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  2. 第203回(1) オープニング~名..
2025-03-19 54:44

第203回(1) オープニング~名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN/Playground 校庭/366日…~

ウィキッド ふたりの魔女』の話をしました。

オープニングではメンバーの近況について話しています。

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・山口 https://creators.spotify.com/pod/show/chottoeibana ・マリオン https://x.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://x.com/pteryx_joe

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日時:2025年3月29日(土) 詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar 場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com

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サマリー

このエピソードでは、映画『名もなきもの』について語り、その中で描かれるボブ・ディランの魅力を深掘りしています。また、パレスチナに関するドキュメンタリー『ノーアザーランド』の重要性とその内容についても触れています。このエピソードで、映画「ニッケル・ボーイズ」と「燃える女の肖像」に焦点を当て、権力関係や視点の重要性が語られます。また、映画における女性の表現やカメラの眼差しについての考察が行われ、視聴者にさまざまな気づきを促しています。このエピソードでは、映画「アノーラ」と「プレイグラウンド」のテーマについて、多面的な視点から議論が展開されます。「アノーラ」では男性の目線から描かれた女性の物語が語られ、「プレイグラウンド」では子供の視点からのいじめのリアリティが伝えられます。このエピソードでは、映画『知らない彼女』について語り、平行世界や恋愛関係における複雑な感情に焦点を当てています。また、韓国とニュージーランドの対比を通して、登場人物が直面する自己発見の旅についても考察が行われています。このエピソードでは、名古屋でのバーの出来事や力強についての意見交換が行われ、参加者たちがその重要性や責任について考察しています。

映画の紹介と感想
始まりました、映画の話したすぎるラジオ、第203回になります。この番組は、大阪で映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
はい、では、近況の話から入っていこうと思うんですけども、マリオンさん、いかがされました?
そうですね、今週は、ヨルゴスランティモスの初期作を映画館でやってるってことだったので、
キネッタっていう長編デビュー作と、アルプスっていう作品と、
ヨルゴスランティモスが制作で、出演もしてるアッテンバーグっていう映画の3本を見てきたんですけど、今週。
ただ、全然意味がわかんなかったので、したっていうことしか特に喋れませんっていう。
なるほど。
ギリシャの奇妙な波っていうムーブメントがあるらしいんですけど、そこからヨルゴスランティモスとか生まれてるわけなんですけど、
今まで見てきた通り、奇妙じゃないですか。
あれがもっと再起走ってるとああなるんだ、みたいな。初期作の再起走り方とかでもちょっとびっくりしましたけど。
話よくわからんし、わからんというか、
ずっと支配と束縛とかの話をずっとしてるっぽいんではあるんですけど、
あまりにも、「で?」っていう感じはするというか、話があまりにも進まないしよくわかんないしみたいな、
奇妙なことになってて、特にキネッタはちょっとよくわかんないってまま終わっちゃって。
アルプスの方はまだもうちょっとわかりやすい方だったんですけど、にしてもなんじゃこりゃって感じの映画になってたので、
ぜひ機会のある方はぜひ見てみてほしいなっていうか、なんじゃこりゃってなってほしいっていう感じでしたね。
全然やってるって知りませんでした。
そうですね。たぶんミニシアター、今回第7芸術劇場で見てきたんですけど、
ちょっとそういうポツポツとやってるみたいな感じですかね。
たぶんジャイホーとかの辺かな?ストレンジャーとか、あとグッチーズフリーズスクールのあれを書いてあったような気がしたけど、間違ってたかもしれないですけど。
ちなみにランティモス以外のギリシャ映画とかもやってるんですか?
例えばリンゴとポラロイドとかも確か奇妙な波を一つに数えられたりすると思うんですけど。
から出てきた監督さんですよね。クリスタント・フーニフみたいな人ですね。
その人のは入ってないかな。あくまでランティモスが関わっている3本みたいな感じですかね、今回。
ランティモスの特集上映ではあるって感じなんですね。
そうですね。ある意味そういう感じですね。
で、最近カゴの中の乙女のリバイバルもやってたじゃないですか。
なのでそれもちょっと合わせてもあるのかなっていう感じですけど。
カゴの中の乙女も試写の方で見せてもらったんですけど、それを見てなかったんでちょっと見たいなって見たんですけど。
あれも訳わかんない話だったなっていうか、あっちの方がすごいわかりやすい話だったんですけど。
まあ奇妙で気持ち悪い話をやってっていう感じで素晴らしかったですけど。
ちょっと今回の3本はちょっと難しいよって感じがしたので。
まあまあでも触れてみて全く無駄だったかってそういうわけじゃないんですけど、すごく興味深い作品たちでしたね。
ボブ・ディランの映画について
で、まあちょっと先週ちょっといろいろアカデミー賞関連の映画を見てたんで、僕はそっちの話をちょっとメインに今回したいなって思ってたんですけど。
コンプリート・アンノーン、名もなきもの、コンプリート・アンノーンなんですけど、ちょっと見てっていう話をしたいなと思ってて。
僕全然ボブ・ディランのこと全然知らないで見に行ったんですけど、なんかボブ・ディランってめちゃくちゃすげえ人なんやっていうかかっこいい人なんやっていうのを今回の映画で初めて知るみたいな感じでした。
