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2025-03-22 06:48

学校と家庭の連絡手段、ICT活用でどう変わった?

先生方の働き方改革の一環として、ICTを活用した家庭や児童生徒との連絡手段の現状についてアンケート調査を実施。その結果、ICT活用が広がり、業務効率化や負担軽減につながる一方で、新たな課題も見えてきました。今回は、アンケート結果を基に、ICT導入による成果と課題について掘り下げていきます。

サマリー

学校と家庭の連絡手段におけるICTの活用が急速に進んでおり、特に緊急時の情報伝達の効率が向上しています。一方で、ICTの導入に伴う新たな課題も浮かび上がっています。

ICT活用の現状と利点
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスの時間です。進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。水野先生、今日もよろしくお願いします。
紗友香さん、よろしくお願いします。
今日の教育カフェテラスでは、学校と家庭の連絡手段におけるICT活用について、
アンケート調査の結果を基に、その現状と課題を深掘りしていきたいと思います。
はい、お願いします。ICTの活用って最近よく聞きますけど、実際のところどうなんでしょうか?
今回の情報源は、スクールボイスプロジェクトという団体のウェブサイトに掲載された記事です。
2025年2月に行われたアンケート調査の結果がまとめられています。
スクールボイスプロジェクトは、教育関係の情報を発信している団体ですね。
そうです。今回のアンケートは、全国の小中高校の先生を対象に行われたもので、
ICTを活用した連絡手段が、先生方の働き方にどのような影響を与えているのかを調査したものです。
なるほど。具体的にはどんな内容のアンケートだったんですか?
大きく分けて2つの説問があります。
1つは、どのような連絡手段にICTが活用されているか。
もう1つは、ICT活用によって働き方にどのような影響があったかです。
ふむふむ。連絡手段としてICTが活用されているものですか。具体的にはどんなものが挙げられますか?
例えば、学校からの緊急連絡、欠席連絡、アンケート、文書や課題の配布などですね。
確かに、最近は学校からの連絡もアプリやメールが多いですよね。
そうですね。今回のアンケート結果では、ほとんどの項目でICT活用が増加しているという結果が出ています。
特に、学校からの緊急配信は、ほぼ100%の学校でICTが活用されているようです。
それはすごいですね。緊急時にも迅速に情報伝達ができるのは安心です。
ええ。その他、欠席連絡やアンケート、文書、課題等の配布についても、9割近くの学校でICTが活用されているようです。
以前は4割程度だったことを考えると、大幅な増加と言えますね。
すごい変化ですね。でも、活用が減った項目もあるんですね。メッセージが減ったというのはどうしてなんでしょう?
いくつか理由が考えられますが、直接的なメッセージのやり取りは誤解を生んだり、トラブルに発展する可能性もあるので、慎重になっているのかもしれません。
なるほど。確かに直接的なやり取りは難しい面もありますよね。
今回のアンケートで注目すべき点は、活用されていないと回答した学校がゼロになったことです。
つまり、どんな形であれ、なんだかのICTツールが学校と家庭の連絡に使われているということですね。
ICT導入の課題
それはすごいですね。ICTが当たり前の時代になったということでしょうか。
そう言えるかもしれません。そして、ICT活用によって先生方の働き方に良い影響があったと感じている方が、9割以上という結果も出ています。
9割以上、それは素晴らしいですね。具体的にどのような良い影響があったのでしょうか。
例えば、電話連絡が減ったことで対応にかかる時間が減ったり、記録が残るので後で確認できたり、保護者の閲覧履歴を確認できるので効果的に使用できている、といった意見がありました。
確かに、電話だと時間が限られますし、記録も残しにくいですよね。ICTなら、時間や場所にとらわれずに連絡できますし、記録も簡単に残せますもんね。
ええ。他にも、紙の回収や仕分けの時間がなくなったり、一斉配信が可能になったり、文書や画像をすぐに送信できるようになった、という声もありました。
レーバーレス化が進むことで、環境にも優しいですし、業務効率も上がりますね。
そうですね。ただ、良いことばかりではありません。今回のアンケートでは、ICT活用による課題も明らかになっています。
で、どんな課題があるんですか?
例えば、24時間メッセージが送られてくるので、対応に気を配らなければいけなかったり、家庭によってはICTをうまく使いこなせていなかったり、生徒が親の不利をして欠席連絡を入れるケースがあったり、といった意見がありました。
なるほど。ICTは便利な反面、使い方によっては負担は増えたり、新たな問題が生じることもあるんですね。
おっしゃる通りです。今回のアンケート結果は、ICT活用が進んだからこそ見えてきた課題と言えるかもしれません。
確かにそうですね。ICTを導入すればすべて解決というわけではないんですね。
ええ。ICTはあくまでツールであり、それをどのように活用するかが重要です。今回のアンケート結果を踏まえて、ICTのメリットを最大限に生かしつつ、デメリットを最小限に抑えるための対策を講じていく必要がありますね。
なるほど。今日の話を聞いて、ICTは学校と家庭の連絡手段としてすでに欠かせないものになっているんだな、ということを改めて感じました。
そうですね。今回のアンケート調査では、ICT活用によって先生方の業務効率化や負担軽減につながっているという声が多く寄せられました。しかし、その一方で、新たな課題も見えてきました。今後は、ICTのメリットを最大限に生かしつつ、デメリットを最小限に抑えるための対策を講じていくことが重要です。
今回のテーマは、学校と家庭の連絡手段におけるICT活用についてでしたが、ICTは教育現場全体でもっともっと活用できる可能性があると感じました。今日の話を聞いて、私も将来先生になったら、ICTを積極的に活用していきたいと思いました。
さやかさん、素晴らしいですね。ICTを効果的に活用することで、子どもたちの学びをより豊かにすることができます。ぜひ、先生になった際には、ICTを使いこなして、子どもたちの可能性を広げてあげてください。さて、今日の教育カセテラスはいかがだったでしょうか?
今回もあっという間の時間でした。
番組では、教育に関する様々な情報を発信しています。
これからもどうぞお楽しみに。
それでは皆さん、また次回お会いしましょう。
さようなら。
06:48

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