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2024-11-20 43:10

第189回(1) オープニング~ロボット・ドリームズ/6才のボクが、大人になるまで。/処刑遊戯 etc…~

『ルート29』の話をしました。

オープニングでは、メンバーの近況の話をしています。

■メンバー

・山口 https://twitter.com/awajicinema ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe

■映画の話したすぎるBAR in 名古屋

日時:2025年1月18日(土)

詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar_2025-1_nagoya/

場所:『イベントバーエデン名古屋』愛知県名古屋市中区大須2-31-15 大須ビルヂング 3階 オースランド内 https://eden.osland.nagoya/

■映画の話したすぎるBAR in 週間マガリ

日時:2024年11月30日(土)

詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar

場所:『イベントバーエデン名古屋』愛知県名古屋市中区大須2-31-15 大須ビルヂング 3階 オースランド内 https://eden.osland.nagoya/

■月1バー 映画の話したすぎるBARシンサイバシ

山口が店長の映画の話をするバーがリニューアルしました。

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00:12
始まりました、映画の話したすぎるラジオ第189回になります。この番組は、大阪で映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。
大石です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では、近況の話から入っていこうと思うんですけども、マリオンさんいかがされていました?
そうですね、今週はレッドワンっていうクリスマス映画ですけど、とかを見たりとか、あとロボットドリームズと、
あと山中陽子監督の初編デビュー作…初編デビュー作だっけ?ちょっと忘れちゃいましたけど、アミコを見てきました。
そうですね、まずちょっとロボットドリームズがもう涙が止まらない大傑作でしたね、本当に。
いやー、これご覧になられましたか?お二人。
僕は見てます。
僕見てないです。
大石さんも見ました。もう涙止まらなくないですか?これ。
やばいですね、もう。アースウィンドアンドファイアーが流れてくるだけで泣けてきますよね。
いやもう本当にそう、セプテンバー聞いたら泣いちゃうよみたいな映画でしたよ、本当に。
だしやっぱりもう、なんというか、思った以上に題材が僕の好きなやつだったなというか、本当今年で言うとパストライブスに近いような感じもあるよなっていうか、なんならあれですよね、もうララランドのクライマックスに見る夢がずっと続いてるみたいな感じしませんかっていう、ちょっとそんな感じでしたよね。
一応簡単に話は言っておくと、70年代のニューヨークが舞台で、そこに生きてる人たちがみんななんか動物になってるんですよね、ズートピアみたいな感じになってる世界観なんですけど、そこの主人公はドックっていう名前の孤独でちょっと寂しいなってふと思っているようなキャラクターがいて、
ある日お友達ロボットのCMを見て、そのロボットを買い、そのロボットとすごく仲良く充実さを毎日送るようになるんですけど、ある日夏にビーチに行ってはしゃいで遊んでいたらロボットが動けなくなってしまって、でもどうすることもできないままビーチが閉鎖されてしまってっていう話、別れてしまうという話なんですけど、
そっからの話がもうちょっともうこれは涙が止まらないなっていうかもう、なんかもうどうすることもできないけど別れてしまうみたいな経験ってやっぱ人生でたくさんあるよなっていうことも思い出させてくれる映画だったなっていう、思いますね。
03:14
それはもう本当に恋人でもいいですし、家族だったり、友人だったり、ペットだったり、それから大切にしたものとか本とかでもいいかもしれないですけど、なんかそういったものとの不意に訪れる別れみたいなものがなんか本当に刻まれた映画だったなっていうふうにすごく思いました。