なんか結構ボブ・ディラン詳しい人からちょーっと聞いたんですけど、ボブ・ディランってずっと長く活躍されてる人じゃないですか。
なので結構色々こう曲の変遷というかどういうことをやってたかの変遷がいろいろ歴史が長い人で、どこを切り取るかみたいなのが結構難しい人らしいんですよね。
なんか一本の映画で全部の人生まとめるとかはとてもじゃないけど、無理っていう。
ちょっと変わり種でやった映画はあるんですけど、全部のボブ・ディランを複数の役者でやるっていう、アイム・ノット・ゼアっていう映画があったりするらしいんですけど。
今回そのボブ・ディランの中でも特にかっこいい時期みたいならしいんですよね、今回。
それをティモシー・シャラメがやってるっていうので、まずみんなちゃんと歌歌うんですよ。
そうらしいですよね、なんかね。
ボヘミアン・ラプソディーだったら吹き替えって言ってたじゃないですか。
あれも別に悪いわけではないんですけど、今回ちゃんとみんな歌ってるっていうのの凄みみたいなのが、そこがまずすごいいいなって思いましたね。
ちゃんと生身の人間がそこで歌ってるみたいな。しかもそれがモノマネとかでもなくみたいな。
ちゃんとモノマネっぽくならずに、でもこの人がやるボブ・ディランだからこそ発せられる歌みたいな。
とか、ジョーン・バイズっていう女性のフォークシンガーがいるんですけど、その人もその人らしい声でやるみたいな。
みんな歌が上手くて、すごいなっていうのがまずあったのと、
ボブ・ディランって人がある意味でミステリアスであり、ある種のかっこよさがあるっていうか、
人から決められたものにとことん抗っちゃうような感じの人なんですよね。
フォークシンガーとしても一躍長くどんどん売れていくわけなんですけど。
で、ある事件がクライマックスに、事件というかある出来事がクライマックスに描かれるんですけど、
そこに至るまでの過程でも、完全に自分は自分だからみたいなことを自ら演じ続けてるみたいな人になってて。
時代の妖精とか、ある種のプロテストソングとかも歌い続ける人なんですけど、
そこに共鳴しつつも、ある種の枠とか固定概念みたいなものからは、
すごい自分からどんどん避けて反発しようとするみたいな。
なんかそこはちょっとやっぱ広いくにも見えるなぁみたいな。っていうのがすごくあって、
確かにこれはかっこいいっていう。っていうのはすごい思いましたね。
女性関係はだいぶだらしねぇなって感じの映画からしてましたけどね。
完全にすごい人かっていうのはあれですけど。
かなりフィクションも入ってるっぽいっていう感じではあるっぽいので、
本当はこの時期にこれはやってないんだけど、実際にやってるけどちょっと組み合わせてるみたいなこととかはあったりするみたいですけど。
でもなんかそのボブ・ディランっていう人の、この時期のボブ・ディランのすごさとかかっこよさみたいなのは、
すごいよく出てるみたいな映画になってて、ちょっとね、いや素晴らしいなぁっていうふうに思いましたね。
僕も詳しくないですけど、やっぱこのフォークを歌ってた時期って、
ボブ・ディランの一番イメージとして強い部分というか、
ライク・ア・ローリングストーンとかは一番有名だと思うんですよね。
そこで興味引かれる部分もあるし、同時にその何というか、
求められたらそれじゃないことをするみたいなことをやり続けた人っていう情報も聞いてるんで、
じゃあこの映画ってどこに行くんだろうみたいな興味もあって、
結構危うく思うというか、自由な人であろうとしついてむしろめっちゃ束縛してる人に見えかねないと思うんですよね、
それって描き方によっては。ものすごい難しい題材だと思うんですよ、ボブ・ディランって。
いや本当に難しいと思います、本当に。
これをなんか、ジェームズ・マンゴールドがこれぞアメリカ絵画って感じで描いてるのがやっぱ見事だなというふうにやっぱ思いましたし、
あと僕唯一ボブ・ディランであーって思ってたのが、ウォッチメンのオープニングってわかりますか。
あれボブ・ディランじゃないですか、時代が変わる。
あれも出てくるんですけど、それ彼が歌うとすごい熱狂が生まれてくるんですよ、その歌を歌うと。
なんかそれを見て、この曲元から好きだったけどより好きになるというか、いやかっこいいよねみたいな。
っていうのは改めて気づかされたりもしたしっていうのがあって、
本当にボブ・ディラン全然僕みたいに詳しくないですみたいな人がここから触れてくんだろうなって思います、本当に。
すごい話のネタにもなるというか、たまたま知らないカフェに入って、初めて入るカフェに入ってパンフレット読んでたんですけど、コンプリーターのの。
パレスチナのドキュメンタリー
見てたら、そこのオーナーの人がボブ・ディランじゃんみたいな。
話しかけてもらって、ちょっと僕も買い際だったんですけど、レコードがかかってるお店だったんですけど、最後にレコードかけてもらって、いいですねみたいな。
めっちゃいい。
っていう風になって買えるみたいな、そういうちょっと微笑ましい時間を過ごしたりとかもしました。
いいですね。
ちゃんとちょっとボブ・ディラン聞いてみたくなったなっていう感じでした。
あとちょっとすいません、日本語で話したいんですけど、すいませんね。
ノーアザーランド、故郷は他にないっていうドキュメンタリーなんですけど、これはパレスチナのドキュメンタリー、パレスチナのアスカドキュメンタリーですね。
パレスチナに住むバーセル・アドラーさんっていう人が、ずっとイスラエル軍の破壊行為とか占領行為をずっとカメラで撮ってて、それを今もSNSで発信されてる方なんですけど、
その方と、あとイスラエル在住のジャーナリストのユバル・アブラハームという方が2人がメインに出てくるんですけど、その2人がイスラエル軍のそういったひどい行いっていうのを記録していくっていう。
ニュースではなんとなく、なんとなくと言ってもあれです、あんまりよくないですけど、知ってたつもりではあったんですけど、
いや実際にこんなこと起こってんだっていう衝撃は結構ちょっと重たいものを持って突きつけられてるなーっていう感じでしたね、本当に。
あまりにもひどいっていう。あまりにもひどいし恐ろしいっていう。
特にバーセルさんはもう完全に目つけられてるんですよね。
なので本当に夜中に村に軍がやってきてみたいなとか、怖いんですよね本当に。
で、お父さん捕まっちゃったりとかもするしみたいな。
っていうことが平気で行われてて、もう完全に力で抑えつけてやろうって感じですよね、その辺。
っていうのがあまりにも恐ろしいし。
そんな中でもパレスティナとイスラエルという分断された、それぞれの国に住む2人の青年が発信し続けてるっていう。
