1. デジタル時代の国語教育を語ろう
  2. #075 2025年の振り返り
2025-12-29 19:15

#075 2025年の振り返り

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第75回配信!
2025年最後の配信となる今回は、激動の一年を「生成AI」「大学入試」「発信活動」の3つの軸で振り返ります。

この一年、AIの進化は止まりませんでしたが、だからこそ見えてきた「身体性」や「遅さ」の価値とは?
また、大きく変わる入試制度の中で、現場の教員として感じた「格差」への危機感や、ポッドキャストを通じた授業づくりの試行錯誤についてもお話しします。

・NotebookLMの衝撃と、あえて「身体性」にこだわる理由
・受験料の高騰が招く教育格差への危機感
・「声」の発信で見つけた、デジタル・シティズンシップの実践

一年間、お付き合いいただきありがとうございました!
来年も地道に、ニッチに、国語教育の今を語っていきます。

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サマリー

ポッドキャスト番組の75回目では、2025年を振り返り、生成AIの進化や大学入試の影響について考察しています。また、英検の検定料に関する問題が取り上げられ、教育現場における様々な変化が示されています。生成AIの進化が職場や生活に与える影響や、音声メディアでの活動の充実さについても述べられています。さらに、国語教育に対する考え方や新しい指導要領の議論の必要性についても触れています。

