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2025-03-13 42:08

第202回(1) オープニング~ブルータリスト/石門/ゆきてかへらぬ etc…~

Podcast「シネマの前で論じること」より、グッドウォッチメンズ大ちゃんさんにゲストにお越しいただき『ANORA アノーラ』の話をしました。

オープニングではメンバーの近況について話しています。

■ゲスト

・グッドウォッチメンズ大ちゃんさん https://x.com/goodwatchmendai ・Podcast「シネマの前で論じること」 https://open.spotify.com/show/4a7CsIjzCur6uL7gsSR91Y?si=leNfElRjSw2xybXJLEwHzg&nd=1&dlsi=7358683368ba4a5c

■メンバー

・山口 https://creators.spotify.com/pod/show/chottoeibana ・マリオン https://x.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://x.com/pteryx_joe

■映画の話したすぎるBAR in 週間マガリ

日時:2025年3月29日(土) 詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar 場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com

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サマリー

第202回のポッドキャストでは、映画の話を熱心にするラジオがアカデミー賞や最新の映画について語っています。ゲストのグッドウォッチメンズの大ちゃんが参加し、コラボ企画も展開されています。映画『セキモン』と『ブルータリスト』の魅力について深く掘り下げています。また、映画『ブルータリスト』におけるアメリカ的な資本主義と芸術の関係も考察されています。エリザベス一世に関する物語や、大正時代の文学者たちの三角関係を描いた映画『行き手帰らぬ』についても言及されています。さらに、映画「ドライブマイカー」とその関係性の描き方についての考察が行われ、映画が現代的な視点から描かれる余白の重要性が強調されています。自主映画の制作や新作「ロズ」との関連についても触れられています。このエピソードでは、映画の誠実さや文化的変化についての議論を通じて、『ブルータリスト』や映画が持つ複雑な感情が探求されています。

オープニングと近況トーク
始まりました、映画の話したすぎるラジオ第202回になります。
この番組は、大阪で映画トークワーイベント、映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。
大市です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
はい、そして今回、ゲストにご参加いただいております
グッドウォッチメンズ大ちゃんさんです。
はい、グッドウォッチメンズ大ちゃんと申します。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、前回ですね、主テーマの前で論じることに我々がゲスト参加させていただいて
今回は大ちゃんさんが、映画の話したすぎるラジオにゲストとして参加していただくという形で
コラボ企画でやらせていただいております。
はい、改めましてよろしくお願いします。
はい、すごい出たい番組だったので、すごい楽しみです。よろしくお願いします。
ありがとうございます。
こちらこそ恐縮です。
失礼いたします。
よろしくです。
はい、じゃあまずこの番組の恒例として、オープニングで近況トークして
あっためるっていうのがあるので、入っていきたいと思うんですけれども
はい、ではマリオンさん、最近いかがされてました?
そうですね、つい数日前ですね、アカデミー賞が発表されたので、その話をしようかなと思ってるんですけど
で、ちょっと先週もすごくアカデミー賞に関わるような映画もたくさん見とかなきゃということで
コンプリートアンノーン、名もなきものですね。
名もなきものコンプリートアンノーンとか、ノーアザーランドとか、
あと、こないだ大石さんが言ってた聖なる一軸の種とか、
あとちょっと配信でしかやってないんですけどニッケルボーイズとかも見て、
で、今回のオダイデアラノーラも見て、よし、受賞式だっていう感じで望んで予想もしてっていう感じだったんですけど
で、アカデミー賞の予想自体は一回、2024年ベストのゲストの方に出てくださった陽子さんのポッドキャストの方、
小部屋根お茶デモの方でも予想の方やってるので、
もう終わった後ですけど、どんな予想してるのかなみたいな感じで話してるのか、
ぜひ聞いていただけたらいいかなというふうに思います。
はい、で、結局23部門中17部門当てたんですけど、
映画『セキモン』の紹介
いやでもね、本当はね18部門いけたんですよ。
いけたんですよ。
主演男優のところとかですか?