ある種の友情の話でもあるしっていうところでもあるし、でも逆にちょっと2人で一緒に発信してるからこそ、余計にその差が恐ろしいみたいなこともちょっとあったりするんですよね。
イスラエルに住んでるユヴァルさんは、僕は帰るから家に行って行って帰ってく瞬間って、
全然悪気ないししょうがない、それは当たり前のことなんですけど、何とも言えないなって気持ちになったりもするっていう。
そこのちょっとすでにある構造の差みたいなんじゃないですけど、っていうのも同時にちょっと感じもするっていう。
彼が悪いとか言ってるわけじゃないですよ。悪いわけじゃないですけど、
そういったことも計らずも浮かび上がってもいるしみたいなこともあって、本当に不条理だな、この現状はっていうのをちょっと突きつけられるドキュメンタリーでした。
パンフレットはめちゃくちゃ内容濃くて、これも筆読って感じだったので。
これ、ベルリンの国際映画祭で上映された時に、結構ベルリンの市長からクレームが来たりとかいろいろあったりとかしたらしいんですけど、
そういったドイツがそういうことを言っちゃう理由は何なのかみたいなのとかも詳しく書いてあったりとか、
なるほど。
うわー、なるほどなーっていうすごい勉強になりましたね、この辺。
これちょっとぜひ見てほしいなってドキュメンタリーでしたね。
いやー、賞を取って良かったですね、本当にこれは。
映画と視点の重要性
いやそうですね、これはちょっと取ってほしかったなと思ったので、
ちゃんと2人でアメリカの受賞式来てたので、本当に良かったなーっていうのは見てて思いましたね、受賞式見ていて。
いやー、あれはいいニュースやなって思いながら僕は聞いてました。
しかもなんとなく今年の作品所有者系のこと取り寄せ方が多いって多い感じとしましたしね。
そうなんですよね、そうですよね。
ちょっとそれもあって余計にこうなんとも言えん感じにもなりましたけど、
ブルータリストとかあった中でとかっていうのがいろいろ考えとこあるよなーっていうのはちょっと思いましたけどね。
あと最後にちょっとニッケル・ボーイズっていう映画なんですけど、
これAmazonプライムで見れる作品なんですけど、
ピューリッザ賞を受賞してる作品があったのかな?
コルソン・ホワイトヘッドっていう人が書いてる一つが原作で、
これある事件をベースに書いてる小説なんですけど、
それがなんかアーサージ・ドジャー少年院事件っていう事件があって、
そこで少年院内で大罰とか暴力とか殺人とかまで起こってるみたいな、
そういった劣悪な環境の少年院があって、
ずっと勧告とかいい加減にしろっていうか直せって言われてるのにもかかわらず、
結局何年も何年もずっと残り続けたみたいなっていうレベルの少年院らしくて、
そこ閉鎖になった後に2話調べてみたら人骨がいっぱい出てきたみたいな。
っていうちょっとどうかしてる事件だなっていうのがそこをベースに作ってるんですけど、
まだ白人と黒人差別が色濃く残ってる時期というか、南部での方ですからね。
いまだにバスの座席が区切られてたりみたいな時期の話で、
そこにニッケル校っていうニッケル学校みたいな名前の学校に入った少年の話なんですけど、
これ描いてるのがすごいのが一人称視点で描いてるんですよ。
エルウッドっていう少年が主人公なんですけど、その主人公の一人称視点でずっと続くんですよ。
しかもそこの映像がめちゃくちゃ美しいっていう感じになってて、
本当に撮影所にノミネーションされてないのはちょっとおかしいレベルの見事な撮影でそれを描いていて、
途中からでももう一人主人公が出てくるんですよ。
ちょっと名前をどわそりしちゃったんですけど、もう一人の主人公が出てきて、その二人の話になってくるんですね。
でももう一人の主人公が出てきてもそのもう一人の主人公の視点で語られるので、
視点が切り替わるということで切り替えし、いわゆる撮影の切り替えしというかカメラの切り替えしをやってるっていう。
あーなるほどなるほど。
感じになってるっていう映画になってて。
まずちょっと撮り方がトリッキーなのもあるし、映像も美しいしっていうのですごくこう、
うっとりしちゃうとか目が釘付けになっちゃうっていうのもありますし、
やっぱりその視点、一人称の視点だからこそ、ちゃんとわかんないことはわかんないままなんですけど、
明らかにこれ良くないことが今後起こるだろうなみたいなことを余白だけが残ってるみたいな感じなのもあったりするんですよね。
ある少年の行く末とかどうなっちゃうんだろうなとか思っちゃうあるキャラクターがいたりとかするんですけど、
でもその最後までは描かれないし、見てないので彼はっていうのとかもありますし。
で彼その、エルウッド自身が体験するある出来事みたいなのも大変、うわーみたいなことも描かれたりするしっていうので、
ちょっとある種の没入感を持ってその事件というか、おぞましい事件というのを描いてるみたいな話。
燃える女の肖像の革新性
でなおかつちょっとこれ時々変な時系列のものが挟まってくるんですけど、
途中いきなり未来のエルウッドが出てきたりするんですよ。
え?ってなるんですけど、見てると何でか分かるんですけど。
ちょっとトリッキーだし、題材のこともあんまり何も知らないでみたらなんだこれってなっちゃう可能性が高いんですけど、
けど多分これ見たら最後めちゃくちゃえ?ってなると思います。
マジかってなると思います。
もうこれ以上ちょっとネタバレなしで喋るのは難しいレベルの感じではあるんですけど、
まあでも僕はちょっとえ?って声がちょっと出そうになるレベルのものだったし、
これは映画館で見たかったよっていうレベルの美しさだったので、
これは本当にちょっと、これちょっと早くみんな見て欲しいなって思いましたね、これは。
好きになってんすよね。
いやでも聞いてるだけで胃が痛くなってきたんですけど、重いと思って。
重いんですよ、重いんですよ。
重いんですが、が、映画としては本当にこれすごいなって思いましたね、本当に。
積極的になんか、なんでこれがこうなってるのかな?みたいな考えながら見ると、
よりちょっと胃が重くなるような話ではもちろんあるし。
でもあるんですが、いやでもこれはマジですごいですっていう。
やめたいなあ。
未来のエルウッドくんの視点がなぜそうなってるのかとかいう話とかもね、
するとうーんっていろいろ考えたりするんですけど、
ちょっとこれは見て欲しい作品ですね、はい。
なるほど。
すいません、ちょっとしゃべりすぎました、今週こんな感じです、すいません。
では大井さん、いかがされてました?