もうちょっとね、しかもあんまりこれ僕横編から、横編のとこからそうだったんですけど、これセリフがない映画だったんだなっていうのも全然ちょっと知らなくて、そう、なんかてっきりなんかセリフがある映画だろうと思っていたら、セリフがなくて、なんかそれもやっぱすごい味わい深いなっていうか。
声は漏れるんですよね、言葉は発されないけど驚いた時のハッとした時のこう怖い色だったりとか、すごく悲しそうにしてる時の怖い色だったりとかってそういうのは聞こえてくるんですけど、なんかそれをなんか見事になんか言葉で語らないからこそちょっとその重みもちょっと感じられるし、いやちょっとこれはもうペスト入るんじゃないですかみたいなぐらいの勢いですごい映画でしたね。
マリオさんおっしゃってましたけど、確かに僕も結構、舞台がニューヨークっていうのもあってパストライブスは連想して、たぶんネタバレにならないと思うぐらいのニュアンスで言いますけど、ラストへの持ってき方がすごいパストライブスと似てるところというか、上手いところがあるなと思って、やっぱあの、ある登場人物の胸にあるカセットテープが何を意味してるかっていう。
そこがなんかもう、ああーってなったというか。
そうですね、もうちょっとネタバレなしで言うのはちょっとこれが限界ですけど、本当にちょっと最後はちょっと泣いちゃうというか、結構もうもう幼少女で泣いてるんですけどね、もう結構な頻度で泣いてましたね、もうなんか、あとデザインもすごく可愛くて素敵だなって思いましたしね。
いや本当に素晴らしい映画でした本当に、はい。
褒めますね。
いやいやもう。
いやー生きてー。
もうこれはもう言ってください、言ってください、もうこれ見逃したらダメなやつです本当に。
危険だと思います。
なるほどね。
タイミングがあったら行きたかったんですけど、ちょっと無理そうで。
地味にね、やってる関数も少ないんですよね、そう。
06:00
だからちょっとね、どうやったらいいのかって感じですけど、いやでもこれ多分ロングランとか、なんなら拡大とかしそうな勢いでなんか話題になりそうな映画だと思うんですけどね、どうなんでしょうかっていう。
てかなってほしいなっていう、レベルの映画ですね本当に。
あとシンプルに人にも勧めやすい映画だと思いますしね。
そうですね。パストライブスは結構ラブストーリー、まあこのままラブストーリーじゃラブストーリーなんですけど、より普遍性がある感じがするので。
そう、そうなんですね。だからすごくいろんな射程のあるところに射程のある映画だなとは思うから、だしなんか難しい映画っていうわけでも全然ないと思うし。
本当になんかいろんな人にオススメしたいなっていうか、という風な映画だったなっていう感じですね。
で、アミコなんですけど、めちゃくちゃこれも面白かったですね。
主人公アミコという名前の高校生、女子高生ですよね、女子高生なんですけど、まあだいぶシャに構えた女の子と言いますか、みたいな。
なんか世の中のワーキャー言ってる連中みんな嫌いみたいなことを言ってそうな感じの女の子みたいな感じですよね。
そんな女の子がちょっと好きな男の子みたいなのがいて、サッカー部の男の子がいるんですけど、結構なんというか彼もどっちかというとシャに構えた感じの言動というかを彼女にかましてくるというかしてくれるので、ちょっと好きになっちゃうんですよね、アミコの方もね。
それでどんどん恋焦がれていくんですが、ただその男の子結局付き合うのがインスタ映え目指してそうな、アミコが一番この世で嫌いそうな女の子に普通に付き合ってしまうっていう話になって、もうアミコが真鍮屋もうぐちゃぐちゃになっちゃうみたいな映画だったんですけど、
もうあのこじらせ方が最高だなっていうか、わかるわかるみたいな、シャに構えてる感じでも一番めっちゃ、もうシャに構えてるくせに一番そういうのに憧れてるタイプの人間っていうか、もうそれも僕もめちゃくちゃわかるというか、もうそうですよみたいな感じですっていうのがめちゃくちゃ言動からとかいうか振る舞いからも出てて、それも最高で、もうねセリフが最高だったんですね。
あんな女大衆文化じゃんかよみたいなこと言うシーン、最高でしたけどね、あの女レディオヘッド効くのかよみたいなとか、もうすんごいサブカルシウムするタイプの、もうほんとちょっとこじらせタイプの女の子がもう活躍するみたいな感じで、ちょっとまた勝手に震えてろとかもちょっと思い出すような映画ではあるんですけど、勝手に震えてる以上にエッジの効いた感じというか、もうそこがねすごい面白かったです。
09:02
本当にこの社会とか目の前に広がる世界をちょっと下に構えた感じでちょっと切り取る感じは本当にナミビアの砂漠にもすごく通じるよなって思いましたし、主人公の唯一無二感とかもすごくなんかやっぱナミビアの砂漠とも通じるものがあって、そういったものを見るという意味でもすごく良かったし、印象に残る映画でしたね。
