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2023-07-21 1:06:49

第125回(2) 君たちはどう選ぶか「宮崎駿作品ベスト」

宮崎駿作品ベストについて話しました。

メンバーそれぞれが思う自身のベストについて話しています。

※前田さんは今回不参加です。

■メンバー

・山口 https://twitter.com/awajicinema ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

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00:00
今日のテーマトークは、「宮崎駿作品ベスト」です。
前田さんいらっしゃらないんですけど、このまま3人でやっていけたらなと思います。
とりあえずお便りの紹介からいきましょうか。
お便り3通いただいてます。
まず1通目、紹介させていただきます。
けんけんぴんぴんさんからいただいてます。
皆さんこんにちは。今回お便り採用していただきありがとうございます。
僕が好きな宮崎作品は、魔女の宅急便です。
前田さんごめんなさい。
まず冒頭ルージュの伝言が流れるまでの流れが最高すぎませんか?
これを超えるオープニングを僕はまだ見つけていません。
魔女の習わしに従って親元を離れ、
都会のつくめたい人々に揉まれながらも必死に生きるキキの姿に、
就職して一人暮らしを始めた今の自分を重ねてしまいました。
キキのまっすぐさと一生懸命さが心にグサグサと刺さって、
毎回泣いてしまいます。
そういう時はジタバタするしかない。
キキじゃなくて自分に言われているようで、
一生懸命で真摯に損することもあるかもしれないけど、
人に親切にそう生きていくのも悪くないと思える僕にとって大切な作品です。
長文乱文失礼しました。
店長メンバーの皆さんの感想や他の方のお便り楽しみにしています。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
まず、番組内であんまりって言ってた作品を好きって言ったからって、
謝らないでくださいね。
勝手な意見ですからね、こちらのね。
むしろ魔女の宅急便は好きな人の方が多いと思うんですよ。
ここが特殊だと思う。
ここが特殊だぞっていう。
前田さんには前田さんの物語があって、
けんけんぴんぴんさんにはけんけんぴんぴんさんの物語があってですね、
それぞれ魔女の宅急便が好きだったりそうじゃなかったりするわけじゃないですか。
そこで、なんというか、
ひけ身に思ったりとかは全くしていただく必要なくなって、
逆に僕らが気につかうというか、
そうっすね、本当はそうあるべきです。
僕ら気兼ねなく作品あんま好きじゃないとか言って、
このメンバー内でも割とお互いに言ってたりするんですけど、
謝ってたらキリがいいんですよ、本当に。
そうですね、そうなんですよね。
何回僕はここで謝らなきゃいけないのか。
そこに是非とかよしあしはないっていうのは大前提だと思います。
なので、そいつも聞いていただけたらと思います。
バンバン僕らが否定した作品を肯定したり、逆のお便りを送っていただけたらと思うので、
そこでひけ身に思っていただく必要は全くないので、
その点だけお気に召さらずということで。
本当にね、冒頭素晴らしいですよね、あの流れ。
結構否定的に聞こえかねない感じで、
宮崎駿の労働感みたいなものを喋ったと思うんですけど、
03:02
むしろそれって一般的には真っ当なメッセージだと思うんですよ、本当に。
そうなんですよ。
労働が等と言って、基本的には善なんですよ。
そこを疑うかどうかっていうのはやっぱり、
宮崎駿と高畑勲の差だと思いますし、
そこを疑わないっていうのがやっぱり宮崎駿の魅力だと思うんですよね。
だからこそ多くの人が乗れる物語になってるんだと思うので、
そこで励まされる人もいっぱいいるわけですよね、それが真っ直ぐなことで。
確かに宮崎駿ってそもそもハイパー仕事人というか、仕事人間ですよね、本当に。
魔女の宅急便だとちょっとなんか、自分の中で鑑賞経験の思い出が1個あって、
大学生時代の時に金曜ロードショーで魔女の宅急便が流れたことがあったんですけど、
その時僕はサーケルの部室で見てて、
当時僕大学2年生で、大学1年生の後輩と一緒に見てたんですけど、
すごい思い出残ってるのが、魔女の宅急便中盤から後半ぐらいで、
その後輩が泣き始めて、
そっから大好きになりすぎて原作まで買ってっていう後輩が1人いたのを思い出しました。
で、彼がちょうどお便りの中でもけんけんぴんぴんさんが書かれてましたけど、
1人暮らしを始めて、1人で生きていくっていうことに対面するっていう話でもあるじゃないですか、魔女の宅急便って。
で、多分当時の彼の心境は、子供の頃多分彼見たことあったと思うんですけど、
いざ1人になって、1人で社会と向き合うっていうことを続けていく中で、
ようやくその危機の相、なんていうかな、いろんなものというか、苦行に乗れたんだろうなと思って。
なんかだから魔女の宅急便、確かに子供の頃見ても、
ある種ちょっとお姉ちゃんの家に遊びに行くというか、
お姉ちゃんがどんな暮らししてるか見に行くぐらいのテンション感で見れるんですけど、
当事者として見れるのは大学1年生とかだったりするのかなっていうのは、
その経験見てちょっと思ったんですよね。
確かにね、なんか1人で全く縁もゆかりもない場所に行って、
1人で生活するって、やっぱ不安なことがたくさんありますよねっていうのが、
なんかああいうのにちゃんと現れてくるじゃないですか、魔女の宅急便って。
めっちゃ邪剣に圧をかわれたとか、パイ持ってくるシーンとかで。
ミシンのパイですね。
ミシンのパイ持ってくるシーンでめっちゃ怖えなってなるとか。
けどあそこでちゃんと仕事する場所があって、
友達ができてというか、顔見知りができてみたいなのって、
誰しもこう大人になってもそういう不安あると思うんですよね、それって。
僕はもう関西誰も縁もゆかりもなかったので、
縁もゆかりもない状態でここに来て、
今こんなに映画の好きな人と知り合いができてるっていうのは、
すごく貴重なことだなっていつも思うんですけど、
なんかそういうのとかと重なったりとか全然しますもんね、魔女の宅急便って。
ほんと普遍的で、やっぱすごい。
僕はめちゃくちゃ好きなんですよね、魔女の宅急便。
僕も労働自体は救いだと思ってるんですよ。
06:04
僕、何回か言ってると思うんですけど、大学時代はゴミ箱に捨てた人間なんですよね。
ゴミ箱に捨てた人間。
どこの底で生きてたんですよ、大学時代。
まかり間違って就職して、自分で生きていけるんだなって思ったんですよ。
会社入って仕事して。
僕が会社入って一番嬉しいなって思ったのが、大学時代って要は会う人としか過ごさないんですよね。
そうすることでどんどん煮詰まっていったんですよ、僕は。
社会からギリギリのとこまで煮詰まっていったんですけど、
働き始めて思ったのは、自分と波長の合わない人でも行動を共にすることができる。
それは、労働という目標を共通することで、時間とかを共有することができるんだなって思ったんですよね。
