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今日のテーマトークは、『セーヌ川の水面の下に』です。
じゃあ、マリオさん、これ、映画ドットコム、書いててなかったんで。
はい、あの、なかったんで、
Netflixの公式の方の配信サイトの方にある紹介文みたいなやつを、ちょっと組み合わせて読みます。
お願いします。
セーヌ川で人間を襲う童貌なサメを描いたスリラー。
美しさと文化、美味しい料理で名高い街、パリ。
だが、恐ろしい生物が猛威を振るう今。
首都は惨劇の舞台へと様変わりしていく。
主演は、アーティストでアカデミー賞候補となったベレニス・ベジョ。
はい、ありがとうございます。
じゃあ、さわりの勘。
あっ、はい。いや、いや、あらすじ短っと思った。
あの、元の、いや、これでも組み合わせて長くした方なんですよ、っていう。
あの、映画ドットコムは配信開始しか書いてないんですから、っていう。
なるほど、はい。
なのでもう勘弁してください、っていう感じです。
ほんとフレックスのあらすじ、ほんと端的なんですよね。
はい。
というわけでじゃあ、さわりの感想を山口さんから伺っていこうかなと思うんですけども、
山口さんいかがでした?
いやー、あのー、真面目なサメ映画として見ちゃったんすよね、これが。
真面目なサメ映画がそもそも何?っていうとこありません。
いや、ちょっと待って、それは。
真面目なサメ映画って、上手でしょ、それ。
まあまあまあ、うん。
いや、まあ、逆に上手だけじゃないですか。
いや、ちょっと、あの、ロストバケーションとか真面目な方だと思うんですけど。
あ、そういうこと?え、ほんと?あ、そうそうか。
それで言ったらもう、出来の問題だよ。
まあまあまあ、あのー、でも正直、不真面目な映画だとは思います。
あのー、ちょっと真面目に見ると、肩すかしくらうというか、
思ってる以上にふざけてるし、非常に悪意に満ちた作品だなと思いましたね。
まあ、フランスらしいっていったあれなんですけど、非常に意地悪な作風を持ってる一本だなと思ったし、
ただまあ、なんだろうな、こう、表面上おふざけなしで、中身がおふざけしてるっていうのは、
僕的にはまあ、こういう映画としてはアリかなっていう風には見たっていう感じですかね、はい。
なるほど。じゃあ続いて、マリオさんいかがでした?
そうですね。あ、人間って愚かだなーって思って、見てましたっていう感じですかね。
あ、まあサメは出てくるし、あ、サメ映画だなと思うんですけど、
なんかサメよりなんか、どっちかっていうと人間の愚かしさメイン?
って感じはするなとは思いましたかね。
まあ、ちょっとコテコテみたいな感じはちょっとしましたけど、
行政側とか、環境活動家とかの描き方とか、まあまあそういうところとかもありましたけど、
まあでも、こういう映画できるフランスはちょっと羨ましいなと思う、ちょっと羨ましいというか、
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まあ良いなという風に思ったりしたので、
ほんと最後ね、あれ、んなことあるかーみたいな感じになるのがちょっと笑いましたけど、
サメ映画と別の理由では、別の理由?っていうか別の理由ではみたいな感じで、
とんでもないことが起こるので、まあ面白かったですかね、はい。
マリオさんいかがでした?
え、私そういう意味では、逆に思ったより真面目やなって思いました。
真面目っていうか、ちゃんと作ってる、ちゃんと作ってるって言ったらおかしいんですけど、
あのー、なんだろう、すごい好きでした、なんかちょっとピラニア3D感はあったんですけど、
いやー、でもなんかほんとね、あのー、何を喋ろうかっていう感じはありましたね。
あー見て、あー面白かったっていう感じの映画でした。
いや、僕も結構マリオさんと同じなんですけど、ただなんか、そうだな、
まあ毎度このラジオずっと聞いてる方にはお馴染みの通り、
僕はサメ映画をポリコレ的に嫌いと言わざるを得ない人間なんですが、
まあ、なんていうかな、そういう自分に対するめくばせ感がめちゃくちゃあるなと思いました、映画見てて。
おー。
まあ例えばその、環境活動家がサメを守ろうみたいな運動がその中に入っていたりだとか、
はいはいはい。
あれは青ザメって淡水入らないよねって思ったら、青ザメは淡水に入らないはずなのにって言ってくれたりとか、
うんうんうん。
なんかそういうちょっと詳しい人がなんかツッコミたかったり燃やるところを全部なんか埋めてて、
その点に関しては、なんか変な気合い入ってんだこの映画っていう感じというか、
なんか向けられてる方向は私で合ってるんだけど、でもいいのかみたいな感じがする映画で、
まあなのでツッコミどころは塞がれてるし、面白いのかと言われたらわかんないんだけど、
でもまあ、うん、なるほどって感じの映画でした。
はい、といった感じです。
じゃあお便り紹介したいなと思うんですけども、前田さんお願いします。
はい、フリッパーさん。
店長の皆さんこんにちは。テーマ作品見ました。
舐めてたけど面白かったですよ。
なんていうか前半はエイリアン1、2をうまくまとめてサメに置き換えた感じと言いましょうか。
サメの進化も素人からするとギリありえるんじゃねって感じがしました。
どうせ最後は勝つ前提で見ていたので、後半勇士で対応している仲間たちがサメの餌食になるシーンは、
私的には過剰な殺戮だなって思ってたけど、ここまでやるならありやなってなりましたね。
モンスター化したサメはジェイソン・ステイサムしか倒せないんだなって思いながら見終えましたよ。
鑑賞後、パリ五輪で無事トライアスロンが開かれることを知って、
あの惨劇後にフランス政府は本腰を入れてジェイソン・ステイサムに退場を依頼、
無事にリリスを退治してくれたんだとピンときました。
いろんな犠牲があったけど、無事パリ五輪を迎えられそうで安心しました。
06:02
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
確かにね、パリ五輪の描写は東京オリンピックでも似た話があったよなってちょっと思って。
ありましたね。この海で泳ぐのかみたいなやつですか?
そうそうそうそう。確かそう。
映画で?
映画じゃなくて、現実問題として。
現実で?
実際確か、聖長浜の話も割とあれ本当にあるらしいんですよ。
いや、そうらしいですよ。
ちょっと待って待って、どの部屋?
