マレーシア大学進学の新潮流
みなさん、こんにちは。教育カフェテラス始まりました。
司会は私、大学講師の水野太一です。
こんにちは、アシスタントの高橋さやかです。
今日もよろしくお願いします、水野先生。
さやかさん、よろしくお願いします。
この番組では、国内外の教育に関する最新情報や課題、そして身近な話題をお届けしています。
私からは、教育に関する情報や現状についてお話しすることが多いかと思います。
そして私は、教育に関わる最新トレンドや話題について、リスナーの皆さんに近い目線で、素朴な疑問を投げかけていきたいと思います。
それでは早速ですが、今回のテーマを発表します。
今回は、海外大学進学の新潮流、マレーシアが熱い、アジアの大学が人気を集める理由とは?というテーマでお送りします。
マレーシアですか。実は、私の友達にもマレーシアの大学に進学した人がいるんですよ。
学費が安いのに、英語で授業が受けられるって言ってました。
お、それはタイムリーですね。今回のテーマは、東洋経済オンラインの2025年2月6日の記事を参考にしています。
近年、海外大学への進学先として、アメリカやイギリスだけでなく、マレーシアをはじめとするアジアの大学が人気を集めているという内容です。
記事、会見しました。飛び立て、留学ジャパンで海外留学を増やす計画が進んでいるんですね。
でも、どうして今、マレーシアのようなアジアの大学が注目されているんでしょうか?
良い質問ですね。背景には、大きく3つの要因があると考えられます。
1つ目は、英語で学べるコスパの良さ。2つ目は、高校の海外研修の多様化。そして3つ目は、アジアの魅力です。
なるほど。英語で学べるコスパの良さっていうのは、すごく魅力的ですよね。アメリカやイギリスの大学って、学費がすごく高いイメージがあります。
そうなんです。アメリカの有名大学では年間1400万円ほど、イギリスでも300万円から800万円ほどかかる場合があります。
それに対して、マレーシアの国立大学、例えばマラヤ大学の外国人向き授業料は年間約150万円。
料費や生活費込みでも250万円あれば十分に暮らせると言われています。
そんなに違うんですか?それはかなり魅力的ですね。授業は全部英語なんですか?
はい。世界大学ランキング上位のマレーシアの大学の多くは、英語で学べるコースや環境を用意しています。
多様な民族が暮らす環境で英語を学べるというのは、グローバルな人材を目指す上で大きなメリットになります。
確かにそうですね。それにマレーシアって多民族国家なんですよね。いろんな文化に触れられるのも魅力の一つですよね。
おっしゃる通りです。マレーシアにはマレー系、中国系、インド系など多様な民族が暮らしています。
異なる文化に触れながら英語で専門知識を学べるというのは、他ではなかなか得られない経験です。
アジアの経済成長と文化多様性
なるほど。2つ目の高校の海外研修の対応化というのはどういうことですか?
以前は高校の海外研修先といえば、アメリカやカナダなどの英語圏が中心でした。
しかし近年ではマレーシアやベトナム、インドなどアジアの新興国を訪れるプログラムが増えているんです。
へえ、そうなんですね。中学旅行でアジアに行く高校生が増えているってことですか?
はい。背景には大学入試で総合型選抜が増え、生徒の学ぶ目的やキャリアを含めた志望理由が重視されるようになったことがあります。
高校側は海外研修を生徒の興味や関心を深めるための機会として活用しているんです。
大学入試は変わってきているんですね。アジアでの経験は大学選びにも影響してくるんですね。
その通りです。実際に昭和女子大学付属昭和中学校・高等学校のグローバル留学コースでは、マレーシアとシンガポールを訪問するアジアディスカバリーという研修を実施しています。
生徒たちは現地の企業や大学を訪問し、地域研究を行っているそうです。
へえ、面白そう。私も高校生の時に行きたかったです。
奈良県の西大和学園中学校・高等学校では、高校1年生が海外探求プログラムとして、インド、ベトナム、カンボジア、シンガポール、マレーシアの3コースから1つを選んで訪問することを必須としているそうです。
すごいですね。そこまで力を入れているんですね。
3つ目のアジアの魅力ですが、これは経済成長のポテンシャルや地理的な優位性が挙げられます。
経済成長のポテンシャルですか?
はい。日本では人口減少が進んでいますが、アジアには人口増加が続いている国が多く、経済成長率も高い水準を維持しています。
マレーシアやインドネシア、ベトナムなどは、2050年までに年率5%以上の経済成長が期待されています。
なるほど。アジアで学ぶことは将来生にもつながるんですね。
その通りです。また、マレーシアは東南アジアの波部であるシンガポールにも近く、地理的にも有利な場所にあります。
活気あふれるアジアの中心で大学生活を送ることは貴重な経験となるでしょう。
確かにそうですね。それに、アジアの大学でできた友人関係は将来の人力にもつながりそうですね。
おっしゃる通りです。学生時代の友人関係は人生における人脈の土台となります。
経済成長が見込まれるアジアで学生時代を過ごすことは、戦略的な人脈づくりにもつながります。
それにしても、マレーシアの大学ってそんなにレベルが高いんですか?
イギリスのクアクアレリ、シモンズQSが公表した2024年のQS世界大学ランキングでは、マレーシアの大学も上位にランクインしています。
例えば、マラヤ大学は60位にランクインしており、早稲田大学や慶応大学よりも上位に位置しています。
そうなんですね。それはすごい。
マレーシアは国内大学を強化するとともに、海外大学の文庫を積極的に誘致しています。
イギリスやオーストラリアの大学の文庫が多く、国際的な教育環境が整っています。
日本からも、筑波大学マレーシア校が2024年9月にオープンしました。
筑波大学の文庫がマレーシアにできたんですね。それはすごいニュースですね。
はい。マレーシアの大学は、国際的な教育環境と多様な文化に触れられる点が魅力です。
英語で学びながら、アジアの成長を肌で感じることができるというのは、グローバル人材を目指す上で大きなアドバンテージになります。
今日の話を聞いて、マレーシアの大学がすごく魅力的だったと思います。
今回のテーマをまとめますと、海外大学進学の新たな潮流として、マレーシアをはじめとするアジアの大学が注目を集めています。
その背景には、英語で学べるコスパの良さ、高校の海外研修の多様化、アジアの魅力という3つの要因があります。
グローバル人材を肌で感じることができるというのは、グローバル人材を目指す上で大きなアドバンテージになります。
英語で学べるコスパの良さ、高校の海外研修の多様化、アジアの魅力という3つの要因があります。
グローバル人材を目指す若者にとって、アジアの大学は新たな選択肢となる可能性を秘めていると言えるでしょう。
今回のお話を聞いて、海外大学への進学に対するイメージが大きく変わりました。
これまでは欧米の大学ばかりに目が行っていましたが、アジアの大学も選択肢に入れることで、より自分に合った進路を見つけられるかもしれないと思いました。
そうですね。さやかさんのように、若い世代がグローバルな視点を持って進路を選択することは、これからの日本にとって非常に重要だと思います。
はい。私も将来、教員になったら、生徒たちに海外に目を向けることの大切さを伝えていきたいです。
頼もしいですね。さやかさんのような先生が増えることを期待しています。
ありがとうございます。頑張ります。
それでは、そろそろお別れの時間です。今回も最後までお聞きいただき、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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