はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオリニューアル第36回になります。
この番組は、大阪の南森町にある日帰りイベント型カフェバー、週間曲がりにてみんなで映画の話をするトークバー、
映画の話したすぎるBARを月1ペースで開催している店長メンバーが、映画について雑談をするラジオとなっております。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
関西の映画シーンを伝えるサイト、キネ坊主を運営しています、代表の原口です。
マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前田さんがですね、ちょっと急遽お仕事で3日お休みになってしまいまして、
本来予定していた生涯ベスト3のテーマのトークは、ちょっと4人揃ってるタイミングでやりたいなと思うので、
またいずれやる感じでいきたいなと思っておりまして、
今回はですね、全員揃ってこれを見たっていうのが特にないので、
各々が最近見た映画の話をするって感じでいきたいなと思っております。
はい、その前にお便りいただいておりますので、紹介させていただきます。
はい、ツイッターのダイレクトメッセージでいただいたんですけれども、
ブリーアットマークサバギワ森林派さんからメッセージいただきました。
はじめまして、G.I.ジョー漆黒のスネークアイズの語りがとても面白かったです。
鑑賞後の何とも言えない気持ちをお三方に代弁していただいたようですっきりしました。
ありがとうございました。
映画としては監督が日本描写にこだわって、予算をかけて役者陣も良い人たちが揃っている分、
ダメな部分もあるけど輝くポイントも多いので嫌いになれず、
むしろもう一度見たくなるような不思議な映画だと思いました。
大阪のバーにもいつか参加してみたいと思っています。
次回開催は11月27日ということで、T-34レジェンドオブウォーのお話もしてくださると嬉しいです。
11月27日がとても重要な日の映画なんです。
11月からAmazonプライムが見放題に追加されたのでファンがさらに増えています。
これからも皆様のご活躍を応援しています。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
漆黒のスネークアイズ会、喜んでいただいて嬉しかったんですけど、
正直、辛口会だったので心配してたところがあったんですけど、良かったです、本当に。
愛らしい映画なのは間違いないと思うんですよね。
好きな方もいるのは本当に分かるし、
Twitterとか見てても、トミーが良いって言ってる方はお見かけして、
やっぱり彼は魅力的なキャラクターだったんですよね。
ね、そうですよね。
リクエストとしてT-34レジェンドオブウォーをいただいているんですけど、お二人ご覧になってますか?
はい、あれツインサー配給なので先天でいただいてまして、最初のバージョンのやつをいただいてまして、
あれ確かディレクターズカットとさらに完全版、3バージョンぐらいあって、徐々に時間が長くなっていって。
そうですね。
で、確かガルパンファンゲートに結構受けてるって聞いたことがあるんですけど、戦車モノで。
そうですね、戦車モノってことで、結構戦車の扱いのトリッキーさというか、
戦車をギミックとして捉えていかに戦うかっていう切り口で描いてるのは、ガルパンに近いところはあるかなと思います。
外国映画にしては珍しく戦車をプラモデル売ってたからさ、映画館に。あれについなーって。
欲しくなると思いますけどね。僕は一番初めのバージョンとディレクターズカット版ですかね、は見てて、コンパクトに見れるのは一番最初のやつ。
戦車アクションとしてスッキリ見れるのは一番初めで、ディレクターズカット2番目に長いバージョンだと、
主人公と敵のエモい関係性がだんだん描写が増えていくんですよね。
そこが良いっていう部分は結構ある映画かなと。僕何度か話したことあるんですけど、T-34レジェンドオブオは本当に主人公と敵の関係性燃えの話なので、
そこがねやっぱりグッとくる人が結構いるんじゃないかなと思います。
ちょっと僕は実はまだ見たことがなくて、こうめちゃくちゃ盛り上がってた時期に、結局見逃してしまいまして、
僕はそういう傾向があるんですけど、もう既に盛り上がっているところは、なんかまあちょっと落ち着いてから見ようかなみたいな気持ちになってしまう。
ちょっとこれはあんまり良くないなと思いつつもなっちゃうのがありまして、ハンターキラーとかもちょっとだいぶ遅れて見たなとかいう記憶があるんですけど、
そんな感じの印象を受けてて、まあでも絶対、こんだけ人気あったら絶対面白いんだろうなっていうのはちょっと思ってて、
いろいろバージョンがあるので、どれから見たらいいのかはちょっと、まあ最初のやつから見た方がいいのかな、ちょっと見てみたいなと思いますね。
最長バージョンがもう3時間超でしたっけ確か。
3時間ですか?
