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2024-10-17 55:57

第184回(1) オープニング~お便り募集:男友だち映画~

『ふれる。』の話をしました。

オープニングではメンバーの近況とお便り募集テーマ「男友だち映画」について話しています。

※一部音質が悪い箇所があります。ご了承ください。

■メンバー

・山口 https://twitter.com/awajicinema ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

■映画の話したすぎるBAR in 週間マガリ

日時:2024年10月19日(月)

詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar

場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com

■月1バー 映画の話したすぎるBARシンサイバシ

山口が店長の映画の話をするバーがリニューアルしました。

場所:「心斎橋」駅徒歩6分「BAR アメ村SHELTER」

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単独でのPodcast:https://chottoeigabanashi.virtualeigabar.com/podcast

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00:12
始まりました映画の話したすぎラジオ第184回になります。この番組は大阪で映画トークバーイベント
映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
アリオンです。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では早速メンバーの近況の話から入っていこうと思うんですけども、アリオンさんいかがされてました?
そうですね。まずちょっとお知らせみたいなことをしたいんですけども、
10月にシネマート震災橋が閉まっちゃうじゃないですか。
なのでちょっと寂しいなーっていう話を我々の間でも他の映画好きの友達の間でもしてたんですけども、
その中の友人たちの場に有志で、ファンから感謝みたいな気持ちを届けようみたいな企画を始めまして、
シネマート震災橋さんにお花を贈ろうみたいな会なんですけど、
ほとんど僕は何も手伝ってないっちゃ手伝ってないみたいな感じではあるんですけど、
ほんのちょこっとだけお手伝いしてて、
良かったら皆さんにもご協力いただけたら嬉しいなっていう話ですね。
この番組的にもシネマート震災橋のりょうこさんにはお世話になったりとかはしているので、
我々としても番組としても何らかの感謝の気持ちをお伝えしたいなとは思うんですけれども、
Xのほうでその該当するアカウントのほうをリポストしてますんで、
そちらのアカウントからメッセージとやり取りしていただけたらって感じですかね。
そうですね。
一応アカウント名は、「シネマート震災橋さんの営業終了に際して感謝を伝えるファン一同の会」っていう長いタイトルなんですけど、
そういうアカウントがありますので、良かったら自分も協力したいなみたいな方がいらっしゃったらぜひフォローしていただいて、
DMのほうを送っていただけたら、あとはアナウンスというかやり取りしてもらうみたいな形にはなるかなと思いますので、
どんなもんかなってお話聞くだけでも全然いいので、良かったらお願いしますって言ったらいいんですかね。
あと僕自身映画見てたのは、悪魔という本を見たんですけども、これご覧になられてますか?お二人って。
03:00
見てないんですよね。予告だけ見てちょっと気にはなってたんですけど、フェイクドキュメンタリー系のやつですか?
そうですね。フェイクドキュメンタリー系のやつですね。
昔の70年代ぐらいのアメリカの深夜のトークショーみたいなやつですね。
一人司会の人がいて、生でバンド演奏をやって、ゲストが来てトークしてみたいな。
よくある形式の番組があると思うんですけど、
あれのナイトオールっていう番組がありまして、
そのときにハロウィンの日にオカルト特集みたいなことをやったんですけど、
そのときの模様がとんでもないことになっていたという曰く付きの回がありまして、
その回の模様を収めた当時の番組のビデオと、
当時裏側みたいなのもちょっと描かれててみたいな映画になってまして。
これがすごい面白かったですね。
あと映像の質感がすごいいいんですよね。
本当に70年代、もちろん70年代は生きてないですけども、
この独特の映像の質感とか、アメリカのトークショーの感じっていうのを、
映画を見てる間に味わえるみたいなのがすごくいいなと思っていて、
なかなかないというか、これがまずいいなと思ったポイントで。
そこからどんどんね、ちょっとずつおかしいことが容赦されていくんですよ。
何も言わないけど。
あれなんかおかしかったなとか、なんでこの人ずっと黙ってたっけみたいなとか。
この人なんでずっとこっち見てくるんだろう、カメラ目線なんだろうとか。
ほんとちょっとした嫌な出来事が募っていって、
だんだんひどいことがエスカレーションしていくみたいな風になっていて、
それは結構見ていて、いつどうなっちゃうのかなって気になるみたいな感じになってて、
すごくね、面白くてですね。
最後が、あんまり言えないんですけど、
展開的に、それやったらモキメンタリーじゃないだろ。
エクドキメンタリーじゃないだろみたいな実感になってくるんですよ。
女神の転生のときに結構そのへん、我々というか、
どうなんだみたいな話したと思うんですよ。
本作は結構アリだなって思って。
なんていうか、テレビ番組っていう性質上、
