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2023-11-10 1:12:11

第141回(2)『ゴジラ−1.0』”ゴジラ良ければすべてヨシ!”たぁそうは問屋が卸すめぇ

『ゴジラ−1.0』の話をしました。

圧倒的なクオリティのゴジラの映像表現の到達度をほめちぎりつつも、主には人間ドラマパートの拙さや、一見描かれている反戦・反核テーマも本当にこの描かれ方で良かったのかという事などについて話しています。

※割と酷評寄りなので、お聴きになる際はご留意くださいませ。

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00:00
今日のテーマトークは、ゴジラ−1です。
はい、では、大井さん解説をお願いします。
はい、映画.comよりお借りします。
日本が生んだ特撮怪獣映画の金字塔ゴジラの生誕70周年記念作品で、
日本で制作された実写のゴジラ映画としては通算30作品目。
Always三丁目の遊戯シリーズをはじめ、永遠のゼロ、寄生獣など数々の話題作を作り出してきたヒットメーカー、山崎隆が監督脚本VFXを手がけた。
タイトル−1.0の読みは−1。
舞台は戦後の日本。
戦争によって消毒化し、何もかも失い文字通りゼロになったこの国に追い討ちをかけるように突如ゴジラが出現する。
ゴジラはその圧倒的な力で日本を−へと叩き落とす。
戦争を生き延びた名も無き人々はゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。
主演を上木隆之介。
ヒロイン役を浜辺美奈美が務め。
2023年4月から9月に放送されたNHK連続テレビ小説ランマンでも夫婦役を演じて話題を集めた2人が共演。
戦争から生還するも両親を失った主人公、四季島光一を上木。
やけの原の戦後日本を一人強く生きる中で四季島と出会う大石紀子を浜辺が演じる。
その他、山田裕樹、青木宗隆、吉岡秀隆、安藤さくら、佐々木倉之介と実力派豪華キャストが共演。
はい、それでは内容に触れる話を入っていきたいと思いますので、ネタバレ禁止される方がいらっしゃったら是非見てから聞いていただけたらと思います。
はい、では座りの感想、前田さんいかがでした?
いや、すでに世間を騒がしている国だと思うんですけど。
いや、あの、マイナスワン、ゴジラマイナスワンの部分は人間ドラマのことだったのかって。
ああ、聖竜機か。
人間ドラママイナスワンって感じだったんですけど、ゴジラパートはもう先天なので、結果先天って感じでしたね、私は。
そういうことか。
正直ゴジラパートだけバージョンみたいなの出していただけたら、あと5回ぐらい見に行きたいなみたいな映画でしたね。
はい。マリオさんいかがでした?
そうですね、山崎隆の監督した映画結構見てるなって、僕もちょっとこれを見る前にフィルモグラフィー見ていて見てたんですけど、
三丁目の夕日も見てるわ、ドラゴンクエストも見てるわ、ドラえもんも見てるわ、アルキメデスも見てるわ、寄生獣も見てるわ、あといっぱい見てるんですけど、
なんかその集大成として確かに素晴らしいなっていう側面はすごくあるなと思いました。特に映像面ですよね。
ゴジラパート本当素晴らしいと思いました。本当ギャフンと言わされましたよ。
ですけど、人間パートマジカッタルいなっていうのはもうほんとしんどかったですね、本当にね、そういうとこほんときついって思いながら見てました正直。
なんか加点方式だったらもうすんごいどんどん加点仕上げたくなるんですけど、限定方式で言うととことん限定してしまうような映画でもあって、ちょっと好きだけど喋ると文句ばっかりいないそうだなっていう感じの映画でした。
03:08
はい、大井さんいかがでした?
何て言うんですかね、こんなに大好きと大嫌いが混在する映画もなかなかないなと思いまして、
まず大好きな点で言うとやっぱり皆さんおっしゃってるゴジラパートで、ゴジラの表現の仕方がやっぱりすごくよくて、基本的には下から仰るというか、人間の目線からその巨大なものをとにかく眺めるっていう視点。
あの怖さたるやらなかなかないなと思って、なんかもうそこは本当に素晴らしかったし、でそこでしっかり被害者でも描くんですよね、人間の視点だからこそ見えてくる。
それはまさにシンゴジラではあんまりなかった視点だと思うんですよ。でなんかそこはやっぱり怖さを増したし、自分だったらこいつに踏み潰されるかもしれないって恐怖がずっとあったんで、とにかくゴジラシーンはマジで怖かった。ここはめちゃくちゃ良かった点。
大好きだなって思ったんですけど、大嫌いな点、僕はもちろんドラマパート全体的に嫌ですが、一番嫌いなのがメッセージなんですよ、この作品の。
ドラマパートで何を良しとしたかっていうメッセージが僕は結構嫌いで、あーつくづくこの人と僕は感性が合わないって思ったらというのが沢井の感想です。
はい、僕はですね、今回僕陽子に回らせてもらおうと思うんですけど、結構よく見て、完璧な映画とは言わないですよ、もちろん。
でもまあ楽しめたというか、正直人間パートに関しては毎年8月にある戦争テーマにした2時間ドラマぐらいのクオリティのものがゴジラにくっついてるっていう感じ、前半はね。
後半はちょっと黄色が変わるので、そこの黄色は決して好きではないんですけど、ただまあまあなんか普通に良かったというか、
そもそも面白いゴジラ映画ってそんなないよなって思って、ゴジラ映画全体では結構面白い方なんじゃないかなっていうふうに思ってるんですけど、昭和のゴジラとか見返したらマジで人間パート思わないなんてレベルじゃなかったりするんですよ、本当に。
それこそね、キングコング対ゴジラの回のこと思い出しましたけど、ラジオで喋ったときの。
で、それに比べたらまあテレビでやる2時間のスペシャルドラマぐらいのクオリティだったらまあ見れるわぐらいの感じで、まあこれ用意してるのかな。
メッセージ性もね、ちょっと臭いなって思ったんですけど、そもそも怪獣映画ってこうなりがちっていうのもあって、
強大なものに立ち向かう、どうしてもあの雰囲気出ちゃうとは思うんですよ。シンゴジラだってあのノリはあったし、例えばあの名作と呼ばれている平成ガメラの2とかでも似たようなメッセージ性あるんですよ。
だからどうしてもつきまとう。
えー、いや、どうかな。
06:01
いや、あの僕は、いやだからそこの味付けが濃すぎるってのはあると思うんですけどね。
あの監督の癖的な味付けがあるので、さっぱりしてないんですけど、まあ冷静になったらこんなもののような気もしてっていう感じですかね。
いやでもまあ良かったのかなって感じですかね。
だんだん自信なくなってきている。
早く話そう。早く話そう。
じゃあまずお便り紹介していきたいと思います。
はい、まず一通便。
エムハラさんからいただいてます。
初めてお便りを送ります。エムハラと申します。
10月から本ラジオを聞き出した新参リスナーです。
リニューアル前の第1回からラジオを順次聞かせていただいてますが、
霧島、県警対組織暴力、地図と青い鳥など、個人的に思い入れのある映画の回はもちろん、見ていない映画の回もとても面白く、
店長メンバーの皆様の本気の映画トークを毎回楽しく拝聴しています。
さて今回のテーマ作品のゴジラ-1についてですが、
ゴジラ映画大好きな人間のため、不敵な部分があるのは分かっていてもなんだかんだ好きな映画です。
特にエンドロール直前のラストシーンでは、初代ゴジラが持っている反覚のメッセージが端的に描写されており、
あのシーンの存在だけで本作を肯定的に見てしまいます。
本作を店長メンバーの皆様がどのように語るのか楽しみにしています。
また、ぜひとも11月の映画バーの方にも足を運びたいと思っています。
皆様と映画の話ができる機会を楽しみにしています。
それではと。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
M原さんは最近番組のハッシュタグをつけて、
結構番組の感想を上げていただいているかと思うんですけれども、
結構本当にね、古い回も聞いていただいているみたいで、
嬉しいなと思うんですけど、
上げていただいた回、
霧島県警隊組織暴力、リズと青い鳥、
あのね、どの回もね、正直僕とれ高高い回だと思ってて、
霧島回はね、結構バーとかでも名前上げていただくんですけど、
県警隊組織暴力の回も、すげー楽しかった記憶があります。
リズと青い鳥の回は、僕とマリオンさんの2人回の中でも、
結構抜けた内容の良さの回なんじゃないかなと思ってて、
そうですね。
あの回はマジでね、
2人ともすっごいドライブかかってるなっていうのは、
喋ってても、編集してても思ってましたね。
まあ、ゴジラマイナス1に関しては反覚のメッセージ、
キノコどもとかね、細かい部分でその辺りなぞっているのがあったかなとは思いましたかね。
ちょっと今回お便り多いので、あまり掘り下げれないんですけども、
11月のバー、来ていただけるということで。
え、そうなんですか。
はい、ぜひぜひ。
確か関東の方だったような気がしたんですけども、
09:02
アシャフンでいただけるんですかね。
