1. 大人になりたい旅がしたい
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2024-08-08 52:52

#38【出雲】幽明の境を訪ねてPart2

さざなみの出雲・縁結び 幽明の境を訪ねて2日目


「幽世」(かくりよ)とは、現世(うつしよ)に対する“目に見えない世界”を指し、古代出雲を治めた大国主命が主宰する世界といわれます。目に見えない世界は、死、心、神、妖などの深遠なテーマに通じますが、いまなおそれらを本当の意味で統べることは誰一人できません。しかし、出雲においては、幽世へ通じた人物がときおり出現し、彼らの心眼によって特異な文化を継承してきました。今回は、神々の国出雲が最も賑わい、幻想的な趣を湛える秋の時季に訪れることで、“幽明の境”の一端を垣間見ます。


【目次】

〜 驚きの再会について

〜 和菓子文化を受け継ぐビストロで贅沢モーニングを 【カフェ&ビストロ あん】

〜 民藝思想を体現する“用の美” 【出西窯】

〜 究極の細密さが生み出した美の結晶 【出雲キルト美術館】

〜 事前予約必須!? 旧街道の古民家イタリアン 【trattorìa 814】

〜 水運を司る出雲の発展の原動力 【木綿街道】

〜 出雲の人心に寄り添った“眼”の霊場 【一畑薬師】

〜 ★歴オタ話★ 水木しげるに“幽世”を示した“のんのんばぁ”

