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  2. 第220回(2) お待たせしました..
2025-07-12 1:14:28

第220回(2) お待たせしました!2025年上半期ベスト5

2025年映画上半期ベストの話をしました。 リスナーさんからいただいたお便りのご紹介と、各メンバーのベスト5発表をしています。 ■メンバー ・山口 https://creators.spotify.com/pod/show/chottoeibana ・マリオン https://x.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://x.com/pteryx_joe ■映画の話したすぎるBAR 日時:2025年8月2日(土) 詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar 場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com ■お便り https://virtualeigabar.com/contact ■SNSアカウント X(Twitter):https://twitter.com/virtualeigabar Instagram:https://www.instagram.com/eiga_shitasugi ■番組グッズ販売 https://suzuri.jp/virtualeigabar

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サマリー

2025年上半期のベスト作品に関する議論が行われ、特に「ルノワール」と「アノーラ」についての意見交換が注目されています。また、ジブリ作品「海が聞こえる」の全国劇場公開への期待についても触れられています。2025年上半期の映画ベストとして『国宝』や『無名の人生』などが挙げられ、多くの映画に対する感想や評価が共有されています。映画の魅力や印象についてのディスカッションが進められ、それぞれの作品の独自性が強調されています。今回のエピソードでは、2025年上半期の映画ベスト5が紹介され、ウィキッドやアプレンティスといった映画についての感想や解説が行われ、高評価の理由が語られています。プレデターシリーズに関する期待やその魅力についての議論も展開されています。2025年上半期の映画ベスト5を振り返り、特にウィキッドやカップルズ、無名の人生、ベイビーガールズなどの作品における深いメッセージや社会的なテーマが考察されています。映画を通じて表現される友情や個人の生きる意味についての考えが刺激的に描かれています。このエピソードでは、2025年上半期の映画ベスト5が発表され、特に『ベイビーガール』が評価されています。この作品は、社会と個人の矛盾を描き、その緊張感の中で視聴者に強い感情を呼び起こしています。また、2025年上半期の映画ベスト5について、それぞれの作品に対する感想や分析が共有され、特に『ミシングチャイルドビデオテープ』や『セプテンバーファイブ』について、映画が持つテーマやメッセージについて深く掘り下げられています。

2025年上半期のベスト作品
今回のテーマは、2025年上半期ベストです。
はい、では例によって、毎年上半期はベスト5だけ発表する形をとってはいたんで
今回もベスト5を我々から発表させていただくっていう形でいきたいと思うんですけど
まずお便りの紹介からじゃあ行きたいかなと思います。はい、では1通目マリオンさんお願いします。
はい、ヤングカピバラさんからです。 店長メンバーの皆様こんにちは。いつも楽しく配置をしております。
今年の映画界は豊作でとても激戦に感じています。 私は2025年上半期ベスト作品として
ルノワールを挙げさせていただきます。これからも映画、そして映画の話しすぎるラジオのファンであり続けます。
はい、ありがとうございます。 ありがとうございます。 今年は名古屋でお会いできたりと。
今年なんですか、あれは。 そうなんですよね。
そうだ、あれまだ今年の出来事。 半年前ですけど、名古屋のBARでご挨拶させていただきまして
はい、で作品がルノワールってことで、すいませんちょっと見てないですね。 そうなんですよね。
僕は見たんですけど、申し訳ないんですけど僕全然合わなかったんですよ。 あらあら、そうなんですね。
すごいベストに挙げていただいてて申し訳ないですけど、全然合わなかったっていう映画だったんですけど。
いやー、ちょっとこればっかりは、まあそうですね、まあ
そもそもちょっと僕あんまり監督さんとちょっと相性が良くないというか、 綾川智恵監督の作品、プラン75も、あんまり好きじゃなかったんで、
でもなんかすごいテーマ的にすごく自分、なんかすごく良さそうって思って見に行ってみたんですけど、
なんか全然合わないぞみたいな、っていう風にはちょっとなってしまったなっていうのがちょっと正直な感想ですかね。
なんかやりたいことはわかるけど別に溶け合ってないってすごい思っちゃったっていうか、ありますね。
なるほど。 いやでもこれ、褒めてる人もたくさんいるんで、あのベストに上がるっていうのも、それはよくわかる。
作品では間違いなくあるんで、あの僕はちょっとごめんなさいだったんですけど、質問入ってる感じだったんですけど。
すいません、あの見てなくて申し訳ないです。
いやちょっとこれも、ちょっとなかなか今から見るの難しいかもしれないんですけど、ちょっとぜひ見ていただいて、ちょっと感想聞きたいなって思いました。
僕の違和感は僕だけだったのか、他の人が見たらいやそうでもないようなのかは、ちょっとまぁこれも語りがいがまぁあるかもなぁという感じがするんで。
はい。いやーあの、マリオンさんがそうおっしゃるってことは多分僕も違和感感じるような気がするんですよね。
いやまぁ、いや行けるんちゃうかなぁと思うんですけどね、他の方はみたいな。でもするんだよなぁ。
あとちょっとね、この同じ年にというか、あのルノワールって作品なんですけど、もう諸にこれを目指してますっていう映画があって。
ああ、はい。
そうまいしんじのお引越しなんですよ。
はいはいはいはいはい。
で、実は僕今年に入ってお引越し見てたのもあって、余計にちょっと、なんというかな、すごい頭の中でだけで作った感じがすごいしたっていう。
確か今年4Kレストアで劇場公開されて、今年だったら去年かな。年末とかにされてましたよね。
去年とかっつったかな。やってて、でそれこそ松山に行った時に見に行ったんですよ。ちょうどやってて。
そこで、それこそグッドウォッチメンズのだいちゃんさんと一緒に見に行ったんですけど、やっぱその時見た時お引越しすごかったんですよね。
なんかなんじゃこりゃみたいな。映画ではあったんですけど。
やっぱりなんかそこに、もちろん作り物なんだけど、子供の、なんというか、子供の視点っていうのがちゃんとあるなーって。
そこの動きとかが聞き取られてるなーって思ってたんですけど。
まあロノワールもされて生きてはいると思うんですけど、なんか違う気がするなーって思っちゃったっていう場合がありますね。
なるほど。ここまでにしときましょうか。
そうですね。僕の文句ばっかりになってしまって申し訳ない。
そうですね。内容が全く、僕らが喋れないからね。
ジブリ作品への期待
そうですね。いや、ロノワールいい作品になるのは間違いないです。
はい、では次のお便り大石さんお願いします。
はい、グッドウォッチメンズだいちゃんさんからいただきました。
いつも楽しく聞いております。グッドウォッチメンズのだいちゃんです。