なんかナミビアの砂漠ほどはギスギスしてなさそうな空気感に聞こえたんですけど。
そうですね。どっちかっていうとやっぱりその、こじらせ、共感性周知の方が強いなって見てて。ナミビアよりもね、そう。
本当にこういうタイプ、いわゆるこじらせ系なキャラクターっていっぱいいますけど、その中でも結構エッジの効いたというか、めちゃくちゃリアルだなって思いましたけどね、その痛さとかが。
誇張も多少されてるけど、その痛さすごく観客がすごいよく分かるなってタイプの映画になってて、すごいやっぱ面白いなって思いましたね。
なるほどね。ナミビアの砂漠が結構シビアにいろんなことを描いてたことで、もう半ばハードボイルドみたいな感じになってたと思うんですけど、それとはまた質感違いそうだなと思ったんですけど、
ただその監督の女性の当事者的な捉え方の幅の広さみたいなのを今聞いてて感じたんですけど、結構引き出しが広いというか。
なんかちょっと興味引かれるなと思いましたね。
これもめちゃくちゃ面白かったんで、多分配信とかでやってくるのか分からないんですけど、なかなかね、ちょっと見る機会があったらぜひちょっと見てほしい映画でしたね。
はい、では大井さんいかがでしょうか。
はい、僕はさっき話したロボットドリームスを劇場で見てきたのが、さっきもマリオさんがお話されてた通りで、結構感想をなかなかネタバレなしで深く掘るのは難しいなと思ったので、本当にマリオさんお知らせの通りって感じだったんですけど、
劇場じゃないんですけど、以前このラジオで話題になってた6歳の僕が大人になるまでを見まして。
超いいですね。
っていうかめちゃくちゃ大好きな映画でした。
いや、もちろんその企画自体がものすごいだと思うんですよ。
15年近くぐらいずっと多分俳優陣を撮影し続けてる映像をそのまま一本の映画として見るっていう体験自体がなかなかやっぱレアだし、
なんかそこに絡んでくる時代性みたいなものもまたリアリティを増していた気がして、例えばハリーポッターの最新刊が発売されたりだとか、
あとはオバマバイデンの旗を指してるってところを見て、バイデンって副大統領だったの、そういえばって思ったりとか。
12:07
そうですよね。
そういう時代性みたいなのもすごく、まさにリアルタイムで撮っているからこそ閉じ込められたものだなっていうのも思いましたし、
あと結構見てて興味深いなって思ったのが、その舞台がテキサスなんですよね。
だからこそテキサスの子供、テキサスで育った子たちがどういうふうに大人になっていくかっていう過程、例えば途中でバイブル渡されたりとか、
学校の授業の最初に周期ですよね、確かテキサスの周期に対して敬礼じゃないけども少し誓いの言葉を言ったりとか、
あ、そっかアメリカだけどこういう細かい解像度で見たことなかったのかなとかって思って、なんかその辺もすごい面白かったです。
で、やっぱりその映画って改めて時間芸術なんだなってことをすごい思って、
その十数年の時間が3時間に圧縮されてる状態じゃないですか、あれって。
で、それって僕らの頭の中の記憶ってそうだと思うんですよ。
自分の生きてきてる期間の様々な場面が、ああいうふうに圧縮されて自分の脳内でストーリーになってるんじゃないかなって気がしていて、
なんかすごい、だから人の記憶を見てる感じっていうのがすごいしたんですよね。
それは僕が先週ちょっとお勧めしたスーパーハッピーフォーエバーとかもそうだし、あるいはアフターサンとかもきっとそうかなとは思うんですけど、
全てを描かないんだけど、あえて短い時間に圧縮して時間を、出来事っていうのを並べてあげると、
そこで見えてくるストーリーだったり因果みたいなもの、あるいは因果にはなりきらないものっていうのもそこにあったりもして、
なんかそういうものが本当にリアリティを持ってこっちに迫ってくる感じが、
なんか記憶を見てるなっていう感覚を受けて、すごく映画の本質みたいなものにちょっと触れるような体験だったなと思います。
すごいですよね、本当に。
すごい。
もうなんか喋るとこいっぱいありますもんね、正直ね。
めちゃくちゃあります、本当に。
もう一回見たくなってきたな。
最初に出てた時にイーサン・ウォーク若いとか。
そうですよね、若いし、だんだん最高になっていくといいおじさんになってるんだよね。
いい歳の重ね方してるんだよねっていうところとかもね、すごい感じられたりとかするしね。
でもなんか若い頃言ってたこととはだんだんこう違うことをやってる感じとかも、うわーなんかあるだろうなーっていうのも思ったりとかして、いい父になってんだよなーっていう。