〜 宿の中に宿!?唯一無二の建築美を持つ文化財旅館 【美保館】

〜 1日の振り返り


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00:03
大人になりたい旅がしたい。このポッドキャストでは、旅行と酒が好きな荒沢男性2人が、大人だからこそ知りたい、ちょっとディープな国内旅行のモデルコースを紹介しながらお話をしていきます。
内田です。 ありがとうございます。
すごいね、雷が収まらない。
ちょっと前回のね、終わりに言いましたけど、今回もたぶん、ゲリラ豪雨中にね、注目をしているんで、ちょっとゴロゴロ言ってるかもしれないですけど、ご容赦いただければと思います。
えーとですね、この間ね、ちょっとびっくりしたことがあって、あのー、我々の後輩が、このうちの近くで働いていることが発覚しまして。
え?誰ですか?
そうなんです。俺らの、1個下のトロンボーンの。
え、あいつこの辺で働いてるの?
なんで怒ったの?
あのー、この間、普通に帰ってたら、あれ、あいつじゃね?っていうのとすれ違って、
まあその時はちょっと声かけなかったんだけど、すぐ、お前今いた?ってLINEしたら、いましたって。
ドラクエウウォークしてましたって。
あ、そう。
だから、昼飯のお店を教えてあげたりとか。
じゃあ交流が育まれてる。
そうそう。
あ、そうですか。
で、そう、春夜もよくうち来るから、まあ何かのタイミングで飲もうかみたいな。
あー、ぜひね。いいっすね。
ちょっとびっくりした出会いがありました。
いいっすね。
出会いっていうか、再会か?
はいはいはい。
あってね。
でもLINEしたのが偉いわ。
あー、まあちょっとね、なんかムズッとするじゃん。
はいはいはい。もしかしたらっていうかね。
私、まああのー、話しやすいしね。
そうね。
うん。あんまり気兼ねしないんで。
うんうんうん。
ということで。
はい。
まあそんなこともありつつ。
えー、今回はさざ波の出雲縁結び、有名の境を訪ねての2日目ということですね。
はい。
初日は出雲大社にお参りを、まあご挨拶をしまして。
はい。
えー、これからまあ出雲を回っていこうっていう感じの2日目ですね。
そうですね。
はい。
ということでじゃあ2日目をお願いします。
はい。
えーと、前回ね、前日は出雲市駅近くのホテルに泊まっているという想定でおります。
はい。
で、車もそこに預けてあるという感じですね。
うんうん。
で、えーと、すどまりだった場合の時に備えて朝ごはんをちょっと食べに行きたいと思いますが、
はい、まあこのホテルからおおむねまあどこのホテルでも5分くらいで行けると思うんですけれども、
うん。
えー、歩いて5分くらいのところにカフェ&ビストロアンさんというものがね、あります。
ビストロですか。
はい。朝からビストロっていうちょっとね。
ちょっとあんまモーニングのイメージがないけども。
はい。
うん。
まああのカフェ&ビストロということで、
はいはい。
夜はね、ビストロとして営業されてるんですけど、
うんうん。
あのカフェ営業もされてますんで、
はいはいはい。
そちらでね、お世話になる感じかなと思います。
03:00
うんうん。
でね、これはですね、えーと、どういうお店かというと、
うん。
えー、出雲というのはちょっと後々話していくんですが、
はい。
実は和菓子作りというのが特別盛んな地域でして、
ほー。
まあ主に松江なんですけど、
はいはいはい。
で、ただその中で出雲市にあってね、
えー、和菓子をずっともう作り続けていらっしゃる名店が、
魚屋さんというところがあるんですけれども、
うーん。
そちらのこの和菓子屋さんが運営しているカフェとビストロになるんです。
へー。
はい。
あ、だからアンなんだ。
そうなんです。そういうことです。
うんうん。
で、モーニングは?
はい。えーと、いくつかあったと思うんですけれども、
クロックムッシュモーニングとかかな。
うんうん。
これはね、いわゆる普通にもうスタンダードなモーニングなので、
うんうん。
クロックムッシュをメインにして、
あとサラダだったりとか、
ドリンクだったりとかがついて、
という感じですね。
うんうん。
はい。で、贅沢モーニングなんてのもね、
へー。
ありますけれども、
ここになってくると、
季節のあんこ。
はー。
というやっぱり和菓子屋さんならではのね、
うんうん。
えー、要素もあったりとか、
出雲の焼き野菜。
うんうん。
出雲フレッシュサラダというように、
その土地、出雲の農産物を用いたモーニングまでいただける。
なるほど。
あとパンもね、自家製で、
あー、書いてある。
はい。やってらっしゃるので、
この辺りもね、すごくね、
贅沢モーニングというからね、
あの、ちょっとビビるんですけど、
うん。
今ホームページで見ている限りは、
それでも値段1580円ということなので、
あー、そうね。
リッチではあるけれども、
うん。
手が出ない値段では全然ないかなと、
まあ、そうなんで。
感じはしますね。
モーニングにしちゃちょっと、
そうそうそう。
まあ、贅沢だねって感じがするけど、
まあ、でもそれなりの内容というか、
はい。
やっぱあんこは気になるね。
そうですね。せっかくですからね。
で、あの、こちらの今日はね、
モーニングの場所として、
あの、やってますけれども、
はいはい。
当然あの、お昼とか夜でも、
あの、いいお店になっています。
うんうん。
特にね、やっぱりこの歴史ある和菓子屋さんだからこそ、
っていうのもあると思うんですけど、
うん。
逐400年の蔵を改装した空間になっていて、
はいはいはい。
で、和菓子屋さんってやっぱりすごくこう、
細工とかも細やかで、
うん。
その繊細な衣装がね、
見て取れるという感じになりますので、
デザイン性という意味においても、
すごい注目すべきポイントかなと思っています。
うんうん。
えー。
はい、あのー、まあ、
ザ・王道朝ごはんなんですけれども、
うんうん。
すごくね、あの、ゆったりとできていいお店ですね。
うん。
はい。
なんか上質なモーニングって感じがしますね。
そうですね。
うん。
というのがまあ、朝ごはんで、
カフェ&ビストロアンさんのお話でした。
はい。
で、今日はここから、
徐々に車を使って東の方に進んでいきます。
うんうん。
今は島根県で言うと真ん中くらいなんですけれども、
はい。
出雲の国、
えー、つまり島根県の東部ですね。
うん。
で言うと、
出雲の国の中では一番西側にいますので、
はい。
徐々にその出雲の国の東側の方に行く、
というルートになります。
うん。
で、いよいよ車に乗ってですね、
最初は10分ほど、
えー、南から、
に行ったところにある、
出崎窯というところに行きたいと思います。
はい。
今日はね、
ちょっとアーティスティックなものをよく見る日なんですね。
ほうほうほう。
出崎窯というのは、
06:00
出雲の、
えー、出雲、出るという字ですね。
うん。
に、西、
つまり出雲の西の窯で出崎窯、
あー、なるほどね。
というところですね。
はいはいはい。
で、まあこれはですね、
いわゆるまあ、
あー、焼き物の、
えー、鎌本さんになっているんですけれども、
はい。
この出崎窯というのは実はちょっと独自の思想を持った、