ちょっと勘違いだったら申し訳ないんですけども、
お待ちしておりますので、
はい、ありがとうございました。
ありがとうございます。
では、次のお便りお願いします。
けんけんぴんぴんさん
店長メンバーの皆さん、こんばんは。
いつも楽しく拝聴しています。
今作の感想は、
やればできんじゃん山崎隆。
できるなら早くやれ、でした。
多くの方と同じように、僕も今作への期待値は低かったです。
懸念点が多かったし、実際いくつか当たってもいたので、
とにかく新作の日本三ゴジラが公開された、
その事実だけで万々歳なのかもしれないというところまで来ていたので、
良い意味で裏切ってくれて嬉しかったです。
浜辺みなみとの曖昧な関係性含めた中盤のドラマパートのだるさや、
ラストの浜辺みなみの首筋の跡含めた、
明らかに原爆を意識してはいるけれども、
悪い言い方をすれば逃げた描写のざるさや、
相変わらず全部セリフで設定を後から話す登場人物達など、
あげればキリがないんですが、
やっぱりゴジラがかっこよかった。
なんかそれだけで怪獣映画として大成功だろうと思ってしまいました。
そう思ってしまう僕はやっぱり甘いのかもしれません。
だけど熱戦を吐く時の背びれのギミックとか、
吸い込んでから熱戦を吐いてたりだとか、
一瞬の静寂とか、とにかく怖いしかっこよかった。
良いところ、悪いところも含めて、
シンゴジラとも、今までのゴジラとも、
ハリウッドのゴジラとも違う、
山崎隆のゴジラになっていたと思います。
長文乱文失礼しました。
皆さんの感想や往年のゴジラファンの方々のお便り、
感想を楽しみにしています。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
多分、やればできんじゃんって感じられてる方、
多いんじゃないかなとは思うんですね。
うん、そうですね。
中盤だるいなっていう感想も多分、
多くの方が共有してるんじゃないかなって思います。
はい。
山崎隆監督のゴジラっていうのは、
全くその通りというか、
職業監督に見えてめちゃめちゃ味濃いなっていうのを、
改めて思ったというか、
この人の味濃いなっていう。
そうですね、なんか素直だなっていう。
その素直さが結構当たっていることが多いんですけど、
みたいな風に思ってるんですけど。
はい、けんけんぺんぴんさんありがとうございました。
ありがとうございます。
はい、次のお便りお願いします。
はい、光子太郎さんからです。
店長メンバーの皆さんこんにちは。
アンダーカレントの回、
ジョギングしながら聞いていましたが、
英太や人間関係にまつわる議論に思わず聞き入ってしまいました。
自分だけでは咀嚼しきれなかった映画でしたが、
誰かと話し合うことで
完結する映画だったのかなと思いました。
さて、今回のテーマが山崎隆監督による
ゴジラマイナスワンということで、
いてもたってもいられずメールいたしました。
今作には、シンゴジラ語の
放画実写ゴジラ映画という
高すぎるハードルが課せられていました。
加えて、ここ10年間に
メディア問わず様々なゴジラ作品が誕生しており、
それらとも比較されてしまいます。
巨大特撮そのものが滅びかけていた頃を考えると、
バラエティーに富んだゴジラを
12:00
楽しめるのは喜ばしいことですが、
山崎隆監督はじめ、
制作チームにとっては厳しい状況であったと思います。
しかし、ゴジラマイナスワンは
そんな心配を吹き飛ばす大傑作でした。
シンゴジは、巨光対現実のテーマ通り
CGの怪獣に見えますが、
今作はゴジラのディテールアップはもちろんのこと、
波しぶきや煙など、
ゴジラの周辺環境の描画も非常に緻密で、
人物合成も自然であり、
まさにその場にゴジラが存在するとしか思えませんでした。
今にもスクリーンから出てきそうなこのゴジラに、
このまま潰されてしまってもいいなと、
何度も何度も思わせてくれました。
こんなゴジラ映画は初めてです。
ゴジラが存在する世界を信じさせてくれる緻密なVFX、
大行ではあるものの芯の通ったドラマ、
そしてコロナ以後かつ先行きの見えない現代に
作られる意義を持った堂々たる対策であったと思います。
山崎監督やシロ組が培ってきた
20年近い経験と制作物をフルに生かすことで、
ハリウッドのVFX対策を凌駕する瞬間がいくつもありました。
逆に言えば、未知の分野への挑戦は最小限にし、
経験値のある分野へコストをかけることで、
効率的に映像の完成度を上げることができていたとも言えます。
また、シンゴジで受けていた要素を諸にやったり、
観客に受ける王道な要素をてんこ盛りにしたりと、
露骨な売れる映画としても作られていて、
対策のルックを持つにも関わらず、
職人映画としての余裕すら感じます。
人間ドラマに関しても前述した通り、
過剰な演出はあるものの、
登場人物たちの心情は丁寧に切実に描写されていて不自然さは感じませんでしたし、
変なギャグに走って脇道にそれることもなく、
終始真面に語られていたと思います。
物理的にも精神的にも爆弾を抱えて帰ってきてしまった男が、
それをどう爆発させるか、
最初と最後が結びつく構成にもなっていて、やはり丁寧だなと。
もちろん欠点も少なくないですが、
世界中の他の誰もが真似できない、
山崎隆にしか作り得ない唯一無二のゴジラ映画でした。
次に日本で実写ゴジラを撮る方へ、
またもや大きなプレッシャーを残してしまいましたね。
店長メンバーの皆さんのゴジラ感や、
山崎隆監督への印象等を交えた感想合戦を聞けることを楽しみにしております。
長文乱文失礼いたしました。
はい。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
いただいたお便りのディティールは違いつつも、
おおよそ皆さん評価しているポイントと、
評価していないポイントが近しいなっていうのは、
なんとなく感じますね。
そうですね。
それぞれのポイントに対する評価の肯定さはあると思うんですけど、
おおよそ全体として波の形は一緒というか、
波形は一緒で、
波の高さは違うのかなっていう感覚がありますね。
お便り読んでいく中で。
あとやっぱりなんかゴジラへの思い入れというか、
ゴジラっていつ終わってもおかしくないシリーズだなっていう思いが多分、
15:03
ファンの人結構強いんだなっていうのは多分すごく感じるんですよね。
確かに結構何回かやっぱ結構何年か止まっちゃう時期ってあるじゃないですか。
ゴジラ映画って確かに。
そういうのとかある人がやっぱあるから、
結構そういうのは感じてて、
やっぱそこはやっぱりちゃんと良いものを作ってもらわないと困るみたいな、
なんかそういう切実な思いみたいなのがあるからこそ、
やっぱりこんだけ熱のこもった迷路になったりするのかなっていうのはすごく思いましたね、読んで。
はい、光小杉さんありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、ではもう一通お願いします。
はい、ムカイテン観覧車さんからいただきました。
店長メンバーの皆さんこんにちは。
今回のテーマはゴジラ-1。
生誕70周年のお祭りに乗っかる気持ちで見てきました。
山崎隆監督のVFXで描かれたゴジラは迫力もあり、
フィルムもかなり好きなものでした。
それを楽しむなら最高の作品だったと思います。
が、おそらく店長メンバーやリスナーの皆さんも思うところと思いますが、
シナリオにあれ?と思う点がいくつか気になりました。
私が特に気になったのは、
のりこさんが四季島に私は死んだらダメなんですと両親の死を受けて話してたのに対し、
銀座で爆風から四季島を守って吹き飛ばし、
自分は爆風で吹き飛ばされたシーン。
死んだらダメなら四季島をかばってあんなことしたらダメでしょ。
あきこもいるんだし。
そこは四季島にタックルじゃないの?でした。
またその直後のりこがいなくなったことに対し、
四季島がうわーっと声を上げるシーン。
もうこういうシーンもいらなくないですか。
またあからさまな属性をによわす終わり方も気になりました。
それでも物語のテーマ自体は好きなもので、
いろいろと気になる点はあれど楽しく見ることができました。
編集メンバーの皆さん、リスナーの皆さんのお話でも楽しみにしております。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
僕もタックルできたらよかったなと思いました。
まあそこは体重移動の問題でできなかったのかなっていうふうに納得してたんですけど。
ラストに関しては、
まだ終わらないっていうのは、
ある意味初代からある部分というか、
初代でも志村隆の山根博士が、
ゴジラがあの個体だけとは思えないって言って終わりますし、
あと直球で言うと、あれGMKのラストですよね。
そうですね。
ゴジラ、モスラ、キングギドラ、大怪獣総攻撃のラストがもろあんな感じなので、
まあまあ、そのあたりはよくあるっちゃよくある。
脅威は終わらないっていうのは、
いつものパターンでもありますし、
あとGMKはね、結構この作品意識しているのかなっていうところがちょこちょこあるかなとは思ってるんですけど。
そうですね。