えっとですね、今週なんですけど、
まず、埼玉県立近代美術館っていうところでやってた、
映画の中の女性イメージ、見る見られる女性っていう、
美術館で映画を上映するっていうイベントに行ってきたんですけど、
で、見た映画っていうのが燃える女の肖像なんですよ、もちろん見てます。
なので、冴えたの鑑賞にはなるんですけど、
その燃える女の肖像を見て、その後に明治学院大学の教授で、
最近本も出されてたはずだよな、の斉藤綾子先生っていう映画研究者の方が、
燃える女の肖像だったり、あるいは映画全体のカメラっていうのは誰の眼差しかっていうところの講演会をして、
それを聞いてきたんですけど、
それがめちゃくちゃ面白かったんですよね。
まずはその話しようかなと思うんですけど、
まず燃える女の肖像って、もう2人もちろんご覧られてるかなと思うんですけど、
この燃える女の肖像がどうして革命だったかっていうところ、
多分いろんな語り方されるし、いろんな語り方ができる話だし、
まさに見る見られるの映画かなとは思うんですけど、
やっぱり1個大事だっていうふうにおっしゃったのは、
モデルと画家っていうのが対等な関係にあると。
それ以前というか、いわゆる旧来の映画、ハリウッド映画を代表的に描かれるものっていうのは、
基本的にカメラの眼差しは、男性の政治的な眼差しっていうところがすごく強くあると。
だから女性が出てくるとき、女性にフォーカスは合うんだけど、
その後ろがよりぼやけるというか、理想化されることが多いんだっていう話をしたんですね。
だから男性が映るシーンと女性が映るシーンっていうのを、
パンで切り返して見せたりするじゃないですか。
それを1個1個切り取って分析をしてみると、
男性側は背景がしっかり映ってるのに、女性側は背景がよりぼやけてる。
ポートレートっぽくなっている。
それはまさに男性視点で女性の理想化をそこに掲げていることの表れなんだよねっていう話とかをしていて。
ああ、なるほどなっていう。
そういう視点で見たときにじゃあ、
モエロの肖像って何がすごかったかって言ったら、もちろん女性だけの環境で、
女性という力関係が対等であるっていう、2人の関係性を描いているっていうのもありますし、
かつ、見られる側に主体性を持たせたっていうところはやっぱり大事って話をされていて。
これ多分いろんなところに語られていることだなと思ったんですけど、
エロイーズですよね。モデルになる。
描き側の画家に対して、私もあなたを見てるっていうふうに言うじゃないですか。
それってまさに劇場で客体化されている、あるいは消費される側に立っている女性っていうのが、
観客側を見ているというか。
映画鑑賞者側の特権性をあるし、育つ瞬間なんだと。
だからこそそこにこう、なんていうか、
切りつきみたいなものがあるんだっていうような話をされていたのがすごい面白かったんですよね。
で、そう考えたときに、アノーラのラストってって思ったんですよ。
アノーラのラスト、先週ちょっと山口さんと丸山さんとだいちゃんさんを含めて4人で話しましたけど、
最後、助手席からアノーラって直接こっちを見るんですよね。
直視するんですよね。
それまではどちらかというとアノーラの背景もぼやけてるし、
ある種理想化された女性だし、消費される象徴としてすごく描かれてきてると思うんですよ。
ただ、アノーラのラストってすごく真っ直ぐこっちを見つめてくる。
で、それをこっちも眼前に見られるっていう状況になるわけじゃないですか。
そこからアノーラのラストに向かっていくっていう。
それって確かに意図的に挟まれてるというか、
これまで消費されてきた、虐待化されてきた女性であるアノーラが、
死体性を持つっていうことに気づかされた瞬間なんだろうなっていうのを見てて思ったりもして。
だからこそ山口さんがお話の中で、
イゴールが観客なんだってお話をされてたと思うんですけど、
そう感じられる演出になってるんだなっていうのを感じて。
なるほどね。
もちろん死体はイゴールだから男性ではあるっていうところが、
またこうねじれてる気もするんですけど。
とはいえ、なるほどその視点というか、
カメラというのが誰の眼差しかっていうことを前提に、
映画を見ていくといろいろなことが見えたりするんだなっていうのを考えた。
すごい面白い講演でした。
アノーラのラストについての考察
すごい興味深いっすね。
面白い。
まず僕確かに昔の映画見てる時、
女性ソフトフォーカス多いなっていうのは、
思うことが多かったのは多かったんですよ。
単純になんか綺麗に撮りたいからなのかなってずっと思ってて、
最近も去年ネットワークっていう映画の、
午前10時の映画祭で見た時に、
フェイダーの映画映る時だけフワッとするんですよね、背景が。
なんでこんなことになるんやろうって。