こっちに何か植え付けてくる感じってあるなって思って。
それがもう、最初テレビ番組を見ている、当時のテレビ番組を見ているかと思ったら、
どんどんその中に実は取り込まれてましたねーみたいな感覚になってくるんですよ。
それが、ちょっとそこだけ普通の映画っぽくなっちゃうんですけど。
テレビ番組の性質予測から、
テレビ番組を見ていたと思ったら、どんどんそこに飲み込まれちゃうみたいな感覚を味合うという意味では、
これアリだなって思って。
06:00
なので、これはそのへんのと、
なんかこれ、エクドキメンタリーちゃうなーみたいな、
ノイズになるところをうまく解析しつつ、面白く怖くやってるなって僕は思って、すごくいいなって思いました。
なるほど。いや、面白いですねそれ。
だから、ドキュメンタリーとして見るとおかしいってなるけれども、
あくまでバラエティ番組、テレビのバラエティ番組として見たときに、
そのフィクションの線引きはアリになるというか、
なるほど。
そもそもってことですよね。
そもそもフィクションじゃんっていうところに根差してて、
でもそのフィクションの線の位置はどこにあるのかなっていうのがちょっと混乱しちゃうというか、
そこが面白かったりするのかなっていうふうに聞いてて思いましたけど。
あえてずらしてくるのが聞いてんなって思って。
あ、面白い。
それいいんじゃないかって僕は思ったんですよね。
もう明らかに後半、映像の質感が全然違うっちゃうんですよ。
画角もいわゆる映画っぽい画角になったりとか、全然しちゃうみたいな展開になっちゃうんですけど。
でもこれアリだなっていう。
本当に今見てるものが何だったのかなっていうふうに。
今安全圏で見てると思ったら違うよみたいな。
世界線見てたら世界線違ったよみたいな感覚にちょっとなるみたいな仕掛けになってるなぁと僕は思ったので、
僕は結構これいいじゃんっていうふうに思いましたね。
いいですねー。
そうなんです。これすごい良かったなって思ったので、お勧めしたいなって思って、どうしようもないというか取り上げてみました。
なるほど。
なんかちょっと連想したのがテレ東で昔、昔からちょっと前に出た、このテーブル持ってないですかっていう。
あれとかもちょっと近い感じなのかなって気はして。
バラエティのテーブルを持ってるんだけど、あれ番組ない番組でより構造が複雑っちゃ複雑なんですけど。
見てる側がだんだん取り込まれていって、こちらに安全圏が徐々に奪われていく感じがすごい、それを見てても感じたので、近い感じはあるのかなっていう。
なるほどね。
すごい浸食されてる感はありましたよね。いつの間にか僕らもここに入ってたみたいな感じは僕は受けられたなっていう映画だったので、いいと思いましたし。
あとまあいろいろ描写的にもね、だいぶ景気が良かったりするところも大変よろしい。
そういう意味でもすごい良いですし。
あとちょっとニヤッとするところで言うと、ウォーレン夫妻っていうワードが出るんですけど。
ウォーレン夫妻って資料館の主人公ですよね。
実際の人物ですけど、その人の名前で資料館のあの夫婦だと思ったんですけど、当時の有名だった人って感じだと思うんですけど。
09:07
そういう時代背景とかも含めて、最初冒頭結構その時の時代背景っぽい感じの映像が出てきたりもするので、その時の当時の空気感っていうのも味わえるような映画になってて、すごくよくできた映画だなというふうに僕は思いましたね。
いいですね。面白いなあ。
今年はこんな感じでした。
はい。大石さんいかがされてました?
僕はですね、課題作以外にハッピーエンドを見ていきました。
結構もうSNSとかでも映画をご覧になられてる方、ちょこちょこ言及されてる人いらっしゃるなって気もしてるんですけど。
ソラ・ネオ監督、坂本隆一さんの息子さんなんですかね。
えっ、そうなの?
はい。そうらしいっす。
らしいっす。
えっ、そうなって思いました。
舞台がちょっと先の日本の未来の話なんですけど、の学校なんですよね、舞台が。
で、男の子とか音楽部があって、その音楽部ではEDMみたいなものを自分たちで作って、
で、少しクラブみたいなところでそれをかけたいっていうふうなモチベーションがあるんですけど、
どうもその世界線では、その世界の日本では、そういうことを流すことってなんかちょっと良くないよねみたいな。
あんまり特に明確な理由がないんだけど、そういうところってやっぱりなんか良くないじゃないっていうので規制されてるような社会なんですよ。
で、そういった中で、その主人公たちがまあ学校でこっそり入って、こう音楽とかを作っていくんですけど、
その中ちょっとこうまあ、なかなかそういう監視社会とか管理社会の中でも反感みたいなのを覚えていて、
ちょっといたずらしてやろうぜ、特に大人たちに対する反感として校長にあるいたずらを仕掛けるんですよ。
まあめちゃくちゃそれがアートないたずらなんですけど、で、そのいたずらから徐々に徐々にこう学校の管理体制みたいなものがこう、
どんどんどんどん厳しくなっていってっていうような話で、なんていうかその学校を舞台にして社会を描くというか、
なんかすごいポリティカルな内容も含みつつ、でもしっかり青春劇としても成立していてめちゃくちゃいいなって思いました。
あと、ハッピー繋がりなのかわからないんですが、そういうことはないと思うんですけど、
神戸が撮影地として選ばれているんですけど、ハッピーアワーも神戸、濱口隆監督のハッピーアワーも神戸ですけど、
神戸の街並みをちょっと未来っぽく撮るっていうのがめちゃくちゃ成功してて、
いや、そうそう確かに神戸って少し未来都市っぽいところあるじゃないですか、遠くから見たときに。
そうですね、はい。
なんかそれ、まあ未来のちょっと先の東京なのか、あるいは関東の方っぽくうまく見えるようなバランスで作られてる。
12:07
なんかそこが、ああこの監督絵を撮るのがめちゃくちゃうまいなっていう感覚になって、
とにかくこの映画、絵がめちゃくちゃいいです。ほんとキレキレです。
