匿名性の脆さ
みなさんこんにちは。今回はですね、SNSでの匿名性、これがまあいかに脆いかっていう、そういうテーマでちょっと掘り下げてみたいと思います。
顔とか名前を出してなくても、意外なところから個人の特定につながっちゃうってことがあるんですね。
元ネタは、自分が誰かバレたくないならSNSなんてしない方がいいっていうブログ記事でして、意図せずに自分を明かしちゃう投稿のパターン、これを探っていきましょう。
まずですね、多くの人が顔と名前を隠せば大丈夫だろうってまあ思いがちですけど、情報源の記事によると現実はそう甘くないみたいなんですよね。
なんとかプライバシーを守りたい気持ちと、でも自分のことを見てほしい、認めてほしいっていう欲求、この間で揺れ動くことが匿名でいられない一つの理由かもしれないなぁと。
そうですね。なぜ特定されるのか、その仕組みなんですけど、多くの場合、公開されている情報と、あなたの学校とか職場とかそういうオフラインの知人が知っている情報、これを結びつけることで成り立ってるんですね。
なんか特別なハッキング技術とかじゃなくて、むしろ身近な人なら誰でもできるような点と点をつなぐ作業みたいな。
なるほどなるほど。じゃあその情報源にある具体的な例をいくつか見ていきましょうか。
例えば、〇〇歳になりましたっていう誕生日の投稿、これって青年月日がバレるだけじゃなくて、学校の先生とか会社の総務とか名簿を持っている人には特定されやすいと。
そうですね。特に他の人からのおめでとうみたいなコメントとかも、そういうのも含めてオフラインの情報と結びつきやすい典型的な例ですよね。
他にはイベント系の投稿ですかね。今日のプレゼン緊張するとか、平日の休みはありがたいみたいな投稿はどうでしょう。
それもかなり所属が絞られやすいですよね。プレゼンの担当者ってやっぱり限られますし、特定の組織だけが休みになる、例えば創立記念日、そういうのってかなり強力なヒントになりますからね。
学校とか職場とか、比較的クローズドなコミュニティ内の出来事とオンラインの投稿が結びついちゃうと特定されやすいです。
あとですね、移動に関する投稿、例えば人身事故で電車が遅れてるみたいなの、これ一見すると多くの人が影響を受けそうですけど。
ええ、でもそれも結構危険な場合があるんですよ。公表されている遅延情報、つまりどの路線で人身事故が起きたか、時間帯、場所、それに加えてあなたの普段の通勤とか通学の経路を知っている人が見たら、ああ、あの人だなって見当がつきやすいわけです。公開情報とその個人的な状況の組み合わせってことですね。
うわ、それはちょっと考えたことなかったですね。こうやって聞いていると、日常の何気ないつぶやきが実は結構な情報を含んでいるんですね。
まさにそうなんです。ここで見えてくるパターンというのは、特定の時間とか場所、それからオフラインの出来事、特に所属している組織の中での出来事ですね。これとオンラインの投稿を結びつけるという点なんです。
一つ一つの情報は、まあ些細なものかもしれないですけど、積み重なることでかなり詳細な個人像が浮かび上がってくる可能性があるんですよね。
情報源の記事には、ある保護者会でのエピソードも書かれていましたね。家ではあんまり話さない子なのに、匿名のはずのお子さんのツイッターをチェックしていて、私あの子のツイッター見てるんでって、その子の日常にやたら詳しいお母さんがいたっていう。
ちょっと怖い話ですけど、匿名で発信していても、それくらい周りは見てるかもしれないっていう。そういう意識が必要なんだなと。
情報共有の意識
ええ、そういうなんていうか、意識のギャップがあるのかもしれませんね。地盤は匿名だと思っていても、周りの人は意外と簡単に点をつなげてしまうっていう。
とはいえ、ここまで気にしていたら、SNSでなんかもう何もつぶやけなくなりそうですけど。
ああ、もちろんもちろん。情報源も別にSNSをやめろって言ってるわけじゃないんですよ。大事なのは、完全な匿名性っていうのは、もしかしたら幻想かもしれないっていうその現実を知ること。
その上で、自分の投稿は自分が思ってるよりも見られる可能性があるし、特定され得るんだっていう自覚。これを持つべきだっていうことなんです。
なるほど。バレても構わないっていう覚悟でやるか、あるいは特定につながるような情報の断片をなるべく投稿しないようにするか、そういうことですね。最初のプライバシー欲求と承認欲求の話にもつながりますね、これ。
ええ、そうなんです。そこでですね、これを聞いているあなた自身にちょっと問いかけてみてほしいんです。これだけ特定されやすいっていう現実を知った上で、ご自身のオンラインでの情報共有の仕方、これをどう考えますか?
あなたの周りの人々が、もしかしたらもっと多くの人が点と点をつなぎ合わせるかもしれない。その可能性を理解した上で、どの程度の可視性ならあなたは本当に心地よいと感じるでしょうか?