まあ多分マリオさんはそこが。
僕のトラウマ映画です、はい。
なのでその波動はめちゃくちゃ感じてました、見ながら。
はい、無回転金主さんありがとうございました。
18:01
ありがとうございました。
はい、じゃあまあ我々で話していきましょうか。
多分肩ぶんぶんしてると思うんで、みなさん。
あの、多分一番肯定よりなの僕だと思うんで、
ちょっと僕なりにまず喋らせてもらいたいんですけど、
まあ本作の良いところというか、
まあありっかなぐらいの感じではあるんですけど、
本作、僕が怪獣映画に求めてる色気がなかったんですよ。
その色気っていうのは怪獣がだんだん存在を匂わせながら出てくるっていう部分なんですけど、
例えば怪獣を目撃した人の話とか、怪獣が現れた後の状況だけ残ってて、なんかすっげー奴がいるぞみたいな。
あるいはその科学者が何かを調べていく中で痕跡が見えてきて、
で、中盤で本体が現れるっていうためみたいなのがないんですよ。
だんだん現実から非現実にグラデーションしていくのがなくって、
いきなりポンってゴジラが出てくるんですよね。
で、そこに僕が求めてる、このだんだん異世界に飲み込まれていく色気がないなと思って、
もう一つ色気がないなと思ったのは、人が死ぬシーンなんですけど、
あの、結構怪獣映画ってね、人が死ぬ時に建物に巻き込まれるとか、構造物に巻き込まれるとか多いですよね。
電車の中に乗ったままの電車がどっか飛んじゃうとか、建物の中にいるシーンは描かれてその後建物が崩されるけど、
直接潰されるのって多分ゴジラシリーズとしてはそんなになくって、
でも僕はその色気のなさは本作の特徴としてありだなと思って、
まずこの怪獣映画の色気とかを求める面倒くせい自分とは別に、
とっとと怪獣出せやっていう小学生の自分もいるんですよ。
で、僕小学校の時にゴジラ映画、まあ6年間平成ゴジラVSシリーズと呼ばれてるやつは全部見に行ったんですよね。
小学校1年から6年まで全部ちょうど小学校時期に被ってたんで見に行ってたんですけど、
もうなんか人間がどうこうしてるんだとかいいんだよね、ゴジラ早く出ておきてほしいなって思いながら見てたので、
とっとと出てきてるのは正直ちょっとだけ良かった。
なるほど。
で、前の世紀も小学生だったんですよ。
良かったね、すぐゴジラ出てきてくれたねって思って。
で、またその後のね人間パートが本当にかったるいから、
あそこで脱出するのは大事で、
科学者が調べていくとかってそういう自分がゴジラに触れていくパートがないんですよね。
もう完全に戦争を生き残った人の話になって、
もうゴジラってもう一回途中でいきなりボンって出てくるから、
いや積み重ねねえわと思って、
その積み重ねがない話になってるからこそ、
とりあえず初めにゴジラボンって出しておくのは大事だなとは思いました。
21:06
あとその直接死を描くっていうのは、
これはゴジラ全体としては多分そんなにないと思うんですけど、
やっぱり近年描かれるようになってる部分かなって思うのが、
まずさっき言ってたGMK、ゴジラモスラキングキドラ大怪獣総攻撃っていう作品と、
あと平成ガメラの特に3ですね。
渋谷大虐殺っていうとんでもないシーンがあるんですけど、
今まで建物に潰されるとか、
人の死っていうのがぼかされてたのが、
直接的に死にまくるシーンがあるんですよ、その2作は。
これはやっぱり、怪獣って災害だし人の死だぞっていうのを改めて確認させる。
それはエンタメ的に楽しみやすい、人が死ぬシーンは直接描かれない、
ある種の怪獣映画の色気みたいなのを排除して、
人がちゃんと死んでますそこでっていうのを描くのは、
僕はその切り口としてありだなとは思うので、
僕が求めている怪獣映画じゃないからこそ良かった部分はあったなぁと思ったんですよ。
っていう感じは覚えました。
あと、とにかく話がね分かりやすい。
なぜかというと、全員が思っていることを全部喋るからっていうのがあって、
この物語で描かれている以上の、
彼らの登場人物たちのバックボーンって多分ないなって思える。
全部抱えていることとか言っちゃってるから、
もう大体分かるっていうのは、
正直この見やすさはありがたいなってちょっと思いました。
深さとか求めてねえよっていうのは、
ちょっと楽だなと思って見てて。
なんかこの楽さ久しぶりやなって思って、
まあそれは、とりあえず怪獣だけを楽しむ映画として、
その親切さは一旦ありやなと思ったんですよ。
もう深さとかないです。
一旦ゴジラを楽しんでくださいって。
まあその上で、過剰なまでに説明的なドラマが進行しますっていうのも、
テレビ的なのも、
うわぁあの番人がいっていいよねって思えるような話になってて、
まあそこは正直僕の好みではないですけども、
まあいいんじゃないかなぁぐらいの、
まあそこには僕あんまりテンション高くは乗っかってはないですけど、
一つの作品の在り方としては、
まあいいんじゃねえぐらいの感じではあってですね。
あの僕の褒めは大体ここで、
褒めてもないな。
擁護すんな。
擁護です、擁護。
まあでもなんかその見やすい、分かりやすいっていうのは、
まあ大作映画のとって大事な要素ではあるなというのは分かります確かに。
やっぱり細かいこと、まあその難しいことを考えるのは好きですけど、
24:04
まあそういうの抜きにした方がやっぱりみんな楽しいしっていうところは全然あって、
で僕はもうそういうの好きだし、
もうどんどん楽しませてほしいぐらいではあるっていうのがあるので、
まあそういうのはやっぱりすごく山崎隆らしい感じというか、
その大作志向なところみたいなところには確かにまあマッチしてるのかなっていうのには、
まあなんかそれはすごく分かるなっていうのは思いましたね。
ええ、でもなんか大作イコール全部、なんていうんですか、
その言い方だとおもんないっていうことを肯定しちゃうみたいな、
なんか話に深すぎもなくていいし、難しくなくていいんですけど、
なんせおもんなさすぎてきついなってめちゃめちゃ思ってましたね、さすがに人間ドラマは。
なんか久しぶりにこんな面白くないもの見せられてるわけですよね。
いや本当にそれは思ったんです。
ほんと楽しませる気がない。
横のね方がね携帯チラチラ見てて、なんかおいやめろよって思ったんですけど、
その終盤めっちゃ号泣してて、どういう情緒やねんって思いました。
どういうことやろ。
あまりそこだけ見ても泣けるっていうことなんですかね。
だからそういう手軽さはあるのかなとは思ったんですけど。
まあ要するにあれアルマゲドンじゃないですか。
まあそう。
そういうところも含めて、あ、なんて本当にこの人ハリウッド映画好きなんだなっていう、
その牧歌的なところでもハリウッド映画好きそうだなっていうのはすごく思って、
うーん、あ、そうっすかみたいなとこあるんですけど、それではね。
でもなんかその話がわかりやすいのは全然いいと思うんですよ、対策の中で。
ただいかんせんキャラクターに魅力、これ完全な個人的なアレですけど、
キャラクター誰も魅力なかったなっていうのはちょっとやっぱり、
もちろんゴジラ映画なんで、ゴジラに魅力があることはいいんですよ。
ゴジラに魅力あれば100点じゃんっていう意見もわかる。
けどやっぱり1人ぐらいいいなって思える人言ってほしかったなっていう。
うーん、なんかあの役者さんが、役者さん史上最低の演技を全員してるなって思う。
いますね。
こんな演技逆にできんのって思いましたもんね。
わざ、だから私途中から、きっとこの映画は予算とか制作期間の9割をゴジラに割いて、
残りの1割で作ってるんだと思って人間パート。
っていう粋なことをしてるんじゃないかっていう目で見てましたもん、途中からも。
だからこんな感じなんじゃないかなって思います。
もうちょっとね、本当にちょっと先に文句になっちゃうからなって思うんですけど、
本当に人間パートの演出が本当に、なんでこんなに計算が何もできてないんだろうなみたいなふうに思っちゃうんですよ。
上木隆之演じる四季島側のゴジラの襲撃を見て叫ぶシーンあるじゃないですか。
あれ自体は、確かにあれ叫びたくなる事態が起こるわけですけど、
で、あれ自体はいいんですけど、じゃあそこに至る過程で、
なんかもうちょっとさ、タメとかあるじゃんとかいうのをバッサリ切ってやっちゃうから、
27:02
ああ、いわゆるいつもの邦画の叫ぶシーンだ、ああ、みたいな。
ふうなげんなりさがやっぱ増しちゃうとか、そういうところだよなって思っちゃうんですよね。
っていうのがすごく感じましたね、今回。
どんだけゴジラと今回の船との構図の見やすさとか、計算めっちゃしてるやんっていうのはわかっても、
人間演出に関してはマジで計算本当に下手くそやなって思っちゃうっていうのが本当に思いました。
もうボロかじってしまいましたけどね。
そうですね、そう思います。
なんか、たぶん怪獣、さっきの怪獣劇のいろけの話にも若干つながるかもしれないんですけど、
怪獣映画で一つ面白いというかある種見れるのって、怪獣に共鳴する登場人物だと思うんですよね。
それは怪獣のことを、特に今回ゴジラに関しては、初代ゴジラでいうとこな、
ヤマネ博士だとか、あるいはその、名前がちょっと出てこなかった。
セリザワ博士?
