クラス運営とICTの関係
デジタル時代の国語教育を語ろうにようこそ、パーソナリティーのKasaharaです。
この番組では、ICTを活用した国語の授業実践に関する話題を中心に、Google for Education認定トレーナーと認定コーチの資格を持つ私、Kasaharaが、教育にまつわる様々な話を配信していきます。
職員室のスタッフ同士で行われる教育談義のようなものだと思って、ゆるっと聞いてください。
前回まで風邪でだいぶ声が厳しい配信を続けてきてしまいましたね。
今週になってちょっとだけ復活したのではないかなぁと思っています。
これに懲りずにお付き合いいただければというふうに思います。
さて、今週の配信で通算で20回目となります。
7月の終わり頃から配信を始めたので、だいたいこれで4ヶ月ぐらいですね。
とりあえず休みなく毎週録音と編集作業を続けてきました。
なんとなくやっと操作に慣れてきたような気がしています。
内容としてはだいたいICTとデジタル出身シップ教育の話、そして探求の話をするようにしています。
番組のタイトルである国語化教育についてはあんまり話していないなぁという気がします。
いざ自分の専門について話そうとするとやっぱり細かいところが気になってしまって、準備なしでは全然話せなくなってしまっているんですよね。
今後は少し国語の授業についてもお話ができたら良いなというふうに思っています。
さて、今回の配信はいきなり国語化の話をするのにはちょっと準備がないので、視点を少し変えてみて、自分のクラス運営についてのお話をしてみようと思います。
まあ、保護者や生徒に聞かれてまずいことは話せないので、ICTをどのようにクラス運営に活用しているのかということを紹介してみようと思います。
担任に必要なスキル
さて、ここからが本題ですが、割とポッドキャストを聞いていても出てこないのがクラス運営の話題ですね。
一応自分も10年近く担任をもう持ち続けていることもあるので、担任としてのノウハウはそれなりに持っているつもりです。
ただやっぱり高校の担任の難しいところって何かというと、このノウハウ的なものってあんまり表に出てきて共有されていかないんですよね。
やっぱり同士でも少し個人営業主みたいなところがあるので、それぞれの先生の技というものが秘伝のタレみたいな形で、なんとなく仲の良い先生同士で受け継がれていくみたいなそんな感じなんですよね。
自分はなんとなく周りも同期が少ない環境にいたので、自分で自分のやり方っていうのをちょっと模索して何とかやってきたっていう感じですね。
おかげで痛い目にも結構いろんなところで会いましたね。
そういう経験から少し思う担任の教員としてのスキルセットってどういうものが必要なのかなというふうに考えると、
まず一番最初に絶対に必要だなって思っているのは事務仕事がちゃんとこなせることだと思っています。
というのも担任になって一番最初に仕事として降りかかってくるものって、とにかく様々な意味での事務仕事なんですよね。
出席簿の管理に始まって、いろんな書類の準備であるとか保護者向けの書類を書いたりだとか、
そういうような事務仕事っていうところがやっぱり担任の仕事としては一つ大きなハードルになっているかなというふうに思います。
その意味だと自分は国語科の教員なので文章を書いたりだとか体裁整えたりっていうことにはあんまり苦労はしてこなかったんですが、
文章を書くのが苦手な人は結構大変そうにしているのはよく目にしていますね。
あと予定の管理だとか書類の管理だとかができないと結構いろいろと慌ててるなっていう先生は見るので、
事務的な能力というのは担任の業務をやる上では非常に基本的なスキルセットになっているかなというふうに思っています。
そしてやっぱりもう一つ担任として必要になってくる軸としては、
クラスの様子がよく見えるかどうかっていうそういう視野の広さというところは必要かなというふうに思っています。
担任持ってない時であれば、例えば気になる生徒がいたらその生徒にフォローに全力で回ってあげるみたいなやり方も関わり方の一つとしてはありかもしれないです。
しかし担任という仕事をやっていたらやっぱりクラスの一人一人全員の顔がよく見えている状態で仕事をしていないのは危険かなというふうには思います。
そのあたりが副担任に入ってくださる先生と担任として広く見なければいけない自分との役割分担みたいなところなんだと思えば、
担任をやらなきゃいけないというふうに考えていった時には、
副官的な視野というのはぜひ持てるようになりたいなというふうに思いますね。
あとやっぱり大切なのは保護者の方にご不安を持たれるような仕事の仕方は良くないなというふうに思います。
それが最初の事務仕事の話でもつながるんですが、
締め切りを守る守らないというようなことだとか、
Googleの活用方法
例えばお電話した時の言葉遣いであるとか、
あとは子供に対してやっぱり機嫌の波があって接しているみたいなことはかなり保護者に不安を与えることになるので、
自分の機嫌みたいなところもきちんと波が出ないようにコントロールしていくことも大切なんだろうなというふうに思っています。
ちなみに自分の仕事の気づきであるとか仕事のポイント、仕事術みたいなものはノーションにまとめていますね。
そのノーションにまとめたものに関しては仲の良い後輩には少し共有してあげてるみたいなことをやってはいます。
まあ書くのめんどくさくなっちゃって、途中で以下、工事中みたいな形で全然完成してないんですけどね、そのデータベースは。
ここからはちょっと本題というか、ICTをクラス二年に生かすというこの番組らしいテーマの方に少し話を振っていくと、
自分が学級担任として仕事しているときにはもうやっぱりICTは切っても切れない状態になっています。
例えば一番わかりやすいところとしては、Google Classroomでもう基本的な朝の連絡だとかはすべて配信してしまっていますね。
ホームルームの時間はできるだけ短くして、また生徒自身が自分で予定を取りに行って理解して行動するということができるようにしなきゃいけないなというふうに思っています。
