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2023-06-15 56:25

第120回(2)『ブラック・デーモン 絶体絶命』サメで学ぶポリティカル・コレクトネス

『ブラック・デーモン 絶体絶命』の話をしました。

前半はなかなかにトンチキな本作のアレなところを話しつつ、後半は大きく翻って、大学院でサメの研究をされていたオーイシさんを中心に、サメにまつわる学術的な話や、サメが置かれた社会的状況などについて話するという、番組史上でも屈指のアカデミックな回になりました。

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00:00
今日のテーマトークは、『ブラック・デーモン 絶体絶命』です。
はい、では、おいしさん、解説お願いできますか?
はい、映画ドットコムより解説拝借させていただきます。
伝説の超巨大ザメに襲われる家族の極限状態を描いた海洋サバイバルスリラー。
海底油田の視察とバカンスを兼ね、家族とメキシコに訪れたポール。
しかし、街はかつての活気を失い、存在感を放っているのは、
悪魔から守ってくれると言われるアステカの彫刻だけという状態だった。
油田には人気はなく、見知らぬ男が怯えた顔で上を見つめている。
そんな時突然、油田が巨大な揺れに襲われ、
アステカに語り継がれる伝説の超巨大ザメ、ブラック・デーモンが出現する。
ボートが破損し、通信手段もないという状況下で、
崩壊寸前の油田に照れ残されたポールと彼の家族。
さらに油田の下には何者かが仕掛けた大型爆弾が見つかり、
爆発までのタイムリミットは残り59分となっていた。
監督はランボー、ラストブラッドなどの多くのアクション作品を手掛けるエイドリアン・グランバーグ、
フォード・バスフェラリのジョッシュ・リューカスが主人公のポール役を演じる。
うん、なんかね、細かい嘘がありますよね、この…
あははは
あらすじね、そんな話だったっけって思いました。
うん、はい、それでは具体的な内容入っていきたいと思いますので、
ネタバレ気にされる方がいらっしゃったら見てから聞いていただけたらなと思います。
はい、では沢居の感想、前田さんいかがでした?
いやなんか、沢居の感想…
いやなんか久しぶりに、なんて言うんですかね、
ああ、普通に面白くない映画やなって思いながら見てました。
あははは
てかやっぱその、サメがね、全然出てこないから、
それはあかんやろって思いつつ、
いや、逆にこういう映画って見てしまった以上は人と話すしかないよなって思いながら、
今日も楽しみにしてました。
あははは、それしか救いがないですからね。
あははは
はい、マリオさんいかがですか?
えっとそうですね、なんか見る前はなんかね、面白そうな感じで出てたんですけどね、
なんかね、なんかめっちゃ陽気で面白そうなやつなんかなって思ったら、
意外となんか真面目で堅いやつだな、みたいなふうに思うみたいな感じの映画でしたね。
意外と真面目なこと言いたいのはわかるんだけど、
なんかそれよりもっとやることあるやろっていう感じが、
まあ具体的にはサメをもっと出せって話なんですけどね、
もうちょっとサメ映画というか、
もうちょっと怪獣映画的にそこはもっと見せてよかったんじゃないかなっていうふうに思いましたね。
はい、おいちさんいかがですか?
あの前回の終わりで言ったんですけど、サメ映画はポリティカルに嫌いと言わなくてもいい感じなんですけど、
まあ本作正直、まあそれを抜きにしても面白くなかった。
それを抜きにしても。
03:00
まあなんでやりたいことは、まあはっきりとゴジラやりたいんだなっていうのはわかるんです。
自分はそう感じたんですよ、これはゴジラをやりたいんだろうなと。
で、ラストの結末を含めてまあ確かにショウゴジっぽいよねみたいなことも思ったんですけど、
にしては、なんだこれはみたいな。
マネアさんもツイートされてて、まさに僕もその通りだと思ったことなのでそのまま釈放していますけど、
怪獣映画で人間のドラマを見せるなっていうのはあまりにもちょっと過激だっていう意見はあるし、
僕もそれはそう思うんですけど、
今作はもっと怪獣見せろよっていう、
音量メガロードをもっと見せてくれよっていうので僕はずーっと意気度を追ってしまいましたね。
なんかあんまり彼らのドラマに乗れなかったし、
何なのこれはっていう状態がずっと続くっていう。
いやー、はい。
思わなかったです。
はい、えっと僕はですね、結構ね前半の雰囲気好きやったんですよ。
まだ陸にいる時の雰囲気。
ああ、うんうん。
あの雰囲気をうまいこと引っ張ってくれたらよかったんですけど、
まあ、ぶつ切りというかもう明らかにフェーズが変わっちゃって、
で、油田に行ってからの話がね、
とにかくやることがないんですよ。
やることがない。
やることがないから、
その息子がアステカの神様になんかちょっと引っ張られてる感じで、
なんかちょっとオカリト方向に話を持っていって、
音楽とか流して、
なんか驚々しい雰囲気にしてるけど、
サメ映画としてやることがほとんどなくって、
なんかね、その、
閉じ込められたシチュエーションものとしては、
そのいろんな創意工夫をするみたいなことをやらないといけないと思うんですけど、
初めから晩作つきたってとこから始まると、
いや、その、諦めんなやと思って。
諦めんなや。
諦めんなや。
いや、その、諦めないことが肝だろうがと思って。
本当に。
ラストもね、もうなんか多分こうなるんやろうなと思った案の定そうなるって感じなんですけど、
あのね、僕そういう、
モンスターパニック映画って生きるのを最後まで諦めたらダメですよ。
生きようとする話なんだから、
俺が死んだら解決するんでしょみたいなことを選ぶのは、
モンスターパニック映画であってはダメですよ。
生きようとして結果的に死ぬのはいいですよ。
なんかね、その、
俺が死んだら解決するんでしょは、
それ別のタイプの映画ですよ、それは。
なんかね、その、ごっちゃにしすぎ。
本当に。
ムラホラーやるんだったらムラホラーやってほしいし、
モンスターパニックやるんだったらそれでやってほしいし、
オカルトやるんだったらオカルトやってほしいし、
社会問題やるんだったら社会問題用にやってくれと思って、
そのね、混じるんだったら混じるで、
その、要素だけ多いから、
要素は多いのにシナリオ上やること少ないんですよ。
06:01
なんなんと思って。
でも、わりと終盤までは、
何が起こるんかなって楽しみはしてました。
後半で、何も起こらないことにちょっと行き通り覚えました。
はい、そんな感じです。
はい、じゃあ次のタイトル話していきましょうか。
僕、ちょっとさっき言ったんですけど、
序盤の雰囲気すごい好きで、
メキシコに到着した直後の、
街の錆びれてる感じ、裏ぶれている感じで、
とにかく住人が自分たちのことを敵対視してくるっていう感じ。
