1. 大人になりたい旅がしたい
  2. #110-1【岩手】種蒔く人のユー..
2025-07-17 30:39

#110-1【岩手】種蒔く人のユートピアPart3前編

声なき叫びよ、形なき想いよ。 種蒔く人のユートピア3日目前編


広大な山野と寒冷な気候、古くから日本の北天にあって重い存在感を示してきた岩手県。深い緑に包まれた美しい風土は、現代の観光シーンでも多くの人を魅了します。さらに、その歴史を振り返ったとき特筆されるのは“人財の宝庫”であること。混迷の時代にあっても、後の世を見定め、その繁栄を願って努力を惜しまなかった先人の息吹は着実に受け継がれ、今日の岩手県をして希望が芽吹く“ユートピア”たらしめているのです。


【目次】

〜 出産祝いに選んだものは……!

〜 ★CM★ PODCAST MIXER

〜 世にも珍しい“立ち食い豆腐朝食” 【新里とうふ店】

〜 『遠野物語』の故郷 その風景を今に伝える 【遠野伝承園】

〜 ★歴オタ話★ 遠野に昇天した人と神 「オシラサマ」

〜 盛岡の誇る名物!そのルーツと楽しみ方 【東家本店】

〜 今回も前後編に分けます!次回予告


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⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音楽:BGMer(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠http://bgmer.net⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠)

サマリー

このエピソードでは、岩手県東野を舞台にした旅行の様子と、地域の特産品である豆腐が紹介されています。また、佐々木紀禅とその関連する伝説についても触れています。おしら様の伝説とその背景について語られ、馬と人間の深い絆やその文化的な意味合いが探求されています。岩手の名物であるわんこ蕎麦の由来や文化が紹介され、多くの人々が挑戦する様子が語られています。さらに、各種の郷土料理や日本酒を楽しめるお店の魅力についても触れられています。

