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スピーカー 1
ダイアログカフェ。筋書きのない対話から、新しいアイデアと自分自身に出会う場所。
この番組は、様々なテーマで楽しみながらお届けします。
今回はですね、私が最近読んだ恐ろしい本の話をしたいと思うんですよ。
スピーカー 2
怖いよ。
スピーカー 1
翼の翼って、横ちゃん読んでない?
スピーカー 2
私はね、怖くて読めない。
スピーカー 1
怖くて読めない。存在は知ってた?
スピーカー 2
聞いたことはあった。聞いたことはあったけど、なんかちょっと狂気な感じがして、読んでなくて。
で、横ちゃんがね、読んだって言うから、アマゾンのレビューを読んで、ますます怖いなと思ってパッタリと閉じました。
スピーカー 1
2021年くらいに出版されたのかな?
2020年かな?2021年かどっちかなんだけどさ、小説なんですよ。
中学受験がテーマなんですね。
小説だから、実話ではない。
書かれた方もちゃんとした小説家の方で、他の作品ももちろん書いてらっしゃるんだけど、本人が、お子さんが中学受験をしたと。
その小説に出てくるお母さんは、中学受験経験してないお母さん。
大学も推薦で行ったっていう、どっちかと言うと教育には、自分自身の経験では疎い。
そんなに競争したことがない地方出身のお母さんが主人公で、
息子が、一人っ子が中学受験をする話なんだね。
その作者の方も、自分の子供の中学受験の経験から、主に親のメンタルの話をしてる。
子供もなんだけど、子供がどう感じてるかっていうのはあまり小説の中に直接は書かれてなくて、
親が、その子供が中学受験する、しない、するにあたって志望校はどうする、模試の成績とか、そういうようなことで、
いちいち一喜一憂する揺れ動く気持ちと、だんだん狂気に浸されていく感じ。
お母さんも、子供はそのプレッシャーの中で、だんだん子供も壊れていく。
お母さんも壊れていく。
途中からお父さんも中学受験に、お父さん中学受験経験者っていう、ちょっと第一望には行けなかったっていうお父さんなのね。
最初は中学受験息子がするかもみたいな話になった時、いやまだ早いだろうみたいな。
3年生で塾に行かせるっていう話になった時に、まだ早いんじゃないか、低学年のうちはさ、俺の時はもう遊んでたよみたいな。
お父さんは小5から塾に行き始めて、それで中学受験をしたっていう感じなんだけど、
だから最初はちょっと引いたスタンスだったはずなのに、お父さん最初単身不倫なんだよね。
小6になったぐらいの時に単身不倫から帰ってくるわけ。
それでお父さんが直接勉強を見始めたあたりから、もうちょっと教育逆大、ちょっと手も出るみたいな感じになってきて、
子供もどんどんお父さんとピリピリした関係になり、すごく朗らかだった子供が笑わなくなりみたいな。
ちょっとネタバレになっちゃいますけど、子供が途中ね。
成績が最初いいんですよ、低学年の頃は。4年生ぐらいまではいいんだよね。
3年生からどうやらサピックスとお母式、実名では出てないんだよね。学校名とか塾名とかは実名じゃないんだけど、
どうやらサピックスとお母式、学校に塾に、一番最初はそういう模試みたいなのを受けた。
割とそこそこ聡明な子ではあった。学校の勉強もできるし、聡明なお子さんねって言われてたし、
この子は結構できるのかなと、そういったちょっとした好奇心で全国模試みたいなのを受けさせたら、
そこそこいい成績だったわけよ。でもトップではないわけよ。
その模試はさ、すごい上位層は決勝大会っていうのがあって、実際あるんだろうね。
決勝大会っていうのがあって、そこの50人ぐらい選ばれるんだよ。
その決勝大会に行くと、子どもが模試を受けている横で、別の部屋で、その保護者たちがティーパーティー、
ティーパーティーじゃないんだけど、お茶会をやりながらありがたい受験に関する話を聞くみたいな。
ここに選ばれた上位のお子さんの保護者たちみたいな感じで、
すごいそこに行くってことが親が誇らしい気持ちになっちゃうみたいな。
そこの決勝大会には初めて受けたやつでは行けなかったわけよ。
それは塾にも行ってないし、当然ちゃ当然なんだけど、
塾行ってない割に結構いい成績だったなと思う一方、
決勝大会にはいけなかったみたいな気持ちがお母さんにあるね。
塾の先生は、塾行ってなくてこれだけの成績が取れるっていうのは素晴らしいです。
ぜひその力を伸ばすために我が塾で預からせてくださいみたいな面談があって、