そうなんですよ。
僕、その小部屋根お茶デモの収録の時は、しっかりエイドリアン・ブロディーだと言ったんですよ。
聞きました。
言ったんですけど、僕ドタン場でシャラメにしちゃったんですよ、ティモリシー・シャラメに。
それはやっぱり英語見たから。
そうですね、それもあったので。
で、まぁちょっとやっぱあの、なんで最初エイドリアン・ブロディーにしてたかっていうと、
やっぱちょっとティモリシー・シャラメはまだ若いんじゃないか、若すぎるみたいな判定をされそうだなっていうふうに思って、
なんか一時期のレオナルド・ディ・カプリオみたいに、
あの、めちゃくちゃ素晴らしい演技して英語言語いっぱい出てるんだけど、全然撮れないみたいな。
そういうパターンじゃないっていうふうに思ってたんですけど、
けどまぁでも、いやぁ、いけるんじゃね?ティモリシー・シャラメなら。って思って、
予想変えちゃって、そのせいで外れたっていう、そうなんですよね。
俳優組合とって撮れなかったのって相当レアケースなんですよね、確か。
いや、まぁでも。
意外とそこはそうでもないのか。
そうでもないのかなぁ、最近はちょっとそうでもないところもちょっと多くて、
去年とか特に、あの、女演女優賞ですけど、
あの、リリー・グラッドストーンが組合賞取ってたけど、結局エマ・ストーンだったみたいな、
こととかが、まぁ、あったりしたので、
まぁ今回主演男優賞と、主演女優賞に関してはほんとそのパターンだったっていう、
組合賞じゃなくて、むしろ結果的に当たってたのは英国アカデミー賞のバフターの方だったっていう風な流れになってて、
まぁなんとなく、僕もどっちもそのバフター寄りなんじゃないかと、
英国アカデミー賞寄りの結果になるんじゃないかって思って、
張ってたのに、まぁちょっと主演男優賞だけちょっと日寄ってしまって、
ちょっと18部門になれなかったっていう、ちょっと悔しいっていう感じでしたね。
あと今年はちょっとアニメ部門も2つとも外してしまったりと、
ちょっとなかなか反省が残るような結果になってしまいましたね。
サプライズでしたもんね、フローカーといっては。
結局、ちょっとだけ思ったのは、アニメ賞って結構なんか、
まぁみんな見てるようなやつが取るみたいな節がちょっとあったんですけど、
ここ最近でもちょっとそれ外してきてるかもなっていう気分があって、
去年、いつだったっけ?
ギレルモデルオトロのピノッキオが取るとか、
ちょっとやっぱアート寄りのものとか普通にあげる傾向あるよねとか、
それと言うと君たちはどう生きるかとかも取ってるのとそろいことですけど、
なので意外とそれって多分、アカデミー賞の会員がちょっとやっぱり多様性というか、
いろんな国の方が入ってくるようになったからっていうのも多分あるだろうし、
みたいなのがあったりとかして、
なるほどな、これは次の予想の糧にしようっていうふうに思ったりとかね、
すごいしましたね。
また1年後に。
毎年毎年こういうことをずっとやっているのが楽しいので、
もうライフワークじゃないですけど、
ちょっとね、次はもうちょっと、
次こそはっていう声でまた次回も望みたいかなというふうに思ってます。
本当は見た映画いっぱいたくさん話したいんですけど、
ちょっと今日はここぐらいにしておこうかなというふうに思います。
はい、ではオイさんいかがされてました?
僕は課題作以外だと割と本数を見ていて、
セプテンバー5をまず見ましたし、
あとセキモン、これ中国映画なんですけども見ました。
あとブルダリストですね。
この3作を見てました。
まずセプテンバー5に関してはもう、
お二人がお話しされているのであんまり詳しくはしゃべらないんですけど、
大傑作でしたね。
素晴らしかったです、本当に。
編集の気持ちよさもあるし、
あとはテーマ性もまあ見事だし、
そこに対してのラストの余韻の出し方とか、
これって本当に良かったんだっけって思わせてくれる。
しかもそれがたった1日の出来事を描いているっていうところが見事で、
すごい映画だなって思いました。
セプテンバー5。
日本はちょっとだけ詳しめに話したいんですけど、
まずセキモンっていう映画なんですけど、
第60回の金馬賞を取っている映画なんですよね、こちら。
ホワンジーさんと大塚隆二さん、
これご夫婦なんですけど、
この2人で撮られている中国映画なんですけど、
ストーリーとしては、
20歳になった林っていう女性がいて、
