忙しい1週間の振り返り
デジタル時代の国語教育を語ろうにようこそ、パーソナリティーのKasaharaです。
この番組では、ICTを活用した国語の授業実践に関する話題を中心に、
Google for Education認定トレーナーと認定コーチの資格を持つ私、Kasaharaが、教育にまつわる様々な話を配信していきます。
職員室のスタッフ同士で行われる教育談議のようなものだと思って、ゆるっと聞いてください。
今週は最初に言っておきますが、あまりに公務が忙しくて台本を考える余裕もなかったので、雑談会になっています。
リスナーの皆様に役に立つような情報提供はおそらく全くないですし、毎回ないとか言わないでね。
個人的な1週間の振り返りをダラダラと話す会になっています。
今週がなんでこんなに忙しかったかというと、勤務校の探求発表会だったのですよね。
自分は勤務校だと探求を取りしきるリーダーのポジションにいるので、この発表会を何が何でもちゃんとやらなければいけなかったので、かなり追い込まれて仕事をしていました。
探求の担当者は各学年に1人ずつなので、自分を含めて合計3人で全校生徒が校外で動くイベントを運営しなければならなかったので、相当バタバタしていました。
自分はもうこういう仕事を長くやってきたので、全然追い詰められても大丈夫なんですけれども、自分のチームとして働いてくれている後輩の先生にはずいぶん迷惑をかけました。
組織のマネジメントは難しいですね。
自分に直接文句が飛んでこなくても、自分のチームにいる先生方の方に苦情が行ってしまうことが多いので、現場でそれぞれの学年の先生にいろいろなお願いをしていた後輩の先生たちには苦労をかけました。
さて、今週はそんなドタバタの1週間の一部を紹介していきます。
進路指導と大学入試
さて、ここからが本題です。
今週がやたらと忙しかった一番の理由は探求発表会であったことは間違いないのですが、実は探求関係の仕事以外にもいろいろなことがあったのが結構大変だった理由の一つになっています。
この話もいろいろなところでしていますが、今年の自分の役職って進路指導部の副主任というような進路の役職もありますし、探求の取りまとめ役でICTの取りまとめ役でもあります。
ついでに言うと、司書教諭で高校3年生の担任でみたいな、そういう形でいろいろな仕事がくっついているような状態なんですよ。
そのそれぞれの役職の仕事がいっぺんに来たのが今週だったなというわけで、なかなか忙しかったわけですね。
例えば今週2月5日は国公立大学の出願の締め切りになるということもあって、3年生担任している以上は入試の出願どうしようかみたいな話は最後までかなり話し合っていましたし、
また2月に入るといよいよ大学入試の結果発表なども行われたり、もしくは生徒の方が自分の本命とする大学に受験に行ったりというような形で、精神的にも肉体的にもかなり波のある、そういうような一週間にはなっていたんですね。
そういうような状況の中で月曜日には高校1年生への進路講話で話をしてほしいというような依頼があったので、その仕事も今週は行っていきました。
なので実は先週のおしまいぐらいからどういう話をしようかということを担当の先生と打ち合わせをしながらスライドなんかも作りながら準備をしてきたわけです。
まあスライドもだいたい70枚ぐらい作って30分ぐらい話をしてきました。
普段は短給短給と言っている人なんですけれども、実は校内だとかなり口うるさくちゃんと勉強しなさいっていうタイプなんですよ私。
大学入試の指導に関しても比較的校内の中では得意な方のタイプかなというふうに思っていますし、
自分自身も大学受験の勉強の時にいろいろ情報を調べたりということをしているので、
入試情報をうまく調べてその子にとって一番有利な入試を考えたりみたいな仕事というのは得意な方ではあるんですよね。
あと生徒に対してちゃんと勉強しなさいって言ってあげるのも自分の仕事かなというふうに思っているところは強いです。
なんだか短給短給言っていると、こういう受験勉強に関してあまりやらなくてもいいみたいなイメージを持たれがちなんですけれども、
いやいやそんなことないですよっていうのが基本的に自分が校内でも言っていることでありますし、
生徒に対してもしっかりと勉強は勉強としてやらなきゃいけないよというふうに言い続けていることではあります。
今年も高校3年生の担任なので、この時期になってくると生徒の合皮にもう毎日一喜一憂しています。
もちろん生徒の前では感情としてはできるだけ淡々とするようにはしています。
受かった場合に関してはもちろん大喜びしますけどね。
担任ががっかりしたりだとか軸がぶれたりしたらよくないなと思いながら考えて仕事はしています。
