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みなさんこんにちは、教育カフェテラス水野太一です。
こんにちは、高橋紗友香です。今回もよろしくお願いします。
子供の防災対策の現状
さて今日は、KKSウェブに2025年9月2日に掲載された記事を参考に、子供の防災対策についてお話しします。
記事では、保護者を対象にした意識調査が紹介されていました。
実は、しっかり防災対策できている家庭は全体の3割弱で、中でも子供に特化した対策を行っているのは2割弱しかいないとわかったんです。
これ、ちょっと意外じゃないですか?
え、そうなんですね。私はもっと対策できている家庭が多いのかと思いました。
防災物は意外と持っている人が多い印象ですけど、子供のための具体的な準備ってなると後回しになっちゃうのかもしれませんね。
そうですね。記事でも指摘されていましたが、水や非常食の備蓄は比較的多い一方で、家族の合流場所や避難経路の確認など、本当に必要な行動に関する準備はまだまだ不足しているんです。
合流場所とか避難経路って子供と話し合っておかないと、いざという時に困りますよね。でも正直そこまで具体的に考えたことはあまりないかもしれません。
そう感じる人は多いと思います。特に、共働き家庭が増えていて、記事によると平日には親子が平均で9時間以上離れて過ごしているそうです。
そのために、学校以外の場所で災害が発生した場合のルールを子供と確認できている家庭は3割以下なんです。
9時間以上も離れてるんですか。それだと確かに子供がどこでどう行動するかを話し合っておかないと不安ですね。
学校に迎えに行けばなんとかなるって意識が強そうですけど。
その点も興味深いですよ。調査では、災害時に直接学校へ迎えに行くと答えた保護者が4割ほど、学校からの連絡を待つと答えた人が3割ほどでした。
ただ、一方で、学校がどうやって連絡してくれるか知らないと答えた方が半数を超えていたんです。
え、それってちょっと危ないですよね。学校に頼りたい気持ちはわかりますけど、仕組みを知らないままでは医者というとき困難しそうです。
そうなんです。しかも、連絡手段としてはメールや電話、LINEが多いとわかったんですが、そもそも普段から子供にスマートフォンや携帯電話を持たせている家庭は全体の3割程度しかありません。
子供と直接やり取りできる術を持っていない家庭が多いんですね。
なるほど。私も子供の頃は携帯なんて持っていなかったので、その状態で災害にあったら不安だろうなと思います。でも、記事にあったGPS端末っていうのは少し安心できますね。
その通りです。記事ではBotTalkという見守りGPSが紹介されていました。
単なる位置情報だけでなく音声や文字のやり取りができるので、閉床時も陶芸工の安心につながるし、災害時には居場所や安否の確認がすぐできるんです。
すごいですね、それ。子供がまだスマホを持つには少し早いっていう家庭でも導入しやすそうです。
ええ。しかも防犯面でも役立ちますからね。ただ大事なのはツールを持たせるだけじゃなくて、家庭でルールをしっかり決めることです。
例えば災害時にどのタイミングで連絡を取るかとか、まずどこに避難するかといった具体的な取り決めが必要です。
確かにツールを過信しないで話し合いが大事なんですね。ところで、記事では地域によって防災への意識の違いもありましたよね。
はい。関東地方では備蓄を見直すという家庭が多かったのに対して、熊本地震を経験した九州・沖縄の家庭では、避難場所の確認や親子のコミュニケーションも重視する傾向がありました。災害経験があるとやっぱり意識が変わるようです。
経験のある地域の方が現実的な行動につながっていると感じますね。親子のコミュニケーションを増やすってところは、普段の生活からできることだから、私も取り入れてみたいです。
その意識はとても大事です。子供は災害弱者と言われる存在なので、周りの大人が意識してサポートしないといけない。だからこそ、平常時からコミュニケーションを通じて安心できる環境を作ることが防災につながると考えられます。
なるほど。今回の話を聞いて、子供の視点でどう対策するかをもっと考えないといけないって思いました。私も教育実習の時、生徒たちと防災の話題を扱ってみたいです。
いいですね。学校教育の場でも防災意識を高めることはとても重要です。実習で扱うなら、避難訓練に、「もしも親と連絡が取れなかったらどうする?」みたいな問いかけを加えると、子供たちに考えるきっかけを与えられると思いますよ。
それいいですね。単に避難するだけじゃなくて、その先の行動を自分で考えられる力を育てるのも教育の大切な一部ですね。
まさにその通りです。今日のお話を通じて、リスナーの皆さんも家庭の中での子供の防災対策について一度見直してみてほしいですね。
はい。今回の調査を知って、家庭ごとにできることをもっと増やさなきゃと思いました。私も実生活に取り入れてみます。
リスナーの皆さん、最後までお聞きいただきありがとうございました。防災は備えあれば無礼なしです。
また次回も、教育に関するお話をお届けしますので、ぜひ聞いてくださいね。