上半期はコラボ会や映画ポッドキャストの未来を語る会合などで大変お世話になりました。
今年は地震の環境の変化と旧作リバイバルの充実のおかげで新作映画を劇場で見られてはいないのですが、
収録にも参加したアノーラをベストにあげたいです。
皆さんとじっくりお話しすることで、コメディテイストでありながらも奥行きのある作品だと再認識できました。
たまに聞き返すのですが、ゲストのくせに全体のバランスを取ろうと中立な立場を維持しようとしている自分の態度を反省させられています。
いやいや、そんなことは。
あらゆる危うさをはらみながらも、それでもこの映画が好きだと言えるパワーをみなぎる映画でした。
それでは皆さんの神ハンキーベストについてのお話を楽しみにしております。
タノコトです。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
アノーラ界に関してはですね、僕むしろ大ちゃんさんが中立の立場を取ろうとしてるなと思ったんで、
逆に僕、体重を片っぽにグイッてかけて喋らせていただくことができました。
大ちゃんさんがいてくれたおかげで。
そうですよね。
あ、偏ってもいいやってグイッて言ったんで、あの時は。
そうですね、てか、ある意味ゲストにそこの舵取らせんなよみたいなことがあるんですけど。
それは僕らの責任なんですけど、どっちかっていうと。
反省しなきゃいけないのは我々だなって思ってたんですけど、マジで置いてけぼりで自分の側のことを喋っていたと思っていて、本当にちょっと反省してたんですけど。
ゲストを迎えるホストの態度ではなかったと思いますね。
なかったですよね。
バランスを取る視点の役割をしていただいたなっていう。
本当にありがとうございましたっていう。
そういうよりもナイスプレイでした、本当に。
むしろ本当に収録の時も言いましたけど、大ちゃんさんがいてくれたおかげで技術的なことの深掘りもできましたし。
そうですね。
やっぱりこう、3人の中で喋ってる時だと出し切れないリーチみたいなのもあるんで、それは。
バランスを測りながらというか、3人のバランスで喋ってるんで、4人でやった時絶対重心って変わるので、その重心が変わった状態で話できたかなっていうのもやったんで、楽しくお話できたかなと思っております。
じゃあ次行きましょうか。
うめこさんからいただきました。
初めてのお便り失礼します。
神ハンキーベストということで少しテーマとずれてしまうかもしれないのですが、ジブリ作品より海が聞こえるをあげさせていただきます。
これは30年前にテレビ作品として制作されたものが、2025年の夏に念願の全国劇場公開となりました。
もともと好きな作品でしたが、30年越しに舞台である高知の夏を感じることができ、とても感動しました。
今は願っても感じることのできない温度感、湿度も魅力の一つだと思います。
昔はジブリの隠れた名作と言われていましたが、少しずつ知れ渡っていっていてとても嬉しく思います。
この作品はジブリの当時の若手集団によって制作されたのですが、宮崎駿がこれはジブリではないとなってしまい、その対抗馬として耳を澄ませ馬を作ったそうです。
あの有名作が誕生する一つのきっかけになったのも感慨深いなと思います。
長文になってしまったのでこの辺で指定します。
皆さんのおかげで大学やバイトに行くまでの憂鬱な時間の気を紛らわすことができています。
夏の暑さに気をつけてお過ごしください。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
いやー実は海が聞こえる僕も今回劇場を行って見てきてはいたんですよね。
うんうん。
あ、そうなんですね。
はい。あのお便りいただいてたんでここで触れようと思って置いといたんですけど、いや僕もね大好きなんですよこれ。
あ、そうなんですね。
これ見たことないんだよな。
そうそう気になってはいるんですけどね確かに。
いやーもう宮崎駿作品のジブリをイメージすると考えられないぐらいウジウジウジウジした作品なんですけど、
いやでも発足がほんと素晴らしくて、まず背景とかが素晴らしいなと思うんですけど、
1990年代初頭の高知と東京を当時のジブリの背景美術によって描かれてるんですけど、
あのバブルの匂いがするあの頃の東京を見事に描き出してるなと思って、ちょっとその背景見てるだけでワクワクしちゃうんですよね。
前も一回オープニングで喋ったことあったかもしれないですけど、僕海が聞こえるの話。
まず主人公2人が素晴らしくて、声があの富田信さんと関俊彦さんなんですけど、
はいはいはい。
もう最高なんですよね。
主人公とその相方みたいなめちゃめちゃ仲の良い男2人がメインなんですけど、その仲の良い男の方が関俊彦さんが声をやってるんですけど、
その2人が初めて会うのが体育館の全校集会の中で修学旅行がなくなるっていうのに対して、2人だけ抗議をして手を挙げるっていうシーンがあるんですけど、
主人公がちょっと勇気を出していいやって手を挙げて、その中であれもう一人手を挙げてるみたいなのでこううっすらと目を開けて向こうを見ると、
この全校集会の人と人の間からその相手の男の姿が見えてくるんですけど、これはね男前なんですよ。
男前。
なんか透き通るような男前でここでねゾクゾクするんですよね。
なるほどなるほど。
あとはそのヒロインが出てくるんですけどリカコっていうでこのキャラがね癖があるんですよ。
他のジブリ作品から比較したらもう考えられないぐらい理想化されていないわがままだし跳ね返りでコントロールしにくい理想化されてない女の子なんですよね。
本当にずっとわがまま言ってるし主人公それに振り回されるんですけどそこがいいんですよ。
もうそのなんていうか気持ちとか行動に対してリターンを返してくれるから恋愛ってするわけじゃないじゃないですか。
そうですね。
いやこの見合っているとか思いを返してくれるから好きになるとかじゃないよねっていうこの恋愛の厄介さがフィルムの中に閉じ込められてるなと思って、
こういう話大好きなんですよね。
確かにな宮崎駿は書かなさそうだな。
すげー見てその話聞いてるだにして面白い。
多分ね若かったらリカコのことを受け入れるのは難しいと思うんですよ。何でこいつってなるかもしれないですけど年取った今となっては、
いやでもこれが恋だよなって思うんですよ。
見たいな。
いや僕は本当に本作大好きです。
いいタイミングなんで劇場で見ていただくのもいいと思うんですけど、いやでも僕初日行きましたけど席取れなかったですからね。
そうですか。
やっぱすごい見たい人が多いってことですよね。
よかったら見てください。テーマにしてもいいぐらい味のする作品だと僕は思います。
これも今後のテーマにしたい作品の中にストックしときましょう。
はいでは次のお便りマリオンさんお願いします。
個別の映画批評
タウルさんからいただいてます。こんにちはタウルです。
私の2025年上半期ベスト1はアランギロディ監督のミゼリコルディアです。
アランギロディの作品を見るのはこれが初でしたが、面白くて今回の特集上映の他2本、
湖の見知らぬ男、ノーバディーズヒーローも見ました。
映画の常識から解放されていくそんな魅力がある3本でした。
ミゼリコルディアはアート的な作品ではなく、ある事件を中心にしたドラマがちゃんとあるのですが、
ぬるっと映画のクリシェを交わしていって、何についての映画なのかわからなくなる面白さでした。
どんな描き方だっていいだろう、どんな欲望があってもいいだろうと言っているようで、
映画の見方がリセットされていく、そんな体験をした作品です。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ミゼリコルディア見てるのはマリオンさんだけですかね?