僕、それすごいことだなと思って。
エベイトだと、たぶんこの人のこと会わないな、嫌いかもしれないなみたいな人が、
仕事上で何か同じものを目指したりすることができるんですよね。
僕、それすっげえ救いって思ったんです。
煮詰まって視野が狭く狭くなってた自分の大学時代に、
もう世界は他者の塊だ、みたいな。
もうこんなところでしらくで生きていくか、みたいなので、きつい先を煽って逃げろとかして生きてたんですよ。
そんな僕がね、他者と生きていくことってできるんだなって思って。
本当ね、働けば分かるっていうのは本当にそうだと思います。
労働を介して承認を得たってことなんですね、その社会からの。
僕は働かなければ承認を得られなかったんですよ。
なるほど、でも確かにな。
働くことで承認を得るっていうのは感覚分かるかもな。
大学の時本当にこんな自分が働けるのかみたいに思ってましたけど、ずっと。
でも働きだしたらちゃんと働けるんだな、自分みたいなとか、気づくみたいなとか。
そこでやっぱいろんな人とも会うしみたいなので、確かにちょっと気持ちが分かるなっていう話を聞いてて思いました。
今、石間って労働が与えてくる承認には気をつけろって思ってるんですけどね、今は。
そうですね。
いいとこもあるし、悪いとこもあるしっていうところはありますよね。
だから高畑勲の映画とか見て、田舎って地獄だよねみたいなことを言ってたりするわけじゃないですか。
そうそうですね。
根っこにはあるんですよね。
バランスですよ。振りすぎず振りすぎず。
けんけんぴんびさんありがとうございました。
ありがとうございました。
次のお便り大井さんお願いします。
ライバックさんからいただきました。
店長メンバーの皆様、はじめまして。ラジオネームライバックと申します。
09:00
コロナ禍が始まる頃ぐらいから様々なポッドキャストを聞き始めて、映画圏のポッドキャストを聞きめぐっている中でたどり着きました。
店長メンバーの皆様の趣味・思考が色とりどりで、毎回面白く聞かせてもらっています。
さて、今回のテーマが宮崎駿ベストということで、いてもたってもいられず、初めてお便りを送ろうと思いました。
ただ、いざ送るぞと思ってから相当悩みに悩みましたが、個人的な宮崎駿ベストは天空の城ラピュタです。
今年で40歳になりますが、最初の出会いは中学1年の時でした。
それまで宮崎駿作品は、隣のトドロと魔女の宅急便ぐらいしか見たことがなかったのですが、
中学1年の学章コンクールで隣のクラスが順位曲として選んだのがラピュタの主題歌、君を乗せてでした。
歌詞の内容や曲にとても惹かれて、実はジブリの主題歌とした少し後にテレビ放映を見る機会がありました。
ラストで天に昇っていくラピュタの様子を背景に流れるこの曲が何とも儚げで切なく、とても印象に残っています。
その手前、ラピュタから脱出していくパズーとシータがラピュタの遠手にいるロボットを見送るところから、この君を乗せての君はあのロボットなのではないかと思えるくらいです。
本当にいろんな君があるのだと思いますが、あのロボットは終盤に登場するのみですが、滅びて廃墟になったラピュタを象徴する印象的なキャラクターだと思います。
作品全体を見てもオーソドックスかつ正当なボーイミーツがある。世界の秘密は少女が握っている。
ムスカという魅力的すぎる悪役。序盤の逃亡劇から中盤のヒロイン救出劇を経て、未知なるラピュタを目指す冒険探と、この作品にファンタジー冒険活劇のほとんど全てが入っているように感じています。
また一番好きなシーンは前半の逃亡劇で地下の洞窟に逃げ込んだ後でポム爺さんに出会うところです。
船長メンバーの皆様のベストも楽しみにしております。
来学さんありがとうございます。ラピュタは出ますよね。前田さんもラピュタって言ってましたし。
ロボットの存在は確かに本作の重要な要素というか、ラピュタにたどり着く直前で洋裁で大暴れするじゃないですか。
そこで破壊の限りを尽くして、あのロボット怖いなってなった後でラピュタにたどり着いたら、そのロボットが見るも無惨に錆びれた状態になっていて、
世界から置いていかれたように、時間から取り残された中で孤独に過ごしているっていうのがすごいコントラストが強烈で、力の裏の側面みたいなのはあるなと思うんですよね。
やっぱりあのロボットの持っている圧倒的なパワーとその後に待っていた荒廃とか孤独って、それってまさにラピュタが辿った道のりというか、
世界を支配した後にいつの間にか世界の全てから忘れられた存在になったっていうのはまさにラピュタそのものを象徴する存在ですよね、あのロボットって。
12:06
それがラストで宇宙に飛んでいくっていうのは終わりとしてとても美しいなって気はします。
あとラピュタといえばやっぱり僕ムスカだと思うんですよ。
僕はあのコンプレックスまみれの悪役めちゃくちゃ好きで、明らかに劣等感バチバチじゃないですか。
そうなんですよね。
あと俺はラピュタの王家の一族なんだぞっていう自意識もほとば知ってるし、彼がどうやってあそこまでたどり着いたかって思うだけでちょっと泣けるんですよ。
分かります分かります。
ドローフするような思いをしながら軍の中で成り上がって、でも将校たちにはバカにされてるわけですよね。
そうなんですよ。
ラピュタの力を手に入れた後の自己解放っぷり、もう人生のピークじゃないですか。
俺はその前に生きてきたんだっていう。
だから人がゴミのようだってよくミームになってるシーンありますけど、あれを多分言うためにあの人はここまで来たんだろうなっていう。
痛々しいんだけどもうなんかスローモーションに見えてきたよみたいな。
切ないですよね。
やっぱりそのカタリシスってあるんですよね本作。
オープニングで語った作品で言うとパールとかもそうなんですけど、めちゃくちゃ悪いやつなんですけど悪いやつがその自己のパーソナリティを全力で解放することで自己解放するってなんかね、すごい気持ちいいんですよ。
てかみんな思ってるじゃないですか。人がゴミのようだって言いたいって思ってるわけじゃないですか。
なるほど、ムスカって奥が深いキャラクターなんだって初めて知りましたけど。
僕も前に見ましたけど、ラピュタ見たことがないので。
そうなんだ。
見たことがないので、ムスカってそんなやつなのっていうの知らなかったわけですよ。
そうなんです、ムスカはめちゃめちゃ深いキャラで。
これよく言われるので、ムスカって主人公パズーの鏡の存在なんですよね。
要は世界中がラピュタなんてないよって言ってる中で、ラピュタを信じてる二人なんですよ。
世界でただ二人と言っていいぐらいに唯一信じてる存在なんですよね、パズーとムスカが。
憧れの負の側面と性の側面の背中合わせの存在なんですよ、彼らって。
そうですね。
パズーはやっぱり宮崎駿が良きと思ってる男性像というか男の子像なんですよね。
15:00
しっかり働いて女の子を守って悪に立ち向かうっていう良き男の子像があって、
その裏面にもう邪悪で悪辣でよからないことを企んでいる野望の塊っていう、
その野望とか男性的なものの負の側面としてのムスカがいて、
それはやっぱり背中合わせの関係っていうのが中には描かれてるっていうのがいいんですよ、本当に。
その二人がシータを取り入れる話ですからね。
すごいな、それ聞いたらめっちゃ面白そうやんっていう。
