オンライン授業の影響
- こんにちは。今回はですね、共有していただいたブログ記事。
オンライン授業によって、勉強する能力の有無が炙り出されている。
これをちょっと深掘りしていきたいと思います。
- はい、お願いします。
- これ2020年のコロナ禍以降ですね、大学とか専門学校でオンライン授業が一気に広がって、
その1年後、2021年の記事ですけど、学習成果に結構差が出ちゃってるんじゃないか、
という、まあそういう指摘に関するものですね。
- そうですね。当時かなり話題になった視点かもしれないですね。
- ええ。今回のテーマとしては、オンライン授業っていう形式自体が学力低下の原因なのか、
それとも、もともとあった、何ていうか、学習への姿勢とか能力とか、
そういうのが見えやすくなっただけなのか。
- うん、なるほど。
- このあたりを、この記事をヒントに探っていきたいなと。
- はい。
- さて、まず記事で触れられているのは、オンライン授業が始まって1年ぐらい経った頃ですかね。
- オンラインじゃなければもっと結果出せたのに、みたいな。
- ああ、ありましたね、そういう声。
- 学生さんとか、あと保護者の方からそういう声が上がったっていう話ですね。
- ええ。で、まあここからがこの記事の何ていうか、確信部分なんですけど、
筆者は、いやそれはオンライン授業が直接の原因ではないんじゃないかと、かなりはっきり言ってるんですね。
- ほう。直接の原因ではないと。
- ええ。つまり対面の授業であっても、結局先生とか他の学生の目がないと集中できない。
ある種の監視がないとサボっちゃうような学生さんっていうのは、
そもそもオンラインだろうが対面だろうが、高い成果って期待しにくいんじゃないかっていうんですね。
- なるほど、厳しい見方かもしれないですけど、
つまりその状況が変わったことで、もともとあった課題が顕在化しただけじゃないかと。
- そういうことですね。オンラインっていう形式で主体的に学べないっていうことは、
言い換えれば、自分で参考書読んだり、動画教材見たりする、いわゆる自習ですよね。
これも苦手な可能性が高いんじゃないかと。
記事の中ではこれを独学力って呼んでるんです。
- 独学力ですか?
- ええ。この自習的に学ぶ力、独学力が足りないことがオンラインかっていう状況で、
はっきり見えてきちゃったんだっていう分析なんですね。
- うーん、独学力。
自己成長と適応力
確かにオンライン授業って、自分で時間管理したり、立つしていく力が必要とされる面は、
対面より強いかもしれないですね。
- そうですね。
記事はさらに踏み込んでて、仮に対面授業に戻ったとしても、
今度は感染リスクが怖くて集中できなかったとか、
別の言い訳が出てくるんじゃないかって予測してるのが、またちょっと面白いというか。
- かなり辛辣な書き方ではありますけどね。
結局、筆者が言いたいのは、勉強に身が入らないその根本的な原因を、
授業の形式みたいな外側の要因に添加したいだけなんじゃないかと。
- ああ、責任添加。
- 自分自身と向き合うことから、ちょっと逃げているんじゃないかということなんでしょうね。
- なるほど。その責任添加っていう見方は、勉強だけじゃなくて、
友人関係、友達作りの話にも言及されてますね。
- そうなんです。
- オンラインだから友達ができないっていう、これもよく聞く嘆きですけど、
記事ではどう扱ってますか?
- これもですね、基本的には、さっきの勉強の話と同じ構造だと指摘してるんです。
つまり、オンラインという制約がある中でも、例えばSNSを活用したりとか、
授業の中でのグループワークとかで、こう積極的に関わろうとしたりして、
実際にちゃんと友人を作ってる学生もいるでしょうと。
- ああ、なるほど。いるでしょうね、確かに。
- ええ。ただ、ここでも結局、本人の行動特性が鍵になってくる。
- 行動力ですか?
- そうです。
- 記事によれば、行動力のある学生は、環境がどうであれ関係性を築いていけると。
逆にそうでなければ、たとえ対面になったとしても、どこか受け身になりがちで、
結局状況はあまり変わらないかもしれないと。
ここでもやっぱり、環境のせいにするんじゃなくて、
個人の姿勢とか行動の問題なんだっていう、そういう主張が一貫してるんですよね。
- なるほどな。こうやって全体を見てくると、
この記事が伝えたいことって、コロナ禍とかオンライン化みたいな予期せぬ変化っていうのが、
私たち一人一人の適応力とか自立性とか、
さっき出た言葉で言うと、まさに独学力みたいなものを試す、
一種のリトマス試験師みたいなものだった、ということなんですかね?
- まさにおっしゃる通りだと思います。
成果が出ない原因を、つい環境のせいにしてしまいがちだけれども、
まずは自分自身の在り方を見つめ直す必要があるんじゃないかと。
そして、その状況に適応して自らを変えていこうとしない限りは、
なかなか状況は良くならないし、変化に対応できないままでいると、
結局は時代に取り残されてしまうかもしれないっていう、
かなり強い警鐘を鳴らしているようにも読めますね。
- 環境の変化をただ嘆くんじゃなくて、それを自分を見つめ直す、
あるいは自己成長の機会と捉えられるかどうか、
非常に示唆に富む視点だなと感じました。
今回はですね、オンライン授業が学生の学習能力や姿勢を浮き彫りにした、
というブログ記事を皆さんと一緒に深掘りしてきました。
環境の変化って、時に私たちの隠れた力とか、
あるいは課題とかを映し出す鏡みたいなものなのかもしれないですね。
- そうですね。何か問題があった時に、すぐ外の要因に原因を探すんじゃなくて、
まず自分自身の中に何か変化を起こせる可能性はないかっていう、
そっちに目を向けることの重要性ですかね。
それがこの記事からの大きなメッセージだったように思います。
- はい。さて最後にですね、これを聞いてくださっているあなたに、
一つ問いを投げかけて終わりたいなと思います。
- はい。
- 学習に限らずですね、例えばリモートワークへの移行であるとか、
オンラインでのコミュニティ活動とか、
私たちの生活の中でいろんなオンライン化が進んでいると思うんですけれども、
そういった変化が、あなた自身のこれまで気づかなかった強みとか、
あるいは逆にここは見直すべきかもしれないっていう課題とか、
他にどんな形で映し出していると感じますか。
ちょっと立ち止まって考えてみるのも面白いかもしれませんね。