もうあそこが、
そのムラホラー的にちょっとドキドキしたなぁと思って、
もうなんか感じ悪いシーン出てくる人みんな。
で、多分あの油田ができたことで、
良くないことが街に起きたんだなっていうのは、
なんとなくわかるじゃないですか。
で、それはそれでまあいいというか、
僕、そのモンスター本体の不穏さとは、
別の不穏さが映画全体に漂ってるのって、
結構アリだなぁとは思ってて、
例えば、あの、
IT FOLLOWS とか、
DON'T PLEASE とかって、
まあ、IT FOLLOWS は、
なんかようわからない奴が追っかけてくるとか、
DON'T PLEASE は、
目の見えないおじさんが襲ってくるっていう話ですけど、
それとは別に、
あの、両作ともデトロイトが舞台ですけど、
街自体が錆びれて、
街自体の心が死んでるっていう雰囲気が、
作品全体に漂ってるんですよ。
で、それは別にその、
モンスターそのものとは、
何の因果関係もないんですけど、
ただ、登場人物とか、
あと作品の根幹には、
こういう雰囲気とか、
こういうリズムが漂ってるっていうのがあるっていうのは、
僕、結構好きでいて、
わっ、なんかこの雰囲気いいぞって、
ジョーマンは結構思ってたんですよ。
で、そしたらね、その、
全部が、神様の呪いっていう風に収束していくから、
理屈がついちゃうんですよね。
で、それがちょっと嫌だなと思って、
あの、関係ない方がいいと思うんです、あれって。
街の雰囲気がめっちゃ悪いことと、
サメがいることって関係ない方が、
僕、いいと思うんですよ。
それを因果を持たせてるから、
あ、じゃあ、まあなんか、
サメやっとけたらいいんですね、ってなるっていう、
その、正体わかったらおもんないなってちょっと思って、
で、このモンスターをやっつけようが、
この街は死んでますみたいな方が、
なんか後に残って、僕は好きなんですよね。
なんか割と、ちょっと解決しましたね、感出して、
まあ、最後にもう一個ホラー映画っぽいひねり入れるんですけど、
もう逆にダサいわと思いましたけどね、あれは。
わかる。
あれはひどい。
なんか正直神様のくたりも全然よくわからんくて、
街がさびれてるのは、湯田を作ったものの放置して、
09:03
そのせいやみたいに言ったのに、
なんか雨が降らない話とかも出てきて、
それがどういう関係があるのか全然わからんくて、
最後、雨が降ったからよかったみたいになってましたけど、
いや、ほんまに意味わからへんみたいな。
湯田の話と雨の話が、
関係ない。
街がさびれてる問題が、湯田があることと、
サメが出たことと、雨が降らないことの3つが
混同されたものの話がすんでいるから、
どれってなってんの?
もう、そう。
それがなんか全部、自然をつかたどる、
神の身技のせいじゃんみたいな、
はぁーみたいにしかならないよねっていうのは、
ほんとにそうでしたね。
だからもう、見てる間僕はノックの主人公だったのかって思った。
何を言ってるんだって。
誰が信じるかみたいな。
街のボスみたいな人の雰囲気も僕すっごい好きで、
最後の方でね、最後の仕上げといくかみたいなことを、
アステガの神様の像に向かってお祈りした後に言って、
これ、主人公が助かったと、
でも結局、地元住人の暴行によって殺されましたみたいなオチになるやつやぞって、
最悪の後味の映画やと思ってたら、
助けるの?と思って。
助ける理由どこにあったっけ?ってなって。
それはほんとにそう。
確かに助ける義理全く感じないっていうのも、
ほんとにそうでしたけど。
山口さんが言ってたんだと、
マジでインスタンなホラーになって、
やべえなっていうふうに思いましたね。
どんな極悪なホラーやって思いましたよ。
今話を聞いていて。
いやその、不条理にするんだったら、
不条理としての意味を持たせないと、
助ける話にはするんやみたいな。
しかも助けに行くのも道理が通ってないというか、
いつ助けに行くかとか別に知ってるわけじゃないし、
爆弾設置されてたことも知ってるわけじゃないし、
そもそも登場人物全員が、
最後爆弾を食べて、
その世が爆発するってことを前提に動いてないですか?
なんか。
ない。
まあ。
こればっかりはそうだなっていう。
作戦が2回ぐらいあったと思うんですけど、
両方本当に意味わからなくて、
特に1回目の作戦で、
息子に優しくしてくれてたおっちゃんが死んだ理由も全然よくわからまま死んだし、
ジュニアが死んじゃったやつですよね。
何しに行ったのかちょっと正直よくわからんまま、
死んだり、
あれが何かに生きたのかどうかもよくわからなくて、
それっぽい専門用語っぽいことを言ってて、
こっち全然状況把握できてないんですけどっていう。
で、なんかあの爆弾も、
あれってなんか会社がもともと埋めてたってことですか?
そういうことみたいですよ。
らしいですよね。
それもなんか意味わからなくて、
12:00
それで主人公に行かせて、
罪をなすりつけるみたいな話でしたけど、
どういう道理でそれが罪に、
あそこが爆発して、
どのタイミングでそもそも爆発する予定だったのかとか、
それがどうしてあいつ人の責任になることになるのかとか、
確かにわかんない。
全部踏み切れしかわからんと思って。
確かに責任なすりつけたいのか、
邪魔なやつを排除したいのかよくわかんないなっていうのは確かにそうですよね。
最後に検査の証人書類みたいなのを持って脱出はできましたけど、
あれ証拠になるんですか?あれで。
あれ、そもそも、
あれ主人公が持ってきたってことですか?
いや、置いてあったってことです。
そうですよね、油田園でもともと。
それがたまたま机の上に出てたと。
なんか書類の管理ガバガバやないかって感じがするんですけど、今思うと。
それは、でもあれか、
爆発してしまうからそこで燃やせばいいやみたいな発想なんですか?あれは。
でもそこになんか主人公行かせる理由がわかんないですよね。
まあね。
なんか罪の意識で自殺したんだみたいにしたかったんじゃないですか?知らんけど。
知らんけど。
そんなタイミングよく爆発する設定あったんかっていう。
確かに、これ言ったら元も子も同じですけど、昨今、紙があったらデータもあるんだろう。
しかもデータはだいたいあんたの本社の方にあるんだろうと思うんですけど。
確かに。
あの紙を回収して、しかもかなり黒塗りが入っている状態でそれを持って帰ったら、
この会社の悪が暴けるって、そんなことあるかっていう。
あと結構黒塗りもね、結構ガバガバでしたよね。
結構読めるのっていう。
ちゃんと黒塗りにはしなきゃダメみたいな。
あの黒塗りの仕方って裏から字読めるやつですよね。
マジックじゃダメなやつですよっていう。
マジックで黒く塗りつぶすとそれを黒塗りって言わないみたいな。
そのなんていうか、黒塗りって文章を公開しないといけないけど、
読まれたらまずいからもう潰しちゃいますってもんじゃないですか。
そもそもなんていうか、あれ黒塗りしても意味なくないですか?