疑いが余地なく面白いって言われてる作品なんですよ。
マジで面白い。そんな面白いの、ラピュタ。話聞いてたらめっちゃ深いやんみたいな。
単なる滑撃だけではないです、ラピュタは。
滑撃とかそういうファンタジー要素みたいなところがみんないいって言ってる人が多かったので、
もちろんそれを絶対見たらいいって僕も思うと思うんですけど、
そんなもうちょっと深いところまでラピュタのことを語ってる人みたいなの、あんま僕出会ったことなかったので、
そうなんだっていう色々気づき終えました。
その視点で見てください。
天空の城ラピュタは最もシンプルに宮崎駿の中の善と悪が対決する話なので。
なるほど。
そうですね、確かに。
そこはどんどん複雑化していくんですよ。
そうですね。
善学の境目めちゃめちゃ曖昧になっていくし、
善と智慧とかに至ってはそもそも悪とはみたいになるし、
風立ちぬに至っては男性的なものの悪しき側面さえ受け入れてしまってる話じゃないですか、風立ちぬは。
相対するものをちゃんと装刻するものとしてシンプルに描いてるのってラピュタなんですよね。
なるほど、勉強になりました。
ある意味ラピュタでもうやりきっちゃったのかもしれないですけどね。
あとは複雑にしていくしかないっていうのはありますよね。
そうそう。
感性系を作っちゃったからっていうのはあるかもしれないですね。
確かに。
今更そこに戻ってもなみたいなふうに思ってそうな感じはしますね。
ラピュタ見る理由ができましたね。
マリオンさんがツイッターでバルスっていうのを楽しみにしておきます。
なんでこの人金曜ロードショーでもないのにバルスって言ってるんだろうみたいな。
どうした?みたいな。
はい、もつさんありがとうございました。
ありがとうございました。
じゃあもつ、マリオンさんお願いします。
あーさん、店長メンバーの皆さんこんにちは。マリオンさんには先日映画館でバッタリお会いしました。
そうですね、会いましたね。びっくりしました。ありがとうございます。
私の宮崎駿監督ベストは物置姫です。
金楼でしか見たことなかったのですが、2020年にジブリ作品のリバイバル上映で初めて劇場鑑賞をしました。
今まで聞こえなかったことや細部に気が付き、まるで初めて見る作品のようで大変感動したのを覚えています。
18:01
他の作品もリバイバルで鑑賞しましたが、物置姫は別格で6回見に行きました。
それまでは環境破壊がテーマかなあぐらいに思っていたのですが、そんな単純なものではなく、
人間と自然の共生の難しさや様々な背景があり、大好きになりました。
エボシ様、ヤックルが推しです。
好きすぎて絵コンテ、メイキングDVD、ヤックルのぬいぐるみなどのグッズを買いまくり、論文を読みまくり、
被災地上産がフルコンサートに行き、ポスターを買うためにオークションを人生で初めて使うなど、
ハマるのが23年遅れましたが、2020年は個人的に物置イヤーでした。
ここでは書き切れないですが、本当に大好きな作品なので、店長メンバーの皆さんの物の毛トークもぜひ聞いてみたいです。
勤労でも21日に放送されます。長くなってすいません。これからも楽しみにしております。
アーサンありがとうございます。
ありがとうございます。
僕も知ってる人の気がする。
多分知ってる人です。
共通の知人の方だと思ってます。
久しぶりに会って嬉しかったんですけど。
物の毛姫ですね。
物の毛姫も名前は上がりますよね。
さっきも言った通り、ラピュタからどんどん全額が複雑していった一つの到達点の作品かなと思うんですけど。
時代的にも1990年代って環境問題が叫ばれてたというか流行ってた時期だったので、
そういう風に見える話にもなってるかなとは思うんですけど。
もうちょっと複雑なんですよね。
人間と自然という対立もですけど、人間同士の戦争とかの話にもこれ普通に入ってきて、
結局象の連鎖の話になってくっていうのが、これすげーことやってるなっていうのは思った覚えがあって。
僕も初めて見たのが、ジブリのリバイバルの時期に初めて見たんですよ。映画館で。
実は実家にビデオがあったんですけど。
冒頭でイノシシが暴走するシーンあるじゃないですか。
黒いやつ何でしたっけ?名前忘れちゃってましたけど。
コトヌシ様でしたっけ?
コトヌシ様でしたっけ?
ウリャーって襲ってきて。
タタイガミですね。
タタイガミだ。
タタイガミが襲ってきて、足高にウワーって来るシーンで、
あそこがマジでトラウマで、それ以降見れてなかったんですよねっていうのがあって。
僕の幼少期のトラウマ映画の1個ですけど。
大人になって初めて映画館でもののけ姫を見て、
なんてすげえ映画なんだっていうことに気づかされて、
こんなの作れる人だったんやっていうか、
本当に宮崎駿ってすげえなって思いました。
描いてることむちゃくちゃ複雑で、
基本的に出てくる人たち、仕立てられてる人たちなんですよね、全員。
それは自然の側も人間の側に開発されていってる側だし、
主人公足高は縁氏の生まれだし、
21:00
タタラバは社会からこぼれ落ちた人たちなわけですよね。
そこでしか生きていけなくなった人たちが共同体を作って生きてるっていうところ。
自己豪たちは汚れ仕事やってる重宝部隊なわけじゃないですか。
あまり綺麗な存在じゃないわけですよね。
そういう人たちが生存競争をするっていうので、
タタラバは環境破壊をすることで、
そういうはみ出した人たちの生活の場を作ってるっていうのがあって、
めちゃめちゃムズいんですよね、本当に。
すごいよくできた話だなと思うし、
ラスト綺麗に終わんないというか、
悪い奴がやっつけられて終わんないのもそうなんですよね。
悪い奴がやっつけられて終わんないんですよ、この世界は。
そうなんですね。
結構僕は綺麗に終わってるなと思っていて、
そんな世界でもあの二人はちゃんと生きていこうとするんだなっていうところに
ちゃんと希望が残ってくれてるのがすごく僕すごい。
そこだけはストレートにエモいっていう言葉じゃないですけど、
宮崎駿の愛の願いがすごくこもっていて、
そこにもまたちょっと感動しちゃうんですよね。
しっかり最後にこの世は生きるに値するというメッセージに
決着するっていう映画をやっぱりあの人は
ずっと作り続けてるなっていう気はしていて、
オノノゲ姫はまさに世界はもしかしたら
ここから変わっていってしまうかもしれないけど、
でも生きるに値するんだってしっかりそれも強く言ってるというか。
そうですよね、なんか絶妙なバランス感だなと思いつつ、
こっちが気持ちよくならないことが多分いいこととして捉えてるような、
複雑なものとして持ち帰ってくれっていう感じのものとして捉えられるので、
やっぱあれは凄まじいお土産を持って帰るタイプの映画だなと思いますね。
アーサンありがとうございました。
ありがとうございました。
じゃあ我々のベスト発表入っていきたいと思うんですけど、
裏でこっそり順番を決めておりました。
ほんとですか?
いつもの順番決めシステムで裏で決めていったんですけど、
1番マリオンさん、2番山口さん、3番大石さんで、
いけたらなって思います。
機会が決めたことなんで。
そうですね、従いましょう。
じゃあマリオンさん、マリオンさんの宮崎駿作品、ベストを教えていただいていいですか?