豆腐の立ち食い体験
大人になりたい旅がしたい。このポッドキャストでは、旅行とお酒が好きな同級生2人が、大人だからこそ知りたい、ちょっとディープな国内旅行のモデルコースを紹介していきます。旅のお供はこの2人。
旅外着替えの旅行ガイドブックの編集者、はるやです。 ディープな旅がしたいけど知識がない旅行初心者、内田です。
この収録の翌週に、僕は友達と会うんですけど、その友達が子供が生まれまして、奥さんがなんですけど、なんかやっぱりプレゼントをあげたいじゃないですか。
出産祝いを。なんかいいのないかなと思って、そこで思いついたのが、ラント月。
おー!アシカガの旅行をね。 いいじゃないですか。
あれをちょっと買って、注文して、多分今日家に届いてるかな? オンラインで?うんうん。
それをね、あげようかなと思って。 いいですね。何買ったんですか?
三日月型のオクオコがあるじゃないですか。 ありますあります。
あれだったら、赤ちゃんいたってさ、火使わないから、安全だし、いいかなと思って。
いいじゃないですか。あれは喜ばれるんじゃないかな。 喜んでもらえるといいなーと思って。
すごい、おとたびイーシー界は。でもね、なかなかアシカガに行かないと普段行けないかもしれないよね。
まあね、どうせなら行ってみたいなっていうところもあるけどね。 そうですね。
うん、あそこいいお店ですもん、ほんとに。 けどまあ、オンラインでもなんかそういういいものを届けられたらいいなと思ってね。
ね、ぜひジンリス缶バケツも、これをぜひ受けて買っていただいて、僕も誰か勝手に見てみないなと思うんだけど。
庭とかあればいいよね。 いやでもね、別に焼肉でもいいわけですから。
というね、まあちょっと僕も活用してますという感じですね。 素晴らしい、嬉しいご報告。
さて今回は、声なき叫びよ、形なき思いよ、種まく人のユートピアの3日目と。
まあこの旅はね、3泊ですから、まだ中火という感じですね。 そうなんですよ。
で、2日目は東野に、僕を行ってそこに泊まっているというところで、だから東野の宿からまたスタートと。 そうですね。
ということですね。 じゃあ早速、1日目よろしくお願いします。
名古屋でのポッドキャストイベント、ポッドキャストミキサーを開催します。 ポッドキャストミキサーは、ポッドキャスターもリスナーも全員巻き込んだトーク型イベントです。
豪華ゲストによる特別コラボセッション。 10分おきに様々な番組が混ざり合うミキサータイム。
各番組のグッズが手に入る物販ブース。 計15番組と混ざり合う。東海で今までになかったポッドキャストイベントがここに実現。
声が混ざる、思いが交わる。 ジャンルもスタイルも超えて、ポッドキャストの今が名古屋に集う週末。
話す人も聞く人も、混ざって生まれる新しい熱。 7月、ポッドキャストミキサーで会いましょう。
場所は名古屋駅すぐ近く名古野キャンパス。 7月26日13時より開始。チケットはリッスンチケットページにて。
さあ、推しに会いに行こう。
前日ね、東野駅近くの宿に染まっているという想定でお話をしています。
東野はそういうわけで宿そんなに多くはないんですけれども、おそらくすどまりがなるのかなと思いますので、ちょっと朝ごはんのスポットからご紹介をしたいと思います。
じゃあ9時ぐらいに宿をチェックアウトしたとして、一旦歩いてですね、東野市立博物館の方、駅から南側の方ですね、に歩いて行って10分ぐらい歩いてください。
そこにあるのがですね、新里豆腐店です。
豆腐。
世にも珍しい豆腐モーニングなわけなんですね。
モーニングというか。
豆腐店というともうただ豆腐を売ってるだけのお店なのかなっていうイメージですけど。
本来はそうなんです。
ところがですね、これなんと朝立ち食い豆腐っていうものを販売していて、その場で朝ごはんにできるんですよ。
立ち食い寄せ豆腐ってやつですね。
こういうふうに小っちゃなものでカップに入れられて出てくるわけなんですけど、その豆腐工房で朝作り立てのこの寄せ豆腐をカップに入れて、それを塩とか醤油でバッとただ味付けしてサッと食べる。
そして同時に豆乳も買えるので、豆乳のような代わりにするっていう。
すごいシンプルな健康食なんですね。
え、150円?
安っ。
豆腐だけって言ったらだけど、でもそれでもいいな。
パッケージが良くないからね。
そこまですぐ食べるようなので。
だからっていうのもあると思うんですけどね。
ちょっと薬味なんかもね、かけられますね。
ネギとかが乗ってますね。
健康じゃないですか。
そうなんですよ。
僕ちなみにマジで豆腐好きで。
家でも本当に毎日に豆腐食べてるんですけど。