多分僕そこまでは無理かなと思うんですけど、2個目の、2番目に長いバージョンが多分一番バランスいいんじゃないかなとは思いますかね。
なるほど、ちょっと見てみます。
はい、あの結構その、映画館でやってる映画を優先して取り上げたい気持ちがあるので、
ちょっとまあ旧作取り上げるの、タイミングがあったら取り上げてみたいかなとは思います。
前田さんがもしかしたらご覧になっているかもしれないので、ちょっとまたまたその機会をお待ちいただけたらなと思います。
はい、ありがとうございました。
はい、えっと、では今回、まあ各々が最近見た映画の話を、
いつもオープニングトークでやってるような話を、まあちょっと長めにやるって感じで、
そっから自然の成り行きでフリートークみたいな感じで、
ちょっとやっていこうかなぁとは思うんですけど、
原口さん最近見た映画とか、なんか取り上げた映画とかありますか?
そうですね、割と週末への色見てたんですけど、
今週かな、あのネットフリックスでも配信されるチックチックブーンがなんか異常に良かったです。
うんうん。
おっ、なんかマリオンさんがこうツイートされてて、おっ良かったって思ってたんですけど。
そうですね、僕もちょっと目に行ったんですけど、
あの、いやなんかね、普通に泣いちゃったんですよね、なんか。
まあ音楽も良いっていうのもあるんでしょうけど、
なんか何よりやっぱその主人公の、えっと、名前忘れちゃった。
まあ役者の名前で言っちゃいますけど、アンドリュー・ガーフィールドが演じている役の年と結構僕ちょっと近かったんですよね。
でなんかその感じがまあ自分の中で結構刺さるものがあったなっていうのがあって、
まあ結構これって時間の話だったというか、もういよいよ僕たちには時間がないんだっていう、
このままミュージカル作家として目が出なかったらもう僕は終わりだみたいなっていうのの中で、
いろんなその葛藤とか自分の親友とかの話とかも含めてなんかいろいろこう時間がないっていうその焦りの中で、
何を自分がこう頑張って切り開いていくのかみたいなのがすごく僕はすごくいい話に思えて、
なんか僕も同じように今なんかキロに立っているのかなっていうような気持ちになっちゃいましたね。
改めてちょっと解説すると、私もミュージカル詳しくないんですけど、
聞いたことある名作ミュージカルレントを生んだドナサン・ラーソンという人の自伝ミュージカル。
実際にこの人が作った自伝ミュージカルを映画化してるっていうことでいいかなあれは。
そうですね。
見ながらね、ノッキからこれを見たのが、イオン・シェイマ・シェアタス・震災橋で、最前の通常料金で盗めるところで見てたんですけど、
はいはいはい。
ノッキからも音楽がリズムがよく刻んでて、かなり足をバタバタリズムを乗ってて。
いわゆるピアノロックと言われるもの。ピアノ要素の強いロック。
さらに漢字を込めているといわゆるピアノエモと呼ばれるのをドナサン・ラーソンが、非常にそれがノッキからテンションが上がってて気持ちよく見れてて。
なるほどなぁ。確かに音楽めちゃくちゃ良かったなぁと思って。
ロックなやつももちろんテンション高いし、またなんか結構切ない曲とかの感じもやっぱピアノが上手いからなのかすごく感情を掴むような良い曲ばかりで、
結構普通にまんまと泣いてしまったというか、これは結構推したいミュージカル映画だなっていう感じでしたね。
あとなんか脚本が、これまたあれですよね。ディア・エヴァン・ハンセンと同じ人らしいっていうのも。
そうなんですか?