なのでそういう意味でもすごい楽しく見ました。
僕も見たんですけど、シネリーブル神戸で見たんですけど、
シネリーブル神戸から徒歩1分半ぐらいのところにロケ地があるっていう感じなんですけど、
そんぐらいやっぱ神戸、ああ神戸だなーとかはめちゃくちゃ見てて思いましたね。
回収中のポートタワーとかが近未来っぽい建物に見えるよねっていう発想がいいなと思いました。
一時期赤い姿が見えなかった時期に撮ってるんだなと思って。
でも確かに不思議な感じの建造物になってるよねっていう。
僕はアークとかも思い出しましたけど、
神奈川県庁舎とかが近未来感漂う建物っぽく見えるみたいな。
ちょっと近いような感覚を受けて、そういう意味でもすごい良かったですし。
僕はすごい上手い使い方だなって思ったのが、主人公たちの高校?
あの高校の近所に一時期住んでたことがあるんですけど。
ああ、あそこ、はいはい。
確かにあそこちょっと名前も含めて、少し未来っぽい感じあるじゃないですか。
ありますね。
見た目とかも含めて。
それを彼らが通う学校として使ってるところとかも、わあ、なるほどなってちょっと思ってしまって。
本当にSF、確かに近未来なんで、SFっぽくはないんだけど、でもSF的なビジュアルみたいなものを
街のロケ地を選ぶとか、そこのロケ地の使い方、切り取り方で上手く表現できていて、
そこが本当にこの映画好きだなっていう感じになりましたね。
いいですね。
神戸っていいですよね、やっぱり。
本当ね、いいんですよねって、僕神戸に住んでるんで言うんですけど。
そうですね、海も近くにあるし山もあるしっていう。
でも、ハッピーアワーはめちゃくちゃそこをすごい上手く使う映画なんですけど、
ハッピーエンドは逆にそれをあんまり映さないことで、神戸感は逆に出てないようなバランスにもなっていて。
特定のどこかっていう感じに見えるっていうことですね。
見てすごい面白かったんだよ、ハッピーエンド。
すげーな、ちゃんと日本の今の空気感みたいなのをちゃんと封じ込めてるよねっていうのがすごくいいなって思いましたね。
意外といろんな問題に近接というか問題定義できてますし、そこにあんまりわざとらしさがないというか、
15:06
リアリズムの中にうまく収まってる感じがめっちゃ良かったし、
あとキャラクターがやっぱ魅力的だなっていうのはすごい良いなって思いましたね。
すごいバラエティ豊かというか、多様性の中にいる世界だなってすごい思いましたし、
だからこそ、今現状日本にあるその閉塞感とか、このどうせやってもっていうみたいな定感みたいなのが如実にそこに入ってきてて、
それゆえに主人公たちがちょっとすれ違ってしまったりもするみたいなのが、ドラマとしてもうまいですよね。
そうなんですよ。
多分ちょっとこの後、男友達映画で僕この映画あげようと思ってるので先に言っちゃうんですけど。
もう先行して。
言っちゃうんですけど、男友達映画としての魅力は後で語ります。そこ僕すごいこの映画の好きなとこなんで。
なるほど。ちょっと魂は残っとるんですね。
はい。ちょっとこのぐらいにしておきます。めっちゃ面白かったです。
じゃあ僕はですね、取り上げたいの2本あるんですけど、まずシビル王を見ました。ご覧にありました?
まだ見れてないです。
見ました。
見たんですけど、面白かったし、すごい今だなっていうか、すごい問題意識というか、すごい感じです。そこは面白かったんですけど、
なんかよくわかんないなみたいなとこも結構あって、ちょっと乗れてない自分がいるんですよね。
そうですね。ちょっとわかりにくいかもしれないかなというか、まず現実の党派生みたいなのは全然見えてこないというか、
独裁的になっている大統領をやっつけろってなって、アメリカ国内で内戦状態になってるっていう話なわけなんですけど、
じゃあその大統領の政治的スタンスが何かとかって全然わかんないんですよね。
そうですね。わからない。
それに対してカリフォルニアとテキサスが組んで、2つの州が独立して政府軍に内戦を仕掛けてるって状態なんですけど、
あれカリフォルニアとテキサスって思想的にはあれ?真っ反対ぐらいの勢いじゃなかったっけみたいな、あんまり詳しくないなりに混乱しながら見てたら、
やっぱりそこが組むはずないだろうっていう組み合わせになってるっていうことで、
つまり現実の倒破戦に根差した話じゃないっていう風な構造にはなってて、だからそこじゃないっていうことなんですよね、話として。
ただアメリカは独裁を許さないんだぞっていうのが前提にはある。独裁を許さないのがアメリカなんだぞっていうのが前提にあるから、
カリフォルニアとテキサスが組んじゃうみたいな風にはなってるのかなと思うんですけど、とにかく雰囲気がいいんですよ、アメリカが滅んでて。
18:07
その雰囲気はすごい良かったですよね、本当に。世界観はすごいめちゃくちゃ魅力的というか、見ててですよ。
僕、まず見てて思ったのがゴジラを思い出したんですね。ゴジラって日本人にとっての戦争のトラウマの具現化なわけですよ。
本当決戦の具現化なわけですよね。それが東京を破壊するっていう恐怖と同時のカタルシスがあるんですよね。
本作、アメリカにおいてはアメリカ人が最も恐れるものは内戦であるっていう風になってるかなと思うんですけど、
アメリカは世界最強の国じゃないですか。軍事力で負けることはほぼほぼないと思うんですけど、じゃあアメリカの敵ってアメリカ国内での反対意見なわけですよ。
常に。アメリカはずっとアメリカ国内の意見対立と戦い続けてきた国と言えるわけで、
それの象徴が南北戦争かなと思うんですけど、いまだにアメリカという国で戦争で一番人が死んだのが南北戦争っていう、
日本人からしたら信じられないじゃないですか。世界大戦じゃないんだってなるぐらい、アメリカ人にとって南北戦争、そして内戦っていうことが怖いんだなっていうのが伝わってくるんですけど、
同時にもうね、アメリカの都市がアメリカ人の手によってボコボコに破壊されてる絵になんかカタルシスがあるんですよ。
