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2021-12-05 44:22

第38回(1)『ミラベルと魔法だらけの家』家族という魔法、呪いにして祝福

今回より2部構成で、第1部は山口とマリオンさんによる2人語りパートとなっています。

『ミラベルと魔法だらけの家』について話しました。

■メンバー ・山口 ・マリオン

■映画の話したすぎるBARのお知らせ 2021年12月18日(土) OPEN~ CLOSE ※アルコール提供あり https://virtualeigabar.com/2021/12/03/eiga-bar_2021-12

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00:12
始まりました、映画の話したすぎるラジオ第38回です。
この番組は、大阪で月1ペースで映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを開催しているメンバーによる映画トーク番組です。
今回からやり方を変更しまして、原口さんと前田さんがお仕事であるとか、映画の取材で4人そろってのタイミングがなかなか揃えづらくなったので、
今までだいたい2時間ぐらい4人で収録してたんですけども、前半の1時間を私、山口とマリオンさん2人で収録して、後半1時間を4人で収録するような形の2部構成の収録を考えております。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
改めまして、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
はい、マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。すみません、喉を潰しちゃいまして。ガラガラなんですよね。
今日はマリオンさんにいろいろお手伝いしていただきながら進めたいなと思っております。
4人が映画の趣味が違うので、取り上げる作品も限られてたりしてたんですけど、
2人ってことで、これまで取り上げられなかったタイプの作品を、この2人で喋るところで話できたらいいかなと思っております。
今回はですね、ミラベルと魔法だらけの家の話をしたいなと思ってます。
マリオンさん、解説をお願いしていいですか。
はい、では解説読ませていただきます。
ディズニーアニメーションスタジオによる長編アニメで、南米コロンビアを舞台に、
魔法にあふれた家に暮らす少女ミラベルの活躍を描いたミュージカルファンタジー。
コロンビアの奥地に佇む、魔法に住まえた不思議な家。
家に暮らすマドリガル家の子供たちは、一人一人が異なるユニークな魔法のギフトを家から与えられていた。
しかし、そのうちの一人、ミラベルにだけは何の力も与えられていなかった。
力を持たずとも、家族の一員として幸せな生活を過ごしていたミラベル。
ある日、彼らの住む魔法の家が危険に晒されていることを知った彼女は、家族を救うために立ち上がることを決意する。
監督は、ズートピアのバイロン・ハワードとジャレット・ブッシュ、ミュージカルイン・ザ・ハイツや、
ハミルトンでトニー賞やグラミー賞など数々の賞を受賞しているリン・マニュエル・ミランダが音楽を担当しています。
ありがとうございます。
サーリーの感想、マリオンさんいかがでしたか?
03:00
家族の在り方に対して、個人的には結構ニズニもここまで描いてくれるんだっていうところに
個人的にはすごく嬉しかったなというところがあって、
やっぱり家族っていうのが基本的には全面的に肯定されるべきものというような概念というか価値観だと
いうふうなことになることが多いと思うんですけど、
その家族っていう繋がりとか集団のある種の呪い的な部分っていうのをちゃんと描こうとしているっていうところに
今回個人的にはすごくおっていうふうになりまして、
特にやっぱり主人公ミラベルのお姉さんに関係するシーンとかは
個人的にはやっぱり僕も長男なんですけど、長男、長女ものとしてはすごくいいなと思いましたね。
ちょっとラストは言いたいことがあるけれども、
個人的にはすごくもちろんアニメーションとか音楽も素晴らしかったので、
とてもいい作品だなと思いました。
僕はですね、結構泣いちゃった作品ではあって、
今年見た例えばあの子は貴族であるとかもちょっと思い出したんですけど、
あの子は貴族が男性と女性の都会と地方の断絶と相互理解を描いた映画だったかと思うんですけど、
ミラベルは世代間断絶の和解を描いた映画だったのかなっていうのと、
あとまあもうとにかく家族という呪いですね、
ここまでここに描くかっていうのは本当にちょっと驚いたし、
結構見方によっては楽しんで見られないぐらいおぞましい話だったなと思うんですね。
ちょっとこれもはやメタ波じゃないじゃんって、
直接的に嫌な家庭の話じゃんっていうぐらいにはすごい話だったかなと思って、
そこを魔法というオブラートで包んで、一応万人が見られるようになっていると。
そこからただそこで終わらずに、じゃあ上の世代がなぜそうなったのかっていう、
そこに思いを馳せるみたいなところがあったのが本当に、
ただ老害だとかそういう断絶ではなくて、上の世代はああ生きるしかなかったと、
ただ今私はそれでは生きられないっていうのを言葉にして互いに理解し合うと、
それは本当に今見たかった物語だなと僕本当に思ったんですよね。
あの若いやつは本当にとか老害だとか、
もともとずっと人類の歴史をあった断絶だと思うんですけど、
SNSがそこをすごく分かりやすくぶった切るようにしちゃった部分ってあると思うんですよね。
そういう断絶をミーム化しちゃったみたいな部分あるかなと思ってて、
それに対していやそうじゃなくてって言ってくれてるって本当にすごいだなと思ったし、
ちょっと今年ベスト級の一本かなとは思ってます。
はい、ごめんなさいガラガラで本当に。
しょうがないです。
じゃあちょっとネタバレ込みで掘り下げていこうかなと思うんですけど、
まずオープニングの短編ちょっと触れときたいんですよね。
名前忘れちゃった。
06:01
「ツリーから離れて」ですね。
字幕版だとファ・フロム・ツリーみたいな感じのタイトルだったかと思うんですけど、
まずこれが素晴らしかったんですよね本当に。
