Maker Faire Tokyo 2025の概要
こんにちは、つねぞうです。
デザイン・リビューヘム第112回目。
このデザイン・リビューヘムは、世の中の様々なもの、主に工業製品について、
私の主観で、勝手にデザイン・リビューをしていこうという番組です。
今回は、Maker Faire Tokyo 2025に行ってきた話をします。
このMaker Faire Tokyo 2025とはですね、
作ることで楽しむ、つながる、学ぶというコンセプトの通り、
誰でも使えるようになった新しいテクノロジー、3Dプリンターとかコンピューターとかを中心に、
様々な材料、素材をユニークな発想で使いこなし、
皆があっと驚くようなユニークなもの、大量生産では作れない、
一人一人が本当に欲しいものを作り上げるメーカーのお祭りです。
各地から様々なメーカーが集い、展示とデモンストレーションを行います。
全てのブースで、作品について作者に自由に質問することができます。
ホームページの説明を読んでみたんですけども、
そういったイベントがですね、東京ビッグサイトで開かれましたので、
今日収録しているのが10月5日で、今日も開催されているんですけども、
昨日土曜日10月4日に行ってきましたので、そちらの話をしてみようと思います。
メーカーフェア東京の目的として、まずお会いしたい方がいたというところで、
出展者との出会い
それが一番の目的で行ったんですけども、
まずは支部長さんですね、ものづくり系でおなじみの支部長さんが、
今年もおもちゃの旋盤を出展されていましたので、
ちょっとそれをまた見たいなと思って行ってきました。
ちょうど15時半からプレゼンテーションのステージでお話しされるということで、
そこはちょっとギリギリだったんですけど、それに間に合うように行って、
そちらのプレゼンを聞かせていただいて、
結構人がですね、席が満席で、
その椅子の後ろにも立ち見が3列ぐらいできるぐらい、大盛況のプレゼンでしたね。
そのものづくりの素晴らしさというのを子どもたちに伝えるために、
おもちゃの旋盤を作りましたと。
それを今後広げていくために、
クラファンだったり、オープンソース化をしていきたいなという話を聞かせていただきました。
で、去年のメーカーフェア東京2024にも出展していたんですけれども、
そこからのブラッシュアップとして、
バンブーラボのA1ミニサイズのちょっと小さい3Dプリンターでも、
プリントできるようなサイズにちょっとコンパクトにね、
ギュッと設計変更を行ったり、
あとはそのモーターと電池ボックスのところを脱着式にされていたりと、
どういったところが変わったのかというところも実際見ながらお話しさせていただきました。
やっぱりオープンソース化、クラウドファンディング楽しみですね。
ぜひ私もオープンソース化されたら、
自分のプリンターで印刷して作ってみたいですし、
クラファンも参加したいですね。
あともう一方、というかお二方かな、
FAラジオをやっている高橋さんとクリスさんですね。
いつもこちらもポッドキャストを聞かせていただいているんですけども、
お会いしたことがなかったので、
こっちのお二人に会いたいなと思って行ってきました。
高橋さんからは走るコタツですね。
ナンバーを取得して行動も走ることができるという走るコタツを見せていただいて、
コタツの布団をめくってですね、中身を見せていただきましたね。
なんていうかね、ワイルドな作りをしてみましたね。
すごいなと思いました、本当に。
高専時代からの夢だった走るコタツを、
とうとうこの何年後かに作り上げたということで、
今日の10月5日には実際に値札を出して販売するそうなので、
誰か買ってくれるんですかね。
展示とデモの体験
買ってくれる人がいたらいいなと思っております。
あとはクリスさんがですね、オープンPLCの説明をされていたので、
そちらも話を聞かせていただきました。
PLCと画面と、あとはシミュレーター、
コンベアで何か運んでいるようなシミュレーターに繋いでいるようなシステムですね。
ちょっと私メカ設計だからというのを言い訳にするとあれですけども、
そこら辺のPLCとのやりとりというところは、
あまりはっきりと理解はできていないんですけども、
そこら辺の話も聞かせていただきました。
お二人にお会いして嬉しかったですね。
あとは全体会場を見させていただいて、
やっぱりね、去年よりもお子さんが増えている印象でしたね。
子供連れの方がすごい多いなという印象でした。
本当にさっきの支部長さんのおもちゃの旋盤もそうですけど、
お子さんたち、小学生、中学生、小学生が多かったかな。
小学生ぐらいの方々が本当に楽しんでね、
ものづくりを体験しているというところで、
そういった子供たちが今後、
我々のものづくり業界に進んできてくれたらいいなという思いがすごい強かったですね。
強く思いました。
いろいろ面白いと思う商品、商品というか製品、
展示しているものがあったんですけども、
ちょっと2つだけご紹介したいなと思います。
1つはOKSという東京科学大学のサークルなのかな、