むちゃくちゃしてるんですよね。でもそのむちゃくちゃって起きないんですよ。なかなか現実だと。
起こり得ないわけじゃないですか。それをやってるっていう、破壊そのものの面白さがある映画だったなぁとも思いますし、
同時に暴力の恐ろしさがむちゃくちゃ詰まってる映画で、むちゃくちゃ怖いんですよ。暴力が。
本当に規模が冷えます。身の毛がよだつ暴力が。単に殺すとか傷つけるとかじゃなくって、人の尊厳を極限まで恥ずかしめる、
おとしめるということが行われるんですけど、本当にね、すごいんですよ。本当に不愉快。こういうのを見るのがいいなっていうのも一つ。
あと僕は思い出したのが、ジョージ・エロベロのゾンビ映画だったんですけど、アメリカっていう国が滅んでいってる状態そのものが、
ジョージ・エロベロのゾンビ映画みたいだなと思いながら見てたんですけど、あともう一個思ったのが、アメリカ国内で対立が起こって本当に相手の人権なんてないような殺し合いをしてるんですよね。
21:07
その状態ってゾンビと殺し合ってるのと似てるなって思ったんですよ。
相手を人間扱いしてないっていう状態が、ゾンビっていう本当に人間じゃないものなのか、あるいは思想的に対決している相手、内戦している相手なのかっていうところで結構、
結果的に雰囲気に似るんだなぁと思って。逆にロメロって内戦相手なんやなっていうふうにちょっとふと思わされたというか。
そこに気づかされて、僕ロメロのゾンビ映画めっちゃ好きなんで、やっぱ合うなって思いました。
ラストの最悪の後味とか本当ロメロだなと思ってるんですけど、すごいですよね。
なんか、何も良くなかったなってわかってますよ。
何もめでたしめでたしとかじゃないよね、これっていう質感だったなーっていうのはわかったりするんですけど。
登場人物たちのジャーナリストたちがいるじゃないですか。
あの感じの、どういう心境の変化でああなっていくのか、ちょっとあんまり乗れなかったなーっていうのがちょっとあって。
ああ、それはあるかも。
急にめっちゃどうしたんみたいなふうになってませんでしたか?僕だけなんか感じたんですか。
いや、それは思いました。
もともとそういう気はあったというか、ちょっと諦めかけてる人だったからってのはありますけど、それにしては急だなーって感じというか。
落ち込んでる人が最後のほうだったら逆にめっちゃイケイケどんどん言ってるしみたいな。
そこらへんがよくわかんなくて、新米のまだまだ若手のフォトグラファーが出てくるんですけど、
彼女は関係性もよくわかんないまま進むんだよなーみたいな感じがちょっと乗れなかったなーっていうのがちょっとあって。
僕が読み解けてないだけなのか、ここらへんによく誰か解説してほしいなって感じがしました。
分からんでもないですね、そこは確かに。ちゃんと説明しろって言われると説明できないですけど、それはあるかなとは思いました僕。
急というか、もう状況が主役すぎる映画なんで本作。
ある種のロードムービー感はあるんですけど、結構プツプツ切れるっちゃ切れるよねみたいな感じはちょっと見受けられたかなーみたいな。
24:00
そこがメインじゃないかなーみたいなのがメインじゃないかもなーとは思ったりはしたんですけど。
ちょっとなので、あまりしっかり受け止め切れてないっていうのがポジティブにはありますね、シビルウォーに関しては。
あと、マルホランドドライブを見たんですよ、映画館で今やってたんで。
デビット・リンチですよね。
見たことなかったんでしょう。というか、僕デビット・リンチあんま見たことなくて、多分2本目ぐらいなんですけど、見てむっちゃよくてですね。
マルホランドドライブって、映画ファンやっち見といた方がいいよなーみたいなのの1本だと思うんですけど、僕の中の心にずっと積んでたんですよね。
宿題として残されてて、見なあかんなー見なあかんなーみたいに言ったんですけど、これまで見ずに来て、映画館でやってるからってことで見てむっちゃよかったんですよ。
で、これを、なんかその宿題を片付けるように家で見なくて本当によかったなと思って。
その映画館でやっているという巡り合わせの状況で見ることで、ここまでいい鑑賞体験になったなと思って。
なんかこうチェックボックスを埋めるように見てたら、多分ここまで楽しんでなかったんですよね。
これは本当に大事だったかなというか、このリストを埋めるために映画を見るの、本当ちょっと気つけんとダメだなと改めて思ったっていうのがあって。
内容に関しては、さすがによくわからないです。
難しいんですね、やっぱりなんか。
せひょう通りよくわからないんですけど、多分2回見たらわかると思います。
ああ、そういうことねっていうのは、ちゃんと劇中に答えはある作品だなと思って。
これのことだったのかっていうのが整理すれば全然理解できるかなと思ったんですけど、
その1回目見たときは本当に何も整理されてないので、その伏線かどうかを理解する暇がないんですよね。
ぐちゃぐちゃなんで、これってこれのことかっていうのが見ながらは追っつかないんですよ。
ぐちゃぐちゃに絡まった糸になってるんで、それを解いてる間に次のことが始まっちゃうから間に合わないんですけど、
2回目見たときはある程度解いた状態から見始められるんで、きっと多分理解できるかなとは思いましたね。
でも、むっちゃよかった本当に。
すごいシスター・フッドの話でもあるんですよね。
ハリウッドに来た女優を目指してる女の人と、マル・ホランド通りっていうところで殺されかけたけれども交通事故に巻き込まれることで、
27:03
逆に助かってハリウッドの町に降りてきた女の人が、やむなく人の家に忍び込んで休んでたら女優を目指してる女の人と出会って、
その事故にあった女の人は記憶なくしちゃってるんで、その人の過去を探していくって話になるんですけど、
ここから探偵モノっぽくなっていくんですけど、説明してもね、わからないんですよ。