そうですね。何なら一緒に見ましたね、タウルさんと。
ああ、そうか。
なるほど。
同じタイミングでタウルさんと、あとヨウコさんとも一緒に見ました。
なるほど。
何だったんだろうね、っていう間奏線をその後に重曹の居酒屋でやりました。
ああ、豊かな時間だ。
いいですね。
何だったんだ、みたいな。どういうことだったんだ、みたいな。
っていう感じで、本当にこんな映画見たことないっていう映画なので、ミゼリコルディアは本当に。
お便りにも書いてある通り、本当にある事件を中心にしたドラマっていうのが全然わかりやすく描かれてるんですけど、
それがでも全然見たことないものにどんどん向かっていくというか、
ええ?みたいなことにどんどんなっていったりとかするので、
いやこれも本当すごい、確かにこれも今年を代表する一本だなっていう風に思いますね。
これ見たかったんですよ。
いやー、なかなか機会はないんですよね。
東京だと7月19日からまたやるらしいんで。
ああ、そうなんですね。
ちょっともう1回チャレンジしてみようかなと思ってます、これに関しては。
いやー、ちょっと本当にアランギロディのこの今回の特集上映の3本、マジでオススメですって。
こんな映画見たことないってなるんで、ぜひぜひオススメしたいですね。
僕はもう特に湖の見知らぬ男が大好きですけど。
なるほど。
大石さんのリハビリにいいかもしれないですね。
確かに。見たことない映画が見れると言われたらさすがに見に行かなきゃいけないなって感じがするので。
いやもう強烈だと思います。
ちょっと見たいなと思ってます。
国宝の評価
はい、では次のお便り大石さんお願いします。
はい、フリッパーさんからいただきました。
店長メンバーの皆様お疲れ様です、フリッパーです。
私の神ハンケベストは国宝です。壮大な大画ドラマでした。
日本映画でこの種の大作を映画館でってのは私は初めてでした。
当番組ではそれほど熱量がなかった印象だったかと思いますが、私は良かったです。
原作が800ページ超えを前後編とかせず、商業作品として時間内に何を描くか。
番組でも語られていた通り、描かれていない部分が多いなっていうのは私も感じていましたが、そこをマイナスとは捉えなかったです。
私は当作品の方向性で大満足だし、歌舞伎シーン全部本人がやってるのってある意味トム・クルーズのアクションに肩を並べてるのかとも思いましたよ。
映画館で観ておいて本当に良かったです。
昨日より少し暑くなった夏、お体お気を付けください。とのことです。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
国宝は間違いなく今年を代表する一作ですね。
もう製氷的にもそうだし、工業収入的にも。
なんか、やっぱり普段映画見ないような人からも国宝ってどうですかって聞かれるんですよね。
そんぐらいなんで、みんな見たがってるっていうか、話題にしてるみたいな映画だったなっていうので、
そういう子がもうなかなか珍しいというか、という感じがしますよね。
いや、滅多にないですよ。しかもこのタイプの映画が。
そうですよね。
確かに久しぶりな大作がしっかり流行ってるって感じがしますよね。
はい。
我々的にもむしろ熱量あったかもしれないなって逆に。
そうなんですよね。
とも思うんですけど、語りかえはありましたし、
この番組の構造的な部分なんですけど、
1時間も1つの映画の話してると、どうしても自分にとって足りなかった部分にフォーカスして語らざるを得ないっていうのもあって、
国宝の話、オープニングだけで話してたら傑作ですって言って終わってたと思うんですよね。
そっから先を喋ると、どうしても自分にとってこれが足りないとかってなっちゃうフェーズに入っちゃうんですよね、話の流れが。
そうですよね。番組の構造的な部分もあるかなっていうのもありますよ。
逆にいい映画って語ることないんですよね。
あの、ウィキッドの時にすげえそれ思ったんですけど。
いいよねーって。
そう。
いいよねーって。
好きかなさすぎてウィキッド。
ひたすらいいよねって言ってた話。
そうそうそうそう。
あれはあれで僕は楽しかったです。
なんていうか、そこがなんかやっぱこの番組の特性でもあるし、
なんか話してるうちに、映画見てるだけでは至らなかったところに行き着けるのが良さでもあるので、
多分本当に広報の回は結構それに行き着いた回というか、
対策の大きな、なんていうかな、その大枠とか枠にとらわれずに、
結局そこで描いてることって何だったっけっていうことを掘り下げていくと、
自分とってそれが飲み込めるのかどうなのかって話になってくっていうところから話せたので、
割とあそこまで本気にさせる映画っていう意味では、やっぱ楽しんでたのかなとは思いますね。
そうです。
むしろ一番この番組的には好きなタイプなんですね。
そうそうそう。
やるぞーって気持ちになれるタイプの作品だったんでね。
未来の映画への期待
はい、では次のお便り。
じんじんさんから頂きました。
もう上半期なんですね。早すぎる。ずっと敵だと思っていたのに、ここに来て出会ってしまいました。告報。
吉澤亮と横浜流星の素晴らしさが絶賛されているのは納得ですが、
田中みんさんが実に素晴らしい。
著作のすべてが女より女で、白塗りの下の深く刻まれたシワまでが美しい。
今も日本舞踊のお稽古を続けていることに、自らの怠惰な生活を反省しています。
幼き日の特事役の下川強平くんにも注目してほしいですと。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
田中みんの話全然しなかったですね、我々。
ちょっとしたか。そんなに掘り下げてなかったですけど。
そんなには掘り下げてないですね。確かに存在感やばかったですよね。
完全にその域に達した人にしか見えないっていう、あれやっぱすごいですよね。
僕見てる時に、これ伝わるか分かんないですけど、バガボンド出てくる野球積集祭で、
野球系の一番強い長老みたいな健師がいるんですけど、
寝てる時の田中みん、そいつ見てたなって思いながら見てました。
たまに映画で田中みんさんとマロ赤汁さんが出てきた時、全部持っていくなっていう。
確かに。マロ赤汁さんもそうですよね。
確かに。確かに。
達人オーラで全部塗り替えていくなっていうのはね、よく思うんですけど。
はい、じゃあ次のお便りマニオンさんお願いします。
はい、エムハラさんからいただいてます。
上半期のベストはサブスタンスです。モンストロエリザスの儚さが突き刺さりました。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
サブスタンスは語りづらかったですね。
僕ら血浴びてる側ですからね。
そうなんですよね。
何語ってもてめえなんなんだよってなっちゃう。
そう、知ったふりして喋ってると痛い目見るタイプの映画ではあるので、
いやでもめちゃくちゃやっぱ今年一番のインパクトであることは間違いなかったっていうか、
とんでもねえ映画だったので。
いい映画だと思います本当に。
俗は草も含めて愛すべき映画だなとは思ってますけど。
愛すべき対象と怒りみたいなものが両方こう同時に存在し得るんだ映画っていうか同時に表現できるんだっていう。
映画産業というものの愛も表現するし、それによる呪いみたいなものも表現するしみたいな。
なんかそういうのが共存してる映画なんで、やっぱなんか複雑で魅力的だったなと思ってます。
でも本当エミハラさんサブスタンス好きだんだなって思ったんですけど、
映画ワンの時にも断るごとにサブスタンスいかがですかって。
さすがにちょっとグロ耐性があるかどうかのワンクッションを置いてからしましょうねって思ったんですけど。
さすがにちょっとちょっとみたいな。
好きなんだなっていうのはね、本当に伝わってきました。
はい、では次のお便り大井さんお願いします。
はい、竹島ルイさんからいただきました。
僕の2025年神ハンキューベストは鈴木龍也監督の無名の人生です。
未曾有の映像体験でした。
光と闇と青春と老いと戦争と暴力と孤独と絶望と愛と無機動と神とパンデミックと家族が描かれていて、
ラストはほとんどオネアミスの翼のよう、1分先の展開すら全く見えません。
作り手の怨念みたいなものをスクリーンから感じてしまいました。
そのことです。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
無名の人生きましたね。
いやー、きましたね。
しかもお便りがもうめちゃくちゃもう、言いたいこと全部言ってくれてるというか、
描いてることこうなんですよねっていうのを、僕と大石さんでは語れなかったことを的確に説明していただいてて、
やっぱさすが竹島瑠衣さんだなというか、というふうに思いました。
そうなんですよね。
光と闇と青春と老いと戦争と暴力と孤独と絶望と愛と無機動と神とパンデミックと家族、確かにそうなんだよなっていう。
すごくないですか?このてんこ盛り具合っていう。
へー、入るんすね。
入るんですよ。
入ります。
入るんすよそれが。
ちょっとやっぱり注目ですね。見てないんだよな。
これはちょっと是非見てほしいですよね。
これの回をやってもよかったような気がするし、僕は結構オープニングでも少し話したんですけど、
サブスタントが80年代に対する愛と憎悪みたいなものを描いてるんだとしたら、
無名の人生は2000年代の日本に対する愛と憎悪だと思ってるんですよ。
だから平成っていうものをこの中で振り返るとこうなるっていうものを多分描いてる気がして、
なんかそれがすごいこの映画の好きなところというか、自分もそうだからなんですけど正直。
あの時代に対して青春もあったし、でももう今ある種令和という時代になってからあそこの時代にあったグロさみたいなものが見えてきていて、
っていう中で、じゃああの時代をどう捉えればいいんだっていうことを多分抱えてる人って多いと思うので、
なんかそういう中で無名の人生はある種の回答を出してるなっていう気はしてます。
なるほどなぁ。ちょっとまぁ、いつか見ますそれは。タイミングが来たら。はい。
お便りの紹介と初期作品
竹嶋瑠衣さん、ポッドキャストやられてると思うんですけど。
そうですね、はい。
あの、ポップ増水。
お便り出していいんですかね、これ。
いただいたってことは出していいんですかね。
あの、人の番組にお便りするのちょっとドキドキするよねって話までしてた。
そうですよね。めっちゃドキドキするんですよねっていう感じなので。
マリオさんは出しましたからね、すでに。
まあまあ出しますね。
いや、とか、本当にあの、たまにあの、夜明けのクロスレビューとかもすごい、
僕のレビューと僕近いですみたいなリプライくれたこともあってすごい嬉しかったですし、
いや、でもめちゃくちゃ大活躍されてる方なので、
なんかそんな方にもそんなもんなみたいな感じなんですけど。
いや、あの、ちょっと、ちょっと出してみようかっていただいたし。
はい、では次のお便り、ペリさんからいただきました。
2025年神ハンキーベストをお送りします。
私の神ハンキー1位はウィキッド2人の魔女でよろしくお願いいたしますと。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
いや、先ほども言った通り、むちゃくちゃいい映画なんですよ、本当に。
うんうん。
いい。
いや、本当によかった。
いや、後編がね、楽しみなんですよね。
ちょっともう予告出てますけど、やばそうじゃないですか。
あ、出てました?
