00:13
始まりました、映画の話したすぎるラジオ第120回になります。
この番組は、大阪の南森町にある日帰り店長によるイベント型カフェバー週間周りにて、
映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを月1ペースで開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
前田です。
マリオンです。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ちょっとリズム変わると、なんかあれですね。
なんかこそばよいです、僕。
マリオンさんのよろしくお願いしますでリズム取ってたとこあったから。
すいません、それ。
今後役割をお願いします。
了解しました。
じゃあ、おのおの近況の話から入っていこうと思うんですけども、前田さん、最近はいかがされてました?
テレファー見ていきました。
おっしゃってましたよね。
テレファーね。
いや、基本的に最高なんですけど、今回ちょっと長かったんですよ。
2時間半ぐらいあって。
そんなやることあんの、あの映画。
いや、そうなんですよ。ホラーで90分越したらダメじゃんっていう。
セオリーありますよね。
そうなんですよ。
なんかあの、やろうと、っていうかやりたいんやろうなってこととかすごいわかるしすごい好きなんですけど、監督の美学みたいなのも。
長いっていうのはホラーファンにとっては限定なのではないかなと。
っていうのと、なんか今日からシレッドスクリームの6作目が配信で来てるんですよ。
めっちゃシレッド。
そうですね。
監督が、前作のスクリームの5作目と同じ監督コンビなんですけど、レディーワノットとかの監督で、
私ちょっと我慢できずに半分だけ見たんですよ。収録前。
ちょっと堪えきれずに半分見ちゃって、めっちゃ面白くて。
いや、なんかスクリーム、お決まりの展開っぽいじゃないですか。
それをね、序盤からすごいテンポで引き込んでくれるんで、監督コンビはなかなかいいなと思いながら、収録終わったら残り半分見るの。
前田さん、スクリームシリーズずっと推してますよね。
いや、面白いんすよ。
スクリームのいいところって何かなって思ったんですけど、
マスクを誰でもかぶれるっていうのがいいんじゃないかなって。
03:01
特定のキャラクターじゃないっていうのが、いろいろ仕様があるなっていう。
なるほどね。
ちょっとそれに関して僕、言いたいことあるんですけど。
なんすかなんすか。
ハロウィンのね、リブートシリーズあるじゃないですか。
あれの1作目でね、マイケルがいつもかぶってるマスクあるじゃないですか。
あれがなんかね、すごい意味のある呪いのアイテムみたいになってたんですけど、
そういうことじゃなくねって僕は思って。
確かに。あれ3作目見ました?
いや、僕はリブート1作目だけしか見てないんですけど、
マイケルが頂上的な存在になっちゃダメなんじゃねって僕は思ったから、
なんかよくわかんないけど殺人鬼っていうのが面白いのにって思ってね。
そうなんですよね。あれ3作目、それがさらにちょっとその方向に行っちゃってるんですけど、
本当にマイケル・マイヤーズとかジェイソンとか、それがあるから賛否割れやすいじゃないですか。
やっぱジェイソンにはこうやって欲しいとか、マイケルにはこうやって欲しいってのがあるけど、
スクリームってあの仮面誰がつけててもいいから、それがないのが結構強みなんじゃないかなって思って。
なるほどね。
あの仮面にそんなに意味がないっていうところ。
あとはやっぱりホラーをメタ的に捉えてるところの面白さっていうのは何回見てもいいなって思って。
でも多分5から続いてるんで、スクリーム5作目まだ見ていない方は是非、
1から見て欲しいけど、1も今見て面白いんですよ、マジで。スラッシャー映画っていいなって思いました。
6本見る、スターウォーズ全部見るみたいなもんですよね、ある意味ね。
そう、なんならあれですけど、1見て5、6でもいいと思う。
間飛んでもいいやつ。