一緒らしいんですよ。僕も後で知ったんですけど。一緒らしくて脚本。だからちょっとまあそういう意味でも見比べる感じになるのかなっていうのはちょっと思いましたね。
そうですね。本来スティーブン・レベンソンと言うかって同じですよね。
そうそうそう。一緒なんですよ。後で知ったんですけど。
やっぱ監督がね、リン・マニュエル・ミランダっていうのがね、もうやっぱ引っ張りな子だなこの人って感じですよ今本当に。
うーん、なるほど。
あとね、音楽でちょっと個人的に思い出があるのがですね、劇版として流れている曲で、最初の方にいわゆる双方的なところでちょっとしたお家パーティーをするところがあるんですね。クラブ風に。
はい。ありましたね。
流れている曲でちょっと知っているのがあって、それがね、89年か90年くらいにイギリスで発表されたザ・ストーン・ローゼスっていうバンドのI Wanna Be Adoredっていう曲が流れてますね。
この曲のタイトル、要は俺は崇拝されたいっていう意味なんですね。 っていう曲があえて入ってるってことが、主人公の感情が非常に表現されてるっていう読み解きをしておりました。
ああ、なるほどね。
でもそこだけちょっと個人的にテンション上がりましたよ。非常に好きなバンドなので。
なるほど。ちょっとね、あまりに評判いいし注目度高いんで見たいんですけど、ちょっと僕が行ける範囲に映画館で時間がかみ合わなくて、もうnetflixで見た方がいいのかなと思ってるんですけどね。
そうですね。
ちょっとね、やっぱ最近ちょくちょくこれからもnetflixで配信される映画がちょくちょく映画館にこれからもかかりますけどね。
今は割と毎週ありそうな感じなんで。
そうですね。今週はだって、パワーオブザドックとかやりますもんね。
多分あと、ドントルックアップとかも映画館でやるだろうし。
サンドラブロックナースとかディカプリオのやつですね。
そうですね。サンドラブロックナースね。消せない罪とかいうタイトルのやつ。
大体、大阪やとシネリーブルメタとかイオンシアマ系統でやってますね。
僕たちは大人になれなかったもんそうですよね。
そうですね。劇場とnetflixで同時。
一応あれはちゃんと日本の配給会社がついてるやつなんで。
だから完全にnetflix主導のではないですけど。
でもまあ、netflixが映画製作会社?配給会社?何に当たるんですかね、コードが入って。
いや、でも両方じゃないかな。
製作、配給ということですね。
お金はね、あるから。資本はあるから。
だからその、映画館でやってた映画をnetflixで配信するじゃなくて、
netflixで配信している映画を映画館でも見れるんですよっていうふうに、
その映画というものの立ち位置をちょっと変えようとしてるのかなとは思って。
で、正直もう映画館離れってもう宿命だと思うんですよね、今後。世の中的に。
だからもうわざわざ配信で見れるのに映画館行かないわっていう人がどんどん増えてるわけじゃないですか。
その中で、いやそうじゃなくて、映画館っていう体験がゴージャスなんですよと。
その付加価値をつけるっていう方向に映画館というものの解釈を変えようとしてるんだなと思って。
だから配信が映画館からのマイナスされたものじゃなくて、映画館が配信からプラスされたものっていうふうに捉え直そうとしてる。
っていうふうに僕は解釈してるんですよね、最近のネットフリックスの戦略って。
なんかチラシの感じを見ると、結局あのってのって劇場で先行上映的な感じやから、
多分プロモーション要素が非常に強いと思うんだけど、ビジネス的に言って。
うん、そうですよね。
で、あと今の業界的には結局配信家の作品って、アメリカだとコロナ禍で上映できなくて配信になってるパターンが多いかなと思うんだけど。
うん、まあそれも。
そうですね、そういうやつとかも多いですね。
まあそうですね、そのだから劇場公開映画っていう圧倒的な権威性を吸収しようとしてるっていう側面も絶対ありますよね。
そのアカデミー賞にノミネートされるためにもっていう側面もあります。
映画館でやっとかなかんから、ネットフリックス系の専用映画館ができたんだっけ結局アメリカでは。
そう、専用で行きましたね。
そういう古い劇場を買って。
まあ最終的にもしかしたらもう映画館なくなっても別にいいかもぐらいに思ってるかもしれないですけど、
少なくとも今のやり方は共存共栄を目指そうとしてるようには見えるかなと思うんですよね、今のやり方で。
実際話題作作ってるわけだし、しかもお二人がこれぐらい反応するぐらいクオリティ高いものを作ってるわけじゃないですか。
なんかそこは見逃さないかなっていう感じはありますね。
けどやっぱでも全部が全部やっぱり映画館には来ないのがまたこうもどかしいんですよね。
それこそ例えばですけどレッドノーティスっていうドウェイン・ジョンソンとライアン・レイノルスとガルガドットが出てるアクションものとか、
それこそ映画館で見なきゃいけないようなタイプのやつとか、
あとほんとちょっとちっちゃい規模の映画でしたけど、
パッシングっていう映画とかもすごくよくできた白黒の映画があったんですけど、
そういうのとかは映画館では見れないんだなーって思うとちょっともどかしいなって思いますね。
一応今回フリートークだからこの流れに挟ませてもらいたいなと思うんですけど、
映画館っていうもののあり方に関して結構いろいろ思うことがあって、
ズバリアイマックスなんですけど、
僕めちゃくちゃ複雑な思いで見てるんですよね、今のアイマックスの立ち位置。
どういうこと?