サメがいるわけじゃなくて、
めちゃくちゃ汚いし、危なくないっていう話って結構本当にあるらしくて。
でも、川が汚いという話は聞いたことがあって、そこで泳ぐのみたいな話は出てたんですよね、実際に。
確かになんかドートンボリ感がありましたもんね。都市の川なんでね。
だし、正直ね、なんか出てくる水の色ね、茶色か緑じゃんってなってたので、綺麗かこれ?みたいな感じはしましたよね。
そうなんですよね。
なんでなんか、どこでもそういう、五輪が開かれるってなったらこの話題出るんだなってちょっと思ったというか。
コンスジタはそっちじゃなくなっていくんですけど。
でも、実際今年パリ五輪が開かれる年に、この内容の映画が作られ配信で見れるっていう感じのものが作れるっていうのはやっぱ、
フランスすげえなって思いましたけどね。
いや、なんならプロモーションの一環ぐらい。
なんかね、こんななんか茶化しと言いますか、八つ当たりみたいなことしてるのありなんやなみたいなのはすごくいいなと思います。
で、あとサメの進化ギリあり得るんじゃねって話は、確かにギリあり得るなって思えちゃうんですよね。
どこまでがあり得るの?これ。
なんか、淡水がどうとかはあり得そうだなって思ったんですけど。
なんかあの、単独で増え始めるあたりに、しかもその増え方が、なんかあの、一回水面でめっちゃいるみたいな足あるじゃないですか。
あそこらへんから、あ、これ、あかん真面目に見る映画じゃなかったって気づきましたね。
ただですね、単位生殖は本当にサメである現象なんですよ。
え、現象なんや。
一部のサメで確認はされていて、しかも主観またぐんで、割と広いサメで保存されてるんじゃねって言われてるんですけど。
なんだろうね。
これあの、有識者入ってるやん。映画に、制作人。
そう、なんかね、そんな気がね、プチプチからするんですよね、この映画。
で、あと、淡水に入るって話もこれ、あの、青サメではないんですけど。
えっと、イタチザメ、目白サメ目っていう、あの、ちょっと別の形態のサメがいて、そいつらは割とよく入ってくるんですよね。
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沖縄とかでよく問題になるんですけど、川に。
で、イタチザメって本当の意味での人食いサメなんですよ。
あの、ホウジロザメよりも年間で人が遭遇してるというか、事故に遭ってる数が多いって言われてるサメで。
っていうのもやっぱ川登れちゃったりとか、人の生活圏にすごい近いところに住んでるからなんですけどね。
っていうのもあって、割とあのぐらいの大型のサメが、その川に入ってくる現象みたいなことも、まあないことはない。
だから、そういうところの突っ込みどころが、ギリギリふさがれていて、なんかね、楽しめてるわけじゃないんですけど、なんだろうな。
楽しめてるわけじゃないんだ。楽しめてるかと思った。
なんか、あ、そこ突っ込もうかと思ったけど、ふたがれてるわみたいな。なんかね、腹立つんですよ。
腹立つ。
なるほどね。
そこしっかりしてるすごいじゃないんだね。
すごいって言きたいんだけど、なんか映画のテイストランスからね、ちょっと腹立つんですよね。
腹立つ。
いやー、本作一番の問題は、太平洋のど真ん中からセイヌ川までやってくることじゃないですか。
そこには全く何の理由づけもできないと思いますよ。
そうですね。
食料を求めてみたいな言い方してたけど、セイヌ川なんてあんな汚いどこかにわざわざ食料を求めてくれる理由ないでしょ。
太平洋って魚食っとけって話じゃないですか、あれは。
そこだけやっぱ段取りなんですよね。
なんなんすか、わざわざ太平洋からユラシャ大陸をぐるっと回ってわざわざフランスまでたどり着くあのルート。
あれね、ヨットで世界一周するときのルートみたいな話しますよね。
なんかリリスの大冒険みたいな感じだと思うんですよ。
まだ主人公に因縁あるほうが理解できやすいぐらいにはむちゃくちゃだと思います、本当にあそこは。
そう、だから途中までそうするのかなって思ってました、正直。
だからちょっとまさにジョーズ的な話にするのかなって思ってましたよ。
なんかわかんないけど因縁が生まれてるほうがまだ理解しやすいかなっていうぐらいには非常に詩的な行動パターンですよね、あのサメ。
そうなんですよね。
でもなんか恨みがあるような関係性でもオープニングで見えなかったですし。
そうなんですよね、正直オープニングの集団何してるかわからなかったですよね。
そうなんですよね。
そうですね。
なんかリリスを研究対象にしてたのか取り付けてたじゃないですか。
あれがなんでそんなことしてるのか全然わかんなくて。
それは保護のためだとは思います。
そうですね。
でも保護のためになんかその個体に取り付けたりする必要があるってこと?
12:00
それは結構ある話ですよ。
よく言いますけど大阪の海洋館のジンベイザメってある程度大きくなったら海に放すんですけどその時にセンサーつけてるんですよ。
なので海洋の生態生物を見るときに最近はそうやってバイオロギングって言うんですけど
ちっちゃいセンサーをつけて彼らの行動とかを見ることで保護につなげるっていうのをよくやる手法ではあります。
なるほど。
ただあの調査で言ってる謎だったのは思った以上にでかくなってるからなんかサンプル採取してって何かを刺そうとしてましたよね。
あれはよくわかんない。
そうなんです。なんか研究チームなのか最初はすごい環境汚染に対してそのサメの保護がどうのこうのみたいな感じだったのに
なんかノリもなんかちょっと大学生っぽいし。
ヒッピーっぽい感じですよね。
なんか研究してるのか何してるのかわからないっていうか。
だからちょっとお便りにもねありましたけどエイリアンっぽいなっていうところはそこじゃないですか。
科学者がアホって言ってる。
確かに。
なるほどね。
なんかあの主人公の女の人も割と最初のシーンいやもうちょっとなんかちゃんとなんか何て言うんですかちゃんともうちょっとリリース見てみたいな感じ言ってたじゃないですか。
あの上がろうとしてる人たちに対して。
こいつまあまあ鬼畜やなと思って。
いやそれ思いました。
それで仲間が死んでなんか悲しんでるのも全然わからんぞと思って。
基本的にサメは何もしなければ襲わない精神ですからねあの人たち。
ところどころなんかそういうその科学交渉には爪がある反面物語とか必然性に関しては一切爪がないのが何かなっていう。
本来爪がないもんやと思うんですけど。
まあ確かにねサメ映画ですからね。
そうそう詰まってる方が何やろ想定外というか。
いやあの不利してる分タチ悪いと思うんですよ本作は。
タチ悪い?そんな。
いやおっしゃることはよくわかりますよ。原田さんのそこですもん。
確かに結構あと最初の舞台が太平洋のゴミベルトって実際問題になってますよね。
はい問題になってます。
なんか僕最近あのなんかナショナルジオグラフィックの写真集みたいなやつでその写真見たことあるんですけど
