますけど、潜水艦の中の水中でのミッションと、
あとクライマックスの浮遊機ですよね、あれいわゆる。浮遊機上での空中アクションっていう。
とんでもないものを見てるなと思いました。本当にすごかったですね。
本当にちょっと怖かったです特に、浮遊機での空中アクションに関しては。これ死ぬじゃんみたいな気持ちにすごいなりました。
ちょっとそれぐらいやっぱりすごいものを見せてもらえたというか、のは本当にありました。
ただストーリーが前作以上に全く頭に入ってこなくなって、僕の解釈があったのかよくわからないし、
物語として、ストーリーとしての集大成はこれで良かったんでしたっけ?みたいな気持ちに非常になりました。
いやでもまあもういいんです、これは。ここまですごいものを見せてもらったらなんかもう偶の音も出ませんって感じでした。
はい、そんな感じですかね。はい。では大井さんいかがでしたか? そうっすねー。
なんか僕アイマックスでこのファイナルレコーディングを見たんですけど、最初にトムからメッセージが入っていて、どのバージョンでもそうかなと思うんですけど、
トム・クルーズからのメッセージで終わる映画だったなと思って、なかなかにトム・クルーズを浴びたい映画だなっていう感想ですね。
でもめちゃくちゃ面白くて、多分前作でトレコーディングで結構前振り的に、例えばそのエンティティがどういう存在かとか、
ガブリエールとイーサン・ハントの過去に何が、みたいなところを振り合ったんですけど、全くその辺回収されず。
とにかくエンティティは悪いAIだし、ガブリエールもなんかすっげーしょうもない悪役なんだけど、まあでもいいじゃんって言える強さがあるというか、逆にそれでここまで映画突っ走れちゃうのすげーなと思って。
なんかもうちょっと意味っていうものを超えてるな、トム・クルーズ今っていう。
本当にその映画っていうものがアクションとストーリーでできてるなら、アクションだけでもいいじゃんって、ここまで振り切っちゃうともうちょっと手だらけしかないなっていうぐらいには振り切ってて。
まあ、とはいえツルベ打ちって感じじゃないのもまたちょっとそれはそれでいいかなと思ってて、それこそ同じくアクション映画っていう意味で言うなら、ジョー・ミックの最終章とかは本当にアクションのツルベ打ちだと思うんですよ。
もうこれでも勝手ほどにそれをサービスショットしてみせる、あれもめちゃくちゃ素晴らしかったですけど、今作ってもう、「よっ!」って感じのでっかいアクションを2つ用意しましたんで、これを楽しみくださいっていう。
特に後半のもう飛行機ですよね。もうそこに全部持ってったんで、あとはそこまでは全座ですって感じがすごくて。でももうちょっと清々しいというか、そこまでやられると。
なんかそれをスクリーンで生、この時代に60歳を超えたトム・クルーズが体張ってるところを間近で見られたこと自体がやっぱもう幸せだなって、言わざるを得ないような感覚になりながら後にしました。
なんで、いい意味でも悪い意味でも映画見たときに、残るものが少ないような気はするんですけど、でもそれだってエンターテイメントじゃんっていう感じがするというか、そう割り切ってる感じがこの映画からはして。
なんかそういう映画もいいなっていうか、清々しいなっていう感じがして、僕は案外好きだなって思える作品だったなと思ってます。
はい、僕はですね、多分皆さんトム・クルーズの映画っておっしゃられると思うんですけど、僕意外とイーサン・ハントをトム・クルーズから切り離す映画に感じたんですね。
それを感じたポイントは、前半の潜水艦のところに行くシーンなんですけど、さすがのトム・クルーズでもベーリング海に飛び込んだら死ぬやろうなと思って、だからこれはトム・クルーズじゃなくてイーサン・ハントじゃないとできないことなんだなって思って、そこでちょっと切り離したんですよね。
で、最近はそのミッション・インポッシブルシリーズってもうトム・クルーズ、トム・クルーズって言われ続けてきて、イーサン・ハントはトム・クルーズのアバターみたいな感じで見てたとこがあったんですけど、むしろイーサン・ハントを呼び寄せるための、より素人してトム・クルーズがいるんだなっていう感覚になって、
もちろんそのイーサン・ハントを入れる入れ物はトム・クルーズしかこの世にないんですけど、それでもトム・クルーズとイーサン・ハントはノットイコールなんだよっていうふうに感じて、だから結構本作イーサン・ハントとは何者なのかっていう話だった気がしたんですよ。
なるほどなるほど。
っていう風に見てたので、いやトム・クルーズとイーサン・ハントは違うんですよって、イーサン・ハントはイーサン・ハントなんですよ、ただトム・クルーズって入れ物に入れてるんですけどねみたいな話に思ってたんですね。
で、全体的に僕これこの世界で役割を持った人たちの話だと思って、それはトム・クルーズがイーサン・ハントっていう役割を持ったっていうことも含んでるんですけど、結構脇役までみんなかっこいいなと思ったんですよねみんな。
そうですね。
みんな頑張ってんなと思って、それはあの各々が全員各々の役割を果たそうと全力を尽くしているからこそのかっこよさなんじゃないかなと思ったんですけど、
そんな中で、敵役のガブリエールのしょうもなさすごいなと思って、こいつびっくりするとしょうもないぞって思ったんですけど、
いやあいつのしょうもなさって役割がないからだと思うんですよね。そういう人間の役割を否定して、いやそういうの全部意味ないんですよって言ってくるやつだからあいつはしょうもないんだなと思って、
その役割を持った人たちと役割をあざ笑うやつとの対決の話だなと思って、だからガブリエールのラストもしょうもないんだなって思いながら見てました。
あのすっげえ面白い映画だったと思います。あのなんかその面白さがどこにあるかは正直よくわからないですけど、
よくわからない。
面白かったです。はい、という感じでした。はい、タオルさんいかがですか。
はい、あのそうですね、もうトム・クルーズを追いかけてきて、ミッション・インポッシブルシリーズがその中でもすごい好きで、見て楽しんできた、
ファンですよね、ファンにとってはもう文句なしの感動フィナーレっていう感じでした。はい、なんか最高でした。はい。
で、本当になんか最終章って感じで、なんかエモーショナルな雰囲気がずっと続いてますし、
で、スパイ映画として、まあなんていうんですかね、世界の危機をアメリカ合衆国の大統領から直続で任されて、ベーリング界に飛び込むっていうスパイ映画、
もう最高じゃないですか、ある意味。もうシリアスなのかファンタジーなのかよくわかりませんけど、
もうやれること全部やってるっていう感じで、やり切ったっていうところで、まあラストはやっぱりトム・クルーズのスタントでですね、
しっかり締めて、まあ世界に平和が来るっていうところまでやり切ってくれましたんでね。
まあそのストーリーとかの問題とかありますけども、なんかこのミッション・インポッシブルシリーズをやり切って終わらすにはもうこれしかなかったんじゃないかなっていう感じぐらいの
もので、まあ本当に胸熱で感動の一本でした。なんかあの、長いこと追ってきたバンドの、まあカイさんが言われてるサヨナラコンサートに行って、もう最高のパフォーマンスで終わったみたいな感じで、
なんか今すごくその感激の中にいるっていう感じで、ちょっともう4回行ってきてるんですけども。 4回!?