というのをルーツにしていましてですね、
あのね、
これどういうことかっていうと、
うん。
出崎窯っていうのは実は、
まあ、これまでに紹介した鎌本、
例えば星野焼きとか、
はいはいはい。
朝日焼きとかっていうのも京都のね、
あったと思うんですけれども、
うん。
あれとかと比べると、
少し歴史は浅いです。
うーん。
というのも、
できたのは戦後です。
ほう。
1947年。
なので、
えー、太平洋戦争が終わって2年後のことになるんですけれども、
はいはいはい。
その段階にできたものなんですね。
うんうん。
で、じゃあどうしてそこを、
要は江戸時代とかがルーツじゃないのに、
わざわざ窯を作ったのかという話なんですけれども、
うん。
この出崎の西の地域の農家の次男、
あるいは三男の方が、
うん。
立ち上げたっていう、
ちょっと特殊なルーツを持っているんですよ。
へー。
というのも、
まあいろいろ理由はあるんですが、
えーと、
現代史において、
戦後、
GHQが支配していた、
あの、
占領していた時の、
うん。
政策の一つに、
農地改革、
というものがあったと思うんですね。
へー。
つまりそれまでの太平洋戦争の前までの、
日本の農業の構造というのを、
それがまあ、
要は社会格差みたいなのを生み出して、
えー、
それがちょっとまあ、
戦争へ走る一つの温床になったという風に見たので、
へー。
そういった構造改革をしなきゃダメだということになりまして、
農地改革というものをしたんですね。
はい。
つまり、
土地を持っている人っていうのをちょっとこう、
システムを変えたんですよ。
あー。
ってことになると、
それはそれでもちろんいい面もあったんですけれども、
農業というものが、
一大変動期、
外圧的な力によって急に変わったってことになって、
はい。
それでその農家の次男とか三男に生まれた方は、
えー、
ややまあ困惑をしていたわけですね。
うーん。
で、
そういった時に出会ったのが、
民芸というような思想なんです。
あー。
つまり、
以前ね、
アートとデザインの話を
富山でしたと思うんですけれども、
うん、
しましたね。
あの時にも実はちょっと関わっていたことで、
はい。
芸術品として作られる器ではなくて、
日曜の中で、
えー、
使われる器、
その日曜品の中にも美しさはあるんじゃないのか、
っていうことを提唱していたのが、
まあ、
柳宗義という人が中心とした民芸という思想なんですね。
うんうん。
で、
実際ね、
あのー、
この島根には、
後々出てくるんですけど、
えー、
島根県の東の方に安城という町があって、
はい。
そこからはですね、
この民芸思想の毎日、
すごい担い手の一人である、
河合寛次郎という陶芸家を排出しているんですね。
ほう。
なのでね、
もともとこの民芸思想と近い距離にあった、
この出雲地域というのは、
そういったルーツもありましたが、
あのー、
そういった思想に出会って、
感化されたその農家の息子たち、
困惑している農家の息子たちが、
本当に必要とされる美しさっていうのは何だろうかっていうのを追求したいと思って、
09:03
初めて立ち上げたっていうものなんですよ。
へー。
だから、
江戸時代のルーツとかビジネスとしてのっていうことよりも、
ちょっとね、
出発点が違うんですね。
うーん。
民芸思想というものを体現するのが一つの目的として、
この窯ができたっていうね、
ちょっと特殊な成り立ちなんですね。
それまで、
というか、
他の窯元とかっていうのは、
もともと作ってた焼き物があって、
それをまあ、
民芸思想に寄せていくみたいなことがあった気がするけど、
ここは、
そもそももう民芸思想からスタートしてる。
そこがやっぱ違うっていうことですね。
そういうことですね。
はい。
だからちょっとね、
特殊な成り立ちの窯なんですね。
ほうほうほう。
実際にまあ、
ただその思想にのっとってですね、
一つのだからもうブランドコンセプトが最初から一貫してるわけなんですね。
うんうんうん。
で、
まあ一つその象徴的な言葉で言うと、
自他共に喜びのある、
価値ある仕事ということでね。
うんうんうん。
作っている人自身も、
あの喜びを感じられるような、
そして使われることをやっぱり前提とした器をずっと作り続けるんですね。
うんうんうん。
で、
今もね、
この出雲のね、
出雲で作ってらっしゃって工房とかもあるんですけれども、
我々が言って一番まあ見どころとしてあるのは、
無地召喚。
無い自分の性、
性格の性ですね。
うん。
館で無地召喚というギャラリーです。
うんうんうん。
ここに行くと、
その出雲で作られた、
その養の美を体現する器たちが並んでいて、
実際に手に取ることができます。
うん。
あーなんか、
今まで俺も鎌本とか、
うん。
何個か行ってたけど、
はいはいはい。
鎌本ってやっぱ、
一点物じゃないけど、
はい。
焼き物が一個あって、
違うのが隣にあって、
はい。
っていう感じのイメージなんだけど、
はいはい。
この写真見てると、
うん。
同じお皿がこう連なってて、
うん。
なんか、
無印じゃないけどさ、
はいはいはい。
なんかそういう感じが、
うん。
してて、
うんうん。
だからなんかまあ本当に使うのを目的として作ってんだなっていうのが、
そうそうそう。
もうこれだけでもなんか伝わってくるね。
そうですよね。
うんうんうん。
うん。
決して安っぽいとかってことではないんですけれども、
あーそういうわけじゃないね。
使われることを前提としているから、
うん。
置かれ方だって実際、
正規棚ってこういうふうに置くじゃないですか。
そうだね。
あのお皿をいっていいってやってたら、
うん。
いくらあっても足りないと思うの、
そうですね。
スペースがね。
だからそういった、
あくまでも日常の中の美だということを、
うんうんうん。
もうここからも分かるわけですね。
うんうんうん。
割とこうシンプルな感じの、
うん。
うん。
何乗せてもっていう感じの、
はい。
お皿が多いですね。
そうですね。
うんうん。
で特にまあ言われているのは、
出彩ブルーなんて言われるね。
おー。
独特の青み。
うん。
すごく深いね。
青みがね、
この出彩ブルーって言われるぐらいの一つ、
うんうんうん。
象徴的な存在になってますね。
うんうんうん。
まあ以前あの徳島でね、
はいはい。
はい。
染まるブルーということでね、
やりましたね。
あのやったこともありますけれども、
うん。
ちょっとそれにも近しいよ。
そうだね。
はい。
実際僕これね、
あの家で使ってますね。
ああ本当ですか。
はい。
12:00
あの小さなお皿なんですけれども、
すごいやっぱ使い勝手が良くて、
はいはいはい。
あの目立ちはするんだけれども、
決してこう周りを邪魔しない感じというか、
うんうんうん。
それこそさっきのヒサツさんの話じゃないですけど、
お魚とかよく乗せてたりします。
ああー。
うんうんうん。
いいですね。
このブルーもね、
その深い単色じゃなくて、
うん。
ちょっとグラデーションがね、
そうですね。
かかってたりとか。
はい。
で、まあ他の色もね、
あの茶色のやつとか、
緑のやつとか、
白いのとか。
そうですね。
まあ本当なんか使いやすそうな感じですね。