でも朝ごはんに豆腐専門店で立ち食い豆腐を食べるっていうのは、後にも先にもこの1回だけだったので、結構衝撃を持ってるんですけどすごい美味しいんですよね。
しかも朝だから出来立てってことだよね。
営業時間ね、多分日によって変わると思うんだけど、一応タベログの表記だと朝6時からやってます。
でもその時には豆腐出てるってことなので、朝4時半くらいからたぶん仕込んでるって言ってた気がするんですよ。
豆腐屋さんってそういうイメージあるね。
ありますよね。
朝早いよね。
ちなみにね、なんでこんな朝立ち食い豆腐やってるんだって話なんですけれども。
どうもそういうわけで、本来であれば地元の豆腐屋さんとして提供していたらしいんだけれども。
朝4時半くらいから仕込んでいると、その豆腐の煙みたいなもの。
豆腐を仕込んで温めたりとかしてる煙みたいなものが街中に漂い始めて、それを旅館から見ていた観光客の人が食べてみたいって言ったのがそのきっかけだったそうなんですよ。
だから朝からやってなければそういうことにならなかったと思うんですね。
それがすごい好評を読んで、この朝立ち食いサービスっていうのを6時から毎日やってるそうです、定休日以外は。
おもしろいな。
やっぱちょっと食べてみたいしね。
豆腐の大豆なまみもね、すごい岩手県産のやっぱり大豆を使っていますので、やっぱり冷凍な気候で育つものっていうのは岩手は得意ですよね。
というか考えてみたら、豆腐屋の豆腐って意外と食べないもんね。
そうね、スーパーでどうしようもんね、パッケージとかでね。
このポッドキャッスル多分大山の小宮旅館さんだけかな、豆腐をやってるのはな。
だと思うので、でもねやっぱりご当地豆腐って神奈川県にもいっぱいありますし、それぞれ豆腐屋さんの個性見てもらうといいんじゃないかと思います。
レアな体験だな。
というね、新里豆腐店さんで豆腐朝食、立ち食い朝食をいただきました。
佐々木紀禅の物語
ここからなんですけれども、観光に行くわけですが、東の物語の里、前日行きましたけれども、
あそこで学んだ物語というのは、佐々木紀禅さんという学生さんが柳田邦に話したことが元だったという話がありました。
実際にですね、この東の市街地の郊外には佐々木紀禅の生誕地もまだ残っていまして、
そこにまた東の物語にまつわる施設があるんですね。
つまり本当に物語の舞台となった場所に行ってみたいと思います。
それが新里豆腐店さんから一回宿に戻って車をピックアップして、
そっから車で10分ほどのところにある東の伝承園さんです。
これなんだ。
トップの写真がね、なんだ。
お守りみたいなちっちゃい布がね、びっしり。
壁3面に。
なんかちょっと怖いね。
まさにこれなんですよ。
これはじゃあ後で見てみましょう。
今まさに言った通りでね、この東の伝承園というものは、
伝統的な南部曲がり屋、これは昨日話しましたけれども、
旧南部藩僚、盛岡藩僚において、馬と同居するためにね、
あるいは季節風を防ぐためのL字型の伝統的な様式の科目があったと。
これを伝承するというのがまず一つであります。
同時にやはりその佐々木季前が生まれた近くに立っていますので、
東の物語の本当の舞台としてその物語の実態というものを伝えています。
なのでいくつかの施設、この菊地家という曲り屋が一応メインの施設になるわけなんですけれども、
その近くには蔵があったり工芸館があったり、
あと佐々木季前記念館というものもありますね。
これはつまり柳田邦夫に話した、ある意味は東の物語の原作者と言ってもいいかもしれませんが、
この人の記念館があります。
この人は柳田邦夫と出会った時は学生だったんですけど、
後に地元の議員とかになって、政治家として地元のために活躍した人です。
残念ながら若くして亡くなってしまったんですけれども、その憲章をちゃんとしてある記念館ですね。
というのがあって、要は本当に日本の旧民間園としても非常に面白いものになっていますし、
やっぱりこの曲がり屋という独特の様式、そしてここで見てもらいたいのは、
お知ら様の伝説
やはり馬との距離なんですね。
1750年頃に建てられたと言われる最も古い時期の南部曲がり屋。
昭和51年に国の重要文化財指定を受けているということで、
囲炉裏があって人が住んでいるゾーンと、奥の方のL字の短いところに馬小屋があって、
そこには馬たちが本当にいたであろうスペースがまだ残っているんです。
なのでこうやって馬と人が共に同居して、
一応復唱しておくと何でこのようになっているかというと、
東野というのが馬産地だったと。
それは三陸海岸の方、あるいは森の川方面との交通を結ぶ要所であって、
みんなこの山を馬に荷物をくくりつけてやってきたから、
馬が動力として本当に大事な時代だったので、