そうですね、僕のベストは風立ちぬなんですけど、
さっきも言いましたけどラペタとか見てないとか、
実は宮崎駿全部見てないというか、結構はぬけが多いんですよね。
あんまり宮崎駿という人ってどんな人なんだろうみたいなのって、
あんまり実は意識してこなかったんですよ、映画好きだったけど別に。
普通に子供の頃からトトロとか千と千尋とかハウルとか見てましたけど、
特に宮崎駿という人ってすごいのはわかるけど、
24:01
どんな人かよくピンとこないみたいな感じの人だったんですけど、
風立ちぬという作品を見て初めてこの人のことをすごいと思ったんですよね、体験として。
前にもののけ姫ちゃんと見てるとは、もののけ姫でそう思ったのかもしれないんですけど、
初めて宮崎駿という人はすごい人なんだなって思ったのは風立ちぬだったっていうのが、
僕の印象なんですけど。
主人公はゼロ戦の製作者である堀越二郎と、
あと風立ちぬという一つの作者の人でしたっけ?堀達雄。
混ぜたような複雑な話ですけど、
ゼロ戦の設計者っていうあたりに、
自分のあらゆる矛盾を、
自分のクリエイターとしての矛盾とかを全部あそこに込めてるのが、
すげえなっていうふうに思ったんですよね。
自分の望む飛行機を作りたい、
でもその飛行機はいずれ戦争で破滅を呼ぶようなものになるみたいな、
それでも僕は行くんだみたいなっていうのって、
エゴまっしぐらですけど、
でもそういう瞬間に複雑なニュアンスみたいなのに、
人を感動させるものってあるよなっていうのを、
あの絵が描いてるなっていうふうに思うというか、
あそこまで何かを作り出す人ってすごいんだなっていうのを、
描いてくれた映画っていうのは、
僕はそれまでなかったかなっていう、
僕は見たことなかったなっていうふうに思ってたので、
あの複雑なニュアンスで作ることの難しさとか、
尊さみたいなのを描いてくれてるのは、
本当にすごいなというふうに思ってますね。
で、さらに何秒もののラブストーリーみたいなところも、
そこに入ってるわけですけど、
その愛の在り方というのもすごくエゴで溢れてるっていうところも、
なんかそこにちゃんとエゴの話として、
ちゃんと絡ませてるのもすごくうまいなと思いましたし、
ちょっと何秒ものね、
普通にウルウルときちゃうんですけど、
ちょっとどうかと思うぐらい泣いちゃいましたよね、映画館で。
お互いのエゴで、本来なら要領上行かなきゃいけないんですけど、
堀越二郎もね、仕事があるので全然構ってあげられないんだけど、
それでも二人はあそこにいてみたいなシーンあたりから、
結構涙ドバドバ流れちゃうぐらい好きで、
その果てに最後もすごい終わり方しますけど、
飛行機できた!その後にもう地獄のような風景が!
そこには何処が!みたいな。
どんな飛ばし方してんだよって思ったんですけど、最初見たとき。
その飛躍の仕方がもうちょっとカタルシスにあふれすぎてて、
余計にすごいなこの映画っていう風に思っちゃいましたね。
その果てにまた、最後松戸屋由美の曲で、
これまでの風景が流れるっていうラストで、
もう涙がドバドバって感じだったね。
宮崎駿という人の矛盾をはらんだ作り気としての個性みたいなのに、
最後に当時引退作って言ってたので、
そういうのに触れられて、
27:01
この人すごいんだなっていうふうにすごく感動したっていう意味で、
忘れられない一本ですね、自分にとって。
いいですね。
マリオンさんだったらこれあげるしかないなっていう。
ずっと言ってましたからね、風たちのことは。
そうですね。
言ってたから。
実はちょっと言ってたんですけど。
本当に本作やっぱり、
ここまで自分をさらだけ出したのって初めてだったんじゃないかなと思うんですよ。
宮崎駿という人が。
今まで良き男の子とか良き男性みたいなものを描いてきて、
その裏側に悪しき男性っていうものを同時に描いてきた人で、
それっていうのは交わらないものとして描いてきたんですけど、
もっと曖昧もことした複雑な、全然でもないんですよね。
前向きさとその根っこにある、
結果的に生まれてしまう横島な何かみたいなのが、
真鱈に混じった男性っていうのを描いたのって、
多分初めてだったんじゃないかなって気がしますし、
ここまで自分重ねるかっていうのもあると思うんですよね。
本作のゼロ戦づくりって、アニメづくりに重ねられるわけじゃないですか、どうしても。
それは自身が戦争を反対のスタンスをとりながら、
ずっと兵器を描いてきた本人の、
罪悪感みたいなものを同時にちょっと含んでるっていうところ。
で、仕事のために主義の全てを目頭にしながら突っ走ってきた人間の、
罪性みたいなものを描いてて、
でもそれでもやるしかなかったっていう。
風立ちぬいざ行きねやもなんですよ。
風が吹いたらいけるしかないっていう。
その泉にも、うわーって泣いちゃうなーみたいな気持ちになっちゃいますね。
結構本作、いくらでも批判できると思うんです。
間違ったことをしてるっていう。
でも間違ったことをしてる人間の話なんですよ。
本当に。
他の映画って必ず泣いてしまうシーンがあって、
それが実は僕冒頭というか、
少年の堀越二郎が、
夢の中でカプローニさんから、
飛行機は素晴らしいって言われるシーンがあるじゃないですか。
僕あのシーン毎回泣いちゃうんですよ。
なんでなんだろう。
ララランドの回でもちょっと話しましたけど、
自分が夢というものに、
夢という呪いであり福音でありっていう、
そういうものを追いかけて生きてきたというか、
それに囚われてた人間でもあったので、
あのシーンでまさにそれが行われるというか、
彼に植え付けられるシーンじゃないですか。
まずいんだけど尊いみたいな、
なんとも言えない瞬間に、
すごく心が重なってしまうんですよね、自分は。
だから毎回毎回、
あのシーンで一番泣くっていう、
30:01
よくわかんない心境になるんですけど。
カプローニが出てくるシーンどれもいいんだよな。
いいんですよ。
そう。
どれもいいんだよなっていうのはあるんですよ。
そう、いいんですよ。
なんてイキイキした、
なんていい話をした、
夢ばかり語る熱い男たちなんだっていう感じもするし、
それがまあ、
たとえどんな悲劇を待っていようと思って作らざるを得なかった者たちの、
なんかちょっと狂った情熱みたいなのが、
あそこでこう夢のような形で出てくるっていうのも、
なんかちょっとね、
高屈としてしまうところがあるんですよね、見ててね。
そういうところが仕事というものは呪われるものでもあるんだけど、
それが例えば社会を悪くしてしまうこともあるんだけど、
でも仕事である以上は尊いものでもあるっていうことを、
しっかり描きたい人なんだろうなと思って。
そうですね。
労働の罪性を描いたっていうのも、
もしかしたら初ぐらいなのかもしれないですね。
そうですよね。
確かに。
だからもののけ姫のタタラバにあった罪性のより強いものというか。
もののけ姫のタタラバが公罪入り混じったものであったに対して、
風立ちぬの仕事ってやっぱり罪がすごく強いというか、
こうはあったのかなっていう、
人がたくさん死んだだけなんじゃないかなっていう感じの着調すると思うんですけど、
でも僕はやりたかったんだって、
そしてやったんだっていうのは、
その物語自体は受け取らざるを得ないなって思ってしまうんですよね。
良いとか悪いとかじゃなくて。
ちゃんと生きてきたんだな自分はみたいな、
どこか自分が人生を生きてくる中で何かそういう瞬間に出会えたら、
そんな貴重なことないよっていう感じのシーンだと思うんですよね。
ああいう光景を見れたっていう。
やりきった果てにそれは本当に地獄みたいな風景かもしれないけれども。
あと声が庵野秀明じゃないですか。
そうですね。
あの声めっちゃ良くないですかってずっと言ってるんですよ。
僕サイコロだと思ってます。
やゆされがちじゃないですか。
ジブリってあんまり声優さん使わないとかいう話もありますけど、
その中でも全然演技をする人じゃない庵野秀明がやるって言ってましたけど、
けど庵野秀明じゃなきゃこれダメだよなーみたいな気持ちになりませんか、あの声。
わかる。
やっぱりちょっと庵野秀明という人もちょっとやりすぎな人というか、
ちょっと強靭みたいなとこやっぱあるじゃないですか。
同じ作り手としての強靭度がある人なので、
他の人にはわかんないような話をする上で最適な声だなって思ってて。
本当にあの演技は本当に素晴らしいと僕はずっと言ってるんですけど。
素敵です本当に。
演技というかやっぱり役が当てがわれたっていうところだと思うんですよね。
庵野秀明が庵野秀明のままそこにいるからこそ価値がある役というか。
