エド・シーランの影響
こんにちは、教育カフェテラス、進行役の水野太一です。 今回はイギリスの教育から興味深い話題を取り上げます。
情報源はイギリスの新聞ガーディアン。掲載日は2025年11月5日です。 テーマは、エド・シーランが音楽教育改革に影響を与えたというニュースです。
ミュージシャンの一言が国の教育を動かすなんて、ちょっと驚きですよね。
こんにちは、高橋さやかです。エド・シーランってあの世界的なアーティストですよね。
彼の発言で教育政策が変わったって、一体どういうことなんですか? はい、記事によると、エド・シーランさんが、学校の音楽教育では創造性が失われていると発言したことが注目され、
イングランドの教育省が音楽のカリキュラム改革に乗り出したそうです。 従来の理論中心の授業を見直して、もっと実践的で自由な表現を重視する方向に進むと
のことです。 なるほど、学校で演奏や作曲を通じて学ぶようになるってことですか?楽しそうですね。
そうですね。今後は演奏や作曲、チームで曲を作るプロジェクト型の授業など、生きた音楽体験を重視するそうです。
例えばコート進行を覚えるだけでなく、自分たちで曲を仕上げて発表するといった活動です。 なんだか部活動と授業のいいとこ取りみたいですね。
でも、教える先生たちも大変そう。どうやって授業を変えていくんでしょう? 教育省は現場の教師の支援として新しい研修プログラムを始めるそうです。
現役ミュージシャンや音楽業界と連携して、現場の感覚を取り入れた指導ができるようにするのが狙いです。
現役のアーティストと先生が協力するなんて面白いですね。 で、ドシーランさん自身も教育活動に関わってるんですか?
そうなんです。彼は母校で若い世代に音楽を教える活動もしていて、 その中でもっと早いうちから子どもたちに自由な音楽表現をと話していたそうです。
彼の発言が広まり、社会的な議論を読んだんですね。 ドシーランさんの言葉が教育のあり方にまで波及するのってすごいです。
日本でもアーティストがそんな提言をすることってありますか? 日本ではまだ少ないですが、最近ではアーティストやクリエイターが教育の場に関わる動きも出ています。
日本の音楽教育の未来
例えば大学で特別講義をしたり、子ども向けワークショップに参加したりする例が増えていますね。 なるほど、日本の音楽の授業ってどちらかというと正しく歌うか工夫を読むといった活動が中心ですよね。
自由に作曲する授業って少ない気がします。 確かにそうですね。イングランドの改革が目指しているのは間違いを恐れずに音を探す学び方です。
日本でも探求学習やスチーム教育が注目されている中で、音楽教育ももっと創造的になる可能性があると思います。
例えば自分の気持ちを音にして表現する授業なんかすごくいいですよね。 感情や創造力を育てる面でも大切そうです。
まさにその通りです。レッドシーランさんも音楽は誰にでもできる自己表現の手段だと言っていました。
誰でも自由に曲を作れることを子どもたちに伝えたいという思いがあったようです。 素敵な考え方ですね。でも現実問題、学校の時間数とか予算とか課題も多そうですね。
はい。記事でも予算不足が最大の課題とされていました。 楽器や設備の整備だけでなく教師の時間確保も難しい。
だからこそ民間やアーティストの協力が鍵になっています。 日本も少しずつ変わっていくといいですね。音楽で子どもの自己肯定感が育つって多くの先生が実感してますもんね。
ええ。たとえプロを目指さなくても音楽を通じて自分も表現できると感じることは学ぶ力全体を支える大切な要素です。
今日の話を聞いて音楽教育ってただ技術を学ぶものじゃなくて、人を育てるものなんだなって改めて感じました。
本当にそうですね。レド・シーランさんの発言は一人のアーティストが教育の可能性を広げるきっかけになったとも言えます。
リスナーの皆さんも自分の好きな音楽を通して子どもたちと関わるヒントを見つけられたらいいですね。
そうですね。それでは今回の教育カセテラスはこのあたりで。 最後まで聞いてくださった皆さんありがとうございました。
次回も最新の教育ニュースを楽しくお届けします。 それでは皆さんまた次回の教育カセテラスでお会いしましょう。