ですね。 なるほど。
まあただあの、映画として見た時の話では、ちょっとあの先ほど山口さんが言われたことがヒントにもなるのかもしれないですけども、
映画についての映画っていうのをここ数年、トム・クルーズってこうやってきて、まあトップが前歯よりかは一つのピークって言いますかね。
なんかそんな感じがあったんですけども、今回もまあそれはそうなんですけども、なんかまあシリーズについての映画だし、
いよいよまあある意味トム・クルーズについての映画っていうことで、もう世界を救うのはお前しかいないって言われて、何回も言われますよね、ちょっと。
だからそういうなんかトム・クルーズのエンターテイメントのカルマというかなんかエゴというか、なんかそういったもの、巨大なものが飛んできたような感じもしますし、
まあある意味そこまで行くとちょっと切り離された感じも山口さんがおっしゃった感じいくとあるのかもしれませんし、なんかあの
ちょっと深掘り、深掘りっていうかちょっと喋ってしまうと、体を張って映画をこうビッグスクリーンで映画館でみんなで楽しむと、
でVFXとかCGには頼らないと、でAIにも頼らないっていう映画作りをやってきた、もうそれをずっと歌ってきたんですけども、
なんかちょっと時代がまたもう進んでですね、もう配信が文化になってるし、CGとかVXを使わないっていうアクションとかエンターテイメントって難しいですし、
でAIなんてもうあっという間にこう仕事とか生活に入ってきてるっていう状況で、そこでなんか言ってる姿をここまで1回振り切らないとトム・クルーズはこのシリーズを終えなかった、
あるいはイース・アントーと切り離せなかった、なんかそんな感じがする感じですね、なんかめちゃくちゃやりきってくれたし、もうこれ以上年齢的にもですね、
それは対抗しなきゃって感じになかなかなれない。
まあでも滅ぼそうとしてるっぽいことはわかるみたいな。
そうですね。
あとそのエンティティの目的というか、達成するためのエンティティ側の算段みたいなのが、
結局イーザン・ハント・ダヨリかみたいなところ。
それは計画として正しいのかみたいな。
あいつはあいつでだいぶな賭けん出てるっていう。
どういう算段でそうなるんだみたいなところとかも、
これ突っ込んだらしょうがないことなんですけど。
ただちょっと山口さんが言われたように今回、
中高年のいい顔のおじさんおばさんがいっぱい出てきてですね、
リアクションをやってくれるんで、
なんかそういうものかなっていうのを見せますし、
ちょっとまあまあスケールが大きくて、
アメリカのあそこの参謀室みたいなところとかの雰囲気で押していくっていうか、
そういうところでだいぶ力で見せ切ってるところはあるかなっていう感じはしましたけどね。
だからなんかちょっと細かいこととかね、
ガブリエルの行動とかよくわかんないんですけども正直。
もう終わりに向かってずっと行ってるのは一直線なんで今回。
撮ってくれるといけてるのかな。
ただまあまあやっぱりアクションと話の分離っていうのはちょっと映画としてはあるんでね。
そこはやっぱり吹き替えで見た方が良かったなっていうのはこれ前も言ってたんですけどね。
そうですね。
前も言ってましたよく考えたら。
僕だから1回目やっぱり、
そうですね僕もちょっとキョトンとしたところあるんで、
2回目すぐ吹き替えで行ったんですよ。
でもちょっと字幕見ながらも全部頭で吹き替えてたっていうか、
吹き替えの方の情報を持ってきて今も見てるんで、
確かに奇特な方っていうか面白かった方がいたらですね、
1回はちょっと字幕が吹き替えで見られるのもいいんじゃないかなっていうのはありますね。
なんかねよく言うんですけど、
アイマックス吹き替えとかドルビーシネマ吹き替えが欲しいんですよね。
絵に没頭してきるっていう。
そっか。いわゆるちょっといいシアターでの上映って吹き替えはないんですね。
そうですね。
大抵字幕になりますよね。
4DXとか吹き替えあると思うんですけど、
まあまあまあ。
ラージスクリーンのいいやつでってなると、
確かにシューインポッシブシーズンなかったんじゃないかな。
ディズニーのちょっとかわいい実写版とかでは時々やってますけど、
なんかねちょっとあるといいなっていうのは毎回思いますし、
今回もやっぱり思いましたね。
そうですよね。
やっぱりアイマックスとかドルビーシネマとかのいいスクリーンって、
結構ガッツリ洋画ファンみたいな人が見に行くスクリーンなんで、
どうしても字幕が多いとは思うんですけど、
正直僕特にアイマックスは字幕と相性悪いとは思ってて、
画面のデカさに対して視野の中心と字幕の距離遠くて読めないんですよね。
大きすぎてね。
分かりました。
だからせっかく画面デカいのに実質ちょっと下向き気味に見るしかなくなるんで、
あんまり画面全体の大きさを楽しみきれてないって感じになるし、
あとこれ僕たまに言ってるんですけど、
以前エキスポシティのレーザーアイマックスにキングコングドクロ島の巨神を見に行ったときに、
ジャングルの景色の情報量の多さと字幕が情報量が多すぎてもう頭が入ってこなくて。
アイマックスと相性がいいと思ったのはダンケルクみたいなとにかく画面がシンプルなやつ。
あとデューンとかスターウォーズとか。
空間自体の広がりを見せるのと相性がいいと思うんですけど、
結構背景の情報量が多いと字幕と処理が落ち着かないなっていうのは思ったんですよね。
あとストーリーに関しては、確かに潜水系では色んなスーツの話とか減圧の話するんですけど、
結局最後どうでもよくなるっていうか。