2025年の振り返りと生成AI
デジタル時代の国語教育を語ろうにようこそ。パーソナリティーのKasaharaです。この番組では、Google for Education認定トレーナーと認定コーチの資格を持つ私、Kasaharaが、教育にまつわる様々な話を配信していきます。
この配信は、2025年12月29日月曜日の配信予定ということで、いよいよ2025年もこれが最後の配信となりました。
2024年の7月末から始まったこの番組も、今回の配信で通算75回を数えることになります。
まあ番外編合わせると80回ぐらいなんですけどね。 来年には通算100回目の放送が達成できそうです。
まあリスナーはそれほど増えないのですが、あまり炎上するような注目のされ方をされてもなぁというふうに思っているので、自分のニッチな知識のストックをしていこうと思いますね。
知り合いくらいにしか聞かれてないんじゃないかなーっていう説もありますが、時々対面のイベントに行くと、
ポッドキャスト聞いてますよと言ってくれる方が結構いるんです。 そんな何千人もフォロワーがいるわけがないこの番組で、なんと聞いてくれる人いるんですよ。
ポッドキャストは距離が近くなるというのは本当に良いことですね。 さて2025年を振り返ってみれば、今年の1本目
1月1日の番外編で、生成AIに今年の目標を提案させたんですよね。 そういえば、そんなところから始まり本当に激動の1年でした。
AIの進化もすごかったですし、自分の活動の発信の幅も結構広がりました。 ボイスイの毎日配信も始めましたしね。
そんなわけで、今年最後となる今回の配信では、1年間の配信内容を 生成AI、大学入試、発信活動と授業づくりという3つの軸で振り返ってみたいと思います。
1年間いろいろありましたが、この3つの視点から何か見えてくるんじゃないかなぁなんてことを考えています。
さてここからが本題です。 まず1つ目の軸、生成AIの進化と向き合い方についてです。
2025年はまさに生成AIが一般化していく時期へと突入した1年だったなぁと自分では感じています。
リスナーのあなたはどうですか? 元日の特別放送を除けば、今年1月の最初の配信は自分がどれだけ生成AIに課金しているかという話から今年の配信を始めましたね。
チャットGPTやジェミニーだとかそういうものの凄さについて話をしました。
あの頃はまだジェミニーも1.5プロとかディープリサーチは有料版だけみたいなそんな感じだったんですが、まあ思うと高性能なAI使っている人の方が珍しかったなあっていう気はします。
でもその後も進化は止まらず、特に最近のノートブックALMすごいですよね。
音声概要の日本語対応にはポッドキャスターとして本当にびっくりしました。
あれを聞いた時はああもうここまできたかとスピードの速さにはかなり驚きましたね。
2025年の年末の段階だと今はノートブックALMのインフォグラフィックスとスライド作成がとにかく爆発的に凄まじく流行ってますよね。
どこの発表会見てもノートブックALMのあのスライド見ますよね本当。
ナノバナナプロが強力すぎてとにかく何でも作成できてしまう感じになってますよね。
まあなんだか猫もシャクシもみんなノートブックALMなので、ノートブックALMを使って作ったスライドでプレゼンしているのを見せられると時々苦痛感じるようになってきましたね。
またかよみたいな感じで。
発表者が6人ものを考えてないのにAIが言葉をモリモリに載せているような、そういうようなゴテゴテのスライドの発表を聞くとこれはもうかなりお腹いっぱいだなーっていう感じにちょっと最近はなってますね。
だからこそ、そうしたAIで手軽にあたかも自分の言葉のようなものが出力できてしまうような進化をしている現状に対して、国語化としてどう向き合わなければいけないのかということも強く意識せざる得ない一年だったなというふうに思います。
全国大学国語教育学会でも登壇の機会があったのでそういうようなお話しさせていただきましたね。
逆説的な言い方にはなりますが、個人的にはAIについては普通に普通の使い方すればいいじゃん、要するに全く使わないというような拒絶というわけでもなく、何でもできるんだから何でもこれでやればいいじゃんみたいな話でもないなというふうに思っているわけです。
特に生徒たち、子供たちに使わせることで何が手抜きになってしまって、何が効率感になるかということはしっかりと見極めて授業にやっていかなければいけないなというふうに思うわけです。
そしてその見極めというのは決して簡単なことではないな、恐れをもってちゃんと接していかなければいけないなということを思うわけです。
だからこそ、AIが書ける時代に人間が何か文章を書く意味を問う授業実践もやっているという話を、ポッドキャストの中でもしてきましたね。
便利になればなるほど、逆に身体制を伴う言葉や自分のペースで思考を練り上げるアナログな紙での学習だとか、そういうものの大切さも浮き彫りになってくるなというふうに感じています。
紙での振り返りといえば、12月になって大副町生徒に書いてもらうことを時間なくてやってなかったんですが、これもやっぱり年明けからまたしっかり書いてもらおうかなと今の自分は思っています。
やっぱりしつこく毎回の授業で手書きで書いていると、それだけでも意図的に自分の思考の速度を調整することにつながるので、そういう時間を大切にしなければいけないなと思っています。