そう、セリザワ博士みたいに、ゴジラと相対するぐらいの強力な、
その、ある種モンスター的な心のうちみたいな、闇みたいなものを持ってる人っていうのが、
なんかすごくいて、そこにたぶん僕らは結構共感したり、思いをしたり、人間ドラマを見たりとかしていることが、
毎個の怪獣映画としての、たぶん色形の一つだなと思っているんですよ。
で、今回たぶんそれが四季島だと思うんですけど、
なんかどうにも、その四季島、まあ、その、まあ、永遠のゼロの、なんていうか、主人公みたいなキャラクターではあるんですけど、
なんかこう、四季島の中に怪獣に相対する、あるいはその気持ちが募っていく過程みたいなものが、こう見えない。
まあ、恨みはたぶんあるのはわかるんですけど。
ただ、そこのなんか、信者描写みたいなものが、本当にさっき森野さんおっしゃった通り、すっ飛ばされてるんで、
なんか、わかんないというか、この人が今ゴジラにどう、どこまでの恨みを持ってるのかが、いまいち見えてこないんですよ。
まあ、恨んでるっていう、なんか、キャラクターだけ、なんていうかな、性格だけ、なんか、おでこに貼ってあるみたいな、ゴジラを恨んでますみたいな。
なんか、もうちょっとそこに、人間らしい、こう、葛藤だったり、こう、何だろう、そういうものを求めてしまったのか、ちょっと正直なところで。
うん、まあ、わかりますよ、それ。めちゃくちゃわかりますよ。
まあ、ないものねだりなんですが。
うん、いや、でも、正直、その過程がない、心の動きの過程が引っかかれてないからこそ、全部口で説明してるのかな、とさえ思えるというか。
まあね。
だから、それがダメだって、っていう話なんですよ、っていうのは思っちゃうんですけどね。
まあね、そうなんですけど。
そう、だから、途中で寝てもわかるんですよ、そういう意味では、さっき言うのも。
そう。
だから、ほんとにテレビドラマを作る感覚というか、さっきまで何が起こってたか知らなくても、いまこの人が何考えてるか見たらわかるって、いまこの瞬間思ってることを全部口で説明するからっていうのは、
まあ、あの、いや、言っててないけど、いいことではないっすね。
30:05
だから、ほんとに、およそ人が喋るような言葉じゃないセリフ回しが多いんですよね、やっぱりなんか。
なんでそんなこと言っちゃってんのかな、みたいな、ほんとセリフ言わされてるだけにしか見えないんですよね、役者さんたちが、ほんとに。
そう、あの、かみきくんが感情的になるシーンの演技もそうだし、タイミングもめちゃめちゃ下手なんですよね。
そう、そうなんですよ。
食い気味に、やめろ、みたいなの言うから、え、なんか、もう、そのタイミングが来たからそのセリフ言っただけに見えるぞ、みたいな感じがして、
あの、そこの叫ぶまでの心の動きねえなって感じは、まあ確かにありましたね。
うん、そう。
だからほんと、かみきくんが本当に心が不安定なキャラクターなのか、それとも、ただただ脚本が急すぎて僕らが追いつけてないのか、そこは読み取れないというかね。
いや、だからその、かみきくんの式島のこと、マジで好きになれないですからね。
好きになれないです。
お前のせいでみんな死んだし、結果的にやけっぱちになって特攻をもくろむってお前一番発想あかんわ、みたいな感じはありますけどね。
まあね、そう、まあなんか、そうだね、ゴジラに恨みあるんだね、不運ぐらいしか思えないっていうのが正直でしたよ、正直。
でもあそこで恨むんだったらもう、はじめに恨んどいてくれって気がせんでもないんですよね。
まあね。
あの、一個だけ役者さん褒めたいんですけど、
はいはい。
羽生美奈美さんなんですけど、
うんうん。
新仮面ライダーの時にね、あの人だけでもつなって話をしてて、画面が。
うんうんうん。
あと70年代ファッションがむちゃくちゃ似合うんですよ。
うんうんうん。
今回ね、戦後感むっちゃいい感じやったなと思って、
なんて言ったらいいのかな、その戦後ぐらいの、あの銀幕俳優さんと言われるような人の、特にその女優の映画に出てるような方の感じ?って言ったらいいんですかね。
うんうん。
ちょっと浮世離れした整い方をしてて、なんか妙な透明感があって、画面にその人だけでもつような感じって言ったらいいんですかね。
なんかね、あ、この前70年代だったけど、今回戦後の女の人になってるっていう感じはあって、あの、絵的にね、その演技どうこうじゃないですよ。
うんうん。
存在感としていいなとは思ったんですけど、そんなことないですか。
いや浜辺美奈美はめっちゃいいですよね。
うん、いや良かったなと。
でもなんかその、そこもめっちゃ良かったんですけど、やっぱ新仮面ライダーって浜辺美奈美が元々のいいっていう、プラスやっぱり可愛く撮れてるなっていうのがすごいあって、
魅力をめちゃくちゃ引き出して撮ってるなっていうのを、逆に今回改めて思って、なんかあの、もっと魅力的に彼女を撮れるだろうっていうのを逆に思っちゃったというか。
33:02
確かにね。
ポテンシャルがもともと高い分、なんかすごい本当に絵になるっていうのもすごいありましたし、それはすごい同意なんですけど。
うん。
まあもう女の子撮ることに関して庵野秀明に勝つのはなかなかだったよ。
まああの人間ドラマに関しては、僕も同意しますよ。出来良くないですよ。出来良くないよ。
なんかあの、出来良くない、いやわかんないです、その好みもあるとは思うんですけど、
それを良しとしてしまうことって、なんていうのかな、その空気が、方画の全体を、空気をこのまま作っていってしまうのでは感もちょっとあって、
なんかそれでいいのかっていうのは、なんか。
まあね。
いや別にこっちも頑張ってくれてももちろんいいんだよっていうのがやっぱあるんで。
うんうん。
まあそれは、そうで、ちょっと思うところがあって、
方画ってわーって叫んでばっかだよねっていう、方画揶揄の話ってたまに流れてこないですか?