その女性が妊娠をすると。
妊娠して、結婚は一応予定してはいたりするんだけど、
でも自分はそこに納得がいてなくてっていう中で、
その子をどうするのかって話が進んでいくっていう物語なんですけど、
なんていうかね、
これ監督のトークショーと一緒に聞きに行ったんですけど、
めちゃくちゃ決まった絵の映画なのに、
アプローチが面白いんですよ、この映画。
基本的にはもう林と監督の2人で、
3人でほぼアドリブみたいな感じで撮影してるらしいんですよね。
なので出てくる役者さんは、
役者というよりも結構その現地の人をそのまま撮ってるみたいな感じなんですね。
じゃあ演技が結構大障りなのかっていうと、
そんなことは全然ないし、
でもドキュメンタリックかっていうと、
割とフィックスな決まった絵を撮るような映画でもあって、
行き当たりばったり、
ある程度プロとはあるらしいんですけど、
とはいえその場のいろいろな状況に応じて、
撮った作品にしてはめちゃくちゃストーリー決まってるなっていう映画で、
これちょっと見てて面白かったです。
どうもまだ劇場そもそもすごい少ない関数でしかやってないんですけど、
4月にこの2人、
ファンジー監督の方が監督された過去作っていうのも日本で初めて公開されるとのことなので、
ちょっと追ってみたいなって思っている作品ですね。
なんとなくね、テーマ性的にも今回紹介するアノーラにも通じるというか、
アノーラよりも僕ちょっとこっちの方が好きなんですけどね。
セキモノの方が。
迷いとか惑いみたいなものをしっかり抱えながら、
それでも主体性を持って選択している人の話っていう感じがして、
女性の話っていう感じがして、
むしろ僕はアノーラよりもこっちの方が好きだなって思ってはいるっていう感じですね。
同じ日に見たんでってのもあるんですけど。
というのがセキモノですね。
映画『ブルータリスト』の体験
ちょっと見づらいですけどもしよろしければ、見る機会があれば是非是非見てみてもらいたいなと思います。
あとこれはアカデミーの作品賞でもノミネーションまでは行ったり、
あるいは主演男優賞は取りましたけど、
ブルタリストですね。
めちゃくちゃ変な映画だと思います。
本当にすげー変な映画だと思います。
すごいですよね。
すごいです。
でもすごい体験だったというか。
4時間?
3時間半ぐらい。
3時間半ぐらいですかね。
1回インターミッションが15分挟まるっていう映画。
しかもビスタビジョンなんですけど。
しかも結構本当にあった話というか、何か実は元にした話っぽく作られてるんだけど基本的には全部フィクションっていう。
どのバランスで。
ただその前に映画見るたびにパンフレットというか特典みたいなの配られるんですけど、
それはその劇中の登場人物が建てた建物のパンフレットみたいなものが映画に配られるんで。
マリオさんが今掲げてくれてる。
本当にしようとしてるというか、メタフィクション感がすごいんですよ、とにかく。
作品の中の。
そうなんだ。
めちゃくちゃ凝ってんすよね。
細かいですよね。
めちゃくちゃ細かいです。
面白い企画ですね。
そうなんですよ。
お話もすごい、ホロコーストを生き延びたポーランドでしたよね、確か。
ポーランドだったっけ?
確かポーランドだった気がする。
ハンガリー出身。
ハンガリーだ、ハンガリー出身の。
ハンガリーからですね。
ハンガリー出身の建築家の、これエデュエム・ブロディーが演じてるんですけども、
映画『ブルータリスト』の考察
アメリカに渡ってきて、アメリカでなんとか行動。
自分、身をなそうとしていくっていう話。
身をなそうとする中で、アメリカ的な資本主義というか、
アメリカ的な、もっと言うと、お金をくれるパトロンでよかったんですっけ?
パトロンとの関係が徐々にこじれていくというか、
めんどくさいことになっていくっていう話なんですけど、
なんかね、この映画も正直中盤までちょっと眠さもあるというか、
これどうで話繋がってんだっけみたいなところもありながら、
でも、でも絵はかっこいいみたいな瞬間を何度も繰り返したりはしてたんですけど、
とはいえラストのセリフにちょっと打たれてしまって、
なんていうんでしょうかね、
ララランド以来ラストでこの映画はOKって思った映画というか。
それは気になるなぁ。
ララランドっていうかどっちかっていうと、あれかもしれない。
名前忘れちゃった。
3作目のファーストマンの次のやつって何でしたっけ?
バビロン?