お母さんはその気になっちゃって塾に行くっていう、
最初はちょっとした好奇心で行かせたら最初の方は成績も良くて、
本人もお母さんを僕が決勝大会に連れて行くねみたいなことを言うわけよ。
スピーカー 2
もうそこからおかしい。
スピーカー 1
お母さんはこんなこと言ってくれるなんて。
スピーカー 1
志望校とかもさ、成績が最初の頃はサピックスで言うところのアルファに
一番上のクラスに入れて、周りもすごく優秀な子どもたちばっかりで保護者も上品だと。
やっぱりトップ層の子のお母さんはやっぱり素敵だわみたいな。
もうお母さんが自分の子どもの成績で自分のポジションも上がってるみたいな。
で周りに、そこの塾のアルファなのねみたいなのを学校に行っても噂になって言ってもらって、
1回だけ決勝大会に行けるんだよね、4年生で。
決勝大会行ったらしいわねみたいなので、やったーって親子で喜んで、
その1回の決勝大会がすごくお母さんが誇らしいんだけど、
その後からだんだん成績が下がっていくと。
これもありがちらしいんだよね。
一般的に低学年から行ってて、でも4年生になってだんだんやっぱり追いついてくると。
4年生から塾始める子が多いから。
そうするとクラス落ちちゃうとか、成績がだんだん落ちてくるみたいになった時に、
あれ、こんなはずじゃみたいな感じで、お母さん回せる、子供回せる、
なんとかならないのかみたいな感じで、いろいろプレッシャーかけたり、
いろんな補修を入れてみたり、みたいなことでどんどん沼っていくんだよね。
いろんな経緯は小説の中であるんだけど、
途中ほんとに小6の途中くらいからお父さんも参戦してきててっていう中で、
その子が実はカンニングをしていたっていうことが発覚するわけ。
それを塾の先生に指摘されるのね。
お子さん、このままではまずいです。カンニングしてます。
そしたらそれにお父さんが怒り狂ったよ。裏切ったのか、みたいな。
俺たちの期待を裏切り上がって、みたいな感じで。
すごい親としてはショックだったんだけど、
お母さんは逆に、ここまで自分、子供を追い詰めてたんだ、みたいな気持ちになって、
お母さんはそこからちょっと少し冷静になりつつ、なってくるんだけど、
でももうお父さんが、こんなの中学式なんかやられちまえ、みたいな感じで、
お父さんがワーッてなっちゃって、子供はもう、僕を見せないで、みたいな感じで。
っていう感じで、家庭がどんどん悪くなっていくっていう。
もう一つは、志望校。
4年生くらいの時は、アルファみたいな、一番上のクラスにいた時は、
どうやら改正党として学校をみんな目指してるわけよ。
本人も改正に。
別にお母さんを誘導したつもりはないんだけど、
なんとなく子供がそこに誘導されちゃうんだろうね。
でもどうやら、その子は水泳を低学年の頃にやってて、
塾に入って、4年生くらいから結局水泳はやめちゃうんだけど、
水泳で結構選手コースとかに行って、
水泳でも別にオリンピックとか目指せるとか、
そういうレベルではなかったんだけど、
本人はやっぱり水泳がすごい好きなんだよ。
中学に行っても水泳部に入りたいなって気持ちはあったらしいんだけど、
でもその改正党母式学校にはないの、水泳部が。
それで、本人はどうやら実は違う学校を、
本心ではそっちに水泳をやるために行きたいなって気持ちがあるみたいなんだけど、
ここまでやってきたし、改正を目指す。
お母さんも期待してる。
スピーカー 2
お母さんだけじゃなくて、義理の両親。
スピーカー 1
義理の両親は自分の息子に中学受験させた親じゃん。
だから義理の母が、中学受験させるならここがいいわよとか、
で、また決勝大会に行けた時とかに、
おばあちゃんが喜んじゃって。
お母さんもできるだけあまり関わってほしくないとか思ってたんだけど、
決勝大会に行けることになった時に嬉しすぎて、
みんな言っちゃうんだよね、おじいちゃんおばあちゃんにも。
そしたらおじいちゃんおばあちゃんが喜んじゃって、
でも成績下がってくるから、
スピーカー 2
すごい新学校に行っての大学受験だから、
やっぱり長い期間かなりの偏差値っていう、
全体的な価値観の中で生きてるから、
そこを高いところで続けるっていうのは、
多分その子にとってすごい大きなことだったんだろうなと思って。
スピーカー 1
なりたさん方、大学偏差値教育みたいなところに、
そこに揉まれることが、むしろ選択肢を狭めるんだみたいなことを
Twitterとかで言ってたり、