そんなに付き合いないよっていう方は全然それでも面白いんで。
ちょっとね、前田さんずっと推してるから、スクリーム。
やってもいいんじゃないですかね、そろそろここで。
配信で見れますしね。
なんかしらホラーシリーズで1本収録してもいいのではっていう気がしてきましたね。
ちょっと前田案件溜まってきてるじゃないですか。
溜まってきてます。
溜まってきてるじゃないですか、殺し合い1もやるって言ったし。
結局力王もどっかでやらんとダメじゃないですか、さすがに。
力王ね、人に貸してたやつ帰ってきたんで、また回していきますね。
マグロのビデオみたいに。
1週間以内に次の人回してください。
はい、わかりました。
他なんか。
あとは飲んでました、ずっと。
そうなんですね、なるほど。
わかりました。
じゃあ、マリオさんいかがでしたか。
僕はいっぱい映画見に行きましたので、ちょっとその話をしようかなって思うんですけど、
06:04
とりあえず最後まで行く日本版のやつを見たりとか、あとクリード、過去の逆襲を見たりとか、
あとウーマントーキング、私たちの選択とか、あと65とかを見ましたね。
どれも結構話しがいのある映画ばかりなんですけど、
最後まで行くに関しては、山口さんが最後は百合なんじゃないかっていう話あったじゃないですか。
確かにあの二人の関係性はブロマンスだなというか、百合的なものやなって思ってたんですけど、
その二人の関係性がお互いそんな風に思ってないけど旗から見たらそれっぽく見えるみたいな感じって言ってたと思うんですけど、
そこはちょっとどうかわかんないって感じやったんですよね。
なんでそう思ったかっていうと、途中である意味告白みたいなシーンあるしなみたいな風に思ったからなんですけどそれは。
お前も俺と似てるなみたいな話からの告白みたいなのがあったので、
まあなんだかんだ思ってんじゃね?みたいな感じはしたのかなっていう感じは僕はしましたね。
でまあ多分僕元の韓国版見てないですけど、多分韓国版の方はもっとこの関係性もっとマシマシな感じでやってそうな気はしたっていう感じがしましたけどどうなんでしょうね。
これがね違うらしいんですよどうやら。
違うんですか?
もっとその根本のプロットに絞ってる感じらしいんですよ韓国版の方は。
そうなんですね。韓国映画やし絶対持ってきてるやろその辺って思ってました勝手に。また違うんですね。
なんかそういう意味でもちょっと楽しみ。もう一回ちょっと元の方を見てみたいですね。
僕本当あのラスト好きでね。人生って最強の敵じゃないですか。複雑で。
もうしんどいことに耐えるっていう戦いをやり続けて絶対勝てないっていう敵なわけですけど、
それと戦うんじゃなくてシンプルな物語にぶっ込んでいくっていうのがね大敗的すぎて僕うっとりしちゃうんですよね。
あの最後の感じはもういいよこういう感じもう俺たち行くから最後まで行っちゃうからみたいな。
このハードすぎる人生最後まで行っちゃうからみたいな感じなのがね本当に最高でしたけどね本当に。
本当に良かったですね。
あと冠婚葬祭に本当に酷いスリリングな展開を持ち込むという。
あのどっちもね葬式と結婚式っていう。
もうあれ大爆笑しながら見てましたね。特に結婚式は大爆笑しましたね。酷いっていう。
それは酷いですね。
いやー大変面白かったですね。
であとクリードなんですけど、クリードはねちょっと変な感じになっちゃったなみたいな風には思うんですけど、
まあ確かにシリーズ中ちょっとまあ一番評価は低くなるやろうなっていうのはまあわかるんですけど、
いやでもやっぱり嫌いになれねえというか、
09:03
やっぱアドニスというキャラクターの葛藤とかキャラクターがちゃんと息づいてるし、
そこに親友というかまあダチですよね。兄弟というかダチ。
デイムというキャラクターがね出てくるんですけど、
その彼との関係性の話もすっごい熱くて、
いやもうやっぱ見ててちょっとやっぱりグッとくるような映画でしたね。
マイケル・B・ジョーダンが今回監督もやってて、
初監督でシリーズの大人気シリーズの初監督をやるっていうのは大きなプレッシャーの中でやったと思うんですけど、
