1. 映画の話したすぎるラジオ
  2. 第8回 テーマ別映画ランキング..
2021-06-12 43:47

第8回 テーマ別映画ランキングベスト3 前編~青春映画・ディストピア映画~

今回は各自がテーマを一つ挙げて、それぞれのテーマについて各自が映画ランキングのベスト3を発表し、それについて語っています。

映画の話したすぎるBAR店長メンバー
  • 山口
  • 原口
  • まえだ
  • マリオン
00:12
はい、始まりました。ポッドキャスト、映画の話したすぎるBARポッドキャスト視点。今回がリニューアル後第8回ですかね。はい、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
はい、関西の映画シーンを伝えるサイト、キネボーズを運営しています。代表の原口です。
前田です。
リオンです。よろしくお願いします。
はい、えっとですね、今回はですね、ちょっと前にツイッターで、なんかテーマごとの映画ランキングベスト10みたいなのが流行ったので、ちょっと我々でもやってみようかって話になったんですね。
で、それぞれが一つランキングのテーマを挙げて、それぞれがそのランキングを考えきて、まあ、しゃべるというベストの話しようぜ回ですね。
で、さすがにベスト10は多すぎるだろうってことになったので、ベスト3で行こうという形で、それぞれが3作品を、えっと、おのおのが挙げるテーマ、計4テーマに対してベスト3を考えてきたと。
あと、えっと、テーマとは別に、もうこれが嫌だっていうワースト3を言うっていう計、ベスト3が計1つかける4人の話をしていきたいと思います。
結構長くなりそうな気がしてるんですけどね、これ。もしかしたら前後、また前後編になるかもしれないですけど、ちょっと早速いきましょうか。
はい、じゃあ私、山口からテーマ発表。私が発表していただきたいテーマは、おのおのの精神映画ベスト3ですね。
はい、まあありふれたテーマですよ。みんなベスト上げよってなったら、もうみんな上げそうなありふれたテーマですけど、逆に個性出るかなっていうので、
おのおのが青春とは何ぞやみたいな捉え方あると思うんで、そこの切り口の面白さもあるかなと思って上げさせてもらいました。
はい、じゃあ、原口さんお願いしてもいいです?
あー。楽しみ。人のベスト聞くの楽しみ、これ。
はい、じゃあキネ坊主原口の精神映画ベスト3。第3位はガイチュウ。第2位は青い春。
はいはいはい。知ってました。
青春映画のベスト1はアイデン&キティ。三浦潤原作の自伝的な漫画の映画かと。
03:00
全部知らない。
ガイチュウ。
ガイチュウはですね、主演が宮崎鋭いと。
はいはい。最近のようですよね。知らない。
全部学生時代みたいな映画なんだけども、割と宮崎鋭にハマった頃の映画って、ひたすら宮崎鋭が学校をいじめられながら暗い役をしていくっていう。
でもその儚げな姿、いわゆる奈良よしともが描きそうな女の子の絵を具体化したような感じの姿で宮崎鋭が演じてるっていうのが非常にいいですと。
で、伴奏曲とかをナンバーガールが担当してるっていう。
やっぱあれですね、音楽方面で原口さんは挟んできますよね。聞き合わさってただけあって。
第2問、音楽も持ち合わせるんだけど、豊田俊明監督の青い春と。
松本太陽の原作ですよね。
松田龍平が主役。
基本的に豊田俊明監督っていうのは、男の哀愁、泣きの世界を描き切る監督で。
いわゆる不良のチンピラ高校の話なんだけども、男同士の友情、そして憎しみとかが生まれていく中で、最後にエモい、愛おしい男らしさを描いている作品です。
それも音楽をミシェル・ガン・エルファントとかも使っているので、ジャリンジャリンとした音がずっと鳴っている。
原口さんの精神、完全に音楽と紐づいてますね。
そうですよ。
2000年代のそのあたりのバンドの側も完全に紐づいている感じですね。
そうですね。その頃は夏フェスとか行きまくってたので。
リアリズムがありますね。
原作は読んでるんですよ、青い春。
割と意味のない青春系の際立った漫画だったなと思って。
武室で麻雀やってたりしてた感じでしたよね、確か。
ちょうど同じ頃にピンポンも公開されてたんだけど。
松本太陽、一時期は漫画読みなら読んでないとダメでしょみたいな感じでしたもんね、2000年代は。
そして第一が改めて、アイレーン&ティティ。
これが元ゴーイングステージ、現ミネタが主演のタクチ・トモヒロの初監督映画と。
バンドブームが滴っていくところでのバンドの話。
ミネタが組んでいるバンドがメジャー行きそうになるんだけどうまいこと行かない中で、もやもやとしてるんだけども、