結構いろいろフラフラしてる感じだったのが、だんだん最終的にはこう丸くこう収まるじゃないけど、なんかこう収まるところを自分で見つけていく感じとかもね、なんかね。
でも時間ってそういうもんだよなっていうところ。
時の流れってそういうとこあるよなって思うし。
15:01
あとお母さんも良かったですね、本当に。
お母さんね、最後の方のもうね、一人暮らし始めますみたいな時のあれとか、もうそのものズバリなこと言うじゃないですか。
もうあれも本当ぐわーってなりますよね。
こっちはね、その時間間隔で見てるから、結構逆に合致してるんですよね。
そうそうそうそう、まさにそうなんですよ。
あれは本当に印象に残りますしね、本当に。
あれ映画だからこそですよね、あのセリフが見てるこっちにも刺さるって。
うんうんうん。
うん、もうマジですげえ映画だなっていう一言ですね、本当に。
はい、今週はこんな感じです。
僕はですね、古代作品以外だと、大阪の新世界にある新世界投影っていう映画館に、松田裕作の処刑遊戯っていう映画を見に行ってきまして、
新世界投影っていうのが保管してあるフィルムをずっと流し続けてるっていう映画館で、
新世界だと、新世界国際劇場っていう非常に有名な映画館がありますけど、
そっちほど知名度はないですけど、これまた渋い映画館で、昔の時代劇とかを流し続けてるんですよね、ヤクザモノとかを。
で、今回松田裕作の遊戯シリーズって言われてるやつの三部作のうちの一つをやるってことで、
僕見たことなかったんで言ってきたんですけど、正直ね、何をやってるのかよくわかんなくって、
もうフィルムが色褪せてるから、あんまりよくわからなかったりとか、あと音もむちゃくちゃ悪いんですよね。
もうセリフがちゃんと聞き取れないっていう感じだし、あと映写がね、むちゃくちゃずれてるんですよ。
処刑遊戯っていう字の義が入りきってないんですよ、ずれて。
で、決して上映環境としては良くないし、上映素材も決して保管状態は良くないんですけど、
昔の映画文化の香りというか、もっとそやで大雑把な映画、もっと大雑把だった頃の空気を味わえたっていう意味では、
すごい良かったかなっていうのはあって、あとこの処刑遊戯自体がむちゃくちゃハードボイルドなんですよ。
で、多分ハードボイルドって書いて、想像つく話そのまんまぐらいの勢いなんですよね。
だから、なんか今日ハードボイルド食べたいなっていう時に見たら、だいたい当たるというか、これこれみたいな感じのハードボイルドなんですよ。
18:00
中華食べたい時、王将行くみたいな感じの。
で、その典型的さが良いなと思って、世評見てたらあんま評判良くなかったんですよ。
どうも三部作の中で一番評価低そうな感じで、どうも全二部作がもうちょっとコミカルな要素とハードボイルドを合わせ持ってるタイプの話だったのが、
結構ハードボイルドに寄せちゃってる、シリアスに寄せちゃってるのがこの三作目の処刑遊戯だったらしいんですけど、
なるほどなっていうのを気づいたのが、松田雄作の代表作といえば多分テレビドラマの探偵物語だと思うんですけど、探偵物語がそのコミカルにだいぶ降ってるノリなんですよね。
で、そのコミカルの中にふとした瞬間に妙にシリアスな空気が入ってくるっていうのが探偵物語の魅力で、
僕は探偵物語見たことあるんですごい好きだったから、このシリーズそっちだったんかみたいなのが後から気づいて、それはそれで見たいなとは思ったんですけど、
今回もし見るとしたらもう家で見ちゃってもいいかなとは思ってるんですけど、まあまあなんか一つのきっかけになったかなっていうところで、
ただ松田雄作のハードボイルド系だったら、そんなに見てる方じゃないんですけど、やっぱり野獣しすべしをぜひお勧めしたいんですけど、野獣しすべしはマジで傑作なんですね。
コテコテのハードボイルドとはやっぱりちょっと違う質感があって、なんかカルト的な魅力があるタイプの作品で、結構松田雄作の魅力がガシッと詰まってる映画なんですよね。
探偵物語と野獣しすべしで、コミカル寄りとちょっと激しい寄りの松田雄作それぞれ、結構両極端な方向の魅力が見れるかなと思うんで、さすがにドラマ追うのはちょっとしんどいですけど、もしよかったら野獣しすべし見ていただけたらいいかなとは思います。
はい、てな感じですね。でですね、番組全体に向けてお便りいただいてますので紹介させていただきます。じゃあ大石さん5つ目お願いできますか。
今原さんからいただきました。
店長メンバーの皆様こんばんは。先日私が推していた極悪女王を見ていただき大変感謝しております。私の中では今年のベストエンタメですが、いろいろな意味で突っ込みどころのある作品だと思っておりますので、また機会があればぜひお話できればと思います。
