新品の靴のワクワク感
さて今回は、D.IKUSHIMAさんという方のブログ記事、プチメタ3.0からですね、家の中で新品の靴を履くワクワク感が好きだという、これ2025年9月13日の投稿、これをちょっと一緒に見ていきたいと思います。
なんか日々の小さな気づきとか、そういうのをテーマにされているみたいですね。
この記事で書かれているのが、すごくピンポイントな感覚なんですけど、新しく買った靴を出かける直前に部屋の中で履いて、そのまま玄関に降り立つ時の独特な気持ちよさ。
これどうですか?ちょっと面白くないですか?この感覚。
いや、すごく具体的ですよね。日常の本当に些細な一瞬ですけど、的確に捉えているなあって。
この感覚何なんでしょうね。単に新品だからというだけじゃ何か説明しきれないような。
確かに。
特別なプロセスがある感じがしますよね。
そうですね。出かける直前、部屋の中で履いて、そのまま玄関に降り立つっていうこの一連の流れ。これが何か大事な気がしますね。
新品が自分のものになったっていう実感と、それをまさに今から外で使うぞっていうその境界線みたいなところでの高揚感というか。
まさに。そうですね。心理学的に言うと、もしかしたら新しいものへの期待感、一種の報酬予測みたいなものが関係しているのかなと。
ああ、報酬予測。
で、その靴を履いて外へ出るっていう行動が、その期待が実現するぞっていう合図になっている。
なるほど。
しかも部屋で履くっていうのは普段しないことじゃないですか。
しないですね、普通は。
だから余計にその感覚をちょっと特別なものにしている可能性もありますよね。
個人的なちょっとした儀式みたいな。マイクロリチュアルって言ってもいいかもしれない。
マイクロリチュアル。面白いですね、その見方。
さらにこの記事、書き手の方は、家の中でも靴を履いて生活する欧米人はこのワクワク感が味わえないのだろうか。残念だって続けてるんですよ。
ああ、そこですね。
この文化比較についてはどう思われます?
これはまた興味深い問いかけですよね。
確かに室内でも土足の文化だと、この部屋で新しい外履きを履いてそのまま外へっていう明確な境界を越える体験っていうのはちょっと生まれにくいかもしれないですね。
うんうん、そうですよね。
ただ完全に味わえないって言い切れるかというと、まあそこはちょっと疑問も残るかなと。
あ、そうですか?
文化が違えばまた別の形で何か新しいものを使い始める時の似たような小さな興奮とか、そういう個人的な儀式みたいなものは存在する可能性は十分あると思うんですよ。
なるほど。文化によってそのワクワクの形とか現れ方は違うかもしれないけど、新しいものへの期待感とか日常の中のちょっとした不思議を特別に感じる心っていうのは案外共通してるのかもしれないってことですかね。
そう考えられますね。
ここで大事なのは、この書き手の方がご自身の文化の中でのすごく個人的で具体的な体験に注目して、そこから普遍的な感情の動きみたいなものを見つけようとしてる点だと思うんです。
ふむふむ。
そしてそれを他の文化と比較することで、かえってその感覚の輪郭をはっきりさせようとしてる。そういう意図があるんじゃないかなと。
なるほどな。本当に短い文章なんですけど、なんか日常に隠れてる感覚を言葉にする面白さとか、あと文化っていうフィルターを通して物事を見る視点とか、そういうものを与えてくれる気がしますね。単なるあるある的な話じゃない深みがあるというか。
文化と儀式の考察
まさにそうですね。さてここからちょっとリスナーのあなたにも問いかけてみたいんですが。
はい。
この新品の靴のワクワク感の話を読んで、ご自身の体験の中にこれと似たような何か特定の行動とか特定の状況と結びついたささやかなでも何か確かな高揚感みたいなものを覚える瞬間ってありませんか。
ありますかね。例えば何でしょう。新しい手帳を買ってきて最初のページに何か書き込む瞬間とか。
いいですね。
あとは旅先で初めて泊まるホテルの部屋のドアをカードキーで開ける時とか。
わかりますわかります。
ちょっと意識してみると日常の中に自分だけの特別な感覚って結構隠れてるのかもしれないですね。
そうですね。そしてもう一歩だけちょっと考えてみてほしいんです。
そういうあなただけの感覚っていうのは、もしかしたらあなたが無意識のうちに作り上げている自分だけの小さな儀式の一部なのかもしれない。
儀式ですか。
もしそうだとしたら、それはあなたにとってどんな意味を持ってるんでしょうかね。
日常のほんと何気ない瞬間に隠されてる自分だけの意味とか喜び。
それをちょっと探してみるっていうのは日々の生活をなんかより豊かに捉え直すいいきっかけになるかもしれないですね。