そこでロックの神様の妖精、ボブ・ディランの姿をした妖精が出てきて、
06:00
ボブ・ディランの素敵な歌詞に胸を打たれながら頑張って成長していくと。
一応いくらか歌詞が出てくるんだけども、「やらなきゃいけないことをやるんだよ。だからうまくいくんだよ。」
その歌詞が非常に良くて、人生の大切な一節ではあったりします。
ミネタを支える彼女役がアソー・クミコで。
ミネタがどんだけ悩んでいても、アソー・クミコが応援していくと。
それを見ながら、初めてアソー・クミコにしたんですけど、「こんな彼女欲しい!」って思いました。
という私の青春映画ベストですね。隣でちょっと妻が慌れています。以上です。
めちゃめちゃ原井さんのパーソナリティが出てますね。
やっぱり青春映画は出るよね。
自分とは何かみたいな話ですもんね。青春映画を選ぶって。
三浦純っていうのが、ある時代の青春を描ける人としてすごいぴったりですよね。
若い子たちの青春をどうぞ。
そんなに差はないでしょ。
一応、この中では最年長や。
そうですね。確かに。
前田さんの青春映画ベスト3を言っていただきましょうか。
難しいですね。青春映画。
青春映画ベスト3いきます。
3位はテルマ・アンド・ルイーズ。
出ましたね。いいですね。
リドリー・スコット監督で、ストーリー的には2人の女性の逃避行を描いている話なんですけど、
この絵はラストが大好きで、何も解決しないんだけど、全部から自由になれるみたいな。
これぞ青春。
あと、ブラピが出てるんですよね。
若い時のブラピですよね。
むちゃくちゃ美しいブラッドフィットが見れるんで、それも見どころかなと思ってます。
2位は、炎上光彩・撲滅運動。
なんすかそのタイトル。
これ、昔はやってませんでした?
シリーズ化もされてて。
なんかあったような気がするんですけど、
ちょっとそのアングラ感が、その頃の僕では手が伸びなかったラインかもしれないですね。
これ実は最近でもう演牧っていうタイトルで、最新作が多分出てて。
へー。
去年か一昨年ぐらいに出てるんですけど。
あれ、シリーズなの?
多分ね、監督とか同じだと思うんですよ。
はい、おそらく。すいません、ちょっと今適当に喋ってますけど。
おそらくシリーズだと思います。
これもともと、1作目は漫画が原作になってまして、
殺し愛知の山本秀夫が原作で、
星場哲也が作画をしてる漫画が元になってます。
ストーリーとしては、当時これ98年とかの映画なんですけど、
09:02
当時炎上光彩って言葉が流行ってた時期だと思うんですけど、
炎上光彩を仕掛けつつ親子狩りをするギャルたち、
炎上光彩撲滅運動っていうのを掲げて、
そのギャルたちに制裁を加えようということで、
金を払わずギャルとやろうとする親父の話なんです。
ちなみにその親父役が遠藤健一なんです。
この頃、変な映画に出まくっていた遠藤健一の中の作品の一つなんですけど、
何が青春かってこのギャルたちの友情ですよね。
自分の仲間がやられちゃって、あいつの仇取るぞみたいなノリで進んでいく。
そういうノリなんだ。
ノリ的には本当にむちゃくちゃな感じなんですけど、
個人的にこの頃の女子高生とかギャルっていうアイコン的なものへの憧れがちょっとあって、
そういうのも含めて個人的な青春映画の2位に上げました。
1位は自分の中で圧倒的なんですけど、バトルロワイド。
出ました。
これに関してそんな説明することもないんですけど、
同級生と殺し合う以上の青春なんてないんじゃないかと思って。
この作品、小説があって映画があって、漫画もその頃出てるんですけど、
私は漫画から最初読み始めて、
漫画読み始めた年齢がちょうどこの年齢設定がバトルロワイドに出てる子たちと同じぐらいの年だったんで、
すごくのめり込んだというかハマった世代なんですけど、
全部見どころなんですけど、めちゃくちゃイケてる時代のクリアマチアキが出てるっていう。
それだけでも見る価値があると思います。
以上、私の青春映画でした。
いいですね。いいリスト3ですね。
恥ずかしい。
これね、内臓を見られるような周知心がありますよ、きっとこれ。
なんか犯罪やってそうやねんけど。
バイオレンスの中に要素を求めてる、3作品ともその共通点はあると思うんですよね。
そこは、テルマ&ルイズもバトルロワイドもめっちゃ好きなんで、
そのリズムが延長交際撲滅運動にもあるんだとしたら、僕好きやなって。
多分めっちゃ楽しんで見れるわと思って。
今度貸しますよ。
まさかの。
前田さんギャルだったってちょっと思ったんですけど、ギャルに憧れみたいな。ギャルだったんですか?