話は変わりまして、店長メンバーの皆様に見てもらいたい映画がありメールさせていただきました。皆様に見て欲しい映画は熊切和義監督の全貌オブ東京です。
21:00
アイドルグループ日向坂46の4期生メンバーを主役にしたアイドル映画ですが、日向坂46の知識がカイムの私が見ても非常に面白い東京映画であり青春映画でした。
特に本作における東京の描写は秀逸で、劇中に登場する路上の案内地図や川がとても汚い。東京民として華やかさと汚さが混在しているのが東京と思っているので、本作の描写にはかなり満足しております。
小谷素次郎監督の東京物語のオマージュと思われるショットがあるのも東京映画として良かったです。現在上映回数も減ってきているので、なかなか見るのも難しいかもしれませんが、都合があればぜひお勧めしたい作品です。
ありがとうございます。
まず極悪女王ですが、結局マリオさんは見終わっていますか?
まだ終わっていないです。すみません。
そもそも僕が見たきっかけはエマハラさんの熱量だったので、もし次お会いする機会があったら僕に振ってもらったらいいと思うんですけど、僕はキャッチできると思うんですけど、特にエマハラさんはこの時代の80年代の芸能界ネタとかめっちゃ好きな方なんで、
この時代の良さ悪さ、性格を併せ持った闇と輝きをどっちもゴリゴリに語ってくれるかなと思うので、正直僕めっちゃ聞きたいんですよね。エマハラさんの極悪女王の話を。応援する機会があったらぜひお聞きできたらなと思うんですけども。
次のバーまでには見ます。
ちなみに僕も見始めました。
まだ2話です。
同じとこで止まってるわ。
おすすめしていただいた映画が、ゼンブオブトーキョー。これご覧になってる方は。
確か山口さんご覧られてたんですか?
見てて、あえて触れなかったんですよね。
ラジオでも見ましたって言ってましたね。
僕ちょっとあんまりやったんですよ。
あんまりで、まあ単純にまあ趣味思考の違いなのかなってとこなんですけど。
役者さんがみんな日向坂のメンバーってことで、それぞれのキャラクターもちょっとアイドルっぽいキャラ付けの延長にある感じかなと僕は受け取ったんですけど。
言い換えるとアニメ的なキャラクター性かなっていうふうに僕は捉えてるんですけどね。
なんかこの感じの話、アニメでやられても僕全然違和感なかったんですけど、実写だと結構なんかあんまりうまく飲み込めないなっていう感覚を覚えたんですよね。
24:03
これは感覚的な部分ではあるんですけど、同じことアニメでやってもそんなに違和感感じないのになーみたいなのはあって、あんまりピンとこなかったっていうのが正直なところではあるんですよね。
修学旅行で東京に来て、それぞれの女の子たちがそれぞれの思惑で持って修学旅行の中を別途で行動していくっていう、それが最終的に一つの女の子の話に集約していくっていう大団円ものって言ってもいいかもしれないんですけど、その間に東京はいろんなとこ回るんですよね。
なんかそんな一日で回れるのかなっていう距離感的な怪しさはあるんですけど、まあいいんですよ、観光映画だから。そこはいいんですけど、ちょっとまあそこら辺あんま合わなかったかなっていう感じでしたかね。
でもなんか東京の観光映画ってあんまないですよね。
そうですね、東京物語がだから本当にそうですけど。
それはそうで、観光映画は基本的に東京の人がどっかに観光に行くって切り口で作られるんで、東京に観光に行くっていう作品は多分少ないはずなんですよ。
だから東京に住んでる人もその話の中に入ってくるんですよね。
だからその人にとっては日常であって、中学旅行で来てる子たちにとっては非日常っていうその淡いみたいなところを描いていくっていうこと。
あとまあその最終的に話が集約していく子っていうのがアイドルを目指してる子なんですよ。
その中学旅行の間に上手い子と理由作ってオーディションを受けに来てるっていう子なんですけど、その子にとっては東京は観光で来てる場所じゃなくて目指してる場所なんですよね。
だからまたそこに違うレイヤーがあるっちゃあるっていう、それぞれの東京感みたいなのが入り混じって、東京をあちこち行って回る1日みたいなのが描かれていくんですけど。
なんかユリ的な話に捉えられないこともないんですけど、なんか僕にとってユリってもっと殺伐としてるものになってやがって。
まあそうですもんね。山口さんのユリは基本なんか殺すか殺されるかの関係みたいなとこあるんで。
ちょうど今日ね、Xで、ネットフリックスで向田久彦のアシュラのごとくっていう作品がネットフリックスで映像化されるっていうのが流れてきて。