33:04
あとこのバッテキって本当に意味めちゃめちゃ重たいと思うんですけど、
後継者使命ですよね。
後継者使命だし、同時にお前もこっち側だよなって言って引きずりそういう悩みもあるじゃないですか。
お前も地獄の側だよなって言って。
お前も地獄を作った側だよなっていう。
めちゃめちゃ重たいっすよ。
確かに宮崎駿にしても庵野秀明にしても、
彼らに人生狂わされた人いっぱいいると思うんですよね。
それはもうアニメの仕事に就くとかでもいいですし、
彼らの作品が死ぬほど好きみたいなのでもいいですと思いますし、
いっぱいいろんな人の人生狂わせてると思うので、
作り手の魔力っていうんですかね。
恐ろしい時は本当に恐ろしいし、すごいなっていう。
威風の感情ですよね、その辺はもう。
あと本作僕取り上げたいのが、やっぱナオコなんですけど、
結構古き良き発光の美少女というか、
結核で余命僅かって、
昔の文学作品だよねっていう感じがあって、
そのある種コテコテ感みたいなのを見事に表現しきってるというか、
究極系ぐらいに思うんですよね、
そういう発光の美少女の造形として。
結婚する時のシーン、
GVで一番美人ですよね、本当に。
確かにそうなんだよな、確かにそうかも。
あそこで劇場で軽い悲鳴をあげました、本当に。
やっぱりもう一個特筆すべきは、
セックスシーンがあるってところだと思うんですけど、
ありましたね。
絵描いたなっていう、ついに絵描いたなっていう。
そこを描くって腹くくったなって感じはするんですよね。
理想された女性じゃないよって今回はっていう。
だからやっぱりナオコの絵もめちゃめちゃ強い作品なんですよね。
自分の命がどうなろうとも、
二郎のそばにいるっていう、
それは何ていうか、
自己犠牲的な愛っていうふうにも捉えられるんですけど、
呪いですよね、あれは。
罪悪感という呪いで忘れるなよって、
私を忘れるなよっていう呪いをかけに来てるじゃないですか。
血核患者の横であなたはタバコを吸うんですよね。
でも私はそれでもそばにいますよっていう呪いをかけてるわけじゃないですか。
やっぱり清き少女とか、あるいは強き女性みたいな、
ある程度わかりやすい女性像が描かれることが多い宮崎駿作品の中で、
ものすごく性学入り混じった複雑な人間としての女性っていうものを
描いてるのがやっぱりナオコだと思うんですけど、
36:00
すごいんですよねやっぱ。
剛が、カルマが本作って。
そうですね、本当に強烈だなっていう。
それこそ次郎が仕事でありゼロ戦に恋してるのであって、
ある意味ナオコの片思いよりも見えてくるんですよね、その関係性として。
絶対彼はこちらのことを振り向いてはくれないっていう、
でも私はあなたのそばにいたいのっていうその感じが、
ある意味強い女性に見えてくるんですよねすごく。
それこそ愛がなんだろう、テルちゃんくらい強い女性に見えてくるんですよ。
なんかそれがすごくやっぱ魅力的だし、
これまでの女性主人公って宮崎駿作品の中で結構ハツラツとしていて、
すごく自己主張が強いタイプの女の子を描いてきたかな、
時々千と千尋とか違うかもしれないですけど、あると思うんですけど、
なんか結構そういうものをよりリアルなというか、
現実的な次元に落とし込んだキャラクターだなっていう気もします。
風たちにはね、かつて僕の宮崎駿はベストでした。
違うってことなんですけど。
ちょっとなんか風たちの話でめっちゃ盛り上がっちゃってますけど、
時間大丈夫かなって。
みなさんベストが喋りたいことたくさんあると思うので。
じゃあ次行きましょうか。
僕の宮崎駿作品ベストはもののけ姫です。
もののけ姫結構ね、いろんな作品巡り巡ってたどり着いたのが、
もののけ姫って感じなんで、
今の時点の僕の感性的なベストって感じではあるんですけど、
僕がもののけ姫の好きなところって、
全員負けていく人たちの話なんですよね、この作品って。
時代的に物持ち時代、前半って呼ばれてはいるんですけど、
その中でごくごく一部の地方の、
勢力争いの話でしかないんですよね、この話って実は。
そこがすごくいいなとは思ってて、
例えば主人公アシタカって、さっきも言いましたけど、
ホロエビック民族、エミ氏の出身で、
自分にかかった死の呪いを解くために来た人で、
王族であるアシタカが村を出るっていうことは、
民族の滅びを意味しているっていうところなわけですよね。
それでもやっぱり村を出ていく。
死ぬしかないんだったら出ていくっていうのがある。
呪いがまだ残っているわけにはいかないから、
外に出さないといけないっていうのもあるんでしょうけども。
そこでも民族としての存在としては、
滅んでいっている存在の出としてアシタカがいて、
自然の側としては、獅子神の森っていうのは、
人間側に開発されてどんどん失われていってると。
滅んでいってる自然の側の、
逆襲が行われているタイミングの話なわけですよね。
山犬たちからタタラバに反撃が行われたりとか、
39:03
イノシシたちが海の向こうからやってきて、
獅子神の森と協力して最終決戦を挑もうとしてるっていうところ。
それもやっぱり自然の側として滅んでいく側っていうのがあって、
タタラバもやっぱり、これもさっきも言いましたけど、
このコミュニティから排除された人たちが、
生存する場として作った場なわけなんですね、あそこって。
あそこって身売りされた女性であるとか、あるいは病人とかが集まって、
技術者集団として生きていってると。
あの時代的にすごい特殊な存在であるし、
同時に非差別的な扱いをされてた存在でもあるとは思うんですよね。
もう一つの勢力がジコボウたち。
朝廷に使われてる諜報部隊みたいな感じだと思うんですけど、
あともう一つメインでは出てこないですけども、
地侍っていうのがいて、地方豪族みたいな感じですよね。
御来的に土地を治めている侍たちっていうのがいて、
そいつらが獅子神の首っていう、
力の象徴みたいなものを取り合ってるみたいな感じなんですけど、
この後の歴史って室町時代が後半になると戦国時代がやってきて、
その後、天下統一がなされるわけですよ。
彼らの存在っていうものは歴史に残ってないわけなので、
彼らは時代に飲み込まれるんですよね。
少なくとも彼らの勝利っていうものが歴史には残らないっていうことだけは確実なんですよ。
絶対に何かに飲み込まれるっていうことだけは決まってるっていうのがあって、
じゃがそれで戦わないのかって話なんですよ。
この話ね、僕が一人でポッドキャスト喋ってたときに、
ウルフウォーカーのときに物分け姫の話をちょっとしてたんですけど、
ウルフウォーカーもね、あれ巻いていく人たちの話なんですよ。
そうですね。ウルフウォーカーも大好きなんですけど、そうなんですよね。
イングランドから侵略されたアイルランドの土地の自然側の存在、
土地の信仰とか宗教とかも意味している存在。
要は狼の存在な、狼の精霊みたいなものなので、
キリスト教的には狼って悪なんですよ、キリスト教的には。
でも原始的な宗教においては、やっぱり自然の脅威って神様の側になるっていうのがありますよね。
アニミズム的には結構そういう扱いになりますよね。
そういう原始的な宗教観の狼の精霊っていうものが、
より近代的な、近代のものじゃないですけどキリスト教自体が、
ただ近代化された、プロテスタントだからかなり近代化されたキリスト教が、
原始的な宗教を押し潰していく話になってて、
それは自然を近代化が押し潰していく話でもあるんですよね。
ウルフォーカーの最後はどうなるかは置いといて、
でもやっぱり基本的には負けるんですよ、実際の歴史がそうなってるように。
でもそれでも生きていくって話になってて、本作のキャッチコピー、生きろなんですよね。
42:04
ラストの全てが崩壊して、タタラバはなくなり、
シシガミの森は単なる里山になるんですよね。
原生林ではなくなって、人の手が入った、
背が低い木とか草とかしか生えない里山になって、
人間の都合に自然になるんですよね。
メインの登場人物たちが求めてたものってなくなるんですよ、場からは。
全員が負けたと言ってもいい状態でも、それでも生きようって言うんですよね。
勝った負けたということと関係なく命は続いていくっていうところ、
でもそれでも生きなければならないっていうところで、
やっぱりそこで胸のたるところがあるというか、
誰かが勝ったからとかっていう話じゃないっていうところが僕はすごく好きなんですよ。
なんかめちゃめちゃテーマ的に今の僕に刺さっている感じがあって、
本作をちょっと重ねて見ている作品があって、
ゴーデンカムイって呼んでいます?