うんうんうん。
ありますよ、よく。
実際ちょっと我々もそのとこちょっとさっきまで茶化したりはしてたんですけど、
なんかその人たちゴジラのこと褒めてないですかって気がしてて。
ちょっとわかります。
だからあ、そっか、ゴジラはいいんだというか、ゴジラだからいいんだっていうのがあって、
その結局自分が好きなものだから褒めてるだけでしかなくって、
自分が好きじゃないものだからけなしてるだけ、
でそのけなす理由付けとして、
方画ってわーって叫ぶよねって言ってるのかなっていうのをちょっと感じたんですよ。
まあ僕の主観でしかないんですけど。
いや、ちゃんと人間ドラマとして思んないからダメなんだぞっていう風に言わないといけないなと思って、
その点僕はちょっと甘かったなって今反省しました。
いやいやいや。
これがスタンダードになってほしくないってなるとほんとそうだなっていう。
いやでもスタンダードですよ。
まあね。
方画で最も売れてるラインですよここが。
対策と呼ばれるライン、日本映画対策と呼ばれるラインがだいたいこの辺って感じですよね。
いや、そんでね別に最近ってすごい、そんなに言うほどドラマすごい見てるわけでもないんですけど、
ドラマも全然そんな不自然な演技すごいしてるなみたいなこともあんまりなくて、
面白いなって思うドラマもありますし、
国民がここのラインをめちゃくちゃ求めてるってわけでもないと思うんですよね。
でもこの路線でヒットし続けてることでここでいいんだっていう風に思われたらちょっとやだなというか、
作り手側がそこで妥協するというか。
改善はできますよみたいなところはちょっと思っておいてほしい気がします。
36:07
こういう声も制作者にちゃんと届けてほしいというか。
ゴジラよかったよと同じぐらいの勢いで人間ドラマまじでどうにかしてくれってみんな言ってこうみたいな気持ちにはすごくなりましたからね。
同じテンションで言ってあげたほうがいいかなっていう。
だいぶ寄り添いましたけどね。
だいぶね。
だいぶここの辻褄合うかみたいなところはだいぶ寄り添って頭の中で、
それのご都合主義的なところは全然寄り添えるけどちょっとブラックアウトで画面常にシーン切り替わるとかちょっときついなみたいなとかは、
もうちょっとスムーズにしてくれてもいいんちゃうっていうのがあったんですけど。
ちなみに大石さんが許せないというかメッセージ性っていうところはどこなんですか?
これはさっき山口さんも言ったけど怪獣映画にそもそもあるメッセージ性かもしれないんで、
あともう僕は怪獣映画が合わないって結論になるんですけど。
え、なに?
この映画って反戦なのか戦争賛美してるのかよくわかんないんですよ。
そう、それはそう。
それね。
それは思ったね。
それはあります。その問題あります。
だって彼ら要はある種最初は反戦的なメッセージある意味ゴジラもそういうメッセージ性も少しはあるっていうところも踏まえてると思いますけど、
戦争なんてろくなもんじゃないっていうことを散々言うじゃないですか。
なのに最後はみんなそこに回帰していくんですよ。
で、それをなんていうか僕らが負けたことを擬似的なゴジラという大国というか相手を倒すという擬似的な戦争に勝利して、
フラストレーションが解けたねって言って終わるから嘘だろって思って。
その戦争に対するどっちなんだいっていうのがすごい曖昧。
何なら戦争は肯定して終わったぞこの映画って思ったのが結構僕とはショックというか肯定って言い方もちょっとあれですけど。
その擬似的な戦争の勝利を体験するような行動にはなってたと思います。
戦争そのものでないにしても。
だから戦争そのもの、人間を敵にしてそれに戦ってそれに勝ったらダメじゃんっていうのがあるから、
じゃあ人間じゃない脅威、大いなる脅威を作り出して、それを国難として、国の危機であるものとして描写して、
それに立ち向かってそれに勝つ。
そしてそこに達成を覚えるっていう構造になってるのは、
ズルいですよ正直。
反戦の体を取ってるけど、そこに感じてる何というかカタルシスみたいなものって、
戦争に勝ったカタルシスとそんなに遠くないから、めっちゃズルい構造してると思いますよ。
本当にそれはあるとは思います。
39:01
そこで本当に、もちろん戦後っていう舞台において、
その人たちの当事者的な意識として、戦争というトラウマをどう克服するかって結構大事な問題だとは思うんですよ。
ただそれを現代で描くというところと、
現在の映画として描く、クリエイターが現代の映画として描くっていうところと、
そこにプラスアルファで、
昨今、男性性というかマスキュリティだったり、
国っていうところにどうまとまっていくことに対しての問題意識みたいなのがたくさんいろいろ言われていく中で、
そっちを賛美するんだなっていうのがちょっと本当に僕は理解ができないというか、
単純に思想が合わないなっていうのがすごい思ったんですよ。
それはむちゃくちゃあります。
それはシン・ゴジラにも僕はあったと思ってて、
あれは例えば愚かな政治の上層は全員死んで、
本当の現場の叩き上げの人たちがもう一度日本を作るんだっていう感じになっていくのは、
結局やっぱり団結の快楽を求めてるとこがあって、
それは本作もそう。
戦争は良くなかったけど、
俺たち団結してたこと自体は良かったよねっていうのを、
戦争の時にやってたのと近しい手段を使って取り戻していくっていうのが、
ずりーなっていうのがあって、
例えばそれに関して言うなら、初代ゴジラ、
一作目のゴジラはそれは全然ないんですよ。
結局日本の側、軍の側は全くゴジラに勝てない。
ゴジラを倒すのはセリザ博士とそれを博士が作ったオキシジェンデストロイヤーなわけなんですけど、
それは戦争の産物であって、
あれ以上使ってはいけないものなんですよ。
だからセリザ博士はそのオキシジェンデストロイヤーと共に海に消えるわけなんですけど、
それはみんなで団結してとかじゃなくって、
戦争の悲劇は俺とゴジラで終わらせるぞっていう意味になってて、
だからみんなで団結したらダメだよっていう。
もうここで終わらせるんだぞって言って終わるから、
むしろ俺たちが明日を作っていくんだじゃないんですよね。
もうそこは完全にシャットアウトする。
自分たちで終わらせるんだっていう。
それはみんながもう一度まとまることで改めて勝利するみたいな、
擬似的な戦争の勝利にしないっていうのがあるので、
だから初代ゴジラは本当の本当の参戦なんですよね。
だからシンゴジラとか本作ゴジラマイナスワンとかは、
こういうふうにやったらよかったよねっていう言い方になってて、
そもそもダメだから終わりだよっていうのが初代ゴジラなんですよね。
42:05
確かにね。
それはあるんだけど、
そこで結構シンゴジラとゴジラマイナスワンを分けてるものって、
やっぱりそれも演出だったりするんだよなっていうのはあるんですよ。
それはね、それは。
じゃあシンゴジラの達成、作戦完了しましたって後にめっちゃ喜ぶみたいなシーン入れないとかっていう、
ああいう演出で調整を取ってたりとか、
結構ドライさ、シンゴジラ全体にドライさっていうのがそこをうまく効いてたりするから、
ちょっとそこは飲み込みやすかったりするんですけど、
マイナスワンに関してはもうマジでそこはもう全面的に良いものとして、
イエーイってやっちゃうっていうのは山崎隆の特徴なので、
それはどういうところにおいてでもなんですけど、
基本的に世間的に良いと言われてるものは絶対良いものでちゃんと描くっていう人なので、
そっから溢れちゃうような人ってたくさんいるわけですけど、
なのでそれも本当に多分真面目に良い話と思ってやってるっていう、
あやとっからも作家性というか資質というかそういうのはめっちゃ感じたなっていうのがありましたね。
なんか四季島、今回誰も死なせないっていうような、
誰も死なせないっていうことが正義だっていう、
元にあってはいるんですけど、結局四季島自身が、
両親にも生きて帰ってこいって言われて、生きて帰ってきたわけじゃないですか。
それで良いと思うんですけど、やっぱりその四季島の中で、
戦えなかった自分っていうものに対する、
それによって仲間を失ってしまったっていうことに対するトラウマがあって、
どうしても戦わなければ終われなかったみたいな、
それが最後の浜辺美奈美のセリフに集約されていくと思うんですけど、