全然うまくやってると思うって感じでしたね個人的には。
もっと面白くなんかやつ見たいなって気持ちもわかるんですけど、
まあロッキーシリーズもシリーズ通してみたら微妙なやつもあるし、
たぶんいつかクリード3なんか月日が経ってみたら、
いやこれ意外とめっちゃ味わい深い映画じゃんみたいになると思うので、
僕クリード3は断固支持派って感じですね。
なるほどね。
いやちょっとイケてなくって、
その評価だけ聞くと見てもいいし見なくてもいいのかなってちょっと思っちゃうとこがあって。
いやいやいやいやいやいやいやいやいや。
違うんですって。
違うんですって。
テイストが変わったって感じだと思って見に行った方がいいかなと思います。
試合の撮り方とかも前と全然違うので、
ほんとにああなるほどこういうとこから、
マイケル・ビー・ジョダンアニメが好きって公言してるので、
こういうところにアニメ的な要素というか演出入れてくるんやみたいなのとかは、
なるほどなって思いながら見てたりとかしたので、
いやもう全然面白いので、
クリードはもう見なきゃダメでしょっていうふうに思ってるんでね。
もうそのぐらいクリードが好きなんですよね。
アドリスのこととキャラクターとして好きなので、
応援してるっていうところもあると思うんですけど、
いやもう全然良かったですね僕としては。
いろいろもう他にも喋りたいけど、
多分喋りすぎそうなんで、
僕は一旦ここで止めとこうかなと思いますけど。
はい、では大西さんいかがでしょう。
今週結構見まして、何本ぐらいだろう。
課題作を含めて6本ぐらいちょっと見てるんですけど。
今週見た中だと怪物の話をしたいんですけど、
ただもしかしたらそれはテーマにもなるかもしれないんで、
一旦ちょっと置いておくとして、
前回お便りでもあったと思うんですけど、
アフターさんもしかしたら取り上げないかもなっていうのがちょっとあって、
この映画の話すごいしたいんですよ。
これは先週のお店、東京で開催のタイミングで僕見てたんですけど、
1週間経つと全然この映画のこと忘れられないっていうぐらい思い出残ってて、
今のところちょっと上半期トップなら間違いないっていうレベルで、
僕は好きな作品ですね。
物語はもう31歳の父親と11歳の娘が、
12:02
2人で夏のトルコにバカンスに行くって話なんですけど、
映画の冒頭、カツトテープが再生される音から始まるんですよ。
なので、どうやらこれは記憶らしいと。
過去の話、20年前のお話なんだろうなっていうのがだんだんわかってくる。
映画の観客の視点っていうのが、
おそらく31歳になった主人公の、
現在時点で31歳の主人公と一緒にこの映像を見てるんだってことがだんだん明らかになってくるんですけど、
一見すると父と娘の話なんですよ。
娘の青春というかちょっと11歳で、
大人にもなりきれない、でも自分自身が子供でもないっていうような、
そんな女の子の成長端みたいな話でもあるんですけど、
その一方で父親についての物語というのが非常にこの映画は肝でして、
とにかくこの父親、優しいし、すごく理解のある父親なんだけど、
なんかどっか不穏なんですよ。
ずっとなぜか不安定なんですよね。
まさにそれは、11歳の娘の視点でこの映画は見ていくので、
なんで父親がこの状態なのかっていうのは明確にわかんないんですよ。
ただ部分的に、例えば鏡に唾を吐きかけたり、
自分の写ってる鏡に唾を吐きかけたりとか、
なぜか骨折してる右腕だとか、
あるいは暗闇の海に一人で向かっていく父親の絵だとか、
あとはクイーンとボーイのアンダープレッシャーだとかっていうような、
本当に視察的にこの父親がどういう状況でこう状態になってるのかっていうのが示されていくんですよ。
で、明確には彼がその後どうなったかとかは、
映画の中では示さないんですけど、
ただ映画を見てる人は大体想像はつくって形になるんですね。
その余白を残してあること自体が、
もうなんか作品としてものすごく強さを出していて、
勝手にその子の記憶の中に僕らが入って、