なのでこの時期の自分のメンタルのコントロールってやっぱりすごい難しいんですよね。
大学入試の出願にあたっては大学の倍率で票を読み、
今年はこの辺がこの子にとって有利になるのかなみたいなこともすごい考えてしまいますし、
偏差値だけではわからないようなその子とその大学の相性だとかも考えて平岸の学校どうしようかみたいな話も
ずっと年末から出願の相談というところは繰り返しやってきました。
その大学入試に関しても今週から私立の大学が大体大きなところはめどがついてくるので、
いよいよ国公立大学の二次試験の期日の指導が始まるかなというふうに思っているところです。
国公立大学の二次試験の指導はかなり手間はかかります。
でもその手間をしっかりとかけてあげることで、
一番最後の3月まで受験が時間がかかる、そういう生徒の努力には報いてあげたいなというふうに思っています。
探求発表会の運営
そういうことを踏まえて、高校1年生に月曜日には診療の話をしました。
なかなか担任をやっていて、普段から勉強しなさい、勉強しなさいと言っていても、
慣れてきちゃって響かなくなることもあるので、
こうやって高校3年生を持っている担任の先生から、
勉強しなさいよ、みたいな話をすると、生徒にもいい刺激になったんじゃないかなというふうに思っています。
生徒の書いている振り返りを読んでいると、
今日から何とかします、みたいなことを書いてくれている生徒も一定数いるようなので、
まあ、何とかいい仕事ができたかなというふうに思っています。
余談ですけれども、話した内容に関しては、
第21回放送で紹介したプラウドノートで録音して文字起こししてみたんですよ。
そしてそれをジェミニアチャットGPTに、
高校1年生への講演会としてはどうでしたというふうに聞いてみたんです。
そうしたら、自分が時間がないからなぁと説明を省略したような部分に、
しっかりとこれは良くないですねっていうツッコミが入っていたのも面白かったですね。
授業を録音して、その内容を生成AIにフィードバックしてもらうっていうのは、
結構、もしかしたら話のテクニックを磨くという意味では、
良い方法になるかもしれないですね。
さて、それが月曜日で、今週の山場は木曜日の短給発表会でした。
自分の勤務校の短給発表会は、1月末に1年間の成果を校内選考会をして代表者を選んで、
2月に市内の大きなホールを借りて発表会という二段構えで今やってるんですね。
ちなみにそのホールは、大ホールと小ホールの2箇所があって、
その2箇所で1日をかけて展開しているっていう結構大掛かりな感じでやってるんですよ。
昼休みにはホワイエでポスターセッションだとかも今年はやるようにしてみて、
なかなかお祭り感、フェス感のあるイベントに育ってきたなというふうに思ってるところです。
今年で4回目なんですけれども、初年度は半日で1会場だけでやっていて、
見学に来る先生もいなくて学年の先生だけでこじんまりやっていたというところからがスタートなんですけれども、
もう今年は午前午後のフルで2会場で発表が続くし、
校内の関係者、保護者だけではなくて外部からのお客様も非常に多くいらっしゃって、
本当に大きな会になってきたなというふうに感じているところです。
あとこの会は自分が裏方で支えることはもちろん多いのですが、
基本的には生徒が1日のタイムスケジュールだとかイベントの内容を把握して、
自分たちで役割分担をしながら会全体の運営を行っているんですよ。
だから探求チームの先生は割と1日中わちゃわちゃいろんなところ走り回って大変な思いはしてるんですけど、
他の先生方に関してはだいたい見学しているだけ、
それこそ参観者の一人として会を楽しんでくれればいいですよみたいな感じで運営してるんですよ。
これも大会を始めた初年度のリーダーの生徒が、
タイムスケジュールや司会原稿だとか会の流れだとかを全部丁寧に組み立てて書いてくれて、
それを引き継ぎ資料として後輩に残していってくれたからこそ、
それが秘伝の種のように毎年毎年バージョンアップされて引き継がれて成り立っているんですよ。
だから先輩から引き継いだ原稿だとかを使って、
自分たちの会なんだみたいな形で運営してくれている姿を見ると、
最初から関わっていた自分としてはやっぱりとても嬉しいですね。
ただ実際問題、そうやって生徒中心でお願いしていることが多いので、
前日までに本当は仕上がらないといけないものがなかなか仕上がらなかったりすることってあるんですよ。
実施要項だとか直前まで変わっちゃったりして、
結局当日まで事務室に出せなかったりみたいなことで怒られたりとかもしたりはするんです、実は。
生徒の探求活動
前日に探求チームが追い込みをかけて慌てて何か調子に合わせるみたいなことももちろんあるんですけれども、
