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2025-06-09 10:15

#105/デザイン会社の経営者が考える、組織のAI活用と個人のAI活用

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今回はアジケ代表の梅本ひとりで話す回です。

「AIを活用する際に意識している2つの視点について」話しました


第一の視点は「組織全体の底上げを目指すAI活用」です。Google WorkspaceやGeminiなど、既存のワークフローに自然に組み込めるツールを重視しています。会議の議事録自動化やドキュメント作成効率化により、メンバーの学習コストを下げながら組織全体の生産性向上を実現できます。

第二の視点は「個の力を飛躍させるAI活用」です。CursorやMCPのような専門的なツールを活用し、過去のプロジェクトやノウハウを「学習可能な資産」として蓄積・活用します。自分の過去の知見が現在の能力を指数関数的に拡張してくれる点が特徴です。


AIという強力なツールにより「個人でもより遠くへ、より早く」行ける時代になりましたが、だからこそ組織としての指針を持つことが重要です。「今どちらの視点でAIと向き合っているか」を自問自答し、バランスの取れたAI活用を進めることが経営者として大切だと考えています。

サマリー

このエピソードでは、デザイン会社の経営者がAIの活用について、組織と個人の視点から考察しています。特にGoogleワークスペースのGeminiを利用した具体的な活用方法や、個々の能力を高めるためのAIの使い方について話しています。