ディズニーがずっと手書きアニメーションを離れて、
3Dでアニメーションを作るようになって、
見れたものもあれば失ったものもあったと思うんですけど、
手書きの質感をCGで3Dで表現しようとしてるっていうのが、
今回明確に目的としてあったと思うんですけど、
本当にバンビとかみたいな動物アニメーション、
手書き動物アニメーションとして見れたなと思ったし、
あとテーマ的にもちょっとミラベルに通じるところもあったかなと思うんですね。
世代間断絶じゃないけど、
親から繋いでいく時の愛情と、
それが暴力的になってしまうという側面も描いてたっていうのは、
ミラベルに通じるテーマだったかなと思うんですけど、
結構僕も本当ここで泣いてしまって、
父親なんで、子供のことを思った時に、
子供が嫌がる言い方して叱らないといけないよねっていうのが、
それも別に異路整然と叱れるわけじゃなくて、
ただ感情的に怒ってしまう瞬間っていうのもあるんですよね。
それで子供を守ったつもりでも、
子供がただ嫌なことされたっていう感じてしまう部分もあると。
そこってすごい悲しいことだなと思ってて、
すごいグッときたところが、
主人公のアライグマが子供時代と、主人公のアライグマの親時代の
2つの時間軸がある話になってて、
主人公の子アライグマが子供時代に、
親の言うこと聞かずにホラーから抜けて、
白い貝を拾いに行くっていうシーンがあって、
それで親アライグマはそれを危ないことをしたっていうことで
咎めて、白い貝を弾き飛ばしちゃうんですよね。
主人公のアライグマにとっては、
すごい大切なことだったと思うんですよね、あれが。
でも親アライグマにとっては、
子供が危ないことをしたっていうことが何よりも優先すべきことだから、
誓った。
それは教育でもあるし、
単に感情を爆発させたっていう側面もあると思うんですね。
それは子供にとってすごく辛い思い出になったと思うんです。
ただ、自分が親になった時に、
じゃあ、そこに理解を示せるかっていったらそんなことはなくて、
やっぱり子供は勝手に危ないことをするし、
親としては絶対それを咎めなければならないんですよね。
そこで結構泣いてしまってて、
叱りたくて叱ってる親はいないと。
まあそうですよね。
じゃあそこで、もちろんそれはそうとして、
それは親の言い訳じゃないかと。
子供からしたら大切なものを奪われたっていう風にしか取れない側面もあるよねっていうので、
ただ、主人公アライグマが親になった時には、
子供が自分と同じように拾ってきた白い貝殻を一緒に遊んであげるってシーンが入るのが、
本当にすごくグッとくるというか、
自分が得たことから一歩進もうとするっていう、
09:02
そして自分の親が間違ってたわけではないけれども、
今の世代の自分がもっと子供に寄り添えるかもしれないっていう可能性を探ってるっていうのが、
すごい刺さって、
アニメーションもめっちゃいいし、話もめっちゃいいし、
この短編最強やんけと思いながら、
めっちゃ泣いてたんですよね。
始まって5分ぐらいで。
そこでミラベルの下準備ができてたって感じですよね。
ディズニーの短編って本当に侮れないですよね。
一回サラッと最初にやるけど、
めちゃくちゃいいじゃん。
目当ての長編よりもいい時とかたまにあるから、
本当に侮れないですよね。
今回のとこも完全に背景は手描きで、
動きはセルルックのアニメーションっていう感じの風にやってて、
ほぼ長編アニメって本当3Dアニメですけど、
ああいう形で手描き感を残したような、
セルルックのアニメーション作品をまた作ろうとしてるのかなっていう気はしますよね。
ピクサーも本来だったら、
ソウルフルワールドの短編とかで作るはずだったであろう作品ですけど、
ユメヨイウサギって作品とかも、
もう諸に2Dアニメみたいなことやってたりとかしたので、
ある種ちょっとそこの辺の揺り戻しみたいなのがあるのかなっていう風にはちょっと思いますね。
あとやっぱ親の話っていうのはやっぱり、
僕は本当に子供もいないし、
独身のただの男性なので、
その辺の話はやっぱり山口さんの話の感情が来る感じっていうのは、
やっぱりまだ僕にはちょっとないのかなって思いつつも、
けどやっぱり親には親の気持ちがあるし、
子供には子供の気持ちがあって、
そこはやっぱりなかなか分かり合えないよねっていうところ、
けどお互いにその愛情とかなんかっていうのはすごく感じるし、
っていうあたりの絶妙さっていうのはすごくうまく出てたなと思います。
やっぱね、本当怒りたくて怒ってるわけじゃないんだけどっていうのは本当言ってましたけど、
本当そうだと思うし、
けどやっぱり世界にはすごく危険なこともたくさんあるし、
教えないとこの世界に生きていくことはできないので、
特に野生動物という身になったら、
余計にそれは切実なものになるだろうから。
そうですね。
あとタイトルもすごくよくて、
ツリーを離れてが放題でしたっけ。
はい。
要はホームを離れてってことですよね。
だから危ないところに行くという意味でもあるし、
自分が守られてた時代を経て大人になってどうするっていう話でもあるなと思って、
二重の意味だと思うんですよね。
すごくよくできた短編だったなと思いましたね。
そのあたりのテーマはミラベルにも諸被りするところだったかなと。
そうですね。
じゃあミラベルの話に入っていきますか。
まずミラベルがとても良いですよ。
本当に良い子すぎるぐらい良い子だと思うんですけど、
僕あんな境遇だったらふてくされると思うんですけど正直。
12:03
僕は。
ふてくされてグレると思いますけど本当に。
本当にあの子は良い子すぎる本当に。
だから見てるこっちもすごく応援したくなるし、
あと個人的にメガネキャラが好きっていうのもあって、
頑張ってっていう気持ちになりますね本当。
オシャレな黄緑色の丸縁のメガネオシャレやなと思いながら見てました。
あと服装の生地感がやばいっていう。
そうですね。
なんかあの表現本当にニュアンスでしかないものをテクスチャーに織り込むのに、
どれだけの技術と両力がいるのかって考えたら、
意味があるのかどうかって言われたら、
あるとは思うんですけどなんかすごいんですよね。
そこに何かこもっているものはあるなぁと思うんです。
あと、家の設定ですね。
家の設定がおぞましすぎる。本当に。
おばあちゃんの魔法がああいうエリアを作り出したことっていう認識でいいんですかね?