私たちのゲストの時も過剰だっていう話をしてたけれども、
その意味って、やっぱり意識してなくても偏差値の高いところだとか、
自分は高い学校に行ってる、低い学校にしか行けなかったみたいな気持ちの中で、
ずっと来て大学に入って、
就職もこれだけの大学に行ったら、
就職偏差値が高い会社じゃないとダメだみたいな恥ずかしいとか、
逆にこういう会社に入ったら誇らしいみたいな、
やりたい仕事より偏差値の高い会社みたいな、
自分がやりたいことみたいなことに向き合うことを奪うっていうか、
それを言っちゃいけないんじゃないかみたいな。
スピーカー 2
それもあるし、それを考えなくても何となく満たされる感じ。
そこの社会に属していることで、
満たされちゃってるから、考えなくてよくなって、
でも例えばそこの中で辛くなった時に、逃げ場がなくなるっていうか。
スピーカー 1
そうなんだよ。
かつ、その年就職偏差値が高い会社に入りました。
そこを辞めるっていうことはさ、
だからそれこそさ、私たち大人になれば好きなことをやればいいじゃないかと思うけど、
でももうその偏差値の、就職偏差値の高い会社に入った自分、
その中でそこそこやってる自分から脱落することに対する怖さっていうのってさ、
ものすごく大きいんじゃないか。
それしか自分には寄りどころがないみたいな、
もう何十年、もう気が付けばさ、あれ40過ぎてたみたいなところまで。
そっからそれをなくした時の自分は、何をやりたいかも。
これは私の人生?みたいな。あれなんだっけ?みたいな。
そういう気持ちになって、じゃあそういうみんなが成功してるっていう会社を辞めるとか、
それ以外の選択肢を取るっていうことがどんどん怖くなっていく感じっていうのは、
なんかそれって、確かに成田さんが言うように、選択肢を狭めてる。
選択肢を広げるために学歴が必要だって言ってたはずなのに、
逆に狭めてるっていうのは確かにそういうことだなって思うし、
実際私たちの周りでも、もう40過ぎてさ、
もう怖くて辞められないみたいなのってよく聞くわけじゃない?
スピーカー 2
あるし、私も振り返ってみて自分にそういう側面があったかなかったかって言ったら、
あったと思う?その背裏絶対あったと思う。
やっぱりその環境とか属してる組織とか学校とかっていうところで、
満足したり、満足っていうかな?
ほぼ無意識に近いレベルで安心をしてるっていうのはあったと思うんだよね。
でもそうすると本当に自分は何をしたいのかみたいなところが、
スピーカー 1
変差値しか自分を認めてくれる軸はないみたいになっちゃう。
みたいなのもそれも嫌だし、
もちろんそこから多くの場合はそこでもさ、
少なくても上には上がいるっていう経験をみんなする中で、
だいたいの人は中学受験、
勇者たちの中学受験にも書いてあったけど、
第一志望に行けるのは3分の1。
それ以外は何らかの形で何かを諦めるっていう。
それが成功ではないとまでは言い切れないけど、
でもそういう気持ちになるっていう。
そういう中でそれを肯定してね。
別に自分の積極的な選択肢だって思えればいいけど、
自分はダメだったんだとか、
あの子に負けたんだとか、
そういうものに毒されちゃうような中学受験って、
スピーカー 2
なんかさせたくないなっていう気持ちになる。
でも持っていき方っていうか、
例えば第一志望に行ったところで合わなくてやっぱり辞めるっていう場合だってあるし、
第二・第三希望だったけど行ってみたらすっごい楽しくって、
なんかこうやっぱりご縁だったねみたいなところがあるわけだから、
なんかその辺の気持ちの切り替えみたいなのを、
周りがどれだけサポートできるかみたいなのはすごくある気がするから、
だからやっぱり親があんまり基調しないほうがいいっていう。
スピーカー 1
あつみちゃんがね、
もちろん第一志望・第二志望とかあったけど、
コミュニケーションとしては全部志望校。
ここの学校はこういういいとこがある、こういうとこも面白そうだねみたいな、
受ける学校は基本的には全部いいと思うから志望してる、
その中で縁があるところに行くんだよっていう、
そういうコミュニケーションを心がけてたって言ってて、
本当そうしないとダメだなみたいな、ここじゃないとダメとか、
なんか順番つけて、第五志望にしか浮かんなかったなみたいな、
スピーカー 2
なんかそういうふうに見せるのが本当に良くないなっていうか、
なんか違う、順番じゃなくて違うっていうところを、