また、クラスへの日常的な連絡に関しては、やっぱりこれももうGoogleチャットですね。
提出物がある前日だとかに必ずこれ出してねみたいなことはチャットで呼びかけるようにしています。
逆にクラスのチャットを作ってあるので、生徒の方から赤外しますみたいなことをチャットで送ってくれるみたいなこともあるので、
もう自分の学級運営でチャットがない生活っていうのはちょっとありえないかなっていうようなそのぐらいチャットは今活用してますね。
で、Googleチャットがあるから校外学習行った時なんかも全部Googleチャットで生徒とリアルタイムで今どこにいるのとか、
集合時間になったら写真を送ってねみたいなことでやり取りをするようにしているので、非常に便利に使いこなしていますね。
あと日常的なところで言うと、学級日に関しては今もうスプレッドシートで全て書いてもらってますね。
紙で生徒に書いてもらうっていうのも味があっていいんですけれども、スプレッドシートで書いてもらうことによって読んでほしい記事のリンクを気軽に貼ることができたりだとか、
あとは自分以外の他の先生にも共有して簡単に見てもらってコメントつけてもらったりということもできるので、そういう仕掛けは面白いかなというふうに思ってます。
あとやっぱり学級日誌を手書きで書いてるとやたらと時間かかっちゃうので、その時間をかけるくらいだったらもっと他のところで生徒に向き合う時間を増やしたいかなというのは思ってますね。
生産性向上という意味で一番Googleの機能で使っているのはGoogleカレンダーの予約スケジュール機能ですね。
予約スケジュール機能を口でちょっと説明するの難しいので、自分が以前書いたノートのリンクを貼っておきますので、興味のある人はぜひ見てください。
Googleカレンダーの活用
イメージとしては、歯医者さんとかでここの時間の枠は空いてますよみたいなところを自分でクリックして予定を入れるみたいなそういう機能がGoogleカレンダー実はあるんですよ。
なので生徒と日常的に面談するときも自分の都合のいい枠を作っておいて、そこを生徒にクリックしてもらって、時間になったら面談をするみたいな形でやってますね。
Googleアカウントがなくても面談の予約ってすることができるので、保護者の方にも同じ予約枠を送って、保護者の方にご自身で都合のいい時間を選んでいただくみたいなことをやっています。
Googleカレンダーの怖いところ失敗したこととしては、サマータイムで時間ずれちゃったっていうことが実は一回あったので、そういうちょっとした注意点だけ気をつけてもらえればこんなに便利なことないですよ。
やっぱり紙で三者面談の予定を集めて、どこがいいかなっていうパズルのように一個一個枠を考えてっていう時間って何も生み出さないじゃないですか基本的には。
なのでそういうところの時間を圧縮してその分面談資料作りに時間をかけるようにしたいなというふうに思っているので、とっても予約スケジュール機能便利ですねこれは。
あとクラス運営とはちょっと違うところではありますが、勤務校はGoogleフォームで形跡連絡だとかをすべて受け付けるように今もおっしゃってるんですね。
本当は公務支援システムだとかが今入ってくると出席簿とすべて連動するのですごい便利になってるんですけれども、勤務校まだそこまで準備が整ってない状況なのでGoogleフォームで形跡連絡を受けてそれを担任の先生が確認して出席簿に手書きで書いてみたいなことをやってます。
職員室に電話がかかってくる本数を考えると、例えば1日朝10本とか20本とか電話かかってくることを考えると1年間で4000件とか電話の数を減らすことにつながっていくのでやっぱりやったほうがいいんじゃないかなっていう気がします。
ちょっと思いついたことをだらだらと話してきましたが、今やっぱり非常に便利になっているので実際に今話したようなことを実現するようなツールっていろいろあるんですよね。
ただ、それらのツールの組み合わせをどうすれば効果的にできるかどうかというのは、やっぱり担任としての教育官であるとか子どもをどのように育てたいのかというような見通しですし、
自分がどのような担任として仕事をしたいのかっていうような考え方にかなり依存してくるんじゃないかなと思っているので、根本的な教育官というところをしっかりと磨いていきたいなというふうに思うところです。
今回の配信はいかがだったでしょうか。
普段はあまり自分が普通の先生っぽい仕事をしていることを発信してみることがないせいか、こうして考え直してみるといろいろ見えてくるものがあって面白いものですね。
自分の基本的な仕事の姿勢ができるだけ効率的に、合理的にという価値観で貫かれているような気がします。
ICTを使ってできるだけ時間を効率よく生み出して、その時間でもっといろいろな子どもの姿がわかるような仕事をしたいなというのは基本的な思想に持っていますね。
あと今回はICTの活用について話を中心にしたので、あまり紙を使った話などはしてこなかったのですが、必要があれば紙に書かせるということもやっぱり意識的にはやっています。
勤務校はChromebookを使うことが当たり前の学校だからこそ、ここぞというときにしっかりと紙で作業してもらうことに意味はあるなというふうに思っています。
あとなかなかこれは記録として説明しづらいところがあるんですけれども、普段の言葉書けなどについても工夫はいっぱいあるわけです。
これはちょっと公の場に載せられるにははばかられるというか恥ずかしかったり、手の内を晒すようなことになるので言えないかなというふうに思っています。
ぜひリスナーの皆様から担任の仕事術についての情報があればコメント欄で教えてもらえると嬉しいです。
また、今回のようなクラス運営みたいな話に需要があるのであれば、もっと深掘りして考えてみようかと思いますので、そういう希望もあったらぜひコメント欄で教えてください。
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この番組は毎週月曜日に1回配信されます。
次回の配信もお楽しみに。
ではまた。