いかにいい馬を育てて売るかというのが、この農家の人たちにとって本当に産業だったんですね。
だから男性込めてこの馬に家族のように暮らしていたというのが、
この東野の人たちだったと。
そしてさっき内田が何これって言ったものが、
実はそこに関連しているものなんです。
これもお童の一つなんですけれども、
お知ら童というものがさっき見た無数のお守りがあるんじゃないかというお童になっています。
お知ら童というのは何かというと、
童の物語の中の69節には、
お知ら様っていう神様のことが書いてあるんです。
これは今の土淵村、これ今のここですね。
の大堂という家があって、ここが佐々木氏、佐々木君ですね。
のおばあさんのお姉ちゃんだったと。
魔法に長寿でいた。
魔法に長寿でいた。
魔法が操れたって書いてある。魔法ですつまりいわゆる。
魔事内にて蛇を殺し、木に留まっている鳥を落とす、いわゆるサイコパワーみたいなものがあったということが、
佐々木君はよく見てもらっていたと言うんですね。
という話から始まるんですけれども、
このお知ら様っていうものは童の物語におけるすごく有名な説なんです。
河童とか座敷晴らしとかっていうのは結構いろいろあるんだけど、
このお知ら様っていうのは特に童の土俗的な信仰に基づいてるっていうふうに考えられていて、
オリジナリティの強いものなんですね。
まさに佐々木君の故郷においてこのお知ら様がいたって書いてあるんですけれども、
それが今内田がお守りなんじゃないかって言ったこの一体一体、これがお知ら様なんです。
ちょっとねこれ拡大写真がどっかにないかなと思うんですけれども。
ちょっと雛人形みたいに並んでるんですけど、
首が長くて人の顔のやつと馬の顔のやつがあるね。
今内田が気づいてくれた通りで、
お知ら様には大体大きくて二つのバージョンがあるんですよ。
一つは女の人の顔、もう一つは馬の顔なんですね。
これがねまたミステリーなわけなんですけれども。
まあでもその曲がり屋の説明の時にも、
やっぱり人と馬の距離がすごく近いっていう話はあったから、
そういうところからできてるんだろうなっていう感じではあるけど。
そういうことなんです。
じゃあなんでこういうものを祀られてるのかっていう話なんですけれども、
これがですねこの塔の物語にその由来が書いてあるんですね。
本当にわずか一節なんですけれども、
さっきちょっと言いましたけど、この佐々木寄税のね、
おばあさんのお姉さんっていう魔法の使えた人がいたと。
おしら様の伝説
この人から佐々木君が聞いたことを柳田君に伝えたというふうに書いています。
この老女の語り、魔法の使いの言ったことには、
これ僕ちょっと現代語訳したので読みますね。
昔あるところに貧しい百姓がいた。
妻はいなくて、美しい娘が一人いた。
そして一匹の馬を飼っていた。
娘はこの馬を愛して、夜になれば馬屋に行って寝て、
ついに馬と目元になってしまった。
ある夜、父はこのことを知って、そしてその次の日、
娘には知らせないまま馬を連れ出して、
桑の木に連れ出して殺してしまった。
これはつまり、なんで人と馬が交わる、
結婚するなんてあってはならないことで、
多分その外文とかっていうのを避ける。
でも娘は殺せないから馬を殺したということだと思うんですね。
その夜、娘は馬がいないことに気づいて、
父に尋ねてこの殺してしまったことを知って、
驚いて悲しんで、その馬が吊るされている桑の木の下に行った。
そしたら死んだ馬の首にすがりついて泣いていた。
父はこれを憎んだ。
そして斧を持って後ろからその馬の首を切り落としてしまった。
そうすると、たちまち娘はその首に乗ったまま天に登って去っていった。
おしら様というのはこの時に生まれた神様だということなんですね。
つまり人と馬が交わるというあってはならないそういったものがあった。
それで馬の遺体から離れないで泣いている娘がいたから、
娘殺せないからもうやめろといい加減諦めろと言って馬の首を切り落としたら、
そのままその首が天に登っていって娘もそれに自ら乗って天に去っていった。
っていうことが書いてある。
それがこのおしら様だと言うんですね。
つまりこれはいろんな解釈があって別にこれが本当の話かどうかもちろんわからないんですけれども、
やっぱりそれだけ馬と人間の距離っていうのは非常に近かった。
本当に家族同然に育ってきたっていうのはあながち嘘じゃなかったんじゃないかと思うんですね。
それをやっぱり裏付けるのはこのおしら様の伝承はもちろん一つその結晶なんですけれども、
東の私立博物館に先日行ってましたが、
そこにその無数の絵馬の飾ってあったというのを僕が見た時に、