やべえなこんな溜まってるんやみたいな海流の行き着く先が太平洋のど真ん中にみたいなあれちょっとびっくりしたんですけど
あそこじゃんって思ってなんかそういうの触れてるのがちょっとすごいなと思ったんですけど
まあ中身はまあそんな高尚なもんではなくみたいな感じなのがまあこういう感じか。
なんか環境保護団体とか動物保護団体ってホラー映画にめちゃめちゃ貢献してるなって思ってる。
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めっちゃ便利に使われてるっていうか。
そうなんだよな。
そこは言い出すとちょっとややこしいことに触れる気もするんで触れるとしたら後でいいんじゃないですか。
そうですねちょっとこれは後半にたぶん触れるとしたら触れましょう。
じゃあそろそろ次のお便りいきましょうか。
マリオさんお願いします。
はいM原さんからです。
店長メンバーの皆様こんばんは。
大石さんには申し訳ない気持ちがありますが、本作個人的には大好きな作品です。
孫おことなき馬鹿なサメ映画でありながら、
今年開催されるパリオリンピックの開会式とマラソンスイミング競技で
西縁川が会場で使われることを知っていると風刺の効いた社会派映画にも見えてきますから意外とおかが深い作品です。
また本作、パリというより西縁川の観光映画としても素晴らしかった。
過去にパリに観光へ行ったことがあるんですが、西縁川の水面の上はとても美しいんですよね。
特に夕方の西縁川は本当に綺麗だったことを本作を見て思い出しました。
皆様の感想を楽しみにしています。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
そうなんですよね、M原さんパリに行かれたことがあると羨ましい限りなんですけども。
すごいですね。
そうなんですよね。
確かにやっぱり。
パリってどこ切り取っても絵になりますよねっていうのは見ながら思いましたよね。
そうですね。
ある意味いいか。
ゴジラ×コング、新たな税国の時もヨーロッパの風景×怪獣ってあるじゃないですか。
そういう意味ではやりたいことは似てるのかなと思って。
パリ×サメみたいな。
その絵見たことないでしょみたいな感じなのかな。
それを作り手は結構機器としてやってるんだろうなっていうのは結構思いました。
でも西野川は綺麗だけど汚いというか。
そこがサスペンスになってるのはちょっといいなって思ったんですけど。
要は水面に潜るときに見えない、濁ってるから相手がどこから来るかわからないっていう演出に使ってるっていう。
まあね。
そこで見せるタイプの映画でもなかったからなっていうのがあったけど。
そこでもっと引っ張ればいいのになって思いましたけど。
あんまない?
そもそもあんまサメ映ってない気がしたんですけど。
どうですか?
あんまそこ気にしちゃダメなのかな。
基本的に低予算という前提があるのかなって思ったんですけど。
そうですね。
そこは本当に僕素晴らしいなと思って。
いかにお金をかけずにサメ映画を撮るっていうのに、
都会の川にサメが来るっていう発想は素晴らしいなと思いました。
お金がかからないですからね。
そうなんですよね。撮影もね。
だって西野川でうろちょろしてるだけですもんね。
そうそうそうそう。
うろちょろしてる。
18:00
まあそうか。
あとは地下墓地といったらスタジオを用意すれば終わりですからね。
でもトライアソロの会場もなかなか頑張って用意してたと思いますよ。
大変じゃないんですか?みたいな。
僕今回ね、この西野川の話をするにあたって
ディープブルーを初めて見たんですけど、
セット組んで水を流すってたぶんめちゃくちゃ金かかると思うんですよ。
でもディープブルーはすごくって、
本当にセットにバシバシに水流しまくるんですよね。
そうですね。
いやあれはもうめっちゃ金かかってんなと思ったんですけど、
そこはある程度西野川普通に撮ってるから、
いやでもそこはやっぱアイデア勝負というか、
いかにお金をかけずに撮るっていうのは映画の面白さの一つでもあるので、
そこは良かったなとは思いましたね。
そうですね。
まさにサム映画の本当に金字塔というか一番最初にあるジョーズが
まさにそういう企画だったわけじゃないですか。
いかに見せずに撮るかっていう。
そこはすごいサム映画っていうものがそもそも引き継いでるものなのかもしれないですけど、
本作はそういう意味ではすごい予算をかけずに、
でも舞台として緊張感を漂わせるみたいな演出の面では、
結構もうちょっと良かったなっていう不満もありつつも、
でもアイデアは面白いなっていうのは僕も同意です。
あとディープブルーはやっぱ、
ちょっとジョーズは一旦置いといたら、
サム映画の中で圧倒的に一番面白いですからね。
ディープブルーめちゃくちゃ面白かったんだよな、見たら。
ディープブルーめっちゃ面白くて、
ディープブルー2っていうのが実は20年後に作られてるんですけど、
ありますよね。
2018年に。
見てないです、それ。
びっくりするよ、面白くないんですよ。
面白くないのか。面白くないんだ。
20年後に続編作ってこんな面白くないことって許されるんだと思って、
名前化した人たちの心広いなって思いましたね。
そう、なんかディープブルーって本当サメ…
サメ版ジュラシックパークって言っていいですからね、本当に。
いやー本当に、ジュラシックパークですよね、ディープブルー。
そうそうそうそう。
素晴らしいと思います。
ただ海洋でサメっていうのを、
サメなんていうかな、海にいる生き物でジュラシックパークできるんだって、
僕結構衝撃でした、作品は。
やっぱこう賢いっていうのがね。
そうなんすよね。
そう、賢くなってるっていうところが、
なんていうのかな、面白さを、
なんでもしていいって感じになるし、一気に。
なんか向こうもこっちをちゃんと狙ってきてる感が、
なんか必然性になってるのがいいですよね、そう。
で、そこでアホサメチョイスするのがまたいいんですよ。
ここのアホサメチョイスの良さって、
僕ちょっとあんまりわかってないんですけど。
例えばですけど、ホウジョウサメだったら、
ちょっとパワー系すぎません?
そうですね。
デカいと。
ジュラシックパークだったら、
21:00
ジュラシックパークならテレノサウルスですよ、ホウジョウサメは。
だとしたらアホサメはラプトルなんですよ。
そういうことか!そうですね!
そうですね。
ちょっと小腹だし、でも小回りも効くし、
だいたい等身大ちょっと大きいぐらいのサメなんで、
本当ラプトルなんですよね、ポジションが。
なるほど。
だからこそ狡猾に動かれるとものすごく怖いっていう。
はいはいはいはい。
いやーめっちゃわかる、めっちゃわかるんですけど、
ちょっとそこ言いたいというか、
聞きたいことがあったんですけど、
本作のあのサメのデザインってアオザメなんですか、あれって。
そう、それ言いたかったんです。
あれ、あれホウジロザメのデザインじゃないですか、あれって。
おっしゃる通りなんですよ。
でしょ?