戦争、本当におっしゃった通り何かしらで勝たないと終われなかったみたいな、
のは、ちょっと違和感はかなりありましたね。
だから、物語の構造上そうなるのは、最初からもうしっかり種付けがあるから、
ある意味なんていうかな、筋は通ってるんです、とにかく。
筋は通ってるんだけど、その筋好きじゃないっていう。
ただそれだけだなって思って、本当にだから、
いつも思うのは、映像クオリティはいつも山崎隆監督ってすごく高いですし、
映画として見る楽しさみたいなのがすごいある監督だなと思いつつも、
最後の最後に出されるメッセージにいつも乗れんなと思って、
映画館を出ることが多いので、今回もそうだった代わりちょっと落ち込みました。
結構ね、大きな音楽で盛り上げるじゃないですか、ここぞという時に、
繊維が高揚されている今って感じてしまうんですよね。
それは僕も正直めっちゃ違和感感じてました、そこは。
でもなんかこうなるんかなって気もして。
反戦を持ってくるからそこがぶつかると思うんですよね。
まあそれはね。
シンゴジラの時ってちょっと反戦っていうテーマではなかったと思うんで、
そうそうですね、確かに。
45:01
やっぱりそのでかい脅威が来た時に、
どうしても何かしら団結して何かしなきゃいけないよねっていうのは、
すんなりというか違和感なく入れたんですけど、
その大きなこの大義名分みたいなものと、
どうしても折り合いがつかない部分が出てきちゃうというか。
あとは最後、みんな誰に敬礼したんだ問題。
そう、そこ。
これだけはちょっと解決しときたいですよね。
あれめちゃくちゃおかしくって、
あれを敬礼をゴジラにしたんだとしたら、
ゴジラを対戦相手と見てるってことですよ。
それはやっぱり戦争をもう一回やりたかったっていう気持ちが現れちゃってるんですよね。
例えばゴジラを巨大な怪獣であるとか、
あるいは災害として見るんだったら敬礼する必要ってないんですよ。
単に災害を排除したで終わっていいんですよ。
僕それの方が良かったなと思って、
だからクマが人里に降りてきたから、申し訳ないけど殺さないといけないよねっていうのは、
別に殺していいと思うんですそれは。
人に害が出るから。
でもそこで敬礼は次第じゃないですか。
別にクマの命を弔うことはできるけど、
それは敬礼って形は取らないですよ。
なぜならそれは戦争じゃないからなんですけど、
あそこで敬礼するってことは、
俺たちは戦争をしてたんだっていう宣言になっちゃうわけですよね。
それは絶対ダメ。
だって反戦の話するんだったら敬礼したらダメなんですよ。
俺たちは戦争じゃないことをしたんだっていうことを
もう一回確認しないといけないんだから、
絶対に敬礼じゃなかったあそこは。
もう一つの解釈としては、
四季島に対して敬礼してるって解釈ですよね。
でも絶対そっち向いてなかったですからね。
向いてなかったし、
四季島があの作戦で死んでたりしたら分かるんですけど、
やっぱ違和感はめちゃくちゃあって、
ガメラの時はガメラが一緒に戦ってくるこっち側だったから、
その敬意を表して敬礼した。
めちゃくちゃグッと来たんですけど、
今回はあのシーンは逆に水を差しちゃってるなと思って、
ちょっとムって思っちゃいましたね。
そもそもゴジラに敬礼したのか四季島に敬礼したのかが
分かりにくいって段階で編集どうなんだって話もあるんですけど、
そこもちょっとどうかって感じですよね。
あれはね、ほんまに良くないと思う。
やっぱ戦争勝ちたかったんやんってなっちゃったもんなあ。
それはやっぱ良くないし。
ヒロイックになっちゃうからな。
そうそう、ヒロイックになっちゃうし、
やっぱ今のご時世にそれ描いちゃダメでしょっていうのがすごい僕はあって、
割とそのなんていうかな、ちょっとこれは思想が出るからあれですけど、
でもなんか、結構そういうところに行きがちな世の中じゃないですか、割と。
っていうところで、それに語る思想を目指しちゃったら、
もちろんそういう人が喜ぶことは分かるけど、
48:01
うーんっていう。
なんかやっぱ雰囲気に飲まれちゃうから、
なんとなくでそういう気持ちになっちゃうっていうのは、
一番悪いものそのものやんっていうのはやっぱりありますね。
お願いだから感動した人は進撃の巨人も見てほしいって思いました。
あ、進撃ね。
そう、同じく反戦の映画なんで。
そうなんですよ。
なんか個人的には誰も知らせないっていうのはもちろんすごい大事なことだと思うんですけど、
個人の好みとしては何かの犠牲が伴うものっていうことは好きなので、
ちょっとその辺もちょっとやっぱり今回ちょっと綺麗すぎるなっていうのは、
個人的な好みの、これは本当に好みの問題なんですけど。
あの作戦自体でなんか人の生き死にみたいな死にが出るみたいなのは全然やってもよかったんじゃないかなっていうか。
っていうかもうあんなガバガバの作戦死ぬやろって思いましたよね。
死ぬっておかしくないと思うし。
どちらに引き込まれるってもう艦隊全滅するやろ一瞬でって思いましたよね。
だから本当あのああいう状況で団結しなきゃいけないっていう状況でいかにかっこよく撮らないかみたいな、
そこからいかにかっこよさを引けるかっていうのが本当に大切だったんだなっていうのは改めて思うところですけど、
まあ無理やなそれはなっていう、できなかったなっていうのは。
でもなんか一方で私最後の作戦の時に東洋バルーンの皆さんとか出てくるじゃないですか、
私は日本のものづくり企業の底力で戦うぞみたいなノリ大好きなんで、
結構あの辺なんかもっといっぱいそういう企業のっていうか、
あの辺ねすごい好きな感じで、もっと細かく出してほしかったなって思う。
これは誰々さんが作って、これはドクドクさんが作ってみたいな感じで。
なんか作戦今までにないぐらい地に足ついた作戦ですからね。
いやそうなんですよ。
それでほんまいけるって思ったけど、
代案もないから行くしかないって思って、
いやちょっとそろそろゴジラの魅力部分をそっちも喋りたいですからね。
あのビジュアルに関しては僕全く問題がないと思ってね。
いやそうすごかった。
素晴らしかったですね。
もう圧倒されましたね。
動きが素晴らしいっていうか、
CGのクオリティに全くあらがないので、
どの角度からどうとでも撮れるんですよ。
だから例えば着ぐるみだとこれ撮れなかっただろうなみたいな角度も撮れちゃうんですよね。
それもやっぱりアメリカが作ったゴジラ映画とは違う文脈の撮り方をしてるなっていうのがあって、
やっぱりその日本のゴジラ映画の文脈に上乗せしてくる形でやってる感じがあるなとは思って、
その巨大なものを巨大なものとして表現してるって感じは、
51:03
例えばゴジラvsコングの時とかはなかったなとか思って、
やっぱりあれってもうプロレスしてる2人が設定上巨大っていうだけで、
そんなにあんまり巨大に感じないというか。
視点として人間っていうのは大事にされてたのかなとは思って、
あとあのめっちゃ好きなところなんですけど、
熱戦履いた後焦げてるの。
あーいいねー。
熱戦履くシーンなのを背びれがカウントダウン的にグシャングシャンってなっていくのって、
発明だと思いますけど、
発明ですよね、あれ。
まずそういうセンスオブワンダー的なものというかフレッシュだなって感じるものを、
山崎隆の映画から感じることがあるのかっていう驚きも含めて、
いやよくやりましたねすごいって思って、
あれ素晴らしいなって本当に思いました。
あとその姿があまり見えづらいというか、
多分巨大であることを表現しづらいはずの海上戦シーンもめちゃくちゃでかくて怖いんですよとにかく。
海の中にいる魚影じゃないですけどゴジラ影みたいなもので、
こいつ相当でかいぞってことが見えてくるし、
あと冒頭でチビゴジラに会うじゃないですか、子供の頃のというか。
あれはチビゴジラっていうのか。
あれはチビゴジラっていうのか。
変異して結果的にアイツになるわけですけど、
チビゴジラ見てるからあれでかくなってないっていうのが海上戦でよりわかるというか。
そうですね。サイズ感は明らかにでっかくなってんなっていうのは伝わるなってなるんですけど、
むっちゃどうでもいい話しちゃうんですけどね。
海の上でゴジラが立ってるように振る舞ってるシーンって、
あれめちゃめちゃ海底深いじゃないですか。
あれ立ち泳ぎしてるってことですよね。
だからゴジラ。
ですよね。
どこのとこですか?