ギャルに憧れてるんですよ。今でもユクポレットが好きなんで。
来世はギャルになりたいなと思ってます。
いいっすね。
人のことを笑ってられるの今のうちだと思いながら。
12:02
これすごい流れやねん今日の。
じゃあマリオさん。この流れでのマリオさん。
そうですね。僕の青春映画ベスト3は3位が悪の花。
はいはいはい。
2位が心が叫びたがってるんだ。アニメ版の方で。
1位がダリンダリンダですね。
そうですね。
3位の悪の花はとにかく悶々とした靴とした閉塞的な青春っていうの。
僕はもうそういう青春だったので。
中学生主人公なんですけど、中学校の頃僕もそういうところあって。
ここまで映画の中かなりドロドロしてえげつないようなことになるんですけど。
ただ彼らの心の叫びというか気恥ずかしさはすごく理解できるっていうぐらいに思えるんですよね。
漫画が原作なんですけど、漫画もアニメも大好きだったので。
映画ももちろん大好きという感じですね。
2位の心が叫びたがってるんだは、これはそうですね。
なんて言ったらいいんだろう。
これも一種のこじらせた青春映画というか。
なかなか自分の思いを伝えられない主人公でいて。
その中で色々人と触れ合いながら傷つけ合いもしながら一つのものを作り上げていくっていう流れがすごく僕はいいなと思っていて。
いちいち何に触るようなことをみんな言ったりとか、絵ってなんじゃないかってぐらいするんですけど。
そういうヒリヒリ感が僕は結構この青春映画見てて好きなので。
なので僕はこれを選びましたね。
で、1位のリンダリンダリンダは、青春時代のくだらない日々をマジで面白く撮ってるっていうのと、
くだらない日々がすごく愛おしくて、いつかそれは終わるもんだよっていうのを
さらりと見せてくれるところが僕大好きで、本当にくだらないんですけど、
くだらないけど最後のライブシーンと一緒に見慣れた校庭の風景とか校舎の風景とかが流れると、
もうそれだけでちょっと泣けてくるという感じですね。
とにかく自分のベストは本当内政的なところに近いところの内容なのが多いかなって感じですかね。
その3位2位とちょっとモンモンとした感じが来つつ、
その1位のリンダリンダリンダでそのモンモンとかはそこまでフィッチャーしないというか、
もっと全体的なふわっとした感じというか、
なんかその3位2位で1位で仕上げるみたいなストーリー仕上がってる感じの。
リンダリンダリンダ僕言われて思い出しました。
3位リンダリンダリンダやったかもしれない。
人にベスト言ってからあれ入れればよかったって結構ありますよね。
15:02
リンダリンダリンダは本当にいいです。
無意な青春に無意な時間にこそ価値があったみたいなことを語り口としては本当にベストの映画だと思います。
いいっすよね本当に。
俺もリンダリンダリンダをDVD持ってるんだけど、
立成小学校のサウナイベントで久しぶりに上映したのを見て、
松山賢史出たんだっていうのが衝撃で。
そうでしたっけ?全然覚えてないや。
だからペルナに告白するシーンで告白したの松山賢史やね。
観客がざわついた。
しかもあそこ字幕で出てくるじゃないですか字幕芸が。
あんな字幕面白くできる映画ないなって思ったんですけど。
あれ本当笑いましたね。
そこに山下監督。
あと個人的には最後ライブ前のゆかわしおねの一人で歌うときも結構好き。
ゆかわしおねは好きで。
ちゃんと練習しないとこがいいですよねリンダリンダリンダは。
全然練習しないですよね本当。
ダラダラしてるのが最高。
お菓子とか食ってますもんね。
やっぱそのちょっと人んちの本棚を見るというか
なんか人んちの匂いがするみたいなちょっと生々しいランキングですねみんな。
はいじゃあ山口行かせてもらいます。
まず霧島部活辞めるってが入ってないです。
なんでかっていうと電動入りってもあるんですけど
霧島部活辞めるっていうのは精神というかもうちょっと大きい話やなと思ってて
もう全部の話やなと思ってるんで
なんか青春ってあんま限らないなと
なんか今この瞬間も霧島屋ぐらいに思ってるから
あんまりその青春っていうわけじゃないなと思ってて
本当のベストは夜情半身は大気っていうアニメなんですよ。
あれが人生の最高の青春のテーマにしたやつなんですけど
ちょっと映画じゃなかったんで外しました。
じゃあ本ちゃんのランキングいきますね。
3位がバトルロワイドです。
いいっすよね。
2位がバニッシングポイントっていう昔のアメリカ映画なんですけど
1位がアンダーザ・シルバーレイクです。
基本的に僕青春っていうのは閉塞と絶望だと思ってるんですよ。
前向いて頑張ってるとかって別にどの瞬間でも別に前向いて頑張ってたりするし
タイミング関係ないと思うんですよ。
若い時に切り口として何を語るべきかって言ったら