そう。
アオザメはあんな形してないですよね。
アオザメはあんな形じゃないです。
はい。
非常に大きな問題だと思います、そこは。
そうなんですよ。
そう、なんか全体的に明らかにホウジロザメなんですよね、形が。
うん。
うん。
で、まあ確かでもな、
そう、アオザメのもうちょっとこうスマートな感じというか、
けしゃな感じが全然今作になって、でかくなってるからなんですけど、
ただ、現存するキンエイシュで、
最もホウジロザメに近いのがアオザメなんですよね。
なるほど。
なので、それアオザメでかくしたらホウジロザメになるよっていうのもわかる。
わかるというか、そうだけどっていう。
あー、なるほどね。
逆に、アオザメの特徴は何なんですか、大きさ以外で。
大きさ以外でって言うと難しいですけど、
大きさでわかるって。
えっと、どこだろうな。
食性が全く違いますね、ホウジロザメとアオザメだと。
え、食性?
食性、要は食べるものが違う。
おー。
ホウジロザメって割とほにゃぐるい食に結構特化してるんですよ。
へー。
まあ、歯の形を見るとわかるんですけど、
非常にこう分厚くて鋭い歯を持ってるんですね。
うんうん。
で、これって、要は分厚い肉を切るための歯なんですよ。
え、ちょっと待って、普通の質問していいですか。
はい。
1年前のサメ映画をちょっと思い出すんですけど、
1年前のサメ映画。
普通の質問しちゃうっていう。
はい、サメ講座。
そう、大きさに普通の質問しちゃうっていう、
あのー、ちょっとアホな質問なんですけど、
海の中で、いやそう、私もそういう疑問で、
なんか海の中でそんなに固いものって何食べてるんですか。
なんか魚食べてるイメージがあるんですよね、サメとかって。
うんうんうん。
でも魚とかってなんか飲み込んだらよくない?みたいな。
がばーって。
うんうんうん。
なんかそんな牙みたいなのがいるほど、
なんか固いものって何なんですか、カメ?
あ、カメはありますね。
最高の質問ですね。
もう。
ちょっと待って。
サメの生態を話しするたびに最高の質問ですね。
もう、えっとね。
いや、なんか本当に疑問で。
ポージョルサメはね、海ガメ食べます。
おー。
食べるんですか。
食べます。
いや、カメぐらいしかその固いものが思い浮かばなくて、海の生物で。
えっと、ただ固さが大事なんじゃないんですよね、どちらかというと。
ポージョルサメって自分よりも大きなものをかじるための歯なんですよ。
24:03
かじり取るというか。
あー、え、自分より大きなものを食べるってこと?
だからクジラとか。
えー!
それはすごい。
割とクジラの子供は結構、
だから死体をよく食べてるのかな。
えー!
死体を?
だから本作でもちょっとその描写ありましたけど。
あー、ナッコウクジラの子供でしたっけ。
そうそうそうそう。
あそこにかじりついてるって。
あれポージョルサメの生体そのまんまだなって感じはしたんですけど。
なるほどね。
要は、大きな、自分よりも大きな獲物をかじり取るというか、
飲み込むんじゃなくて、こう、
あと噛み砕くのでもなくて、
食べれるサイズに区切るっていうための歯なんですよ。
あー、なんか、なんかでもそう聞いたらかっこいいですね。
なんか基本的になんていうのかな、
動物って自分より弱いものを狙うイメージじゃないですか。
うんうん。
でも自分よりなんか、
強いかどうかはちょっとわかんないですけど、
でかいものを狙いに行くっていうのは、
なんやろ、その他にもいっぱい食べるものあるじゃんと思ってたんですけど、
なんか面白いですね。
食べるもの、あとアシカとかも食べますけどね、やつら。
あー、なるほどね。
うん。
なので結構やっぱ哺乳類、
確かに。
海生哺乳類をメインに食べてるっていうイメージは、
ポージョルサメはあるんですよ。
で、アオザメは魚なんですよ、どちらかというと。
うん。
あー、え、じゃあアオザメは、
そんなに歯がでっかくないってこと?
結構華奢です。
華奢で細い歯をしてます。
はいはいはいはい。
だから、早く泳ぐような、
カジキとかマグロとか、
あとカツオとか、
ああいうものに、
かなり素早く迫っていって、
ガブッとやって捕まえるみたいな、
本当に適した歯をしてて、
あの魚食の動物って、
細い歯が多いんですよ。
えー!
ちょ、この話を、
さっき聞いてたら、
一緒に映画見てた友達に、
ドヤ顔で返してきてたのにな。
あははは。
そうです。
あははは。
だから、今回のオザメ、
歯で見てもめちゃくちゃ、
まあしかも、
人間という哺乳類めちゃくちゃ食ってるんで、
うんうんうん。
確かに今、
写真見てるんですけど。
歯細いですね。
そうなんです。
そうなんですよ。
だから、ディープブルーは、
そこまででは再現してるんですよ。
歯細くて、しっかり。
へー。
おおー。
で、噛み切れないから、
ずーっと噛んでくるというか、
離れないっていう、
その感じの怖さをしっかり描いてて、
あー、なるほどね。
ずーっと離れない。
なるほど。
割れちゃうから、
そうそうそうそう。
あー、なるほど。
確かに、
ワニって、
なんかそんな感じの歯ですね。
うん。
なるほど。
そこがね、やっぱり、
ディープブルー、
あの、
青ザメブルーさんはですね、
めちゃくちゃ好きなところでもありますね。
うんうんうん。
へー。
あー。
えー、でもなんか、
うふふ。
サメの口って、
可愛いですね。
そう。
そうなんですよ。
ちょっとすいません。
あの、本編から若干、
それた話になっちゃいましたけども。
いや、すいません。
私のせい?
いやいやいや。
いやいやいや。
なんか、
こんだけ、
そのさっきの、
なんか細かい部分で、
意外とこう、
生態系は、
こう、
把握してるというか、
うんうん。
作ってる側が、
だからなんか、
そこは多分、
意図的にしてるんでしょうけどね。
うーん。
まあ、
でも、
なんか、
進化した青ザメって言うなら、
じゃあ、
ホウジョロザメでよくね、
っていうのもあるんですけどね。
いや、確かに。
そうなんですよね。
そこ、
27:00
そこにでも、
なんか意味があるはずじゃないですか。
えー。
だって、
そこに変なこだわりを持たせる、
それか、
わかんないですけど、
英語圏で、
青ジロザメの方が、
なんか、
単語として強い、
みたいな、
あるんですかね。
でも、
基本、
マコシャークと、
グレートホワイトシャークですよ。
どっちが強そうに見えます?