いや、そうはないですよ。内部なんてないですよ。
え、だってその、要は元々は検査上はダメってなってたイベントを、
主人公がOKってしたってことですよね。
え、それってなんだろう、ここが改ざんされてたで黒塗りとかする意味あるんですか、それって。
てかもうそれが答えじゃねえかっていう。
しかもなんか、国が違うから基準を作り変えてもいいみたいな、
ちょっとグレーゾーンを通るみたいな話だったじゃないですか。
え、じゃあもうそれで貫き通して開き直っとけばええやんっていう。
そう。
なんかすごい中途半端に、それで通るんやったらそれでいいやんって思うのに、
全部がこう雰囲気、なんか多分ね、何も多分ね、調べずに作ったんやろうなこの映画みたいな。
15:06
そうそう、だからアメリカの石油の産油企業がよその国に油田を建てて、
悪いことするとしたらこういうことしそうだよねっていうことだけを要請集めて作ってるんですよ。
そうですよね、もうなんか1ミリもリアリティないなっていう感じはね、すごいなっていう。
もうちょっとね、海底油田の話だったらなんかね、バーニングオーシャンとか見てくれやって関係ねえけどみたいな。
そう、あとサメ映画って、なんかちょくちょく犬出てきたりするんですけど、
それはいいと思うんですけど、せめて犬1回ぐらいピンチになるとか、
なんかワンちゃん快適に過ごしてただけやないかっていう。
確かに、確かに。
犬がポチャって落ちて助けに行こうとしてどうとかなるとかやったらわかるんですよ。
あのワンちゃんの出し方とか、なんで連れてきたんとか、誰が連れてきたんとか。
もうなんか面白すぎて。
確かに、あの犬の唯一の出番って自己紹介の場面ですよね。
あんなちっちゃいのに闘牛って名前でしたよね、ブルみたいなそんな名前で。
本当だこいつちっちゃいのに本当に怖いみたいな風になるとこだけですよね、あいつの名場面はね。
あとこれも大問題だと思ってるんですけど、
死ぬようの人がいなさすぎるんですよね。
そうですね、確かに。
だから作中で死ぬ人が少なすぎるんですよ。
そんな家族の時点で少なくとも子供と妻は死なんやろうなみたいな感情ができちゃうから、
もう死ぬ人おらんよ。とりあえずこの茹でにいた2人の少なくとも1人は死ぬしかないやんってどう考えても。
茹でにたどり着いてから死ねる人がもう片手で数えれる範囲しかいないから。
サメ映画やるんだったら名もなき人がいるんですよ。
だから死後人物じゃない人が死ぬっていうのがないと、サメ声ってなる余地がなさすぎるんですよね。
もうなんか初めにイントロダクションで死ぬ2人がいるじゃないですか。
まあそれはいいんですよ。
でもそれは前立端でしかなくって、主人公たちの物語が動き始めてから死ぬ人がいないと、
サメ映画としての緊迫感がなさすぎるんですよね。
何死にました?冒頭のおっちゃんとジュニアだけでしょ?
もっと死なな。それは。
てか冒頭のおっちゃんかわいそすぎるやろって思いましたよね。
かわいそすぎるし、まじであそこまで付き合うギリがなさすぎる。
あんな走った感じでね。
ただのいい人やったもんな。かわいそう。
超いい人ですからね、あの人。
てかあんな危ないってわかってるんだったら、あの人も返すなよって思いますよね。
確かに。
てかそもそもなんですけど、村で危ないからって言って油田に行くって家族の方の発想もよくわかんねえなと思いながら見てありましたけど。
18:03
確かに。
まあ確かにね。
まあわからんでもないかな、ギリギリ。
ギリギリ。そこはギリギリ許せる。
そこしかないからっていうのはあるけど、まあ序盤はこの家族が油田に行くのは無理やそうと思いながら見てて、無理を考えても無理やそうって、いかんぞってなってました。
そうっすよね。
どうやって行かせよう。
フェリーとか乗ってて、でなんかそのフェリーが事故って油田に流れ着くとかならわかるんですけど。
それかもういっそ油田から始めろよみたいな、もうなんか。
家族旅行兼お父さんの出張みたいなので行って、もうなんでこんなとこ行かなきゃいけないのよみたいな話から始めるとかでいいわけですよ別に。
いやそうなんですよ。
村別にいらんかったんですよね僕的には僕。
っていうか村の人がサメの存在に気づいてないっていう設定だったら、あの村の人も死ぬ要因としてどんどん投入できたんだけど。
知ってるからな。
なんか彼らは彼らで近づこうとしないから、いやそれにしても助けぐらい読めようって思いますよね。
その外の世界に。
そうですよね。自分たちで自己完結してるからな。
それはもうおかしいやろって。
途中からあの無線をつないで助けを呼べばなんとかなるって話になるんですけど、いや誰も来なかったじゃんそもそもっていうところがあって。
呼んでくるのか本当にっていうのがあったんで、そこのモチベーションもいまいちよくわかんないっていう。
確かに。
そうですよね。僕さっき村の序盤の雰囲気好きって言ってたじゃないですか。
もしかしたらこれ単にあの家族を油田に追いやるためだけに設定されたものなんじゃないかなって疑いを今覚えて、だとしたらこんなしょうまい話ないぞってなりました今。
いやーもう。
あーなるほどな。あと本作最低の何の意味あるのポイントなんですけど、サメが幻術使う意味何なんすか。
そう。
あれ。
そう、それ。
あー。
確かにありましたよね。
あった。
あったわ。
あったなーって。
あれ、なに?
もっと効果的にね、使う話かなって思ったら。
しかも1回しか使わへんし、そのシーンも。
でもあれ何回か使ってますよ、あれ。
あ、そうなんすか。
船が見えるとこもありましたけど、娘が死体見てるのもそうでしょ。
え、あれも?