脱いでいいんだって言われますよね。
で、航空機役者もパラシュートないぞって言ってるのにあるし、
それも呼びつきのやつだったのかとかね。
デッドレコニングで語られそうだった、
イーサンとガブリエルとIMFに入る同期のエピソードとか、
全部マクガフィンになっていくんですよね。
やっぱり最後のアクションを面白く見せるために。
だから結局そこの主作選択をしていくときに、
結局そっちが盛り上げのためのスタジーみたいな感じになる映画であることは確かかなと思いますね。
いや、一本の映画の中でマクガフィン作って、最終回収しませんでしたら別にアリだと思うんですけど、
前後編にまたいでマクガフィンに意味ありませんでした。ずるくないですか。
正直そこはガッカーンってなります。
ガブリエルとマリアでしたっけ。あの辺とか。
前作から得られる情報が何も進んでないから、
同じシーンをまたファイナルレコーニングでも見て、それだけで終わったみたいな感じはあったので。
お便りの途中なんであれかもしれないので。
イーサンハントっていうキャラクターの中身について問う話だったと思うんですよ。
それだけにそこはちゃんとやれよって思っちゃったっていうのはありましたかね。
ちょっとそこを後で掘り下げたさあるんで、一回次のお便りいきます。
お便りの締め切りが過ぎてからお便りいただいたので取り上げの間にあったので紹介させていただきます。
ちょうど今日ミッションインポッシブルファイナルレコーニングを鑑賞してきたので感想をお送りします。
いろいろ言いたいことはありますが1点だけ。シリーズ最終作だからなのかもしれませんが、
今作では時間の経過というモチーフが多用されていることが印象に残っています。
Eさんの伸びた髪、1作目以来の再登場キャラ、爆破までのタイムリミットなどなど、
やたらEさんの反裸があらわになっていたところも気になりました。
一般的な60歳と比べると驚くべき体格ですが、もうちょっと前は体が引き締まっていたような、
Eさんの顔をアップに捉えるショットも多かったですが、顔のシワも隠さず撮っているなと思いました。
肌から見ると全く感じられませんが、トム・クルーズ自身は身体の衰えを少しずつ感じているのかもしれません。
それでもトム・クルーズ、あるいはEサンハンターの経験によって、
あのアクションは成し遂げられたのかもしれないと考えると、
鑑賞後は時間が経ってより感動してきました。
30年間近くこんなシリーズを作ってきて本当にすごいことだと改めて実感しました。
今回はタウルさんもいらっしゃるということで、皆さんのお話をとても楽しみにしています。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
確かにメインビジュアル、すごいシワの刻まれたEサンハンターの顔を出してますよね。
そうですね。汚れた…
結構今まで老いを否定してきたシリーズだと思うんですけど、
割とそこを反転させている感は少しあるかもしれないなというのは確かに言われてみて思いましたね。
そうですね、本当に半裸になるのも含めて、
確かに今回は隠さずに全部、老いも全部見せちゃうっていうか、
なんかそういう感じはすごくありましたし、
もう本当に服用機でのところでもね、
頬が取れかけるみたいなね、
ああいうひどい顔も全部見せちゃうっていうか。
そうですね、なんかあれすごい顔ですよね、あそこの。
そうですね。
髪もぺったんこになって、頬もビローンて伸びて。
別にかっこよく撮ろうとはしてないというか、
ただただ危険なことをやってる奴がいるみたいな感じなんですよね。
そこがこう、菅が出てるというか、菅が出てるなという感じは確かにあるのかなと思いますし、
やっぱ今作は集大成ってこともあって、やっぱその時間の重み、30年間。
そうですね。
っていうのがやっぱり出てるっていうのは確かにその通りだろうなと思いました。
そうですね、なんかそれこそ1作目以来再登場のウィリアム・ダンローが出てくるところは、
割とちょっとあの下り、本作の中では自分結構好きなところではあって、
もう1作目で印象に残るあのシークエンスのノックリストを交達するっていうところで、
ある意味そのとばっちりを食らってしまったキャラクターなわけですけど、
そこからインサーハントのせいで30年間アラスカに行ったから今の人生があるっていうのを出してくれるっていう、
あのあたりがなんかちょっと、なんていうんすかね、運命のいたずらというか、
それでも人は生きていくというか、彼の演技も含めてすごいなんかあそこ深みがあってよかったんですよね。
いや、いいです。
なんかミッション・インポッシブルシリーズでこんなサブキャラのちょっとした良いドラマが見れるっていう驚きがあったんですよ。
ここに来て。
なんかちょっとした人生参加になってて、なんかすごく締まりましたよね、この映画が。
あれないとちょっとね、なんか、なんていうか、ちょっとイクラランドみたいなギリギリドラマがあるフリしてくれてるみたいな感じがして。
確かにそうですね。一番ドラマ方面の魅力は彼らっていうか。
そうですね。いや正直。
ところはちょっとあるかもなーとは思いますね。
本当に一作目のが大事というか。
それは前作からね、キトリッチが出てきたりとか、一作目に出てきてた女武器商人の娘とかだったみたいなとか。
今回あれですよね、フェルプスの息子。
あいつそうだったんだっていう。
そうだったのかって思いましたけど。
あの辺の因縁というかね、なみなみならぬところをもうちょっと欲しかった。
それは。