そういうことですね。
ある種の奇跡が起きて、
ああいう魔法を一族が継承していくという感じですよね。
ミラベルの一家が魔法を家から与えられると。
その人の才能みたいなものを見抜いてその魔法を与えるって感じなんですかね。
多分才能とかその人の興味とかも反映されてるんじゃないかなって気はしますよね。
動物が好きな男の子は動物と喋れますよみたいな。
多分そういうことかなと思いますけどね。
そこが結構ミラベルの一家が与えられてる魔法って、
いかにもそのキャラクターが持ってそうな魔法を与えられてるなと思うんですよね。
例えば豪快な性格の姉は力が強くなる魔法を与えてて、
いかにも女らしい性格の方の姉は花を生み出すっていう魔法を与えられてると。
噂好きの家族は地獄耳の魔法を与えられて、
お調子者は変身の魔法を与えられると。
いかにもそのキャラクターが持ってそうなステレオタイプな魔法だなと思ったんですよ。
もはや僕見てて、
魔法がそのキャラクターを規定してるんじゃないかなってさえ見えたんですよ。
あの魔法の仕組みって本当恐ろしくて、
家が認めた魔法を与えるってことなんですよね。
家に役に立つようにその人に役割を与えるってことだと思うんですよ。
めちゃめちゃ怖いです。
だからミラベルはその魔法を与えられなかったけど、
それは家にとって役に立たないよお前はっていう宣言なわけですよね。
めちゃめちゃおぞましいんですよあれ本当に。
あのミラベルのおばあちゃん自体が女主人ではありますけど、
あの家の仕組み自体はめちゃめちゃゴリゴリの過不調性なんですよね。
超保守的というか、
家族のためにっていうのが当たり前っていう世界ですよねあそこって本当に。
家族のためになるようなことを家族のためを思って行動しなさいというか。
15:02
そこに本当に子がないっていう状態になってるっていうのが本当にきっついなこれみたいな風には思いますよね。
自分たちを守るための土地があると。
土地を守るために自分たちの家族があるって中世の豪族みたいやなって思って考え方が。
その孫の結婚も明らか戦略結婚なんですよねあれ。
そうなんですよねあれ完全にね。
その戦略結婚をするのにふさわしい女性としての育て方をされて、
それにふさわしい花を生み出すといういかにも花嫁って感じの魔法を与えられてるっていう感じなんですよね。
なんかこえーと思って。
で、見てて思い出したのがサマーウォーズの一家を思い出したんですよ。
で、サマーウォーズって僕家がだとは思ってるんですけど、
やっぱあの一家のありようは引っかかるよなーと思うし、
坂井おばあちゃんってやっぱミラベルのおばあちゃんとほぼイコールだとは思うんですよ。
そうですねほぼイコールですよねあれね。
サマーウォーズのあの一家っておばあちゃんの孫って公務員ばっかりなんですよね。
消防士とか警察官とか救急隊員とかあと自衛隊の情報部とか。
で、これって要は世の中の役に立つっていう役割を与えられてるってことだと思うんですけど、
そのミラベルのあの魔法の家が与えられる魔法と近しいなと僕は思ったんですよ。
世の中に役に立つための役割としての魔法をあてがわれてると。
だからあの孫たちってみんな公務員になってるってことだなと思うんですけど、
別にその公務員になることが悪いとかではなく、
もちろん警察官になりたいとかあると思うんですけど、
ただあんまり本人の意思が関与できてないような気がしてしまうというよりも、
本人の意思というより本人の意思がそうなるように育てられてるっていう感じがするっていうのが
すごいモヤモヤするんですよね。サマーウォーズって。
結局あのおばあちゃんもその土地と一家を守るっていう発想の人だなとは思うんですよ。
そこのわざかまいみたいなのがずっとあって、
それの有害性をミラベルが書いてくれたのかなとは思ったんです。
そうですね。やっぱり特に僕も最初のサワリーの感想でも言ったんですけど、
お姉さん二人の悩みというのは本当すごくわかるというか、
やっぱ長男とか上の兄弟になればなるほど家族に対する責任みたいなのってすごく問われるじゃないですか。
長男だから家業を継ぐとか、早く結婚しなさいとか。
本当僕そういうの嫌いだなって思ってるんですけど、
本当そういうのに彼女たちはめちゃくちゃ苦しんでるというか、
すごく力があるんだからあなたは街のために働きなさいって家族のためにって、
18:01
いやでもそのプレッシャー本当つらいんですけどっていうのとかも本当すごくよくわかるし、
なんかわざわざ結婚、別にそんなに別に結婚したいわけじゃないのに結婚しなきゃいけないんだみたいなとかも、
本当そこに自分の意思みたいなのがないっていうのは本当につらいことで、
本当そういうのの犠牲とかっていうのが本当につらいなっていうのは、
自分の経験というか実感としてもそう思うところがあるので、
本当あのお姉さんたちのシーンっていうのが本当に僕はすごくいいなと、
すごくもう個人的には刺さるシーンだったし、