なんかこう理解する、お互いに。
スピーカー 1
でも一方で、
勇者たちの中学受験っていう本を読むとね、
これホラーな部分もあるんだけど、
一方で、勇者たちの中学受験は受験前の数週間のことにハイライトしてる。
そこから過去を振り返った話っていうのも差し込まれてるんだけど、
一回目の受験、埼玉とか千葉とかの地方入試とかが始まるところから、
最後の志望校が、志望校というか入学する学校が決まるまでの間のことを
わりと詳細に書いてる形なんだけど、
だからどの順番でどの学校をどう受けるかみたいな話とかがすごい書いてあって、
うわーすごいこのパズル作るんだ、戦略立てるんだっていうのが、
確かにこれを何にも知らずにやったら、
なんか大変なことになりそうだなみたいな。
そこに3組ある中の1組は、お姉ちゃんの時の受験で大手の塾を使わなかったのね。
それで、結構志望校を決めるのを親がなんとなくで決めちゃったわけよ。
志望校というか受験する学校の日程とか。
そしたら結果的にやっぱりすごい反省することが多くて、
1個目に落ちちゃって、確実なものをやっぱり最初の方に受けておかなかったとか、
あと受験の午前入試午後入試の方の詰め込み方とか、
合格発表がどこで出るかみたいなことによるメンタルの揺れとか、
そういうことがあって、最後の最後にお姉ちゃんは1個受かるんだけど、
とにかくもっと上手いやり方があったんじゃないかって思いがあって、
妹の話がメインなんだけど、妹は大手の塾に。
大手じゃないな、中期母校、小期母校みたいなのに行かせて、
すごいそこがサポートしてくれて、いい中学受験ができたっていう話が3つある話の中の1個なんだけど、
それもコミュニケーションとして順番に見せないっていうことだったりとか、
何が自分にとってのチャレンジであって、
何がある程度前傾にあるかみたいな、その順番とかね。
そういうこともしっかり考えてた。
スピーカー 2
子どもとはいえ、特に小学校受験とか中学校受験ぐらいになってくると、
意見もあるし、考えもあるし、特性とかも出てきてるわけだから、
話す。その子が何を考えているのかみたいなところを、
言えない環境を作らないといけない。
子どももだんだん諦めていくんだよね。どうせ聞いてくれないし。
言ったところで、でも、みたいな感じで誘導していくと、
結局ね、黙って従っておいたほうが楽っていうか。
スピーカー 1
だから親は結局、改正も受かるはずだった学校に全部落ちたのは、
もうこの子の抵抗だったんだなって思うというか。
もう自分の受験じゃないっていうか。
受験そのものが彼にとっての、親のやり方、塾のやり方に対して、
言っても無駄だと思っているから、母にも言わないけど、
これを受かって、自分は全然嬉しくないっていう、
そういう感じになったから、だから結局落ちたっていうのは、
スピーカー 2
もうある意味確信犯というか。
でも商売動物的な感じで見られると、
特に頭が良くて、感受性が高い子であれば、
スピーカー 1
分かっちゃうっていうか、知られちゃうっていうのはあるかもね。
だからね。
スピーカー 2
恥ずかしいね、みさつさん。
できる子で、初期でできちゃって、やるじゃん、みたいな。
うちの子結構いけんじゃん、みたいな感じの感覚から沼っていくみたいなのって、
本当にあり得るなと思うんだけど、
自分の子供で、お兄ちゃんの子で失敗したなって思うのは、
2回やってるんだけど、ピアノと水泳で。
ピアノのヤマハ教室に行った時に、小一の時かな、
進級する時に上手な子は、特診クラスじゃないけどさ、
そういうのがあるんだろうね、ヤマハも。
そっち側に行くと、グループレッスンと個人レッスンと2つあってみたいな感じなんだけど、
そこに推薦できるレベルなので、どうですかって言われて、
本人もその時は好きだったし、
そうですか、みたいな感じで。
やっぱさ、褒められると嬉しいわけよね、お互いね。
で、行ったんだけど、
グループレッスンが入るから、進度がさ、進み具合がグループで決まってるのよ。
で、うちの子はピアノはその時好きだったけど、
自分のペースで弾きたいんだよね。
ゆっくりなんだね。
だからその進度に、速いっていうことについていけないし、
合わせるためにやっぱりレッスンをすることが日々のすごいストレスで、
途中泣きながら、
なんでお母さん僕にピアノを習いましたんだって言われて、
でもうちは毎年習い事を続けるときに、
本人確認をするのね。
今年もこれはやりますか?