グレートホワイトシャーク。
グレートホワイトシャーク。
ですよね。
ホウジョロザメなんですよ。
えー。
じゃあ、
なんでやろう。
それか、
いや、
そこはね、
はい。
そこはやっぱり、
ディープブルーの引用に思えてしまうんですよね。
僕もそう思います。
うん。
なんで賢いかは、
わかんないけど、
まあまあ、
確かにね。
そうそう、
だから、
研究してたんかなって思って、
なんていうんですか、
その、
保護だけじゃなくて、
なんか、
研究対象として、
追ってる感が、
だって、
そうじゃないとさ、
サメって言っても、
いっぱいいそうなのにさ、
そんな、
リリスに執着せんでも、
みたいなとこもあるじゃないですか。
敵だからってのも、
あるかもしれないですけどね。
でも、
前半は確かにそうですよね。
うん。
そうなんですよね。
だからね。
うん。
でもさ、
こんなこと言ったらちょっと、
これ私だけかもしれないですけど、
その、
アオジロザメとか、
ホオジロザメだとかって、
気にして見てる人いるんですか?
いや、
大事大事。
大事。
大事。
僕も山口さんに同感ですけどね。
いや、
その、
大事って思ってはる人も、
いると思うんですけど、
その、
みんなそんなにわかるもんなの?
これ、
アオジロザメだ、
ホオジロザメだ、
とか言って。
いや、
あの、
僕はわかんないです。
わかんないですよね。
ビープブルーは、
あの、
アオジロザメなんだなって、
思ってたんですけど、
見たら、
アオザメって言ってたっていう、
感じなんですよ。
だからほんと、
映画に出てくるサメは、
ホオジロザメしか出てこないって、
処置を持ってました。
うんうん。
正直。
うん。
というか、
あの、
こう、
実際に、
人に被害が出てるサメって、
件数で言うと、
ほんとに限られてるので、
はい。
まあ、
ホオジロザメとか、
まあ、
えっと、
イタチザメとか、
そういうのは多いですけど、
こう、
まあ、
人に被害を与えるって、
言われてるサメの中でも、
アオザメとか、
ヨシキリザメとか、
ヒシュモクザメっていうサメが、
実際に人間を襲ってる件数って、
ほんとに少なくって、
うん。
じゃあ、
それをやる意味って、
何なんですかっていうのを、
うん。
こう、
問わないと、
それを言う必要ってないんですよ。
うん。
だったらもう、
純粋に上手を習って、
全員ホオジロザメって言った方が、
まだ楽なんですよ。
うんうんうん。
わざわざ言うなよってなるんですよ。
もう何だったら、
ホオジロザメとさえ言わなくても、
いいんですよね。
もうサメでいいわけですよ。
まあ、
そうですよね。
映画ジャンルとしては。
うん。
で、
そこを半端に語るから、
何なんてなるんですよ。
うん。
で、
アオザメなんて、
このサメジャンルで、
やってるのは、
本当に限られてるんで、
じゃあ、
もうディープブルーですよね、
ってなるわけですよ。
うん。
じゃあ、
ディープブルーのファンなんですね、
監督が。
いや、
その感じは全然ないと思います。
あの、
要は、
としての、
サメっていうものを、
やってる可能性あると思うんですけど、
あの、
ジョーズのサメが、
本来のホオジロザメの性質かって言われると、
全然違うんですけど、
うん。
30:00
あの、
いや、
そこを、
なんというか、
あの、
真面目なフリするんだったら、
ちゃんとやりきってくれっていう思いが、
あるんですよね。
そうなんですよね。
うん。
いや、
真面目なフリしてないと思うけどな。
してるしてる。
してるしてる。
してる。
僕もしてると思います。
真面目なフリ。
いや、
いや、
真面目な、
逆に、
サメ映画のサメは、
大体ホオジロザメなんですか?
うん。
大体そうやと思いますよ。
というか、
その、
ジョーズのサメのイメージを、
引用してるサメだと思います。
うんうんうん。
例えば、
その、
シャークネイドのサメの品種なんて、
どうでもいいと思うんですけど、
うん。
でもやっぱり、
あれはやっぱり、
ジョーズなんですよ。
その、
ホオジロザメじゃなくて、
ジョーズなんですよね、
あれは。
そうですね。
うん。
はい。
じゃあ、
じゃあ、
アオジロザメじゃなくて、
言わんくていいんです。
もう、
なんかサメでいいんですよ。
うん。
その、
あの、
真面目なフリすんなっていうのが、
この、
あの、
いや、
真面目なフリはしてないと思いますけどね、
いや、
分からへん。
うん。
少なくとも、
私は真面目には全く見てなかったですけどね。
うん。
なんか、
いや、
もう、
僕もそれ裏切られましたよ、
見てて。
うん。
この映画は、
何も真面目じゃないなっていうのを見ながら、
どんどんどんどん、
崩れ落ちていきましたけど。
うん。
まあ、
僕に関しては、
もう、
はい、
真面目に見るしか、
もう、
見る目を持てないんで、
仕方ないんですけど。
うん。
うん。
とはいえ、
やっぱり、
そう、
さっき言った通り、
その、
突っ込みたい、
突っ込めるところみたいなものを、
全部最初から、
綺麗にこう、
埋めてくるわけじゃないですか、
環境問題の話だとか、
うん。
サメは、
何もしなければ襲わないみたいな話だとか。
そうそう。
いや、
だから、
もしかしたら、
ちゃんとした何か狙いとか、
意図がある可能性もありますよね、
あるかもしれないですね。
そう。
だから、
ちょっと思ったのは、
その、
要求仕様じゃないけど、
これはクリアしてねっていうところが、
すごい厳しくあったのかな、
って気はして、
その、
監督の作る意図とはまた別に、
というか。
どこから?
まあ、
プロデューサーなのか分かんないですけど、
あとネットフリックスなのか分かんないですけど、
え、
ちょっと待って待って。
はいはいはい。
なんか、
そのぐらいじゃないと、
あ、
プロデューサーが、
青白サメにしろって、
圧があったってこと?
青サメにするは、
例えば、
その、
太平洋のプラスチックビルドの話を入れてくれたとか、
あー、
いいよ。
あったんかなーって思う、
気がちょっとしちゃう。
あ、
なるほどね。
まさかの、
環境保護団体が、
逆に、
あの、
バックについてるってこと?
で、
うるせーってなって、
最後全部サメでっていう。
そういうこと?