だからアイマックスカメラで撮影して、
アイマックスだと監督が本来表現したかった画角で見れますよ、みたいなの最近多いじゃないですか。
ああ、他の映画館で見たのは劣化版なんですねっていうふうに思うことは正直あるんですよ。
そうですね、あとなかなか気軽に見に行けないじゃないですか。
地方の住んでる人とかはアイマックスないし、もちろん。
エキスポシティに関西あるけど、僕にとっては遠いしあそこっていう。
まあね、本当に不便だしなあって。
エキスポは遠いんだけど、
いわゆる画角が広がる作品をあそこで見たことがないんだけど、
あれは広がったってわかるもんな、ちゃんと見たことなくて。
わかりますよ、やっぱり。画面いっぱいになるので、その撮りすくり。
あんまりそういうの気にしなくて、どっちかっていうとアイマックスの重低音が体に来るかを重視してて、
音を重視してはあって。
あんまり正直言うと画角を気にしてない方ではあるんですけど。
ミニシアターとかが好きなのであんまり気にしないんですけど、そういうの。
どうなんかなーっていつも思いながら。
話は別に一緒のものは見れるわけじゃないですか、どこで見ても。
何が起きてましたっていうのは同じことは感じれるけれども、
体験として全然違うものになってしまうっていう要素があると思うんですよね。
そもそも今って映画館って単に話とか見るだけだったら、
配信でできてしまうからこそ、
映画体験っていうものを付加価値として押し出してるっていうのはあると思うんですよね。
それの一つの究極形というか、
最もエクストリームな形としてアイマックスシアターの存在って押されてるとは思うんですけど、
なんかそこを押しすぎると、
他の映画館で見た私たちの体験って劣ってたんですかって結構思っちゃう部分ってあるし、
何だったらそれって地方格差の問題にもなっちゃうじゃないですか。
都心でアイマックスシアターがある人たちは本当の映画体験ができますよねって。
そうじゃない人たちは本当の映画体験はできませんよねみたいな感じを、
プロモーション上あんまり押し出されると、
なんか辛いなって思っちゃう部分は正直あるなとは思って、
正直映画っていう文化自体が地方格差も宿命的に追ってしまってるカルチャーではあるんですけどね。
そもそも映画館があるなしっていう根本的な問題があるし、
地方に行ったらもうその東方シネマかイオンシネマしかないから、
大作しか上映されなくてミニシアター系は結局都心の人しか見れないですっていう問題は常にあるんですけど、
やはり黒人がメインのセーブ劇。
微妙に白人に対しての色々と意思を出してるなっていうのは好きなんですけど。
それあれですか?悪者として白人が出てくる感じなんですか?