速さを求めれば求めるほど、遅さだとか重みといったものの価値が再認識される、そんなパラドックスを感じた1年でした。
新しい大学入試の実施
もちろん自分の基本的な立場は、生成AIを誤魔化さずに教室できちんと取り上げて使うべきだという主張です。
教員の不勉強が原因で、AIと教室が切り離されていることのリスクはちゃんと見積もらなければいけないだろうなというふうに思っています。
もちろん同じぐらいむやみやたれに使わせるということのリスクも感じてはいるので、何とかどういうバランスが良いのかな、どういうバランスが有効なのかなということを検証していかなければいけないなと感じているところです。
学校から切り離して裏で何もセーフっていなく使い始めてしまうということ自体も危ういと思いますし、だからといって授業で試行してもらわないと困ってしまうことも多いわけです。
続いて2つ目の軸が、新家庭入試のリアルと科学差についてのお話です。
今年は新しい学習指導要領下で初めての共通テストが実施された10年に一度のあたり年でしたね。
自分のポッドキャストでも第27回で共通テストの国語についての振り返り配信を行っています。
もうすぐ2026年の大学入学共通テストになりますが、おそらく今年の難易度は去年よりも高くなりそうだというのが大方の見方ですね。
毎回テストの切り替わったタイミングの次の年あたりが難易度上がるというのはよくある話なので、今回もその例に漏れないだろうという見立てですね。
極端に難しくなるとは限らないとは思うものの、少しずつ現行の学習指導要領の内容にフィットした内容が出てくるようになる、
室内のされ方がより一層工夫されてくることになるだろうとは思われます。
つまり、より複数テキストや情報の扱いが強調されるような内容になってくるんだろうなということです。
入試のための授業をするわけではありませんが、共通テストの室内のされ方が授業に与える影響も小さくないよなというのは常々感じています。
2025年の共通テストの室内をセンター試験の室内への先祖帰りだというような意見が結構あって、
ただ、そういうふうに言って授業を変えなくていいってなっちゃうのは困るなと思っています。
本質的にはちゃんと言語活動をしているかどうかが重要なんだろうというふうに自分は考えています。
センター試験への先祖帰りの色合いが強くなると、授業を旧来型に戻そう、言語活動なんてやってられないみたいな、
結局、演習させるのが一番効率的だみたいなことになってしまったら、いよいよそれは良くないなと思っているので、
これだけ生成AIだICTだって言ってる時代ですよ。問題解くための演習の授業ばっかりやってたらどうしようもないじゃないですか。
だから、2026年の問題の出題のされ方というのも結構どうなるのかなっていうのは注目度高いところですね。
さて、この番組でも5回にわたって大学ニュースシリーズをお届けしましたが、
少子化による大学の二極化や年代ニュースと呼ばれる総合型選抜や学校推薦型選抜の方が、
もはや入学者数が多いという話について、かなり深掘りして話しましたね。
配信会で言うと、第60回から65回までの全6回が大学ニュースに関わるお話でした。
やっぱりね、残念な話なんですが、再生数としては大学ニュースのお話が一番伸びますね。
あまりニュースの話は個人的にはしたくはないんですけれども、受験のニーズ、ニュースのニーズというのは春ということですかね。
授業よりもニュースの方に注目が行ってしまうという状況は個人的にはどうなんだろうなと思い思ったりすることもあります。
今回の大学ニュースシリーズで自分が特にお伝えしたかったこととしては、
英検の検定料の問題でした。
10年で2倍近く跳ね上がっているんですよ、検定料。
これは単なる値上げだけの話ではなく、経済格差が受験の機会の格差にも直結しかねない深刻な話題だと自分は感じています。
しかもこの値段の上がり方というのが、入試改革始まったタイミングで値上げが始まっているということについてもやっぱり個人的には思うことかなりあるわけです。
だからこそ数字でちゃんと把握していただきたいなというふうに思ってそういうような配信をしているわけです。
受けたくても受けられないという生徒が今後増えていくのではないかということにすごい問題を感じています。
そういうことを受益者負担という言葉でごまかしていないかということについては強く問題意識を持っていますし、
ちゃんと監視し続けなければいけないだろうというふうに思っているわけです。
英検の検定料の課題
だって大学によってはそもそも英検を受けていなかったら門前払いしてるんですよ今。
試験を課す方としては入試作文のコストだとか選抜のコストというものを下げられているのに、受験料のコストは受験生に丸投げって構造はやっぱりちょっとどうかなというふうに個人的には思っているところです。
このコストの問題にどうやって向き合っていくのかということも来年以降も引き続き注視していきたい大きな問題だなというふうに思っています。
さて自分のポッドキャストの話に戻して3つ目の軸ですが、発信活動と授業作りについてです。
私個人の活動としてはこのポッドキャストだけではなく、今年はボイシーでの毎日配信を7月から始めたり、アートイベントじゃけ劇へ参戦したりと音声メディアの可能性をとことん追求してポッドキャスターとしての活動もできた1年だったなと個人的には思っています。
念願かなってやっとボイシーのパーソナリティには慣れたので、毎日配信は今のところコツコツとやっているところですね。
