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2025-09-18 05:12

吹奏楽コンクールはなぜ「芸術的でない」のか?少子化が突きつける改革の必要性

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今回は東洋経済オンラインの記事をもとに、吹奏楽コンクールが「芸術的でない」と指摘される理由と、少子化で部活動の存続が難しくなる現実について語り合います。部活動と教育の関わり、地域移行の課題、そして上杉鷹山の改革になぞらえた未来へのヒントも探ります。

サマリー

吹奏楽コンクールが芸術的でないとされる理由には、課題曲や時間制限、審査方法などの制度的な制約が影響しています。少子化によって部活動が存続の危機にある中で、教育的な成長と芸術的な表現の両立が求められています。

吹奏楽コンクールの問題点
みなさん、こんにちは。教育カフェテラス、進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。きょうもよろしくお願いします。
さて今回は、東洋経済オンラインの記事を情報源にしています。
掲載日は2025年8月25日でした。記事のテーマは、
吹奏楽コンクールの演奏が芸術的でないとされる理由、
そして少子化で部活動そのものの存続が難しくなる現実についてです。
吹奏楽コンクールが芸術的じゃないって、ちょっと衝撃的ですね。どういう意味なんでしょうか?
記事では、課題曲の制約や時間制限、審査方法、指導者の質といった要素が重なり、
本来の芸術的な表現が制限されてしまうと指摘されているんです。
つまり、子どもたちが感動的に演奏しても、
制度的な枠組みで抑え込まれてしまう部分があるということですね。
なるほど。演奏している子たちは全力で頑張っているのに、
環境が芸術から遠ざけてしまってるんですね。少子化との関係もあるんですか?
はい、その通りです。文科庁のガイドラインでも示されていますが、
少子化で学校単位の部活動が維持できなくなりつつあります。
吹奏楽部の将来は、他の部活動のモデルになるくらい象徴的な存在なんです。
吹奏楽部って大人数が必要だから、少子化の影響が大きそうですね。
配分になっている学校もあるんですか?
実際に配分になった例も少なくありません。
部活動の多様性が失われると、生徒が新しいことに挑戦する機会まで減ってしまうという懸念もあります。
そこはすごく大事ですね。挑戦できる環境がなくなると、
想像性や自分を試す場が減っちゃいますもんね。
まさにそこです。記事の筆者は、吹奏楽部の存在意義をもう一度問い直す必要があると述べています。
学校という枠を越えて地域がどう支えるか、そして芸術性をどう取り戻すか、その両方が課題ですね。
少子化と部活動の未来
芸術性って具体的にどういうところが足りないって言われてるんですか?
例えば、課題曲は毎年作曲されるもので、教育的には意義がありますが、
音楽作品としては必ずしも芸術性が高いとは言えない場合があります。
加えて演奏時間の制限によって作品の深い表現が難しくなるんです。
映画を途中で区切られて見てるような感覚に近いかもしれないですね。物語として十分に表現できないってことですよね。
いい例えですね。さらに審査方法も点数化されやすく、演奏の美しさよりも正確さが重視されがちです。
これでは音楽の芸術的な自由さが薄れてしまいます。
なるほど。スポーツの競技みたいになってしまうんですね。でも吹奏楽って本来心を動かすものなのに。
そうなんです。もちろん教育的な成長や努力の過程も大事ですが、音楽の本質である芸術としての表現が置き去りになってしまうと本末転倒ですよね。
私、教育実習は控えてますけど、部活動をどう指導するかって難しいテーマですね。好きなことを突き詰めてもらいたいのに、制度の枠で動くと自由がなくなりそうです。
その視点は大事です。学校内の部活は平等性という利点がありますが、地域展開に移ると経済格差や環境の違いが出やすくなります。楽器や活動費をどう公平にしていくかが課題になりますね。
確かに、吹奏楽って楽器も高いし、親の経済力に左右されやすいですよね。学校があることで平等が保たれてたっていうのは意外でした。
まさにその通りです。そして記事では植杉王山の成せばなるという言葉も引き合いに出していました。改革を恐れず挑戦する姿勢が現代の吹奏楽にも必要だと。
かっこいいですね。成せばなるって吹奏楽の未来を切り開くための合言葉みたいに聞こえます。
そう感じますね。歴史から学ぶって大事ですし、変化を避けずに前に進むことが求められていると思います。
まとめると、少子化で吹奏楽部の存続自体は厳しい。でも芸術性を取り戻さなきゃ本当の意味での音楽教育にならない。そしてその改革は成せばなるってことですね。
その通りです。吹奏楽部は子どもたちにとっての文化発展のエンジンになり得る存在ですから、新しい仕組みの中で芸術性も教育性も両立できる方法を探す必要がありますね。
今日の話を聞いて、部活動って単なる課外活動じゃなくて教育や文化を動かす力を持っているんだなって実感しました。
いい学びになりましたね。リスナーの皆さんも、自分の部活動の経験と照らし合わせて考えてみてください。
最後まで聞いてくださりありがとうございます。これからも一緒に教育について考えていきましょう。
次回も、教育に関する新しいテーマを取り上げます。ぜひまた聞いてくださいね。それではまた。
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