それでも実際に生徒が全部大会中は運営してくれるってすごいことなんじゃないかなというふうに思ってます。
先輩から後輩へ仕事が受け継がれていることにも意味があると思うので、
これは合理化して大人が仕事を巻き取るみたいなことはやっちゃったらいけないだろうなっていうふうに思ってます。
おそらくこの先何年か続けていくと引き継ぎがうまくいかないで失敗する年も出てくる気もするんですが、
それはそれとして生徒のものなんだっていうことを委ねなければいけないというふうに個人的には思っています。
なかなかそれを教職員全員揃って共通了解できるかどうかというのは難しいところもあるかなとは思っていますが、
個人的には失敗も含めて生徒に全部任せたいなというふうに思っています。
なんか話し始めたら探求発表会の話は尽きなくなってきましたね。
これは今回一つにまとめないで別の回で話した方が良いですかね。
リスナーの皆様いかがでしょうか。
もし探求発表会に興味があるのであればコメント欄なんかでその話をしてほしいみたいなリクエストをいただけると、
探求発表会のここがすごいみたいな話を深掘りしたりだとか裏話を話そうと思います。
国語教育とAIの考察
コメントなければお蔵入りということで。
さて、そんな木曜日だったので金曜日はぐったりとしていましたね。
もはや灰になっていました。授業でももうエンジンかからないみたいなそんな感じでした。
そしてその次の日の土曜日、黒瀬先生の勉強会で今度は国語の話をしてきました。
これはスライドは50枚ぐらいでしたね。
テーマはポッドキャストの実際について好きに話して良いですよということだったので、
自分がポッドキャストが好きだというような話をしてきました。
本当は未来の国語教育というテーマの会だったと思うのですが、
そこまでうまく自分が話を伝えることができなかったなっていう風に自分の話題提供をちょっと反省しているところですね。
未来の国語教育という話については、いまいち自分が逃げ切らない状態でずっといるなっていう感じがしています。
特にAI周りについては、AIを使えるという話とAIを使うべきだという話と、
AIでないとできないという話と、AIを使わない方がいいんじゃないかなみたいな話みたいなのが、
みんななんだかごちゃごちゃして気持ち悪い感じがしますし、
通類の話をしているのか社会の話をしているのかということもなんだか話が噛み合ってない感じがして、
よくわからなくなっちゃっていることが多くて、うまく議論に乗れないでいるんですよね自分が。
国語化教育の枠組みに限定して話すのか、それとも社会との枠組みの話として考えるのか、
サイズ感だとか問題の設定の仕方というところが、あんまりうまく自分の中で落とし込めてないなっていうのが今感じているところです。
これはまたしばらく宿題として考えていかなければいけないことだなというふうに思うので、
リスナーの皆様にもモヤモヤしたものを投げかけるだけになってしまうんですけれども、
少し考えさせてください。
今回の配信はいかがだったでしょうか。
最初にも言いましたが、今回は単なる雑談会で忙しかったんだっていう心の叫びです。
忙しい自慢はみっともないところもあるんですが、
やりきったぞという達成感があるうちに音声にしておいたほうがいいかなと思って、こうしてポッドキャストで話しています。
自分一人の仕事のマネージメントとしては行き詰まってしまうところまでは行ってないんです。
自宅に帰るのが遅くなって本を読む余裕がなかったくらいで済んでますが、
組織全体や自分と一緒に働いてくれている後輩たちにかかる負荷が小さくなかったことを考えると、あんまり今週は良くなかったなと思っています。
実質的にチームを疎確して何かを回すという仕事は今年が初めてなので、
自分がしっかりしていないばかりに他人に負荷をかけてしまったというのが大きな反省ですね。
自分一人でパフォーマンスを上げることは自分が頑張ればいけるけれど、
自分以外の人に仕事を気持ちよくやってもらい、そして組織全体のパフォーマンスを上げるということはとっても難しいですね。
多分自分の年齢的なことを考えても今後は自分がプレイヤーとして前面に出て、
何でも力技で解決するみたいな仕事の仕方はどんどんやめていかないといけないなーって思ってます。
自分の仕事をうまく譲りつつ、自分が後輩にもっと楽をさせるような組織の動き方をしなきゃいけないなというふうに思います。
まあ実際はプレイヤーの方が楽しいし楽なんですけどね。
でもそれを言っていたら大人げないような気もしている、そんな最近です。
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この番組は毎週月曜日に1回配信されます。
次回の配信もお楽しみに。
ではまた。