すごいハイセンスな日用品という感じでしょうかね。
そうだね。
はい。
値段もね、
そんなに高いわけじゃないんですよ、実は。
本当だ。
うん。
平皿とか850円。
ね。
それでこれすごい良いものが手に入るっていうのは良いですよね。
良いですね。
これオンラインストア見てても、
ソウルドアとかいっぱいあるもんね。
本当だね。
うん。
すごい人気ですね。
やっぱOK。
あ、でも結構パン皿とかほとんど入れちゃってるね。
パン皿でも確かに使いやすいよね。
はい。
本当なんか使いやすい上質なものって感じですね。
そうそう。
だからやっぱりあくまでもその出発点が思想なので、
そこはぶらさないわけですね。
うんうんうん。
誰もが手の届かない芸術品をしないっていう、
あえてしないということですね。
なるほどね。
はい。
ちょっとまあオンラインストア見てもらうとイメージ掴みやすいかも。
そうですね。
なのでお土産を購入されるでも良いかもしれませんね。
うんうんうん。
ちょっと今回はね、車なのでね、
荷物の持ち運びも楽になりますので。
そうですね。
はい。
またこの無地上館というね、
ギャラリー自体もすごい古民家を改装した良い空間になっているので、
はいはい。
やっぱその中に置かれることでまたよりね、
雰囲気も出てくるかなという気もしますので。
うんうんうん。
はい。
今回の旅においては是非ね、
このギャラリーにも行っていただけると良いかなと思います。
はい。
ちなみにこの無地上館の周り、工房の周りにも、
いくつかのセレクトショップとかカフェとかが集中している、
ちょっとこの文化複合拠点みたいにね、
この一帯がなってるんですよ。
文化村っていうか。
はいはい。
なので、出彩画目的に行って、
それから実は結構いろんなところで見る見どころがありますので、
はい。
興味ある方はね、
是非そっちの方を見てもらえると良いかもしれません。
うんうん。
で、そっからさらに10分ほど、
北の方に向かって行くと、
出雲キルト美術館というところがあります。
これすごいですよ、ここ。
これ、キルトだと思わないね、これ。
でしょうね。
これもう本当に絵みたいな感じだよね。
はい。
キルトってまずどういったものかってあれですかね。
キルトは、まあ何だろうね。
布の切り絵みたいなことなのかな。
はいはいはい。
単純にそうですよね。
布を縫い合わせて、
一つの作品とか製品とかを作り上げるっていうものですよね。
そうですよね。
なのであくまでも糸というか布ですよね、結局ね。
なんだけれども、今内田が言った通りで、
このキルトをすごく細やかに組み合わせることによって、
15:02
もう一つの絵画のようにしてしまっている。
というのがね、美術品としても成立しているわけですね。
はいはい。
これ今、ホームページですかね。
ホームページで見てて、
トップにあるのが今はルリーロノハスっていう企画展の写真が出てますけど、
絵だよねこれもう。
いやほんとね。
これが糸だと布と思えない。
えーすごい。
こういうさ、まさに筆で描いてあるのグラデーションまで全て表現してるわけですよ。
そうだね。
でもこれよく見ると、
多分花びら一枚一枚が布のパーツになってるよね。
はい。
ちょっと水墨画っぽい感じですよね。
近いですね。
近いですね。
ちょっとこう霞がかかってる感じでね。
はい。
えーすごい。
でね、この美術館なぜ出雲にあるのかということなんですけれども、
実はね、これキルト美術館ではあるんですが、
とある個人の作家さんの作品を主に展示している場所でして、
それがね、地元島根県雲南市、出雲の南という意味で雲南市ですね。
ご出身のキルト作家さん。
で、もう本当に日本を代表するキルトの名手でして、
特に新しい布を使う場合はもちろんあると思うんですけど、
江戸時代とか明治時代とかの火災に埋もれていて、
もう使われなくなった布を修復しながら芸術品へさせるっていうね。
なるほど。
特殊な手法でもって作るっていうのでね、
すごい注目をされてる人なんですね。
なるほどね。
さっき見たやつも、年季のある布っぽい感じはちょっとあったね。
そうでしょうね。
だからそれから生まれるグラデーションな感じはちょっとしてた。
そう思います。
だから、あえてその古いものを使うことで芸術性も高められる。
ただもの珍しいわけではなくて。
っていうね、作品を作ってらっしゃる方なんですね。
この方がね、出雲のご出身ということで、雲南市ですけどね。
ご出身ということで、このキルト美術館というものが、
この出雲のね、本当にこれ田んぼの中にポツンとあるんですけど。
あるんですよ。
あのもうね、本当に一服の絵画と思われるようなものなんですけど、
近寄ってよーく見るとやっぱり縫い目があって、糸があってっていうね、
その繊細さ、信じられない。
いやー、すごい。
すごいですよ。
でね、またこれすごいのが、
このキルト美術館さん自体は、
地区200年の豪農の農家をね、使ってるんですね。
で、本当に照明とかも必要最低限のものに留めていて、
僕特にここ行った時ね、雨降ってたんですよ。
なのであんまり日差しが出てなかったってことも多分あったんですけど、
もう入るとその陰影がガーッと周りを取り巻いている中で、
この小民家のガタガタっていう扉をこうくぐっていくと、
18:00
そこにずーっとね、すごい巨大なキルトがかかってるんですね。
暗い目の中に。
これびっくりしました。
えー。
ずーっとしました。鳥肌が立った。
でも確かにキルトってやっぱさ、
ハワイアンキルトのイメージがあるんですよ。
だからなんかこう華やかでね、
明るい感じのイメージがあるんだけど、
これはもう本当に日本画の一種の寂しさというか、
そういう感じの作品ですよね。
そうですね。日本画的ですね、確かにね。
だから水墨画っていうのはまさにその通りかもしれませんね。
また一点一点が大きいんだよね。
あ、そうなんだ。
これも200×120ですから、
2メートル長い。
大物なんですよ、一個一個が。
なのでその豪の、もう本当に広い巨大な日本家屋。
屋根もすごい高いので、
縦の長さもね、高さも広々としていますので、
大物一点一点がそこに掲示できるっていう強みもあるんでしょうね。
ただ何よりその暗闇の中からこの、
ずーっと現れてくる感じはね、ちょっと鳥肌ものですね。
すごいね。
本当、このページしか見てないけど、
なんか存在感がある感じの。
うん、存在感すごいですね。
なんか伝わってくるね。
はい。
はい、というのがね、この出雲キルト美術館というね、
なかなかちょっと車だからこそなのかもしれないんだけど、
ぜひね、アートとか好きな方は、
ここはね、おすすめです、すごく。
なかなかここまでキルトばっかり、
キルトの魅力にね、直に触れられるスポットもないんじゃないかと思うので。
キルトでもなかなか特殊な感じがするし。
そうですね。
うん、気になる。
はい。
という出雲キルト美術館さんでした。
はい。
で、そっから車で10分ほどですね、さらに行っていただいたところに、
徐々に徐々に東に向かって行ってるんですが、
モメン街道という観光地がありますので、
1回ここで車を止めていただく。
で、モメン街道はちょっと後で話すんですけれども、
要は昔の街並みが残っている街道なんですね。