途中まで僕は呼んでいなかったですね。
前もおっしゃってましたよね。
ゴーデンカムイも日露戦争後の北海道で金を奪い合うって話なんですけど、
そこには日本から独立して北海道に独立国を作ろうとする、
日本帝国軍から独立しようとしている勢力と、
あとかつて日本政府に負けた新選組の残党である七夕方俊三が、
自分自身が独立国を作ろうっていうので動いていってっていうのがあって、
そんな話なんですか?
そんな話です。
それとは別に、アイヌという立場から北海道を独立させようとしている勢力も出てくるんですよ。
さらに帝国ロシア側からの影響力を増そうと関わってくる勢力もあって、
三つどもえ四つどもえなんですよ。
そんな北海道ってバルカン半島みたいな感じですね。
ヨーロッパの火薬庫みたいな。
時代的にまだ北海道がトンデイフェイとかによって開拓されている最中なので、
まだ本当に文化的に日本に染まりきってないというか、
自然も色濃い時代だし、やっぱりアイヌの土地でもあるんですよね。
その中で北海道を自分のものにしようとかじゃなくて、
私たちはただここで生きていきたいっていうアイヌの少女がいるんです。
そのアシリパっていう少女が主人公なんですけど、
彼女を中心にしてその各勢力は動いていくんですよね。
本作においてゴールデンカブーにおいて重要なのが、
結局全員負けるんです。これもまた。
北海道に独立国は生まれないんですよ。
そしてアイヌもやっぱり日本国の同化政策によって、
45:02
アイヌという民族自体が消されていってしまうんですよね。
でもやっぱり、でも生きたっていう宣言を残すっていう、
そういう話になっていくんですよ。
僕があくまで重ねてるってだけなんですけどね。
物開き姫見てる時に、これってゴールデンカブーっぽいよなっていうのがあって、
何が刺さるかって言ったら結局そこなんですよ。
全員負ける、それでも戦うっていう。
それってやっぱり人間参加というか生命参加なんですよね。
負けると分かってても戦うとか、死ぬと分かってても生きるっていうのは、
やっぱり命を参加するとしか言いようがないものになっていって、
僕はやっぱりそこに茂れてしまうんです。
なんかその部分ですね、やっぱり人生の意味とか、
あるいは死とかっていうものに向かう意味で、
強いメッセージ性を持ってるなと思って、
僕にとって強い物語か物開き姫かなとは思ってます。
っていう感じですね。
ゴールデンカムイの話が出て、ちょっとなるほどって思ったことがあって、
ゴールデンカムイって日本を舞台の西部劇だと思うんですよ。
どちらかと言ってもマカロニウエスタンって文脈のほうがおそらく正当かなって気がするんですけど、
西部劇もある意味全員が負けていく話じゃないですか、歴史上。
開拓者でフロンティアに行ったんだけど、行った人たちは結局歴史には名を残していないっていう。
だから物開姫も言ってみれば日本の西部劇的なところはあるのかもなと、
ちょっと今聞きながら考えてました。
かもしれないですね。
暗さはあるかも。
結構宮崎駿ってそういう話ずっとやってた人なんてことですよね。
別に直しかもそんな話ってそういう話だなって、
リバイバルの時一緒に見たんですけど、
あれも滅びゆく世界の中でどう生きていくかみたいな話だったなって感じがすごくしたし、
直しかをさらにもっと深く複雑にしたのが物開姫ぐらいに思ってたんですけど。
未来少年コナンはまず人類滅んでるところから始まりますからね。
ラピュタも結構そういう感じの世界観から始まったりしますしね。
そういうのが好きなんだろうなっていうのは。
ポストアポカリプスの世界観がなんとなくお好きなのかなって感じはしますよね。
ジブリのそういうファンタジーといえばそんな感じの匂いっていつもしますよね。
監督はしてないけどゲド戦記ってそんな感じもするし。
ずっと構想というかやりたかった作品ではありますからね。
純粋な繁栄そのものやっぱそんな好きじゃないですよね。
未来少年コナンにおける純粋に科学技術が繁栄してるインダストリアってディストピアとして描かれてて、
科学技術の悪しき具現みたいな場所なんですよ。
やっぱりそれそのものがいいものじゃないというか、
やっぱりその滅んでいく中で生きてるっていうことの中に多分、
48:00
生のきらめきみたいなものは感じてるんじゃないですかね。
かつ多分自己言及的に今の世をそう撮ってるっていうこともあるかもしれないですけどね。
そうかもしれないですね。
何事にも終わりがあるっていうスタンスですると、
そういう世界になっていくんだろうなっていう具現化するとみたいなのかもしれないです。
そんな感じですわ。
じゃあ小石さん、リスト教えていただけますか。
めちゃくちゃ悩んだんですよね。
最初は漫画版で良ければナウシカをあげようかなって思ったんですけど、
正直ここまで話した話が全部ナウシカの中に入ってるんで。
そうですね、確かに。
話すことは逆にないんですよ、ここまで話し切っちゃってるから。
滅びゆく世界の中ででももう一回生きるんだって話して、
ナウシカのラストもう完全にそうなんで、漫画版は特に。
なんで、あえてじゃあここで別の作品あげようかなって思うんですけど、
さっき、悪しき男性性って話がありましたけど、
悪しき男性性を抱えつつもやっぱり好きだなって思えてしまうのは紅の豚なんですよ。
もう僕はそういう話をしたくてしょうがない人なんで。
紅の豚も見たことないんですけど。
本当ですか?それは見てほしい。
紅の豚のポルコって孤独、あるいは孤高が服を着て歩いてるような人物じゃないですか。
ある意味孤高ゆえに豚になったような男じゃないですか、彼。
なんだけど、あのキャッチコピー、糸井さんのキャッチコピーで、
かっこいいとはこういうことだっていうのが映画のキャッチコピーなんですけど、
どうしようもなく惹かれちゃうんですよね、ポルコのかっこよさに。
要は姿形は豚ですよ。だから、そんなに容姿でかっこいいわけじゃない。
ただ生き様がどうしてもね、男としては憧れてしまうところがあるんですよね。
ポルコってそれこそ、待たせてる女性のことを待たせっぱなしですし、
何なら若い女の子にぽいぽい釣られてというか、ついてきちゃってもそれを許しちゃうし。
好きなのかそうでないのか半然としないんですよね、やつ。
ずっと中途半端な態度を取り続けてる。
なのになぜ彼のことを嫌いになれないんだろうかってことがずっとあって、
いわゆるダメ男というわけでも多分ないんですよね。
言ってしまえば、普通にリアルに対面したら、男性としてはダメな類の男性なんですよ。
だけど、似たもので言うと風天の虎さんみたいな旅する男というものの、
男にどうしても男性というのは憧れてしまうところがどうもあって、
寝なし草でそこら中さまよって風に乗って好きなように生きている彼の姿に、
ダメなのに憧れちゃうんですよね。
あれなんなんすかね、本当に。
わかります。
わかります?