出てます出てます。
音楽版なので、日本版というか字幕はついてないんですけど、はい、もう出てますね。
もうなんか、出会うシーンから明らかに、あの後の2人の再会みたいなシーンが横編で流れてるんですけど、
それ見ただけでちょっと号泣しそうになっちゃったというか。
もうそうですよね、もう。
もう、もうっていきますよね。
もう、もうそうならざるを得ないじゃないですかみたいなというか、もうつらいよみたいな。
この引き裂かそうな気持ちはどうしたらいいの?みたいな感じで見てしまいましたね、予告がね。
はい、では次のお便り、マリオンさんお願いします。
はい、しめじさんからです。
私の上半期ベストはアプレンティスです。
あちらの国の政治的背景にうどく、本作のその文脈で捉えきれてはいないものの、俳優の演技、カメラワーク、編集が素晴らしく、映画として一番ワクワクした作品でした。
はい。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
普通に面白い映画だと思うんですよね。
うん、うん、うん、うん。
別の意味が重なってるだけで、ああいう映画って結構あると思うし、その中でも結構完成度高いと思うんですよ。
うん、うん、うん、うん。
ただいかんせん、別の意味でけえから捉え方も複雑にならざるを得ないというか。
うん。
そうですね。
でも映画としてすごい面白い映画だと思います、本当に。
うん、うん、うん、うん、うん。
これを悪オチと捉えるか、成長端と捉えるかっていうのは、怖いなって思いながらね、見ちゃいますね。
そう、なんかその答えすらも時代に投げてくるというか、問いかけちゃうみたいなタイプの映画で。
うん、うん、うん。
全く上がんない映画なんですよね、そういう意味ではね、いろんな意味ですけど、それは。
だってこれうまく、うまくやればというか、こういうなんかすごい、なんていうんですかね。
なんか、戯曲とかでやりそうじゃないですか。
うん。
壮大な戯曲とかね。
うん。
それだったらうおーってなると思うんですけど、トランプになったとたん何もそんな感じにならないから。
うん。
そこがね、本当にちょっとすごいなぁと思いますし。
うん。
またね、その対抗馬になってくるというか、ある種鏡写してくるロイコーンの描き方でこう。
うん。
そこのなんか切なさというかね。
うん。
うん。
それも因果応報として捉えることもできるんですけど、単に負けたやつが落ちて勝ったやつが残り続けるだけの話にも見えかねないしで。
うんうんうんうん。
怖いんですよね。
うん。
うん。
因果応報とかじゃなく負けただけでしょって。
うん。
俺は負けないですけどっていう風にもキャッチできるから。
永遠に怖いんですよ、あの映画。
うん。
そうっすよね。映画側はというか、その映像側はそれをこう批評もしないくらいのバランスじゃないですか。
本当に事実そうだからそれを映してるだけというか。
うん。
うん。
それをなんか悪しきこととも描いてないというか、まあ事実そうなんだから仕方ないでしょっていうバランス感。
うん。
うん。
うん。
それをどう捉えるかは僕らの個人の価値観に任せられてますっていう感じが、すごいドライなんだけど。
うん。
でもだからこそグサグサきちゃったかな自分はっていう感じすごいしますね。見た後しばらく落ち込みましたもん本当。
うん。
うーん。
いや本当試されてるなって思います。
うん。
最近特に。
うーん。
別にアメリカとかじゃなくて日本でも。
うんうん。
まあ試されてるような我々ってめっちゃ思います。
うんうんうん。
はい、では次のお便り大石さんお願いします。
はい、光小太郎さんから頂きました神半径画ベストを送らせて頂きます。
プレデター最強頂上決戦になります。
異なる時代と場所のモッサ達がプレデターと戦う。
近接戦だけではなく魔進戦もあり、どうやって勝つのかのロジックも練られているのでアクションものとして満足度は抜群です。
戦闘民族国家であるプレデター達が戦力差を覆して同族を殺した強者をどうするかというアイデアも面白かったです。
ただ個人的には今回のプレデター達はあくまでも派閥の一つであり、社会全体にこうした風習があるとは思いたくないのが正直なところです。
店長メンバーの皆さん、リスナーの方々のベストを聞くのが楽しみです。応援しておりますとのことです。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
プレデター注目してなかったですけど、ちょっとこれ面白そうにですね。
なんかほんとプレデター版ジョンウィッグみたいな感じですよね。
見てます?
いや、僕も見てはいないです。ただなんか小田原さんの説明を聞く限りそういう感じなのかなとちょっと思ったりして。
あーなるほどなるほど。はいはい。
なんかあれですよね、これアニメですよね。
あ、アニメなんだ。
アニメーション作品じゃなかったっけ?たぶん。
そうなんだっけ。
あれですね、ディズニープラス配信されてて、でサムライとかも出てくるんですよね、たぶんね。
あーへー。
あ、そういうのじゃなかったですかね。
私ね、プレデター普通。
ほんとだ、そうですね、そうですね。
そうですよね。
え、なんかサムライとか出てくるってあの魔界天章みたいに宮本武蔵とかそういう異人が出てくるとかそういうのではないですよね、さすがに。
どうなんだろう、でもほんとにサムライとプレデター戦ってるみたいなシーンあるよね。
確かに。
忍者も出てきますね。
そんな詳しくない。
え、やば、忍者とプレデター?