やっぱそういうお姉さんたちのそのなかなか声に出せない思いっていうのをミラベルはちゃんと聞いてくれるので、
あの子が本当にいい子だったおかげで本当になんかこちらも救われたような気になるというか、
本当に良かったなと思いました。
姉二人の話を聞くシーンはブレックファストクラブみたいだなと思って、
あれはアメリカのスクールカーストでそれぞれの立場の若者たちの声を聞くっていう映画ですけど、
姉二人の声を聞くシーンって、
ズバリジョックスとクイーン・Bの悩みを聞くっていうことだなと思うんですよ。
マッチョの頂点と女性の頂点みたいな、
それぞれのありようの悩みみたいなのを聞くって、
ブレックファストクラブみたいだなと思って、
あとまあ力町の方の姉、ルイーサかな、
ルイーサがいわゆるマッチョキャラで、
強くあれと役割を求められている人物として描かれているキャラクターだったわけですけど、
本来的には男性があてがわれる立ち位置だなと思うんですよね。
でもそこに女性ってキャラクターがあてがわれていると。
単にその三姉妹として描きたかったっていうのもあると思うんですけど、
何からしくあれみたいな役割を求めるものって、
男性社会がみたいな言われ方する部分もあると思うんですけど、
それに加担しているのが女性であり、
強くあれっていうものの被害にあっているのも女性だったりする可能性があるみたいな、
そういう意味も含んでいるかなと思って、
抑圧しているのも抑圧されているのも男女関係ないよと。
だからこそそういう町妻の権利みたいなキャラクターに
女性があてがわれているのかなっていうふうには見たんですよね。
なるほど。
あとこれ人の感想見てなるほどと思ったんですけど、
一番末の子供のアントニオでしたっけ。
はいはい。
与えられる魔法が動物の声を聞くわけでしたね。
動物と仲良く。
これってディズニープリンセスが本来的に与えられている力っていうふうに見て、
ミラベルはそれさえも与えられていないと。
マジカルな能力を持っていないディズニープリンセスでも、
動物と仲良くすることができる力を持っていたっていうのは、
これまでのディズニープリンセスだったけれども、
ミラベルはそれさえ持っていないっていう意味合いとして使われている。
見て、なるほどなと思います。それは。
確かに確かに。
確かにそうですね。
今までのディズニープリンセス、
21:02
最近のって結構アナと雪の女王ぐらいからガラリと色々変わってきてる感じはしますけど、
確かにミラベルは本当に普通の女の子って感じはしますね。
すごく意志が強いというよりかは、
それはあくまで根が優しいっていう部分っていう感じ。
普遍的に。
他の、例えばモアナとかだったらすっごい勇ましい感じ。
いかにもヒーローゼンとしているというか、
超人的な部分にもちょっと見えるけど、
ミラベルは本当に普通の女の子って感じがしますよね。
確かにそうですね。
あとブルーのおじさん。
彼すごい大事なキャラだったなと思って、
この言葉すごい気をつけて言わないといけない言葉なんですけど、
弱者男性としての役割。
社会から押し出されてしまった弱者男性っていうふうに僕には見えて、
こういう抑圧的な構造を持ったコミュニティ、社会が、
要するに自流的に保守的な価値観が女性を抑圧しているっていうのも
よく言われると思うんですけど、
そうじゃなくて男性もそれで苦しんでますよねっていう。
マチズモ的な価値観のトップにいて、
全ての役割を背負い切れてるかのように見える姉も苦しんでるし、
持たざるものというか、期待された役割を達成できなかった、
期待を裏切ってしまった男性っていうのも、
期待というものでガンに絡めの社会の中では、
弾き出された瞬間、居場所がなくなるんですよね。
やっぱり彼は隠れ潜むわけです。
でも彼がもう一度戻ってきて家族を立て直すっていうのは良かったかなというか、
やっぱりこの話、男性に触れとく必要はあったかなとは思って、
すごい大事な役割だったんじゃないかなと思ったんです。
なるほど、そうですね。
今まで話していく中で、やっぱり家族という呪いに苦しめられてる人たちの話だっていうのは、
まあ共通してるだと思うんですけど、
けどやっぱり家族って繋がり自体を完全否定するわけでもないじゃないですか。
やっぱりその家族という繋がりがあることで、
その家族という人の一員を誰かを守るとか、
そこには一応ちゃんと愛はあるわけで、
そこもちゃんと触れてあるというか、
最終的にはそういう着地にはなるんですけど、
やっぱり家族っていうのを全面的に肯定するんじゃなくて、
そこには強い呪い的な鎖のようにがんじがらめになってしまって、
苦しい思いをしている人たちがたくさんいるんじゃないかっていうところに
やっぱり触れてくれてるっていうのが本当に今作の意義というか、
があるんじゃないかなって思いますね。
なのでちょっと僕は、ラストはもうちょっと革新的な、
そこの部分を突き詰めてくれても良かったんじゃないかなってちょっと思ってるんですけど、
実は。
もう一回魔法の家を取り戻すということに関してですか?