ちょっとありましたよ。ありましたけど、そもそもCIA側がちょっとあまりにも不安ついていたので、
どっちにつくんだいみたいな感じがちょっとわかりにくかったのもあって、
ちょっとそこら辺のドラマがすんなり飲み込みにくかったっていうのがあるんですよね。
そういう意味ではやっぱり暖炉が閉めてくれたなって感じがしましたね、本作は本当に。
あのイーサンの悪さで、あなた人もイーサンの魅力に負けるというか。
ジム・フェルプスも最後、悪臭求めてくるっていうか、すごいエゴっていうかね、なんかそんな感じもするんですけど、
もう全部許しちゃうっていう映画なんで、いいですし。
特にジム・フェルプスに関しては僕はテレビシリーズのスパイ大作戦に対する謝辞っていうかね、
なんかそんな感じはすごく感じたんで、トンクルーズ絶対これ入れたかったんだろうなって感じはしましたね。
そのテレビシリーズをある種ないがしろにする一作目だったわけですよね。
そこをまあ、なんていうか、ちょっとトレイによっては経緯が足りない描き方だと思うので、
あとはそのミッション・インポッシブルを私物化したとも言えるかもですね。
まあ確かに。
そこはさすがにちょっと最後にちゃんと頭を下げるじゃないですけど、
ちょっとちゃんと各方面に対するリスペクトを示すっていうのは結構大事なことなのかなって気はして、
いやミッション・インポッシブルイコールトンクルーズではないよっていうのは結構大事な視点だと思うんですよね。
そうなんですよね。ちょっと僕はスパイ大作戦も再放送で見てたんで、
ちょっと涙ぐんじゃいましたね。今回のジム・フェルプスという名前が出てきた時。
一作目が公開された時、テレビシリーズの人たちが招待されて見た時に、
途中で帰る人とか、そんな感じだったみたいなんですけどね。
わかりますわかります。そうなりますよね。
で、ジム・フェルプスって名前を使っちゃったんですよね。スパイ大作、ミッション・インポッシブルの方でも。
使わなければちょっと良かったのかもしれないですけど、やっぱりずっと演じてきた俳優とか原作の関係者にとってはちょっとしんどい話だったんで、
今回ちょっとよくぞやったっていう感じがすごくありました。
大事ですねそれは。
やっぱり視野が過去に向いてる話になってますよね。
過去を見てることで結果的に未来も含んでる話になってるというか、
結構僕、近作のミッション・インポッシブルってマジで今しか見てない話に見てたんで、
今ね。
瞬間しか信じてない話に見てたんですけど。
確かに。
そこはちゃんと過去の存在があって、未来も見据えてる話になってたかなと思ったんですよね、そこは。
この流れで過去作要素を触れときますか。
はいはいはい。
僕、実はローグネーションから入った人なんで。
なるほど。
そこから前を知らずに、片鱗だけで今喋ってます。
なんで皆さんはちゃんと触れてきてるわけじゃないですか。
でもそんな過去要素ってあと3作目のラビットフットぐらいですね。
だと思いますね。
そこでの奥さんのためにやったっていうことぐらいですかね。
ラビットフットって、その3作目で出てくるやつって、あれ本当にマクガフィンの説明するのに一番最適な映画だと思ってるんですよ。
確かに。
ラビットフットって何なのか、劇中で結局分かんないまま終わるっていう。
あーそうなんだ。
本当にその原動力でしかないという存在なんですけど、ラビットフットって。
それの中身が今回明らかになるっていう。
そのサプライズは嬉しいのかよく分かんないみたいなのがあるんですけど。
明らかにあれバイオフェイキーだと思ってたんで。
そうですよね、あのマークはそのはずですけどね。
絶対そうだったと思うんですけどね。
当時はどう考えてもバイオ系の生態系の何かだと思ったんですけど、
それが何か、いつの間にかソースコードみたいな話になってましたよね。
どういうこと?みたいな。
すごいなって思いましたけど。
しかもあれ、何年前ですか?3って。
2008とか9とかですよね。もうちょっと前か。
十数年前ってことですよね。
そうですね。
だから時期的に合うのか、あの潜水艦沈んだのも10年くらい前なんですよね、確か。
2012年とか言ってましたね。
12年って言ってましたよね。
だから合うのか。
合うのか。
それがあったところでなんですけど。
あったところで。
ちょっとすみません、ミッションポッシブル3、2006年とかなんで、6年後とかですよね。
あの潜水艦が、セバストポリが沈むのが。
公開日と劇中の年が一緒という仮定ですけど。
AIの進歩とかを考えると、10年間海の底に沈んでたやつがどこまで力があるかってだいぶ疑わしいなと思いながら見てたんですけど。
日進月歩ですよ、本当に。
機能よりはるかに機能が増してるみたいなことを繰り返してる業界で、10年前のAIがそんなすごいって思い切るなって、そのファンタジー結構信じるのは勇気いるなって思ったんですけど。
そこも含めて幕が不意だなと思うんですよ。
そうですね。
使えると思ったんですよね。
あれは説明してなかったっていう。
あれ何にも説明してなくて。
そういえば何も説明してなかったからいけんなって思った。
みんな覚えてるし、すごくドラマを生んだんで。
考えると中国、あれ上海でしたっけ、あたりで開発されてて、それがアメリカに流出してアメリカの方で悪巧みの方に使われるとか、ちょっと世相とかその辺に入れてるのかなと思ったりもしたんですけど。
で、それのいわゆるデッドレコーニングができる技術との重ね合わせということで、なんか微妙によくわかんないんですよね、これ。どこで何が本当にあったのかって。