で、31歳になった大人になった今だからこそ、
その父親がなんで不安定だったかなんとなくわかるし、
そこの記憶の空白を埋める作業っていうのが、
この年だからできるみたいなことを映画でやってるんですよ。
まあこれが凄まじいというか、
なんかすごいものを見たなっていう感じがしてしまって、
ちょっと上半期これを超える作品はないなっていう形で、
僕は完全に今年トップの候補として考えてます。
だいぶですね、それは。
それはもう僕も同じ気持ちですね。
僕も同じように感じてるというか、
僕は結構しかも見てた時は結構スルスル流れていっちゃってたんですけど、
見てる時は。
見終わってだいぶ時が経ってからその映画のことを思い出すと、
めっちゃ泣けてくるみたいな映画だったなって個人的には思ってますね、本当に。
それなんか本当に思い出を思い出す行為だからだと思うんですけど、映画自体が。
その映画のことを僕も思い出してる時に、
自分のこともなんか一緒に思い出してるみたいな感覚になって、
あの時僕が子供だった時、
親ってどういう気持ちやった?みたいなのとかあって、
もう分かんないものは分かんないよな、みたいなところはやっぱあるし、みたいなところと、
自分はそこで重ねたりとかもすごいしたりとかしましたし、映画と。
15:02
なんかそういったのがすごくなんか、
抑制も効いてた中で描かれていくのが、
この映画すごいなっていう風に思いましたね。
ラストの切れ味とかちょっともうエグいなと思いましたし、
あれは凄まじかったですね。
そんな終わり方するの?みたいな感じで、
ちょっとビビりましたね。
ヒヤッともするラストでもあるんですけど、
ラスト手前で挟まれる本当に瞬間的なショットが、
ある意味救いにもなってるっていうのが後々考えると分かるようにもなっていて、
そのなんていうんですかね、
少なくとも僕はビデオカメラというのがタイムマシーンになる瞬間を初めて見ました。
僕はすごいこの作品は大好きですね。
どう考えても傑作やん。
そこまで言ったらもう…
傑作です。
これを傑作と言わずして何を言うんだ?みたいな。
そうそう。まさにまさに。
そこまで…なるほどね。
じゃあ見ようかな。
まぁちょっとなんかスルーできない感じになりましたね。
そこまでってなると。
間違いなく引っ張ってますね。
押しますね。
なるほど。
あと何か。
ちょっと時間があるなら怪物の話も少しだけ触れたいかなと思っていて、
僕コレーダー作品って結構好きで見て、
最近のネットフリックスで配信された
まいこさんちの…
まかないさんかっていうドラマも含めて結構追ってるんですけど、
今作驚いたのが坂本雄二脚本で
コレーダー監督が撮ってる作品なんですが、
二人の作家性が潰し合ってないっていうのが
正直ちょっとびっくりしたっていう。
坂本雄二作品でもあるし、
コレーダー広和作品でもあるっていう、
そこのマージがものすごく上手くできてて、
いやーよくこんな作家性強い二人で
完璧な世界観作り上げたなと思って。
面白かったですね。
映画としてはすごく大好きなんですけど、お話としてはもうほんとリアルな話なんですよ。
めちゃくちゃ嫌な話なんです、この話。
坂本雄二さんも
僕好きな映画でそれでも生きていくっていう
ドラマがあるんですけど、フジテレビで公映されてた
加害者家族と被害者家族のドラマなんですけど、
そのドラマでももうだんだん話数が進むにつれて
本当にもうやめてくれっていう展開にどんどん行くんですね。
花束みたいな声をしたみたいな
ある意味明るいお話、もちろん花束も最後はそうではない
っていうのもあると思うんですけど、それでもやっぱり明るさを
ポップさを称えてる坂本さんのイメージを持たれてる方も
いらっしゃるかもしれないんですけど、結構坂本さんって
反対で超シリアスな作品も描かれる。
で、今作は怪物はかなりその路線ですし、
18:02
見てるこっちがどんどんいたたまれなくなるし、
逆に怪物の話をしようもんならこの作品どんどん飲まれてくっていう
まあえげつない映画でしたね。
どんな話なんですか?
どんな話?