分かんない、
分かんない。
それは面白いですね。
だとしたらパンクですけどね。
まさかのスポンサーが、
なるほどね。
なるほど。
混乱させてきますね、
我々は。
うん。
やっぱその、
お便りは、
社会風刺的な?
うん。
側面みたいなのが、
まあちょっと入ってる?
みたいなのが、
まあちょっと、
それがちょっと真面目に見える要因?
うんうん。
みたいな感じではあるんですけど。
いやー。
まあでも、
やってることは、
そんな、
ドヒャーってやるから、
いやまあそれ、
そんな、
33:00
それじゃねえな、
これみたいな感じ?
っていうか、
いや、
でもその、
ホラー映画、
ホラー、
まあサメ映画ですけど、
ホラー映画とかでも、
社会風刺っぽいの入れるのって、
あるあるなんで、
あのー、
ホラー畑出身の人なんですけど、
はいはいはいはい。
はいはい。
この監督の、
あの一番、
有名なというか、
ホラー界隈では、
あの評価されて、
フロンティアっていう作品があるんですけどね。
はいはいはい。
それも、
そう言われたら、
社会風刺入ってます。
へー。
いや、
社会風刺というか、
あのー、
そうですね、
なんかちょっと、
暴動が起こって、
うん。
っていうような、
入りが、
あらすじの入りが、
ちょっとそういう、
社会派な入りを、
してますね。
そういう、
監督のもしかしたら、
作風なのかな。
うーん。
なのかなー。
まあ、
ほんとだから、
パリが舞台で、
で、
ちょっと社会風刺の入ったとか、
社会問題の入った映画みたいな、
うんうんうん。
風だけを切り取るんだったら、
僕がこないだ言ってた、
あのー、
バティモンファイブとかって、
一緒みたいなニュアンスになるわけですよ。
うんうんうん。
まあ全然違うんですけど、
っていう、
なんかちょっと、
近い仕事やろうとして、
ちょっとそこにちょっと寄ってる部分あるから、
なんか不思議なバランスですよね。
なんかふざけてるんだけど、
なんかちょっと、
変なとこ真面目みたいな感じが、
まあ、
なかなかない味わいではあって、
面白いですけどね。
なんか、
フランスのバカ映画だからなのか、
わかんないですけどね。
そう、
なんか、
ただのバカ映画ではないというか、
いやー、
なんか、
わかんないです。
なんかそのー、
こういう映画でみんなが見たいものってね、
言ったらサメが出てきて、
人々を襲うシーンじゃないですか。
うんうんうん。
だからその前段の部分って、
もう尺伸ばすためだけに作ってると思ってるんで、
いかにこう、
尺をこう、
稼ぐために、
話を作れるかみたいな、
ところでちょっと作りやすいってのがあるかもしれない。
そういうのを入れた方が。
あのー、
この手の映画って、
自分が綺麗なものが、
死んでほしいって思いが、
ちょっと詰まってる感覚あるなっていうのを、
僕は感じてるんですけど、
例えば、
まあ、
ホラー映画で死ぬものの代表といえば、
チャラけた男女っていうのが一つ、
モチーフとしてあると思うんですけど、
まあそいつらに死んでほしいって思いって、
重ねてるわけじゃないですか。
見てるときって。
うんうんうん。
本作で言うと、
まあ環境保護団体ですよね、
まず一つ。
そうですね。
死んでほしい奴らのモチーフとして、
明らかに愚かしく描かれてますよね。
それは本当にそう思います。
はい。
でもまあ、
もう、
もう結局それはいいんですよ、もう。
うんうん。
ああ、はいはいって思って見てるから、
いいんですけど、
同時にこの映画って、
体制側も愚かしく描いてるんですよね。
うんうんうん。
具体的に言うと、
パリのオリンピックの運営に関わってる、
体制側の人たちですよね。
うんうんうん。
市長とかね。
そういう奴らも愚かしいっていう。
でもそれってもう、
なんていうか、
こう、
社会批判でもなんでもなく、
36:01
もうホラー映画仕草なんですよね、
そのあたりって。
ああ。
まあまあ、それはそうですね。
はい。
環境保護団体がひどい目に遭うっていうのも、
体制側がひどい目に遭うっていうのも、
もうホラー映画仕草ですよ、
そのあたりは。
うんうんうん。
別にそのあたりを真面目にやる気なんて、
みじんもないと思うんで、
あの、
もう、
どっちの向きも関係なく苔けにしてるんで、
もうそれはもうそういうもんやなって、
見てるんですけど、
いやでも僕、
あの、
それをやるんだったら、
サメの生態を、
ふざけて描いてほしくなかったなって思って。
ああ。
はいはいはい。
そう、
あの、
人間を、
人間をバカにするんだったら、
サメの生態にだけは真面目に描いてくれたらいいんですよ。
うん。
サメにだけは真面目だって信じられるから。
うん。
もう、
人間は全部等しく愚かだけど、
サメだけは美しいって言ってほしいんですよ。
いや、わかりますよ。
サメの美しさの前に、
もう人類は等しく、
醜く愚かである。
だから全員、
サメに食われちゃ死ぬべきだって言ってくれた方が、
まだマシなんですけど、
もうサメも含めた苔にしてるから、
どこなんって思って。
いや、
苔にしてるわけではないと思うんですけど、
いや単純にその、
なんていうんですかね、
どう、
環境保護団体とか、
なんかまあ、
主催、
オリンピックの主催がどうとかっていうのは、
私からしたら、
いかに、
多くの人を登場させる理由付けかっていうところでしかないと思ってるんで、
要は、
そこに関しては逆にうまいなって、
私は見ながら思ったんですよね。
お、集めた、集めたぞっていう。
だってそうじゃないと、
ここにこんなに人集まる理由ないじゃんっていう風になっちゃうんで、
なんかその理由付けとしてでしか、
私的には見てなかったんで、
なるほど、
うまいなっていうのはあったんですけど、
オリンピックとかのところはちょっと皮肉っていうのは入ってると思うんですけど、
今年オリンピックやる土地でやる映画としては、
なかなか尖ってるなと思います。
本当に。
こんなに熱く、
語る感じじゃなかったんですよ。
わかる。
そんなになんか、
真面目に僕は見てなかったのかな。
見終わった後ほぼ忘れるぐらいの映画でしたよね。
いや、そうなんですよね。
ちょっと昨日、
オリンピックの風習が気が利いてんなぐらいというか、
関係報道団体の感じとかの描き方とか、
確かに劇中みたいな、
こいつらーってなるみたいな描き方してるとかも、
そういう風に描いてもしゃあないかなって感じはしてたんですけど、
なんかそんなに、
なんだろうな、
そんなに熱を入ってなかったですね。
面白かったなぐらいだったので。
でもちょっと山口さんがおっしゃってることに補足すると、
さっきの青ザメ、北条ザメ問題になるんですけど、
青ザメってやるのはCGじゃないですか、
39:00
基本あそこで映ってるサメって。
なんか発注書間違えたんかなっていうぐらい、
形態が違うというか、