結局その辺ってやっぱりすごく幕がフィンだし、なんか大国のAIとかスパイ的なことは悪巧みをずっとしてるんだっていう背景という幕がフィンだったっていう感じがしましたしね。
だからインティジョーンズくらいの感覚で見るのがいいんだろうなとは思うんですよね。
古代のものみたいな。
そうですね。オーパーツみたいなものみたいな。
トレジャーハントというかね。
そうそうそうそう。
で、デッドレコーニングの回でみんなでちょっと最後これAIと対決ってどんな絵になるのって話してたと思うんですけど。
はい。
確か山草がもう鍵開けて終わりだって言ってて。物理的に。まあよく似た感じでしたね、アラチンの魔法のランプにカッと入れて終わりっていうなんか。
あの決着の付け方というか勝ち方のルールというのは洒落てんなと思いました。
なるほど。
僕はあれいいと思います。
なるほどね。
僕も良いと思います。
面白かったですよね。
やっぱりなんか僕今回見てそのトータルミッションポッシブルシリーズに求めてたのってクラシカルさだなと思ったんですよ。
どんなになんかAIとか最新兵器がとか言っても、でも結局僕らがときめいてるのってどこか昔懐かしい感じの往年の何かみたいなものじゃないですか。
なんかもうすごいアナログチックなものみたいかなと思ったんで、あのなんかその勝ち方のロジックとかもうめちゃくちゃアナログじゃないですか。
もうそこがでも好きだなっていうその古臭い部分というか。
そこが今でも全く色褪せずにそこがめちゃくちゃいいんだよってそのアクションとかにおいてやってくれてるっていうことがやっぱりこのシリーズの魅力なんじゃないかなっていうのはちょっとトータル見て思い立ったかなというのはありましたね。
確かに身体性っていう感じですもんね全体的に。
ランプの魔人に例えたのむちゃくちゃ分かりやすくて素晴らしいし、表現として見事だと思うんですよね。
エンティティを例えたものとして圧倒的なパワーを持ってるけどランプから出ることはできない。
完璧な例え話だと思うし、僕はじめから前作の時点でランプの魔人って名前つけといたらよかったのになって思ったんですけど。
初めからそうしといたらよかったのにねって。エンティティなんてちょっとなんというか気の利いた名前にするよりこれは開いたら何でもできるAIなんだみたいな感じでランプの魔人と言っといたらここが閉まったのにねって思って。
名前ジーニーがよかったですね。
そうですね。
いいですね。
いいですね。
ジーニーがよかったですね。
多分だけど映画撮ってる間に思い捨てたんでしょうね。
おそらくね。
たぶんね、いけるって思ったんでしょうね。
これはうまいわって思ったんだけどね。
ファイナルレコーニングの逆を描いてる時にね。
デッドレコーニングの時に思いついたければなって思ったんでしょうね。
3で早く手を動かせる人いるし、もういけるって感じ。
でもほんと間抜けな映画だったんですけどね最後。
すごいちっぽけっていうかね。
パッと撮るっていうか。
パッと撮るだけ。
中でジーニーが暴れてる絵見えますもんね。
見えますね。
チクショーって言ってると思いますけどね。
だからクラシカルというかもうなんかほんとに昔のあれですよね。
アラビアの物語とか日本だと壺に妖怪のなんか収める伝承のものみたいな感じで。
怪物をやっつける時に一番面白い感じなんですけどね。
なんかトンチで勝ったみたいな感じだと思う。
確かにちょっとトンチっぽい感じはあるのか。
騙してますよね一応ね。
確かに。
イエーイを相手にね。
やっぱ我々大好きなローグネーションというところじゃないですか。
あんな気の利いたトンチというかかっこよさないじゃないですか。
やっぱそれをまあやろうとしていることはすごいよくわかったし。
確かにローグネーションでも閉じ込めてたしな。
だからあの箱があの5次元デバイスになったみたいな感じか。
そうそうそうそう。
なるほどね。
しかも光ってくれるから見えるっていう。
なるほど。
僕こういう圧倒的超常的な存在が
唯一の弱点をつかれて負けるって大好きで。
本作で言うとAIによる世界征服っていう目的を得てしまったAIが
それによって負けるっていうことだと思うんですけど。
こういうの好きで。
ノスフェラーというのもちょっとその要素あると思ってて。
もう圧倒的死の概念みたいなやつなのに
一人の女性に執着を持ったせいで負けるみたいな話なんで。
なんかその大好きで。
あと最近で言ったら漫画なんですけど
ダンジョンメシもちょっとその要素あるんですよね。
はいはいはい。なるほどね。
そのなんていうかトンチ含めた君の良さ。
それに負けるっていう。
自分自身が得てしまったものが
それが弱点になるっていう
超常的な存在なのにっていうのがすごいよくて。
だから今回もわざわざエンティティの全ての情報
あそこに入れる必要って別にないと思うんですよ。
もう何か悪でもないですよね。
あれ悪かなって感じするんですよ。
まあ確かに最後の飛行機のところは完全に戯れてる2人って感じだったんですよ。
別に必死感ないというか、ガブリエルに関してはですよ。
あんまりこう、お前ここまで来てくれんのかみたいな感じ。
まあ、あのね、飛行機の羽根に現れた時のなんか嬉しそうな顔ね。
昔の時代劇の。
やっぱお前は来てくれるよなみたいな。
あんまり来たかを片開きうちにみたいなね。
待ってましたって感じでしたね。
いやあの、ガブリエルが世界をどうこうしたいっていう理由もよくわからないと思うんですよね。
で、なんかそこも描きそうで描かないから、ただなんかそれをする人になってて。
