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2021-11-13 10:59

今日の10分de1テーマ「計画を立てるときに変数を見落としてしまうこと」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

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独創戦の話ですが、希望を込めた計画です。
短期で終わってほしいな、だから短期決戦だ!
短期決戦になるためには、相手は弱くないといけないな、きっと弱いはずだ!
そんな感じの願望が計画の中に入ってくる。
初めて見たら、思わぬことが起こって、ナーメテーターで底の見えない地獄に引きずり込まれていく。
まさに独創戦はそんな感じだったわけですよね。
お互いそういうところはあったんですけど、結局国力の差でソ連が競り勝った。
競り勝ったって感じでもないんですけどね。
例え話が本当にそんな感じだなと思ったんですけど、
スタミナが完全に切れた2人のボクサーが延々とずっとペチペチペチペチ殴り合っている。
ドイツ軍は短期決戦だ!って言って割っていった時に、最初の方に勝利を重ねるんですけど、
勝利を重ねた時に、一つは勝利を重ねているんだけど、ものすごく軍備にダメージがあった。
戦線の作り方を失敗したというか、本当はここがこういうふうに食い込んで、
ソ連側に後退させることをできないようにして敵を殲滅するという作戦だったんですけど、
勝ってはいるんですけど、そういう戦線は作れずに、
向こうは軍は孤立せず、どんどん奥から補給されていって、延々と終わらない。
最初の戦いで、ドイツ軍はこの戦争に勝利するという能力を失い切るんですよね。
最初の1ヶ月くらいで、なんだけど残り3年11ヶ月くらいですね。
ひたすらものすごい膨大な死者を敵にも味方にも出しながら、ペチペチペチペチずっとやって、
そうしている間にアメリカの参戦とかがあったりとかして、もうダメだ、ドイツ自身がダメだってなって、
ソ連のほうも勝ち切る力はなく、ただものすごく兵隊は投入できるんで、
もう死んでも投入投入みたいな感じですね。
投入しまくった結果、相手が勝手に倒れちゃって、そのままドイツになだれ込んだみたいな感じなんで、
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勝ったって感じでもないんですよね。
本当にひどい戦争なんですけど。
まさかそういうことになるとは思わず、短期決戦でお互い計画を練ってたわけですよね。
それを見てて実際やってみるとこんなことがあるとかっていう感じで、
それを見てると計画を練るとかって思っちゃうんですよね。
なんで思うかというと、僕がいつも自分のいる会社とか自分のいる業界についての計画、計画じゃないんだけど、
今現状こういう状況でこれからはこうなっていくだろうみたいな、
現状と未来予測のレポートみたいなことを書いたことがあったんですよね。
それは僕は結構調べうる、本当に短い期間で調べうる限りのデータをひっくり返して、
バーって収集して、これはすごい大きな像が見えてきたというかね。
こうなって、こうなって、こうなってるんだみたいな。
これはちょっと増大していきそうだぞ、これは逆に減少していきそうだみたいな。
それを全部当てはめると、こういうビジョンになるな、
ってことはこういうことが必要になるだろうなとかみたいなことをあまりに膨大な、
かなりでかいビジョンというほどのもんじゃないんですけど、
予想ず現状の構造とそれによって将来的に起こるであろうことっていうのがあまりに膨大だったんで、
それをちょっと頭の中で整理しきれなくて、
バーっと紙に書いていったら、A4で25枚くらいのレポートになったんですかね。
っていうのを作ったんですけど、
その時に僕はそうやって可能な限りのデータを見て作っていったわけですよね。
こういうのを作る時に何をやるかというと、
物事の要素を定数と変数に分けるんですよね。
それが一般的なやり方なのかは知らないですけど、僕はそうするんですけど、
つまりこれは変わらない、これは変わる。
変わるとしたら増える、減る、どっちとかみたいな感じですね。
もしくは増えるか減るか分からない数であるとかですね。
まず定数ですよね。定数の変わらない数。
例えばレポート書いてあると、社員数とかは大きく変わるようではないからここは定数でしょうとか。
例えば作るプロダクトの数。
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これも増大傾向かなくらいな感じですね。
ここも定数としておこうみたいな感じですね。
でもこれは変数だな、これは変数だ、上がる変数だ、下がる変数だ、どうなるか分からない変数だみたいな感じで、
物事をバーって要素にしていくわけですよね。
それを組み合わせていくと、ああ、じゃあこういうふうになるわっていうのが見えてくるみたいな感覚なんですけど、
その時に僕も入れられるだけ入れ切ったと思ってたんですよね。
かなり改善性の高いシナリオみたいなことを書けたんじゃないかなと思ってて、
実際に今見るとほぼ当たってはいるんですよね。
当たってはいるんですけど、一点大きな変数を見逃してたんですよ。
それは当時の自分が気づけなかったのかというと、
多分気づいてたんですよね、記憶があるんですよね。
ああ、これってこうなるのかなっていうですね。
ああ、これって僕らにとって数字が良くなっていく変数だなという変数が一つ存在したんですけど、
それを書いている途中で僕の結論が見えてきたんですよね。
ガーって書いて、状況整理して書いて、状況整理して書いてって書いている途中で、
ああ、俺多分これを通してこういう解決法が良いんだろうなっていうですね、
解決法とかこういう主張みたいなものが見えてきて、
見えてきた時にその変数が邪魔になったんですよね。
自分が結論としたい結論に持っていくためには、
この変数は良くなりますよっていう変数を入れるとですね、
言っちゃうと僕の主張が弱くなっちゃうと多分無意識に感じてたんですよね。
ここまではっきりとは思ってないんですけど。
その時はその変数を取りこぼしているということをほぼ気づかずに、
でもその変数があるということは気づいている記憶があった。
でもほぼ無意識に見て見ぬふりをして結論まで書いたんですよね。
なので、できたレポートの書かれているこうなるだろうということは大体あっているんですけど、
その大きな変数を一つ取りこぼすことで、
僕がその後やることになったある授業でやる打ち手が
一つちょっと大きな欠陥が出たんですよね。
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正直言ってそれをミスったんですよね。
でですね、これ本当にそのことを思い出したんですよね。
独創戦を読んでいて。
だからやっぱり短期決戦じゃないと勝てないと、
短期決戦であってほしい、長期戦やりたくないという願望とか、
短期決戦だという主張がどこかで定まったときに、
見て見ぬふりをした変数が絶対あったはずなんですよね。
それがために地獄のどん底に、泥沼に引きずり込まれていったわけですけど、
だからこういうことってあるよねと思いますし、
未来人視点なんですけど、その時に変数まで入れ切れてれば、
相当ほぼ今の状況を言い当てられてるし、
自分がやったことにもかなりプラスだっただろうとは思ってるんですけど、
せんないことですし、
物事を全部要素に分けて定数と変数に変換していくというやり方が
計画を立てるときってこういうことしかないと思うんですけど、
そもそも人間にそんな計画を立てられるのかみたいな話でもあると思うんですよね。
会社とか事業の仕組みの中では、そういうこともやらなきゃいけないわけですけど、
いかにも穴がなさそうな計画に見えても、
人の無意識の願望とか、何かを見えないふりして、
突き進んじゃうことってあるんだよな、計画って。
計画って人間立てられるの?というふうには思いましたね。
ということで、以上となります。ありがとうございました。
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