新任教頭の役割とおひたし
教育カフェテラスへようこそ。パーソナリティの水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。
この番組では、教育に関する最新情報や課題、そして解決に向けた取り組みを幅広くご紹介していきます。
先生、今日もよろしくお願いします。
もちろんです。紗友香さん、今回も一緒に楽しく学んでいきましょう。
はい。
さて、今回は、【新任教頭・副校長必見】自走し成長する学校組織を作ろう。
【ほうれんそうのおひたしから発展させる学校経営】という記事について解説します。
【ほうれんそうのおひたし】ですか?なんだかおいしそうな名前ですね。
そうですね。この記事は、みんなの教育技術に掲載されたもので、2025年4月4日に公開されました。
教頭先生が学校組織を運営する上で大切な考え方を紹介しているんです。
え、面白そう。私、教頭先生がどんなお仕事をしているのか、実はよくわかっていないんです。
教頭先生は、校長先生をサポートして、学校全体の運営をスムーズに進める役割を担っています。
先生方のまとめ役であり、生徒たちの成長を支える存在でもあるんですよ。
なるほど。それでそのほうれんそうのおひたしは、どう関係してくるんですか?
ビジネスの世界では、組織運営の基本として、ほうれんそう、つまり報告・連絡・相談が重要だと言われていますよね。
この記事では、それに加えてお・き・た・しという考え方を取り入れているんです。
おひたし、ですか。それは初めて聞きました。
お・き・た・しとは、怒らない・否定しない・助ける・支持するの頭文字を取ったもので、部下との関わり方における心得なんです。
ふむふむ。
この記事では、教頭先生がおひたしの心を持ちながら、ほうれんそうをうまく機能させることで、
先生たちが自発的に動き、成長できる学校組織を作ることができる、と説明しています。
なんだか難しそうだけど、面白そうですね。具体的にはどうすればいいんですか?
まずおひたしのお、怒らない、ですが、先生がミスを報告してきたときに、感情的に叱るのではなく、冷静に状況を把握することが大切です。
ついカッとなっちゃう先生もいますよね。
そうですね。でも、頭ごなしに怒ってしまうと、先生は萎縮して報告しなくなってしまうかもしれません。
確かに。
次に、否定しない、ですが、先生の意見や考えを頭から否定するのではなく、まずは受け止めることが大切です。
それも難しいですね。特にベテランの先生だと、自分のやり方を変えたくないって人もいそうですし。
そうですね。でも、頭ごなしに否定するのではなく、そういう考え方もあるんですね、と、まずは受け止める姿勢が大切なんです。
なるほど。
そして、助ける、ですが、先生が困っている時に、すぐに答えを教えるのではなく、自分で考えるようにサポートすることが大切です。
キーチングではなく、コーチングってことですね。
その通りです。先生が自分で答えを見つけられるように、ヒントを与えたり、一緒に考えたりすることが大切なんです。
なるほど。
最後に、支、支持する、ですが、一方的に支持するのではなく、先生に選択肢を示して、自分で考えて選んでもらうことが大切です。
押し付けはいけないってことですね。
そうです。先生が自分で考えて行動することで、主体性が育まれ、成長に繋がるんです。
おひたしって奥の深いですね。
法連相の重要性
そうなんです。おひたしを実践する上では、公平性も大切になってきます。特定の先生にだけ優しくしたり厳しくしたりすると、不信感が生まれてしまいます。
ああ、それはありそう。先生たちもちゃんと見てますもんね。
そうなんです。教頭先生は、公平な目線で先生たちを評価し、適切に指導することで、信頼関係を築くことが大切なんです。
なるほど。それで法連相がどうなるんですか?
法連相は、学校組織を円滑に運営するための基本です。報告、連絡、相談を徹底することで、先生たちの情報共有がスムーズになり、問題解決も早くなります。
それはなんとなくイメージできます。
まず報告ですが、先生たちが現場で起こっていることを、きちんと報告できる仕組みを作ることが大切です。
悪いことでも、実に隠さず報告できるってことですね。
その通りです。教頭先生は、先生たちが安心して報告できる雰囲気を作り、問題を早期に発見できるように努めなければなりません。
確かに、広告しにくい雰囲気だと、問題の大きくなってから発覚するってこともありそう。
そうなんです。次に連絡ですが、学校全体で使用する連絡手段を統一し、先生全員が同じ方法で情報を受け取れるようにすることが大切です。
連絡手段がバラバラだと、情報が伝わらなかったり、遅れたりしますので。
そうなんです。今は、メールやチャットツールなど、いろいろな連絡手段がありますので、学校にあったものを選ぶと良いでしょう。
そうですね。
そして相談ですが、先生たちが悩みを抱え込まず、気軽に相談できる環境を作ることが大切です。
先生も人間ですから、いろいろな悩みを抱えていますよね。
そうなんです。教頭先生は、先生の話をじっくりと聞き、適切なアドバイスをすることで、先生のメンタルヘルスを守り、組織全体の活性化につなげることができます。
教頭先生って、本当に大変なお仕事ですね。
そうですね。でも、おひたしの心を持ちながら法連想を実践することで、先生たちが自発的に動き、成長できる学校組織を作ることができるんです。
今日の話を聞いて、教頭先生の役割がよく分かりました。
それは良かったです。
私たちが目指す教師像についても考えるきっかけになりました。
今回のテーマはいかがでしたでしょうか。
はい、とても勉強になりました。ありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
改めて今回のテーマを振り返ってみていかがでしたか。
教頭先生がおひたしと法連想を意識することで、先生たちがより働きやすく成長できる組織を作ることができるということがよく分かりました。
私も将来先生になったら、おひたしの心を忘れずに子どもたちと接していきたいと思います。
素晴らしいですね。
水野先生、今日もお話ありがとうございました。
どういたしまして。
それでは今回の教育カセテラスはこの辺でおしまいです。最後までお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
また次回もぜひ聞いてくださいね。