宿場みたいなところなんですけれども。
そこがね、要はコミンカが連なる雰囲気の良い街になっています。
で、その中でですね、早速お昼ご飯を食べたいと思うんですね。
それがトラットリア814さんというね、イタリアンです。
これまたオシャレな感じで。
オシャレなんですよ、これ。
まさにまたこれもね、コミンカリノベーションもね、
アンティークとかもね、うまくこう要素を織り交ぜながら空間を構成しているので、
なお個性もね、よく見られるような感じがあります。
うまそうだね。
めちゃくちゃ美味しいです。
で、実はね、これ僕が行ったのも数年前なんですけど、
その時は入れたんですよ、普通に平日だったので。
ところが、2年前の11月かなに行った時は、
21:04
もうちょっとね、とても入れる状況じゃなくて。
今ちょっとどうなってるか、行く前に調べていただきたいんですけど、
その時は確か、お昼であっても11時半と13時の2回転みたいな感じだったんですよ。
なので結構もうね、本当に人気がすごい出てきてしまって、
それだけ激戦になっているスポットではあるんですが、やっぱりそれでも美味しいんですね。
車じゃなかったらワイン飲みたいね。
そうなんですよ。
なので僕運転できる彼女がね、見てくれたらここ真っ先に行くんですけどね。
そうですね。
お昼はね、パスタがメインのランチセットになっていまして、
それもフレッシュトマトですね、を使ったものだったりとか、
あるいはその時々のね、山菜とかを使ったパスタ。
ちょっと割とショートパスタみたいな感じのものはあったような気がします。
で、やっぱり後はいつもの食材を使ったパスタを使ったりとか、
そういうのいっぴんものも充実しているので、
とにかくもう本当に、
桃面街道、雲州平田ってところなんですけど、
その中の小民家の中でね、いただくということで、
やっぱりちょっとこの店知ってると、お!っていう風になるんじゃないかなと。
写真もオシャレだなこれ。
これもちょっとまた、さっきのキルトじゃないけど、
霞がかった感じであえてね、多分写真を出されてますよね。
いやーいいっすね。これはぜひ予約が必要であればね。
必要であればね。
ちょっとその必要じゃない時もあるとは思うんですけれども、
夜はね、完全予約制だったと思います。
で、コースだった時だったと思うんですけれども。
じゃあまあちょっと狙ってもらってね。
そうですね。
で、このトラットリア814さんに行けた場合ですね、
この周りがモメン街道という宿場町になるんですね。
で、この不思議な名前なわけですよ。
モメン街道っていうのがね。
ただまあ由来としてはすごくシンプルで、
要は出雲の国松江藩、江戸時代においてはですね、
このモメンというのが実は出雲の国のすごい重要な特産品だったんですね。
山とか平野の方から収穫してきて、
それをですね、船に乗せて積み出して大阪とかに運ぶわけです。
松江の方からね。
で、なぜそういうことになるかっていうと、
これね、島根県の地図というものを一度ね、
Googleマップで見ていただきたいんですけれども、
今我々はGoogleマップで島根県の出雲市周辺の地図、
で、右の方に松江市も見えてるわけなんですけれども、
ここで出てくるのがですね、
ついに登場したんですが、
新事故でございます。
まあ内田がね、島根のイメージとして一つ挙げてくれてましたけれども、
この出雲地方においては、
この新事故という湖、
そしてこれをね、ちょっと東に行っていただくと、
さらに中海というね、
まあこれは海と接続しているんですが、
24:00
この2つの湖に挟まれているのが松江なんですね。
ああ、そうだね。はいはい。
まあ松江の話はいずれするんですけれども、
出雲というのは実はね、この水というものの水の都なんですよ。
で、この桃面海道があるのはどこかというと、
これ見ていただくとわかる通り、
雲河がね、この平田っていう雲州平田の周り、
桃面海道のところをね、もうちっちゃな川が通っているんですね。
これ雲河であって、つまりこの雲河を通したことによって、
船がこの桃面海道まで入ってこれる。
そして船はどこへ行くかというと、
東へ東へこの雲河を辿っていくと、
新事故に出るんです。
なるほどね。
で、松江の城下町までこの新事故を伝ってガーッと進むことができると。
さらにそれを行くと中海にも接続していて、
やがて境港は取っ取りですけれども、
日本海の方へ積み出しが水路だけでガーッといける。
なるほどね。
これが出雲のね、土地の利点なんですね。
なので雲州平田桃面海道というのはこの雲河にあったので、
商業的な拠点として大いに反映した場所であります。
はい。
これはいいですね。いいアクセスだね。
実は松江藩が成立する前から、
戦国時代とかからこの町は作られていたと言われていて、
それを作ったのが平田や佐渡の神という人物だったというふうに伝わっています。
この平田や佐渡の神というのは詳しいことはあまりもう分かってないんですけれども、
一つ確実に言われているのは、
実はこの人は町づくりの達人であって、
雲州平田をここに開いた後にですね、
今の広島市の開発をした人だと言われているんです。
広島というのも大田川という川に沿ってね、
広島湾の方に注ぐ川と海の水の都なんですけれども、
ちょっとその辺の共通点というのが見えてくる気がします。
広島はね、戦国時代の終わりの方だと、
中国地方の橋は毛利氏の本拠地になりますので、
島根県も毛利氏が治めていた時期がありますので、
そんな共通点が実はあるよというところも面白いポイントですね。
普通に陸で運ぶより船の方がやっぱり一度にたくさん運べるし、早いだろうし。
そうそう、馬とかもいらないので、間接玄関も多分少なくて済むわけですね。
という感じがありました。
ましてこの水に恵まれた出雲の土地ならば、船というのは大きな存在だったでしょう。
なので今もこの雲河が残っていて、
そのわけにこういった古民家、昔の商家が残っています。
見るところはいろいろあるんですけれども、
本当に昔ながらのお醤油屋さんだったりとか和菓子屋さんだったりとか、
あとはこういった木綿街道がどういうところかっていうのを学べるミュージアムもありますし、
あとは本当にセレクトショップのすごいおしゃれなところもあったりするので、
27:01
これはもうトラットリアさんを出た後に、
それぞれの興味に応じてマッチ歩きをしてもらえればいいのかなというような気がいたしますね。
ちなみにさらに興味があれば、この平田の木綿街道から車で大体10分ぐらいだったと思うんですけど、
平田本陣記念館っていうところがあって、
この昔の宿場町として栄えた雲州平田木綿街道の本陣、つまり大名とかが泊まる宿ですね。
それを確か移築したんだと思うんだけど、っていう記念館がちょっと離れたところにあったりもするので、
そこに行くとすごい綺麗な庭園があったり、
その雲州平田という町の成り立ちについて一番よくわかるはずですので、
ちょっと今回は時間の都合で行ってないんですが、
そういったところもあるというのはご紹介はしておきます。
徐々に徐々に出雲市を抜けて松江の方に、新宿の北側を東へ今向かって行ってます。
で、雲州平田から車で15分ほど行ったところにあるのが、
市畑薬師というお寺です。