あれも幻想。
のはず。
で、あと最初版にダイバーのおじさんが殺される前になんかめっちゃ綺麗な景色見てたの、あれ多分幻覚だと思うんですよね。
うん。
あー。
そうなんや、というか水の中の死体は私唯一ぐらいにいいシーンやなと思ってたのに。
そう、あれがないってなったから死体がなさすぎるぞ、この映画ってなって。
確かに。
21:00
あんなとこにあんな溜まり方せんやろとは思ったけど、でもなんかあのビジュアルがめっちゃ良かったから。
だからやっぱそのサメに食いちぎられた死体シーンってちょっとまぁサメ映画のハイライトというか、まぁなんかあぁ怖えぇなってなるとこなんだけど、
あそこでなしよってするから、いやいやその、それサメじゃないモンスターでやってこれよと思ってその幻覚を見せるとかさぁその、
そのサメに求めてるものと相性悪すぎるやろと思って、もうサメはフィジカルで勝負しちゃうよ、フィジカルで。
フィジカルでね、まぁねそうですよ、フィジカル勝負なとこある。
しかもなんていうか、幻覚を見せることがそのサメの恐怖につながらないんですよ。
ただ幻覚を見せる、そしたら食われるってだけなんで、なんなのじゃあこの幻覚は。
なんかそれこそセイレーンみたいに声聞いたら海に潜っちゃうみたいなそういうのとかがあるとちょっと話違いますけどね。
そういうのじゃないからね。
そうなんですよ、あとあのダンジョンズ&ドラゴンズでヒョウみたいなキャラクター居たじゃないですか、
あれこそまだに原始を見せて、で自分が前に来てると思ったら後ろから本物が飛びかかりますよみたいな使い方をするなら、
そのモンスターとして面白いんですよ。
まぁまだね、たくさん見たことあるけど。
そんなことすらも知れずに、しかも基本的に油断断漏れてるじゃないですか、油が。
視界が悪いんですよ。
そう。
そもそも何かが常にあるから、これが幻覚なのか、原因なのか分からなくて。
分からない。
だからそもそも幻覚を使う必要はねえじゃんっていう話で、見えてないんだから。
サメたる者、拳一本で勝負せんと、ほんと。
なんなのそれ。
いや、そういうことっすよ。
誤魔化し真似すんじゃねえって思いましたよ。
ほんとそうっすよ。
いやー、監督サメ、監督ってか脚本か分かんないですけど、サメ映画見たことないんかな、もしかして。
いやもう、今回だってちょっと見て、あまりにも消化不良やったので、家帰ってディープブルーとか見直しましたもんね。
ディープブルーめっちゃおもろいでしょ。
面白かったーって思って。
ディープブルーサメ映画の中で一番おもろい。
これだよね、求めたのって思いながら見てました、正直。
ちょっとサメ映画の話に振っていいですか。
いいですよ。
サメ映画、みなさんそんな見てます?
いや、私ちょろちょろっと、そんなに追いかけてはないですけど、ちょろちょろっと見てます。
代表的なやつは見ていると思いますけど、いわゆるとんでもよりのやつはあんま見てないですかね。
映画ファンタルモのサメ映画を見ろ的な雰囲気ってちょっとだけあると思うんです。
ちょっとだけね。
でも僕多分片手では数えれないけど、思い出せるぐらいしか見てなくって、
ジョーズ123、オープンウォーター、ロストバケーション、海底47m2作、それぐらいかもしれない。
あと本作ね。
僕も似たようなもんですけど。
いわゆるとんちき系のやつは全く見てなくって、
とんちき系サメ映画のオータル、シャークネイドとか一作も見てなくって、
24:04
僕、サメ映画ってふざけたものとして見てなくって、
ガチのモンスターパニック映画としてしか見てないんですよ、サメ。
なので、ちょっと最近の映画界隈にあるサメおふざけ感みたいなのが全くわからない文脈なんですよね。
確かにね。シャークネイドは見てるけど、不運っていう。
シラフで見るもんじゃないなっていうふうにしかもならないので。
個人的にはですけどね。
あとメグ・ザ・モンスターを見てたな。
あれもな、人知らんからな。
今回のブラックデーモンも、お前も一応メグなのか、メガロドンなのかっていう驚き。
お前メグなんだなっていう。
見てる途中にも予告で流れてたメグ・ザ・モンスター2のことが気になって気になって。
そうそう、僕も流れたんですよ、見てる時に。
予告編でメグ・ザ・モンスター2があったんで。
あ、メグ?
サメ映画の予告にサメ映画流すなよっていう。
それ覚えましたね。
今回のメグ・ザ・モンスター2は、いっぱい人死にそうで期待できるなと思って。
あともう、モンスターパニック映画じゃなくて、怪獣映画に振り切ったなって感じがあって。
怪獣総進撃みたいな感じになったじゃないですか、予告の限りでも。
それはそれでいいよ、はいはい、そうするんだったらそれでいいからみたいな感じで、ありやなって思ったんですけど。
今回ね、なんなん、特殊能力持ってるくせに大したことしねえし。
あと、何ていうか、いつ襲ってくるか分かんないみたいなのがサメの怖さでもあると思うんですけど。
映画におけるサメの怖さね。
あくまで現実のサメじゃなくてね。
エクスケースしておきますけど。
ただ、今回ね、油田の周りに常にいるってなってるから、もう入ったらほぼ確実に来るっていう感じになってたじゃないですか。
もうそれなんかね、緊迫感逆にないなというか。
いますよね、前提になったら。
ここ、今はいけるかもしれないみたいな、アウトと政府の境界線が曖昧なところで何かをしないといけないっていう、その怖さがないんですよね。
もうここから一歩も動けませんって。
だからみんな初めから諦めてて、何回やったら死ぬからみたいになってるから。
チャレンジせな、モンスターパニック映画は。
チャレンジせなって思って、ほんまに。
そういう意味ではね、サメ映画で言うんだったら、ロストバケーションは最高じゃないですか、その辺はやっぱり。
あれほんと大傑作ですよね。
ロストバケーションはすごいですよね。
だって一人でやってるのに、あんなにおもろいことあるって思いますよね。
そうそうそうそう、タイムリミットもちゃんとあって、ハラハラするしみたいな。
あれはほんとに大傑作ですよね。
それに、ゆでんより狭いのにゆでんよりいっぱいやることありますからね。
確かにそう、ほんとですよ。
いろいろやらなきゃいけないことたくさんありますからね、あの映画ね。
27:02
やることを準備しろ、映画の作る側がほんとに。
ちなみにメガドロン?
メガドロンってほんとにいるんですか?
メガロドン?
メガロドンは、絶滅したホウジョロザメとはちょっと違うって違うんですけど、ホウジョロザメの仲間で、基本的には新世代、3000万年前からぐらいにいたのかな。
恐竜ってこと?