ありましたね。
僕にとって向田久彦作品ってむちゃくちゃ有利なんですよ。
27:04
アシュラのごとく4人姉妹の話なんですけど、それぞれの思惑の中でめちゃめちゃ腹の底で相手のことなんか嫌な感じに見てたりするんですよね。
それぞれの人生から見て互いの人生がっていう、その姉妹っていう離れられない煩わしい存在みたいなに対する視線の入り混じりが物語になってるんですけど。
それが有利なんですよね、僕にとって。
なるほど、なるほど。
だからちょっと楽しみにしてるんですけど、アシュラのごとくは。だからちょっと違ったなっていう。
ちょっと違ったというか。
でもなんか、やっぱあんまり見る気はなかったんですけど、一部の人はめっちゃ厚く語ってる映画だなっていう認識はあって。
やっぱ何より東京映画であるっていう観点からもやっぱ気になってはいたんですけど。
なるほどな、ちょっとでも気になりますね。
いや、なんとなくエモハラさん2.5次元もお好きだっておっしゃってるのを聞いて、その多分2次元と3次元とのリアリティラインの淡いみたいなものもお好きなのかもなってちょっと思って話を聞いてた。
そうですね。
だからそこに宿るのがある種のアイドル性なのかもなっていうのをちょっと聞きながら思っておりました。
そうですね、むちゃくちゃアイドル映画なんですよ、本当に本作。
まあまあまあ、そうでしょうね。
どこが境界線なのかって曖昧なんですよね、やっぱりアイドル映画って。
まあそうですよね。
映画じゃなくてアイドルを見てるのかみたいな、その役じゃなくてそのアイドルを見てるのかって。
そうですね。
でもアイドルも役なんで。
そうなんですよね。
レイヤーが30なんですよね。
そうですね。
なんかそのちょっとメタな構造も含めて、なんというか噛み締めていくというか読み解いていくみたいなとこはやっぱりありましたよね、アイドル映画ってね。
実際日向雑誌って多分一番そこのメタさが強いアイドルだっていうのを聞いたことがあって。
自分でアイドルいじりとかをするメンバーがいるというか。
なんていうかアイドルをやってるっていう表現をして別のメンバーをいじるみたいなことも全然やるっていう。
人たちで。だからこそ結構人気が出たところでもあるんですけど、なんかその中高だからこそそのメタの視点というか。
ちょっとレイヤーが複雑に絡み合うみたいな作品になってるっていうのはなんか納得できる気はちょっとしました。
すごい。なんか80年代アイドルに対する小泉京子みたいな。
なるほどな。
でもなんかそれをちゃんとわかってやってるっていうのがなんかいいなというか。
なんかよくあるやつで、よしよしやるんですけど、いわゆる何かしらの原作があってそこにアイドルのキャスト当てはめてやるみたいな。
30:01
セーラフト機関銃とかでもいいですけど、ありますけど。
うまくいくやつといかないやつやっぱあるじゃないですか、正直。
そのアイドル性というところを含めてめちゃくちゃいい、セーラフト機関銃ってまさにそういうところがありましたけど。
一方でなんかただ当てはめただけじゃんみたいなやつで面白くないなみたいな映画とかもあったりするので。
なんかでも聞いてる感じ、全部オブ東京は前者なのかなみたいな感じがちょっとしましたけどね、どうなんでしょうね。
確かにね、それもあるし、あと東京もアイドルなんですよね。
東京もアイドル。
はいはいはいはい、なるほどな。
日常としての東京を享受してる人もいれば、非日常としての東京を憧れてる人もいるし、
そこを目指して入っていこうとする人もいるっていう。
確かに確かに。
あれ、なんかめちゃくちゃいい映画じゃんって思い切って、すごく良さそうだぞっていう。
そうですね。
あー。
はい、マリオンさんよかったら見てみてください。
ちょっと回数が減ってきてるってことなんで、ちょっと見に行けるかわからないですけど、ちょっと気になってます。
はい、では次のお便りいきたいと思います。
オレンジヒーロンさんからいただきました。
山口さん、マリオンさん、大石さん、いつも番組楽しく聞かせていただいています。
今回のテーマ作品であるルート29の原作が始集のようですが、原作がある映画の場合にはどれぐらい優秀して挑むものでしょうか。
気になる映画であれば、小説や漫画など可能な限りは原作を読んでから映画を見たいものです。
長期連載となっている漫画やシリーズものの小説の場合は躊躇してしまい、映画にも手を出せないということもあります。
時間や金銭的な制約を考えても、原作と映画は別物として考え、
映画を見て面白ければ原作に遡ってみるというのが一般的なのでしょうか。