こんなにも無数のしかも凝った絵馬を一体一体描いたのって僕見たことなかったんですよ。
だからどれだけその東の人々が馬というものにやっぱり、
もう本当に人格をそこに見出していたってのはあながち嘘じゃなかったと思うんですよね。
そしてやっぱり記録を見ていると、
馬市の時は一番農家が弾んで楽しかったし、
そして共にその夜はあまりにも悲しい日だったっていうことをね、
そういった娘の証言とかやっぱり書いてあったんですよ。
つまりもう長年本当に兄弟のように暮らした馬が、
もう二度と帰ってこない、売られていってしまうっていうのが、
あまりにも子供の頃に悲しかったっていうことがやっぱり書いてあったりするので、
このお知らさまの伝説っていうのは、
そういう人の悲しみのところからね、多分生まれたんじゃないかなと。
あるいは本当にこういった似たような話があったのかもしれない。
そしてこのお知らさまはそういうわけで、
天に昇っていってしまった馬と人の娘の話なんですけれども、
その桑の木に馬をくりつけて殺したっていうのがそもそもあったと思うんですよ。
どうもこの東野の地域っていうのもやはり養産が盛んなところでしたので、
桑の木があったんだろうと思います、そもそもやっぱり。
同時にこの桑の木を持ってこのお知らさまの像を作って祀れば、
神様の馬と神様の娘の力にあやかって、
養産がうまくいくっていう伝説があったそうなんですね。
だからこのお知らさまっていうものを、この東野の人たちは桑の木で掘り出して、
それでこの像に自ら願いをかけて祀っていたっていうのがお知らさまの。
そういうことが佐々木紀善の話したことだったというんですね。
面白いな。
伝承と文化
だからいろんな要素があるね。
馬と人が近いっていうところもあるし、
カイコの養産がうまくいくように。
面白いな。
これは要は一家にね、多分一体みたいな形、一対かな。
多分祀られていたと思うんですけれども、
このお知ら堂にはお知らさまが約1000体集合してると。
これちょっと怖いですね。
怖いよね。
怖かったんですよ、僕行った時結構。
この人形の顔もね、怖いのよちょっと。
一体だけ見れば可愛らしくも見えるんだけど、
これがすごい数並んでるからちょっとやっぱ圧巻で怖いですね。
やっぱりちょっと呪術的って書いてますけど、ほんとその通り。
そうだね。
それに布がね、多分これはそれこそ絵馬みたいな。
人々が願いみたいなのを書いて多分それかけるんだろうね。
その布の数もおびただしいからちょっとすごいな。
そうですね。
なので今我々はこの伝承園に行くと、自らの願いを書いた布を奉納できる体験もあるそうですから。
なんでお知らさまに自分で巻きつける体験できるんじゃないかと。
いやーちょっとすごいな。
っていうのはね、お知らさまは本当に非常に有名な一節ですので、やはり堂のらしさが詰まったね。
佐々木季前の多分人格と非常に大きな密着した物語なんだと思います。
やっぱり似たような事例はね、中国のね本当に古代の小説にも書いてあったり、あるいは青森家にも別の話が伝わっているらしいんですけど、
そうなるとやっぱり柳田邦が究極の目標としたこの学問ですよね。
佐々木季前は魔法使いと言われたその親戚から聞いたわけですけど、その魔法使いは誰から聞いたんだって話になってくると、もしかしたら中国から輸入したものだったのかもしれないし、
旧南部半領に幅広く伝わっていたものが地域ごとに微妙にマイナーチェンジしたその以降だったのかもしれないし、っていうのを柳田邦は民族学ってもので研究しようとしたんです。
そのある意味象徴的な事例がこのお知らさまです。
これ民族学見てる僕は、ドラマのねトリックなんていうのね、すごい思い出しますね。
安倍さんと仲間佑景さんがやってた、あれすごくやっぱり民族学ってものがすごいテーマになってるので。
それを怪奇現象と称した霊能力者はいるのかどうかっていうのが旧日本のテーマですけど。
このお知らさまの真ん中に木があるんですけど、これがクワの木ですね。
そういうことになりますね。
なるほど。
なので、お堂の中に木が立ってて、その周りお知らさまが戦隊囲んでるっていう異様の空間です。
なんかある種ご親睦みたいな感じになってる。
そうそうそう、本当にそういうことです。
へー。
いや面白いな、だからそういう伝承がいろいろあるんだよね、東野には。
そうです。
なので東野物語は全部で、短いんですよ、文庫本にしたら70ページないくらいのものなんですね。
説で言うと119個の小さなエピソードが集合してるというものなので、
これ東野に行く方いたら是非ね、これ読んでから行くとより実感があるんじゃないかと。
実際の東野の地名もたくさん出てきますので。