えっと、羅生門みたいな話なんですよ。
三部構成になっていて、お母さんの視点から一番最初に
描かれるんですね。で、この間子供がいじめを
いじめというか、ちょっと怪我を負って帰ってきちゃう。
で、最近なんかいろいろその子を見てるとおかしなことがある。
で、安藤さくらがその母親に出てるんですけど、どうも様子が
おかしいからっていうので聞いてみたら、その子供が
先生に殴られたみたいなことを言っちゃうんですよ。
で、学校側にどういうことだか問いかけると、学校側は
もう本当になんていうか、機械的な会話しかしてこない。
目の前で話してるのは本当に人間みたいなのに
母親の安藤さくらが絶望するっていうのが一部目なんですけど
二部目で、その先生側の視点が入るんですよ。
同じ時間軸で先生側からどういう
お話があったかっていうのが描かれる。そうすると、これまで
見てきたものと全然違うものはまた見えてくるっていう。
で、三部目でようやく子供の視点で描かれて
これが本作で一番時間が取られてるとこなんですけど
それを知ると、そこまでいろんな人が
言ってきた言葉が全部反転してくんですよ。
ああーってなってくっていう。
で、まあ三部構成の映画なので
だいたいそうなるっていうのは、まあ見てる映画知ってる人は
わかるんですけど、まあその反転の仕方がえげつない
えげつないっていう。面白そう。
本当に無自覚の加害性みたいなものを
とことん考えさせられる映画です。
見る前から重いのはわかっていたんで
後回ししちゃったんですけど、僕はあの
ウーマントーキングを見に行った日に一緒に見ようと思ったんですけど
僕はひよって65にしたっていう。
ちなみに僕同じ日に見てました。
でも映画としての重量もあるんですけど
まあまず面白くて惹かれてくっていうのもあるし
惹かれてた先にこんなのあるんだってすごい重たいもの
持って帰るっていう意味では、いい映画体験だったなとは思ってます。
なるほどね。
怪物も見に行くかな、たぶん。
でもこれはたぶん話したくなる作品だと思います。
そういう意味でも、ぜひぜひという。
なるほどね。そんな感じですかね。
そんな感じです。
僕はですね、ちょっと今週いろいろトラブルがあって
映画見れてなくて、映画話したすぎる場
東京開催の前の週に見た映画の話してなかったので
ちょっとしようかなと思ってて
その週に見たのがザ・キラー暗殺者と
ウィッチ魔女の一作目と
ウィッチ魔女増殖と
ライオン少年を見たんですね。
ウィッチ魔女増殖に関しては
東京のバーでだいぶ悪口を言ったので
もう申し訳ないでいいかなと思ってるんですけど
一作目に比べると味わいがなくなったなっていう風に思いました。
21:04
アクションシーンだけ良かったら
映画っていいわけじゃないよなっていう風には思いました。
話したいのがね、ライオン少年なんですけど
中国の四姉妹をやる少年の話なんですけど
ご覧になってる人いますかね?
僕去年見てますね。
中国系のアニメ作品の映画祭というか企画イベントみたいなのを
シネマートとかでやってたんですけど
その時に見てますね。
じゃあまだ字幕の時ですか?
そうですね。字幕版で見ましたね。
今回映画祭で評判になって
吹き替えが当てられて
日本で正式に公開みたいな形になった作品なんですけど
面白いというか味わい深かったんで
結構印象に残ってる映画なんですよね。
中国だと四姉妹が演技者として
すごく重宝されてるっていうのと同時に
ある種のアマチュアスポーツみたいな感じで
扱われている感じなんですよね。
そこで若者が自己実現のために四姉妹をやったり
っていう風な土壌があって
地方の村で負け犬扱いされている主人公と
その仲間の2人が挽回するために
四姉妹を始めるっていう話で
その師匠がかつて四姉妹をやってたけど
今は落ちぶれて1階の魚の紐の屋をやってるっていう
師匠がつくんですけど
いわゆるよくあると言いますかベストキットとか
そういう感じの話っぽく見えるんですよね。
表面上は。
ある種の熱血スポコンものというか。
で、負けてたやつがスポーツで勝って
やり返したったぜみたいな話っぽく始まるんですけど
後半思い向きが変わってくるんですよ。
それは主人公が都会に行くんですよね。
時代背景が2005年頃で
中国が本当に一気に高度な経済成長の中で
都市開発が進んでいるっていう背景があって
その田舎から出てきた主人公にとって
すごい場所なんですよ。
