アルバイトから社員への道
いやぁ、就職活動って本当に大変ですよね。だからこう、今のアルバイト先にそのまま就職できたらどんなに楽かなって、その気持ちすごくよくわかります。
今回はですね、まさにその選択肢、アルバイト先への就職を考え始めた、そんなあなたのためにですね、提供をいただいた記事、アルバイト先に就職を考えたときに確認すべきこと、これを一緒に掘り下げていきたいと思います。
これ一見すると、なんかスムーズで魅力的な道に見えるんですけど、でも実は注意しないと思わぬ落とし穴があるかもしれないんです。
その決断が本当にあなたにとってベストなのか、一緒に考えていくためのいくつかのポイントを見ていきましょうか。
で、まず最初のポイントなんですけど、アルバイト先の社員さんとか先輩とかに、うちで社員にならないなんて言われると、やっぱり嬉しいし、なんか認められた感じしますよね。
でもちょっと待ってくださいと、その言葉、誰からのものですか?
そこがまず大事な最初の過問ですよね。
この記事で特に注目しているのは、その誘いが本当に採用の決定権を持っている人、その人からの言葉なのかっていう、その点なんです。
決定権。
はい。例えば仲のいい先輩とか、あるいは決定権のない社員の方からの、いいんじゃないみたいな、そういうレベルの話って、残念ながら期待を持たせるだけで、正式なプロセスとはもう全く別物と考えた方がいいかなと。
まず、誰がどういう立場でそれを言っているのか、そこを確認するのがスタートですね。
なるほど、なるほど。嬉しい言葉にすぐ飛びつかない冷静さが必要ってことですね。
で、次にですね、アルバイトで結構うまくやれてるし、うん、評価もされてるみたいだから、社員になっても大丈夫だろうって、まあ考えがちじゃないですか。
でもこれもちょっと立ち止まって考えるべき点があるんですよね。
ああ、その通りです。ここが大きな勘違いを生みやすい、結構重要なポイントかもしれないですよね。
記事によるとですけど、アルバイトと社員では会社が期待する役割とか、あと責任、これがもう根本的に違うんですよね。
ああ、役割と責任ですか。
アルバイトっていうのは基本的には支持された業務をきちんとこなすことが中心ですけど、社員となるともっと大きな成果とか、場合によっては後輩の指導とか、マネジメントみたいな能力まで求められることもあります。
それに企業側からしても、やっぱり高い給与とか社会保険料とか、これ会社にとっては結構なコスト増ですから、それに見合うだけのやっぱり働き、貢献っていうのを期待するのは当然のことですよね。
それから転勤とか部署移動の可能性なんかも含めて、仕事の中身そのものが変わるんだっていう覚悟、これはもう必要不可欠かなと思いますね。
判断基準の見直し
そっか、求められるレベルが全然違うと。でも、就職活動の手間が省けるっていうのはやっぱり魅力的ですよ。他の会社を探すのって時間も労力もかかりますしね。
で、その手間が省けるっていうそのメリットの裏にあるリスク、これを記事は指摘してるんですね。それはつまり、比較対象がないことで、今のアルバイト先の労働条件、例えばお給料とかお休みの数とかが、世間一般の相場と比べて適正なのかどうなのか、それが判断できないっていう点です。
あーなるほど。比較ができない。
そうなんです。他の企業を就職活動で見てみて初めて、あれ、うちの会社の条件ってもしかしてって気づくことも結構多いんですよ。アルバイト先しか知らないと、その自分のいる場所の当たり前が本当に社会的に見て妥当なのかどうか、そこがちょっと見えにくくなってしまうということですね。
確かに、自分のいる場所が全てになっちゃうと客観的な視点って失われがちですよね。それからもう一つ、大学とかで専門分野を学んできた場合、それが活かせないかもしれないという点も挙げられていましたね。
はい。これも非常に重要な観点だと思います。多くのアルバイト業務ってやっぱり専門性を問わないことが多いじゃないですか。
まあそうですね。
ですから、記事が言うようにそのまま就職した場合、せっかく時間とかあと学費っていうお金をかけて学んだ専門知識、あればスキルが日々の業務では全く活かされないっていう、宝の持ち腐れみたいな状態になってしまう可能性が高いわけです。
宝の持ち腐れ。
それがあなた自身にとって許容できることなのか、それとも学んだことをやっぱり仕事で活かしたいのか、そこを改めて考える必要があるかなと。
結構シビアな現実ですね、それも。そして最後にこれも本当に本当に大事なポイントだと思うんですが、社員になりますかっていうその話が口約束だけで終わってないかっていう点ですよね。
でもなんか信頼してる職場だと、いやちゃんとしてくれるだろうってついつい甘く考えちゃいそうですよね。
いやーその気持ちはすごくよくわかります。でもここはやっぱりシビアになるべき点ですね。記事もかなり強く警告してますけど、口約束っていうのは驚くほど簡単に裏変わる可能性があります。
状況が変わったりあるいは人が変わったりすれば、そんな話したっけ?みたいになりかねない。あなたの将来を決めるものすごく重要な約束ですから、必ず内定通知というちゃんとした書面、これをもらうべきです。
それは単なる形式じゃなくて企業側の本気度を示すものでもありますし、あなたに対する誠意の表れでもあるわけです。それがなかなか出ないとか、あれば何か理由をつけて渋るようなら、うーん残念ながらかなり慎重にならざるを得ない。もしかしたら都合の良い労働力として見られてるだけじゃないかっていう注意が必要ですね。
わー、こうして一つ一つ見てくると、単に居心地がいいとか仕事に慣れてるっていうアルバイトを選ぶ基準と、これからの自分のキャリアの大部盤を占めることになる本業を選ぶ基準っていうのは全く別物なんだなって痛感しますね。
決断に必要な視点
まさにそこが確信部分ですね。この記事が一番伝えたいのは、就職活動が面倒だからとか、そういう理由だけで安易に決断してしまうことのリスクの大きさなんです。
一度失うともう二度と手に入らないかもしれない。新卒というカード。これを使うだけの価値がその選択に本当にあるのかどうか。楽な道を選ぶ代わりに何を失う可能性があるのかっていうのを、もう一度、今度はもっと深く考えてみてほしいということですね。
なるほど。いやー、深いですね。では、これらの点を踏まえて、あなた自身はどう考えますか?
そうですね。最後に一つだけ、今日の話を全部踏まえて、あなたにちょっと考えてみてほしい問いがあるんです。それは、そもそもなぜ、その会社は他のたくさんの就活生ではなくて、アルバイトであるあなたにわざわざ声をかけているのかということです。
あー、なぜ自分なのか。
あなたの何か特別な才能とか、将来性を見込んでのことなのか、それとも単に採用コストを抑えられて、で、会社の内部事情もまあまあわかってて、で、すぐに使えるっていう、そういう手軽で都合の良い労働力とみなしているだけなのかどうか。その会社の何というか真意を探る、そういう視点もあなたの決断にちょっと加えてみてはいかがでしょうか。