実際ね、佐々木季前はこれ伝説によると柳田君用がこれを出版して350の最初の1号目をプレゼントした佐々木君に。
だけど佐々木さんはね、これを人に見せるのをはばかった、隠してたって言うんですね。
それなぜかわかりますかね。
まあでもやっぱちょっとコンプレックス的な部分もあるのかなっていう想像ができるよね。
自分の育った村にそういうなんか怪しい、
よそから見たら怪しい伝承が伝わってるっていうのはちょっと恥ずかしいこともあったのかもしれないなって気がするね。
まあこれ本人が言ったらわかんないんですけど、実は元の話はシンプルで、
このを公開しちゃうと誰のどの家のことか東野の人はみんなわかっちゃう。
そういうことね。
自分が作ったってバレると思って人に見せなかったって言うんですね。
それぐらいもうリアルな話だったっていうふうに、
柳田流のちょっとまた一流のそれも宣伝文句だったかもしれませんが、
ただ実際キズナもそうだったっていうふうなことらしいです。
なので本当にそれぐらいリアルなミステリーなんです。
が東野物語の魅力になってます。
ということで、ちなみにこの伝承屋の近くには、
森岡とわんこそば
カッパが出現するというカッパ渕というものもあったりして、
ここでキュウリを糸に巻いて釣りもできます。
釣りがあったりそういう話もあったりしますので、
ちょっとテーマパーク的ではありますけれども、
お城戸の深い感じとちょっとその面白いところと合わせていってもらえるといいのかなと思います。
この周りにほっぺ畑がめっちゃあります。
この車の10分の間にすごいそれが見られるはずです。
というところで東野についてはここで一回切りたいと思いまして、
とうとうやってまいります。
森岡にこれから入っていきたいと思います。
ちょっと車のドライブは長くなります。
東野から一度西へ出て北上沢の方の流れまで戻ります。
そして北上します。
車でおよそそれ合わせて1時間20分ほどになると思うんですけれども、
森岡市内に入ってください。
ちょうどお昼頃に森岡に着くといいのかなと見ています。
行きたいのがあずま屋本店です。
わんこそばだ。
わんこそばね。やったことないですよ。
これはなかなかね。
行かないとね。
行かないとできないですね。
これもやっぱり何人かで行ったほうがいい。
僕もこの時は3人で行ったかな。
確かに1人じゃちょっとやりづらいな。
でも結構ねまちまちですね。
本当に食べれる量というのもね。
それはね。
一応説明しておきますと、わんこそばのね。
あの名店としてこのあずま屋さん有名。
創業明治40年と言いますから1907年です。
なので120年のね歴史を持っているわけなんですけど。
森岡はね本当に南部家がずっと治めてた城下町ですので、
こういった老舗は本当に多いです。
なのでそれも城下町のいいところだなって思います。
ちなみにこれも森岡町のすぐ近くの場所ですね。
わんこそばってどういったものかは大体わかりますかね。
自分はおばあに1個持ってる。
で、お店の方がね斜め後ろぐらいからね。
そばをどんどんどんどんこうすがれるっていうやつですね。
そうですね。
要は大食いチャレンジじゃないけども。
そうね。
何杯いけましたっていうのをね。
競うというか、ある種のエンターテイメントとしながら食事もできる。
そもそもの由来で言うと岩手ってまずやっぱり冷凍の地域なので、
そもそもそばが美味しいんですね。
大前提として。
で、このわんこそばもね、実は発祥は諸説だって定かじゃないらしいんですが、
有力視されている説としては南部家のやっぱり殿様に関連していて、
南部のね殿様の2代目かな。
南部俊直っていう結構名君として知られてる人がいるんですが、
この人がね森岡に帰るか行くかの時に、
途中花巻っていうところ、空港と宮沢賢治のあるところですね。
に寄ってその花巻の歌詞の家に寄ったところに、
おそばが食べたいっていう風に言い始めたそうなんですよ、この殿様。
たぶん季節が良かったのか。
それでまあ、もう森岡の殿様ですから、
おもてなししなきゃって言うんで、
これはしっかりやらなきゃヤバいぞってなって、
ただのそば出すわけにいかねえっつって、
そこで考えられたのがもういくらでもお殿様好きなだけ食べてくださいと。
それぐらい我々はお殿様のことを敬募している。
で、実際南部と品尾もそれに寄与して、
たくさんワンをいただいて、
これは面白かった、今日は愉快な日だって言って、
森岡に帰った後にみんなにそれを話したと。
わんこ蕎麦の文化と挑戦
いうことがこの縁起物のワンコそばとしての話の始まりだと。
いう風な説があります。
へえ、確かに謎だよね。
なんでこんな食わせ方するんだっていうね。
そうそうそう、奇妙なアイディアですよね。