バビロン。
バビロンっぽい最後かもしれない。
敵がちょっと自分はしてるというか、
テーマが違うんですけど、
その最後の最後で全部回収してよしにできちゃう強さがあるなって自分は思ってしまって、
ただそれがタテラと違うのは映画的な映像的な表現じゃなくて、
セリフでやられてるところはいろいろ賛否いろいろあるんだろうなと思うんですけど、
僕はそれを受けたことがこの作品の味になってるなっていうのをすごい感じて、
かつ現代の、特に僕ら世代って言い方をしても多分いいのかなと思うんですけど、
に対して絶望の中に希望を見出せる言葉だなって思ってすごい好きなんですよね。
そう捉えてるんだっていうのが面白いなと僕は思っていて、
僕の捉え方が若干うろ覚えのところあるんですけど、
結局この人の話だったじゃんっていう終わり方するんですけど、
結局これずっと言いたかったことって芸術とは何かみたいな話だなって、
思ってたので、でもそれってすんごい勢いで、
いろんな人によって塗り替えられるものだなっていういろんな意味がそこに実は込められてたりとか、
まるで自分のことのように語り出したりとかみたいなところが、
凄さでもあり怖さだよねみたいな話かなと思ってたので、
そっかファミ論っぽいのかっていう解釈なのがえーっとも言いましたね。
僕はちょっと見てるのであれですけど、
明らかフィクションの人をここまで実在感ある、
本当にいる人の彼女に撮ってるのっていうのは、
なんかちょっと違うけどターっぽいなともちょっと思っていて。
あーはいはいはいはいはい確かに。
そのぐらい結構あのなんていうんでしょうね、
描き込みというかセット力があるんですよね。
なんかそこがね結構近くて、
そこの作り込み具合とかがやっぱりちょっとこのブラディー・コーベットという人、
なんかすごいんだなっていうのは思いましたね。
しかも年齢も結構僕たちと近いぐらいなんですよね。
34歳ぐらい?
そう4,5歳とかですよね確かね。
そうなんですよ。そんな変わんないんですよ。
前作のポップスターはリアルタイムで見に行って、
で、がっつり映写事故に見舞われてしまって。
途中、もうしばらくの間これ、
あれスピーカーどっか絶対音出てないような、
でもなんか作風的に演出もありえるぞって思ってたら、
単に映画館側のミスだったっていうような。
でも確かあれもフィクションの人物を実在の人生そのようにみたいなことだったと思うんですよね。
そうですね。僕もポップスター見てますけどそうだったなっていうのと、
あとポップスターって変なクレジット出し方するじゃないですか。
そうだったんでしたっけ。
上からクレジット格を出るみたいな。
変なクレジットの出し方してたんですけど、ブルートレストでも変なことやってますよね。
変なクレジットレストね。
なんかすんげえ様式って言うんですか。
型とかにめっちゃ変なことをしてやろうみたいなのが先行する監督さんだなっていうのは、
今回見て思った。ポップスターの時もちょっと面白いなって見て思って。
で、様式にこだわるってすごいもの、そのものづまり、
ブルータリストそのものっていうかブルータリズム建築に掲げる建築家そのものでもあるしっていうので、
だからめちゃくちゃ思い出ありそうだなあというのは思いましたね。
それで言うとタワーも最初からクレジットが出たりとかっていうところとか。
謎のね、クレジット革命じゃないですけど、
そういうことをしているので、そういうところもちょっと似てるかもなって思ったりしていましたね。
楽しみな。もうちょっと見に行きたいですね、早く。
オープニングでやられると思うんで、映像を見て。
オープニング最高ですけどね、ほんと。
わーってなりますよね。
なります、なります。
素晴らしかったですね。
あれは素晴らしかった。
僕は結構、この年アカデミーのオスカーにノミネーションされている中だと、割と好きな方の映画ですね、ブルータリスト。
むしろそんな感じです。
はい、僕はですね、ファイアブランド編里発生、最後の妻と生きて帰らぬを見ていきました。
エリザベス一世の物語
どちらもM原案件なんですけど。
確かにM原さんが好きですね。
M原さんから見てくれ見てくれと言われたので、見てまいりました。
元々気になってた二作ではあったんですけど、ファイアブランドの方が、エリザベス一世っていうイングランドの超有名な女王がいたと思うんですけど、
その育ての母のキャサリンパーっていう王妃が主役なんですけど、
この編里発生っていうのがですね、とんでもない暴君でですね。
キャサリンパーはちょうどドイツの、ドイツっていう国まだないけど、ルターとかカルバンとかが宗教改革を起こしたぐらいのタイミングで、
彼らの本とかがイングランドに入ってきて、プロテスタントが怒っているタイミングなんですよね。