一つの畑と書いて市畑薬師さんというね、
出雲においてはもう有名な霊場です。お寺なんですけれども。
昔からここは目の神様として知られていたところで、
一説によるとこれがなんでできたのかっていう話なんですけれども、
市畑薬師はですね、昔出雲の国の浜辺に漁師の方が一人いたそうなんですが、
その漁師さんが目の見えないお母さんと住んでたと。
ところがその漁師が海から魚を捕ってたときに、
突然仏像みたいのが現れて、これが薬師如来だということで、
深くそれを敬って信仰していたら、
その信仰が報われたのか、お母さんの目が回復したという伝説があるんですね。
それにも特別な力を感じた漁師さんは、
自ら出家してこの素晴らしい力を持った薬師如来を祀るために、
この新宿の北に自分でお寺を混流したと。
それが市畑薬師なんです。
つまり、もちろん伝説じゃないかと言われればそれまでなんですけれども、
何かその信心深さみたいなものが報われたっていう、
一つのモデルケースみたいなものが、
この市畑薬師の由来になっている。
ということで、すごい古くからね、
出雲の人たちの信仰を集めていた、
すごい有名なお寺になりますね。
そして、さっきすごい信仰を集めていたと話したんですけれども、
この信仰がですね、
実はね、とあるすごく有名な漫画家のルーツになっているんですね。
それがゲゲゲの鬼太郎で知られている、
水木しげるさんのルーツに実はなっているんです。
これどういうことかというと、
水木しげるさんご自身は、
鳥取県の境港市というところのご出身で、
鳥取県の一番西側の町ですね。
30:00
すぐに島根と行ける場所なんですけれども、
そこのご出身なんですけれども、
そこにですね、少年時代の水木しげるさんに、
特別彼の人生を決定付けた存在としていたのが、
ノンノンバーとして登場する一人のおばあさんだったんですよ。
このノンノンバーというのはね、
水木しげるさんの家にお手伝いに来ていたおばあさんだったんですね。
別に家族でも何でもないんですよ。
ところが、このノンノンバーと触れ合った少年時代のわずかな期間が、
その後の水木しげるさんの人生を決定付けた。
ということで、水木しげるさん自身がこのことをすごく改装されていて、
ノンノンバーと俺っていう漫画も作品も出してるくらいなんですよ。
そのノンノンバーが何を教えてくれたのかっていうことを振り返ってる、
子供の時の改装漫画がある。
これ電子書籍とかでも買えますので。
実際ちょっと今日はね、ノンノンバー、僕電子書籍買ったので、
それを内田にも見せているわけなんですけれども、
これね、一言で言うと何物だったのか、ノンノンバーは。
と言うと、この人は島根県の、この後実は行くんですが、
見穂の関という辺りのご出身。
すごく貧しいご夫婦だって、
しかもおじいさんが亡くなってしまった。
おじいさんって旦那さんね。
一人になってしまったので、水木しげるの家にお手伝いできたというような感じだったんですね。
この人はね、特別信仰心が強くて、
常に神様、仏様とか、
そのいわゆる目に見えない存在というものをずっと信じ続けて、
手を合わせ続けた人だった。
ノンノンバーというのは、これあだ名で、
本名は影山久さんという実在の人物だったらしいんですが、
ノンノンというのは、この山陰地方の方言で、
信心深い人、手を合わせる人みたいな意味らしいんです。
それがあだ名になってしまうくらい、
信心深い人として知られた人だったんですね。
この人が水木しげるにどういう影響を与えたのかというのを、
実際、ノンノンバーと俺という作品に沿って見てみたいんですが、
これは少年時代の水木しげる、やんちゃだったんですけれども、
彼に言うセリフで、こんなノンノンバーのセリフがあります。
不信心の者が都合のいい時だけ拝んだりすると、
鳥居からオトロシが降りてくるんじゃ。
オトロシというのは妖怪の話ですね。
つまり、いつも都合のいい時だけ何とかしてくださいって、
手を合わせるだけじゃダメだと。
常に信仰心を持って信じて拝んでいるからこそ、
いざという時に何とかなる。
この絵を見ていると、
オトロシが落ちてくるんじゃと言っているノンノンバーと、
少年時代のしげるの後ろに、
実際にその妖怪がひっそりといるみたいな、
この水木しげるさん独特のタッチで描かれたんですね。
その続きの場面で言うと、
見えんからおらんというのが間違いの元じゃがな。
というのがノンノンバーの持論なんです。
目に見えるものだけを信じているというのが全ての間違いなんだと。
33:03
目に見えない妖怪とかっていうのは必ずいるから、
いざという時のためにもずっと信仰をしなきゃいけない。
実際水木しげるさんは、
このノンノンバーから夜な夜なですね、
この妖怪の話をちょっと怖いもの見たさもあったようなんですけれども、
話を聞くんですね。
ノンノンバーは妖怪とかに非常に詳しい人だった。
目に見えないものに詳しい人だったんですよ。
それで水木さん、子供の時の水木さん自身も、
実際に妖怪がいるんじゃないかっていうことを、
やっぱり心のどこかで覚え始めて、
それがやっぱりイマジナリーフレンドじゃないけれども、
ちょっと存在として認知し始めるんですね。
その一つ、これは創作のストーリーと思いますけれども、
とある姿を見せない妖怪のセリフとして、
言葉にできるほど単純ではない。
私はあってない存在。
なくてある存在。
という意味深なことを、
少年時代のシゲルさんに語りかける妖怪がいたり、
妖怪っぽい感じですね。
妖怪っぽいですよね。
全てのものが運命に定められた存在なのだ。
というふうに妖怪が語りかけてくる。
運命に定められた存在ね。
そして、
実はノンノンバーと俺っていうのは、
いくつかの少年時代の回想録をまとめてるんですけど、
結構悲しい話が多いんですね。
やっぱり当時の境港の、
貧しかった方々が、
病気を治せないまま死んでしまう話だったり、
初恋の人が病気で亡くなっていってしまったり、
あるいは、
人さらいみたいな感じで売られてしまう友達の話とかっていうのも、
実はそのまま描写しているんですね。
その中で水木シゲルさんと仲の良かった女の子が、
この方は東京から引っ越してきた人なので、
妖怪なんてはなから信じないわけですね。
ところが、この方が病気になっちゃうんですけれども、
その時に言ったセリフ。
この子もノンノンバーから強い影響を受けてるんですが、
私、妖怪なんて全然信じてなかったけど、
おばあさんの話を聞いてると、
目に見える世界とは違う、もう一つの世界があるように思えてくるの。
っていうセリフを話す。
それを水木シゲルに聞かせるわけですね。
もう一つの世界ね。
ノンノンバー自身もですね、
すごい良いこと言うんですよね。
落ち込んでる友達が亡くなっちゃったりして、
落ち込んでる水木シゲルに対して、
身体は物を食うと大きくなるけど、
人の心はな、いろんな魂が宿るけん成長するんだよ。
小さい頃からいろんな物を見たり触ったりしてきちょるだろ。
石には石の魂があるし、
虫には虫の魂があるけん。
素原様々な魂が宿ったけん、
シゲルさんはここまで成長したんですな。
という語りかける。
たぶんノンノンバーなりの持論だったんでしょうけどね。
でもシゲルさんの心も、
その重たさを持ちこたえるぐらいに大きくなって、