もうやめますか?みたいな。
年齢調本にやるって決めたら、
じゃあ一年は頑張りましょう。
っていう一年更新で確認をするんだけど、
夏ぐらいかな、もうそういう状態になって、
でも4月に確認したときにやると決めたから、
じゃあ3月まではやりましょうと。
でもそしたらもう2ヶ月後ぐらいに、
僕は3月でやめますんでって自分から先生に言ってやめちゃったんだけど、
やっぱり彼の特性、スピードを競い合うっていうのが、
彼は好きではないっていうことを、
やっぱり私がちゃんと理解してなかったっていうか、
何年生ぐらいですか?
小1。
スピーカー 2
あともう一個は全く同じ失敗なんだけど、
私も学習しろって感じなんだけど、
水泳ってね、彼はすごく水泳が得意で、
でも途中タイムが伸び悩んでたんだよね。
フォームも崩れてきたりとか、タイム伸び悩んで、
で、水泳教室を変えた。
そこは結構すごい、それこそオリンピックコースもあるぐらいのところで、
まだ別にそうじゃないところももちろんあるんだけど、
そこの教室に入って、
1、2ヶ月ぐらいで、
その神経テストみたいなので、
結構相当早い難しいコースのほうに
もう受かって行っていいですよって言われたわけ。
なんだけどそこの教室に入ってまだ1、2ヶ月経ったし、
まだちょっとそこの上のレベルじゃなくて、
ここの下のレベルでしっかりフォームとかを安定させてからのほうが
いいんじゃないですかと。
タイムの基準はクリアしたけど、いいんじゃないかって話をしたんだけど、
でももう基準クリアしてるし、
その上のコースでやっていけると思いますって言われて、
上のコース行ったんだけど、
でもやっぱりそのスピード感には彼はついていけなくて、
すごいストレスになっちゃったんだよね。
だから好きな水泳が楽しめないっていうか。
結局やめちゃった、水泳やめちゃったのに、
やっぱりそこの合わなかったっていうのはあったと思うんだよね。
でも今でも水泳すごい好きで、
昨日とかも3キロ泳いできたとか一人で泳ぐんだけど、
彼の水泳の楽しみ方は競争ではないしスピードでもない。
だからそこを強化コースとか、
そういう環境に持っていくと、
嫌な王でもベルトコンベアに乗っちゃうっていうか、
そうじゃなくて楽しむっていう選択を許されないというか、
みたいになると、さっきの偏差値の話じゃないけどさ、
選択を狭めるっていうか、子供もあるなと思って、
それにやっぱり気づいてあげて、
ここでいいんですとかっていうのは、
親が本当はサポートできるところだなと思いつつ、
スピーカー 1
強化コースいけるんですか?みたいな気持ちになっちゃって。
そうだよ、だって親としたら少しでも才能があるなら、
伸ばしてあげたいって思うね。
同じだよ、勉強だって、ピアノだって、スイミングだって。
スピーカー 2
だからやっぱりそれは本当にあり得るし、
なんていうのかな、危ういっていうか、
すごい私の反省点はそれ、お兄ちゃんの。
でも結果的にね、
自分なりの楽しみ方みたいなのを見つけることができたから、
スピーカー 1
それはそれでよかったかなと思うんだけど。
だから部活とかで水泳部に入ろうとかもないってことだよね。
スピーカー 2
そうだから、中学を選ぶときに水泳部があるところみたいなのも、
基準としては見てなかったね。
だってさ、水泳部も基本的にタイムじゃない?レースじゃない?