いや、じゃないです。あくまでも黒人同士の構想やねんけど。
なるほど。
だから、白人は言ったらモブですねって言っていいかな。モブと。
そうなんですよね。途中で白人の街が出てくるんですけど、びっくりするんですけど建物の色が全部真っ白なんですよね。
めっちゃいいっすね。
さすがにめちゃくちゃ笑いましたけど、白人の街、銀行強盗をしに行くんですけどお金を集める、身の白金を集めるために。
銀行強盗しなくちゃってなって白人の街に行くんですけど、建物全部真っ白っていう。そんな街あるかいって感じの。
めっちゃおもろいっすねそれ。
そう、そう、そう。
ミソなのが黒人がやってるキャラクターっていうのが実際にセーブ開拓時代にいた人なんですよね。
だからセーブ劇というかセーブ開拓時代に黒人のカーボーイとか名の知れた賞金稼ぎというかバウンティーハンターだったりとか賞金首輪がいっぱいいたっていうのが
あまり映画の中では語られてなかったことなので、そういう意味でもこの映画の意義っていうのはめちゃくちゃあるっていう話ですよね。
山口さんも反応するといえば、悪画の親玉がイドレス・エルヴァです。
なるほどね、そういう映画なのか。
だからあれなんですね、味方も敵も全部黒人でやりましたよっていう。
そうそうなんです。
なるほど、そっかそっか。いや、そういうことなんですね。
だから白人が黒人反向かったらえらい強いモブって言っていいかな。
本当モブでしたね。
ちょっと想像してたのが、いわゆるブラックスプロイテーション映画的なかっこよくて生きてる黒人が、なんか白人悪党をやっつけるもので黒人イエーイって感じの映画なのかなと思ったら、
もうそうでもなくて、善も悪も黒人っていう、黒人で締めちゃうっていう、ある種の当て付けのようにも見えますね。
白人をやっつけるとかじゃなくて、白人を追い出しちゃって映画撮りましたみたいな。
まあまあ、本当だから黒人の黒人による黒人のためのセブ劇ですよっていう感じです。
プロデューサーがJGやね。だから通帝にやる中はヒップホップラップのビートが流れてるっていう。
だから無理としてかっこいいんだよね。
もう多分もうおそらく結構タランティーノのジャンゴとかめっちゃ影響を受けてるのかなみたいな感じの映画でしたけどね。
もうだから黒人かっこいいぜと、その正義側だってヒール側だって黒人でかっこいいぜって、白人の入り込む余地ないぜこのかっこよさの中にはっていう。
あんまりって感じで言ってましたけどね、そうですね。
そういうテーマ的な部分を仕込んでいること自体はいいですね。
極限状態であること自体の面白さはあるとは思うんですけど、その極端なシチュエーション自体が何かのメタファーにしやすいっていうのはあるとは思うんですよね。
それはやるのはすごい面白いなとは思いますね。
だからその分もっとちゃんとやってればなとかいろいろ思うというのもあるんですけど、
単純にグロいシーンがPG12だから少ないとかそういう次元の話ではないのでこのダメさをはっきり言って。
なるほど。
じゃあちょっと僕が最近見た映画の話させてもらえたらと思うんですけど、皮膚を打ったところを見たんですよね。
見たかったなそれ。
シリアに住んでる男性が主人公で恋人にプロポーズするときにちょっと公共の場で調子乗ったことを言って、
思想犯なんじゃないかっていう疑惑を持たれて警察に捕まるんですよね。
でもシリア国内に入れないと。レバノンに国外脱出するんですよね。
ただ行った先で非常に不遇な日々を過ごしていると難民として。
かつその恋人は家の都合でベルギーの大使館に勤めているエリートと結婚してしまうと。
ものすごいいろんな鬱屈が溜まって何とかここを脱出したいってなったときに、
ベルギー人でよかったのかなあの人はのアーティスト。
ベルギー人かつアメリカ人かなのアーティストが結構問題作ばっかり作ることで、
作品の根を吊り上げるようなやり方をしている。
結構半分山下みたいな芸術家にタトゥーを彫らせてくれと。
そのタトゥー自体がアートになるからっていうことで、
そこを脱出するためにその契約をしちゃうわけなんですよね。
その彫るタトゥーっていうのがビザなんですよね。
ものすごい皮肉なんですよ。
国外に出れますよっていう保証っていうものをタトゥーとして彫ることで、
本人は人ではなくて作品としてそういう難民の立場を抜けて、