ただ、よく評判として言われてたので、僕が大好きな映画でアンダー・ザ・シルバー・レイクっていう映画の元になってるっていうのはよく言われてたので、そこを意識しながら見たんですけど、
めちゃくちゃアンダー・ザ・シルバー・レイクなんですよ。
ハリウッドで何かを目指している人間の話だし、ハリウッドには全てを支配している権力者がいるし、
女の人はそいつらに夢も全て搾取されてるし、みたいな話にはなってて、めちゃくちゃ見たことあるんですよね。
でもそれをちゃんと女の人2人の話として、物語としてちゃんとまとめてます。マルフォ・アンド・ドライブは。
だからそこがすごく楽しめるんですけど、逆にアンダー・ザ・シルバー・レイクの方が前に進んでるなっていう部分。
マルフォ・アンド・ドライブって本当に意味がわからないんで見てて、これってこういうことかなっていう答えが欲しくなっちゃう映画なんですよね。
で、その答えの誘惑は危険なんですよ。その答えの誘惑に乗るってやばいよねっていうことを描いてるのがアンダー・ザ・シルバー・レイクって映画なので。
マルフォ・アンド・ドライブ見て、これってこういう意味だなっていうのを追っかけていった先でアンダー・ザ・シルバー・レイクに叩きつぶされるんですよね。
マルフォ・アンド・ドライブはもう一個メタな泡で包んでるのがアンダー・ザ・シルバー・レイクになってて。
あとすごいこれも大事な視点だと思うんですけど、マルフォ・アンド・ドライブって女の人の話なんですけど、でもそれはハリウッドっていう街にサクシされる女の人たちの話でもあって。
結構女性同士の濃厚なラブシーンとかもある映画になってて、結構エッチな映画なんですよ。これってちょっと見てて気まずいなって思う部分もあって。
だって、サクシされてる女性の話のラブシーンを見るっていうのがなんかちょっと引け目に感じちゃう部分ってあって。
アンダー・ザ・シルバー・レイクはちゃんと権力者の男とその背下にいる女の人だけじゃなくて、その外側にいる何の力もない男の視線っていうものがあることでそこを相対化できてると思ったんですよね。
30:11
マルフォ・アンド・ドライブを。
マルフォ・アンド・ドライブに弱い男性は出てこないんですよ。権力者の男性しか出てこないから。
で、そのマルフォ・アンド・ドライブの中に出てこれないけど何かに憧れてたり、あるいはその女性的な目で見ている良からぬ力を持たない男性像っていう視点が入ることで、
そのマルフォ・アンド・ドライブで描かれてなかったことがアンダー・ザ・シルバー・レイクの中に描かれてるなと思って。
ぜひセットで見ていただきたいですね。本当に。
なるほどな。
なんとなく避けてたんですよ。
わかりますよ。
むずいんだろうなって。避けてたんですわ。
でも聞いてみたらやっぱり見たいなって思いましたね。
アンダー・ザ・シルバー・レイクの補助線もめちゃくちゃいいかもしれないですね。
ぜひ見ていただきたいですし、マルフォ・アンド・ドライブからさらに映画が遡れるんで、
そういう意味でも本当に広がっていく一作かなと思って、ぜひお勧めしたいですね。
という感じです。
じゃあ今日のお便り募集テーマの話に入っていきたいんですけれども、
今日のお便り募集テーマが男友達映画ということで、お便り募集させていただきました。
では5つ目、マリオンさんお願いできますか。
エム・ハラさんからお便りいただいてます。
あげていただいているのが、僕のお日様ですね。
仲間や同僚を友人のカテゴリーに含めるかとか、ポーディーの登場するロッキーシーズンにするかで最後まで悩みましたが、
自分の意味も込めて、2024年の映画、僕のお日様をあげたいです。
この作品に登場する主人公タクヤの男友達コウセイくん、とにかくめっちゃいいやつ。
タクヤが失敗すればさりげなくフォローを入れたり、新しい輝きを見つけたならば、
それをそっと後押しする姿は良い意味で男らしい優しさを体現しています。
僕のお日様はとにかく美しい映像で素晴らしい劇の映画ですが、
コウセイくんの存在だけでも一見の価値があると個人的には思います。
皆様のご意見楽しみにしています。
ありがとうございます。
新作が来ましたね。
そうですね。
僕は見てないんですけど。
いいんですよ、コウセイくん。
そもそも僕のお日様の主人公タクヤって、
男性社会の中では少しその場に混ざれないような男の子として描かれていて、
明確に野球というスポーツの中であまり自分がその中に入れないような感覚を持っていたりとか、
33:06
舞台がそれこそ北海道なので、アイスホッケーを冬になるとやるんですけど、
そのアイスホッケーでもあまり動きたくない、パキパキ動けないような主人公なので、
ゴールキーパーというか常に球を当てられる存在みたいな感じになっちゃってるんですよね。
で、その友達がコウセイ、本当に唯一の男友達がコウセイくんっていう感じのキャラクターなんですけど、
とにかくずっとタクヤのことを話さないというか、タクヤのことを見放さないんですよね。
それこそタクヤがその後フィギュアスケートっていうのに憧れて、
フィギュアスケートの世界にだんだん入っていっても、
全然その遠くにいた友達のことを休み時間になったらどうなの?みたいな感じで聞きに来てくれるっていう。
コウセイくんがね、タクヤのアイスダンスの練習というか踊ってるのを見て、
まんべんな笑みで拍手してくれるじゃないですか。
そうなんすよ。
めちゃくちゃいい子やんっていうか。
そこに作為がなさそうなのがまたいいんすよね、あの子ね。
本当に太陽みたいな子だなって思いますね、本当に。
黄色いジャンパーが印象的な男の子でもあるんで、ちょっとそこも重なってるのかもしれないですけど。
確かにそんなにシーンとしてコウセイくんのシーンあるわけじゃないんですけど、
出てくるシーン必ず持ってきますよね。
おっしゃるとおり。
本当に迷惑薬っていう感じの。
コウセイくんいい友達だよな彼はって思いましたね。