フェイダーナウェイを綺麗に撮りたいからなのかなって思ってたんですけど、
その綺麗に撮りたいっていうのの、
もちろんそれがあるんだけど、
その下のレイヤーがあるってことですね。
綺麗に撮りたいっていうことは、
理想化しているというもうちょっと複雑なレイヤーが下に忍ばされてたってことなんですね。
まさにそこを分析されている、
名前を忘れてしまった、論文とかもあったりして、
その和訳とか持ってたんでちょっと買ってきたりもしたんですけど。
アノーラね、今ちょうど編集ほぼ終わったぐらいなんですけど、
全然語り足りてねえよって思って。
そうなんですよ。
そうですね。
そうなんですよ。
もうちょっと細部のしょうもないところとか喋りたかったですよ。
タトゥーの曲かかるとこ笑いませんでしたか?とか。
そうなんです。
そういう話したかったんですけど。
あの収録の後、僕他にアノーラ見た人と喋って、
その人女性だったんですよ。
やっぱラストの捉え方、僕らとも全然違って、
希望とも絶望ともどれでもなくて、
途中でアノーラがストール受け取って首にかけるじゃないですか。
寒いから。
あれと同じだっていう。
寒かったからそうしただけって言ってて。
ああ、なるほど。
うわ、なるほど。
本当その発想なかったから。
寒かったからっていうのは精神的な意味ですよ。
アノーラの視点
そこに対して別にあんまり深い意味はなく、
ただ寒かったからそうなったっていう、
そこになんか深い意味がないけど、
その深い意味がないからこそそっから先って虚無の崖なんですよね。
だからすごい喰らったって言ってて、
すごい面白いなと思ったし、
あとその男性の目線っていう切り口からアノーラ見た時に、
イゴールとイヴァンと、
あとイヴァンの親父ってそれぞれが、
女性の物語を見る立場の三者やと思うんですよね。
そうですね。
一方的に消費するだけのイヴァンの親父と、
フィクションとしてある程度入れ込むけど、
がっつり寄り添わないイヴァンっていう、
誰それは俺の嫁ってノリじゃないですか、あれって要するに。
確かにそうだな。
なるほどね。
寄り添うけれども当事者になりきれないし、
分かり合えない立場としてのイゴールっていう、
多分それは結構僕らに近いと思うんですよね。
フィクションを通じて女性を理解したいと思ってるけど、
結局そうなりきれてないですよねっていう、
多分僕ら3人はイゴールに近いと思うんですけど、
その3者の立場がそれぞれ、
女性を見る男性の立場が当てはめられてるし、
女性を描いたフィクションを消費する観客の立場、
3種類って感じだったなと思って。
なんかこの辺り全然ちゃんと話できてなかったわと思って。
そうですね、確かに。
僕ね、アノーラの人の感想を見てて、
ここまで人って分かり合えんもんかなと思うんですけど、
本当にアノーラをお金目的に見えて楽しめなかった、
みたいな意見を見た時、マジかと思って。
いや、そうよって。ずっとそうやんって。
ずっとそうだけど、
ただアノーラが求めてることって、
お金を通じた対等なやり取りじゃないですか。
それが結婚って言い、
最も一応この世で対等と言われてるはずのものが、
簡単に風靡じられるし、
もう一つ、法律っていう、
対等に平等にあるはずのものも、
簡単に風靡じられるっていう、
結局持ってる奴が勝つだけのゲームなんですね、
みたいなその絶望の話だと思うんですけど、
お金目的だからって、
いやそうよ、だって彼女ビジネスでやってるからねっていう。
仕事ですからね。
そうですよ。最初からそうでしたよみたいな。
始まった瞬間から、
もう終わる数分手前まで、
ずっと彼女ビジネスしてるから、
当たり前よそれ。
って思って。
先週収録した後、
アノーラに対して、
喋ることどんどんどんどん増えてきて。
わかりますわかります。
そうですよ。
あれも喋ってない、これも喋ってない、
みたいなことばっかりだったなって思いました。
僕も勝手にだから見ながら、
もういろんなお仕事を見ながら、
アノーラとちょっと比べてましたからね。
そこはね、やっぱり、
ショーン・ベインカー、
男性監督だから、
そこになんか、
カメラにどうしても色がついちゃうんですよね。
意味が。
そうですね。
今回それ自覚できてるのやっていうのが見えたんで、
それは良かったなと思って。
すごい自己癖的な映画だなっていうところが、
まずありますもんね。
そう、っていうのが面白くて、
この話をちょっとしたかったっていうところですね。
時間ないからさらっと行きますけど、
プレイグラウンドの重さ
もう一個、
ベルギー映画のプレイグラウンド皇帝っていうのも見てきて、
これもめちゃくちゃ重たい映画なんですけど、
すげえ良かったんで、
すっごいざっくり言うと、
サウルの息子って映画が、
ちょっと前にあったと思うんですけど、
ご覧になられてます?