あとバイキングとか。
あ、まじですか、すくらさんポスターで出てるのはそんな感じですね。
あ、そういう、あ、面白そう。
面白そう。
そう。
確かに。
なんか、うん、あのそうですね、中世の北欧でバイキングを束ねるやつと、
忍者か、サムライじゃなくて忍者だったんですね。
サムライの時代にかける忍者と、あと第二次世界大戦のメカニック研パイだったり。
あ、そういうことか、はいはいはいはい。
もうすげーことになってますけど、みたいな。
へー。
そうですね。
なるほど、そういうやつなのか。
なるほど。
めちゃくちゃ面白そう。
すごいですよね。
てかほんと今ちょっとプレデター熱いなって勝手に思ってるんですけど。
あの、バットランドとか控えてますよね。
あ、そうそうそう。今度控えてるのもあるし。
ちょっと前にやったってあの、ザ・プレイってやったじゃないですか。
はいはいはいはい。
あの、ネイティブアメリカの少女が戦うやつとか。
なんかこう、今いろいろな何かと組み合わせて面白いことやれてる感がすごいというか。
うん。
だから今プレデター地味に熱いみたいな感じがすごいしてるんですけど。
うんうんうん。
いやーやっぱプレデターいいですよね。
あのー、まあ多分初めに別IPと組んだのってエイリアンだと思うんですけど確かプレデターって。
はいはい。
いやーいいですね。
エイリアンが自我がなくてプレデター側が一応コミュニケーション取れるっていうこのバランス感覚。
うんうんうん。
でも戦闘民族だから本当の意味では分かり合えないけど、
まあ一旦タッグができますねみたいなもうむちゃくちゃいい立ち位置ですよね。
もう何でも描けるプレデター。
うんうんうんうん。
そうなんだよなー。熱いなーって。
そうっすね。でもちょっとやっぱ変わってるとか、バットランズもそうだし今回の作品もそうだと思いますけど、
プレデター側が主人公っていうのはなかなかなかったじゃないですか。
うんうんうん。
そこもちょっと今後そっちに展開していくっていう面白さもあるんだってちょっと思ってはいて。
うんうんうん。
割とバットランズも楽しみではあるんですけど。
うんうんうん。
そうですね。
はいちょっとプレデターはもしかしたら今後注目かもしれないですね。
まずは最強頂上決戦はちょっと見てみたいっすね。
ランキングの発表
うん。
なんかこれぐらいのタイトルつけられる作品っていうのがもうすでにいいなって思います。
こういう温度感のプレデターのお満たさ。
確かに。
いいっすよねー。なんかこう厚苦しい感じっていうかなんていうか。
うーん。
はい。ではこんなところでお便りの紹介は終わらせて頂きまして、
では我々から発表していきたいと思うんですけれども、
例によって順番決定ツールを用意してますので。
そう。
はい。ちょっと決定させて頂きます。
はい。
いきまーす。
えいっ。
あ、1番おいさん。
はい。
2番マリオンさん。
3番山口で。
はい。
いけたらなと思います。
了解です。じゃあ僕からでいいですかね。
はい。
もう先にタイトルバーッていって、
はい。
まあ1個1個を話していくって感じですよね。
で、いいですかね。
はい。了解です。了解です。
はい。
ではではえーとじゃあ僕のランキングですけど、
まず5位はお便りあげてくれたって方もいらっしゃるんですけど、
Wikidですね。
うん。
で、4位が、えっとこれはリマスター版になるんですけどカップルズ
2025年上半期の紹介
で、3位がファーストキス
お!はい、はい、はい
で、2位が無名の人生
はい
で、1位がベイビーガールズ
おぉー
なるほどー
おぉー
ですね、はい
なるほど
はい
で、まず5位から話したいんですけど
さっき言った通り、もう語ることがないほど好きな映画ではあるんですけど
なんて言うんですかね
歌詞というかセリフの外側に
言外に置かれている意味合いみたいなものがやっぱり深い
何回味わっても何回もいろんな意味で解釈できるっていう良さがあって
僕は一番ラストの2人
エモーションが爆発するラストの歌曲があると思うんですけど
その途中でI hope you're happyっていう風に
お互いが言い合うっていうシーンがめちゃくちゃ好きで
あそこだけで何回も聞いてるんですけど
その言い方が変わっていくというか
同じ言葉なんだけど
それを投げかける意味がどんどん変わるし
そこには1個の意味じゃなくて複数の意味が連ねられてる感じがあるんですよね
もう道は完全に違えてしまう2人なんだけど
だけど幸せは願って
それは本心なんだけど
最初はそれこそ突き放すような言い方で言うわけですけど
最後の2番目に出てくるI hope you're happyに関しては
もうそれしか言うことができないみたいな
なんかそれって友情だよねっていうのをすごい見てて思ったんで
本当にこの昨今の映画の中で
その友愛っていうのを正しく描けてる映画って
ウィキッドなんじゃないかなって思って
そこがとにかく好きでしたね
もう良すぎて
僕ちょっと語彙たらなくなりがちなんですよ
ウィキッドに関しては
これをあえて語ることはごはんや野望なんじゃないかぐらいな
そのぐらいの完璧な語り方をしてる作品だなとは思うので
そもそも傑作のミュージカルってこともありますし
映画へのアダプテーションも完璧だったって意味で
ウィキッドは忘れられないかな
今年代表するって言っていいんじゃないかなと思いますし
後編が楽しみです
っていう感じですね
社会を映す映画
4位カップルズなんですけど
これはもうリマスター版
言わずと知れたエドワード・ヤンの傑作ではあるわけで
僕はもう初めて今回見たんですけど
いやーもう面白かったです
どう面白いかはちょっと前に
シネマの前で論じることでだいちゃんさんがすごく長編語られてるんで
それ聞いてもらえたらすべて僕が言いたいこと言ってるって感じなんですけど
すみませんお便り送れなくて
送りたいって思ってたんですけどね
僕も回に間に合わず後で一応送ったんですけど
読まれないかもしれないですけど一応送りました
申し訳ないです僕も送るって言ってたんですけど申し訳なかった
それだけは言いたかったんですけど
とにかく今年結構社会について考える映画が
割と自分の中では刺さったなって印象があって
さっき言ったアプレンティスもそうですしサブスタンスも結構そのジャンルだと思うんですけど
現代じゃない立ち位置でしっかり現代の社会のことを描けてる
多分それはアジュル普遍的なことを描いてたからってこともあるかもしれないんですけど
この現代社会というか
例えば資本主義社会あるいは大量消費社会っていうところで
人間が消費されていく社会だよね今ってっていうのを
すごい残酷に描きながらも
そのドライさはめちゃくちゃもうコメディでありながらドライっていうあたりがすごいカップルズいいところなんですけど
笑っちゃうようなバランスなんだけどでも描いてるそのもっと奥には
結構僕らの実存に関わる大きな問題をポップに描けてると思うんですよ
でその末でじゃあ消費されない関係性って何なのよっていうところで
ラストの最高のキスシーンに持ってくっていうそこもねある意味ポップなのと思うんですよすごく
でそのポップさとグロテスクさが両方こう本当に最高のバランスでブレンドされてる映画だなと思って
割と結構生涯ビュースト級に好きかもしれないってぐらいカップルズは好きな映画になりました
割となんか自分の今後10年のテーマカップルズかもなぐらいな感じで好きな映画でしたね
てか考えてたこともうそれよそれって言ってくれた感じがしました
ちょっとその刺さり方の深度がだいぶいってますよね大石さんに対して
いやそうなんですよカップルズの刺さり方がそうなんですよ
なんかもう本当にここ数年間だんだんこう映画だけではないんですけど
どう生きるかみたいなことを自分で問われる数年間を経験してきたんで
そうするとやっぱりこの手の作品がより刺さるようになってきたんだなって感じがしてはいます
似た感じで3位なんですけどそういう意味では
これもねポップだしエンタメなんですけど
オープニングで言った通りもう久々に自分がいたんで
てか大石さんでしたけど
松村フォクトあれ僕なんですけど
生きていいと思います生きていいと思います
ダブルとか関係ない話しちゃいますけど
個性物学やってるってもうやりすぎじゃんって思っちゃって
嘘だろってなった
やりすぎじゃんって
いやちょっとね彼の辿るルート生っぽすぎるんですよね
そうなんですよ本当に
あまりに生々しいあれは
全然あの世界