そうなんすよ。だからこの映画、ラストちょっとタクヤがそこの男性社会から離れられる場所に行くのかと思いきや、
だんだんそこに結局帰っていくというか、生きて帰りし物語的な感じになっていくんですけど、
コウセイくんいるからタクヤ大丈夫そうだなってちょっと思えるというか。
その後もコウセイくんとタクヤっていう関係性があるから、
多分タクヤはギリ男性社会の中で外れずに生きてるっていうのが見てると思うので、
確かに男友達ってそういう面でも大事な側面はあるのかなっていうか、
コミュニティに戻れなくても1対1で関係性を持てる瞬間みたいなのに救われるってことは確かに自分もあったなっていうのは記憶遡ると思うので、
そういうのもちょっと見てて思い出したりはしました。
そうですね。社会では無理でも1対1っていう関係性のフィルターを経て、
その社会とは繋がれるみたいなことはありますからね。
なるほどな。いいですね。
はい、では杉、美味しさをお願いできますか。
フリッパーさんからいただきました。映画タイトルがフジミラバーズですね。
36:04
店長の皆さんこんにちは。すっかり涼しくなりましたね。
さて、男友達映画ですが松井大吾監督のフジミラバーズです。
あんまり見られていない作品みたいなので誰も知らなかったらすいません。
私は男同士の友情ではなく、成立するしないが永遠の存在なる男女間の友情として、それが少し描かれている作品を選びました。
三上愛さん。演じる主人公ヒロインの男友達田中です。
絶対田中は三上さんのことを好きだと思うんだけど下心は少しも出さず、最初から最後まで三上さんの御見守り、ゆるくもブレることなく励まします。
その姿に私的にはグッときました。
作品としては話の設定が面白いなって思っていました。
あらすじにもありますが両方になると消えるが肝なんだけどそういうことかってなりました。
ネタバレは少々何でもあり感あるけど、この映画に関してはその設定は単なる舞台装置かと思うのでその辺の許さは全然許せます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
見てます?
僕見てますよ。
これも今年の映画ですね。
なるほどなーって思ったのは、でっきり男友達映画っていうことでいろいろ解釈できると思うんですけど、
なんとなくやっぱり男の子同士の友達の話を送るのかなって思ってたんですけど、
主人公は女の子で、それの友達っていう男友達。
そっちで来るのかっていうのはすごい面白いなって思ったよりとして。
確かに田中っていう友達が出てくるんですけど、僕は主人公が好きなのかは本当にシンプルに友情かなって確かに思ってたんですけど、
本当に彼女が落ち込んだときでも寄り添ってくれるというか、ただそこにいてくれるみたいな感じの距離感のやつっていうのがあって、
彼の存在があるから彼女は気づくことがあって、それで物語がこういうことだったのかみたいになっていくっていうのが。
確かにこの物語の中ですごい重要なキャラクターだよなっていうのはありますよね、田中っていうのは。
むしろ男女の恋愛ものっていう認識だったんで、その切り口で本作が上がってくるかっていうのはちょっと意外でしたね。
そうですね。
そういう切り口を変えてお便りいただけるのも面白いですね。
そうですね。
なるほどなぁと思いますね。
はい、では我々から作品をあげていこうかと思うんですけども、ではマリオンさんいかがでしょうか。
僕はやっぱり今回のテーマ作品はフレルなので、男の子同士の友達の話みたいなやつで何かないかなと思って、何にしようかなって思ったんですけど、
39:08
僕は今回はワールドエンド、酔っ払いが世界を救うをあげようかなと思ってます。
これご覧になったことありますかね。
見てないんですよね。
エドガー・ライトのやつでしたっけ?
そうです。エドガー・ライトのやつです。
エドガー・ライトでサイモンペックとニック・フロスト。
コルネット三部作って言われてるやつですけど、ショーム・ザ・デッド、ホットファズ、そしてワールドエンドみたいな。
その3人トリオでの作品みたいな。3本目って感じですけど。
主人公、友達5人組の話なんですけど、男5人組の友情の話で、昔彼らが住んでた地元のパブが12軒あるんですけど、
そのパブ12軒で1杯ずつビールを飲むっていう、パブクロールっていうのをやろうとしたんですけど、途中で出なかったんですね。失敗しちゃって。
最後に達成できなかったという思い出があるんですけど。
それから時は経ち、それぞれみんな仕事や家庭を持って、一人前というか普通に人生を歩んでるんですけど、
そんな時にサイモンペック演じる男が、「おいみんな!久しぶりに集まってパブクロールしようぜ!」って言ってくるんですよ。
あの時できなかったことをもう一回やろうぜ!って言ってくるんですよ。
サイモンペックがね、本当にね、しょうもないことになってきますかね。
いまだにお前あの時のままかっていうふうにやってくるんですよ。
みんなスーツとか、いわゆるおっさんみたいな格好してるわけですよ。
こいつはまだ黒いロングコート買って中二病みたいな感じになってるぞみたいな。
入り立ちで現れて、半ば強引な感じでみんなで地元連れて帰って、パブクロールするよみたいな。
もう一回やるぞ!できなかったことやるぞ!って言ってやるっていう話になってて。
地元に戻って始めるんですけど、久しぶりに地元に戻ったはいいものも、なんか地元の雰囲気おかしいんですよ。
よくあるじゃないですか、昔地元離れて久しぶりに帰ったら雰囲気ちょっと違ったかなーみたいな。
変わったなーみたいな気持ちになるみたいなのあるじゃないですか。
本当になんか雰囲気違うんですよ。
だって言ったらなんか、あれ?村人?地元のみんな別のロボットかなんかにすり替わられてるんだけど?みたいになってて。
は?ってなって、じゃあどうするの?っていうか、地元のみんな何者かに入れ替わってて。
こいつらとは戦う羽目になるっていう話になるんですけど。
だいぶぶっ飛んだ話ですよね。