ザ・メグ2に関して僕一個だけ言いたいのは、メガロドンは中世代にはいないよってことです。
いやもうこの手の話をね、僕は大石さんから聞きたいと思っていたんだよっていう。
メガロドンって、鯨が巨大化していく、要は哺乳類が海に潜って、鯨が進化していく過程で、それを襲う形でどんどんどんどん大型化していったっていう動物なんですよ。
なので、あの時代、もうちょいでかいトカゲがたくさんいるんですよね。ジェラシック・ワールド見た方ならおそらくわかるであろうモササウルスとかのあたり。
なので、サメって実は結構小型なんですよ、あの時代。あとホウジロザメのネズミザメモクっていう仲間なんですけど、
あいつらって新世代にならなきゃ現れないんで、そもそもあの形のサメがいないから、恐竜時代にあの形のサメ自体がいないはずなんですよ。
だからあの予告を見て僕だけが多分モヤモヤしてるなって思って。
いや、本当大石さんのその生物学的アプローチっていうのが、もうこういうの待ってたって感じなんですよね、今回の。
あれっていうか、大石さんがサメの研究されてたって話って番組内で言いましたっけ?
言ってないですよね。
まがりのお客さんが何人か知ってるくらいのレベル。
言ってないですよね。
ちょっとその話をしてないとあれですし。
その話がないから、大石さんがなぜサメ映画をポリティカルに嫌いかっていうのが今わからないまま話がずっと進んでたなって思って。
そうですよね、そこだけずっとなんか伏線じゃないですけど、謎のまま進んでましたよね。
確かにね、すげー変な人っていう。
そうそう。
そうですよね、ご説明どうぞみたいな。
いや、改めて伺っていいですか、その。
あー、はいはいはい。
ひとんだことからというか、3年くらいサメの研究をしてまして。
大学院で。
大学院で。
で、その過程でいろいろサメの解像度が上がったっていうのは結構あって、おかげさまでサメ映画をポリティカルに嫌いっていう技は覚えなくなったんですよ。
で、それは正直サメ映画の初代であるジョーズに遡ってるんですけど、サメの研究業界でジョーズ効果っていうものが言われてるのってご存知ですか?
あのー、サメがいっぱい殺されたっていうことですか?それじゃなくて?
そうですそうですそうです。
カリフォルニアだったかな?の方でスポーツフィッシングがジョーズの効果以降一気に流行って、でサメの乱獲が進んだんですよ、その時に。
で、現在ではアメリカでは基本的にはサメの保護というのが、禁漁区というのが設けられているんですけど、
現在世界的にサメっていうのはかなり絶滅の危険性があるっていうのが知られてまして、この30年、だからちょうどジョーズが公開したちょっと前ぐらいから30年間の間に、
30:07
まあこれはスポーツフィッシングだけではなくて、漁というか普通の漁の中で混革されちゃうみたいなものの方が結構メジャーパクターなんですけど、
そういうものを含めて約90%のポピュレーションがなくなったっていうような研究もあるぐらい、結構深刻に絶滅危惧種なんですよね。
なんですけど、これ結構映画の効果についていろいろ多分議論になる話かなと思っていて、
そのサメ映画って、僕ポリティカルにというかある意味研究してた立場として許せないところが一個あるとしたら、
サメはモンスターとしてしか描かないんですよね、基本的に。
で、じゃあ他のモンスターはどうかっていうと、
例えば僕もジェラシック・パクトは恐竜映画も大好きなんですけど、恐竜映画って恐竜をモンスターだけとしては描かないことの方が多いんですよ。
基本的に恐竜というワンダーの存在としても描いてくれる。
で、例えばモンスターとして描くもので言うなら、エイリアンとかそういったものをモンスターとして描くのはある意味完全なモンスターとして描くとしていいんですけど、
ただそれは存在しないからいいんですよ。問題はサメは存在するんです。
で、存在するし、かつさらにめんどくさいのがサメって僕らと系統的にすごく離れているので、
なんか感情があるとかって思えないっていうか、僕らがそれを読み取れないというか、少なくとも意思疎通はしにくい存在じゃないですか。
だから現実問題、彼らとコミュニケーションは取れないし、からこそ多分モンスターとして捉えるのが自然になっちゃうんですよね。
で、割とそういう影響で結構サメって経費されすぎていて、
年間でシャークアタックで亡くなる方って大体世界で言っても100人はいかない30人ぐらいなんですよね。
確率で言ったら雷で当たって死ぬ人の方が多いんですよ。
質問していいですか。サメとイルカとクジラって結構違うんですか。
全く違います。
イルカとクジラは近い気がするじゃないですか。
その2種とサメは結構違うってことですか。
全く違う生き物です。
え、サメってもしかして哺乳類じゃない?
それはちょっと待ってください。魚類。
ちょっと結構のやつですか、イルカの。
ちょっと待ってください。
それは結構のやつです。ただ結構こういう会話って、水族館では僕もよく聞いたことがあります。
これ絶対子供が聞いてるやん。
いや、大人が言ってます結構。
あ、ほんまですか。よかった。
魚の仲間なんですよ。ざっくり言うと。
ただ普通の魚ともちょっと違う特別な魚なんですけど。
たまごってこと?たしかにたまごっての意味であるわ。
え、違う?
割と6割ぐらい妊娠します。
胎生の種が多いんです、サメって。
ただこれちょっと本論がずれるからあんまり深く入らないですけど、大学院時代はその研究してました。
妊娠するって哺乳類かと思った、イコール。
いや、それは違います。
え、サメ不思議すぎん?っていうのは。
33:01
たしかに。
サメは結構面白いんですよ。
ただ研究者人口も非常に少なくて生態もあまり分かってないっていうのと、
あと結構その、これ絶滅の一個の原因なんですけど、
繁殖ができるところまで成長するまでに結構時間がかかるんですよね、他の動物に比べて。
だいたい、たとえばジンベイザメとかだと10年近く今海遊館で飼育されてる子がいますけど、
あれまだ未成熟な子供なんですよ。
え、寿命は?
あれで子供なんですか?
え、寿命は?
寿命は100年近くなんじゃないかと推定されてます。
人間やん!ほとんど。
まあ、ほぼ。
なので、このサメを要は繁殖のサイクルが非常に遅いので、
1回ダメージ与えちゃうとそこから回復までが遅いんですよ。
っていう意味で、本当の意味で保護しないとちょっと危ないぞって言われてる。
これ結構世界的に有名雑誌のネイチャーとかサイエンスとかでもそういうような論文が出てます。
そうか。
っていうので、僕はポリティカルにサメをそういうふうに
悪評を高めてしまったという意味でのサメ映画っていうものを
あまり好きとは言えないというか嫌いだというふうに言ってるっていう
そういう立場を取ってると思います。
さっきまでの我々の人が知らねえんだよなとか言ってたのって
もう典型的なサメ映画をポリティカルに正しくな言い方してるってことですよね。
知ってる奴らってことですね。
そうなんですよ。はい。
その一点で多い。
サメって、サメにもいろいろいるんでしょうけど、賢いんですか?知能?