そのチームで作っているからくり瓶という展示があったんですね。
これ何かというと、瓶の中に動くからくりを閉じ込めてしまおうというもので、
ボトルシップってあるじゃないですか。
瓶の中に船をピンセットなどを使って組み立てていく、
ああいうボトルシップが実際に動いたらもっと楽しいよねというコンセプトなんですね。
その瓶の中にそのまま完成した形では入らないようなからくりを組み立てていって、
実際に動かしてみるというものです。
その中で一番面白いなと思ったのが、
小さい瓶に入ったオルゴールなんですね。
オルゴール、何て言ったらいいのかな。
回るところにピンが立っていて、
そのピンで金属の板状のものを弾いて音を出すというオルゴールが、
本当にこの高さが30ミリくらいかな、
高さ30ミリの直径20か15ミリくらいの小さい瓶の中に入っているんですね。
オルゴールを実際に動かしていると。
こんな小さい中にオルゴールを詰めて、
どうやって動かしているのかなと思ったら、
磁石を使っているんですね。
工業製品にもあるんですけども、
磁力で動力を伝えるマグネットカップリングというものがあって、
そのマグネットカップリングでオルゴールを入れた瓶の下で回転させることで、
磁石を回転させることで瓶の中の離れた、
接触していないところに動力を伝えて、
それでオルゴールを回しているというところで、
これは面白いなと思いました。
ちょっと同じような仕組みを使って、
瓶の中で動く工作機械、
瓶の中で動く旋盤とかマシニングセンターとかあったら、
面白そうだなと、
ちょっと作ってみたいなと、
パクリになっちゃいますけどね。
ちょっと思いましたね。
あと一個、これはですね、
チーム名はよくわからないんですけど、
チーム名はわからないんですけど、
2024年度未踏IT人材発掘育成事業というところで、
活動されている大学生3名の方が作った、
3D CAD用の左手デバイスっていうんですかね。
3D CADを操作するための左手デバイスというところで、
ものとしては自作のキーボードみたいな感じで、
トラックボールとキーが12個ついているというものなんですね。
3D CAD用の左手デバイスといえば、
スペースマウスっていうお高い、
グリグリとノブを回すようなものがありますけども、
こちらのトラックボール型の3Dマウス、
PROTですね。
トラックボールがついていて、
そのトラックボールを回すとモデルも回ると。
そのトラックボールを回したのと同じように、
モデルも回るので、
操作的に直感で操作できるっていうのが有利ですね。
実は私も触らせていただいたんですけども、
モデルを右に回したければボールも右に回せばいいし、
上下に回したければ上下にボールを動かせばいいし、
というところで直感的に触れました。
キーをどこか押して設定を変えてあげれば、
ボールを回すことでズームとかもできると。
大きくしたり小さくしたりもできるというところで、
これ面白いなと思いましたね。
キーが12個ありますので、
そこら辺にいろんなショートカットとか、
押し出しとかコピーとか割り当てれば、
そういった短縮もできると。
その設定もですね、
ウェブアプリがあって、
そこからキーのマッピングとかも変更できますよというところで、
使い慣れれば非常に面白いものだなと思いましたね。
その設計というのは公開されているそうで、
ちょっと概要欄にリンク貼っておこうかなと思うんですけど、
CADのデータは公開されているし、
自分でなかなか作るのが難しい基盤ですね。
中に入っている基盤は購入ができるということなので、
実際自分で欲しいなという方はそこから情報を取ってきて、
作ることができますよということでした。
というところで、
あともいろいろ面白いものがあったんですけども、
実際気になる方は見に行ってくださいというのは、
もう遅いかもしれないですね。
また次回、東京だけじゃなくて、
いろんな場所でこのメーカーフェアやってますので、
興味を持った方は次回、
どこだったかな、
仮屋という場所でやるんだったかな。
そうですね、仮屋。
仮屋マイクロメーカーフェアという、
今回のメーカーフェアは東京よりも、
ちょっと規模は小さいかもしれないんですけども、
仮屋という場所で、
2026年ですね。
2026年1月17日、
土曜日、
18日、
日曜日に開催が決定したそうなので、
もしこのポッドキャストを聞いて、
ぜひ次見てみたいなと思った方は、
愛知県仮屋市ですね。
愛知県仮屋市で行われる、
仮屋マイクロメーカーフェア2025に、
行ってみてはいかがでしょうか。
走るこたつの高橋さんも、
その仮屋にも出そうかな、
みたいな話をされていましたので、
ぜひ興味がある方は、
行ってみてください。
支部長さんも出すんじゃないかな。
きっと近いですからね、愛知県。
支部長さんとかも出すと思います。
ということで、
今日はここまでです。
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では、お疲れさまでした。
万全に。