友達映画としては悪友5人組っていうか、その感情がすごくいいなっていうのも、男の友情感あるよなっていうのもあるのと、
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いまだに過去を引きずってる男の話として、サイモンペックがそういう役をやってるんですけど、
こいつがどうなるのかっていう話がすごい面白いというか、その間見たこともない着地をして終わるんですよ。
ネタバレなので言いませんけど、
普通だったら、サイモンペック演じるいまだに中学校高校時代のことを引きずってるような40歳中年男が成長するみたいな話になると思うんじゃないですか。
別に成長しないんですよ。
しないまま、まじで世界が本当に終わっちゃうみたいな感じになっちゃうわけですけどっていう。
すんげえ終わり方をするっていう話になってて。
それはそれである意味、一個真理だなと思った。
そういうの抱えたまま大人になってもいいじゃないみたいな。
でもそういったものを全くゼロにはできないよねって思ったんですよね。
もちろんどこまで過去引きずられても困るってのはありますけど、1ミリも全部手放すみたいなことってやっぱりできなくて、
やっぱり積み重なったものが今の人生に残ってるよねみたいなのはあるわけで。
そういった意味でも、どこが残ったまま変わったりしないっていうのは、それは一個そうだよねって思ったっていうのがあって。
その終わり方というか、その着地っていうのはすごい、これのどこがハッピーエンドなんだみたいな感じになるんですけど。
僕はすごくいいなと思って。
そういったものが残って、それでも進み続けるものかなっていうのがあるので。
そういった意味でもすごく面白い映画なんじゃないかなっていうので、今回は上げさせてもらいました。
これってあれですかね、前田さんが自分の大人になれなさを直視してめっちゃ喰らったって言ってた映画ですかね?
そうでしたっけ?
オープニングでそういう話をしたことがあった気がして。
本当に大人になれない男が大人になれないまま終わるので、ある意味バッドエンドじゃん、バッドエンドだよねみたいなところはあって、やっぱ喰らっちゃう部分はあるんですよね。
確かに。まったくハッピーエンドじゃないので、これはどこがやねんって感じで終わっちゃうので、えーってなっちゃうんですけど、逆にそこで軽々しく成長しましたって言われるのもなんか違うなみたいな。
そういったのが残ってる?でもやっぱあるよな、でも辛いけどなっていう。あるどんだけピターやねんって感じなんですけど、そういうことかなと思いますね。喰らってたっていうのはおそらくですけど。
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すごい良いというか、この子供の時の物語を続けるために大人の世界が終わるっていうのは結構、ウラジュブナイルみたいな感じやなって聞いてて。
そうですね、本当に終わるので、ネタバレなんじゃないんですけど、終わるんです。本当にワールドエンドです。
あとはあれですね、サイモペグとニコニコストの2人は男友達Aが多いですよね。
本当にそれはそうですね。シンプルにそういうグダグダとした男友達感がいいよねっていう意味では、宇宙人ボールとかでいいんですけど、それをマジでピターにするとワールドエンドになるっていう。
今回のフレルにもツールとかないですか?
ありますよ。
ちょっと思ったので、ちょっと恒例を挙げようかなと思いました。
あれですよね、フレルがずっとそのままだったら、そうなるみたいな感じじゃないですか。
確かに確かに。
ネタバレになるので、あんまりフレルのネタバレになっちゃってあんまり言えないですけど、この辺の話はちょっと本編で。
じゃあ大石さんいいですか。
僕はもう先ほどの宣言通りハッピーエンドなんですけど、ユータとコウっていう2人の主人公で、幼馴染で親友っていう、この2人が高校生で物語の主人公になるんですけど、
コウの側が在日の韓国系日本人というか、日系韓国人の方なんですよ。
ゆえにその世界線だとちょっと社会的にだんだん抑圧され始めてるというか、ヘイトスピーチみたいなものがだんだん出て、そこに怒りを持ってるっていう役なんですね。
彼は徐々にその理不尽とか社会の理不尽みたいなものでもっていう形で表現をしていくんですよ。
そもそも2人っていうのはずっと音楽ユニットを組んでいて、2人で音楽を作っていくっていうのが冒頭示されるんですけど、ユータはずっとそのコウと一緒に音楽を作っていれるって信じていたんですね。
だけどコウの方はどんどんそういう社会というか政治活動の方にのめり込んでいってしまって、ユータが取り残されていくっていう話にもなっていくんですよ。
ただなんかこの物語振り返ってみると、コウはある種その自分なりの表現方法として言葉だったりとか、でもっていうもので表現をしていく形になるんですけど、
実はこの映画、ユータはユータで結構しっかりその社会に対するアンチテーゼっていうのを表現してるんですよね。それは非言語的なやり方で。
例えば一番最初にちょっとさらっと言いましたけど、校長先生に問わるアーティスティックないたずらを仕掛けるんですけど、それを思いついたのもユータだし、
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あるいはずっと音楽っていうのを彼はやっていて、さっき言ったようにこの世界だとEDM系の音楽とかクラブ系の音楽っていうのは基本的にはあまり良いものとされていない社会なんですけど、
それでもクラブミュージックを続けていくっていうのはある種のアンチテーゼじゃないですか、アナロギーというか。
だから実は2人とも同じような理不尽とかを理不尽とかに対してどうそれを表現するかっていう表現方法が違っていくだけなんだけど、
それによって2人の道みたいなものがだんだんずれていってしまうっていう、そのちょっと切なさみたいなもの。