なんかうまくいかないとかどうしていいかわからないとか
そういうことの積み重ねやと思うんで
それこそが青春やなと思って
基本的に全部マイナスの方向に働いてる映画なんですよ。
バトルロワイヤルは最近見たんですよ。
多分去年新世界東映で初めて見て
18:01
こんな面白い映画見逃してたんやと思って
あそこで起きてることって
閉じ込められた空間に放り込まれて
殺し合いしろって言われてなんですけど
普通に青春ってああやと思うんですよ。
殺し合いしてるのはあくまで端的な表現で
なんかお互い疑ったりとか
それでも信じようとしたりとか
ちょっとした圧力で何かが壊れてしまったりとか
人が死んだり殺したりしてるのって
それのちょっと象徴的な表現でしかないなと思ってて
あそこで起きてることって本当に
いろんなところの学校の教室の中で
起こってることだなと思うんですよね。
そこがすごいなと思って
これは殺し合い描いたディストピアの話じゃなくて
今この瞬間のお前たちの話だぜって言われてるような気がして
そこがめっちゃくちゃ刺さったんですよね。
僕が見たのは特別編やったんですけど
どういう違いが公開時と違いがあるのかってわからないですけど
特別編見た限りはもうめっちゃくちゃ過ぎでした。
2位のバーニッシングポイントが
昔のアメリカ映画で
いわゆるアメリカン・ニューシネマって言われてるぐらいの時期の映画で
アメリカン・ニューシネマってとにかく
反対性と大敗と破滅みたいな話が多いわけなんですけど
その中だと一番これが好きで
主人公の側が何も語らないっていうのがすごい好きで
どういう話かっていうと
LSDか何かをアメリカを横断して配達する
主人公が乗ってる車がダッチ・チャレンジャーっていう
すごいファンの多い車なんですけど
それでこの時間制限までに
アメリカを横断して届けるみたいなので
めちゃくちゃスピードを飛ばしばくるんですけど
スピード違反やってだんだん警察に追われたりするんですけど
それを撒いて撒いてしていくうちに
どんどん警察の追跡が濃くなっていくんですよ
どんどん大事になっていって
もう正規の大犯罪者みたいな扱いになっていくんですよね
その一方で若者たちの間で
ヒーロー扱いされていくんですよ
どんどん走っていくんですけど
主人公は何も語らないんですよね
ただ節々に主人公が過去に再見したとおぼしき
ものすごいアメリカの負の記憶みたいなものが
描かれるんですよね
なんで今主人公が何も語らずにただ走り続けてるのか
みたいなのがそこからボイニエルと浮かんでくるんですよね
そうやってだんだん祭り上げられていくわけなんですけど
いきなり途中で
ラディオDJが暴走してるやつがいるというのを聞きつけて
なんか知らんけど
主人公とテレパシーで交信してるみたいなのが入ってるんですよ
初め何かなと思うんですけど
特にやりとりしてないのに交信してるのって
本当に説明もなく
テレパシー表現みたいなのが入ってくるんですけど
それでどんどんあいつはヒーローだって
警察なんて毎日毎日みたいな感じで
祭り上げられていくんですけど
主人公は何もそれに答えないんですよね
途中でテレパシーつけるラディオDJが
なんでお前そんなことしてるみたいなことを
やりとりしようとするけど
21:00
分かんないんですよ
なんで最終的に
祭り上げてきた人たちの理解さえも超えていっちゃうんですよね
最後もうどうしようもない
もうこんな超えられないっていうところでも
走り続けていくっていう話なんですけど
タイトルがバーニッシングポイントなんで
消失点っていうことで
すごい破滅的な話なんですけど
希望があるなと思って
閉塞感とかに対して
自殺願望とかって生まれちゃう時ってあると思うんですけど
死にたいというより消えたいやと思うんですよね
向こう側に消えてしまいたいって感情やなと思って
それを車で走るっていうことでやってくれてると
他人の理解なんて関係ないと
走ると走って俺は地平線の向こうに消えると
っていうことだけはただやり続けてるっていうのが
意味のなさがすごい好きやなと思って
めちゃくちゃ好きな映画なんですよね
第1位がアンダー・ザ・シルバー・レイクで
もうこの監督デビット・ロバート・ミッチェル
青春映画3本ぐらい撮ってるんですよね
アメリカン・スリープ・オーバーと
イット・フォローズと
このアンダー・ザ・シルバー・レイクって3本撮ってて
この3本で1・2・3してもいいぐらい
それぞれが完璧な青春映画なんですよ
本当に
あえてこれを選びました
アメリカン・スリープ・オーバーが
学年が進んでしまう最後の夜に
ちょっとお泊まり会をするっていう
マラトリアムの中にいる子供たちの話で
イット・フォローズは
いつか死ぬっていう事実と