AIとデザインについての考察
デザインの味付け
はい、始まりました。デザインの味付け。
この番組は、株式会社ajike代表の梅本と、その仲間たちがデザインについて、雑談を交えながら話す番組です。
今日のお相手は、おりません。
私一人ですね。
よろしくお願いします。
今日一人で話している理由は、単純に収録を忘れておりました。大変失礼いたしました。
一人で話すとなると、非常に難しいですね。
やっぱり、相手の人がいて、初めてこうやってポッドキャストというのは、話しやすくなっているんだなと思います。
中には一人でポッドキャストをやられている方もいらっしゃると思うんですけども、
企画から構成、そして話してまで一人でやるというのは、本当にすごいことだなと思います。
さて、今日は何のテーマかというと、皆さん気になって使っている方も多いと思います。
AIとデザインについて、私の使い方や私の見方というのについて話します。
タイトルは決めてはいなかったんですけども、デザイン会社の経営者が考える組織でのAI活用と個人のAI活用の視点、そんなあたりで話してみようと思います。
組織でのAI活用の実践
皆さんもAIをよく使っていると思います。
私もですね、日常の業務から、業務が終わって休みの時とかは、まあまあ触ったりしています。
AIの進化というのはやっぱり早いですね。
モデルが進化するというのもありますし、そのモデルにそもそも機能がついたものが発表されてみんなが盛り上がっているのもありますし、
モデルを使ってツールにどういう風に乗っかって触っていくのか、具体的にどういう風なユースケースで使っているのかみたいな情報もよく見かけるなと思っています。
冒頭で言った組織でのAI活用と個人のAI活用を考えると、まず視点の一つ目ですね。
組織全体の底上げを目指すAI活用についてお話をします。
私たちのようなチームで仕事をする組織にとって、個々でですね、AI活用を使ったりするというのはもちろん大事なんですけども、
やっぱり私が経営者として、それ以上にチームとしてどういう風に機能するのかという視点をすごく気にしています。
結論から言うと、GoogleワークスペースのGeminiが今組織でAIを使う上では最も良い選択肢かなと思っています。
我々はですね、もともとも創業からずっとGoogleワークスペース、ちょっと以前は名前違ったと思うんですけども、
Googleを使った業務システムというのを使ってきました。
なのでGoogleドライブやGmail、Googleカレンダーなど、味気のみんなが使っている情報がGoogleに全部あるという状態ですね。
ここに今Gemini、AIが付いたことで、既に存在しているデータをどんどん活用して連携していくみたいなことがよくできています。
それだけだとちょっと抽象的なのでわかりづらいかなと思うんですけども、
例えば会議の議事録をGoogleドキュメントで取った場合は、それをGoogleドライブに貯めておくと、そのフォルダだけで要約できるような機能がついたり、
議事録の内容をノートブックLMにどんどん貯めることで、そのプロジェクトだけのラグって言いますかね、RAG、ソースがそのプロジェクトの情報だけが入っているので嘘を言いづらいとか言われる使い方ですよね。
もしくは普通にGeminiで調査をしたりとかですね、Googleカレンダーを操作したりとかいうふうなことをやっています。
組織全体の底上げのためのAIみたいなイメージを今持っていまして、AIが好きな人って技術が好きとかITが好きっていう人が多いと思います。
そういう人がカーソルを使っていろんなカスタマイズをしてプロダクトマネジメントに活かしていくみたいなこともよく見かけはするんですけども、
うちの会社全体はAIが好きとかいうよりは、どちらかと言うとデザインが好きっていう人が非常に多いです。
なのでその人たちが業務を楽にできる方法とか、学習コストが低いっていうんですかね、学ぶのに難しくないとか、
そういった点でやっぱり組織でいかに使ってもらうか、みんなが使うことでよりデータがたまって分析とかもやりやすくなってくる。
組織全体の力をどう上げていくのにどのAIの使い方が適しているのかというふうに考えると、
今はGoogleワークスペースとジェミニを使っていくのがうちにとってはいい状態なんじゃないかなというふうに思っております。
個人の力を高めるAIの使い方
なんとなくですけども、今までNotionを使って社内ウィキを作ったり、データベースですね。
プロジェクトのデータベースをすべて貯めていた人もいて、Notion AIというのもあると思うんですけども、
なんとなくそこから移行するような匂いも感じています。
データをどこに貯めているか、どこに貯まっているのか、これは本当にGoogle強いなと思って見てますし、
AIがシームレスに動きやすいのかみたいなところで、Googleは一実の蝶と言いますか、データを貯まっていたところがすごく効いているなと思って見てます。
そして視点の2つ目ですね。
2つ目は子の力を飛躍させるAIみたいなことで使ってます。
言葉でも出ましたけども、カーソル、カーサーという人もいると思いますし、カーソルというのかどっちか分からないですけど、
カーソルとMCPを使ったりする、AIのテッキーな人たちがやっていることを自分も結構触って見ています。
これ何がいいのかというと、自分のローカルドキュメントですね。
自分のドキュメントにどんどんどんどんデータが溜まっています。
先ほどGoogleドキュメントにも溜まっていると言ったんですけども、
もう少し人癖の高いとか素早くドキュメントを作るという時にローカルにあった、マークダウンで作っていたみたいなドキュメントも結構あったりします。
そのマークダウンで作っていたドキュメントを資産として使いやすい使い方がカーソルとMCPかなと思ってます。
例えば、どういう使い方をするかというと、プロダクトマネジメントをしているとしましょう。
その時にプロダクトマネジメント、あるプロジェクトを管理していくぞという時になると、プロジェクト管理方法ってある程度共通する考え方はありますよね。
例えば、プロジェクトマネジメントで有名なピンボックとか、プロジェクトマネジメントというのは大事なことはこういうことですよというふうにまとまったドキュメントがあるんですね。
それってノウハウじゃないですか。
また、UXリサーチにもこういうふうにリサーチをやるといいよみたいなノウハウって結構世の中的にもたまってきてます。
そのピンボックやUXリサーチのノウハウをルールとしてカーソルにセットしているんですね。
そうすると、あるプロジェクトが始まるので、こういうことを大事にした、まず何からやるべきか教えてくださいって言うと、
カーソルに言うと、だーっとそのプロジェクトのフォルダが作られて、そのフォルダの中にこの点を気をつけた方がいいよっていうドキュメントが自動的にガッと作られていく。
その自動的に作られている中身のファイルも、最初は構成というか企画案みたいなものだけなんですけども、
具体的にファイルのドキュメントをカーソルで壁打ちしながら作っていくみたいなやり方をしています。
これは先ほどみんなの力をグーッと集めて、後々にすごい大きな力にしていくっていうような考え方のAIだとしたら、
これは個人の自分の力を何倍にもしていくようなAIの使い方かなと思っています。
あとはUIデザインでもAIを使っています。
VZEROとかVOLTとかLABABLU、FIGMAのAIのやつも出てきましたね。
どういうふうに使っているかって言うと、UIをまず簡単に作ってみる。
それをHTMLとかのソースに落とすときに、どれだけ精度が高くできるのか。
もしくはプロントを書いて、デザインをどれだけ精度高く出せるのかというふうなことを試したりもしています。
何が言いたいのかというと、今経営者として2つ視点を持ってAIを活用していると言いました。
これってどういうことなのかなと思うと、アフリカの有名なことわざがありますよね。
遠くへ行きたいならみんなで行け。早く行きたいなら一人で行け。
今私がこれをやっていることは、組織として遠くに行きたい、みんなで行きたいような使い方をしなきゃいけないのか、
それとも自分の知的告示を満たしたいから早くやりたいとか、一人でもいいからワンワンやりたいみたいなことだったら
今は後者の視点なのかなと思って、いろいろツールを触っています。
ということで、AIを学んでいくという時に、やはり経営者としては組織としてどこを目指して、
どういう使い方をするとAIが浸透しやすいのかな、みたいなことは結構大事かなと思っていますというお話でした。
はい、ということで今日は経営者が考える組織のAI活用と個人のAI活用についてお話をしました。
今日も聞いていただきましてありがとうございました。
編集後期は今日は無しです。
皆さん今週も元気にお過ごしください。ありがとうございました。
10:15

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