この作品は本当に絶妙なバランスで描いていて、コミュニティが違ったり、あるいは表現したいことが違っていくことによって、
友達だった人たち、すごく心まで通じ合ってる人たちが離れていく。
だけど、離れていくんだけども、実はすごい遠くの方ではもしかしたら交わる可能性を持つみたいな、そういうのってすぐ男友達っぽいなっていうのを見てて思って。
なので、それって言葉に出さない表現の仕方というか表現方法が異なるっていうのは、ある意味フレルにもちょっと通じるところもあるなっていうのもすごく思ったので、
言葉じゃないコミュニケーションというか、そういう意味でもすごい通じる作品だなと思って、今回ハッピーエンドを選びました。
そういう話なんですね。
ポリティカルなところが多分結構取り上げられやすい作品かなって思うんですけど、僕どっちかってそっちのほうがメインだな、この作品のとは思ってて。
なんかその、ある意味元友を思い出すような切なさというか、でも最後の最後の本当ラストシーンマジで大好きなんですけど、なんかあのラストシーンはすごいその繋がりみたいなもの、
でもその時繋がっていたものみたいなのをすごいこう、この映画に記録として残しましたぐらいの、すごい良い瞬間でこの映画終わるんですよ。
なんかそれも含めて、男友達とは何なのかっていうのをすごい考えさせられる良い題材になる映画だったなと思って。
そうですね、なんでやっぱ男友達映画として僕このハッピーエンドはすごい好きっていう感じですね。
なるほど。話題作でもありますしね。ちょっと気になりますね。
はい、じゃあ僕行かせていただきます。
このテーマ考える時の会議でお二人から佐々木インマイマインのタイトルが出たから、あ、取られると思って違うのを探したんですけど。
別にそのままで良かったのに。
そのままで良かったんですね。
佐々木インマイマインあげたかったんですけど、今回ちょっと別で探しました。
佐々木インマイマインも是非見ていただきたい映画なんですけどね。
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僕が今回あげたいのが、ジョン・ワッツ監督のコップカーっていう映画ですね。2015年ぐらいだったかと思うんですけども。
男の子2人が山というか林みたいなところで遊んでる時にパトカーを見つけるって、パトカーを盗むっていう話なんですけど。
ただそのパトカーに乗ってたのが、悪徳警官のケビンベーコンなんですよ。
っていう話なんですけど、これがむちゃくちゃ良くって。
ケビンベーコンね、むちゃくちゃ悪いんですよ本当に。
むっちゃ悪いんですけど、同時に大したことない大人でもあって。
なんかすごい長前とした悪とかじゃなくて、セコいんですよね。セコくて悪いっていう大人なんですけど。
子供にとってそれでも十二分に脅威なんですよ。
むしろありふれてるからこそリアルな恐怖なんですよね。
謎の世界に迷い込んだ先の悪の魔王をやっつけるとかじゃなくて、そこら辺の悪徳警官と対決することになるっていうその必近さ。
でもそれがむちゃくちゃ恐ろしいっていうのが、この少年二人の物語としてすごい良くって。
現実の生々しい、必近な大人の暴力と対峙して、そうすることで必然的に大人にならざるを得なくなるっていう、成長しないといけなくなる話なんですよね。
それは強さを身につけることでもあるんですけど、同時にイノセンスを消失することでもあるんですね。
まだそうならなくてよかったはずなのに、嫌が王にも成長せざるを得なくなってしまうっていう、すごい残酷な話でもあるんですけど。
そこにすごいエモーションが詰まってる映画で、本当にむちゃくちゃすごい良い映画なんですけど。
この現実感のある嫌な大人の悪と対峙して子供が成長するっていうのが、このジョン・ワッツ監督の次回作のスパイダーマンホームカミングにちょっと繋がっていってるなと思ってて。
ジョン・ワッツ監督ね、敵こういうのが多いんですよね。生っぽい大人の悪が多くて。
そんなになんかめちゃくちゃ強大な悪とかじゃない感じはありますね。
だからこそ怖いって感じはすげーわかります。
隣にいるんだっていう感じの悪なんで、でもそれは命の危険を伴うようなものでもあるっていう。
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でもそれを経て少年が成長する。成長せざるを得なくなるっていうのが、すごいドラマとしていいなと思ってるって感じですね。
これを見つけるの結構頑張りました。
見つけたってなりました、本当に。
なるほど。
じゃああれですね、僕らが佐々木インマイマインってあえて名前あげておいたの良かったってことですね。
そうですね、ちょうど負荷がかかりました。
だいたい企画会議でこういうのとかこういうのとかって言ってるやつ選びにくくなりますからね。
そうなんですよね。
あんまり言わないほうがいいですね。
言わないほうがいいのはありますね。
あれとかあれとかぐらいで濁しておいて当日ちゃんと球を出すのがいいかもしれないですね。
思ってる以上に牽制になってしまうので、今反省してます。
いやでもさすがになんというか、ここでスタンドバイミーあげへんなみたいなことあるじゃないですか。
そうなんですよ。結構これ毎回そうなんですよね。
なんかやっぱこう我々ひねりたいなっていうのと、あと僕とかは特に一応お題映画とかぶせたいなみたいなのをよくやっちゃうので、
そういうしがらみから離れてこれだって言ってもいいよなっていう感じですよね、本当はね。
あとちゃんと好きなのあげたいですね。
それは思います。
スタンドバイミーはいい映画ですけど、スタンドバイミーより好きな映画はあるから、そっちあげたいなってなるっていうね。
じゃあそんな感じでお便り募集テーマの方終わっとこうかなと思います。
では今日のテーマトーク入っていきたいと思います。
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