ヨーロッパに行くことができるようになるんですよね。
その行った先で作品として扱われることに対しての様々な話が巡っていくわけなんですけど、
結構面白い映画でしたね。
その視点としてもすごい面白いとこがあって、
結局そのヨーロッパ社会からの中東に対する作者的な構造に対する批評も入っているし、
現代アートに対する皮肉みたいなのでもあるとは思うんですよね。
人にタトゥーを彫って、それを難民の人間にビザっていうタトゥーを彫って、
その人をヨーロッパに連れてくるっていうこと自体が値段を持つわけですよね、アートとしての。
なんなんそれっていう。
それに対する皮肉もあるし、
より広い見方をするなら、例えば仕事であるとか役割っていうものと、
個人っていうものの向き合い方みたいな話としても見れるかなとはちょっと僕は思ったんですよね。
彼は作品として世の中に出ていくわけですけど、誰だってそうだと思うんですよ。
僕という個人であると同時に何か役割、
例えば父親であるとか仕事先のこういう職務に当たっている人っていう役割で、
この社会に受け入れられていると。
それって本来的に持っている自分個人とは違いますよねっていう根本的な問いみたいなのも入ってるかなとは思うんですよね。
なんかそういう部分が面白いなと思うし、
あとこの映画自体そのものもこの映画の批判の対象になると思うんですよ。
結局この作品の中でやっていることって、
そういう難民と呼ばれるような人たちをその作品として扱っていることって、
構造的な作詞ですよねっていうことが作品の中で描かれてるんですけど、
じゃあこの映画がそれを題材として取り上げてアカデミー賞をノミネートされていること自体は、
本当に作詞的な側面ってないんでしょうかというのは絶対あるとは思うんですよ。
もちろんそれを世の中に知らしめることで問題意識っていうものを世界に広めるっていう役割を持ってるとは思うんです。
じゃあただこの作品の中で描かれているように、
彼は個人だったものがタトゥーを貰えることで作品として扱われて様々な人権が奪われていくわけですけど、
それを知らしめることって彼の人権奪うことより本当に優先すべきことなんでしょうかっていうのはね、あるとは思うんですよ。
この映画自体がこの作品の中で問題提起されているものに含まれているとは思うんです。
そういう面白さもあるかなと思うし、
あとちょうど最近話した最後の決闘裁判のこととかも思い出したんですよ。
結局あの映画の面白さってやっぱり女性が抑圧されてるっていう構造自体を題材として選んでるからこその面白さだと思うんですよね、あの映画って。
もちろん問題提起すること自体の価値はあるけど、それを面白おかしく扱うこと自体の是非というか、絶対的にあると思うんですよね。
僕正直、リドリー・スコットってあの映画の中で出てきたアーティストみたいな人なんじゃないかなぐらいに思ってて。
とはいえそういうのをとっても結局お客さんが広がっていかない。
そこで監督が何をやろうとしたかというと、ジャンル映画に山下信宏監督、今泉力也監督の要素を入れようって作ったのがベイビーワルキューレなんです。
天才、なるほどね。
なるほど。
ということはあれはリンダリンダリンダってことですね。
そんなもんリンダリンダリンダは好きに決まってるじゃないですか。
だから殺し屋という部活なわけですね、あれは。しかも真面目じゃない方の。
殺し屋部っていう、基本部室でだべってるだけで終わるっていうやつですね。
軽音とかもそうですけど、めっちゃだべってるけど演奏始まったらめっちゃうまいじゃないですか。たぶんそのリアリズムかなと思うんですよね。
だから13人は女性のスタントでそれこそルーノ剣士で土屋太夫とかに指導する人で、もう一人が舞台版の鬼滅の刃の根塚役だった子っていう。
だからね、舞台挨拶行くと親子でちっちゃい女の子とお母さんっていうのが来てんねん。
でギリこの作品PC12やからギリ行けんねん。
マジっすか?
そう、鬼滅の刃と同じPC12なんです。
PGだから、保護者がついてきたら見れるんですね、PGだから。
でもちっちゃいお子さん見ていいのかって正直思ってんけど。
それ言ったらそもそも鬼滅の刃かって話なので、バイオレンスに関しては。
そう、そう、そう。
そういえばベイビー・ワルキューレ途中でチクワを加えてましたもんね。あれ根塚ってことですもんね。
あー、そういうこと。
