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みなさん、こんにちは。教育カフェテラス進行役の水野太一です。
こんにちは。アシスタントの高橋紗友香です。 この番組では、教育に関する身近な話題や最新ニュースをカフェで語るようにお届けしています。
今回は、東洋経済オンラインが2026年6月3日に掲載した記事をもとに、6月の学級崩壊についてお話しします。
6月の学級崩壊ですか、なんだかタイムリーな話題ですね。
そうなんです。今ちょうど6月ですから、現場の先生方にとってはリアルな話だと思います。
記事を書いたのは、北海道の公立小学校の先生で、公認心理師の資格もお持ちの山田洋一さんです。
今の6月という言葉を聞いたことがあります。やっぱり6月って荒れやすいんですか?
多くの教員が口を揃えて、6月はクラスがザワザワしてくると語ります。
4月の緊張感が薄れて、子どもたちの関係性が固定化して、疲れも蓄積してくる、そういった変化が重なる時期です。
4月はみんな緊張しているからうまくいっているだけで、6月になると校内の姿が出てくるということですか?
まさにそうです。記事でも、4月の落ち着きは自然な緊張によるもので、6月の変化はむしろ人間関係の成熟過程として当然の現象だと書かれています。
じゃあ、なんで6月にクラスが崩れやすいんですか?
一つの大きな要因が運動会です。運動会の練習が始まると、時間を守る、整列する、動きを揃えるという揃える指導が一気に強くなります。これに適応できない子が出てきます。
あ、運動会って確かに一致団結を求める場面が多いですよね。
そして、クラス全体での練習の場でそういった子の揃わなさが顕在化すると、周囲の教員があのクラスまずいんじゃないかと感じ始めます。そして担任に、もっと毅然と指導したほうがいいと助言するんです。
それが逆効果になるということですか?
そうなんです。揃えることが難しい子に本当に必要なのはケアやサポートです。でも担任は周囲の助言を受けて叱責する方向に向かいやすい。すると子どもはさらに適応できなくなって、学級はさらに困難な状況に陥っていく。
助言が善意であっても裏目に出ることがあるんですね。
しかも、保護者からの心配や強い要望が重なって、管理職が介入してくると担任はさらに追い詰められます。そして縦型の指導、つまり言うことを聞かせる指導を強めることで、状況はさらに悪化していくわけです。
負のサイクルですね。でも、令和の学級崩壊には特有のパターンがあるとも聞きますが、どういうことですか?
かつての学級崩壊は、授業中に騒いで手がつけられないというイメージが強かったと思います。でも令和の崩壊は質的に変化しています。
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どのように変化しているんですか?
外は静かなのに、内側が崩れているんです。授業中は誰も発言しない。子ども同士の関係が分断されて対話が成立しない。ルールは守るけれど内心は反発している。トラブルが表に出てこないという状態です。
それって、かえって気づきにくいですね。
そうです。外側が整っているように見える分、深刻さが伝わりにくい。困難なクラスの担任が口を揃えて言う言葉があります。一人一人はいい子なんですけどね、と。
その言葉、すごくリアルですね。
では、どうすれば防げるのか?記事では6つの予防策が挙げられています。
1つ目は、ルールの目的を言語化すること。挨拶は何のためにするの?と何度も問いかけて、子どもが自分ごととして捉えられるようにします。
ルールを押し付けるのではなくて、なぜそのルールがあるのかを一緒に考えるんですね。
2つ目は、子ども同士の対話の場を意図的に増やすこと。6月は学級会やミニ対話活動を増やす絶好のタイミングです。子どもが話して、教師が聞くだけでなく、子ども同士が話し聞く場を作ることが大切です。
対話が生まれると、学級の内側の力が回復していくということですね。
3つ目は、小さな成功体験を学級全体で共有すること。今日の掃除、時間内に終わったね、全員の意見が出たね、といった出来た瞬間を言語化して全員で共有する。これが学級の自己効力感を育てます。
小さいことでも、ちゃんと認めていくことが大事なんですね。
4つ目は、子ども一人一人の話をじっくり聞く時間を確保すること。指導やたしなめではなく、ただ聞くだけ。それだけで担任と子どもの距離が縮まります。
5つ目は、みんな違って当たり前を繰り返すこと。揃った時こそ、一人だけ違う意見がいる。宝だね、と言葉にする。
6つ目は、担任は弱くていい、と示すこと。失敗を語り、先生には難しいから力を貸して、と子どもに頼る姿勢を見せるんです。
担任が完璧でなくていいというのは、子どもにとっても安心できる環境になりそうです。
すでに崩れてしまっている場合の立て直しも記事に書かれていて、まず見える化すること、次に優先順位を決めること、そしてルールをゼロから話し合って再構築すること、最後に成功体験を意図的に演出すること、この4ステップが示されています。
一度崩れても立て直せるんですね。
そして記事が強調しているのが、担任一人で抱え込まないことです。管理職や学年の教員、スクールカウンセラーとチームで動くことが、令和の学級崩壊には特に重要だと書かれています。
担任だけに責任を押し付けない、学校全体で支える仕組みが必要ということですね。
このように、教育現場にはまだまだ解決すべき課題がたくさんあります。その一つ一つと向き合っていくことが、教育の未来を作っていくんですね。
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その通りですね。
今回のテーマについてお話しすることができました。最後まで聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。次回も教育現場の課題や実践をお届けします。
ぜひお聞きくださいね。さようなら。