どう向き合うかみたいな
その大きい意味でのマラトリアム
生きてるってことのマラトリアムに対して
それがいつか終わる死っていうものと
どう向き合っていくかみたいな切り口の
ホラー映画としての青春映画だったんですけど
アンダー・ザ・シルバー・レイクが
青春が終わるべき時に終われなくて
死んで呪いとなって
体にまとわりつき続けるみたいな話で
これ本当に好きで好きで
もうなんかどうしようもなくなったら
人間って陰謀論にすがるしかないなっていうのが
自分が何者にもなれなくて
人生に意味を見出せなくなったら
人生に意味があったことにしてくれる
陰謀にすがり出すっていうのが
なんかそうなんだろうなってめっちゃ思うんですよ
その陰謀を追いかけて追いかけていった果てに
結局見えてくることは
世の中が思ってた以上につまんないっていうことと
結局自分が追いかけてたものって
すごい遠くにある何かとかじゃなくて
昔好きだった何かの影でしかないみたいなのが
分かっちゃうっていう
あのドロンとした感じ本当に好きで
悪夢みたいな2時間半が
もううっとりしながら見てたんですよね
本当に大好きで
ベスト1はディビット・ロバート・ミッチェル三部作です
もはや
それの仕上げとしてのアンダー・ザ・シルバー・レイクですね
もう大好きです本当に
そんな感じです
アンダー・ザ・シルバー・レイクの名前が出てきて
僕もすごい顔がにっこりしちゃうんですけど
大好きなので
でも本当見たときも思ったのが
アンダー・ザ・シルバー・レイクと
ウェイカンスリープ・オーバーって
本当一緒の話だなってずっと思ってたので
24:00
他方はちゃんと朝を迎えるんだけど
アンダー・ザ・シルバー・レイクはもう
完全にもう
二日酔いの良さみたいな感じなんですよね本当に
もう本当言ってること満々やなっていう
いやもうね
嫌いなとこ思いつかないですねアンダー・ザ・シルバー・レイクは
またやってるのがねあの
またドアレスでした
アンドリュー・ガーフィルド
アンドリュー・ガーフィルドですよ
本当もう単語出てこない
もうあのね
スパイダーマン2でスパイダーマン
ピーター・パークをやってたアンドリュー・ガーフィルドが
ロサンゼルスの闇の話をやって
その一方でララランドでエマ・ストーンは
光のロサンゼルスの中にいたわけですよ
もうなんかね
この構造がもはやすごい良いなって
はいもう大好きな一本でした
はい以上です
いやいきなり濃かったですね
青春映画ベスト3
ちょっとじゃあ
次行っちゃいましょうか
えーとじゃあ
原口さんのテーマで
おっしゃっていただいていいです?
はいえー
はいキネ坊主原口からのテーマとしては
ディストピアSF映画
はい
のベスト3を皆さんに発表していただきたいです
はい
えーとこれは誰から?
前田さんじゃあ
はい
ディストピア映画は
えー
まず3位
ウエストワールド
はい
2位
スノーピアサー
1位が
トータルリコールにしました
おー
好きそう
トータルリコール好きそうっすよね
いや私も本当にこれ気に抜いたら
もう全部
フォールバー方面で埋め尽くしてしまいそうだったんですけど
はい確かに
それだとアホだと思われそうなんで
ちゃんと選びました
で3位のウエストワールドは
最近なんかドラマシリーズにもなってたと思うんですけど
なってましたねはい
なんかその未来で
その体験型のテーマパークとして
そのアンドロイドたちが
人間に奮して暮らしてるんですよね
西部劇の中で
でそこの世界に人間が
行って
あの実際に遊べるよっていう
そこでアンドロイドたちの
なんていうんですかね
故障というか
反逆に会うっていう話なんですけど
このSFと西部劇っていう
組み合わせの世界観がすごい好きで
でその中で
実際にこんなとこがあったら
行ってみたいなと思ったりもするんですけど
アンドロイドって
もうほぼ人間と同じ形なんですよね
もう見た目もそうだし
もう実際に喋って
そこでアンドロイドと打ち合いをして
本当だったら人間がアンドロイドを殺すこともできるし
女の人と
アンドロイドの女の人と
ロマンチックな夜を過ごすこともできるっていう感じなんですけど
人間の形をした人間じゃないものであれば
何をしてもいいのかっていう
人間の倫理感が問われる映画やなと思っていて
そういう世界観がすごい好きで
ウエストワールドは選びました
2位のスノーピアサーは
本次の監督の作品で
私これパラサイトとテーマとしては
同じだと思ってるんですね
ストーリーとしては
世界が地球温暖化になっていく中で
人工的に氷河期みたいな状態にして
ちょっとそれをやり過ごそうっていうところで
27:00
そこですごい大きな
1年間かけて一周するぐらいの
すごい大きなコレールを作って
長い列車を走らせるんですね