もちろん僕は個性物じゃなくてちょっとずらした形で進化の話を
進化の研究をしてた人間ではあるんですけど
とはいえ全然当事者なんで
ある意味今結構彼が辿ったであろう道に近いところを辿ってる気がする
のでなんか何て言うんですかね
あれも映画というよりもなんか予言書
怖い怖い怖い怖い
40歳ぐらいで死ぬんじゃないかな自分と思ったんですけど
なんか最近あの映画見てから
なんかそのぐらいこの先の未来で考えることはこういうことだっていうのを先に言われたみたいな気がして
それこそだから
マズタカコがタイムスリップしていくタイミングとかも結構自分が今いる
立ち位置そのものみたいなところにタイムスリップしていくような感覚があるんですよ
だから本当に今の自分とその今の自分を延長線上に描いた先にある未来っていうものを
坂本雄二なりにですけどすごい端的にしかもちょっと残酷に描いてる気もして
それでいてでもじゃあどうすればいいのかっていうところで
多分だからファーストキス見てから生活の方を見なきゃいけないってなったところもちょっとあると思うんですよね
なるほどね
っていうぐらいには結構人生に影響を与えられちゃってる作品でもあるし
これもさっき言った通りずっと考えてたことをなんか映画側から先に言い当てられたっていう感じがする作品だったんで
ちょっとこれは忘れられないなという
でもあの4位3位に関してはなんで映画として好きというよりもなんか人生としても好きだからちょっとこう
映画ランキングの上に上げるのはなんかちょっと違うなってなってこの位置にいるんですけど
だからこそ1位2位なのかなって思ってました
いやなんかでもそれやっちゃうと映画としてなんか映画ランキングとして人にこう見たらいいよって進めるときに
これあまりにも自分すぎるかなと思っちゃって
あーそうなんですね
ちょっと遠慮したというところがあります今回のランキングに関しては
感覚はわかります
感覚はわかります
ちょっと自分すぎるんですよ3番4番
でも上げたいという意味で上げました
2位無名の人生がもうさっきあのちょっと竹島ルイさんのお便りでも語りましたけど
面白いしそのさっき言った平成への愛憎っていうところ
もう他の映画では見たことないバランスというかなんだろう
それこそお二人僕がちょっと考えできなかった薪シリーヌの回で
お二人が80年代に対する憧れとその
でもそれってよくなかったよくない時代だよねっていうのって
今いろんな作品で描かれているようなお話があったじゃないですか
じゃあ僕らの時代で何が描かれるんだろうってお話があったと思うんですけど
で無名の人生ってそれを2000年代で描いてくれてるなって僕は思ってるんですよね
もちろん2000年代の日本っていうすごいある意味極小的な場所だと思うんですけど
本当に監督の鈴木龍也さんが本当に僕とかマリオさんとかと同世代の監督なので
見てきたものとか経てきた時代みたいなもの
あるいはそこに偏ってた空気感みたいなものを多分すごく似たように受け取られていて
平成っていう時代のどこが軽薄なんだけどでもずっと先が見えない闇感みたいなもの
それはなんなら令和まで続いてると思ってるんですけど
なんかそのうつうつとした陰鬱な感じがすごい映画の中に刻まれてるなって思うんですよ
で本当にこの映画ってアニメーションなんだけど一人でiPadで書いたコマ送りのというか
すごいフレームレートが荒いアニメ映画なんですけど
そのフレームレートの間と間要は運動として描かれてないそこにこそむしろドラマがあるというか
描かれてないところにストーリーがあるんだろうなっていうのを本当に余白の中に盛り込んでる
なるほど
だからコマが遅ければ遅いほどむしろ豊かであるっていうのを初めだと思うんですよね本当に
そうですね本当にいわゆるヌルヌル動くアニメでは成し得ないことができてって思いました
ちょうどマリオさんがロックバックに見たかったのはこれだってお話をしてたと思うんですけど
ロックバックの漫画版ってやっぱりコマというか一個一個の場面で
そのコマとコマの間に僕らは想像を及ぼすっていうか想像するわけじゃないですか
何があるんだろうこの2人にはっていう
でそれって漫画でしかできないでしょうだと正直思ってたんですけど
映画でもできるんだっていうのを夢の人生から学んだというか教わったというか
まだまだ映画ってこういう戦い方があるんだなっていう意味で
いやーなんか新しい映画の誕生を見たな瞬間に立ち会えたなっていう嬉しさもあって
そういう意味でめちゃくちゃ好きな映画ですね
なんで映画としてお勧めできるなっていうところも含めて夢の人生はちょっとお勧めかなと思います
映画の深いメッセージ
なるほど
で1位がベイビーガールなんですけど
なんていうんですかね
サスペンスってこれだなってベイビーガール見て思いました
今現代において描けるサスペンスって
これまでそれこそこの手の権力とある意味恋愛っていうのって
いろんな映画でちょこっとテーマになってきたと思うんですよ
例えばダーとかでもそうですし
なんだけどベイビーガールってその絶妙な
そこに漂う癒さみたいなものと
でも結局恋愛って個人間の関係の話じゃんっていう
そこって他人がとにかく言えないよねっていう
そのギリギリのラインを本当に見事にすり抜けていて
この2025年にこのバランスで映画が作れるんだっていう
割と感動があったというか
どっちに転んでもいいのかなっていう状態の中で
映画が進んでいくスリリングさ
そしてそのスリリングさを
露悪的に回収しないというか
いわゆる女性が不幸になる
映画『ベイビーガール』の魅力
そういう不倫をした女性って不幸になるよねっていうステレオタイプに落とさない
ラストの秀逸さ
含めて2025年として
この完成度の映画ってなくないかってぐらい僕結構好きで
だから全然そのいわゆるリブキットみたいに
どこから誰が見てもオッケーって言える映画じゃないんですよ
でも映画だから描けるそのギリギリのところ
本当にスレスレのところを見事に渡り切ってるなって思ってるんですよ
そういう意味でベイビーガールは
ちょっと僕類を見ないレベルで今年の傑作だなって思ってます
確かに喋った時も大石さんの熱量すごかったでしたねそういえば
映画館で心底ドキドキしながら映画を最後まで見れたのは久しぶりだったんですよ
大丈夫なのこれっていうのとでももっといっちゃえよっていう
両方が同時に自分の中で発生するあの感覚を久しぶりに味わえた気がして
これサスペンスだよなっていう
その緊張感の中で90分かな2時間弱ぐらい
画面に貼り付けたのが久しぶりでそういう意味でも
本当に忘れられない一本だなと思ってます
なるほどな確かに本当バランスすごい映画でしたね
そうですね思い返すにかなり危うさもこびれどうなっちゃうんだろうみたいな
思いつつでも一方でそこにある説実際もめちゃくちゃ分かる部分もあるしなっていう
その難しさみたいなのを突きつけられている
がスリルにつながっているというか
だから社会と個人の矛盾みたいなものをすごい描いていると思うんですよねあの作品って
それって結構今年のそれこそアプレンティスとかだってそれを社会だけに適応した話だったし
それはサブスタンスもそうなんですけどそこのいい塩梅ってどこなんだっけって
結構みんなのテーマなのかなとも思うんですよ
っていう意味でもなんかベビーガールはそこのうまい落とし所を見つけられた
本当に最後に夫婦の愛に戻るっていうあたりとかもまあうまいと思って
今ちょっと作品名思い出せなくて調べてたやつがあったんですけど
メイディッセンバーって映画あったじゃないですか
はいありましたね
あれがすっげー難しいバランスの中で進みながら最終的にそこの着地はみたいな感じを僕は受け取ってたんですよ
はいはいはい
それはみたいな僕はねごめんなさいこれはねちょっと解釈ちょっと難しすぎて僕はそう感じちゃったんですけど
本作はベビーガールは確かに難しいところ難しいまま最後まで貫いたような気もするかなっていうのは
かなっていうちょっとまあメイディッセンバーの感想の捉え方もちょっとこれがどうかっていうのは自信ないです
思ってなったんですけど
そうなんですよねだからこの手の問題確かに描かれがちっていうか確かに最近ちょこちょこいろんな映画で見るんですけど
その中でやっぱりうまい落としどころってなかなか難しいだから描いては見せるんだけど
落として見せるの最後のラストどこに着地するかって多分相当難しいテーマなのによやったって感じがしてるっていう
なんかそこに映画の手腕ラストが全てではないですけど