見てないです。
僕、見てます。
なんとなくあの撮影手法を持ってもらえたらいいんですけど、
あれの学校版です。
あれの小学校版で、
兄弟が主人公なんですけど、
妹の視点が基本的には描かれる。
で、兄貴がいじめられてるんですよ。
で、
そのいじめを妹だから止めに行きたいんだけど、
止めに行けば行くほど、
兄貴のいじめがどんどんどんどん悪くなっちゃうんですよ。
で、
あるタイミングでいじめは
なんとかなるんだけど、
その結果、兄貴がどうなるかっていう。
ねえ、
その、
地獄みたいな話なんですけど。
ヤバそうだな。
ヤバそうっすね。
ヤバいっす。
でも、子供の無邪気さというか、
子供の無垢ゆえの残酷さ、
たぶん、
イノセンスとかでも描かれてたとこだと思うんですけど、
よりそれをリアルにして、
かつ、
男女のいじめの、
いじめ方の違いのリアリティとか、
ああ、ああ、ああ。
あとはそこに、
大人が入り込めない状況というか、
なぜ止められないのかっていうところとかが、
まあ見事にリアルに描かれてるんで、
めちゃくちゃ面白いんですけど、
超面白かったので、
もしご興味があればぜひ見てみてください。
聞いてるだけで地獄すぎるなと思って。
地獄でした。
ヤバこれ気になってたので、
見に行こうかなと思ってたんですけど、
ツラー、ツラーって。
あ、でもね、
最後ね、
少し、
あ、でもね、最後ね、
救いというか願いというか祈りというか、
ああ、そうだよね。
こうあってくれっていう
ラストになるんで、
ぜひそれをちょっと信じて
見に行ってもらえたらなと。
はい、思ってます。
一人称っていうのがめっちゃ合ってますね。
題材に対して。
そうなんですよ。まあ、この映画だと
一人称というか、すごくパンが、
背景がぼやけてるという感じ。
めちゃくちゃ近くにしかフォーカスが合ってない
っていう状況なんですけど。
だから、サウルの息子方式っていうことですね。
そういうことです。
なんですけど、たぶんそのアプローチって
子供の視点ってそうだよねってアプローチでもあるし、
見えてる世界って
この範囲しか僕らそもそも
見えてないですよねっていうところにも
なってる。ほぼ主観と言ってもいいような
ところなので。
いやー、そうなんですよ。だから、
端っこの方で見えてるようで
見て見ぬふりしてるところとかがぼやけたりするのが
またこうね、あるなっていう感じもあって。
あー。
いやー、めちゃくちゃ良かったです。
映画と、まあプロとしてもすごかったし、
ほんと体験としての映画っていう感じがあって。
ニッケルボーイドもたぶんすごく
気になってるんですけど、それと並ぶ
映画だなっていう気がしてます。
うん。なんか最近一人称の映画
多いんですよね。プレゼンス存在も
一人称映画だしなーって
思ってるんですけどね。
はい、今週こんな感じです。
366日の映画体験
はい、えーと、僕はですね、
ちょっと
見た映画はお二人と毛色違いすぎて
あのー
366日と
知らない彼女と
けなは
韓国が嫌いで
を見ました。
けなは韓国が嫌いではちょっと
三本の中では一色だと思うんですけど
あのー
いやー、あのー
いいじゃないですか。
いいじゃないですか。
で、あのー、366日は
これも先週に引き続き
エマハラ案件で見たやつなんですけど
はいはいはい。
世代的に2003年に出会った男女が
2024年の
今どうなってるかっていう
世代が結構
僕とエマハラさんに近い
主人公たちの話で
その男女の恋愛の話で
二人を繋ぐツールとして
MDが出てくるんですよ。
はいはいはい。
MDってご存知ですか?大石さん。
ギリギリ知ってます。
ギリギリ。
僕も分かりますよ。
学校の先生はMDを使って
教室で音楽を流してくれてました。
僕も音楽教室で
お手本としてもらうのが
CD、カセットかMDかが選べた時代でしたね。
僕は高校時代に
MDどんぴしゃだったんですよね。
で、もうMDで
ブルーハーツとハイローズと
カモンタッツをばっか聞いてたんですけど。
時代が出ますね。
面白い。
面白い取り合せだ。
で、まあ
ちょっとね、結構
正直僕この話好きなんですよ。この映画好きで。
面白かったんです。
とにかくね、
手段を選ばずに面白くしてくるんですよね。
ほう。
難病者だし、
男女のすれ違いからの別れ者
だし、
未婚の母者
なんですよね。
詰めましたね。
しかも
難病者で死んだり死にかけたり
する人が3人出てくるんですよ。
詰めましたね。
3人!?
見てて多いなと思って。
1人じゃないんだって。
なんとなく
予告で察してると思うんですけど
愛し合った男女が
それでもすれ違って
年付を経て
現代にいたりみたいな話で
やっぱりエモーションはあるし
秒速5センチメートルにも
通じるものがあるんですよね。
そこがやっぱりね
刺さる部分はあるし
楽しめる部分はあるんですけど
ただ僕この映画
楽しんだ上で
ネタで半分ガチで
今から喋らせてもらうんですけど
僕ね
否認しない男出てくる映画
無理やわってちょっと思って。
はいはいはい。
なるほど。
しかも一応
愛に誠実な男として
出てきてる人間が
否認してないってちょっと
僕無理かもしらんなって思ったんですよね。
今回。
だからまあ
未婚の母者になるっていうことは
まあそういうことなんですよ。
別れたものに妊娠してましたって
なるんですけど
もうその後
何をしてももう
いやでも否認してなかったしな
こいつっていうのがもう全部入ってくるんですよ
常に。
あーなるほどね。
無理じゃないですか。
だってもうそいつが何言っても
もう信じられへんなって思って
その常に
ノイズとして入ってくるんですよね。
それが。
犬が死ぬ映画検索する
サイトあるじゃないですか。
はいはいはい。ありますね。
暴力がある映画とか
事前に調べるサイトあると思うんですけど
否認しない男が
善人として描かれる映画って
ちょっと検索かけても
いいかなって思うぐらいちょっとこれ
合わんかもしれないなって思って
うーん
うん。
確かに
その一つの行動でだいぶ
台無しになっちゃう感はすごいですね。
本当に。
ただやっぱりね本作面白いし
その備えを脱いだら
やっぱりみんな誠実で
頑張って生きてるんですよね。
やっぱそこにちょっと感動してるとこはあって
なんかねその
みんな頑張って運命に
抗って生きようとしてるんですよね。
でもまあその運命
っていうのがなんていうか作り手の都合だ