そこに生き残った人間を入れて
生存させるんですけど
長い列車の最後尾
一番後ろの方に金コンソーが乗っていて
そこから前に行くごとに
隠した境を表しているように
前の方に行くごとに
浮遊走が進んでいるっていう
ようなところでやっていくんですけど
最終的にその話の中で
金コンソーの列車にいる主人公たちが
暴動を起こして
どんどんどんどん列車を乗っ取って
前の方に行くんですけど
結果としてそんなことをしても
何の意味もない
パラサイトでも結局
私が石だと思ったのが
パラサイトの中で石を持ってるんですね
その石をもらって
それがきっかけで全てが始まっていって
その石が台風かなんかで
水浸しになっちゃった時に
そんなもん持って逃げなくても
なぜかそれを持って逃げようとするんですよね
でも本当は
その石を捨てなきゃいけなかったなと思っていて
それがその価値観を捨てない限り
どんな状態でやってても
豊かにはなれないんじゃないか
それがスノーピアサーでも
結局前の方に行っても
全然それが正解ではなくて
実写から降りることが正解なんだ
っていうようなストーリーが個人的には
本津野監督が一貫して
描きたかったことなんだろうなと思っていて
すごい好きな
長くなっちゃったんですけど
2位がスノーピアサー
1位のトータルリコールはまた
これも全然言うことないんですけど
こんな面白い絵がないやろっていう
感じで
特に好きなのが
やっぱりSFXとか特殊メイクが
もう何ですか
ふんだんに使われていて
全シーン
翔太の顔がパカッとなるとこも好きですし
火星に行って
怒られるぞっていうような
放射能を浴びて
わけわからんことになってる人たち
しかも別にその能力活かされないみたいな
そういう全てにおいて無駄な演出が
大好きなんですね
だから私はホント
ポールスパー方面は
いつも言ってるんですけど
SF
それがポールスパー方面の
私が大好きなところで
トータルリコール1位にしました
いいっすね
めっちゃ面白いな
最後トータルリコールって
めっちゃシマって感じしますね
なんか
スノーピアサーで真面目に語ってしまって
なんなんやったんやと思いますね
でもね
仮想と上層の人間の
戦いの話ですからね
トータルリコールとスノーピアサー
フェストワールドは
僕ドラマの方見てるんですけど
ドラマの方がめっちゃ面白かったんで
確かにディストピアSFやなって感じ
映画版の方見てないので
ちょっと見てみようかなって思いました
ぜひ
ではマリオさんお願いします
30:00
ディストピアSF
SFかなっていう感じの
ちょっとSFとも呼べないようなのが
日本ぐらい入ってくるんですけど
ディストピアってことで
許してほしいんですけど
3位が
私を離さないで
2位が
マットマックス怒りのデスロード
1位が
ロブスター
上げるような気がしていました
バレてしまいましたね
バレてしまいましたね
3位の私を離さないで
なんですけど
このランキングでこの名前を上げるっていうのが
一種のネタバレではあるんですけど
基本的には
普通の単性な文芸映画みたいな
話なんですよね
けどストーリーとしても
宿舎みたいなところで
住んでいる
小さな
少年と少女たちの話
それが大人になっていて
っていう話なんですけど
彼らを取り巻く環境っていうのが
実はある種のディストピアになっていて
っていう話なんですけど
いろんな今の社会
いろんなものに多分
使えることができる話だと思うので
搾取する人をされる側
っていう話
そこで彼女
主人公たちが搾取されてしまう側
いるわけで
それの悲しみっていうあたりを
切なく描いている
2位のマットマックス怒りのデスロード
は説明不要
だと思うんですけど
全部面白いじゃんこれ
っていう
トータルリコールとほぼ一緒ですね
全部面白いじゃんっていう
世界観含めて
そこからの反逆っていうところがやっぱめちゃくちゃ
熱い話っていう
1位の
ロブスターなんですけど
世界観してもめちゃくちゃシュールな
話じゃないですか
結婚できなかったら動物に変えられますよ
っていう本当なんか
嫌な世界観っていう意味で
これしかないだろうって僕は思っていて
僕確実に何かしらの動物に変えられる
しかないだろうなって今のとこ思っているので
欲に僕は嫌だなっていう
もう
本当僕ネガティブなんで何の動物になろうかって
考えてるくらいなんですけど
本当こんな
世界観ほんと嫌
世界観が嫌っていう1点だけで
僕はこれを1位にしました
ロブスターは
ヨルゴスランティモスでしたっけ
ヨルゴスランティモス
1本しか見たことなくて
女王陛下のお気に入りだけだったんですけど
ヨルゴスランティモスの評判が聞こえてきたのが
ロブスターでしたね
でテーマ的にもすごい
偶意に富んだSFとして