それもですけど、やっぱり魔法というのがやっぱり
昔家族の繋ぐ鎖のような存在であるのであれば、
最後はやっぱり魔法から解放された方がいいんじゃないかなってすごく思って、
24:00
せっかくなんかみんな家族という繋がりで苦しんでるってことが分かって、
そうだよね、苦しんでるんだよね、お互いみんな苦しんだよねっていうのが
理解できたのであるんであれば、
そこは新しく家族っていうのを再定義してみて欲しかったなっていうのがすごくあって、
せっかく一から自分たちで家を、
魔法を使わずに街の人たちの力も借りて家を作るっていうことをするんであれば、
そこでなんか魔法が蘇っちゃうっていうのは、
なんかちょっと違うなっていうふうに思うのと、
あとやっぱり家族は同じ家にいなきゃいけないみたいなところからも、
ちょっとそこは外して欲しかったなっていうのがあって、
それはね、そうっすね、確かに。
魔法が消えかかっちゃってみたいな感じで山が裂けちゃうじゃないですか、
せっかくあそこで山が裂けたのであれば、
あの裂けた山を越えて、
新しい世界を目指して旅立つ家族がいたっていいんじゃないかなって思うんですよね。
それこそ本当になんか、
力があるからたくましくありなさいっていうプレッシャーを抱えたルイーサとかが、
ある種の家業みたいなのから離れて、
自分の世界を見つけに、
あの裂けた山に向かって冒険を始めるっていう部分があっても、
僕はそれ絶対あっていいと思うんですよね。
長男だからこれしなさい、あれしなさいっていうのから解き放ってほしいと思うんですよね。
あくまでそういう家族のつながりのいい面も悪い面も描きつつ、
その先の最低限までをもうちょっとちゃんと踏み込んでやってほしかったなっていうのはすごく思いました。
確かにね、そこは僕もねめっちゃ思ってて、
その家壊れるじゃないですか。
で、みんなの魔法を失われるでしょ。
これ、魔法を取り戻すか、
魔法を取り戻さないまま家を再建するか、
二択やなと思ってて。
で、魔法を取り戻さないまま家を再建したら、
めっちゃ渋いけど、ちょっとインパクトかけるな。
でも魔法を取り戻したら、
ちょっとこれ、疑問性が残るぞみたいなのに、
ちょっとヒヤヒヤしながら見てて、
最終的には自分たちで家を建てた後に、
魔法が再度かかるっていう、
魔法で建て直すではなかったので、
そこは多少受け入れられたかなとは思ったんです。
あと、マリオンさんがさっきおっしゃられてたのでいくとしたら、
本来自分がやりたかったことの魔法を新たに手に入れるとかでも良かったかなと思うんですよね。
その花咲かせてた姉だったら、
どっちかというとちょっと分かりやすく綺麗な花とかじゃなくて、
サボテンとかの方が好きなんです。
みたいなのだったら、
サボテンとかそういうちょっとグロテスクな植物を育てる力が出るとか、
ルイーサンに関しても、
もしかしたら力が強いってことではなくて、
自分ばっかりやらされるから、
みんなで何かを一緒にやることに長けた魔法を使えるようになるであるとか、
あと、おばあさんも、
あれは外敵から自分たちを守るために、
閉じたコミュニティを作り出すって魔法を得たんだとしたら、
そうじゃなくて、本当はこんな風ではなくて、
もっと開けたタイトルでも繋がれるけれども平和に暮らせる世界を作れるような魔法を得たかったっていう思いがあったんだとしたら、
27:00
それを実現できるような魔法を新たに得てもよかったかなと思ったんですよね。
それは呪いの裏返しとしての魔法ではなくて、
本当に自分の内側から目覚めた新たな可能性としての魔法。
物語前半で描かれてた魔法とは、
180度異なる意味での可能性を描く意味では、
その魔法を得てもよかったかなと思ったんです。
やっぱりね、元あった魔法を取り戻すっていうのは、
ん?ってなる部分が正直ありますよね。
マジカルな世界観を作り出すディズニーだからこそ、
そこで魔法を捨ててみるっていうのは、
やったらめちゃくちゃ面白かったんじゃないかなって思いますけどね。
そうですね。この手の話が宿命的に背負うリスクじゃリスクですよね。
でも今こういった、もうちょっとこういうとこはどうなんだっていったところも、
ディズニーだったらまたそこを改善してくるというか、
それを踏まえた話をまた新しい映画を作ってくれるような気がするので、
全然期待はしてるんですけどね。
あと、自立と別れという意味では、
例えばシュガーラッシュ2であるとか、穴行き2でも描いてはいたので、
繰り返さなくてもいいのかなとはちょっと思って、
特にシュガーラッシュ2と穴行き2は、
1で徹底的に絆を描ききった2人が、
それでもお互いの道を歩みたいよねっていうので別れる。
シュガーラッシュ2に関しては全然執着ドロドロだったんですけど。
シュガーラッシュ2はあれは何だったんだって感じがしますけど。
僕ね、シュガーラッシュ2は見てて具合悪くなったんですよ。
