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はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオリニューアル第27回になります。
この番組は、大阪の南森町にある日替わりイベント型カフェバー、週刊曲がりにて、みんなで映画の話をするトークバー、
映画の話したすぎるBARを月1ペースで開催している店長メンバーが、映画について雑談をするラジオとなっております。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
前田です。
マリオンです。よろしくお願いします。
そして、
復活しました。関西の映画心を伝えるサイト、キネボーゾンを運営しています上原口です。
おかえりなさい。
おかえりなさい。
おかえりなさい。
ちょっと引っ越しの身作りで大変だったんですけれども、つい一昨日、無事に新居に引っ越しました。
お疲れ様でした。
はい、まあ、二歩時が大変です。もう、段ボールが100箱以上あってやばいです。
信じ難い量のプレスとかパンフレットがありますからね。
たぶん、20個近くある。
段ボールが。
映画のパンフレットだけでも。
さすがですね。
すごい。
はるむさん、最近映画見れてない感じですか?あんまり。
でもね、忙しい間も夜は今週末公開の作品のオンラインシャーを見てまして、話題作でミナマタ、あとマイダディといったところを見ております。
オンラインシャーで。
なるほど。
ミナマタはすごいですよ。
あ、そんなに?
はい、もう、役のなりきりっぷりとか、日本人俳優も結構一見本人とわからん感じの、役者がわからんぐらいにすごい声となってます。
テーマ的にも今こそ刺さるって感じありますよね。
そうですね、はい。
界隈でもミナマタに対する熱量が上がってきてる感が感じてるので、ちょっと注目したいですね。
そう、だから、それこそ来年には原和夫監督のミナマタマンダラっていう、327分とかっていう驚異的なドキュメンタリーとかもあるんで。
えー。
ちょっとそういうミナマタ病に関する作品はちらほら今後出てきますね。
なるほど。
はい。
マイダさんいかがされてました?
私は、えーっと、何してたんだなんて毎週毎週言ってるんですけど、なんかあの最近ツイッターのホラーアカウント界隈でなぜか急にエクスクロスっていう大画の2007年に公開されたホラー絵があるんですけど、
それがちょっと話題に上がりまして、皆さんがこぞって見ていたので、私もその流れに便乗して鑑賞してたんですけど、
鈴木亜美と松下直が出てるんですよ、主演で。
はいはい。
あと小澤真樹とか諸子たんとかも出てて、結構豪華なメンバー出てて、監督が深作健太監督なんですよ。
あー。
で、中身はもうなんて言うんですかね、そもそもこれがなんで話題に上がってたかって言ったら、ミッドサマーが雨プラに来たんですかね、最近。
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そうですね。
で、ミッドサマーの話題になった時に、同じ村映画、村ホラーとしてエクスクロスもおもろいぞっていう話がポンと上がって、そこからちょっと拡散されて話題になったっていう感じなんですけど、
ぜひ、ユーネクストだったら見放題で見れます。
あー、やっぱりユーネクストですね、やっぱり。
さすがのユーネクスト。
で、内容的には松下直と鈴木亜美が友達で、足刈村っていう村に2人で遊びに行くんですよ、温泉に。
その足刈村がその名の通り足を刈られるぞっていう村なんですけど、なかなかこう斬新というか、
2007年頃の、まだ携帯もガラ系で、あの時代のちょうどいいダサさが詰め込まれてて、個人的にすごい雰囲気も好きなんですけど、
特にその鈴木亜美と小沢魔女が開演をしてまして、2人がバトルするっていうシーンがあるんですけど、
そのシーンだけでも見る価値はあるんじゃないかなと思うんで、ぜひ皆さんもめちゃくちゃ暇な時に見てほしい一本です。
そんな謙遜しなくても。
ミッドサマー話題のタイミングですからね、その流れってっていうのいいかもしんないですね。
マリオンさんいかがされてました?