この賢いをどこの定義を置くかっていうのが非常に難しいところだと思うんですけど
脳の大きさで言ったらそんなに大きくはないです。
だけど集団行動もとるし、あとちょっといろんな意味合い含みますけど子育てもします。
今度大石さんとサンシャイン水族館行きたい。
サメいるか知らんけど。
大石さんとそういうとこ行くと絶対楽しいと思うんですよ。
大石さんと恐竜図鑑店行ったんですけど、めっちゃ熱く恐竜の話解説してくれてめっちゃ楽しかったんですよ。
サメについてムチすぎたわ。
もしこのサメってどんな生き物っていうのが特に映画の意味で知りたいっていう方は
ドキュメンタリー映画なんですけど、アマゾンプライムでシャークエクスティンクションっていう映画が
アマゾンプライムオリジナルかな?でやっててさっきまでずっとそれ見てたんですけど
シャークエクスティンション?
エクスティンクション、サメの絶滅って意味ですけど日本語で言うと。
結構フカヒレ量で国際的に禁止されてるんだけど、割とマフィアの裏金作りとして使われちゃってるところがあるんですよ。
なんかそういうの聞いたことあるな。
フカヒレ食べるために?
そうです、中国でめちゃくちゃ高く売れるんで、高級食材として。
で、そのしのぎとして使われちゃってるんで、そういう量の現場にカメラマンの方が潜入してって
36:00
その予想を取ったりとかしてるっていう作品なんで。
結構これはこれなかなかスリリングで面白いので、そちらも是非という。
ポリティカルな理由でサメ映画がお嫌いっていうお話だったと思うんですけど、
オイさんの中で上手な評価ってどうなんですか?
映画としてはすごくよくできた映画だと思っていますし、スリラーとしてものすごいやっぱ上手いなと。
スピルバーグよく姿を見せないことの恐怖っていうものをこんなにうまく描けたことはないなって思う反面、
あんまりスピルバーグらしくないなとも実際思ってるんですよ。
なぜかというとスピルバーグってモンスターの側にもしっかり美しさというか
結構感情を寄せる監督だと僕は思ってるんですね。
例えばジャラシックパークでもやっぱり彼ら怖い存在だし、人間を脅かす存在なんだけど、
でも同時に美しい存在でもあるってことをしっかり劇中で描き続けてると思うんですよ。
それこそ冒頭のブラケオサウルスのシーンだったり、あとはラストのテラノサウルスが吠えるシーンだったりっていうのを明らかにヒーローイックに描きますよね。
じゃあ上手で出てくるサメはどうかっていうと、ただのモンスターでしかないんですよね。
ある意味サメ映画っていうのはそのフォロワーになっちゃってるんですよね、全体的に。
今聞いて思ったんですけど、確かにジャラシックパークって恐竜やっつけないなと思って。
ティラノサウルスはもう洗脳役者としてシリーズの象徴として大いなる咆哮をして終わるわけですけど、
シリーズでもやっぱり悪役であるラプトグとかも直接奴らを殺したことで終わるって感じにはならないというか、
やっぱり人間側がこっちの世界に来たのが間違ってたんだなっていう結論になって終わるじゃないですか。
それがやっぱり彼らには彼らの世界があって、彼らはその世界の中での王なんだっていうことを尊重して終わるっていうのはあると思うんですけど、
上手はそうじゃないですもんね。
そうなんです。
なるほどな。
上手は、上手というかサメ映画って私はホラー映画、ホラージャンルに含まれてると思ってるんですよね。
そういう文脈で見てるんですけど、
ジュラシック・パークは当たり前ですけどホラー映画と思って見てないわけですよ。
やっぱりホラー映画として描くときにそこに感情移入させないっていうものとして作ったんでしょうね。
だから本当にホラー映画として作ったのかなって思います。
上手も結構好きなんですけど。
あれはサメのロボットがうまく使えなくて、サメを映さないっていう方法を選ばざるを得なかったっていう事情もあると思うんですけど、
どの道アマプロットの中でサメに感情移入できる余地はないでしょうね、やっぱり。
そうですね、たぶん白ゲーみたいな話っぽくなるからなっていうのがあるから、感情移入もないよなっていうのはちょっと思います。
でもやっぱり上手ってサメの虐殺を生んだ映画でもあるわけじゃないですか、さっきおっしゃってた意味では。
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そうなんです。
高生の半笑いで見られるようなおふざけサメ映画は、それはもうちょっとギャグやからっていうのはわかって見ているわけですけど、
上手って面白いが故に、やっぱり有害な部分っていうのがすごいあるかなっていうのがあって、
それって例えば、かつて黒人の差別を助長した側民の創生であるとか、あるいは今見たらどうかなってなるような風と共にサメみたいなね、
当時は純粋に良かったのかもしれないけど、それってむちゃくちゃ良くないじゃないですかっていうものなのかなって。
それは上手がちゃんとした映画であって、面白い映画であるほどやばいっていうのはあると思うんですよね。
なんかその意味では上手が一番サメ映画ですごいけど、一番罪深いなって思ったりはしますね。
実際スピルバーブ自身も最近になって上手に対する反省みたいなことをコメントもしていて、
もちろん上手効果ってことも彼は結構後で聞いて罪悪感を覚えたらしく、
あの時の政策判断というのは、むしろ自分が未熟だったというのもあるけど間違っていたし、
何とかそこで罪滅ぼしできないかっていうのはコメントして残してもたりもしてます。
でも人間って人間から遠い生き物に厳しいからな。
いやそうなんですよ。
だからそれで言ったらピラニアとかも絶滅するかどうかはさっておき、
そんなことを言い出したらね、サメ以外でも、そもそも映画になってなかったとしても厳しいじゃないですか。
そうですね、ほんとに。
僕虫無理ですもんってなったようなのがありますもん。
確かに哺乳類じゃない、私は哺乳類と思ったわけですけど、
そこにいるかとかクジラみたいな、ちょっと人間に近くて知能もあってみたいな同情が得られなかったんでしょうね。
そうなんですよね。形だけで言ったら似てるじゃないですか、クジラとかイルカって。
似てるからさ、しかも妊娠するし寿命も長いのになんで哺乳類じゃないかがわかんないですけどね。
今日話聞いててサメってめちゃくちゃワンダーあるじゃんって。
ワンダーあるよね。
サメのワンダーで映画作れないかねみたいな、思いますね。
ほんとに、だからディープブルーの緊急サメって若干うって覚えましたもん。
やっぱりそれはそうだ。
ディープブルーはほんま面白かったですよね。
アルツハイマーって本当にそれこそ社会問題というかアルツハイマーっていう言葉自体がすごく脅威だったこともあって、
その薬のためだったらある程度何してもいいっしょみたいな大義名分がちゃんとあって、
そことサメを結びつけたっていうのは結構その時点で面白かったし、
知能を持ったサメが復讐に来るっていうかなんていうか。
そんな感じのね、復讐に来ましたね。
サメがもっと可能性があると思うんですよね、そういう意味では。
42:03
でもなんかそのサメが持ち得るかもしれないフィクション内でのワンダーっていうものを全部クジラが吸収してるような気がして、