本当に同じ世界とは思えないほどの転換があって
そこはすごく残酷な場所でもあるんですよね。
田舎でいじめっ子にいじめられてはいたけど
それでもやっぱり人との繋がりとかあったけど
都会に出てきたら本当に孤立と孤独の中で
染み付けられるような環境が待ってるっていう。
でもそれでもシシマイをやっていくって話になるんですね。
スポコンものから
時代の転換に向き合う人々の話になっていくんです。
これまでは生活も決して豊かではなかった中国が
一気に経済成長を遂げて
堂々たる先進国の仲間入りをして
24:00
大都市は本当に世界でも有数の都市になっていくっていう中で
中国の田舎にいた人たちって
その激動の時代に取り残されていってるわけですよ。
それは主人公に表されてて
この映画って中国で大ヒットをしたわけですけど
やっぱりそこにみんなが重ねたからだと思うんですよね。
単にスポコンとかじゃなくって
この時代が激動する中で
この波を自分は乗り越えられるんだろうかっていう
なんていうか、その大きい壁を越えるっていうことが
主人公が田舎から都会に行くということと
その時代が変動していくっていうことが重ねられてるんですよね。
そこでシシマイっていうものが
個々人のアイデンティティであるっていうことが
だんだん明かされていくんです。
こんな移り変わる時代の中で
俺って何者でもないんじゃねっていう風になりそうな時に
でもお前はシシマイをやってる限り
お前はシシだみたいなメッセージがあるんですよ。
セリフでね。
それはちょっと、ごめんなさい、今だいぶ潤覚えで言ったんですけど
結局、どこにいてもお前は何者だっていうのを
握りしめておけば見失わないよっていう。
それを田舎から都会に行った主人公であり
劇堂の時代に振り回される人々って
いろんなものが重ねてるんです。
だから大ヒットしたんだと思うんですよ。
だって中国の人ってほとんど田舎から都会に出て行った人が
大部分なわけじゃないですか、都会にいる人は。
俺しんどいなって時に
お前は何々村の何々だろって
お前はそれを知ってるじゃないかって言ってくれたら
もう泣くと思うんですよ。
それはね、すっごいよくて
ちょっとね、単なるスポコンとして見たら
暗いましたね、ほんとに。
すごく良い映画だったかなと思います。
ヒロインが可愛いっていうね。
ヒロイン可愛かったな、確かにな。
覚えてるな、それめっちゃ覚えてるなっていう。
だいぶ前に僕も見たんですけど
アクションがすごく良かったのをめちゃくちゃ覚えてて
シシマイのスポーツみたいな感じで
すっごいアクロバティックな動きするんですよね、シシマイがほんとに。
あれがほんとにすごくなんか、しかもデザインもすごく
みんな各チーム結構カラフルで
結構それ見てるだけでもなんかやっぱすごいなっていう感じになるというか
中国の3Dアニメってほんとめっちゃ面白いのがたくさんあるなっていうのは
ちょっと知ってはいたんですけど、これ見てすごいなっていう風に思いましたね。
あと中国シシマイ可愛くないですか、顔。
ちょっと可愛いです。
昭和後期の人類の味方になってからのゴジラみたいな顔してるなと思って。
めっちゃ言いたい感じめっちゃわかるな。
ちゃんとたくましいんだけど目が大きめなデザインをしているので
ちょっと可愛らしいんですよね。
しかもちゃんと動きながらちゃんと瞬きもするんですよ。
27:01
カチカチみたいな。
ああいうのがなんか本当に生きてるように見えるのですごいんですよね。
後、それ公開翌日の土曜日、東京で見たんですよ。
東京のバーの開催の前に行ったんですけど
新宿バルトライン行ったら偶然舞台挨拶の回だったんですよね。
何も知らずに行ったら。
なんで日本の声優さん、普及会場の声優さんが舞台挨拶してて
花江夏樹さんとか山ちゃんとかいて
すごかったんですけど
僕本当に何もそういうの思わずに行ったんで
ちょっと僕がこの回の席取っちゃったのちょっと申し訳ないなと思って
そういうの気にしてなかったから
本当にね、なんかほぼ満席だったんで
え、こんなに人気あんの?と思ったら
あ、そういうことだったんで
なんかそういう変な思い出にもなったかなっていう感じでした。
はい、そんな感じで。
じゃあテーマトーク入っていこうかなと思います。
あ、お便りは?
あ、そうだ。
えーと、じゃあ、うまいさん!
あのー、番組お便りいついただいてるので
大石さんお願いできますか?