やっぱり声で届けるというのはテキストとはまた違った熱量やニュアンスが伝わる面白さがあります。
生成AIで簡単にポッドキャストを、例えばノートブックLMだとかで作れるようになっているからこそ、自分で台本考えて自分で話して自分で編集してというこの手作り感というか手触り感があるということを大切にしなければダメだよなっていうふうに思っています。
また、そうした自分自身の経験を授業実践にも還元しようと、今回ポッドキャストで生徒とポッドキャストを作る方法についても前編後編で解説しました。
逆向き設計論に基づいた単元構成の重要性だとか、そういうふうに工夫していくと生徒たちが生き生きと発信するんだよというような話をしてみたんですが、再生数は全然伸びないですね。
大学ニュースシリーズの半分以下の再生数しか出ていません。
まあいいんですよ。こうやって先に発信しておけば、誰かが必要になった時にこういう情報を使ってくれるということに価値があるんだろうというふうに思っています。
11月には堀川高校への研究大会に参加したという配信も行いましたね。
そこでは伝統的な国語教育とICTの融合を含めて、改めて自分の授業作りのこだわりを問い直す機会にもなりました。
第68回の放送ですかね。
そこでの配信を改めて聞き直すと、結構自分しんなつなこと言ってますね。
まあ自分にとってはここで見た話というのは方向性があっていなかったんですよね、結局。
根本的に。そしてそれが全然会話として噛み合わない研究協議会に参加していたので、
なんだろうなっていうふうにすごいモヤモヤしたんだなって思います。
逆に12月に参加した茨城県の学校の公開研究会、公開学習会に関しては非常に勇気づけられて帰ってきてるんですよ。
だからこそまた今になって高校での発表実践を振り返ると、モヤモヤすることは多いですね。
ちょうど2025年は学習指導要領の改定の議論が始まっています。
だからこそ新しいものを取り入れつつも、守るべきものの本質は何か、その議論というものをちゃんとしなければいけないタイミングなんだなというふうに思っています。
ちょっと自分のこだわりだとか、自分の受けてきたものに囚われて授業作りの幅を狭くしていないかみたいなことに関しては、
厳しく考えなければいけないんだろうなというふうに個人的には思っています。
どうしてもこのポッドキャストも生成AIの話ばかりになりがちなんですが、
もっとちゃんと教科の話をしなければいけないなという感触を2025年末の今感じています。
2026年はもっと国語の話を、国語のもっと根幹的な話をしていかなければいけないんだろうな、そんなことを感じています。
国語教育の未来
今回の配信はいかがだったでしょうか。
2025年を振り返ってみましたが、本当に変化の激しい、でも充実した一年でした。
毎月のように原稿を書いたり登壇したりしていたので、ずっとドタバタしていた気がします。
職場では相変わらず担任をやりながら平社員としてコツコツと普段の雑用板とか普段の授業に頭を抱えるという日々をして過ごしています。
やっぱりどう考えても生成AIの進歩が早くて、その性能の変化によって自分の仕事や生活そのものも大きく振り回されているなぁといろんなタイミングで感じます。
考えなければいけないことは非常に多いですね。
そんな激動な1年だったのに、通常配信会の最後は前回の配信でもお話したように、
ブラックフライデーで新調したゲーミングPCのセットアップに宿泊するみたいなそんなあのどうでもいい話で終わりになっちゃいましたが、
まあそれもまたデジタル時代のリアルということでご容赦いただければというふうに思います。
便利な道具に振り回されるのもまた一興ということで。
1年間こうして毎週配信を続けてこられたのは、リスナーのあなたのリアクションがあったからです。本当にありがとうございます。
来年もデジタルレッスンシップの実践として、公に向けた自分自身の情報発信とテクノロジーによる社会参加の実践としてこのポッドキャストをやっていきます。
次に足のついた国語教育の姿を模索して発信を続けていきたいなと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
まあコンテンツとしては映えません。
ここまで聞いてくださりありがとうございました。
今回の配信を聞いて何か参考になったことがあればいいねを押してもらえると番組作成の早みになります。
またアウトプットの一環として是非コメント欄やSNSでハッシュタグレジコクとつけてコメントをよろしくお願いします。
概要欄のメールアドレスやGoogleホームに直接コメントをいただいても嬉しいです。
本日お話した内容の裏話は私のボイスで6時半から配信されています。
今日の配信を聞いてくださった方は概要欄のリンクから是非続きをお聞きください。
この番組は毎週月曜日に配信されています。
来年の初回の配信もお楽しみに。
それでは良いお年をお迎えください。
ではまた。
19:15

コメント

改めて休日の月曜日、ゆっくり聞かせていただきました。いやー、AI関係はすさまじい進化の一年でしたね💦怖くなります。そんな中、音声配信は新体制とデジタルの融合したアウトプットで素晴らしい可能性を秘めていると思います。(笑今後ともよろしくお願いします🤲

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