全体的にゴジラって泳いでるじゃないですか。
だから足つかないんですよ、大抵のところ。
そもそも最後の作戦もゴジラを海底に沈めて殺すっていう作戦だからめちゃめちゃ深いんですよね。
ということはゴジラ足つかないんだけど、
割と腰ぐらいで堂々とある姿で仁王立ちするから、
これ立ち泳ぎしてるのやなって思ったら、
結構かわいくないですか?
バルーンのおかげで浮いてるんかなと思います。浮き輪。
そこの解釈2つあって、めちゃくちゃ立ち泳ぎして、脚力が強くて立ち泳ぎしてるっていうさっきの山口さんの仮説と、
あともう1個ゴジラがそもそも超軽いっていう。
でもさ、ダーンって。
だからそこは矛盾なんですけど。
海の中では軽くなるみたいな。
でも普通の生物と違う論理で動いてるっぽさってやっぱゴジラにあってほしいじゃないですか。
54:03
作戦でもあそこからめちゃくちゃ海底沈んで、
急に上がったらそこに耐えられる生物なんていないですよって言ったら、
こいつ耐えやがったみたいな。
ああいう訳のわからん生き物なのかこいつはみたいなロジックが通るみたいな感じがそこがして、
すごくそれを据えてはいいですけど。
確かにそこGM系っぽさはありますよね。
あれね、怨念ですからね。
そう、怨慮ですからね、あいつ。
理屈が通じないっていう。
あと私めっちゃ一番好きだったとこが、
四季島が、なんて言うんですかあれ。
何あれ、飛行機。
新伝ってやつ?
新伝。
で、ゴジラの周りを飛んで、
あそこからゴジラを見れるのもめちゃくちゃ好きで、あそこが。
ゴジラが興味深くそれをじろじろ見てる、ぐるっとゴジラの周り回ってるっていうのが、
あそこもめっちゃ良かったですね。
銀座のシーン、すごい良くて全体的に。
もちろん一番初めのゴジラとかでも、あの時代の東京に現れて破壊の限りが尽くすんですけど、
やっぱり特撮で撮ってる限り、上から撮るとかっていうのを色々やるのは無理だったはずだし、
そもそも人を踏み潰すとかっていうのもそんなにやってなかったので、
本当にあの街にゴジラがいるっていう感じは、今回結構あって良かったのと、
あと初代オマージュで放送局の人が建物の上で実況してるっていうところ。
あれ、もろ初代オマージュですけど、
あの後建物崩れてみんな死んじゃうんですけど、
初代だとね、電波塔の上で実況してて、
もうこれで終わりです、皆さんさよならって言ってね、実況して終わっていくとかっていうのはすごい良かったんですけど、
ちょっと物足りないなとは思ってたのが、
全体的に現代の人が考えた戦後の人々感で作られてる話になってる。
それはその戦争というものに対する捉え方もそうだし、
その生活のありさまとかもそうだと思うんですけど、
本当に戦後直後そんなこと言ってたのかなみたいなとこはちょこちょこあって、
僕初代ゴジラのすっげー好きなところで、
長崎で原爆の被害に遭った人が東京に出てきて、
でゴジラが現れてて、
私長崎で原爆にも遭ったのに東京でもゴジラに遭うなんて嫌になっちゃうわみたいな、
結構軽い感じで言うシーンがあるんですよ。
僕あれ結構好きで、
終わったことはちょっと忘れようとしてるっていう感じがあって、
なんていうかその戦争を今後解決していかないといけない我々の課題みたいに捉えてなくて、
57:00
あーしんどい時代終わったよかったわーふーみたいな感じで、
結構ノリが軽いとこがあるのが逆にリアルやなと思うんですよねあの感じ。
逆に実際にその被害に遭った時の無残さっていうのもやっぱ初代ゴジラすごくて、
今回のガイガーカウンターで放射線測るシーンありますけど、
初代ゴジラってあれ子供に当てるんですよね。
ゴジラが通った後に子供から放射線の反応があるっていうので、
この子は助からないっていうのを表現してたりとか、
あとゴジラに襲われてる親子がお父様のところに行くのよって言って、
その後多分死んだであろうっていう、
そういうこの人たちはちょっと前まで簡単に死ぬ時代を生きてたんだなっていうのがセリフの中であるんです。
それは実際にその当時そうだったから。
まだ戦後9年なんですよ、初代ゴジラって。
その時代に作られたしんどい時代が終わったけど、
それ以前は全然明日生きていられるかもわからない時代を生きていた人たちのリアルがなんかあるんですよね。
それが僕すっごい好きで、やっぱね、
反戦途絶えないといけないよねって頑張って言おうとしてる人たちの現代の話っていうのが、
逆に薄く見えるっていうのはすごいあって、本作でも。
別にそれしょうがないと思いますよ。
そうすべきだと思うし、
でもだったらそうすべきじゃないよねみたいなとこは多い、本作は。
あれ?あれ?
あれ?僕擁護する立場やった気がするよ。
僕てっきりいい話するんか、良かった話するんかと思ったら、あれ?そういう話じゃなかったと思って。
本当だ。良かった話してたはずやのに。
あれ?あれ?
なんかね、こういう映画の良かったところってね、
良かったっていうことしかないっていうか、私のとって。
語るのが難しいというか、良いことって語ることあんまないなっていつも思ってるんですけど、
なんか、すげーとか、面白いみたいな、その感情に支配されてる、
もうそれで精一杯っていう感じなんで、
なんか正直いいところをすごい事細かに語るっていう感覚はゴジラとかに対してはなかったりするんですけど、
でもやっぱなんか目がバキバキで、なんかすごい凶暴で、めっちゃ怖いなゴジラって、
ゴジラって私もうちょっと優しい存在なんかだとか思ったんですけど、
ゴジラってめちゃくちゃ怖いなって。
それあれですね、ゴジラ対メカゴジラぐらいの、お目目くりっくりの可愛いゴジラの時代じゃないですかね。
なんかハリウッド版もめっちゃ怖いっていうよりは、なんかどっか優しげみたいなイメージありますよね。
バンチョって感じですよね。
なんかデカいからうっかり踏みつぶしたりはしてしまうけど、破壊したりはしてしまうけどみたいな、
なんかそのめちゃくちゃ破壊意志を持って破壊しに来るっていうようなイメージが、
1:00:01
ここ最近のゴジラにハリウッド版とかにあんまなかったんで、
なんかその辺がなんかすごいなと思う。
あと音楽、やっぱゴジラの音楽の使い方がすごいテンション上がる使い方じゃなかったですか?
確かにテンション上がりましたね。
もういいですよ、あれは。
音響っていう意味で言うと、そのゴジラの足音の演出と、
あと方向の、やっぱあれ劇場だからすごい良いっていうのがめちゃくちゃあると思うんですけど、
今作はやっぱり特に足音なんですよ、遠くから来るぞあいつがっていう。
僕もジュラシックパークが人生で大好きな映画なので、どうしてもそれを連想しちゃうんですけど、
なんかその存在の予告というか、ある種色気があるとしたらそのスピルバーグ的なそれだなって思うんですけど。
それは確かに思って、大戸島でゴジラが出てくる時って、
あれゴジラというよりは恐竜がなんですよね、ノリが。
あれティラノサウルスなんですよ、完全に。
ですよね、描写もジュラシックパークでティラノサウルスに襲われる時のノリなんですよね。
そうそうそうそう。
前半なんか今回あれっぽいみたいなの結構思いつくんですけど、
船で追われてるところってジョーズかな?みたいな。
そうそうそうそう、ジョーズっぽいですよね、あそこ。
あと別に限った話じゃないんですけど、浜辺みなみが列車から落ちそうになるみたいなので、
今年ミッションインポッシブルで見たぞみたいな、たまたまですけどみたいな。
あとロストワールドっぽいぞとかね。
とかね、いろいろ類数作品あると思うんですけど、ロストワールドかなそちらってね。
あと最後船連れてくるところってダンケルクやんかみたいな。
ノーラも好きやもんなみたいな。
なんかね、その無邪気さがいいんですよね、これっていうのがね。
なんか前からもやろうとしてることがたくさんあったんですけど、
それが上手くいってないなっていうことで結構がっかりすることがあったんですけど、
今回概ねというか結構上手くやってるから、
なんかそれも可愛く見えるし、
いやでもちゃんとできてるじゃんってすげえってやっぱ思えるっていうのは今回たくさんあったので、
なんか本当に集大成というか、ようやくここまでこれたんだなっていうのはすごく感じましたね。
そういえば宝石ってゴジラが角度被害者って部分ってかなりぼかされてないですか?