なんかサメがそのワンダーを追いかけそうな可能性を全部クジラでやってねって思って、
前のね、アバターとかもクジラがなんかすっげえいい役持っていくわけじゃないですか。
あとフリーウィリーとか、クジラ助ける映画って大好きじゃないですか、向こうの人。
なんで外国の人ってクジラ好きなんすかね。
なんかイルカはわかるんですけど、イルカのイメージはだいぶフレンドリーだから。
一つ要因としては、研究者が多いんで研究が進んでて彼らの生態がわかってるというのが結構残酷な事実だと思ってます。
サメって一方で研究者が少ないのであんまりわかってないから、
要は無理解が彼らの他者性を生んでるっていうのはかなり僕はあると思っていて、
クジラって例えば歌ってコミュニケーションをとるだとか、
あるいは子育てをかなり長い間してるだとかっていう生態がかなりわかってるんですね。
有名ですよね、なんかね。
それなぜかっていうと研究人口が多いんですよ、研究者人口が。
だから自ずとわかる事実っていうのも増えるんですけど、
サメって世界的に、よくジョークでサメ研究者業界で言われるのが、
サメが絶滅するかサメ研究者が絶滅するかどっちが早いんだろうねっていうジョークで言われるんですけど、
そのぐらい世界的に少ないんですよ。
なんか多そうやし、こんな舐めた言い方したらあれですけど、
クジラの研究できたらサメの研究もできそうなのに。
まあでもおそらくフィールドでやってる方々は近い手法を取れると思います。
ただ多分サメを研究するという大義名分が立てづらいんですよね、
その事前の積み上げがない分。
で、人とも遠いからそもそもそれやって何、娯楽なのって話になってしまう。
確かに、人と近い方が面白みがありますよね。
し、人に役立つ研究っぽくなるんですよ。
研究って難しいですよね、その辺のバランスというか。
利益生むのか生まないのかで研究判断すんなよみたいな話もあるけど、
でもおさるどおりです。
研究資金来ないしなみたいなことって影響の課題ですよね。
だから本当にアルツハイマーの治療薬でも見つからない限りはサメの研究が進むことはないんですよ。
ただし、段階は進んでいくっていう。
そう考えたらだいぶ特殊な位置づけの生き物というか。
まさにそうだと思います。
なんかあの、無理解と利益のなさが差別を生んでるって全部含んでるなってちょっと思いました。
そうおっしゃる通りです。
つらいつらい。
人間がわかりやすく差別を生む構造がまさに生き物において行われてるのが僕はサメだと思ってるんで。
なるほどね。
人間が絶滅させてきた生き物もたくさんいますもんね、ゾウヤってなんか。
よく知らないし、得もないんだったらそいつらには攻撃する方がむしろいいってなるっていう。
45:07
で、しかもさらにやばいのは殺してヒレ取れば金になるっていう、そこもプラスアルファであるんで。
なるほど。
ちなみにヒレってどこであるんですか?
基本的に背びれと胸びれかな、他ヒレで使われてるの。多くは背びれです。
他のとこは食べないんですか?
地域によりますけど、だいたいサメってお肉の中に尿素を入れてるんで臭いんですよ、お肉が。
どういう仕組み?
話はあれですけど、浸透圧の調整を尿素でやってるので、塩水に対する。
なのでちょっと臭いんですよね。
あんまり食べには向かないんですよ、お肉って基本的には。
それなのに部分的に食べれるからってめっちゃかわいそうですね。
そうなんです。だから多くの負荷ヒレ量って取ってきて、占めて、負荷だけというか背びれだけ切って、捨ててるんですよ。
死にますよね、その後。
はい、死にます。もちろん死にます。
そんなこと知ったことじゃないっていう形で扱われてるので、やっぱり残酷な量だなと思いますね。
完全にアバター2でやってた狩りと一緒ですけどっていうことですけどね。
でもあれはクジラやからなぁ。
そうなんすよ。
クジラだからっていうのでやってるから、ほんとなんか不思議っていう。
それやったらね、結局利益がないから現実の研究が進まないのはわかるんですよ。
でも、そこでサメを取り上げられる可能性があるのがフィクションじゃないですかね。
そうなんです。おっしゃる通りなんです。
フィクションならサメを使って面白い話を作ったらそれは得じゃないですか。
サメで得したことになるじゃないですか。
じゃあもうそこで、サメってコミュニケーション取れるな。
実際は取れないけど、コミュニケーション取れなくても、そこにワンダーを感じれる瞬間っていうものがフィクションの中で美しく描かれたとしたら、
現実のサメにとってもメリットになることがあるんじゃないかなと思って、
それこそスピルバーグが取るべきじゃないのって思うんですけど。
そうなんですよ。おっしゃる通り。
ETみたいなことってことですかね。サメでETみたいな。
そうか。ちょっと話しとれるんですけど、それやったらゴキブリの映画も作ってほしいと思ってて。
グラスのイメージの。
私ゴキブリめっちゃ嫌いなんですよ。みんな嫌いだと思うんですけど。
本当に無理なんですよ。
無理すぎて調べ尽くしたんですけど、勝てないんですよ。
勝てる要素がないんです、ゴキブリに。
だからゴキブリのイメージをポジティブなものに変換して、
人間のマインドを変えるしかないと思ったんですよ。
クモとかはクモの糸とかの話のおかげで、なんか助けたらいいことあんのかなみたいな。
48:02
とか、害虫食べてくれるみたいな。
ちょっといいイメージあるから殺さないじゃないですか、家のクモって。
ゴキブリもディズニーとかがアントみたいな感じで、バグス?なんかありましたよね。
バグスライフ。
あんな感じで可愛いイメージになんとかしてくれへんかなと思って。
ゴキブリを絶滅させるのは無理やから、人間のマインドを変える方に誰か頑張ってくれへんかなと思ってるんですよ。
ゴキブリがちょっとムズい気がせんでもないんだよな。
人間の社会の中の不潔な部分に食い込んでるっていうのがやっぱりどうしようもない部分があって、
そこがね、だいぶ厳しいかなって気がします。
たまにしか遭遇しないサメとかと違って、まあまあの頻度で見るじゃないですか、夏とかに道とかでも。
そうですね。
道でよく見ますよ。
あれはきつい、ほんとに。
ゴキブリはいやすいって悪役にもならないじゃないですか。
確かに見たくないもん。
見たくないからあんな大スクリーンで。
だから本当、劇中でゴキブリが得る映画っていうのは2作品しか出てこないですもんね。
テラフォーマーズとキャッツしか出てこない。
出てこない。
キャッツゴキブリが出てくるんですよ。
確かに。
おぞましい姿で出るんですけど、あれ。
いや、ホラー映画でも有名なゴキブリ映画あるんですけどね。
あるんですね。
見たい気持ちと見たくない気持ちがセミアンキーあってて、
しかもちょっと頑張って入手しないと見れないんで。
そういうやつなんだ。
買いたくないじゃないですか、そんなの。
そんなレアものなんですね。
なるほどね。
サメの話にちょっとだけ戻しちゃってもいいですか。
すみません。
映画の中で唯一、これは認めてあげてもいいというか、
よくやったって思ったサメが1匹だけいて。
今回?