大人になっていくんだなと。
これは元気になるおまじない、
36:01
といって最後のセリフです。
恩コロコロ仙台的沢岡か。
元気になれといって、
水木シゲルの今後の幸せを願うわけですね。
ノンノンバーが。
このセリフこそが、
市畑薬師の御神言なんです。
ノンノンバーは市畑薬師の大の信奉者だったんですね。
実話なんだなって。
先ほどから言ってる通りわかると思うんですけれども、
水木シゲルさんはね、
ゲゲゲの北郎でその後知られるようになって、
妖怪とかにすごいスペシャリストじゃないですか。
いわゆる目に見えない世界の実在というものを、
絵にして表現したわけなんですけど、
その精神を彼に教えたのが、
このノンノンバーという一人の人物だ。
そのノンノンバーが心の拠り所にしていたのが、
市畑薬師なんですね。
っていうようなね、実はルーツがある。
要は、
隔離用なんですよ。
隔離用の世界というものを、
この出雲の人はやはり信じてたんですね。
その一人がノンノンバーだった。
実際ね、この市畑薬師に行っていただくと、
市場の見どころとしてはですね、
これなんですよ。
すごい、え?
CGかなって思うけど。
これは仏像ですかね?
一面にバーッと羅列してるけど。
八万四千仏と言われている。
八万四千ってのは仏教用語なんですけど、
それを目指しているそうなんですね。
すごいなこれ。
これ何かって言うと、
我々は今ね、市畑薬師のとある大道の中に
安置されている小さな仏像の集合体でね、
ずらーって並んでるんですけども。
ちっちゃい仏像がね。
これはそれぞれ市畑薬師を信仰する信者の方が
納められたものになっているそうです。
それだけやっぱりね、
昔からこのノンノンバーしかにね、
信仰心の熱い方々がリズムに、
特に市畑薬師については多い。
ちょっとまあね、
三十三元道を思わせるようなね、
京都のね。
ただそれ以上により密集しているので、
ちょっとすごい光景ですよ。
これ写真見てもらいたいんですけど、
とんでもない、
これびっくりすると思いますよ、
本当に見ると。
あのハラキンのアカウントであってますけど、
すごいね。
Google検索でもね、
もちろん見られますのでね。
市畑薬師8万4千物とかって
打ってもらえたら見られるはずです。
すごいなあ。
暗闇の中にね、
もう本当に幾千という物像が並んでいるんですね。
ちょっとクイーンっぽい。
そうそうそう。
暗闇でスポットライトで当たっているのが
ワーッとね。
そういうことなんですよ。
っていうね、市畑薬師があって、
まあなのでこういった物像のね、
見る上でもすごい爽快なんですし、
あとは山の上にありますので、
39:00
新事項をね一望できる、
綺麗なスポットでもありますし、
やはりそしてさきほど言った
ノンノンバーのことがありますので、
実はですね、境内の中には
このノンノンバーと俺のね、
銅像が建っていたりします。
ああ本当だ。
そう、ノンノンバーと幼い頃のしげるさん。
さっきの作品、
ノンノンバーの俺の一話面からね、
撮った銅像で、
水木しげるさんご自身もね、
これの銅像を作られた時にここにいらっしゃっていて、
あの生前にね。
ゲゲゲの女房なんてありましたけどね。
ありましたね。
っていうやっぱり水木さんにとって、
このノンノンバーと過ごしたのはね、
本当にわずかな期間だった。
まもなくしてこの方は亡くなってしまうのね。
あのおばあさんだったみたいな。
ただ本当にそのわずかな期間だったんだけど、
ノンノンバーという人物がいたことで、
漫画家水木しげるは生まれたんです。
いいですね。
このしげるが、
片目を開けてね、
ノンノンバーを見てる感じがね、
可愛らしい。
そう、片やノンノンバーはね、
もうひたすら目をつむってね、
一心に拝んでいて、
ちょっとそれが本当かなって、
おちょくるような感じもあるようなね、
ちょっとお茶目な、
少年時代の水木しげるさん。
まだ信じきれてない。
信じきれてないような感じ。
っていうのがね、
ぜひ水木しげるさんとか、
興味ある方は、
このノンノンバーと俺っていう自助伝はね、
本当に傑作の、
結構感動するし、
僕も市畠薬師行って初めて、
僕ノンノンバーのことを知って、
そっからノンノンバーを読み返して、
何か出雲っていう国の一つ、
何かが分かったような気がしましたね。
彼女がね、
その一つ象徴的な存在な気がします。
というのが市畠薬師の話でした。
ちょっと早いんですけれども、
今日はですね、
実はこの後とある宿に泊まりたいので、
このまま宿に直行します。
市畠薬師から車で約1時間ちょい、
行ったところ、
島根県全体を見ても、
一番東側に行きます。
行く場所は、
見穂の関という、
美しく保つ関という、
港町なんですね。
今の行政区分でいうと、
松江市になるんですが、
松江の城下町からかなり離れている。
元々は別の町だったところですね。
ノンノンバーの、
ふるさとの近くでもあります。
見穂の関自体じゃないんだけど、
その近くの漁村にね、
ノンノンバーは生まれたというのが、
実在のノンノンバーはそうだった。
見穂の関から目と鼻の先にある、
境港の水木さんのご実家に、
行ったというのが話でしたね。
この見穂の関もですね、
昔ながらの港町ですごい、
町並みが残っているんですが、
その中にあってですね、
見穂館という旅館があるんですね。
見穂館は、
美しく保つ見穂の関の、
館と書いて見穂館です。
渋いというかね、
すごく立派な感じですね。
見穂館というのは、
この建物が建ったのが、
1908年、
つまり120年くらい前、
110年前か、
110ちょい前以来の旅館なんですね。
42:03
この見穂の関というのは、
江戸時代から、
この北前船の寄港地として栄えた港で、
とにかく商人たちが、
すごい力を持った港だったんですけれども、
その中にあってね、
この見穂の関の町を象徴するような、
巨大な旅館として、
建って今はなお続いている。
この建物自体の価値が、
測り知れないものなので、
当然のことながら、
国指定の登録有形文化財になっている、
旅館そのものが文化財になっている、
というところなんです。
この明治時代とかのね、
すごく勝者な、
ちょっとレトロな感じと、
西洋風の和洋節中の感じもあってね、
独特の建築様式なんですね。
そうですね。
普通の和風な旅館だけでない、
明治大正ぐらいの雰囲気、
ちょっと洋風な雰囲気もありますね。
そうなんですよ。
あとは何よりね、
ロビーを映してるんですけれども、
高い吹き抜きになって、
そこに客室が積み重なってる、
みたいな感じで、
その間を小さな木造のラデン階段、
みたいなのが続くっていうね。
要は一言で言うと、
あれに近いんですよね。
そういう旅館でね、
ちょっと他に類を見ないね、
不思議ななんかね、
おもちゃ箱みたいなね、
感じを思わせる建築なんですね。
なんか不思議だね。
建物の中なんだけど、
外観っぽい感じの。
なんか屋根っぽいのもあるしね。
そうなんですよ。
入れ口構造みたいな。
建物の中に建物があるみたいな。
不思議なんですよ、非常にね。
見渡せるように椅子が置いてあったりとかね。
そういうことです、そういうことです。
へー、なんか面白い作りだね。
はい。
というのがね、実はね、
泊まれるんですね、この美穂館というところにですね。
