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2025-09-09 03:43

「休むことは甘えじゃない」不登校をエネルギー回復プロセスと捉える視点

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今回のポッドキャストでは、ベネッセ教育情報の記事をもとに、「不登校は回復期の最初の入口」という考え方をテーマにお届けします。学校に戻ることだけをゴールにせず、休むことを通して心と体のエネルギーを取り戻す大切さや、保護者や周囲ができるサポートの具体策について語り合います。

サマリー

不登校は、子どもが自分を守るための休息と捉えられ、回復のプロセスとして重要な時間であると強調されています。学校に戻ることが目標ではなく、自分らしく生きる力を育てることが大切です。

不登校の理解
みなさん、こんにちは。教育カフェテラス、水野太一です。
こんにちは、高橋紗友香です。
今日は、ベネッセ教育情報の記事から取り上げます。
掲載日は、2025年8月25日。
不登校を回復期の入り口と捉える視点についてですね。
不登校って、学校に行けないって言われがちですけど、
回復の入り口と考えるのはちょっと意外です。どういう意味なんでしょうか?
記事の記者は、不登校は限界まで頑張った子どもが、
自分も守るために休んでいる状態だと説明しています。
植物が冬の間に根を張るように、見えないところで回復しているんです。
なるほど。じゃあ、何もしていないように見える時期も、
実は子どもにとって必要な時間なんですね。
そうなんです。まず休息が必要な時期があって、
その後に少しずつエネルギーが戻り、新しい一歩を考える時期が訪れます。
これは誰にでも共通する回復のプロセスと言えます。
確かに、横になってばかりに見えても内側で整えているんですね。
でも親御さんからすると、早く学校に戻ってほしいと思ってしまいそうです。
それは自然な心情ですよね。
ただ、文科省の令和元年の通知でも、ゴールは再登校一択ではなくて、
自らの進路を主体的に考え、社会的に自立することが重視されています。
エネルギーの回復過程
主体的に、ですか、子どもが自分でやってみたいっていう気持ちを見つけられることは大事なんですね。
そうですね。例えば、ゲームや趣味に没頭する時間も無駄ではなく、
そこからやりたいことや興味が芽生えることもあります。
でも、昼夜逆転になったり、学習が遅れてしまうこともありますよね。
それは大丈夫なんでしょうか?
そこが悩ましい点ですよね。
ただ大切なのは、同級生と比べないこと、お子さんのペースで少しずつ戻していくことが大切です。
学校や支援機関と連携すれば、無理なく自宅学習を続けられる工夫もできます。
なるほど。親御さんができるのは、急かさず環境を整えることっていうことなんですね。
はい。そして子どもが少しやってみたいと言ったら、小さなことでも応援して一緒に喜んであげる。
それが次への一歩に繋がります。
私も教育実習を控えているので、そういう関わり方を覚えておきたいです。
もし自分が関わる子が休んでいたら、今は休んでいいんだよって伝えたいです。
その姿勢はとても大事ですね。
不登校は止まっているのではなく、回復していると捉える。
そう思えると、先生や周囲の気持ちも少し楽になります。
聞いていて感じたのは、不登校の時間って子どもが自分を取り戻すための未来への準備期間なんだなということです。
ええ。その期間こそが将来の力に繋がるんです。焦らずに寄り添っていくことが何よりも大切です。
まとめると、不登校はエネルギーの回復過程であり、ゴールは学校に戻ることだけじゃなくて、自分らしく生きる力を育てることなんですね。
そうです。今日はそのことをリスナーの皆さんと共有できてよかったです。
私は今回の話を聞いて、不登校をネガティブなこととは思わなくなりました。
子どもにとって意味のある時間なんだと受け止められそうです。
リスナーの皆さん、最後まで聞いてくださりありがとうございます。
不登校の捉え方について一緒に考えていただけたら嬉しいです。
次回もぜひ教育カフェテラスを楽しみにしてください。
03:43

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