はい、わかりました。
ラジオネーム無回転観覧車さんからお便りいただいております。
店長メンバーの皆さんこんにちは。
去る5月27日に開催された
映画の話したすぎるバー東京開催に
愛知県から参加させていただきました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
愛知県から。
本来であれば愛知県なら
普段開催されている大阪の方が知理的に近いのですが
たまたま時間ができたので
これは映画の神様から行け!
というメッセージならずと解釈し
お邪魔させていただきました。
日帰りの教皇にてだった上
わずか1時間程度しかお邪魔できなかったのですが
東京では行ってみたかった
渋谷ユーロスペースで映画を見たり
会場近くの日暮里の銭湯に寄ったりと
他にもいろいろ満喫できたので安心してください。
生山口さん、前田さん、マリオンさんに
番組と同じ声だ!とただのミーハーになっていましたが
みなさんや
ジュンリグレアの大石さん
あ、私の名前もありがとうございます。
にもご挨拶できたり
リスナーの方々とディープな映画話もできて
楽しい時間が過ごせました。
開店から大盛況で
店長メンバーのみなさんや
エデン日暮里のヤコウさんも
テンテコマイの大忙しでしたね。
まさに嬉しい悲鳴ではなかったでしょうか。
あれからこの番組を聞くと
これまであの伝説の会
ひたすぎるラジオ
映画家会を聞いて
手に自分の中でキャスティングしていたイメージを修正しつつ
なんだかより身近に聞けるようになりました。
この番組より愛するきっかけになりましたよ。
いつかまた大阪に
なんなら泊まりでアルコールもいただきつつ
みなさんとお話できたら嬉しいです。
今後とも楽しく聞かせていただきます。
梅雨の変わりやすい季節になりましたが
お体ご自愛の上をお過ごしください。
改めてありがとうございました。
ありがとうございました。
東京のバー開催した時にいらしてて
あれなんかもしかして
無回転観覧車さんかなって
ちょっと思ってたんですよ初め
お名前伺い前に行って
いやでも確か愛知県だったはずだから
30:02
おかしいやん
違うんだろうなと思ってたら
無回転観覧車ですって守るんで
え?東京来たの?って
いやそう、そうですよね
本当になんで大阪じゃないの?
って思ってました正直
近いやん大阪の方がって
言われてましたもんね僕も本当に
いやでも本当にありがとうございます
お越しいただいて
ありがとうございます
東京はね本当に
お客さんほぼ全員初めての方だったので
大石さんと番組に参加いただいたタウルさんと
あと僕とマリオンさんが知ってる
何人かの方とか
お越しいただいたりとかはしてたんですけど
ほとんどお初の方だったので
その意味では
同じテンションで話し入っていただきやすかったのかなとも思うんですけど
次はねもしよかったら大阪来ていただけたら
常連が多い時の我々がどんだけ空気が違うかっていう感じを
見ていただけるかなと思います
ぜひぜひお越しいただけたらなと思います
ありがとうございました
映画化企画の
キャスティングが気になりますね当初の
どんなイメージしてたんでしょうね
なんかそれ本人から伺った気がするな
そうなんですか
みんな言ってたっけな
僕は何か
岡山あまねさんでしたっけ
会ってましたっけ名前
かと思ってました
なるほど
働かせるかどうからず悩んだ気がするけど
雰囲気は確かにそんな感じするよなっていう
なんか言われたと思います確か
ちょっとわから気がするかもしれない
声色と話の内容だけ聞いてたら
ちょっとイメージ合うかもしれないなって
ちょっとだけ思いました
そうみたいですね
納得かなっていう
あの時ね我々からキャスティング候補の俳優さん
あげてたじゃないですか
はいあげましたね
ちょっともう忘れちゃってますけど
あの会は割と記憶から消したい会やったから
消したい
確かにあの会のことで
やっぱ何々に似てますね
みたいなことも言われたから
あんな会もよく聞いてくれてるのやなと思って
あれ一番聞かなくていい会じゃないですか
なんか絶対会うことないやろなって思って
好き勝手喋ってたから恥ずかしい
そうですね
でも結構フリートーク会も好評っちゃ好評なんで
フリートークの一環ではあるのかなあの会の
にしてはちょっといびつな会だと思いますけど
改めて無回転患者さんありがとうございました
33:00
ありがとうございました
ではテーマトーク入っていきたいと思います