多分彼の水泳の楽しみ方は、
なんていうのかな、瞑想に近いっていうか、
心を無にして淡々と泳ぐみたいな。
でもそれは趣味としてやれるのは全然いいじゃんね。
なるほどね。
だからなんかさ、そこを見てあげられるのも親だと思う。
ハマるのも親だと思うんだけど、
よくよく見たげて、自分の子がどこに特性があるのかとか、
こっちは向いてる?向いてない?みたいなのも、
ある程度守るっていう観点で見るのもやっぱり親の役割なんだけど、
難しいよね。
難しい。
スピーカー 1
愛ゆえのね。
スピーカー 2
愛ゆえのね。本当だよね。
親業は、例えば子供の特性とか子供の年齢によっては、
親がサポートにしないといけない。
環境とか年齢とか状況とかも実際あるわけじゃん。
スピーカー 1
あるね。そこのバランスが難しいよね。
スピーカー 2
そこのバランスなんだよね。
好きなようにやらせりゃいいものでもないしねっていうことだよね。
だからそこの部分と、いやいや子供だって別人格なんだから、
そこを放置しましょうよと、あなたの同一視視者危ないですよっていうところの
せめぎ合いが、子供によっても話すタイミングが多分違うし、
スピーカー 1
環境とか状況によっても違うし、そこが常に冷静さを求められるっていうか。
スピーカー 2
難しいよね。
スピーカー 1
難しい。
でも本当ね、中学受験の翼の翼とか勇者たちの中学受験を読んで、
別に中学受験に限った話ではないですが、やっぱり親自身の成長?修行?
なんか分かんないけど精神の鍛錬がね、必要だなって思うというか、
相手との距離の測り方とか関わり合い方とか、冷静さをどう保つかとか、
でも必要なサポートはもちろんしなきゃいけないし、
スピーカー 2
そこの絶妙な関係性の作り方みたいなのは、本当難しいけどやるしかないわけじゃん。
でもさ、大変だと思うんだけどさ、そういう情報が増えれば増えるほどさ、
子供を持ちたくないって思うって増えないから。
スピーカー 1
本当だね。
スピーカー 2
大変すぎとか思っちゃう?
スピーカー 1
確かにね。
スピーカー 2
でさ、多分昔は子供も多かったし、
スピーカー 1
一人一人に時間も避けられないから、
スピーカー 2
放置するしかなかったんだけどね。
良くも悪くもね。
スピーカー 1
一人っ子だからうちとか。
もう私の頭の中は息子のことで、やっぱり奥を占めちゃうわけですよ。
気になっちゃうわけ。
スピーカー 2
あと面白いしね、新しい領域じゃん。
スピーカー 1
そう、分かる分かる。
スピーカー 2
ゆう子ちゃんにとってね。
スピーカー 1
そうそう、それはその通り。
自分自身の学びであり、自分自身のチャレンジであり、
起きたか?みたいな感じで、
こういうのもあるぞ、こんなこともあるぞ、
こうやってみたらどうなんだみたいな、
考えるのが楽しくなっちゃうんだよね。
楽しいうちで終わってくれればいいんだけど。
スピーカー 2
いや、本当そう思うわ。
でまたね、手を返しなおかえさん、
そんな機会があるわけじゃん。
スピーカー 1
自分の時代にはなかったようなものが。
スピーカー 2
しかも自分の働いてきた経験とかを踏まえてみた時に、
こんなことをこんな年からできたら、
そりゃいいわ、みたいな感じで思っちゃったりするし、
っていうのもあるよね。
でもさ、その例えば熱量と子どもの熱量が、
同じとも限らないわけじゃん。
そうね、全然違うんじゃない?
スピーカー 1
全然違うんだよね。
だから厚美ちゃんが中学受験の目標を、
親も持つみたいな。
親の目標を持つみたいな。
楽しいというか、良かったって思える、
楽しい中学受験。
機嫌の良い中学。
中学受験やるって100%決めたわけじゃないけど、
やらないにしても納得できて、
楽しく中学生になる時期を迎えられたらいいな、
みたいなのが何よりも目標だなって思うし、
あと子ども自身が何か頑張る、
全力を尽くすとか、努力をするとか、
こうしたいと思って自ら頑張るみたいな、
そういう状態を作れるっていうことが、
できるといいなって思うよね。
スピーカー 2
そうだね。
なんか頑張った経験は、
絶対勝手にはなるし、
あとその浮かる浮からない緊張感みたいなところも、
生きてるとそういう場面って絶対あるわけだから、
そういう経験をするっていうのはプラスだと思うんだよね。
だし、頑張ったけど思うようにいかないってことだってあるわけだから、