えっと僕は今週、マスカレードナイトとレミニセンスとスイングステートと幅野あさひの嘘つきどもとサマーオブソウルを見に出ましたね。
相変わらず多いっすね。
いっぱい入れ込んじゃう人なので、出るんですけど、特にこの中でもレミニセンスが最高だったっていうのがめちゃくちゃありまして、
こんなに突き抜けた映画そうそうないぞっていうぐらい結構僕はドハマりをしているんですけど、
記憶に潜入できるエージェントの話なんですけど、その記憶の潜入していく中である女性にその主人公が一目惚れしてしまい、記憶の中の彼女を探し続けるっていう映画で、
もう結構なんか一昔前、もうだいぶ昔のなんかフィルムノワールみたいな感じのテイストで、なんか今よくそのキャラ造形でやれるなってぐらいのちょっと古めかしい映画ではあるんですけど、
これがまたすごいとこまでやりきってくれてて、僕は最高に嬉しくなったし、
あとウエストワールドの夫人が作ってるんですね今回ね、リサ・ジョイっていう監督が今回作ってるんですけど、
いやもうほんと随所にウエストワールドっぽいなっていうところもあって、個人的にはもう大満足の一作で、これはすごく推したい映画ですね。
僕もレミニセンスは見てて、まず近未来描写の斬新さというか、地球温暖化で海面上昇が行き来てもう街が沈んでいる状態っていうののビジュアルが結構新鮮で、
大多数の人が住んでいるところは壁に囲まれてギリギリ海水が入ってこないようになっているエリアなんですよね。
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で、ただちょっと海水がこぼれてきてて少しだけ街の地面に海水が溜まってるぐらいの感じになってるんですけど、
コミュニティからはみ出しちゃった人とか貧しい人とかは完全に海に沈んだ街の部分に住んでるんですよね、その壁に囲まれている外側。
で、金持ちはもうその内側のさらに内側で完全に断絶してちゃんと普通の地面の中で暮らしてるっていうゲイテッドコミュニティになってるんですけど、
なんかその貧富の差を出すときに低いところと高いところってなるじゃないですか、表現として。
で、例えばスノーピアサーだと列車の前と後ろみたいなんですけど、これって内側に行くんですよね。
内側に行くほど金持ちになっていくっていうので、その構造が面白いなって思ったのと、
あと、そのSF的なアイディアはフィリップ・K・ディックのレトロなSF感でありつつ、
街のビジュアルは本当20世紀初頭のアメリカの感じ。
本当にマリオンさんもおっしゃってたけど、ノワールなんですよね。
だから謎の女の記憶を追いかけていくっていうので、めっちゃクラシックなフィルムノワール。
で、街の景色とかも金手宝時代のアメリカかなみたいな感じなんですよね。
ハンフリー・ボーガーと試演でもなんか違和感ないなっていうぐらい。
その要素、地球温暖化で生まれた近未来ビジュアルとSFアイディアのレトロさで、
ノワールとしてのクラシックさみたいなのの組み合わせがすごい新鮮で面白かったのと、
ノワールなんでちょっとハードボイルドな感じの主人公の話なんですけど、
この人間の記憶を映写できるっていう技術が話の軸になってるんですけど、
なんかこういうハードボイルド的な世界観とそのSFアイディアがすごい相性がいいなと思って、
ハードボイルドな世界観って過去に縋ってる人の物語だと思うんですよね。本質的に。
過去に縋りついたりしてる人の話だと思うんで、
それがなんかSFアイディアで実際に映し出されるのってすごい相性いいんじゃないかなと思って、
なんかそこがグッときた話だったんですよね。エミニセンス。僕もすごい好きなんですよ。
近未来描写でいうとやっぱ水ってモチーフがやっぱ上手いなっていうのはあって、
やっぱさっき言った貧富の差っていうのもあるし、展開的にも一滴の水がいずれは大きな洪水のようになるっていう風なモチーフも結構あると思っていて、
やっぱあのある展開的にも僕はすごくそれは水っていうモチーフがすごくハマっていたなっていう、
それもちょっとウエストワールドっぽいところがちょっと一部でもあるんですけど、
あとやっぱ過去に囚われた男の話っていうので、やっぱどうしても僕はちょっと深海誠とかとつなげで考えてしまう節があるので、
ここまでなんかこのノスタルジーに対する考え方というか、ノスタルジーを刺激する話として、
ここまでなんか深海誠と神話性が高い話だと思っていなかったっていう嬉しい驚きが個人的にはあったっていうのがあって、
リサジョイはそっち側の人間だったのかっていう勝手に変な親近感を湧いたっていうのがありますよね。
