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みなさん、こんにちは。教育カフェテラスの時間です。進行役の水野太一です。
この番組では、国内外の教育の話題を、肩の力を抜いて一緒に考えていきます。
こんにちは。アシスタントの高橋さやかです。今日もよろしくお願いします。
さて、高橋さん、突然ですが、学級のルールというと、どんなイメージがありますか?
そうですね。黒板の横に貼ってある廊下は走らないとか、チャイムが鳴ったら席につくみたいな決まりを思い浮かべます。
まさにそれです。今日はその学級ルールについて、みんなの教育技術の6月12日の記事を元にお話しします。
特別支援教育の視点を取り入れた新しいルール作りの提案です。
特別支援教育の視点というのが気になります。ルールに何か特別な見方があるのでしょうか?
いい問いです。記事ではまず、ルールを守れない子、守らない子ではなく、守り方がわからない子と捉え直そうと提案しています。
守らない子ではなくて、守り方がわからない子、言われてみるとその2つはずいぶん違いますね。
大きく違います。守らない子だと考えると、つい叱って直そうとします。
でも、守り方がわからない子だと考えると、どう支えるかという発想に変わるのです。
なるほど。叱る対象から支える対象に変わるわけですね。
でも、そもそもルールって先生が決めて守らせるものだと思っていました。
そこが今日の確信です。記事が提案しているのは、守らせるルールから一緒に作るルールへの転換なのです。
一緒に作る、ですか。子供と先生が2人3脚でルールを決めていくイメージでしょうか?
その通りです。しかも、いきなり決めるのではなく、まず目的を共有することから始めます。
例えば、給食の準備なら、準備がスムーズだとその分ゆっくり食べられるよね、と確認するのです。
目的が先で、ルールは後なんですね。確かになぜそうするのかがわかっていると、守る気持ちも変わりそうです。
そうなんです。理由に納得していれば、ルールは押し付けではなく、自分たちの約束になります。
ここが共同的なルール作りの出発点です。
でも水野先生、クラスにはいろんな意見の子がいますよね。多数決で決めると、少数派の子は置いていかれないか、少し心配です。
とても大事な視点です。記事でも、少数意見を丁寧に扱う例が出てきます。
シャイムが鳴ったら席につく、というルールに、クラス30秒だけ猶予を作る、という工夫です。
クラス30秒ですか。どうしてその30秒が出てきたのでしょう。
遊びをきちんと終わらせてから戻りたい、という少数派の声があったからです。その気持ちにも理由があると認めて、30秒という形に落とし込んだのです。
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少数派の声を切り捨てないで、ルールの中に居場所を作ってあげる感じですね。聞いていて、なんだか温かい気持ちになります。
そして、もう一つ大切なのが、作ったら終わりにしない、という姿勢です。運用してみて不都合が出たら、また見直します。
一度決めたら絶対、ではないんですね。見直してもいい、と分かっていると、子供も安心していけん、を言えそうです。
その通りです。記事では、見直す文化があることで、合わないルールを無理に守り続ける状態を断ち切れる、と説明しています。
確かに、形だけ残って誰も納得していないルールって、学校にも案外ありますよね。見直す前提なら、そういう空回りも防げそうです。
そこが狙いです。さらにもう一つ、罰で縛らない仕組みも紹介されています。
例えば忘れ物をしたとき、罰を与えるのではなく、なぜ忘れたかを振り返って、自分で対策を決めてもらうのです。
自分で対策を決める、ですか、先生に怒られて終わり、ではなく、自分で考えるところまで行くんですね。
そうなんです。叱られた記憶よりも、自分で決めた工夫の方がずっと身につきます。これが自己調整力に繋がっていきます。
自己調整力、自分で自分を整える力、ということでしょうか。
その理解でぴったりです。ルールを通して、自分で考え、人と折り合いをつける力が育ちます。つまりルール作りそのものが学びになっているのです。
ルールはただの管理の道具じゃなくて、子供を育てる教材になっているんですね。今日の話で見方がガラリと変わりました。
いい気づきです。守らせると考えると先生が苦しくなりますが、一緒に作ると考えると、子供が味方になってくれます。
先生も子供もどちらも楽になっていく感じがします。これは新学期だけじゃなくて、年度の途中からでも始められそうですね。
始められます。今あるルールを一つ取り上げて、これって何のためだったかなと問い直すところからで十分です。
それなら明日からでもできそうです。今日もたくさんの気づきがありました。ここまで聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。
守らせるルールから一緒に作るルールへ向かう、そんな小さな転換をぜひ教室で試してみてほしいと思います。
次回もまた教育のヒントを一緒に見つけていきましょう。それではまたお会いしましょう。