めちゃくちゃぼかされてますね。
なんかよくわかんないですよね。
核実験ニュースみたいなの挟まれてその後ゴジラが巻き込まれてるシーンあったけど、
直接どういう関係あるかわかんないし、
ゴジラが通った後、放射能が残ってるとかっていうのも理由よくわかんないままだし、
あの被迫のもなんか被迫ぐらいの感じですよね、あれ。
あくまで今回が民間視点だからってことだと思うんですよ、それって。
例えばシンゴジラみたいに勘だったら情報がめちゃくちゃ飛び交うじゃないですか。
1:03:02
でもそもそもささくらの助が散々言ってましたけど、
上からの情報なんか信用ならねえって人たちのお話なんですよね。
ある以上多分どこからも情報の出し先がないと。
なので今作、ゴジラは多分そういう設定なんだけどそれはもう完全に背景になっていて、
どちらかというと民間のちっちゃい人たちが、まあちっちゃいかなと思いつつ、
どう巨大な怪物立ち向かうかって話にしようとしてるんだなと思いましたね。
でもそれをすることで反覚メッセージも弱まってるなと思って、
やっぱりゴジラも被害者っていうのはゴジラシリーズにすごい大事な視点で、
だからこそゴジラは反覚足りるとは思うんですよ。
だから最後敬礼しちゃうけど、やっぱあそこってゴジラを憐れむべきなんですよね。
お前も被害者だって言ってあげないといけないところだし、
それもしないんだったら単に害虫駆除したねで終わったらいいだけの話なんですけど、
やっぱ結論の置き方がどこにも至ってない気がして、
だから反覚にも反戦にもなりきれてない。
それはやっぱりぼかしすぎだからだと思うんですけど。
最後はどう思われてますか皆さん。
それはどの部分ですか。
浜辺みなみの。
首元の。
私なんかあれ浜辺みなみはゴジラの放射能を浴びて、
超人になったから助かったのかなみたいな。
なんかそんぐらいの軽いノリで見てて、
全然反覚とかのメッセージ受け取れてなくて、
なんか浜辺みなみがすごい奴になったぞみたいなぐらいのノリで見ちゃったんですけど。
僕も前さんと同じ見方してましたけどね正直。
G細胞を取り込んでしまいみたいな話やろみたいな。
VSCとかでやったやつやろみたいなってことかって思いましたよ正直。
いや僕普通にその首元気づかんくて。
ちょっとわかりにくかったですよね。
髪の毛かなみたいな。
ちょっと黒いなどうしたみたいな感じだったかな。
普通に毛がでもおかしくないような。
確かになんかアザ、あれちょっとわかりづらい。
どっちでも取れるかなみたいな感じですよねそういう。
でももしかしたら次の次回作ではゴジラ浜辺みなみがG細胞を受けて何かの怪獣に。
巨大化?
もうそういうなんかビオランテみたいな話になるからさ。
そうですよねだからあのゴジラも2代目現れる可能性が高いから、
2代目じゃないか当人だ。
そうですね確かにクローンだから。
当人が最短して現れるけど、
そうなったらまた日本は恐ろしい軍核競争に巻き込まれるわけですよ。
メーサー戦車とかスーパーXとか作り出すわけですよあの後日本は。
あとなんかあのゴジラを最後結構頭部破壊するじゃないですか。
私なんかあのそこまでして大丈夫って。
なんかなんやろゴジラ死んじゃうじゃんと思って。
いや死ぬんやけど。
そのつもりやった。
1:06:01
なんかなんやろ倒すんやけど、
なんかこうどっかで可能性ぐらいは残すみたいな、
あそこまで頭部を爆破してしまったら絶対生物として再生できないんじゃないかって思ってしまうんですね。
感覚的に。
今回のゴジラはそういう再生能力もあるからあれですけど、
あれは結構いったなと思って。
頭とかじゃなくて本当に頭部全部吹き飛んだなと思って。
確かにあんまり見たことないビジュアルで、
ゴジラ死ぬってなってもなんか全身が溶けるとかはあったりするけど、
頭部が吹き飛ぶってゴジラの死としてはないんじゃないかな今まで。
そういうのはなかった気がするんですよね。
その意味でもあ死んだっていう感じはして、
火山口に落ちても基本的に死なないので、
どこかに落ちるとかは基本的に生きてるフラグなので、
致命的な場所が破壊されるってあんまないなって思ったから、
今回死んだ感はすごかったですけどね。
そうなんですよ。結構びっくりしました。
うわーって思って。
なんかあそこまでこうと思わなかったんですよ。
しかもその後ボロボロボロと崩れ落ちるとは思わなかったんで。
そう。
これは倒したなって感じがしっかりしたという。
そういう意味では一本の映画としては綺麗に終わってるというか、
もちろんニューを残すとしてもしっかりゴジラの話としては終わってるなと思います。
そう。収まりはいいんですよね。
その過程がいいかどうかを置いておいて収まりはいいなって気がして。
あと泡で沈めて倒すってオキシデン・デストロイヤーのオマージュだなと思って。
そうですよね。
画的にはゴジラがブクブクブクって海の中に沈んでいくのって、
初代ゴジラのラストそのものだから、
画的に同じことをしたいんだなっていうのは分かりましたね。
そんな感じですかね。
でもこれ放送して大丈夫かめっちゃ不安になってきた。
ちょっと言いたい放題言い過ぎた気がする。
この手の映画は話しちゃうとアラをついてしまう。
好きなんだけど文句が多くなっちゃうタイプのやつなんだよな。
良かったやつは良かったんですよ。良かったシーンはたくさんあるし。
私なんか先天にしてるんですからね。
先天ってこの異様ですからね。
僕楽しんだ立場のはずなんですよ。
喋ってるの聞いたら分かんないと思うんですけど、結構楽しんでて、
中盤までは今年ベスト10入るんじゃねえみたいに思ってたんですけど、
後半でさすがにこれは入らないみたいになっていったんですけど。
最初はもう擁護するって立場でやっちゃいましたもんね。
褒めの話だけするんだったら褒め続けられましたよ。
確かに確かに。
ただ今回の話の中でそれをやるのは無理。
1:09:03
無理ですね。
ただやっぱり僕もね、思うとこあったんやなって喋ってみて思いました。
言語化できたというか、何これって思ってたのってこう思ったから思ってたんやなっていうの。
ゴジラマイナス1の話は終わっておこうかなと思います。
次回なんですけど、
次回は性欲でしょ。
性欲ですよね。
理想郷もいいかなと思ったんですけど、
ごめんなさい、僕が見れる時間の上映が全くなくて。
そうなんですね。
理想郷の来週以降の番組が変わらないと理想郷見れなさそうなんですよね。
なるほど。
なので理想郷じゃなくて性欲かなと思うんですが、他どうですか?
マーベルズとかもありますけど。
いやもうついていけてない。
マーベルズは。
心配だな。
いつの間に10になったのって思ってますからね、さっきから。
最初からずっとついてた?
最近増えました。
増えてますよね。
増えてます。
性欲でいいと思います。
語りがいはある作品かなと思う。
うまく語れるかはちょっとわかんないけど。
誰か原作読まれてる方とかいるんですか?
僕読んでます。
ただ、うーんって言う。
そうか、これ語るかなって感じです。
映画でどういうふうにこの話を生かすんだろうなっていうのはやっぱ本気で楽しみですね。
じゃあ性欲でいきましょうか。
ではお知らせになります。
11月も映画ナンサーズギルバーを開催予定です。
場所は大阪の南森町週刊曲がり、
11月25日とよび19時オープン、23時クローズとなっております。
あと映画ナンサーズギルバーの第2回関東開催が決定しました。
場所はイベントバーエデン横浜。
日付は12月16日とよび18時オープン、23時クローズとなっております。
さらにこの日は初の公開収録を開催予定です。
場所はネイキックロック都横浜。
12時解除、12時半開始、15時半ごろ終了予定となっております。
またこの番組ではお便りを募集中です。
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それでは映画ナンサーズギルラジオ第141回ゴジラ-1の回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。
さよなら。
さよなら。
01:12:11

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