ただ殿様にいくらでも食べてください、飲み子食べ子だったと。
いう風に考えれば、ありえない話は確かにないのかと言う気はしますね。
あとね、ぜひ注目していただきたいのはね、
このビジュアルを見た時に何か思い出すと思うんですね。
餅午前、最初にね、仙台半寮一の関で食べましたけれども、
それと同じような感じじゃないですか。
共通しているのは何かと言うと、湿気です。
湿気のワン出てきて出るんですよね。
この綺麗な朱色の湿気がね。
それにたくさん蕎麦が入っているわけですよね。
やっぱ湿気ってね、統制のことながら縁起物なわけですよね。
婚姻の日とかお正月とかに使うものですから、
やっぱりそういったハッピーで明るい日にふさわしいものとして、
このわんこ蕎麦は生まれたんじゃないかと。
そして岩手は日本でも有数の湿気の名産地。
それがまさにこの森岡藩の文化でもある。
あっちは仙台藩ですけどね、もちの方はね。
けれどもやっぱり湿気を持ってね、おめでたいことに食べるというのは共通しているわけです。
ちなみに僕は20数杯でしたね。
15杯でだいたいかけそば1杯分って言われてるんですよ、このお店については。
なので2杯弱ぐらいは食べれたという感じでしたけど、
友達はもっと食べてました全然。
これさ、100いく人とかいるでしょ。
そう、これね面白いのがね、最高記録がね、ちゃんと更新されてるんですよ。
えっと2024年3月、あ、現在の記録ですけども、男性1位500杯。
500杯。
つまり15杯でかけそば1杯分だとすると、
えー、ほんと?
30…
33、4杯ぐらい?
を食べたと。
はあ。
でも驚きなのが、女性1位ですよ。が、753杯。
やば。
女性の方が食べたことが1.5倍ぐらい。
しかも丁寧に日付がちゃんと書いてて、
2024年3月1日更新って書いてます。
だからつい最近割と女性のこの記録が塗り替えられたってことですよ。
えー、すげーな。
しかもこのサイト面白くてね、これ押してみてもらっていいですか?
でもねほんとこんな感じですよ。
これたぶんほんとに録音したんだもん。
しかも3パターンあるのが面白くて。
ちょっと声が違うんですよね。
違う。
ワンコそばの時のお給仕さんって言うんだね。
お給仕さんの声がね、ホームページで聞けます。
何でか3パターン用意されてるっていうね。
どことなく我々福岡ゆかりの人間には一覧のね、と彷彿させるような感じがするんですけれども。
へー。
いやーでもちょっとやっぱりやってみたい気持ちはあるね。
うん、いいと思います。せっかくならねやっぱりやってみてもいいと思います。
楽しそうだもんね。
ちなみにこれ100杯超えると認定証みたいなのがもらえるんですよ。
へーほんとだ手形がもらえる。
手形がもらえる。なのでぜひお腹空かせチャレンジしていただいて。
実はその計算もあって朝は控えめでした。
そういうことです。
お豆腐だけで。
ところがね、これワンコそばで有名なんですけど、飲めるんですねこの店めちゃくちゃ。
これそもそも定食屋さんなので、ワンコそばの名店として有名なんですけど、
郷土料理たくさんいろんなものがあります。
そして南部道場の日本酒もすごい揃ってるんですよ。
まあワンコそばしてたら飲めんのかっていうところはあるけどね。
そうなんです。なので僕はもう一回やったことあるので、
皆さんが食べてるのを高見の見別しながらね、そば一杯のために僕はおチョコを入れて。
ワンコ酒ね。
極めて危険な。
父様みたいなね。
父様です。
やっぱおそば自体美味しいのでね、ぜひ郷土料理コースなんてのもありますから。
ワンコそばちょっと入らないなーって人はね、こういう南部そば定食。
やっぱ南部っていうのはこの殿様の名前に関してるわけですけど。
これ解説とかもやっぱ美味しいですね。
いいね。
なので自分に合わせた楽しみ方をしていただければいいと思うんですが、
まあ何にせよ飲むのは絶対オススメです。
日本酒合うもんばっかりでしたから。
なるほど。
はい。
まあちょっと初めてだったらワンコそばみたいな。
そうですね。
ワンコそばやったことあったらちょっと定食とかにして日本酒飲むのがいいかもしれないね。
はい。ということでね、最初にやっぱ定番を一応攻めておこうという感じです。
内田 はい、編集辞典の内田です。
今回もここで前後編に分けさせていただきたいと思います。
次回の後編はですね、森岡の建築、偉人、
そして春矢が森岡で愛するお店、森崎さんにお送りしたいと思います。
ので次回もお楽しみに。ということで今回はこの辺でありがとうございました。
30:39

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