そのプロテスタントを広めようとしている人たちがいて、それを編里発生は弾圧していると。
ただキャサリンパーはそれに過半してるんで、バレたら殺されるんですよね。王妃と家ども。
で、だんだんそれがバレていくんですよね。
ただ編里発生はめちゃめちゃ不節制してるんで、すごい体調が悪いんですよ。足とか腐ってきてるんですよね。
で、編里発生も言うてる間に死ぬわ、みたいな状態。
でも、いつキャサリンパーが処刑されるかも分からない状態で、編里発生が先に死ぬか、キャサリンパーが処刑されるかっていう、どっちが先に死ぬかっていうタイミングリミットみたいな話になってるんですよ。
これが面白いなと思って、時代的に女性が主体的に何か物事に関わっていくことって難しい時代だとは思うんですけども、それを受け身で戦うっていう話だなって思いながら見てて。
冒頭でちょっと正確な文言じゃないかもしれないですけど、歴史は男たちによって語られるみたいなのが冒頭で文言が入るんですけど、ただその裏にいた女性の物語はみたいな感じの話にはなってて、すごい面白いですね。
あとこの話自体を語ってる主体っていうのは、キャサリンパーの下で面倒を見られてる、まだ王女の時代の将来的にエリザベス一世になるエリザベスが語ってるっていう立場なんですけど、イギリス人エリザベス一世好きすぎるなっていうのが見てて伝わってくるんですよね。
明らかに別格扱いしてるんですよ、作中で。そもそも物語の語り目になってる時点で格が違うっていう扱いになってるし、ルックスもちょっと明らかに扱いが違うって感じにはなってて。
まあまあなんかっていうのがあって、実際ラストでもこの物語の後、エリザベス一世が将来的に即位していくわけなんですけど、このエリザベス一世の知性だけは男たちとの戦争の時代ではなかったみたいなことが最後に語られるんですけど、ちょっと僕それ疑問的すぎるなってちょっと思ってたんですけど。
いやだってこの時代ってそのスペインの無敵艦隊破ったりとか東インド会社作って、だから海洋派遣国家としての礎を作っていっているタイミングですよ。
だからその戦争してなかったって言うけども、それねむしろこの後大帝国としての礎を作っているタイミングで別にこの時だけが良かったわけじゃなくてと思って。
なんというか、女性の話としていい話ではあるんだけど、その持ち上げ方なんかちゃうくねって思って、あまりに現代的な視点としてそこを語っているから、ちょっとそれはなんかちゃうかなって僕は思いました。
ただすごい面白い話です。すごいスリリングらしい。政治サスペンスとしても非常に楽しんでみれる一作かなと思います。
大正時代の三角関係
で、あと行き手帰らぬの方が、中原忠也っていう詩人は多分皆さんご存知だと思うんですけど、
あと彼と一緒に行動してた小林秀夫っていう評論家と、あと長谷川靖子っていう女優の3人の三角関係の話で、
時代的に大正時代で、衣装がね、むちゃくちゃ良いんですよ。
あと美術とかも本当に頑張って大正を表現しようっていうのをかなり頑張ってやってて、それだけでもすごい楽しんでみれるんですよね。
長谷川靖子を演じているのが広瀬鈴なんですけど、広瀬鈴演じる長谷川靖子のルックに結構やられる作品だなと思います。
すごい良いですね。どんどん衣装を着替えるしで、ビジュアル的には非常に楽しんだんですけど、
すっごいこじれた三角関係なんですよね。
小林秀夫は中原忠也のこと好きすぎて憎んでるんですよ、その才能。
なるほど、そうなのか。
いい関係ですね。
その代わりとして長谷川靖子を奪い取ったりするんですけど、別にその3人の関係がそれで途切れるわけでもなく、みたいな感じのこじれた関係なんですけど、
ちょっとね、大正時代の文学者2人なんで、どうしても自己言及的に自分たちの愛とか関係性を語っていくんですけど、
なんというかね、作品テーマみたいなものをその3人ともめっちゃ語るんですよ。
なんというかもう、全部言うぐらいの感じなんですよね。
はいはいはい。
僕たちの関係は相互依存だよね、みたいなことをもうちょっと捻った感じで言うんですけど、なんというかね、その余白がなさすぎて。
だからもう、自分たちで言ってるから、もう余白ないんですよ。
はいはいはい。
僕それがちょっとあんまり楽しめなかったとこで、
もうなんかその、長原と小林の関係性はこうあるものなのだっていう結論でギチギチの映画なんですよね。
僕らが解釈する余地なさすぎて、なんかちょっとそこは僕的には物足りなさを感じたとこではあったんですけど、
大正時代の話なんで、男女間もすごい古いっちゃ古いんですよね。
まあ当然それはそうなんですけど、別にその時代の人々が、じゃあその時代の価値観その通りの存在だったわけではないと思うんですよ。