ただ思いついた疑問でしたが、お三方の考えやスタンスを聞ければと思いお便りを送らせていただきました。
これからも番組の更新楽しみにしています。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
どうですか、お二人はこのスタンスというか。
そうですね、どちらかというとやっぱり先に映画を見てその後原作とかの方が多いですかね。
自分のエンタメというかカルチャーを接種するときの優先順位がまず映画っていうのが一番だからっていうのもあるんですけど。
だからどうしても映画が必然的に一番目入って、その後漫画も読んでみるか小説読んでみようかみたいなことにもなるかなというのはあるんですけど。
でも逆に小説とかそっちを先に読んでて、そっちからっていうのも全然ありますし、比率はちょっと映画の方が多いかなっていうのはありますね。
でも原作知った上で言ってもちょっと答え合わせになっちゃうとかあるんで、もちろん答え合わせじゃない映画も全然ありますけどね。
33:10
にならない映画も全然あって、そういうのが本当に素晴らしいなって思うんですけど、ちょっと答え合わせに近いようなとこになっちゃうことも多いので、映画から見たいかなっていうのはやっぱり正直あるかなっていうのはありますね。
僕も結構マリオンさんと似たスタンスですね。できれば映画から見たいっていう感覚があるんですけど、このスタンスを取ってる時に困るのが、映画以外にも全然カルチャーは摂取するじゃないですか。好きな漫画とか、好きな小説とか好きなゲームとかって多分あったりすると思うんですけど、それが映画化した時に果たして見に行くかどうかがすごい躊躇するんですよね。
まあまあありますよね。
好きであればあるほど、いやーどう信じていいのかなみたいな。難しいのが、原作そのまま映画になってるってマリオンによく正解とかって言われるやつですけど、それも僕はあんまり好きじゃないし、だからといって原作のすごく大事な要素を一切無視して映画化されてもそれは嫌だしっていう。
だから評価軸をどこに置いて自分がどの立場で見ればいいかっていうのが、わかんなくなるなって感覚の方が強いんですよね。原作知ってから映画見に行く時って。
そうですね。僕は結構なんか確かにあまりにもその原作の核となる部分をないがしろにしてるとか、その結末、原作と言っても逆じゃね?みたいな時たまにあるじゃないですか。それ間違ってね?みたいな。
そういう時とかはちょっと多いってなりますけど、僕は結構その変化というか、この原作のここの部分だけ抽出してきてこういう感じするんやみたいなところも含めて結構楽しめちゃうっていうのはあるんで、めちゃくちゃその期待大好きな原作とかあって、結構そっちはそっちで楽しんでるって感じ。
なるほど。
ですね、僕は。
山口さんどうなんですか?
僕多分比較的あんま気にしない方なんですよ、そういうの。できたらもちろんそのベタな中で見たいっていうのはあったりはするんですけど、ただ僕は原作を見ときたいっていう思いはそんなにないじゃないんですよね。
映画は映画みたいな感覚は強くて、ただ昔よりはその感覚強まってるっていうのはあるんですけど、それ別に映画を見ることそのものより、その映画について喋るときに原作知っといた方がいいよなみたいな感覚が最近強くなったというか。
特にポッドキャストやり始めてから、こう分かっといた方がいいよなみたいな思いで原作と比較とかできるようにしといた方がいいよなみたいな思いが生まれるようになったんですけど、個人として見るときはほとんど気にしないかもしれないですね。
36:14
どっちかというと映画館で見たかったなみたいなのあったりはしますけど、前回のグラディエーターとか映画館で見たかったなみたいなのもあったりはするんですけど、そのあたりも最終なんていうかもう巡り合わせやなって思って割と飲み込んじゃいますね。
これ原作見といた方が良かったのかなとか映画館で見といた方が良かったのかなみたいなのを思うことはあるんですけど、その映画を見ることに対してのベストではなくて、今この映画を見たということが自分の人生においてのこれがベストって思うしかないなって思うようにしてるんですよ。
だから原作を読めないとしても、原作を見ずにこの映画を見ることが自分の人生にとってはベストだったんだと。それで楽しみきれなかったとしても、それはもう自分の人生とその映画の巡り合わせがそうだったと思うしかないかなと思って、それをやりだすとマジでリソースが足らなくなるんですよ。
確かにそう。
どっかで何かを諦めないといけないので、そうなった時に僕は自分の人生においてこの映画との出会いはもうこうしかならなかったんだって思うようにはしてます。