面白そうだなと思ってて
もしかしたら上げるんじゃないかなって
予感はしてたんですけど
読まれていましたね
はい
マットマックスが入ることで
ちょっとその健康的な感じが
バランスが
毎回ベスト
バランスを考えてしまう派なので
定格ですね
33:00
はい
じゃあ次
聞かせてもらいます
ディストピア結構難しくて
そんな見たことないなと思って
割と色々探しちゃったんですよね
1984とか
歌詞451とかすんげー有名なやつ
見たことなくて
あれディストピアって見たことあったっけ
って思い返して出てきた
3本です
3位がゼイリブ
2位がクレヨンしんちゃん
ある種を呼ぶ猛烈大人帝国の逆襲
で1位が
未来世紀ブラジル
3位と2位に関しては
現実やんって思うんですよね
まずゼイリブに関しては
まあそのなんか
すごい労働者階級の主人公がいて
なんか世の中おかしいって思ってて
謎の眼鏡をかけたら
世の中のあっちこっちの看板が
従えとか
黙っていろとか真面目に働けとか
お金を大切にしろとか
いっぱい書いてるわけなんですよね
なんでやと思ったら
その一部の人間の中に
めちゃくちゃ気持ちの悪い宇宙人がいる
っていう話で
正直陰謀論の話
ではあるんですよね
世の中にはどっかに
民主をコントロールしてる
ジャグなやつがいて
そいつがどっかにいるんだっていうのの
願望を叶えたような
話ではあるんですけど
でも実際
今生きてることってそういうことだと思うんですよね
従えとかって別にそんな
直接的な言い方はされてないけど
丁寧にいきましょうね
とか法律守りましょうね
とかすごい正しいことの
ような形をしていろんな
メッセージが送られてきてると思うんですよ
それを実は
ようやくするとこういうことなんですよ
っていうことを言ってくれるのが
あの眼鏡だなと思って
それをめっちゃ雑に
倒す
めっちゃ雑にその宇宙人を倒すっていう
このバランス感覚がすごくいいなと思って
複雑に考えると
その陰謀に勝つことは絶対できない
ってなっちゃうんですけど
雑に勝つ
これがロマンがあるなと
本当のことを言ってくれて
最後の解決はめちゃくちゃファンタジー
っていうのがすごいいいなと思って
あと何より
宇宙人のビジュアルと
看板のビジュアルの
センセーショナルさですよね
そうじゃんって、現実そうじゃんっていう
代弁してくれてる感じはやっぱり
ディストピアものとして
見てしまうかなっていうのが出上げました
2位のクリオンチンちゃん
なんですけど
これの出てくる敵って
昔の良かった時代に戻ろうぜ
みんなでっていうことを
押しつけてくる奴らなわけですよね
すごい泣き映画として
知られてて野原家の
キズナ泣けるよねみたいなことを
言われてて
感動者みたいに言われてるけど
めっちゃうすら寒い
ディストピアものだなと思ってて
結局誰も未来に希望なんか持ってなくて
昔の良かった時代に
36:00
浸りましょうと
そこで停滞を受け入れましょう
っていう話だなと思うんですけど
すごい悪質だな
と思うんですよね
実際それって結構人気のある
コンテンツだったりすると思うんですよね
ノスタルジーって
悪いとは言わないんですけど
そこそこ若いうちから
それに端的しなくても
いいんじゃないかなって思いがあって
それに対して反抗していく
っていうのが
すごいいいなと思って
やっぱテーマ的な部分で
すごい言ってほしかったことを
言ってくれた映画だなと思って
昔が良かったとか
代の大人がノーノーと
いいんじゃねえよみたいな気持ちが正直あって
それに対して
めっちゃアホな野原系が
勝っていくっていうのも
さかしいノスタルジーより
バカな前向きさんの方が尊いよね
っていう感じがしてすごいバランス的にも
好きなんですよね
ラスボスが
ジョン・レノンとオノヨコモチーフっていうのも
すごいいいなと思ってて
ジョン・レノンとかオノヨコそのもの
ではなくてワナビーなんですよね
あの二人って結局
二人がいいって言いたい人
だからその
余剰犯物みたいなコスプレして
ジョンとヨコの不利をして
過去の神話にすがろうとしている
っていうすごい軽薄な
敵でやっぱりその
最後ラストの高いところから
降りようとしてそれに対して
しんちゃんがずるいぞっていう
ちょっと作りすぎな
ラストではあるんですけど
すごいそうだなって
お前たちはずるいんだぞって
僕は見て
自分の中にあるそういう部分はないわけじゃないから
そのずるさは自覚しとけ
自分に
生きかせながら
生きてるつもりではあるんですよね
あの映画を見てから
すごいいい映画だったなと思って
1位の未来世紀ブラジルが
僕が唯一見てる
超大物
ディストピア映画かなと思うんですけど
とにかくテリー・ギリアムが
作った世界観の
鮮烈さですよね