うんうんうんうん。
大正ロマンの文学的視点
なんですけど、結構その三人っていうものが、いやもうこの時代の男ってこうですよねとか、この時代の女ってこうですよねみたいな、
結構その当時の男女間ありきの関係性に僕は見てしまって、
なんかそれを今やる意味って何なんだろうって考えてしまったんですよね。
もちろんその大正時代の男女にはその格あるべしっていう男女間っていうのはあるにせよ、でもそうじゃなかった部分絶対あるじゃないですか。
でその時代の価値観にそぐわなかった余白みたいな部分を今だから描けたりするんじゃないのっていうのを僕は思うんですけど、
なんかその大正ロマンそのままの映画を今やってるみたいな感じに僕は見てしまって、なんかそれもったいないなって感じちゃったんですよね。
その大正時代にいた三人の関係を今の視点で当時は描けなかった、語れなかった余白を今だから描くってことできたんじゃないかなと思って、
それをなんか全部語っていって何も余白残されてなくて、え、なんかちょっともったいないなって僕は思っちゃいましたね。
もっとやれたと思うんですよ、かなって僕は思いました。
山原さんすいません。
びっしり。
まあまあまあ怒ったりしないと思いますけど。
見てくれただけですごい喜んでいただけると思います。
予告編で見るに岡田まさきの出立ちが、ドライブマイカーで劇中でワーニャおじさんを演じてる時の高月の雰囲気にちょっと似てるなとかっていうのを思ったりしていて、
結構関心は惹かれてるんですよね。
あの時代感の衣装とかそういうのも結構好きだったりはするんで、
ちょっといろいろ余白がなさすぎるとかっていうのを脇に置くにしても見てみたいなというふうには思ったりって感じですね。
いやでももう岡田まさきのキャラあの感じですよ本当に。
どっちがどっちでしたっけ中原中也とその評論家のっていうのは。男性2人は。
えっとですね、岡田まさきが小林秀夫の方ですね。
面白そうですねそれは。
だからあのマジでドライブマイカーのあいつみたいな感じやと思います。
まあ確かにそうか。
それもいいですもんね。
岡田まさきそういう時の岡田まさきいいですもんね。
確かにドライブマイカーでも多分化服のこと好きだもんね。
いやそうなんですよね本当に。
あと中原中也が木戸大成さんっていう役者さんなんですけど、黄身の色のルイくんの声をされてた。
ルイくん?
その中原中也の内面的な幼さを見事にビジュアルで表現してて。
確かに。
それがねこの大正時代のマントとか被ったその当時の学生時代の格好とかしてるんですよ。
であのちょっと中原中也のアイコン的な帽子あるじゃないですか。
あれを被ってるんですけど、そのルックもねむちゃくちゃ良くって。
あの3人のルックに関してはマジで最高の映画なんですよ。
なるほど。
いやもうなんかそれだけで見れます。
なるほどな。
見に行きたいですね。
あのよかったら見てください。
AMRさんが喜ぶと思います。
ぜひぜひ鑑賞させてあげます。
はい山口さんな感じですね。
はいでは大チャンさんの近況を伺ってもよろしいですか。
はいありがとうございます。
えっとちょっとまあ僕があの今年結構いろいろ忙しくてあの転職の最中だったりとかちょっとまあ映画の公開が自主映画の公開が控えていて結構宣伝活動を結構ゴリゴリにあったりっていうのであんまりこと新作が見れてはないんでちょっとあの紹介できるほうが少ないんですけど一応この期間で言うとあのドライブマイカーを見返しまして
でちょっとまあ僕結婚してるんですけど結婚記念日の旅行としてロケ地を巡って行ったというような。
いいですね。
感じであのカフプが泊まっていた旅館もちょっと宿泊したりとかっていうような。
羨ましい。
そうなんですよ。
行ってみたいなーって思ってましたもんずっとあそこ。
いや本当にすごくめちゃめちゃいいところでまあでも多分あのその日に限ってめちゃめちゃ寒かったんでやっぱああいう公民化回収してるところやからまあほどほどに味は味としてすごくいいんですけどやっぱ隙間風が相当。
でもすごくご飯も美味しくてやっぱすごくあのあそこでこう僕は結構旅行行ったらホームムービーみたいなのを撮って編集したりしてるんですけどまあちょいちょいこうドライブマイカーのオマージュというかパロディーみたいなものをシーンを撮ったりとかしたりしてていろいろ楽しんだっていうので
まあそこでなんかこう自主映画を撮ってみた経験を経て今までまあそういうまあいわゆる政治巡礼みたいなことってやったことはあったんですけど
いざ自分が映画を撮るってなってカメラを置くっていうことをするってなるとあれなんか普通にまあ大体このあたりかなと思ってスマホのあのカメラとか向けて写真撮ろうと思ってもあれなんかちょっと違うって思ったら