なんかすごいイニョンみたいな話になりましたけど。
そうじゃないとやってらんないんですよ。だって映画館で寝た経験とか何回もあるから、あの映画見たって言えないなみたいなの。でもしょうがない。あの時あの映画館で寝るのが自分にとってベストだったんだって思うしかないから。
あとあえて知らずに行くみたいなのも結構してるなと思って。
原作を知らずにっていうのもあるし、あとシリーズ前作までを知らずに見に行くみたいなのも結構あえてやったりはする時はあって。
何年か前にね、精神豚野郎シリーズってあるじゃないですか。ライトノベルからアニメになってアニメから映画になったやつがあって。
ありますね。
僕何も知らずに映画見に行ったんですよ。
すごい。
何も分からんなみたいな感じで見てたんですけど、何も分からないなりに途中からの話を頑張って楽しんでそれなりに楽しめたっていうのと、
あと映画からこれまでのシリーズを解読してリバースエンジニアリングするっていう遊びをしてました。
なるほど。
こういう話を知るってことは多分ここまでに至る話ってこうだったんだろうなみたいなことを分解して新たに作っていくっていうことをしてたりしてましたね。
39:03
すごい高等な遊びですねそれ。
確かに何もあえて知らないでいてというか知識、前情報とか原作知識入れないで見てみる、そして映画の話してみるっていうのも結構思っても見ないものが出てきたりするのとかやっぱあるから、
そういうドキドキというかワクワクみたいなのも担保したいかなっていうのがあって原作読まないっていうのもあるかもしれない。
そうですね、新鮮に驚きタイプは確かにあるかもしれないですよね。
そうですね。
あとこの原作を見ておくっていう行為というか思い自体も結構外部的要因によるもの大きいなって思ってるんですけど、
例えばですけど宮崎駿監督の魔女の宅急便を原作読まなあかんって思う人多分ほとんどいないと思うんですよ。
はいはいはい。
ジブリ作品って結構原作ある作品多いじゃないですか、実は。
そうですね、確かに。
でもあんまそこを実はって思ってる人もそんなにいないというか、別に魔女の宅急便の元の自動車を読んでないことを気にする人ってそんなにいなかったりするじゃないですか。
それってジブリは映画だけで楽しんでいいっていう土壌が文化的にあるからだと思うんですよ。
なるほどな。
だとしたら原作見ないといけないっていうのは単にその土壌がないからだけで、その映画だけで楽しんでもいいはずなんじゃないかなとも思えるんですよ。
例えば宮崎駿の魔女の宅急便ももちろんその時点で元の自動車もあったでしょうけど、
あれはすでに宮崎駿っていうネームバリューがある程度出てきてる時代だから、それだけでも見ていいってなって、そっからもうどんどんジブリが大きくなって、
もうジブリだけでいいってなってるから全然気にしないで住んでますけど、じゃあ宮崎駿が無名であの作品を作った時におそらく原作との比較の話がもっと起きてたと思うんですよ。
なるほどな。
それはやっぱりジブリのブランド力とか宮崎駿のネームバリューだったりするものがその土壌になって原作と比べなくていいってなってるだけなわけじゃないですか。
それ他の作品全てにも同じことは言えるっちゃ言えると思うんですよ。
そう考えたら気楽にも考えていいのかなって思って。
そうですね。
もうとにかくなんか気にしないようにしてます僕は。
もう気にしだすと自分が何も分かってないということに気づかされるから。
そうですね。
でも確かに原作まで読んだ上で例えばお話しされてる方とかを聞くと、やっぱりなんかその作品に対する迎え合い方がすごい紳士だなっていうのは感じるので。
42:10
やっぱ外部要員とかあるいはポッドキャストで話すとかってなった時にその要素を加えたいってなるのはなんかわかる気はするんですけど。
でも普通に鑑賞する分には確かにそこまで本気にならなくてもっていう。
どうですかね。
気になったら掘っていけばいいしっていうかね。
そうですね。原作と映画を絶対にセットで見たいっていうのがあるのであれば逆に映画を見る本数自体が減ってもいいと思うんです。
その分その原作と映画セットで見るっていうのが大切なことだからだと思うので、数にこだわらなくてもいいのかなって気もするんですよね。
それぞれのスタンスを大切にしたいのかなって気はしてます。
そうですね。確かに。
こんな感じで答えになっているんでしょうかね。
我々3人はこんな感じです。
それではテーマトーク入っていきたいと思います。
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