あれそういうことでしょ。絶対そうでしょ。
ちょっとベイビー・ワルキューレ見てて思ったのが、読んでる漫画?背景の本棚のリアリティ半端ないなと思って。
なんかね、何あったかな。ハンター×ハンターとかあったんですよね、確か。
彼女たちのキャラクター的に絶対ハンター×ハンターって読んでると思うんですよね。
あとまあ多分、喧嘩商売っていう格闘漫画があったと思うんですけど、ヤンマガであってた。
まあその、ヤンマガとかヤンジャンとかの漫画と思うんですよね、彼女たちが読んでるのって。
カイジとか絶対読んでると思うし。
多分なんかそのリアリティ、彼女たちのパーソナリティに合ってるリアリティのある漫画の本棚だなと思って見てて。
なんかその辺りのね、リアリズムすごかったなと思って。
前田さんがベイビーワルキーレーの話した時におっしゃってた言い方がすごいしっくりきたんですけど、
日常の解像度が高いって言い方をしてたんですよね。
ああもうまさにその言い方だなと思いましたね。
なるほどな、確かにな。
結構ね、そのフィクションに落とし込むのとすると難しかったりするんですよね、その日常の解像度って。
嘘っぽくなっちゃったりすると思うんですけど。
それが本当ツイッターとかのノリだから、僕はなんかすごくリアルだなというか、
もう見知ったような会話の感じに僕はめっちゃ見えて。
いちいちなんか上手い例え話で話をしようとするみたいなくだりは、
ああツイッターっぽいって思って、
こう短い言葉で上手いこと言ってやったぜ感めっちゃ感じるっていうのがめっちゃツイッターっぽくて、
ああもうなんかもう僕9年もツイッターやってんだなぁとか思ってて、
なんか変なところで、その映画の感想として正しいのかわかんないですけど、
もうツイッターと共にあったな自分の人生っていうのを改めて見つめ直してきっかけになった映画でしたね。
どんな感想よって感じですけど。
そういう感じで坂本優吾監督作品は、過去作が公開できたところで一時四本同時劇場公開とかしてたんでね。
してましたね。
日記に掘り置かされてる感じありますね。
そうそうそう。だから元々前の共蔵出身のコーラなんで、
いわゆる共蔵のジャンル映画好きのコーラで身内感でガンガン作ってて、
そっからちょっとメジャーに向けていろんなプロの俳優を入れてきたなっていうのが。
元々結構シアター7とかよくやってたんですね。
いつまでも身内でやるなよって思ったからようやくメジャーに来て、東京でも評価さえ出したので良かったなっていう。
今言ってるやつかな?シリアルキラー物で、とりあえず次がヤンジャンのグラビア飲んでよかったコーラって。
ミスマガジン2021主演映画、タイトル見てっていうのが映画ドットコムに載ってますね。
殺し屋の映画があって、それの番外編で、そのコーラが殺し屋の訓練を受けるっていう映画が来年やるっていう。
役者だけ決まってて、そこに後から映画の企画を足していくっていうのは、本当にメジャーの舞台に乗ったって感じありますね。
やりたいことよりもまずやるべきことがあって、そこに自分の作家性を乗せていくっていう。
メジャーでやらないといけないことだと思うんですよ、これって。
いわゆる対策的な映画、多くの資本が関わっている映画のやらないといけないことだと思うので、これってまさにルート乗っかったって感じじゃないですか、これはまさに。
一時はジャンル映画バイオレンスもので、東の小林由悠季、西の坂本優吾がやったので、そこから頭上に面白いことになっていくかなっていう。
ポップさも入り混ぜつつって感じですかね、バイオレンスに。
本当に日本のジャンル映画を幅広い人に見てもらいたいっていうことをやってるみたいな。
なるほどね。ちょっと期待大ですね、本当に。
あとこれ、どっかのタイムの話したいなと思ってたんですけど、リム・ベンダースのレトロスペクティブってやるじゃないですか。
劇場に是非見に来てくださいってやっぱりね、映画監督は。
そっか、やるのか。
あと話のテンション全然変わっちゃうんですけど、平成ガメラまたやるでしょ。
あ、そうなんですか。
今週末から。
ガメラってなんか個展があるんやったかな、なんかイベントがあってそれに合わせて。
うん。
なんだって。
いやガメラ、大怪獣空中決戦とレギオン襲来と3ですよね。
イリス。
3見たことないんすよ。
この間はなんも出てないの?