僕の人生は紅の豚に憧れて、そこから紅の豚を疑うことでここまで来たって感じなんで。
51:07
どういうことですか、それ。
めちゃくちゃ思い入れたっぷりじゃないですか、紅の豚に。
思い入れたっぷりというかね、ちっちゃいとき紅の豚めちゃくちゃ好きだったんですよ。
わかりやすくダンディなんですよね。
そうなんです。
男たるもの多くは語らず背中で語るみたいなのを具現化したような存在なんですけど、
ただだんだんあれこれってずるくねっていうふうに思い始めて、
黙ってても女の人がついてきてくれるって甘くねって思うし、
そういうのがかっこいいっていうのってちょっとずるいというか、
それをかっこいいってことにすること自体を疑ってしまったんですよね。
僕の人生はどっかのタイミングで。
あれ?ダンディズムって卑怯なのでは?っていう。
いやでもおっしゃる通りなんですよ、確かにそうなんです。
ポルコって存在はなんか豚になってるんですよ。
元々は理系の中年男性なんですけど、
それが結構年若いかもしれない。
青年か30代くらいかもしれないですね、たぶん。
中年ってほど年取ってないと思うんですけど、
豚になってるんですよ、なんかの理由で。
それはあんまりよくわかんないんですけど、
ただそこには自重的な意味があって、
俺なんて豚みてぇなもんだよっていう意味合いを生んでると同時に、
でも人間たちがやってる薄汚い行動より、
豚の俺の方がマシだよなっていう。
それを言うために豚なんですよ。
そうそうそうそう。まさに本当にそうです。
めっちゃ複雑なこと言われるやんっていう。
わかるんですよ、見た目は豚でも俺の方が素子だぜって。
わかるんだけど、それを言うために見た目が豚になってるのズルくね?って思って。
しかもその上でやつはモテますからね。
わかるよ、モテるよ。
それはそう、モテるよ。
でもさ、子供生まれてもお餅とか飼えないでしょ、あんたって。
あいつは飼えないでしょうね。
家に帰ってこなくなる。
そもそも子供とかめんどくせぇと思ってるから、
一匹狼なんでしょうね。
そこなんだよなぁ、僕がいぶかしんでいるのは。
いやでもそのいぶかしみは本当に正しいと思ってて。
たぶんあれをかっこいいということって、現代においては結構リスキーなことだと思うんですよね。
もしあれを劇場公開するとして、あのコピーをもう一回作るかって言ったらたぶん作らないと思うんですよ。
54:00
作らないと思う。だってあのかっこいいさって今疑えるもの。
そうそうそうそう。疑うための言葉がたくさんあるし、
疑うべき視点を僕らは持っているわけじゃないですか、男性であっても。
だからあれをかっこいいって素直に言える時代はもう終わっているはずなんだけど、
なんかあの映画の中にある、あのかっこよさに抗えない自分もどっかにいて、
ちょっといつも悔しくなるんですよね。クソって。
ダンリズムへの愛憎か。
時代的にはもうバブルまったら中ですよね、91年か92年。
宮崎駿はもう社会なんて豚の俺よりも醜いよっていうつもりで作ってるわけじゃないですか。
そうですね。
人間どもはもうセコセコセコセコと金儲けして、
俺は自由に自分のやりたいことをやるよって言って、
これこそが本当の男のかっこよさだって言いながらあの映画を作って、
でもそうやってセコセコセコセコ金儲けしてる男たちが、
これこそが男のかっこよさだって言ってあの映画をもてはやしてるわけですよ。
そうなんですよ。
矛盾しすぎなんですよ。
宮崎駿が否定したいものがあの映画に乗っかってるんですよ。
皮肉なんですよね、それがもう。
いや、確かに宮崎駿、矛盾の塊だと思ってるんですけど、
その受け入れられ方もすごい矛盾ばっかりっていつも思うんですけど、
もののけ姫がわけわからんぐらい目がヒットするっておかしいんですよね。
確かに。
それ普通じゃないんだよなみたいな。
なんでみんな見に行ってんだろうみたいな。
なんかね、不思議ですよね、その辺の因果みたいなの。
多少の誤読を許すというか、誤読される映画が多分多くて、
もちろん彼自身もそのこと自覚してると思うんですよね、作り手として。
自分の絵が誤読されてるってことは。
ただ、ゆえにヒットしてるのがやっぱりなんかすごいというか、
どこに伝ってこうなってんのっていう。
そうですよね、不思議なんですよね。
金たちんの100億も稼いだらダメな映画ですからね。
そうそうそうそう。
ダメな映画っていうか、普通の人みたいなポカンてするくない?
最後の飛躍とかはぁってなるでしょ、普通。
え、なんか急に地獄みたいな雰囲気震わってるけどどうしたの?