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本当すごいですよね。オルフェウスの神話の話とか出てくるんですけど、間違ってるっていうのがすごいなって思いましたね。
何のことかは見てもらえればわかると思うんですけど。
僕はこのラストは好きですよ。
大好きです。よくやったっていう。
僕はもう喋っちゃいましたけどレミンセンス見たのと、うちで劇場版美少女戦士セーラームーンRを見たんですよ。
劇場版セーラームーンRって大傑作なんですよね。
イクハラ・クニヒコ監督が監督してて、僕がしょっちゅう少女革命ウテナとかで名前挙げてる監督なんですけど、の初めての劇場監督作の一作目なんですけど、
イクハラ監督の作家性ってずっと通廷しているものとして、社会からはみ出しちゃった人、社会の中でなじめなくて孤独になった人とそれを救い出す主人公の自己犠牲っていうモチーフが常にあるんですよね。
このセーラームーンの時点でやってて、そのセーラームーンである月のウサギっていうのが落ちこぼれ的な学生ではあるんですけど、
じゃあなんでそのセーラー戦士のリーダーをやるに値する人物なのかっていうのが語られていくんですよね。
そこがすごい監督の作家性としていいところでもあるし、チームものとしてグッとくるところでもあって、
本当にこのイクハラ監督追いかけるんやったら是非見ときたい一作で、ちょっと時間があったんで、60分の作品なんで子供向けの作品だからサクッと見れるので、
ちょっと空いた時間で久しぶりに見てよかったなっていう感じでしたね。本当に余談ですけど。
あとですね、ちょっとお便りご紹介したいんですけれども、
はじめまして。兵庫県在住のペンネームおすうたと申します。
私は週に最低1回は新作映画を劇場に見に行く程度の映画ファンで、ラジオ・ポッドキャストの長子が趣味は大学院生です。
このポッドキャストとは、アナザーラウンドを見た直後にアップルポッドキャストで映画タイトルを検索して初めて知りました。
その第25回を聞いて、皆様の映画の内容からそれぞれの人生観に展開していこう話に一気に惹かれてしまい、
現在は過去回を順々に遡って楽しませていただいています。
特に第25回の最後の方に山口店長がお話されていた、
自意識と距離感と年齢の部分は、クォーターライフクライシス真っ只中の私にはクリティカルヒットしてしまい、
しばらく立ち上がれないほど喰らってしまいました。
関西におりますので、次回、映画の話したすぎるバーが開催されるならば、ぜひとも直接伺いたいと考えております。
まとまりのない文章で申し訳ありません。
これからもポッドキャストの配信を楽しみにお待ちしております。
やったー。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ついに、ついに、ポッドキャスト経由のお客さんがいらっしゃるのかという、やりましたね。
本当にありがとうございます。
ぜひ、いつか聞いている方にお会いできるようになったら嬉しいなと思いつつ、
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とうとう叶うのかと思うと、
次回10月16日予定なので、もしよかったら予定合わせていただけたら嬉しいです。
詳細また後日決定ですので。
なんかもう嬉しすぎて。
お便り嬉しいっすね。何でも。
そうですね。
じゃあまた10月16日にお会いしましょう。
この番組ではお便りを募集しております。
番組や取り上げた作品の感想などをお送りいただけると嬉しいです。
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またはメールアドレス、メールアットマーク、バーチャル映画バードットコムより受け付けております。
アドレスはポッドキャストの番組説明文に記載しておりますので、そちらでご確認ください。
はい。
では今日のテーマに入っていこうと思うんですけれども、
前回第27回のテーマ決めるにあたって、
フリートークと桐島部活辞めるっていうような話と、
障害ベストの話をしようって言ってたんですけど、
詰め込みすぎやろっていう話になりまして、
ちょっと障害ベストの話はおいおいどっかのタイミングでやれたらなと思いまして、
今日は桐島部活辞めるっていうような話に絞りたいかなと思っております。
で、桐島の話をしたら結果的にフリートーク的な話を捨てざるを得ないので、
そういうふうな回として聞いていただけたらなと思います。
はい。