CGなら正直いくらでもできるはずなんですよね、そこは。
もしかしたらあれなんかな、
単純に連携ミス。
だって監督、
いや分かんないですよ、勝手なこと言うけど、
監督とかが正直そこあんまり分かってなくて、
そこはそんなこだわりがなかったとしたら、
発注したときにサメのCG作って上がってきて、
いいじゃんいいじゃんっていう。
分かんない。
青ザメはディープフルだから青ザメと言うけどみたいな。
そうそうそうそう。
ありそうだなー。
ありそうありそう。
ありそうだなー。
なんか自分が担当者やったらやっちゃいそう。
何を茶化して何を信じるかっていう、
その塩梅の問題だと僕は思うんですよね。
まず大事なこととして、
僕この映画そんな嫌いじゃないです。
むしろ面白く見ました。
ただ僕は今酔ってるんで、
変なテンションで喋るんですけど、
やっぱ本作に足りてないところがあるとしたら、
何を美しく描くかっていうところに対する信念が
僕は足りてないと思うんですよね。
僕は別に人間のポリシーを、
どのスタンスが正しいとか正しくないとかっていうのは
別にどこにも寄らなくていいと思うんです。
人類を全部苔にしてもありだと思うんですけど、
だったらもうサメのことだけは美しく描こうよって思うんですよね。
それって例えばゴジラ映画で、
人間はただゴジラに踏みつぶされるだけですってなっても、
やっぱゴジラを美しく描くべきじゃないですか、そこは。
ゴジラ映画を撮るんだったらゴジラのことは信じるべきですよ。
そこで本作ってサメのこと信じてますかって、
サメを信じてないですよねって僕は思ってしまうんですよ。
あのね、山口さんめっちゃいいこと言ってて、
僕もサメ映画に足りないのはそこなんですよ、全体的に。
サメ映画が全部サメを茶化してるから嫌いなんですよ。
ジョーズだったりディープブルーはやっぱりサメに対して、
ジョーズは多少テンションがあるんですけど、
ディープブルーは少なくともサメの美しさを描けてたと僕は思ってます。
やっぱりそこは造形だったり、
あるいはそのサメがどういうサメでいるべきかっていうのを、
作り手側が意識して作ってる。
だからこそアニマトロニクスとかもやっぱり
かなり系が入ってると思うんですよ、見てて。
それに対して本作は、
例えば途中階のアニマトロニクスとかも
かなり系が入ってると思うんですよ、見てて。
本作は、例えば途中階、
回復してお腹に子供がいるよねっていうシーンあると思うんですけど、
あそこで金魚みたいに出てくるんですよ。
サメの胎児そうじゃねえぞっていう。
そういう細かいところにも
愛はないなって感じがすごいして。
なんなら造形ホウジョルダメらしい。
それってたぶんサメ映画全般がそうなんですよ。
前もたぶん言ったんですけど、
サメをたらたらチンプなものとして描きすぎるがゆえに
42:01
じゃあこんなやつ殺してもいいよねっていう
そういう社会判断に繋がり得ると思うんですよね。
スポーツフィッシングの対象になってしまったりだとか。
それってやっぱりスピルバーグがその後に
ジェラシックパークを撮った時に恐竜を美しく撮ったように
やっぱサメもそう描かれるべきだし、
だからこそディープブルーは僕は好きなんですけど、
これこれだけダメだと言いながらも。
それに続く作品ってあんまり見なくなったし、
本作もそうじゃなかったなっていう
若干の失望感はすごくあります。
僕は本作嫌いじゃないっていうことを大前提として、
作り手が何を信じてるかがわからないっていうのが。
ちょっとむずいな。
ストーリーなんかどうでもいいと。
例えば怪獣による破壊が
目的なんだったらそれだけを美しく描いてもいいと思うんです。
そんな映画を僕が好きかどうかはわかんないですけど、
だったらサメ映画において美しく描くべきは、
サメという生き物に対していかに美しく
それが人間を蹂躙するかっていうのを
誠実に描くべきだと思うんですよ。
それを例えばジョーズがちゃんとやれてるかと言われると
微妙だと思います。
ただ本作はそもそも人間を苔に仕切っているんだから、
じゃあサメぐらいは美しく描こうよってことに対して
サメという生き物に対してあまりに不誠実だっていうのが
やっぱりどうしても祝福しかねるとこがあって。
作り手が頭のおかしいぐらいサメという生き物を崇拝しているぐらいに
やりきってたら僕はこの映画やりきってんなって思えたと思うんですけど、
たぶん人間のこともバカにしてるし、
サメのこともジャンル的にしか捉えてないと思うんですよ。
もう悪魔を崇拝するようにサメを崇拝した上で
この映画を撮ってほしいなと思って。
だったらあのラスト僕すごい祝福できると思うんですけど、
別に全部茶化した上でのあのラストでしょって見えちゃって、
この作り手はサメに世界を滅ぼしてほしいと思ってる上で
このラストにすべきじゃねえのって思ったんですよね。
分かりますね、それすごく。
僕は割と本気で言ってますからね、これ。
これライドしなくていいですよ、僕の意見。
ですけど、
ジャンルの集合体としてあるジャンル映画があるのは理解はできるんですけど、
ジャンル性に飲み込まれる、飲み込まれきらない、
ここだけは何か信じきってるっていう作り手の崇拝みたいなのを
僕はちょっと見たいなとは思ってて、
最近のゴジラ映画とかは割とそれがあると思ってるんですよ、それは。
全般的に。話はぐちゃぐちゃだし、人間とかどうでもいいと思ってるけど、
45:02
この人たちゴジラのことだけは徹底的に崇拝しきってるなっていう狂気が見えると思うんですけど、
いや、サメも別に真面目に見てないなって見えちゃうんですよね。
そこはもう、ジョーズとかディープブルーを超えてきてくれよって思うんですよ。
そうなんですよね。
あいつらなんてまだにいるんだって、俺が本当のサメっていうものを描いてやるって。
サメで世界を描いてくれよって思うんですよ。
俺が本当のサメっていうものを描いてやるって、サメで世界を滅ぼしてやるって覚悟で、
映画を作ってくれよって思うんですけど、
片手間みたいにパリを浸水してるから、そうじゃなくって、
本気でサメが世界を滅ぼすに値する生き物であるっていうことを信じた上でそれを証明してくれよって、
映像でそれを見せてくれよって思うんですけど、片手間みたいにやるから、
それ作りても別に信じてないでしょって半笑いでやってるんじゃないんですかって思って、
B級映画としては好きですけど、全力でベッドできないなってそこにどうしても引いてしまうというか、
人間をバカにするんだったらサメを信じてくれよって僕は思っちゃいましたね。
わかるなぁ…。
お二人がだいぶこう…。
いやぁ…。
あぁ、そっかぁ…。
そういう感じ。
そっかぁ…。
サメファナティックな映画がもうちょっと僕も会ってもいいと思うんですけどね。
この話はだいぶ奥まで来ちゃったから一回戻りますか。
まぁ、だいぶ話すとこまで話しましたかね。
他に何か触れたいとこってあります?
