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みなさん、こんにちは。教育カフェテラス、進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。よろしくお願いします。
子どもの集中力とデジタル環境
今日のテーマは、子どもが学校で集中できなくなっているのはなぜか、という話題です。
情報源はThe Times of Indiaの記事で、掲載日は2025年9月25日でした。
ハーバード大学の研究をもとに、子どもの脳発達やスクリーンとの関係が取り上げられていました。
みなさん、教室で目が黒板ではなくスマホに向いてしまう姿、想像できますよね?
確かに、友達の弟のうかも、宿題をしててもついスマホをいじりたがるって聞きます。
でも、集中力が低下するって、具体的にはどんな仕組みなんですか?
大きな要因は、脳の発達とデジタル環境です。
ハーバードの研究によると、脳が急速に育つ幼児期に過度のスクリーン露出があると、
神経回路も発達に影響が出て、長く一つのことに集中する力が育ちにくくなるんです。
なるほど。小さい頃からの積み重ねなんですね。
でも、スクリーンって勉強アプリとか教育にも役立ちそうなのに、それも悪いんですか?
いい質問ですね。教育に利用するのは有効な面もあります。
ただ問題は使いすぎと使い方です。
研究では、素早く切り替えるゲームや動画が、すぐに報酬がもらえる体験になりやすくて、
それが学校のようにじっくり課題に取り組む場面に逆効果を与えることがわかったんです。
ああ、それって私もわかる気がします。
スマホを見た後に教科書を読むと、なんだか頭が落ち着かないんです。
まさに、注意の残りかす現象ですね。
デジタル刺激に脳が部分的に引きずられていて、次の活動に完全に集中できなくなるんです。
教育現場でのアプローチ
なるほど。じゃあ、学校現場ではどうすれば対策できるんですか?
そこで出てきたのは、スパークというプログラムです。
これは、リーディング・読みとアテンション・集中も両方にアプローチする統合的支援です。
研究によると、読解が苦手な子の25%から40%は集中にも課題があるので、
別々に対応するより一緒に鍛えた方が効果的だと示されています。
読みと集中力ってそんなに関係が深いんですね。
私は国語が苦手な子にどう教えようかなと悩んでたので、すごく気になります。
そうですね。例えば読解の練習をするときに、ただ読み取らせるだけでなく、
集中を持続させる工夫を同時にすると成果が上がるんです。
短い文章を区切って一緒に確認するなどが効果的です。
それなら家庭教師のバイトでも応用できそうです。
子供が飽きないようにゲーム感覚で進めたり、自分で区切りを意識させたりですね。
その通りです。研究でも、遊びながら学べる場面を作ると、
集中力と学習効果の両方が伸びると示されています。
では逆に家庭や学校で気をつけた方がいいことは何ですか?
一番はスクリーンの使い方です。
寝る前の使用は睡眠を乱し、睡眠不足は集中力低下につながります。
また、退屈な時間をゼロにするのではなく、
あえて退屈することが自己調整力を育てる大事な経験になります。
退屈な時間も大事ってことですか。
ちょっと意外ですけど、確かに頭の中でぼーっと考えるときにアイデアが浮かぶことってありますね。
そうなんです。ハーバードの専門家も、退屈を想像の空間にと表現しています。
そうやって内側から集中を取り戻す力が育つんです。
なるほど。じゃあ集中力だけじゃなく、友達との関係にも影響しますか?
はい。集中できない子は会話の相手の表情や言葉を見逃しやすく、
人間関係の学びに遅れが出やすいと言われています。
だから社会性の成長にも関わってくるんです。
うわ、それってすごく大事なことですよね。
授業もそうだけど、友達との関係で励まされる部分って大きいですから。
そうですね。だからこそ、幼児期から実体験の中で学ぶことが重要だと研究は強調しています。
例えば、積み木遊びや一緒に本を読むなど、画面を通さない活動が脳と心の育成につながります。
日本でも早期教育とかデジタル教育が話題になっていますが、やっぱりバランスなんですね。
おっしゃる通りです。デジタルも活用しつつ、自然体験や対面コミュニケーションを確保することが大切です。
そうすることで子供の集中や学びの力がぐんと伸びます。
今日の話を聞いて、私も教育実習の時、退屈の時間をどう作るかを意識してみたいと思いました。
いいですね。集中力を育てる工夫は授業デザインそのものにも関わってきます。
教師を目指す皆さんにとっても大切な視点だと思います。
今回のテーマを聞いてみて、単にスクリーンが悪いっていう話じゃなくて、脳の発達や人との関わり方までつながっているのが分かりました。
自分も普段の生活をちょっと見直そうって思いました。
子供の集中力は環境と関わり方で大きく変わります。そのことを改めて考えるきっかけになればいいなと思います。
リスナーの皆さんも自分の生活や教室で実践できる工夫を探してほしいですね。
本日も教育カセテラスを聞いていただきありがとうございました。
また次回も、教育に関わる大事なテーマを楽しくお届けしていきますので、ぜひお楽しみに。