あーもっと後ろに引いて望遠のレンズで撮ってるんだあーなるほどなーとか確かにここにもう一個障害物というか木が間にあったりしたほうが画面に奥行きが出るんだなーなるほどなーとかっていう勉強にもなったりとかしてなんかちょっと違った意味でのなんか違う視点もあったりして面白いあの旅行やったなっていうのと
あとあのリハーサルのシーンであの今何かが起きていたっていうところがあると思うんですけどまあそこはでもやっぱりなんで誰も寄りつかないんだまあ誰も寄りつからないからこそなのかもしれないんですけど
結構普通にある場所なのにすごい神聖な空気が漂っていてまあ倍圧がかかってるんかもしれないんですけどでもなんか本当にすごくいい空間であよっまあやっぱこの場所にしてあのシーンありっていうやっぱロケーションでやっぱ買ってる映画なんだなーっていうのを持ったりしたっていうのとあとまあ言うまでもないかもしれないですけどドライブマイカーでめちゃめちゃ面白いなっていうふうに改めてもう十何回ぐらい見てるんですけど
すごい相当面白いなっていう思ったりっていうのでよかったなっていうのとあとえっとちょっと番組でもお話しされていたかなと思うんですけどあのロズとロズと野生の島でしたっけタイトルってちょっとあやふやなんですけどなんか野生の島のロズか
新作映画『ロズ』の感想
はいっていうのを見てきてであのこれ本当めちゃくちゃ面白いなって思いましたなんかこうちょっと新しいというかあのまあロボットと動物が言語が通じないっていうところから始まってまああのすごいアイディアに満ち溢れたご都合主義によってそっからコミュニケーションができるっていう風になるわけじゃないですか
あそこの描写めっちゃ面白いなーって思ってであれってなんか宇多丸さんの映画票とかで思い出したりしたんですけどあのイングロリアスバスターズのオープニングのシーンをちょっと思い出したりとか
最初ずっとフランス語?英語かどっちだっけフランス語か何かをランダ大佐が喋っていてちょっと私の語学ではフランス語はここまでで限界なのでここからは英語で行かせていただけますねって言って
外国が舞台やけどハリウッド映画って英語で普通にしゃべるじゃないですか まあその体その体裁に入っていくっていうのがちゃんとまあサスペンスとしてもあの物語として融合してすごいすごいオープニングやなと思うんですけど
なんかそこのアイディアに満ち溢れたご都合主義っていうところで言うとちょっとそのだいぶ遠く離れた映画のような気がしてちょっと微妙な共通点があったりするのかなっていうので面白く感じたっていうのがありましたね
であのロズはすごく面白かったんですけどなんか僕このなんか面白すぎるなっていうのが時にこうなんだろうな自分としてこうなんていうのかなあの好みの真ん中に刺さるわけではないっていうのがたまにあるんですよ
でこれは割と海外の出来が良すぎるアニメ映画にちょっとありがちな現象というかなんかあまりにも語りの効率が良すぎるというかでサクサク進んでいくっていうところがなんかこうもうちょっと映画ってちょっと退屈になりそうな瞬間がありつつもそこをうまいことリカバリーしていくからクライマックスが引き立ったりとかそういうことがあると思うんですけど
結構ロズはオープニングからラストに至るまであの100点から120点ぐらいのところのこうなんて言うんですかねこう波を入ってるような感じなのですっごい面白かったっていうところまあいろいろテーマ的にはあの子育てのことだったりとか語りしろすごくある映画だなと思ったりとかっていうまあのロズっていう存在を女性として扱うのはどうなのかとかいろいろなんかそんなあると思うんですけど
なんかちょっと面白すぎたなーっていうところがなんかなんかこれってなんかほんと映画ってなんか奥が深いというか難しいというかまぁ自分勝手だなと思ったりするんですけど
っていうのを思ったりしたっていうのがありました
あのコスパが良すぎるみたいな感覚はわかります
でもなんかでもほんとその感じの表現が近い気はしますね
なんかコスパを見てるんじゃないかなみたいなコスパの良さを喜んでる自分っていうものに対するなんかこれって面白さっていいのかなみたいなのを感じる瞬間ってあるんですよね
なんかそのロジックで積み重ねられたその完成度を見てそれを面白いって言ってるのってこれってなんか面白さなんだっけみたいな面白いんだけどなんか自分が信じたい面白さと違うものの気がするなみたいな瞬間は僕もあります
そもそも映画館に行くっていう行為自体がめちゃめちゃコスパ悪くて面白さが保証されてないものを見るっていう行為が相当にコスパが悪い行為っていうのに対してコスパの良さで