でもやっぱりそれって難しいよなって数年見てきた中で
いやこれが納得できるわっていうところがあるんだっていうことに結構喜びを抱いたので
そういう意味であの見事でしたっていう意味でもベビーガールは1位に上げたいなと思ってます
上半期の映画ランキング
なかなかとなりました僕はこんな感じです
ではマリオさんお願いします
僕のベスト5ですね
第5位 京都空が一番好きとまだ言えない僕は
出ましたねー
第4位がアンデット愛しき者の不在
3位が片つむりのメモワール
2位がクイア
1位がアノーラです
ちょっと時間もあれなんでまきでいきましょうかね
結構喋った話題のも多いんでね
5位の京都空が一番好きとまだ言えない僕はに関してはもうラジオ聴いてくださいって感じがするんですけど
映画ももちろんすごく感情を揺さぶられて
1回目見た時とかものすごい怒り狂ってた感情もあって
ふざけるなよみたいな
サッチャンの気持ち考えてみろよみたいな気持ちになってたわけですよね
けど2回目見たらものすごい冷静に見れて
そういうことが描きたかったっていうか1回目から描けてそれがめちゃくちゃ受け取ったがゆえに
とんでもなく怒りを感情が出てきちゃってしまったんですけどそれは
すごいそこの揺さぶり方がもうえぐいっていうこと
あとラジオでもたくさん話しましたけどやっぱ自分の愚かな部分
自意識愚かな部分っていうのをやっぱいろいろ考えさせられてもしまうというか
っていうのが本当にやっぱりちょっとこの作品からの受け取ったものっていうのが
もうちょっとかなりエクストリームだったっていうのがちょっと忘れられなかったので
強引にしてますね
4位のアンデット 愛おしきもの不在なんですけど
ちょっと7回目はリアルペインの時だったからちょっと触れた気がするんですけど
言ってたと思います
別にこれ今年だからというかこの年だからというわけではないんですけど
なんかやたらと結構死についての映画めちゃくちゃ多かったなっていう感覚がすごいあって
リアルペインとかももちろんそういう話だったし
敵とかも死とどう向き合うかっていう話があったし
あとザ・ルーム・ネクスト・ドアだったりとか
あとちょっと最近見たやつでも突然君がいなくなってっていうアイスランブルの映画があったんですけど
それもそういう映画だったし
あとちょっと僕が合わなかったんですって言ってしまいましたけど
ルノワールももちろんそういう映画だったんですよ
死と向き合う話というか
そういった中でちょっと特に今年一番印象に残ってたのが僕アンデットっていう作品で
死んでしまった人がアンデットをして蘇ってくるっていう話なんですよね
3つの家族が群像劇が描かれていて
3者3様で死の向き合い方が違うんですよねやっぱり
その向き合ったが果てにどうなってしまうのかっていう違いも含めて
結構そこにあるものってかなりどうしようもないぐらい現実というか
たとえアンデットとして蘇ったとてみたいなことになっていくわけですよね
そこに完全に絶望してしまうみたいな瞬間もあったりとか
そこから勇気を持ってじゃないですけどものすごい痛みというか
精神的な負担も込みで決別をするのかとか
なんならそこにこうどんどんのめり込んでいってしまうみたいな人とかもいて
なんかそこの描き方っていうのがすごいなんか死との向き合い方の描き方して
多様性がそこにたくさんあっていいなっていう風に思っていたっていうのと
やっぱりその自分と死っていうエピソードってやっぱ
ちょっとずつみんな違うものだなっていうのもちょっと思ったというか
どういう人が亡くなりましたか自分にとってみたいな時に
そこに至るまでのエピソードとかってすごくやっぱ多様だよなって思って
なんかそういったものにも触れるような作品だったんじゃないかなっていう風に思ってて
なのでちょっと僕は今年のそういう死にまつわる映画としては
アンデッドが一番印象に残ったかなっていうので
要因に入れました
テーマや表現方法
あと片つむりのメモワールはもう喋ったばっかりなんで
それ聞いてほしいんですけどみたいな
でももうちょっと触れてなかったことはやっぱりその
ストップモーションアニメだからこその表現の豊かさですよね
特にオープニングが今多分youtubeでも無料で公開されてる部分なんで見れるんですけど
劇中に登場したありとあらゆるものがなんかこうぐしゃーってこう
山のように積み上げられてるみたいなとこにクレジットが乗ってるみたいな
ほうがあってもうまずその作り込みだけでもえぐいんですよねやっぱり
あらゆるものが劇中に登場するあらゆるものがこうゴミの山みたいな感じで積み上がってる
でまあそれはだんだんその片つむりグッズを収集してその彼女だけの城じゃないですけど
守る殻の中みたいなものになっていくのともちょっと通ずるような
ため込みショーみたいなところだと思うんですけど
今ちょっとそこにもつなげているようなテーマかなとは思うんですけどねそのオープニングがね
なんかそういったところからもすごく表現としてなんかもう
見てるだけでもなんか心地いいというか感覚っていうのがやっぱりすごいまずあって
そのデザインのそのダークさとかも込みでやっぱりそこがすごく刺さってるっていうのはやっぱりありましたね
だからこそ描ける人生の痛みみたいなというのもしっかり描かれてると思ったし
まあその殻に閉じこもるそしてその殻から出てくることということどちらも大切さとしてやっぱり描いてる
でそれをまあある種階層という形で振り返ること
それがまた新たな人生を進む一歩にもなっていくだろうしということもすごい描いてて
僕はすごくやっぱり忘れられない映画だなっていうふうに思ってサインにしました
で2位のクイアなんですけど
まあもう僕はもうダニエル・クレイグ演じる主人公のあのどうしようもない孤独というものにも
なんかもう自分ごとのように思えてしまうというか
繋がりたいけど人と触れ合えないみたいな感覚がすごい渡っちゃうんだよなっていう
繋がりたいけど本質的にはすごくなんか臆病で傷つきたくなくてみたいなところがあって
やっぱりそこいうのがゆえに繋がれないんだよねみたいな
自分を守るある種の防衛本能みたいなことですよね
っていうのがやっぱりすごく彼の孤独から感じられてて
なんかすごくそれがもう分かっちゃうんだよなーみたいな感じが刺さっちゃってるんですよね
だいぶ変な映画だったと思うんですけど
なんかその一点だけでもなんかちょっとこのクイアという作品のことをこうしみじみと
よかったなと思えるっていうのがやっぱすごくありますね
ラジオで喋りましたけどたくさんこれもこの回もすごく僕好きでしたけどね
いろいろ話できて感じはしましたね
そうか
いやそういえばマリオさんすごい熱量高かったなと思って
意外と実は高かったなっていう感じでしたね
1位のアノーラはこれもめちゃくちゃ僕高かったですけど
そうですねそうですね
すごい割れ方してましたけどこの時はね
でもやっぱりそういうアノーラってある種僕は感じた方向としてはやっぱりすごく
エモーショナルな方向性ですごく刺さってるとは思ったんですけど
ただそこに端的してもよかったっけっていう視点が
大石さんとか大石さんからもあってそういった視点はもう必ず生まれる作品だと思うんですよね
なんかそこのやっぱこれも危うさというか複雑さを
すごく映画の中ですごいがっちりこう波として映画の展開として感情の波を
すっかりコントロールがちっとコントロールして離さないみたいな
その力技というかパワフルさっていうのがやっぱりこの映画の魅力というか
ちょっと忘れられなさったなというふうに思ってるんですよね
いやもうほんとあの回だともう喋りたいことがたくさんあって
全然喋れなかったなってほんと思ったんですよほんとに
もっとなんかあそこの言い合いしてるとこほんとバカバカしくて最高でしたよねって話を
ほんとしたかったじゃないですか
そうっすよねちょっと長ぇだろってくらいの尺でね
映画の美しさと深さ
あのねあの抜刀捌きやばいよなみたいな話とかしたかったじゃないですか
タトゥー流すんだとかねそういうしょうもないところから話したかったぐらい
そういう面白みもたくさんあってしかも映像もすごく美しかったなというか
後半になればなるほどざらついてくるというか色がなんか少なくなってくる感覚
すごい良かったなと思って何なんでしょうね
この揚げ揚げ感とこの和美しさが同居する感じっていうのは
ちょっとやっぱりすごいなと思いましたね
もうちょっとショーンベーカー大好きでしたけど
いや今回もすごかったっすっていう風な感じでしたねはい
そもそもショーンベーカー超好きでしたね