最大の突っ込みポイントなんじゃないかって思ってるんですけど、
不発弾爆発したからってあの爆発はねえだろっていう。
あんなどっかんどっかん来ますか。
いやわかんないっすっていう。
あんの?みたいな。
一発爆発したの騒ぎじゃないぐらいの爆発で橋がぶっ壊れたじゃないですか。
やべえ、なんじゃこりゃみたいになって。
あれはやっぱ川がもう決壊して水浮き出しってことですか?パリがってことですよね。
なんか水門って話してましたもんね。だから水門が壊れたんでしょうね。
あぁ、そういうことか。水門が壊れたからあんなのに。
でも水門が壊れてもあんなのになるかなと思いましたけど。
いや、まぁわかんないっすけど。
あぁ、パリも天気の子みたいになってみたいな感じになったんですけど。
そんなことあるか?みたいなのがあったんですけど、まぁなるんか?みたいな感じ。
サメ関係ないじゃんってなってあそこで。
ちょっと笑っちゃいましたけど、そのお家かいっていう。
ほんと爆発お家みたいな感じでしたもんね最後。
あれはね、ほんとに何やっとんねんって感じがすごいしたけど面白かった。
まさかそうなるとは思ってもなかったっていう。
48:02
別に嬉しくもないんだけど。
確かに不発弾の下りがあったから、あぁ聞いてくるんだなこれがと思ったら、そういう聞かせ方するみたいなね。
そこがね、いい意味で裏切られました。
なんか結構SNSでも、ラストああなるとは思ってなかったってみんな言ってますよね。
そうよ、そりゃそうよなんか。
確かにラストはちょっとびっくりしましたね。
そのままエンドロールで、なんていうか、いろんなサメかなとかみんなで青年の川に集まり始めるっていうのも含めて。
世界はサメに飲まれていくみたいなエンドロール?
なんかあれみたいっすよね、サルの惑星ジェニシスってエンドロールみたいって思いましたけど。
僕はジェラシックワールドの炎の王国思い浮かびましたね。
いいですよね。
なんかやっぱ炎の王国好きだなって改めて思います本当に。
わかります。
そうなんですよ、炎の王国、だからやりたかったのは結構ああいうことなのかな、ラストだけ見たらって思うんですけど。
炎の王国はやっぱそこがいいんですよ本当に。
確かにね、タイトル回収もしてくれるし、「ようこそジェラシックワールドへ!」回収、マルコム博士がやるじゃんっていうところで、うわーって思いますよね。
そうなんですよね、だからあれはやっぱり恐竜に対するちょっとファナティックさがあるんですよね、作り手のほうに。
そうですね。
一個拾いたい部分があるかなとしたら、メグ・ザ・モンスターっていう映画で、リゾートビーチにたくさん人が泳いでるところにメガロドンが来て、ビーチに人を襲わないっていうシーンがあって、
ジャンル的なサメ映画をやるんだったら、あそこで虐殺すべきだろっていう思いがどうしてもあったんですけど、
本作、人がいっぱいいる水のところにサメが来たら、ちゃんと全部虐殺していくっていうのを描いてたのは良かったなと思って、
実際のサメがわざわざ人を虐殺するってことはないんですけど、ジャンル映画のある種のマナーとして虐殺をするっていうのをしてたっていうのはそれは良かったなとは思いました。
その時見れなかったものを今見れたなと思って、しかも仮にも実際にこれからオリンピックが行われようとしてる場所でそれをやってるっていうのは良かったなとは思ったんですけど、
っていう感じですかね。あそこはちょっと大雑把なぐらいに人が死ぬので、それは良かったなとは思いました。
ちょっとパニックスリラー的な見どころでしたよね、あそこはね。
人が死ぬシステムとしてのサメっていう割り切りをやってるシーンかなとは思ったんですけど、
51:00
ちょっとそこのバランスは本作微妙かなと思います。人が死ぬシステムとしてのサメを描くんだったら細かいところの描写、そこを描かない方がいいよねっていう部分もあったりはするので、
さじ加減の問題だと思うんですけど。
たぶんあれをやりたかったんだろうなっていうのは非常によく分かるんですけどね。
なので見どころになってるのは確かに見どころとして、ラストクライマックスだなと思いながら見てましたけど。
そんな感じですかみなさん。大丈夫そうですかね。
それでは西野川の、これ水面でいいんですかね。西野川の水面の下にの感想を終わりたいと思います。
次回どうしましょうか。
ヘビの道ですかね。
なるほど。
どうでしょう。
いいと思います。
なんかこの列のチャレンジャーズもありですけどヘビの道いきます?
チャレンジャーズは僕推したいですけどね。
僕もだいぶ。
僕も推してますけど、めちゃくちゃ面白かったですけどね。
そう。
ヘビの道でもいいと思います。
ちょっと実は試写で見たんですけど、面白かったです。
これヘビなんですかね。邪の道なんですかね。これどっちなんですかね。
ヘビの道で。
ヘビの道でいいんですよね。
そしたらじゃあ次回はヘビの道いきますか。で、いいですか。
はい。
はい。大丈夫です。
了解です。
じゃあお知らせになります。
映画の話したすぎるバー、次回は6月29日土曜日開催です。
今回山口さんは参加されないんでしたっけ。
はい、私参加しません。
はい。
お願いします。
はい。
場所はいつも通り大阪の南森町週刊曲がり19時オープン23時クローズです。
大阪の審査場所で毎月第2第4回およびに山口さんが店長する月2バーちょっと映画の話でもあわせてお願いいたします。
またこの番組ではお便りを募集しております。
番組全体や次回テーマに向けてご注入お送りくださいませ。
バーの最新情報、番組次回テーマはXにて告知をしております。
各ご案内は番組説明欄をご確認くださいませ。
それでは映画の話したすぎるラジオ第172回さよながわの水面の下にの回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
さよなら。