ラウフの自意識が暴走するシーンあるじゃないですか。
男性の可憐な少女に人生の何かを預けてるエゴみたいなものが
うごめいてるのを絵的に見せられて、
こんなグロテスクなものを見せられていいのかって、
僕ちょっと映画館で吐き気を覚えたんですよ。
確かにそうですね。
あんまり人様には見せたくない執着みたいなのが出てますよね。
あれちょっと家族で見てはいけないものだったのではないかと僕は思ってるんですけど。
悪意ですよね多分。
あれアンダー・ザ・シルバー・レイクとかそっち側の絵面ですからね。
確かに恐ろしかったですよね。
でもシュガーラッシュ2とかアナと雪の女王2とかでも
確かにそこの別れっていうのは描いてたので、
確かになとはちょっと思いましたね。
そこを今度は家族というステージでもやってほしいかなでもな、
個人的にはって感じですかね。
本作はありようが変わってもそれでも一緒にいられるっていうことが着地かなと思うので、
そこでさらに自立まで描くと、
ちょっと何段階かテーマが一気に進む感じがあるかなと思うんですよ。
だからとりあえず今いるところから一歩進むっていう範囲で、
30:00
ここからそれぞれが自分の道を見つけていく可能性もあると思うんですけど、
ミラベルと魔法だらけの家っていう物語としてはここでおしまいって感じなのかなと僕は思いましたね。
それか2があるのならそういうところにも踏み込むかもしれないですね。
おばあちゃんに関してちょっと話したいんですけど、
これ舞台がコロンビアで、
多分1900年代前半ぐらいだと思うんですよね。
すごいレトロなカメラで家族写真撮ってたりしてたんで、
ものすごい政治的に不安定な時代だったんじゃないかなっていうのがあって、
実際盗賊みたいな連中にミラベルのおじいさんは殺されてしまうわけですよね。
生きるためにはなりふるみをかまっていられなかった時代でもあるだろうし、
共同体っていうものを強固にしてこの世界を生き抜かなければならないっていうのはあった時代だとは思うんですよ。
本当に乱世のような世の中だったと思うので、
そこで家族を守りたいっていうおばあちゃんの気持ちはすごく強かったと思うし、
それを否定することはできないと思うんですよね。
他のおばあちゃんがおじいさんと出会って恋愛して、
そこから盗賊に追われて密号を抱えた状態で盗賊に追われて、
おじいさんが死ぬところで本当にボロ泣きしてしまって、
本当に守りたかったものを全て守れなかったけれども、
せめてこの子たちだけはって思いがあったと思うんですよね。
それがおばあちゃんの魔法の一税というか、
世界の残酷さに対してどうしても殻を閉じなければならないと。
その閉じた殻の外に出ようとする誰かっていうものはやっぱりそこに閉じ込めてしまうように
思うんですよね、その思いって。
でもやっぱりそれって守りたいって気持ちでもあると思うんですよ。
冒頭の短編の親洗い馬みたいなものだと思うんですよね。
で、その気持ち自体は否定しないっていう着地にはなったと思うんですよね、ミラベルは。
うん、そうですね、そこは。
そこが僕すごい刺さって、
何言うとんねん、このクソババアみたいな話にはならんってわけです。
うんうん。
いや、おばあちゃんの気持ちもわかるし、
おばあちゃんがそうしなければならなかったこともわかると。
ただ、私たちは息苦しい。
私たちは私たちとして生きたいと。
っていうのを今度は自分からおばあちゃんに伝えることで家族が再生するんですよね。
うん。
なんかもう本当に、なんだろう。
世代間断絶に対する僕は救いだなと思って。
うんうん。
上の世代が全て間違ってたわけでもないし、
全てが今そのやり方が正しいわけでもないと。
うん、なんかそのリスペクトを払いつつ、
そこはあのアナヤキ2にもあったんですよね。
アナヤキ2はアレンデールの上の世代がひどいことをしてたっていう。
うん。
リスペクトを払うべき上の世代が全て正しいのではないのかもしれないと。
ただ、まあやっぱり私たちは私たちなりにそれを踏まえて前に進むっていうのはすごく好きだし、
今言ってほしいと。
うん。
なんかその、
リスペクトを払いつつ、
全行程せず前に進むっていう感じはすごく好きな感じかなと思って。
今言ってほしいことだなと僕は思いました。
うん。
この辺り僕顔面ぐしゃぐしゃですからね。
いやね、今のね、この感想を言ってる感じの山岸さんもね、
33:00
なんかね、ちょっと涙、
うるうるかしてる感じがちょっとするんですけど、
いやめちゃくちゃ、やっぱ僕はなんかどっちかっていうと、
その長女のなんか苦しい感じっていうのはやっぱ、
まあ自分の近いとこがあるから刺さってるって感じでしたけど、
なんかそこの世代間闘争みたいなところとかっていうと、
やっぱりすごくお子さんがいる山口さんだからこそ、
こういうとこにもちゃんとこう、
視点がこう行くんだろうなっていうふうにやっぱ思います。