ザ・スーサイドスクワットの七上。
今回じゃなかった。
そっか。そうだわ。
だからジェームズガンはそこにもしっかり焦点当ててくれるんだと思って、
僕嬉しくなっちゃったんですよ。
なるほどな。
そんな視点で七上を見たことがなかった。
すごい。
サメ、そうですね。
サメをかっこいい路線はいけますもんね、しかも。
あいつは可愛かったけど。
そう、あいつはしかも言葉は基本通じないやつなんだけど、
でもだからといって酷いやつでもないっていう、
あの描かれ方のバランスもサメっぽくて僕はベストと思ってます。
確かにな。
そうだわ。
しかもまさにジェームズガン的なテーマにめちゃくちゃ合うじゃないですか、
さっき言ってたような差別される動物としてのサメ。
そうだな。
だから僕は映画の中で唯一七上だけは、
お前主人公のサメ映画作ってほしいと僕は個人的にはすごい思ってるんですけど。
51:02
なるほどね。
でもなんかサメの可哀想なとこって、
人気が出たら出たで不可否で売れそうですよね。
そうなんです。
どっちみち?
それはそう。
つらいな。
可哀想。
スピルバーグに最後にサメをヒーローとして描く映画撮ってほしいな。
そしたらスピルバーグのある意味延間閉じますからね。
確かに。
フェイブルマンズでトルガオの罪性に関して描いてたんですけど、
まさにまさに。
そのガチの罪じゃないじゃないですか、
スピルバーグのガチの罪がジョーズを撮ったことですよ。
ガチの罪。
撮ってほしいな。
だってジャスティック・パークも撮ってたわけだし、
人間がサメの側の世界に行ってどうこうして、
いっぱい人もサメに殺されるけど、
それはそれとしてやっぱサメって尊い生き物だよねって言って、
最後人間がヘリに乗って帰っているところにサメがこう海面にジャンプして、
でもやっぱりサメって美しい生き物だなって言って、
人間たちが帰って行ってエンドって終わる映画、
これはサメっていいよねってみんなが思えるんじゃないかなと思って。
サメな。
ちょっと期待したいですね、このサメ映画に新しい風が吹くことを。
僕はずっとそれを待ってます。
なんかあんまり面白くない映画の話してたはずなのに、
割とアカデミックな話になってる。
これをきっかけにサメについて知るっていういいきっかけ。
普通に映画より大いさの話の方が面白かった。
それはそう、本当に。
アクデーモンを作った人たちには反省してほしいなと僕は思ってます。
反省してほしいです。
サメじゃなくてまず映画として。
スピルバーグにも反省してほしいです。
反省してるけどね。
形で表してほしいですね。
ちゃんとね、あがない嫁、形で表してほしい。
映画という形で表してほしいですよね。
丸く収まったんじゃないですか。
収まったな。
じゃあそんな感じで、ブラックデーモン絶対説明の話は終わっておこうかなと思います。
次回どうします?
怪物結構ありかなと思ってるんですけど、皆さんが見られるなら。
怪物いいですね、面白そう。
怪物見る予定でした。
ちょっと待ってくださいね、僕が行けるかを確認します。
今週末はミーガンもあるんですよね。
ジェームズ1の新作ありますね。
めちゃくちゃチャイルドプレイのリブート版っぽい雰囲気はあるものの楽しみ。
54:00
そっか、チャイルドプレイのリブート版もAIというか電子人形みたいなやつでしたよね。
ほぼ一緒な気がしてます。
確かに一緒。
リブート版のチャイルドプレイ面白かったですけど。
面白かったんです。
面白かったですよね。
だからちょっとミーガンはあれを超えるというか、どういう方向性で来るのかなと思って。
ジェームズ1ですからね、絶対ただで終わらないですからね。
監督ジェームズ1だったっけな、ミーガン。
制作に入ってるだけかな、監督じゃないはずですけど。
制作じゃなかったっけ、なんか違う気がする。監督じゃなかった気がするけど。
監督じゃなかったはずです、確か。
ただめっちゃ宣伝ではそれを押されてましたけどね。
そうなんだ。
ジェームズ1とブラムハウスってダンって。
めっちゃ押してるんだな。
怪物で行きますか。
いいですか。
いいんじゃないでしょうか。
はい、怪物で大丈夫です。
ありがとうございます。
やった。
じゃあ次回怪物で行きましょう。
はい。
ではお知らせになります。
6月も映画の話しさすぎるバーを開催する予定です。
発祥は大阪の南大門町にあるヒワリイベント型カフェバー週間もあり、
日時は6月24日とよびオープンが19時、クローズが23時となっております。
またこの番組ではリスナーの皆様からお便りを募集しています。
この番組の感想、次回テーマ作品の感想などご自由にお送りいただけると幸いです。
また次回バー開催情報、ポッドキャスト、次回テーマ作品の告知も行っておりますので、
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あとこの番組のイメージキャラクター、映画の話しさすぎる猫括弧狩を知らったグッズも販売していますので、
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お便り受付先、ツイッターアカウント、グッズ販売サイト、以前の番組説明文に記載しております。
それでは映画の話ししたすぎるラジオ第120回
ブラックデーモン絶対絶定の回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。
さよなら。
56:25

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