あの美穂の席自体はね、
本当に今はもう静かな、
今はもうね、町になってしまっているので、
あんまり飲食店とかもないので、
もう宿は決め打ちで行った方がいいと思っています。
で、当然のことだから、
こんなとこ行くと、
すごい高いんじゃないか、
でもそれなりに値段はするんですけれども、
これ実は裏技がありまして、
裏技というか裏技がないんだけど、
これね、最近の話なんですけど、
実は美穂館にですね、
つい最近、
ゲストハウス神村というものがね、
出てたんですね。
おー。
これ美穂館のさっきのすごい本館から、
ハス向かいにあるくらい、
徒歩30秒くらいのところにある建物なんですけど、
これね、実はゲストハウスと言っているんですが、
以前淡池田に泊まったね、
フォーステイさんと一緒で、
ゲストハウスっぽいんだけど、
それぞれ個室があって、
ちゃんとね、
プライバシーも保たれるね、
ものなんですよ。
すごい最近リニューアルしたばかりで綺麗でして、
ここだとね、
リーズナルに泊まれるんですね。
非常に。
45:00
なのに朝ごはんとかは美穂館のさっきの
すごい本館で食べさせてくれるんですよ。
おーなるほど。
これちょっとね、
一人の方ね、
すごいだだっぴろいところを一人でとずっと、
ちょっと持て余しちゃったり、
お値段持ってるところもある中で、
この個室ゲストハウスがある、
同じ施設が運営してるというのはね、
これ非常におすすめです。
なるほどね。
そうだね、俺一回普通の旅館に
一人で泊まったことあるけど、
寂しくなるんだよね。
そうね。
めっちゃ広いから、
一人でさ、住み込もうで。
そうですよね。
ちょっともったいない感じもするしね。
だけどゲストハウスだったらね。
そうなんですよ。
大浴場とかもさっきの本館のを使わせてもらえる。
あ、ごめん本館じゃない。
大浴場は別のとこなんだけど、
さっきの百何十年前は大浴場ないので。
ただその美穂館の大浴場も
使わせてもらえるんですね。
なので本当にいいとこ取りなんですよ。
一人旅のいいとこ取りをさせてもらえる
すごい心の広いゲストハウスを
美穂館さんが運営されていますので、
一人旅の方は
ここに泊まるのが
おすすめです。
二人旅の方とかであれば、
せっかくなので旅館の方に
泊まっていただいてもいいかもしれません。
実はね、この美穂館に泊まるとね、
翌朝も実は一ついいことがあるので、
ちょっとそのあたりをね、
会って今回はこの宿を指定させてもらいました。
といったところで一回、
二日目かな。
おー!
おー!
花火みたいだね。
二日目が終了したところで、
二日目を振り返っていきましょう。
まず朝、
9時頃、出雲市駅付近の
ホテルを
出発しまして、
徒歩5分ほど、カフェ&ビストロ
アンさんですね。
ここでモーニングをいただきます。
まあ贅沢モーニングの方が
いいのかな、せっかく行かながら。
和菓子屋さんがやってるというエッセンスもありましたのでね。
ですね。
ちょっと上質なね、
モーニングをいただきまして、
そこから来るまで10分ほど、
出彩釜ですね。
民芸ですね。
治療品として
美しいものを作っていると。
値段もね、
リーズナブルでしたからね。
本当に使いやすいっていう感じですよね。
なので、
お土産で何かね、
買っていってもいいかもしれません。
はい。
そこから来るまで10分ほど、
出雲キルト美術館ですね。
ここは、
八幡垣六子さんの作品を
主に展示している美術館ですね。
すごく日本的なね、
日本画っぽい
雰囲気のキルトを
展示していると。
作品としても大きなものが
展示されているということですね。
ここはちょっとなかなか
他では見ない。
いやー、唯一無二だと思います。
そこから来るまで10分ほど、
48:00
モメン街道に行きまして、
モメン街道の駐車場が
そうですね。
トラットリア814さんから
ちょっと離れてるんですけど、
モメン街道の中は本当に
昔の街道なのであまりないんですが、
ちょっと離れたところに観光駐車場が
あったはずです。
そこの駐車場に
車を一旦止めまして、
そこから徒歩7分ほど
トラットリア814さん
ですね。
ここはちょっと予約がね、
必要かもしれない。
しといた方が安全ですね。
確実ですね。
本当に美味しそうなパスタが
インスタに載ってましたね。
建物としてもね、
築100年長の
小民家でして、
本当店内の雰囲気も
レトロな感じで、
すごくオシャレな空間で
美味しいパスタを
いただけると。
そこでランチをいただきまして、
モメン街道を
散策ということですね。
いろいろお店だったりとか、
資料館とかも
いろいろあるということなので、
それぞれのご興味に応じて
散策をしていただければ
ということですね。
そこから駐車場に戻りまして、
来るまで15分ほど。
市畑薬師ですね。
ノンノンバー。
ゆかりのお寺ですね。
目の薬師の
由来を祀っていると。
特に目に関して
ご利益があるので、
参道の途中にね、
目玉親父もいたりします。
なるほどね。
ここはノンノンバー
っていうのもあるし、
隔離を
っていうものを
感じられるんですかね。
ノンノンバーのストーリーを知っていると、
その隔離をっていうものを
感じられる場所かもしれませんね。
ノンノンバーが隔離を感じた場所
って言ったらいいかもしれないですね。
そしてそれが水木しげるさんに
受け継がれていった。
あと8万4千物。
あれはちょっと
多分圧巻でしょうね。
そうですね。ちょっと今回鳥肌物が多いですね。
イキルド美術館という
8万4千物という。
何も知らないで行くとびっくりするんですよ。
こんなものがあったのか。
そこから来るまで
70分ほどですね。
美穂館が
今晩の親戸ですね。
そうですね。
不思議な作りの
旅館という感じですよね。
そっちに
泊まるのもいいし、
もし一人でリーズナブルに
抑えたいということであれば、
ゲストハウス神村の方に
泊まるというのも
手ですね。
僕も
ゲストハウスの方に泊まったんですけれども、
その時は
朝ご飯だけつけてたんですけど、
夜ご飯は美穂の席の周りは
食べるところもほとんどありませんので、
なので事前に
51:00
松江市内とかで済ませて行った方がいいと思います。
その辺りはご注意いただいた方がいいかなと。
それか
夕飯付きのプランにする。
そういうことですね。
ということで、この美穂館で
2日目は終了ということですね。
【コメント】確かにその鳥肌ものというか、厄介なものが多い感じの1日でしたね。
かなりアーティスティックな方に振った1日ではあるんですけど、
徐々にその隔離をというのがね、
おぼろげながら見えてくる日にもなるんじゃないかなと。
確かにそのキルトでも、何て言うんだろうね、
そこ知れない寂しさと若干の恐ろしさとか、
不思議な雰囲気がありましたよね。
なんかちょっとこう、圧倒されるものを見た1日っていう感じかなっていう気がしますね。
ということで、次回は3日目ですね。
徐々にその隔離をの感じが、雰囲気が漂ってきて、
どんな3日目になるのかという感じですね。
ということで、今回はこの辺で。
ありがとうございました。
52:52

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