前はドルビーシネマは1だけ行ったんですよ。
で今回僕まずガメラ2は怪獣映画で一番すごいと思ってるぐらい好きなんで、
ドルビーシネマで見たいっていうのが一つと、3見たことないから見たいっていうのが一つですかね。
そうだな、見逃したな。
そっか、1でなんか盛り上がってんのにどうにか行って、その後は割とドルビーオンタイムで行ったな、これは。
レギオンはすごいんですよ、ガメラ2はすごいですよ本当に。
ジャンルっぽさが濃厚な分、僕シンゴジラよりもしかしたら好きかもしれないですね。
シンゴジラまで行くともう災害映画の方にちょっと針が振りかけてると思うんですけど。
まあそうですね。
ガメラ3が見たらね、アイの方がガメラに対する憎悪から始まるからさ。
だからある種確かにそういうわけなんだけど怪獣映画は多様性があるなと思う。
怪獣そのものが災害っていう側面って絶対的にあるんですけどね。
それはあるんですけど、キャラクターでありこの生き物としての存在、あくまでモンスターですと。
そういうものを見たいっていうのはあるし、レギオンはいろんなパターンがあるんでね。
ソルジャーレギオンっていう人間大のものがいたりとかっていう、そこがSF的な面白さになってるなと思うし、ホラーとしても楽しめるし。
本当に怪獣プロレスとしてもちゃんと楽しめるようになってるし。
人間の作戦ものって言ったらいいんですかね。
そういう面白さもあるしね。
てんこ盛りなんですよね、ガメラ2。
ゴジラもそうやけど、平成以降のちゃんとした怪獣映画って人間にとっても恐怖の描き方がすごいはっきりしてて怖いよね。
闇さんもちゃんとあって。
そういえば怪獣映画で思い出したんですけど、
この南海館でゴジラ、モスラ、キングギドラ、大怪獣総進撃とトットコハムタロンのシリアルじゃないですか。
僕もろに世代なのでめちゃくちゃ懐かしくて行きたくなったんですけど、あの組み合わせで本当に見に行ったので、ゴジハムくんもらったなってめちゃくちゃ懐かしい感じになったんですけど。
俺もそれこそ学生の時で京都河原町に泣かれた今なき映画館に見に行った。
懐かしいな。普通にハムタロウも楽しく見てたし。
見たんよ!俺見てない映画も。
とりあえずオールナイトって、荷物の心配意外と大丈夫なんやって分かって。
映画好き悪い人おらねーやーって思いながら。
やっぱり寝てもらって、もう荷物大丈夫やーって。
南海岸の場合は。
意外と安全だなーって思って。
そこから分かると、行く時も毎回買うって時があって。
まああの、あそこは本当に映画好きな人だけ来る感じですからね。
たぶん昔のオールナイトとかだったら、本当に寝るために来てる人とかも全然いたと思うんで。
そこはやっぱ空気違いますよね。
今の南海岸きれいだし。
90年代あたりの南海岸は別の企画団体が入ってて。
トップコーナイトっていう年末に、完全複面上映とかやってて。
えー。
すごい企画力だ。
3本か4本が本当に複面で明かされずに、ちょっとだけヒントは出るのかな。
でマニアックなやつとか、日本で劇場公開されてないようなビデオスリルの作品とかもやってたらしい。
それ行く側も試されますね。
何が来ても俺は楽しめるぜっていう自信がないといけないでしょ、それ。
絶対無理やわ、僕。そこまでは無理やわ、絶対。
トップコーナイトっていう複面上映企画は割と面白くなってて。
本気っすね、本気の本気のガチのシネフィルしかいけないですよね、それは。
だからその辺が結構、90年代ピアとかエルマガジン買ってるとその辺が乗ってて結構俺ら間違ってた。
いいなー、その本当に映画華やかかりし頃の雰囲気が漂うエピソードですね、それは。
僕と山口くんとかそうやねんけど、明石海峡を橋ができてから淡路島から三宮のミニシアターとか結構俺は行ってた方なので、高校生の時は。
いやー、すごいなー。僕、桐島の時に話しましたけど、高校の時映画館なんて行ったことなかったですからね。
いやー、やっぱ年季が違いますね。
橋ができて、今は三宮アサイシェイマーとか行って、ミニシアター系映画。
だから本当は今日その辺の話がベスト3の中に出てくる予定でした。
あー、なるほどね。
いやー、僕それ出されても何もわからんってなるかもしれない。
何もわからんですけどね。
一応有名どころではあるけどね、ベスト3、その辺を言ってしまったら。
またの機会にね、生涯ベスト3はね。
ちょっとね、もう今映画館も年末進行になって話題作増えてくるから、生涯ベストの回挟めるタイミングちょっと分かんなくなっちゃったなっていうのはあるんですよね。
まあまあ、お祝い、温めるだけ温めておいてお祝いやりましょう。
えーと、ひとまず次回は聖地Xでよろしいでしょうか。
そうですね、聖地Xで。
リリウム監督。
わかりました。
変な映画です!っていう褒め言葉を言っときます。
韓国でロケしてましたよね。で、韓国での話ですよね。
はい。
で、鬼闘士とか出てましたよね。
出ますよ、はい。
いやー、ね。
コクソンか?コクソンか?
韓国の鬼闘士といえばコクソンっていう。