ただそれをする意味ってもうイーサンハントしかないんですよ、最終。
ガブリエルのなんか計画もイーサンハントありきなんですよ、みたいな。
で、やっぱそのモチベーションってやっぱりそのエンティティからもう切られてるわけじゃないですか。
そうなんですよね、冒頭で。
そこに対するなんかこう、なんというか、てめえこの野郎みたいな恨み節をエンティティにぶつけたいみたいな動機だと思うんですけど。
なんかもう、それもまたノスフェラートじゃんみたいな感じがすごいしますけど。
お便りの流れだったんですけど、このままいきますね。
あとどっかあります?触れたい要素。
過去作とのさっき引用って話をしたんですけど、なんか今回僕の勝手な思い込み過ぎてか深読みのしすぎなのかもしれないですけど、
なんか割と絵の構成としてというか、場面としてちょっとキューブリックっぽい引用多かった気がしてて。
エンティティで見せられるところとかちょっと時計字掛けっぽいなとか。
目開かされて。
あとあの潜水服とかちょっとまさに2001年の宇宙服っぽい感じもするなって思いました。
あのエアロックが出ていく感じとかね。
そうそうそうそう。
あれしかも基本的にはこう、そうなんですよ。円の中でアクションが進んでいく感じとかもすごい2001年っぽい気がして。
よくよく考えたらトム・クルーズ異作で出てるしなっていうところもあって。
あ、アイズ・ワイズ・シャット。
そうアイズ・ワイズ・シャットで出演もしてるし、なんかそういうそのある意味クラシカルっていう意味では、
そういう過去の監督たちから学んできたものをこう今作でぶつけてきてるっていうのもあるのかなっていうのはちょっと見てて思ったりはしました。
重ねてるんじゃないですか。AI倒す話だし。
あーまあ確かに。
確かに。
そうですよね。
僕ちょっとあのエンティティ春9000重ねてましたもん。見ながら。
確かに確かに。
そうですね。
そもそも今回のやっぱり映画史的なこう繋がりみたいなのは多分諸にたくさんあるんだろうなとは思いつつもあんまり。
たぶんあの服役機とかあたりのアクションとかたぶんこれまでにいっぱいあっただろうなみたいな風には思ったんですよね。
わざわざあれを選択、服役機を選択するというあたりに絶対こだわりあると思うんだよなとかね。
たぶんいろいろ本当はあると思うんですよね。
はい、あの服役機の航空機映画をですね、この映画のためにいろいろ見てきたんですけど、やっぱり第一回のアカデミー賞を取った翼とか、ハワードヒューズが撮った地獄の天使とかのオマージュっぽいところもあるんですけども、やっぱり一番はですね、70年代かな。
華麗なる飛行機アローっていう20年代30年代の飛行機映画に出てきたり、あるいは航空ショーをやっていったパイロットを描いたドラマがあるんですけども、映画が。
そこでやってることってほとんど似てる感じがあってですね。これはもう完全にそこから持ってきたっていうか。
もし見てないとしても、航空機映画でやりたいことが全部重なった感じはちょっとありましたね。
ぶつかって相手の欲を壊すとか、羽に飛び乗るとかですね。
あと雲の中に入った時にがチャンスだとか、すごく似た感じもありましたし、あとカプリコン1っていう火星に行ったか行かないかっていうちょっとSF映画があるんですけども、あれも最後は服用機に乗って脱出するみたいな、逃走するみたいな感じで。
なんかね、ちょっとこういうSFとかAIの映画の中で最後にああいったものが出てくると、ものすごくアナログチックな面白さが出るんで、もうあれを選んでやってくれたのは本当に、服用機アクションをやってくれたのは素晴らしかったなと思いました。
たしかにそのプロペラ機というか、あのレベルの飛行機ってギリ機体の上でアクションやっても許されそう感がちょうどあるんですよね。ジェット機の羽の上でなんかするのは実写では嘘やろって思っちゃいますけど、プロペラ機やったらOKかなっていう、そのギリギリのライン上にいるなっていう。
格闘が許されるっていうかね、あそこでの。
それは確かにありますよね。
あと、今回エンティティってAIを使って、実際のアクションシーンは超アナログなことが繰り返されるわけじゃないですか。
むしろその服用機を出すことに利用してるじゃないですか。AIっていうものの超ハイテクをローテクを使うための言い訳として使ってるなと思って。
僕見てて思ってたのが、本作におけるエンティティがガンダムにおけるミノフスキー粒子として使われてるなと思って。
ミノフスキー粒子でレーダーが使えないから融資回線塔をしないといけないっていう言い訳をしてるんですよね、ガンダムの世界って。
そのアナログなことをやりますよっていうことのために大きな嘘をついてるっていう。
本作においてそれがエンティティだなと思って。
その転換って僕本当素晴らしいなと思うんですけど、超ハイテクの果てに何があるのかっていう。
最後はもうアナログだってフィジカルだっていう結論に至ってるって。
それは確かにおっしゃる通りかなと思うんですよ。
絶対に技術的なことでは勝てないってなったら、じゃあ体を使いましょうっていう。
そこに面白さを見出すのって必然だと思うので。
そのために今コンピューターを使ってない飛行機を使うとかっていう丁寧なお詰め立てをしているなっていうふうにちょっと嬉しくなっちゃって。
逆に映画の可能性を見出したなっていう。
AIの向こうに。
なんで人間がやる必要があるのかっていう。
ある意味それを言い続けてる人だからってこともありますけど。
本当に飛行機のアクション、本当にこれ死ぬじゃんみたいな。怖くなかったですか?