と思うんですよ。
それがそこで抗おうとしてる
映画『知らない彼女』のテーマ
運命ってあの
明らかにそんなやつじゃないのに
幕開いて否認してなかったみたいな
それもう作り手の都合じゃないですか
こいつそんなやつじゃないのに
面白くなるから否認させてくれない
みたいな感じじゃないですか。
でもなんか
めっちゃ頑張ってるんですよみんな。
なんかそれがちょっと
面白かったというかちゃんと感動はして
なんかあの
面白い映画って大変だなと思って
なんかそれあれですね
カノンイベントに抗うマイルスくんみたいな感じですか
それは
スパイラーバースですかみたいな
もうなんかその本人が一番
びっくりしてるんですよねその
妊娠してたこと後で分かって
多分運命ねじ曲げられてるんだ
と思うんですよ
ほんとそんなやつじゃないの
主人公めっちゃいいやつなのに
めっちゃいいやつなのに
否認はせんねんやみたいな
なんか神が
そこをねじ曲げたとしか思えないな
と思って
それでも愛を
何言ってるんでしょうね
僕が今
でもあれですから
確率論的に否認をしてても
男性の
コンドームを使用した場合でも
場合によってはあるって言いますからね
15%ぐらい
その15%引かされてるのかもしれないですけど
作り手によって
そこでねゴムつけてたのに
ってシーンはいらないわけですよ
そこで
それはそうですよね
そうですよね
こういうタイプの恋愛がそこ描かれてもねえみたいな
そこ省略するよね
ごめんなさい
めっちゃ勝ちちゃったんですけど
僕この映画好きです
許せない分だけは
許せないっていうのを断言しとかないと
この映画を
ちゃんと楽しんだことになれないなと思って
やっぱり否認せん男は
僕無理やなって思った
っていう話でした
もう正しい
知らない彼女なんですけど
これ小説家として
成功してた男が
ミュージシャンじゃなかった妻と
関係がちょっと悪くなってた
ところでなんかタイムスリップ
しちゃって自分は
小説家じゃなくて
妻だった人は自分と出会わずに
ミュージシャンとして成功してたっていう
世界に行っちゃう
っていう話
タイムスリップじゃないな平行世界に行っちゃうみたいな
なんですけど
これ今やってる映画ってすごい
連想するのがあると思うんですけど
すっげえ
ファーストキスを思い出しながら
見てたんですけどね
ただ
明確に違うのは
マリオンさんがおっしゃられてたので
坂本悠司脚本って
ヒキンさんのカリカチュアが上手い
っていうおっしゃられてたじゃないですか
僕はあの表現めちゃくちゃ言えてみようだな
って思ってるんですけど
自分そのものじゃないにしても
自分から取り出したかけらが
この登場人物に入ってんなっていうのは
思いながらファーストキスは見てたんですよね
この
知らない彼女は
題材的に似てるんですけどやっぱり
鉄道鉄尾フィクション
の話だなっていう感じが
あって
そこはやっぱニュアンスが違う
テイストが違う2作の差があるな
っていうのは思ってたんですけど
韓国とニュージーランドの対比
見たらびっくりするんですけど
意外とね恋愛関係が
ドロドロなんですよね
こんなドロドロなんやみたいなのが
ちょっとびっくりする話で
あったりはして
ドロドロの恋愛ばっか見てんな
っていう1週間だったんですけどね
たしかに
けなは韓国が
嫌いでっていう
ちょっともしかしたらお2人
興味持つタイプの作品なんじゃないかな
と思うんですけど
予告見てちょっと気になってました
気になってました
けなさんは28歳のタイミングで
韓国で
結構なブラックロードを
してて
韓国出たいって言って
韓国を出るっていう話
なんですよね
仕事辞めてニュージーランドに
移住してそこで英語学校に
通いながらバイト的な
仕事をしつつ暮らして
ちょっとそこに居場所を
見出していくんですけど
一方で
韓国にいる
かつての恋人とか昔の
同級生とかあるいは
両親とか妹とか
そういう韓国を出なかった
人々っていうのが一方で描かれていくんですよね
それってもしかしたら
けなさんの威風かもしれなくって
私は今ちょっと
ニュージーランドで苦労しながらも
自分というものを見つけて
いってる一方ででも韓国にいる
人たちはその自分が
あのまま行ってたら歩んでた道を
引き続き歩んでたり
あるいはその遥か延長線上に
いる両親っていうものが
どうなっていくかみたいなのを
思ってしまうっていう
完全にその韓国にいた
自分っていうものを捨てきれずに
生きていくみたいな
話にはなってて
結構際どいバランスの
上に成り立っている作品だなっていうのを
見てて思ってたんですけど
これ本当に
ちょっと変な
うがった見方をして
ひねくれた見方をしたら
あ、みなさんまだ韓国で
消耗されてるんですね
私ニュージーランドで自分っていうものを
見つけたんですけどみなさん大変ですね
みたいな
そういう話に見えんことはないんですよ
幸せには慣れてるから
けなさんは
一方でやっぱ韓国に残った人たちは
苦労しているんですよね
なんかそういう見え方を
しかねない作品だなと思って
悪意を持ってみたら
そういう風に全然キャッチできる作品なんですけど
結構本当に
ギリギリのバランスでそこを
ザッピングしながら描いてるなっていうのが
あって
僕独特の作品
なんじゃないかなと思って
自己発見の旅
ますね
やっぱり
この話の根底にあるのって
やっぱり未来ってないなっていう
20代にして未来ってないなって
気づいちゃった人の話なんですよね
それって
アノーラであるとか
あるいは
ナミビアの砂漠とかそういうものにも通じてる話
だと思うんですよね
ナミビアの砂漠とアノーラは
じゃあそこじゃないところに
行けるんですかって言って
別に行けない人の話
だったんですけど
本作は一応は行ける人の
話ではあって
でも別に
じゃあ自分と関わった人とか
そういう人たちが別に
そこを抜け出せるわけでもないよね
っていう結構
複雑な何かを
抱えながら生きていくって話だなって
僕は見てたんですよね
そのバランスすごくいいですね
ちょっと確かに
僕横系見たとき
ちょっとこれ
若干行きつかないとこあるか
若干思っちゃってたんで
それを本当に山口さんが
おっしゃってた通りの
ちょっとその感じを
ちょっと懸念
そんなあからさまなことはやらんだろうと思いつつも
ちょっと似合うなって思ってたんですけど
実際そうではないんだなと
今回聞けて
それはちょっとより見たくなったなっていう感じでした