みたいななる人絶対いると思うんですけど。
ポルコの格好良さを保証してるものって、
多分性欲を表に出さないことなんですよ。
あー、確かに。
ただ、本当の思い人からは思われ続けてるし、
ティーンの女の子からも慕われるんですよね。
そうですね。
それって男の理想だと僕は思ってて、
自分はエロくないけど女の子にはモテモテっていう。
いや、俺エロくないんだけどな、女の子にはチヤホヤされるんだよな、
俺エロくねーけど、みたいな感じを男は感じたいと思うんです、僕は。
感じたいと思ってると思ってて、僕が。
57:00
うんうんうん、なるほどなるほど。
ダンディウムの裏にはそれが匂ってるというか、
本当はめちゃめちゃスケベじゃんっていうか、
ポルコは表面上は女の人を派手らせて飲み屋に来たりはしてるんですけど、
黄色い歓声も上げられてるから、キャーポルコって言われてるんで、
だからその表面上のあれは出すんですよ、そういう。
男性のたしなみとして。
ただ本当の密な関係性みたいになった時に、
多くを語らなくても背中にはついてきてくれるっていうのが理想なんですよ、多分。
僕それがね、めちゃめちゃ疑ってて本当に。
疑って本当にそうだと思う。
でもね、かっこいいんです。爽やかなんです、紅のことっていうのは。
そうなんですよ。
めっちゃ話聞いてて面白そうやけど、めっちゃ飲み込まれそうだなそれっていうのを。
僕らが悪い引力出しまくってるから今。
一応しっかり言ってますから、あれはダメな男性像のはずだっていうのは言ってますから、かっこ好きで。
めっちゃわかるんだろうなーっていう気持ちめっちゃわかるなーっていう。
なんだかんだやっぱランディなもの好きだなってあるじゃないですか。
007が好きとかもそれもトータルレートのものですけど。
なんだかんだ好きだなって自分もそういうの思いますしね。
そこを問われるような映画なんだなって思うと余計に面白そうやけど。
インディ・ジョーンズもそうです。
ランディズムのかっこよさを描いてっていうところでそれを煮詰めてるんですよね。
紅の豚は。
本当にそう。
活劇じゃないエッセンスだけを抽出してそこで勝負してるから食らう人はむちゃくちゃ食らうんですよ。
食らうんですよ紅の豚。
あとボトイさん、悪しき男性像って言ってるけど、一般的にはいい男なんです本当に。
そうなんですよ。
この映画作られた30年前なんてこの男性像なんてめちゃめちゃいい男像だったと思うんですよ。
かっこいいでしょ。
全く疑いの余地なく。
それを今は疑ってるけどやっぱりかっこいいんです。
その美学っていうものはやっぱり今も存在しててそれはエンターテイメントの中にも確実に忍ばされてます。
ありますね。
それを良きものとして僕らも楽しんでます。
それは今は結構バランス感覚が今ようにチューニングされてるからそんなに味が濃くなかったりするんですけど、
やっぱり紅の豚はエッセンスなので濃いんですよ成分が。
それを食らうような人のために作られてる映画なので。
逆に言うとそういう男性像というか風天的な男性像のものの一番最上級のものがあそこにあるんで、
1:00:00
あれとりあえず見ておけばこういうことねってことはわかるっていう。
男性が憧れる男性とはこういうことだが全部教科書のように詰め込まれてる映画なんで。
なるほど。
あれはちょっと味濃すぎてもう辛いですけどでもやっぱたまに食べたくなる味ですよ。
なるほど。
紅の豚を見なきゃな。
今日大石さんとお便りとか取り上げる中でラピュタと紅の豚が出たわけですけど、
宮崎駿が考えてる良き男性、悪しき男性みたいなのを変遷に見る意味では、
ラピュタ紅の豚風立ちぬっていうフローはめちゃくちゃいいと思います。
確かに。
そうですね。
なるほどな。
風立ちぬも見返したいなって思ったのでその3本のフローで見ようかなっていう。
ポルコとムスカと堀越はすごい近しい存在ですよね確かに。
そうだわ、言われて気づいた。
堀越二郎とかめっちゃゼロ戦の設計とかしてる橋でめっちゃ女の子のことチラチラ見てるんですよあいつ。
ポルコも自分の飛空艇の整備しながら女の子撮ったらチラッと見てるんですよあいつ。
見てます見てます。
いやむしろポルコ見れたんだなっていうのが風立ちぬを見ることでわかるんです。
あーなるほどね。
あー確かに確かに。
今日新たな気づきばっかりだな。おもろいな。
おもしろいなーっていう。
楽しいですね。
楽しいなー。
普通に見る価値がありますからねまず。
もちろんそうなんですよ。
それを何かしら僕ははぬけなだけでやってっていう。
カタクナにラピュタ見てないとかよくわかんないことしてるっていうだけなので見ろよって話なんですけど。
見た後のマリオさんの感想が楽しみすぎます。
多分どこかで見るでしょうこれは。
そうですねちょっと見なきゃなーこれ。
おもしろい。
マリオさんに宿題が出たところで本日の総括としていいですかねそれを。
いいと思います。奥深いなーほんとになー。
やっぱり三宅駿の作品群って大ヒットしてるにしては作家性強すぎるんですよねやっぱり。
画がめちゃめちゃ出てるしなんかその結構エルメも強いから作品並べた時にこれってこういうことなんやみたいなのが見ちゃうんですよね。
本人は職人的だけど職人作家じゃないんですよね全然めちゃめちゃ芸術派だというか。
そうですね。
ゴリゴリのアーティストじゃないですか本当に。
1:03:02
ゴリゴリのアーティストがまかり間違って大ヒットしてるだけで。
そこがねやっぱ並べてみるとより面白いなって思います本当に。
そういう意味では本当に今度の新作どうなるんでしょうねっていう話なんですけど。
一切何もわからない。
風立ちぬのような自己言及を経てよし自分もさらけ出したし本格的に説教するぞっていう感じは感じてますけど。
まあタイトルからしてもそうっすよねー。
本気の説教を送るんじゃねっていう。
いやーどうなりますかね本当に予告編も全くなしで公開になりますからね。
正直楽しみですよ本当に。
でも予告というか宣伝がないとモチベーションがるって上がらないですね。
じわじわと中でフツフツと熱は発してますけど爆発的にうおーっていう波が来ない感じは宣伝って大事なんやなって気がします。
期待値をどこに置いてみればいいかがやっぱりまだわかんないからってこともありますよね。
そうですね。
でも期待値ゼロで見る映画って面白いからなー。
それは確かにそうかもしれないですよ。
今回本当にある種の社会実験に参加するような気持ちなんですよ。
何も情報がないもので見た映画ってどんな感じなんていう。
そういう社会実験に参加させていただいているみたいな感じでめちゃくちゃしていて。
楽しみです本当に。
どうなりますかね。
どうでしょう次回君たちはどう生きるかっていいんですかこれテーマは。
じゃあお前らさんにも確認するとして。
もちろんもちろん。
ちょっと一旦そのつもりで考えてみましょうか暫定で。
まだチケット取ってないですけども公開日に絶対見に行ってやろうって思ってますし。
今日こんだけ話した次に見る新作楽しそう。
本当にけんけんぴんぴんさんありがとうございます本当に。
すごい期待値が上がる良い回やったな個人的にモチベーションが上がる良い回でした。
来週の話がどうなるかもめっちゃ楽しみですね。
本当にどんな話を持っていこうかと思います。
じゃあ次回君たちはどう生きるかテーマは暫定でいきましょう。
それではお知らせになります。
7月の映画の橋田杉流場を開催する予定です。
場所は大阪の南森町にある日刈りイベントが高幅週間曲がり。
日時は7月30日日曜日オープンが19時クローズが23時となっております。
今回日曜日開催となっておりますのでご注意くださいませ。
またこの番組ではリスナーの皆様からお便りを募集しています。
番組の感想次回テーマ作品の感想などご自由に送っていただけると幸いです。
また次回場開催情報とキャスト次回テーマ作品の告知も行っておりますのでツイッターのフォローもよろしくお願いいたします。
1:06:00
あとこの番組のイメージキャラクター映画の話したすぎる猫仮名は知らずグッズ販売していますのでよろしければご購入くださいませ。
受付先ツイッターアカウントグッズ販売サイトいずれの番組説明文に記載しております。
それでは映画の話したすぎるラジオ第125回宮崎駿作品ベストの回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
01:06:49

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