本当は圧倒的に正しいんだと思うんですけど何か違和感とは言わないけどなんかこう引っかかりがあるっていうのは相当贅沢なこれはあらゆるところが高次元だからこそ出てくる銃箱の隅みたいな感じなんですけどなんかそういうのを思ったりしたっていう感じですね
一応最後の映画が本当それこそ今日見てきたんですけどアイライクムービーズを見てきました
僕前提として映画に出てくる映画の中で映画愛をこわだかに提唱されるタイプの映画っていうのがちょっと苦手なんですよ
バビロンのことかーとか言って
あれは僕はもうチャゼルは本当に変自分の中で変愛枠になってるというか生意気さが一周回ってみたいなあれがあるんですけど
あれは大好きですけど最高ですけどね
あれは嫌われることを恐れてないからいいかなと思うんですけどその映画愛っていうなんかその要素を担保として
観客を自然に味方につけつつ語っていくっていうタイプの映画って
これちょっとあんまり関係ない文脈で飛び火するのあれですけど僕映画大好きポンポさんっていう映画が結構苦手なんですよね
わかるわかる
でもちょっとわかるなーっていうのが僕も世評よりかそんなに評価してないっていうのはありますねあれわかりますね
でそれこそあれもコスパの映画でもあったりするかなと思うんですよね
ラストでこの映画が90分に終わったことですどやパシーンっていうようなところとかも
短い映画っていいよねわかるみたいなのを欲してる感じっていうのがすごく苦手っていう前提があった上で
映画への考察
アイライクムービースはどうだろうって映画好きって映画大好きポンポさんどころか映画大好きってタイトルで言っちゃってるんだもんな
どうだろうって思ってたんですけどでも最初らへんはちょっと苦手かもなーって思ってたのが
おーそういう話になるのかっていうのとでこいつこの後に及んでもあの主人公の男の子がこの後に及んでもまたそういうこと言っちゃうかとか
なんかわかりやすく会心したりとかっていう風な方向にならないというか
でちゃんとネタバレこれになるのかちょっと微妙なところですけど映画がある人物がめっちゃ映画嫌いっていうことが語られていて
それがちゃんと映画好きが目を背けている
まあ昔とはだいぶ時代は変わってきたかなと思いつつも相当耳が痛い
あの事情というかあれを話し出すっていうところで一応僕も映画を撮っている
自主映画で対策とは言う映画を撮っている身であるっていうところでも相当に身につまされるようなところっていうので
タイトルの割にって言ったらすごい失礼なんですけどめっちゃ誠実な映画やなと思ったりとか
すごい主人公を安易に共感できる人物にしていないっていうところ
ああいう事情があってもなお共感っていう方向に簡単にはいかせてくれないっていうところ
この作劇っていうのが相当チャレンジングやなと思って
すごい見どころがある映画やなって思いましたね
っていうところですかね
僕フィクションが観客に対して私たちはあなたの味方ですっていうことをコンセプトに作られている作品のことをだいぶ疑ってかかるんですよね
うんわかります
やっぱそこの省略しているところがあんま好きじゃないんですよ
やっぱそこから語らないと語りきれてないのではって思っちゃうんですけど
そこを省いたことでなんか信じきれないものになっちゃうんですよね僕の中で
っていうのはすっげーわかるなって思いましたね
よかったです
結構あのポンポさんとかもだいぶ僕はもうおーってすごいモヤモヤしてる気持ちがあってあんまり人に言えなかったのでちょっと浄化された気持ちですね
確かに結構公開当時すごいおーってみんな盛り上がってましたからね
面白かったけどなんかあの映画で言われてるような映画好きとは僕違うなって思って
そうなんですよね
君とはちょっと宗教上ちょっと違いますみたいな感じになったっていうかね
だいぶ相入れない隔たりがあるな
ちょっと宗派が違いますわ映画好きだけどみたいな感じはちょっとしたのでその気持ちはすごくわかります
本当についでに一個だけ言っちゃうもんつけるとあの劇中で映画化で作られてる映画あるじゃないですか
これそんな面白くないだろうなっていうのが一つと
あとあのタイプの映画で90分で終わらせるってそんなことあるかなっていうのはすごく
確かに結構古典的な感じの映画でしたよね作ってる映画
詳しく内容をそれこそなんかブルータリストぐらいの尺いるぐらいのものになりそうなタイプの映画というかでしたよねあれね
なんかそこらへんのこうなんかちょっとずるい感じとかもなんかなーと思ったりっていうのはちょっと吐き出してすっきりしてるところですけど
なるほど
すいませんでした
いえいえ
テーマトークの開始
ではテーマトーク入っていきたいと思います
42:08

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