あれが一番サスペンスだったかもしれないですよね。
本当にどうやって撮ってるのかって感じでしたし、実際にやってるんでしょうけど、
命綱とかさーみたいな。怖いんだけど何もなさそうなんだけど怖い怖いみたいな。
消してるんでしょうけど怖く見えますよみたいな。
ちょっとビビりましたねあれは。
だってCGで撮ったら、そろそろ1作目とかの電車のシーンはほぼCGですけど、
あの顔のだるみは出ないですからね。髪の毛のふたって感じとか。
その映ってるものに、これは本当だっていう説得力がしっかりあって。
確かにこれはAIとかで作ろうとしたら何か変な形になってしまうようなものなんだろうなっていうのを、
実践してるところがやっぱりすごいなって思いますよね。
そうですね。だから全部嘘をつくんじゃなくて、嘘と真実の境界線を曖昧にしてるってところに魅力を置いてるなとは思うんですよね。
ローグネーションの始めでも飛行機に捕まって飛ぶじゃないですか。
あれも一応命綱はついてるわけなんですけど、
でもある程度はやってるっていうところにあのシーンの面白さがあると思うので、
何を隠して何を見せるかっていうのって結構エンタメの本質でもあるし、映画の本質でもあるかなと思うんですけど、
全部嘘をつこうと思ったらつけますよっていうのにしてないところが、
なんか、暗昧の妙だなって思うんですけど、そこにファンタジーを預けてるというか。
まさにね、さっきおっしゃってましたけど、さすがに北極界でのシーンはCGというか、嘘が盛り込まれているわけですけど、
まあでも、それはそれで見れるしなっていうところもあったりして。
あのシーンが本当だって言われたらさすがに心配しますもんね。
そうですね。さすがのトム・クルーズも潜水艦に引っかかって水底に引っ張られたら水圧で死ぬでしょって思ってましたもんね。
ちょっとそこの話したいんですけど、僕本作においてトム・クルーズとイーサン・ハントの切り分けを感じたっていうのの話をちょっとしたくて、
たださっきまである程度したっちゃした気もするんだけど、やっぱりトム・クルーズ自身はできないことをイーサン・ハントはしているっていうのが明確になったなって気はしたんですよね。
これはやったら死ぬよねっていうことをやってるなっていうのを感じて、さすがにベイリング界には入れないです、トム・クルーズもっていう。
そこに改めてイーサン・ハントっていうのの架空の人物の輪郭を強調したっていうか、
ちょっとトム・クルーズとイーサン・ハントを同一人物として見過ぎてったような気はちょっとしていて、
もちろんニアリー・イコールな部分はあるんだけれども、あくまでトム・クルーズがすごいんじゃなくて、イーサン・ハントがすごくいいんであって、
そのイーサン・ハントをやってるトム・クルーズがすごいんだけど、それはトム・クルーズがすごいのはイーサン・ハントをやってるからなんですよ。
そこの序列を曖昧にすると結構物語として不純になっちゃう感じがして、そこでもう一回一旦イーサン・ハントっていうものの線を引いてる感じがして、
だから今回もイーサン・ハントがやってきたことの話をコンコンとやり続けるわけじゃないですか。いかに愛する人と未知の人々のためにやってきたかっていう話をして、
もちろんそれはトム・クルーズがやってきたことにも重ねられるんだけど、それはあくまでトム・クルーズの体を借りたイーサン・ハントがやってきた、
紡いできたことっていうふうにいうことがフィクションなんだっていうところをちょっと語り直している感覚はあったんですよね。
そうじゃないとミッション・インポッシブルがトム・クルーズとして終わっちゃうの逆にもったいないというか、ミッション・インポッシブルはちゃんとイーサン・ハントとして終わらなければならないと思うんですよ。
みんなのイーサン・ハントであって、トム・クルーズだけのイーサン・ハントではないっていうのを語り直した感覚があったんですよね。
それと重ねて本作やっぱり僕は役割に準じる人々の話だったなと思って、
アメリカ側の大統領とかあるいは政府公館たちもそうだし、アメリカ軍の人もそうなんですけど、あるいはアラスカで観測してきたあの人もずっと30年間役割に準じてたなっていうのもあるし、
僕結構一番感動したのは、アラスカの観測場に来たロシア兵。あの人もすごい好きで、グレースが世界が滅んじゃうから見逃してみたいなことを言っても、君が俺の立場だったらそんなことするかいみたいなことを言って、それを拒否する。
けど別にすごい一方的で暴力的な存在ではない。彼はあくまでその自分の役割に準じてるから、なんか一回の雑魚扱いされてないのがなんか良くて、あの人が。
だから結構そのCIMもそうだし、アメリカの政府公館もそうなんですけど、その立場にいたらそうするよねっていうことをみんながしているっていう。もちろんそれが全体として最適解には至ってないんだけど、各々が役割に準じることで、なんかベストは尽くそうとしているっていう。
イーサンハントはそれらを全部超えていってはしまうんだけれども、なんかそのみんなが頑張っている感じは本当に好ましく見てて、だからこそなんかイーサンハントが嫌味に見えないなと思ったんですよ、本作。
そのずっと語られる、愛する人と未知の人々のためにっていう言葉っていう、そのなんていうか公共の善みたいなものに報いる話として、一応は描かれているトンチキの話ではあるけれども、なんかそこを単にイーサンハントがただの善だからそうなってるんですよじゃなくて、みんな頑張ってはいるんですっていう。
それらを、みんなの頑張りをまとめるのがイーサンハントなんですよっていう話になってるなとは思ったんですよ、なんかそこは僕はすごく小気味よく見てて、で、その敵としてそれらを全て嘲笑うガブリエルっていう存在と、そういうの全部どうでもいいと思ってるエンティティっていう対比がすごくいいなと思ってたんですよね。
タカトリヤ 最後のシーンとかあの絵に見えますもんね。
タカトリヤ うん、ちょっとね。
タカトリヤ そうですね。手を振り返してくれる現地住民は、あれはあの世の人ですか?みたいな。
タカトリヤ なるほどな。
タカトリヤ 山口さんのその役割についての映画だっていう解釈がすごいいいなって思って。
タカトリヤ 僕一方でなんか結構イーサン・ハントのすごさみたいなのを考えたときに、やっぱその劇中で結局お前は自分の愛する人のためだけに動いてるみたいなこと言われるじゃないですか。
タカトリヤ 確かにそうだなって思って。でもそれこそがすごいんだなって思ったんですよね。
タカトリヤ 絶対に守り抜くしみたいな。僕はそれをチームのメンバーだけっていう風に限定した解釈ではあったんですけど、それが未知の人々、社会正義にも及ぶんだみたいなところが、確かにそれは彼のすごさだよなっていうか。
タカトリヤ ものすごい理想主義者みたいな感じだからこそイーサン・ハントってすごいんだろうなっていうのはちょっとやっぱ思っただけに、メインキャラは殺さなくていいんじゃねえかなって思ったんですけど。