マジでギリギリのバランスやと思いますよ
本当に
なんか結構
韓国いるときは
本当に自分を出せない
ザ社畜みたいな感じの
働き
社畜でもないんだよな
結構ちゃんと上に噛みついて
そのまま仕事辞めちゃうみたいな感じで
ただブラックロードはしてる感じなんですけど
ニュージーランド行ってからは
だんだん
欧米的なリベラル感のある
人物になってて
なんかこれギリやぞ
みたいな感じ
あったんですけど
ただ
本当に
そう見えかねないっていうのは分かった上で
すごい
いろんな距離感とかバランスを
測りながら作った映画なんじゃないかなって
僕は思いました
結構見方
人によって全然違う可能性ある作品やと思うので
もし見る機会があれば
ちょっと皆さんの
お二人のご意見も聞いてみたいかなとは思います
はい
ていう感じです
はい
あと番組全体にお便りいただいてたので
紹介させていただきます
バリオンさんお願いできますか
はい
Qさんからいただいてます
こんにちは
配信200回おめでとうございます
名古屋でお会いした
ラジオネームQさんです
名古屋開催とても楽しかったです
ぜひまた名古屋を訪れてください
それと先日
第201回で
宇多丸さんを呼ぶのは難しいかも
とおっしゃっていましたが
いきなり番組に出てもらうのは難しいかもしれませんが
まずは宇多丸さんに
MC3人の名前を知ってもらうため
あと6映画票をコーナーに繰り返しお便りを書き
それから放課後ポッドキャストに
映画バーというのを大阪でやってまして
大阪公演などの際にはぜひ訪れてください
という内容のメールを書き
あと映画の話しさすぎラジオという
ポッドキャストもやってまして
宇多丸さんにゲストに出てもらうことを
目標にしてますと書けば
結構出てくれそうな気がしてます
最後に力王DVDを買いました
前田さん復活の力王回楽しみにしています
まだ未出張
あとは実写版秒速5センチメートルの回もやると聞いたので
一応アニメの秒速も見ました
はい
ありがとうございます
ありがとうございます
ありがとうございます
名古屋でお会いできたんですよね
そうですね
宇多村さんお呼びするの難しいかも
っていうので
案をいただいたんですけど
ちょっとさすがに
おこがましいかなっていう
気持ちがちょっとあって
あと送ってもね
多分取り上げたらね
意味を持ちすぎるから取り上げれないんじゃないかな
と思うんですよね
映画イベントとか
映画ポッドキャストを
宇多村さんが取り上げるって
意味の塊みたいな感じになるから
もうちょっと
自分がその立場だったら
これ読めないなって
なりそうだなと思ってそのお便り
うん
確かに
ここで取り上げられたから
じゃあすごい語りの
ポッドキャストなんだなって思われても
いやちょっとそこまでじゃないですかね
みたいなところちょっとやっぱ
あるじゃないですかやっぱり
もちろんね認知してもらえたら
それは嬉しいんですけど
いやだから
その点ねだいちゃんさん偉いなって思いましたよ
ああ
そうですねちゃんとね
天口優介にちゃんとやってますって言って
認知もしてもらってますからね
そう
いやだからまあ
確かにね
どうなんだろう
いやでも
ちょっと勇気をもらえた気がします
うん
そうですね
いやちょっとさかしいこと考えすぎかもしれないですね
オープニングの雑談
お前らのお便り読んだところで
意味なんてねえよみたいな
いやでもなあドロークのお便り
皆さんめちゃくちゃレベル高いからな
そうですよね
もう無理よ
っていう
こんな
雑な語りに
ダメよみたいな感じですけどね
僕らですとか大丈夫かなみたいな
結構ね我々半分手ぶらですからね
この番組
そうなんですよね
なんかもうお前らそんなんも知らんのか
みたいな言われてもしょうがないレベルの
話しかしてないような気がするんですけど
そうなんだよね
こんな無知ね連中と
ちょっとつながりを持つわけにはいかない
って
ちょっと思われかねないかな
ちょっと怖さがあったりとかね
呼ぶの難しいかも
割とたまるさんに対する
ドロークという番組に対する恐怖心も
ちょっとある
威負の対象というかね
尊敬と威負の対象ですよね
いやまあ
ちょっと恐れすぎかもしれないですね
そこは
まあそうっすね
敬っても恐れてはいけないかもしれないですね
もしかしたら
それはそうですね
いやちょっと検討してみましょう
はいあとまあ
前田さんが名古屋のバーに来たっていうのは
前もちょっと話したかもしれないんですけど
あの人
その場で力強を布教してるんですよね
お前番組やめただろ
責任取れないだろうが
と思って
そうなんだよな
力強界別にやるって決まってましたっけ
みたいなところがありますけど
僕その時に
責任取りなさいよって言ってたんですよ
本だけ広めて自分番組参加せずに
力強だけ広めてさって
力強界でなよって言ってたんですけど
いや
そもそも僕ね
前田さん卒業会
1回だけ出てもらって
前田さん卒業会取りましょうよって
言ったんですよ
1回だけ前田さんと飲んだ時があって
その時に
いやもう前田さん卒業会やりましょうって言ったんですけど
それやったら本当に終わっちゃうから
って言ってお前何言ってんねんと思って
トイストーリー4のことを元カレメタルって
言って散々ボロッカス言っといて
お前さぁみたいな
いいですね
もう
そういうとこいいですよね
さすがやなぁ
いやちょっとね
力強界だけ出てくださいよって
卒業会じゃなくていいから
力強界だけ出てください
それか逆襲の社会出てくださいっていうのを
ちょっと
訴えかけてみましょう
そこ
ダムルさんを呼ぶよりもまず前田さんを呼ぶっていう
そうですねまずそこから
そこからですね
前田さんがいじらんのに
力強を見る意味って何?
ってなるじゃないですかそこは笑
いやまぁ
力強は面白いから
面白いんですけどね
確かにちょっと
こんなに広めたのなら
みたいなことありますよね
あの名古屋開催で
力強のディブリ方2人ぐらいはしてますよ確かに
ダメダメ
いくらなんでも背負ってるものが
大きくなってきてるから
ちゃんと
責任は取らないといけないなっていう
うん
気長に待ってます
はい
ではそんな感じでオープニングを
あおろうかと思いますので
テーマトーク入っていきたいと思います
54:44

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