そうですね。
まあなんだろう、
ちょっと多分次世代ってものを意識せざるを得なくなってるのかもしれないですね。
で、
まあそうですね。
それでまあ自分たちが絶対正しくあれるわけじゃないよねっていうのも分かってるから、
そこでやっぱり、
そうですね。
そこに対する救いみたいなものが欲しいっていうのはあるかもしれないです。
そうですね。
いつかね、
今は若いって思っててもいつかは年をとって、
そのまた若い世代からあいつは古臭いって言われたりすることになるんですからね、
やっぱりね。
うん。
いや、ほんと良かったですね。
まああと当然の話ですけど、
テーマ性でもすごく良かったですけど、
やっぱね、
アニメーションと音楽の力もやっぱさすがだったんですよね、
本当に。
魔法で動く家ってやっぱもう、
それだけでこうなんか、
ミュージカル、
アニメミュージカルとしても最高じゃないですかもう、
オゼンダとして。
いきいきとなんか扉が意思を持って動くみたいなのとかも、
もう見てるだけで顔が笑顔になるというか、
あとまあ、
モロニーラテン系の音楽、
リン・マニエル・ミランダが作ってる音楽もめちゃくちゃノリノリで最高でしたね。
あと、
そうですね。
ピクサーを含めると、
Remember Meがメキシコ舞台でしたけど、
まあメキシコは南米とは言わないのかな。
コロンビアなんで、
まあ完全に南米っていう扱いでしたけど、
これも人の感想で見かけたんですけど、
どうやらモチーフが、
ガルシア・マルケスの100年の孤独らしいんですよ、この話。
ほう。
マジでと思って僕、
その、
全然明るくないからそっち方面。
マジでと、
ちょっと、
そこまで拾うのももう、
ちょっと、
ただの映画見てる人でしかないから、
拾えないです、全く。
うーん、やっぱなんか、
ほんとやっぱ映画いっぱい見れば見るほど、
なんかいろんな知識足らねえなって思いますよね。
そうなんですよ。
これもこの小説からのモチーフでとかあって、
うわー、そんなん言ってみたいわーとか思って。
もういろいろね、
知識の欲求だけがすごくね、高まりますけどね。
いやもう、
言ってみたいですけどね。
あれモチーフがね、
気づいてみたいっていう。
マルケスなんだよーとか、
かっこいいと思っちゃいますけどね。
それをまたこう、
嫌味なく言えるようになりたいですよね。
なんか知識マウント取ってきたわーみたいな風に
思われないように言いたいですよね。
難しいですけどね。
どうしてもまだね、
このスノップ憧れがあってしまうので。
36:01
ねえ。
いやもうでも、
宿命ですよ。
こういう趣味にきたってる以上、
スノップ憧れはついてまわるなと
思いますわ、
本当に。
うんうんうん。
そうですね。
まあまあ、
そんな感じですかね。
あ、そうだ。
ブーのおじさんのいた場所あれって、
パラサイトモチーフですかね。
確かに。
確かにパラサイトっぽいですよね。
半地下?
いや地下があったみたいな話ではありますよね、
確かに。
実はっていう。
あ、帰ってくるんじゃなくて、
いたのねっていう。
っていう、
確かにそうですね。
確かにな、
やっぱパラサイトっぽいですね、
そこで。
タイミング的には拾えるのかな、
1年半ぐらいは。
どうなんでしょうね、
拾えるのかな、
拾ったのか、
それとも煮ちゃったのかってやつですよね。
計らず煮ることってあるじゃないですか。
同じテーマというか、
たまたま煮ちゃうみたいなのもあるし。
あとそうだ、
一応僕字幕版で見たので、
なんですけど、
ミラベルの声やってる人が、
僕好きなドラマで、
ブルックリン・ナインナインっていうドラマがあるんですけど、
山口さん知ってます?
名前だけは。
名前だけですかね。
その中に出てくるちょっとなんというか、
かっこいい女性刑事みたいなのがいるんですけど、
その人が声やってるんですけど、
ステファニー・ベアトリスっていう人がやってるんですけど、
なんか結構ハスキーな声出す人やなって思ったんですけど、
今回の見たらすごい可愛らしい声出してて、
なんかすごいな、やっぱ役者さんってすごいなってちょっと思ったっていう。
全然なんか声の印象が違うと思って。
僕も字幕でしたけど、
良かったですよ。
特にミラベルの歌。
特に一番冒頭の歌の家族を紹介しまくって、
もううちの家族すごいでしょって。
ミラベルはどうなの、ミラベルはどうなのっていうのを、
誤魔化していくのをどんどん巻いていくじゃないですか、
めちゃくちゃ面白かったですね、あそこ。
あの曲いいですね、大好きですね。
そこテンション高かったしね。
あとあれですかね、
ちょっと彼女の孤独な気持ちみたいなのが出てくる歌あるじゃないですか。
みんなが家族写真撮っているところで、
自分が外から見てるみたいな気持ちになってるみたいな歌もすごくいいなって思ったし。
あれひどすぎません?