タカトリヤ まあね。
タカトリヤ 社会正義という面も入れると、そこでルーサーが選ぶ道っていうか選択するのもイーサン・ハントと同じだから、そこをいう意味では通るんですけど、僕的にはイーサン・ハントはもう絶対チームの命を失わせないみたいな、無理くりで無理を通すみたいな人であってほしかったなという気持ちもある。
タカトリヤ それはね確かにあるとは思うんですよね。だから敵がトロッコ問題を押し付けてきて、いや僕は両方助けるよって言って行動して、でそれってものすごいリスキーなことじゃないですか。
タカトリヤ うんうん。
タカトリヤ うんうん。
タカトリヤ うんうん。
タカトリヤ だんだんやっぱ6、7、そして8あたりからまたワンマンショーに戻っていくなみたいな感覚が正直あるっていうか。それはもうトム・クルーズのアクションの比重が重くなれば重くなればなるほどワンマンショーが進むっていうか、感じがあって。
タカトリヤ まあそういう意味ではちゃんと原点回帰して終わったっていうことではあるんだけど、僕の好きなミッション・インポシティブルとイーサンハントってやっぱチームと一体となってるとこなんだろうなっていうのはすごい思いました。
タカトリヤ なるほどね。
タカトリヤ だからあれっすよね、今作それこそ飛行機のシーンって飛行機に関してはイーサンのワンマンショーじゃないですか。爆弾処理プラスエンティティキャッチに関してはチームっていう。
タカトリヤ まあ一つの作戦の中でみんなそれぞれが動いてるっていうことではチームとしての作戦?働きにはなってるんだけど、結局やっぱ印象に残るのってやっぱその比重で言うとトム・クルーズのとんでもないアクションになっちゃうみたいな。
タカトリヤ まあしょうがないってしょうがないんですけど、けどそれでも前まではその辺バランスもうちょっと取ってたし、なんかそこでスリリングなもの見せられてたしみたいな。
タカトリヤ それこそね、ローグネーションがチームで勝つっていうラストだったから、よりね。
タカトリヤ まあもうそこでやり切ったからこそなのかもしれないっていうのはあるんですけど、僕の好きなミッション・インポシティブルとイーサンハントってそこだったなって思いました。
タカトリヤ ちょっともう象徴になってますもんね。みんなの頑張りの象徴としてのイーサンハントみたいな。
タカトリヤ だからやっぱ今回イーサンハントのそのお前愛する人のことためにエゴを突き通してだけじゃないかみたいなところを、もうちょっとやっぱ深掘って欲しかったなーって思いました。
タカトリヤ キャラクターの物語としては。そこまでやって初めて総括じゃね?集大成じゃね?とは思ったんですけど。
タカトリヤ ないものでなりということで。
タカトリヤ だから総括でも集大成でもないんじゃないですか。ただ終わっただけっていう。
タカトリヤ ファイナルってなんかもう弁儀状つけてるだけなのかもしれないなってちょっと思ってますけども。
タカトリヤ それこそあれですよね。トム・クルーズが次回作みたいなのも発表されてて、あのバードマンの監督の作品なんですよね。
タカトリヤ あ、イニャリトゥの。
タカトリヤ イニャリトゥか。
タカトリヤ イニャリトゥなのか。
タカトリヤ で、主演。多分だからもうその救世主まで行ってしまったトム・クルーズ像、イーサンハント像を絶対解体しに来るだろうなーって期待はしてるんですけど。
タカトリヤ なんか世界の危機を救った男のブラックコメディっていう発表でしたっけ。
タカトリヤ もうなんか。
タカトリヤ 乗せすぎでしょ。面白すぎでしょ。
タカトリヤ それ聞くたびに面白そうですね。
タカトリヤ 面白そうですね。
タカトリヤ トム・クルーズが世界を救ってるヒーローをやってるという前提で、その前提を活かした映画って絶対面白いじゃないですか。
タカトリヤ ナイト・アンド・ディとか。
タカトリヤ 絶対面白いなそれ。
タカトリヤ 意外とね、トム・クルーズ自身は自己批評というか、批評されることに対しては割と乗り気なんですよね。
タカトリヤ ガンガン自分でネタにしていく人だな。
タカトリヤ だから割とその映画面白そうだなって今からちょっと期待をしてるんですけど。
タカトリヤ いいですね。
タカトリヤ ちょっと時間が来てしまったので、ここで終わっておこうかなと思います。
タカトリヤ でもいい話できた気がします。さすがタウルさんだなっていう。
タカトリヤ 本当にありがとうございます。いつも。
タカトリヤ ちょっとファイナルなんで、しばらくはミッション・インポッシブシーズはどうですかね。やりますかね。
タカトリヤ ルーサーの言葉でまた会えるだろう、ただしばらくはないよっていうようなことを言ってたんですけど。
タカトリヤ 本当にシリーズのことを語ってくれてたんですけどね。
タカトリヤ あれ、ジェイムズ・ボンド・ウィール・リターンみたいなやつだったってことですかね。
タカトリヤ あれ、そっか。
タカトリヤ 一応終わったけどまだまだみたいな感じがあるんですけど。
タカトリヤ それ踏まえての、またトラファルガー広場でまた俺たちが影のなく世界へみたいなね。
タカトリヤ そうですね。
タカトリヤ そうか。じゃあ結局まだトム・クルーズは戦うんだ。
タカトリヤ イーサン・ハントは戦うんだ。
タカトリヤ ただなんかちょっともう同じような感じはね、さすがにしんどいんじゃないかなと思うんで。
タカトリヤ 若手育成の方に行ってもらってもいいですけどね。トップガーみたいに。
タカトリヤ だからトップガー3がどういう形になるかでちょっと。
タカトリヤ ああ、そっかそっか。
タカトリヤ 今後の。
タカトリヤ まずそのインディアリーというのでちょっとメタ的にヒーローをやり切ったらどうなるかですね。
タカトリヤ 半分当事者みたいな感じになるかもしれないですけどね。
タカトリヤ OJTみたいな感じで。
タカトリヤ ちょっとついていこうと思いますけども。ありがとうございました。
おだしょー ありがとうございました。
おだしょー ではそんな感じでミッション・インポッシブルファイナルレコーニングの話は終わっておこうかなと思います。
おだしょー ではお知らせになります。
おだしょー 映画の話したすぎる場。
おだしょー 次回開催日は決まりましたらお知らせいたします。
おだしょー 場所は大阪南森町週刊周り19時オープン23時クローズです。
おだしょー またこの番組ではお便り募集しております。
おだしょー 番組全体やトーク、テーマ、作品向けてご自由にお送りくださいませ。
おだしょー 場の最新情報次回テーマはXおよびインスタグラムで告知しております。
おだしょー 各部案内は番組説明文をご確認くださいませ。
おだしょー それでは映画の話したすぎるラジオ第214回ミッション・インポッシブルファイナルレコーニングの回を終わりたいと思います。
おだしょー それではまたお会いしましょう。さよなら。
おだしょー さよなら。
おだしょー さよなら。
おだしょー さよなら。