すごい技術というか
もともとあったような技術が
グロテスクに
拡大していったような世界
電信とかが発達するんじゃなくて
手紙が札の中をフィルって進んでいく
すごい昔の連絡手段が
そのまま拡大していって
街全体を覆ってるみたいな感じ
とかっていうのがすごい
嫌だなと思って
どこにも行けない感じがするんですよね
新しいテクノロジーの
救いのなさに
グロテスクな感じは
ひたすら無機質なディストピアであるよりも
ちょっと現実が拡張して
生々しい
グロテスクさがある
ディストピアの方が
より気持ち悪いなって思って
そんな意味では鮮烈な一本かなと思います
あと救いのなさですよね
大傑作かなとは思います
以上ですね
39:00
ディストピア映画の
考えるときに
結構難しかったんですけど
でも人のやつ聞いてると
Jリブ大好きだなとか
マットマックス
そこら辺を自分の中でディストピア映画って
認識ができなかったのも
あったんですけど
逆に僕他に思いつかなくって
前田さんの聞いて
バフンマンだったらロボコップがそうだな
と思ったんですけど
ロボコップを先に思いついてたらロボコップ入れてたと思うんですよね
私もロボコップね
1,2,3でもいいぐらい
すげーそれはすごいですけど
一瞬ロボコップの話したんですけど
ロボコップって
監督が1,2,3
全部違うのに
全部面白いんですよ
こんな作品あります?って思ってたら
エイリアンもそうやなと思ったんですけど
お題を出した原口さんに
お伝えいただけますか?
割と王道なんですけど
私の場合は
3位が未来世紀ブラジル
2位が
不思議惑星金サザ
1位は
フランスアトルフォーのカシオン51
出ましたね
未来世紀ブラジルはね
山口くんが言ってくれたので
その通りなんですけど
この辺ちょっと劇場で見てて
実は2015年頃から
以前の南海岸のオールナイト
行き始めてて
そこでね
ファンタスティックSFナイトっていうのがあって
不思議惑星金サザ
ファンタスティックプラネット
未来世紀ブラジルっていうのを3本出た時があって
すごいですね
ブラジルの曲で
朝を迎えるっていう
そのラインナップで南海岸が
チケット完売っていう
めちゃめちゃ熱いじゃないですか
スタッフもびっくりの
まさかの完売っていう
黄金が3つ入ってるみたいな感じでしょ
好き者からしたら
あとその頃
テディギリアムのゼロの未来
っていう新作がやってて
未来世紀ブラジルが
見たいなって思ったら
金サザにはまってしまって
金サザのね
シュールな世界がね
空でほとんど言語は
途中で言語解説の
出てきて
夢のシーンがあってまた
いかに金サザ勢力が脱出する
っていう話なんだけど
それだけシュールっていうだけは楽しめるけど
よくよく考えてると
当時の旧ソ連の体制を
批判するっていうのが
あんにこめられてて面白いと
歌詞451
歌詞911
観光作品とか
図書館戦争とかのベースになった作品
っていうので気にはなってて
ちょうどゴダールと
トリフォーのリマスターとかが
42:00
ずっとやってて7芸でちょうど歌詞451
を見てて
本が禁じられた世界の話で
一番シュールに見えるのが
消防士さんが
本が見つかったら
荷台が裸の
消防車に座って
本が見つかったところに
到着したら
消防車から
火炎放射で本を燃やすっていう
非常にシュールで
なんかいろんな意味でシュールすぎて
やべえ世界だなっていうのは
だからねそれが言論統制とか
されてもいくらでも
そんな世界になってもいいよっていう
アナログではあるんだけども
なんかそういう
ディストピアSFがあるんだっていうのを
改めて認識した作品で
気に入っております
本を燃やすっていうビジュアルが
絵的に見えるから
象徴性みたいなのがあっていいな
と思うんですよね
特に今本当にデジタルの
情報のやり取りが統制されたって
あんまインパクトないなと思うんですけど
本を燃やすっていう
いやそれって暴力なんですよっていうのを
ちゃんと言ってるっていうのがやっぱ強いですよね
原作は読んだことあるけど
もう覚えてないしね
20年くらい前
今NHK教育役で100分で命中
なんかやってんのよね
それの本
その本だけはちょっと変えました
もうなんかさすが
ちゃんと王道を出して
言えくれだった感じですね
王道すぎてよかったのかなと思いつつも
逆にそのちょっと
変化球気味の他の3人だったので
なんか歌詞4個1とか
拾えないのちょっともったいないかなと思ってたんですけど
さすが
さすがですね
人によって何が
ゲーム的な世界かっていうのが分かれますね
やっぱテストを見ると多く面白かったです
43:47

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