まあねそうですよね超好きっていうのもありますけど
でしたけどここまでね引っ張ってこられたとかやられたって感覚はやっぱりちょっとなかったので
一番だなって思いましてこの10位になりました
はいでは山口のベスト5行かせていただきます
5位ミシングチャイルドビデオテープ
はいはいはいなるほど
4位ラブインザビッグシティ
3位ドラえもんのび太の異世界物語
2位みえるこちゃん
で1位がセプテンバーファイブです
あーそうねはいはいはい
いやセプテンバーファイブめちゃくちゃ悩んだんですよね
うわー
まああの新幹線大爆破が伝道入りなんですけど
ちょっとさすがにやめとこうと思って言えるのやめました
でミシングチャイルドビデオテープに関しては
いやーこの手のフェイクドキュメンタリー系ってあんまり経験してこなくって
フェイクドキュメンタリーでもないんですけどね本作は
ただまあこの本当に怖いことはほぼほぼ起きてないと思われる感じなんですけど
なんていうかやっぱりね希少さなんですよね
やっぱり世界って希少いっていうとこだと思うんですよ
なんかよくわからない自分が知らない理屈で動いてる
なんだったらそれが理屈ですらないのかもしれないっていう
ただとにかく自分には観測できないことが起きていますっていう
それをただもうめちゃくちゃ狭い視界の中で覆されるっていうこの感じなんですよね
でその主人公の中にある弟を亡くしてしまったっていう悲しさとか
あとは罪悪感みたいなものとかも物語の推進力としてすごいいい感じに働いていて
その主観的な感情の落ち着かなさ
この罪悪感とか罪の意識とか嫌なものから逃げたいっていう感覚と
この世界の舞台そのものの違和感希少さがちょうどいい温度感でかみ合ってて
それがそのまま動いていくっていう
でやっぱり本作のハイライトは中盤で民宿の息子が語るエピソード
すごいんですよ
あれゾワッとしましたね一番怖かったね
で希少すぎると物事は怖いっていうのの究極形だなと思うんですけど
希少ってなるんですよ
ゾワッとしますよねあれは
でもそれがむちゃくちゃ怖い
希少っていうのは要するに自分の理解が及ばないものが永遠に絶対にそこにあるっていう
自分はそれを目を逸らすことしか残されてないっていうこの絶望感なんですよね
その絶望感の中で生きていかないといけないっていう
この世界って地獄ですねって本当に親族が思わされて
この世界は希少という地獄が永遠に詰まっているすごい素晴らしい作品だったなと思いました
ラブインザビッグシティの複雑な感情
あと主人公の同居人の妙に主人公に献身的なあの関係性も味濃いなと思いました
楽しんではいたんですけど
で4位のラブインザビックシティなんですけど
本作オープニングでも一回喋ったんですけど
ズバリのところっていうとこの主人公の一人の女性のジェヒっていうキャラクターに
僕は完全に恋をしているんですよね
本当にラブなんですよ
この感じはラブなんですよね
ただそのジェヒっていうものとの関係性をラブになってほしくないっていうのがあって
でこのもう一人の男主人公のフーンスっていうのは
同性愛者っていうのもあって
この二人はシェアハウスできるぐらいにフレンドなんですよ
僕はフーンスになりたいけど
ラブの感情でフーンスになったら成立しないからむちゃくちゃもどかしくて
すごいんですよ
もうムズムズするんですよね
フーンスになりたいけど自分は絶対フーンスになってはいけないっていう
なんか難しい感情があって
あと現代韓国の過不調性であるとか
同性愛嫌悪みたいなもの
そういったものが彼らの状況っていうものを良くないものにしてるっていうところのドラマも
結構語り口はライトというか
なんていうかテレビドラマぐらいの温度感で話は進むんですけど
いやでも描かれてること自体がエグいですよねみたいな
男性から女性に暴力の描き方とか
あるいは同性愛者っていうものに対する嫌悪の描写とか
もう本当にえげつないですよね
そこのバランス感覚も最終的にポップな映画に見えるけれども
ちゃんとえげつないですっていうことを描いてて
重くなりすぎずに重い
すごいいい映画だなと思ってます
2025年上半期のベスト映画
3位 ドラえもんのび太の異世界物語
これはですね
まずテーマが技術っていうところで
そもそもドラえもんという漫画を内包しているっていうところの
すごさがあるなと思ってるんですけど
あと劇中のテーマとしても
絵を描くっていうことは技術じゃないんです
どういう思いを込めて絵を描くかっていうことなんです
っていうのが語られるんですけど
その中でストーリーの中で
のび太がドラえもんを描くっていうシーンがあるんですよね
それはストーリー上もめちゃくちゃ重い意味を持つんですけど
ストーリー内での意味とかじゃなく
のび太がドラえもんを好きすぎるっていうことに
僕はもう泣くんですよ
でもそれはのび太だけじゃなくて
僕もそうなんですよ
小さい時にどれだけドラえもんの絵を描いたかっていう
それはもう僕なんですよ
そのドラえもんの絵を描いて
それによって冒険したいっていう思いが
それを映画の中でやってるから
これは好きなんですね
どうしても
本作自体は別にメタを
ストーリー内でやってるわけじゃないんですけど
見てる自分たち含めて結果的に
メタになる映画だなと思って
すごい好きな映画ですね
面白い一作だなと思います
2位 見える子ちゃん
これは作品の中身自体が
圧倒的って感じではないかなと思ってるんですけど
映画の面白さって
期待値とのギャップだと思うんですよね
詰まるところは
本作が今年見た映画の中で
一番期待値に対して
上方向にずぬけた一作だったんですよね
実際ものすごい高い期待値を持って
本作見に行ったら
なるほどなるほどって
なっちゃうかもしれないんですけど
背負いすぎない感じで
面白い映画見れたらいいなって感じで行ったら
ここまで面白いですかってなる
でも心に残る映画って
それだったりするなと思って
それは作品としてではなくて
人生の中でのイベントとして見た時に
思ってたより良かったなみたいな
そのギャップこそが
後々の自分の人生に残ってくるものだなとは思うんですよ
それが本作は
もう圧倒的に大きかったです
なるほど
後半になれば
こういう話っていうのがどんどん出てきて
そのどんどん味変が送る映画としても
単純に面白いなと思ってます
1位 セプテンバー5
もうこれは純粋に傑作
もう今年の中でぶっちぎりだと思ってます
実は密執劇っていうところの意外性というか
よく考えたらこれ密執劇でしたねみたいな
その意外性もあるし
反リアルタイム的な進行をするストーリーの進行も面白いし
登場人物たちが全貌を見えないということで
正しいことをできない
誰も神の視点に立てない
後々の歴史から見た時に
彼らのやったことは良かったのかどうかっていうのも
まだ彼らはそれを問える立ち位置にいない
僕たちは知ってるけど
僕たちは神の視点としてこの映画を見てるけど
登場人物たちはそんなこと関係なく
今ここにあることをやるしかない
それは映画じゃなくて
自分たちもそうじゃないですか
おっしゃる通り
正しいか正しくないかなんか分かんないけど
とりあえず自分はこれをやるってことになってるってことをやって
それをできるだけの正しいことをしようとする
その判断を未来に預けるしかないっていうことを
日々やるのが我々だと思うので
この善悪を超えた人間が使命で何かをするっていう物語として
本当に圧倒的な一作だなと思います
あともう純粋に面白いです
もう今年の圧倒的一作かなと思ってます
っていう感じでしたね
時間が
時間がやばいですね
なのですいません
ドタバタですが
これにて2025年上半期ベスト5の話を終わりたいと思います
はいではお知らせになります
映画南下スギルバー
次回開催日は8月2日土曜日です
これまでは毎月最終土曜日の開催が基本でしたが
今後は開催タイミングが流動的になりますのでご注意ください
場所は大阪南大町週刊周り19時オープン
23時クローズです
またこの番組ではお便りを募集しております
番組全体やトークテーマ作品に向けて
ご自由にお送りくださいませ
バーの最新情報
次回テーマはXOVインスタグラムで告知しております
各罠や番組説明文をご確認くださいませ
それでは映画南下スギルラジオ第220回
2025年上半期ベストの会議を終わりたいと思います
それではまたお会いしましょう
さよなら
01:14:28

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