せめて写真は一緒に撮るでしょ。
多分写真は撮ってるんじゃないか。
多分ただあれは気持ちとしては、
あの写真の中には入れてないよねっていうことなんじゃないかなって気はするんですよね。
さすがにミラベル入ってないじゃんみたいなのとかしたら、
本当なんか極悪非道な家族やなって思いますけど、
あれは多分ミラベルの気持ちとしてってことだと思いますよ、さすがに。
そう思いたいな。
でもパチーチめちゃくちゃ扱い悪いですよね、ミラベル家族の中で。
そうなんですよね。
みんなの部屋は魔法の力を得てるからすごく広がるじゃないですか。
ミラベルというか、魔法を得てない子供の部屋はちっちゃいですよね。
39:02
あれ?座敷廊みたいなもんでしょ、もはや。
お前はここにいろっていう。
なんかひどくない?っていう。
まともに相手してくれるのは家の魔法だけじゃないですか。
そう、そうです。
なんかね、ちゃんとなんかこう儀式みたいなの準備してても、
あなたは何もしないでって結構言われるじゃないですか。
あなたはちょっともう静かにしなさいみたいな。
邪魔しないでいいからみたいな言われるのも悲しいなって感じするんですよ。
あれはグレますよ普通、ほんとに。
ほんとグレますよ。
ほんとミラベルがいい子だったから良かったんだぞお前らっていうのは
ほんとに肝に銘じておくべきですよ、あの家族は。
なんかほんと所々オフルアート詰めてないでしょそれっていうえぐい描写があって。
まあある意味家族描写はそんなもんちゃそんなもんか。
シンデレラからの伝統かもしれないですけどね。
家族言い切りがひどいのはまあ、
てかまあそんな話ばっかか、ディズニーって意外と。
まあまあそうですね。
あとさっきちらっとリメンバーミーの話ちょっと出たじゃないですか。
結構対局だと思いません?ミラベルとリメンバーミーって結構。
そうですね。
リメンバーミーはほんとなんか家族の、ほんと全面的にいいことみたいな感じの映画だったですけど、
ミラベルはちょっとそこにある種のアンチテーゼみたいなのが込められてるみたいな感じの映画だったなとも思いましたね。
そうですね。確かに全肯定でしたね。リメンバーミーは。
なんか。
あれもボロ泣きしましたけど。
そうそう。どっちもやっぱ僕たちは振り切れることはないので。
いい面もあるし悪い面もあるよね家族ってっていうのはやっぱ。
人生生きていく中でそれはやっぱ分かってるので。
どっちもいい面も見て感動するし、悪い面も見てそうだよね辛いよねって思って泣くし、
あとちょっと僕なんとなく持ってるイメージなんですけど、ピクサーは内政を描いてディズニースタジオは社会を描くっていうイメージがあって、
なんか全然当てはまらない気はするんですけど、傾向があるかなって気はして。
ストーリーとかモロ、アイデンティティの話かな。
まあそんなに一律に言える感じでもないか。なんか傾向あるかなって気はしてたんですけど。
まあ確かに結構ちょっとなんかここにきて、どっちもなんか3Dアニメやり始めてからどっちがどっちやねみたいなこと言ってる人いるけど、
意外となんか結構そこっさが出てきてるような気はしますよね。
ちょっとうまく言語化できないとか分類分けが今自分できるかっていうとちょっとあれですけど、なんかでも違いはあるなと思いますよね。
ディズニースタジオのプリンセスっていう文脈があるので、そのプリンセスをどう捉えるかっていうのはある気はしてるんですよ。
ミラベルもそうですし、モアナとかネイキとかもそうでしたけど、プリンセスとは何ぞやみたいなそこの捉え方って、
モロ主人公というもののロールはいかにあるべきかみたいなのの考えが入ってくると思うんですよね。
そこを描いたらどうしても社会の話になるかなって気はするんですよ。社会がどう見るか。
42:03
ディクサーは内製の話が多いような気はしてるんですけど、まあマップたちに分かれるようなものではないですけど。
まあでも最近もソウルフルワールドとかモロに内製の話ですしね。
インサイドヘッドとソウルフルワールドはもう内製の極地みたいな。
そうですよね。ビートドクターの作品ですけど、確かにそうですよね。
まあまあそんな感じですかね。一旦じゃあここで切ってライン収録の準備します。
ではミラベルと魔法だらけの家の話はこの辺で終わっておこうかなと思います。
お知らせになります。映画の話したすぎるバー12月も予定しております。
日付が12月18日土曜日オープンが19時クローズが23時予定となっております。
今回ですねただトークするだけではなくてお客様皆様の2021年映画ベストを投票いただこうと思っております。
最終的に集計して映画の話したすぎるバーとしての2021年映画ベストを発表しようかなと思っておりますので、
そういった余興も含めて楽しみにしていただけたらなと思います。
またこの映画の話したすぎるラジオの中でも2021年映画ベストの募集をしようかなと思っております。
1本だけベスト1だけ送りいただけたらなと思います。
作品名だけでもいいですしコメント添えていただいても構いません。
名前を取り上げるのが省かれる場合は投票だけ読み上げないでくださいっていう風に書き添えていただければそのようにいたしますので、
よかったら送りいただけたらなと思います。
締め切りがですね12月の26日日曜日中かな26日の24時を一旦の締め切りとさせていただきたいと思います。
またギガグルに送りいただけたらなと思っております。
最終的にこの映画の話したすぎるラジオとしてのメンバーの2021年映画ベストの話の中で、
この映画の話したすぎるラジオのリスナーさんと映画の話したすぎるバーのお客さんの投票すべて含めた2021年映画ベストをポッドキャスト内で取り上げたいなと思っております。
あと番組や撮り上げた作品の感想などもお便りとして募集しております。
メール、ブログのお便りフォーム、ツイッターへのダイレクトメッセージのいずれかより受け付けております。
詳しくはポッドキャストの番組説明文をお読みください。
ではこの後メンバー揃っての収録に入りたいと思います。
それでは一旦失礼させていただきます。
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