集中力を高める方法の紹介
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスへようこそ。進行役の水野太一です。
こんにちは。アシスタントの高橋紗友香です。
今日もリスナーのみなさんと一緒に、教育の最新情報を楽しく学んでいきます。
さて、今回のテーマは、アメリカの教育情報サイトエディトピアから、
2025年4月25日に掲載された記事を元にお話しします。
テーマは、生徒の集中力を持続させる3つの方法です。
集中力って、どの教室でも課題ですよね。
私も家庭教師のバイトで、生徒がすぐ他のことに気を取られちゃうのをよく見ます。
今回紹介されている3つの方法、どんなものなんですか?
まず1つ目は、リスニングジム。これは、注意力を筋トレのように鍛えるという発想です。
2つ目は、ノイズダイエット。教室の中や生徒自身の心の雑音を減らして、集中できる環境を作る工夫です。
3つ目は、フォーカスGPS。集中が途切れたときに、自分でリセットして再び集中できるようにする方法です。
リスニングジムって、ちょっと面白い名前ですね。具体的にはどんなことを行うんですか?
例えば、動画や物語を見聞きした直後に、1文で感想を言うというウォームアップから始めます。
その後、同じ内容をもう一度聞いて、大まかな内容や細かいポイントをメモしたり、友達と話し合ったりします。
最後にもう一度聞いて、今度はキーワードや細かい部分に注目してまとめ直すんです。
まるで筋トレのセットのように、段階を踏んで注意力を強化します。
なるほど。何度も繰り返すことで、ただ聞くだけじゃなくて、意識的に集中する練習になるんですね。
生徒たちの反応はどうなんですか?
実際にこの方法を行ったクラスでは、何を聞けばいいか分かるようになったとか、自分からウォームアップをリードしたいと言い出す生徒もいたそうです。
ゲーム感覚でクラスを2つに分けて、どちらが上手にまとめられるか競争することもあるそうですよ。
それは楽しそうですね。2つ目のノイズダイエットっていうのは、どんなことをするんですか?
ノイズダイエットは、まず自分が何に一番気を取られているかを見つけるところから始めます。
例えば、ペンをカチカチする音やスマホの通知、頭の中の心配事などです。
それをクラス全体で共有して、必要なら静かなフィジェットを、例えばストレスボールや布のストラップなどに変えたり、教室の中で静かに歩けるテイシングゾーンも作ったりします。
テイシングゾーンって、教室の中で歩き回ってもいい場所を決めるってことですか?日本の学校ではあまり見かけないですね。
そうですね。アメリカの教室では、座っているのがしんどい生徒のために、静かに歩けるステースを作ることがあるそうです。
ただし、授業中やテスト中は制限を設けて、みんなが集中できるようにバランスをとっています。
その工夫、面白いです。あと、記事にはメトロノームの音を流すというアイデアもありましたよね。
はい。これは、一定のリズムが集中の助けになるという考えです。
著者の娘さんはリズム感が得意だったので、勉強中やテストの時にメトロノームの音を流していたそうです。
脳がそのリズムに自然と合わせて、雑音もシャットアウトしやすくなるんですね。
私も音楽を聴きながら勉強することもあるんですが、リズムがあると集中しやすい気がします。
日本の学校でもこういう工夫はできそうですね。
フォーカスGPSの活用
そうですね。例えば、静かなBGMや時計の音を利用するだけでも効果があるかもしれません。
大切なのは、生徒自身が自分に合ったノイズダイエットを見つけていくことです。
最後のフォーカスGPSっていうのはどんな方法なんですか?
フォーカスGPSは、集中が切れた時に自分でミルートをできるようにする方法です。
例えば、集中ワードを書き出したり、10秒間ストレッチをしたり、深呼吸をするなどのミニリセットを自分で選んで行います。
これによって、先生が集中しなさいと言わなくても、生徒が自分で注意力を戻す力を育てます。
自分で集中力をコントロールできるようになるのはすごく大事ですよね。実際に効果はあったんですか?
はい。例えば、テスト前にストレッチをする生徒や、長い課題の途中でリセットと書いた付箋を使って気持ちを切り替える生徒が出てきたそうです。
以前は途中で投げ出していた生徒も、最後まで課題をやりきれるようになったそうですよ。
日本の学校でもこういう自分でリセットする技は取り入れられそうですね。
先生はずっと注意し続けなくてもいいのは、お互いにとってプラスな気がします。
その通りです。生徒が自分で集中力を管理できるようになると、学びの主体性も高まりますし、先生もサポートしやすくなります。
日本でも、ショットした工夫から始められると思います。
今回の3つの方法、どれも難しいことじゃなくて、すぐにでも実践できそうなものばかりですね。
自分の教育実習でも、ぜひ取り入れてみたいです。
さやかさんの実習でのチャレンジ、楽しみですね。
日本の教室でも、こうした工夫がもっと広がるといいなと思います。
今日の話を聞いて、集中力って生まれつきだけじゃなくて、日々の工夫やトレーニングで伸ばせるんだなと実感しました。
これから自分でも試してみます。
リスナーの皆さんも、ぜひ今日ご紹介した日々の工夫やトレーニングで伸ばせるんだなと実感しました。
リスニングジム、ノイズダイエット、フォーカスGPSをご自身の教室や学習に取り入れてみてください。
きっと新しい発見があるはずです。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回も、教育に役立つ話題をたっぷりお届けしますので、ぜひまた聞いてくださいね。
それでは、また次回の教育カフェテラでお会いしましょう。