UXデザインの提供価値・可能性
デザインの味付け、始まりました、デザインの味付け。
今回も前回に引き続きまして、デザイン組織開発支援事業部の濱野さんとお話をしたいと思います。
濱野さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
いやー、なんか一週間早いですね。
早いですね。本当にあっという間ですね。
今の笑い声でどういう状況かをご理解いただければと思いますけど、一週間早いです。
そして、今日のテーマは何でしょうか?
今日のテーマは、UXデザインが応用できそうな領域を考えるです。
なるほど、UXデザインが応用できそうな領域。
テーマを持ってきた背景は何でしょうかね?
先週同様、過去にお客さんから来たお悩みの相談、問い合わせというか、それを振り返っていて、
採用とかに関することももちろんですけど、全然採用とかデザインなのか、みたいな領域のご相談をいただくことが結構あって、
それってでも、つまりUXデザインをずっとやってきた会社に対して何か別の価値を見出してくれているのかなというふうに思っていて、
そこからUXデザインが応用できそうな領域を考えたら面白いんじゃないかと思って、今日のテーマを持ってきたという感じです。
良いテーマですね。ありがとうございます。
過去のお客さんから来た面白いご相談って、ここで紹介できる例ってあるんですか?
そうですね。何個か持ってきまして、
一つ目は組織内の知見がうまく蓄積されて、それが有効活用されて事業成果につながるような仕組み、そういう組織を作りたいという、
そんなお問い合わせをいただいたこともあって、先週は梅本さんがおっしゃっていた情報の透明性とかは多分その辺にも関係すると思うんですけど、
その辺りの仕組みとか組織作りみたいなご相談もありましたし、紙ベースの業務がすごいたくさんあるようなお客さんで、
さらにデジタル化したいというのは当たり前のように思っているんだけど、とにかくいろんな業務が複雑に絡まっている状態なので、
業務改善をデジタル化するにしても、何からどう始めたらいいかわからない。
そのタイミングでご相談をいただくこともあったりとか、そんなタイミングでデザイン会社に声をかけてくれるんだというのがあったりとか、
あとまた別の領域で面白いなと思ったのは、組織開発ですね。従業員のエンゲージメントを高めたいんだけど、ユーザー体験、UXデザイン、
試験が使えないかとか、採用、競争力のある組織になりたいというゴールがあると思うんですけど、そこに期待をいただいたりとか、そんなこともありました。
なるほど。なんか見てるとあれだよね、業務改善コンサルタントとか、コンサルティング会社の方がやりそうなご相談が多いですね。
そうですね。
デザインの意味とかですね、それがちゃんと広まりつつあるから、デザイン会社にも相談してみようかみたいな空気感が世の中的には生まれてきているんじゃないかなとも思うんですけども、
濱野さんから見て、UXデザインはじゃあそういう時にどういう価値を提供しているというふうに考えてますか?
先ほども言ったように、ちょっとUXデザインに何らかの価値を見出したから相談に至ったのかなって思っていて、
一つ目に考えられるのって、ユーザーを中心に考えることへの可能性を感じてくれているのかなというのが一つかなと思っていて、
例えば、従業員のエンゲージメントを高めたいという相談がありましたけど、
それって従業員が捉え方によっては組織の重要なユーザーだというふうに思えるなと思っていて、
つまり従業員目線で施行することが組織へのエンゲージメントにつながっていくという、そういう発想なのかなって思っております。
他は、例えばユーザー目線でストーリーを描くことへの可能性、これも1個目のポイントに近いんですけど、
つまりあるべき姿を目に見える形で具体的にストーリーとして描けるというところがすごい可能性を感じてくれているのかなって思っていて、
やってることで結構人を起点に目指すべき姿をストーリーボールとかジャーニーマップとか、結構具体的に描いているのが我々だと思うんですね。
なので、どんな施策をユーザーに対して従業員に対してどんな施策をするべきかというふうに考えるときに、
かなりその施策を考えるときの軸、何を目指しているからこの施策なんだという軸を作れるというふうな期待なんじゃないかなと思っていて、
先ほどのエンゲージメント向上とかにも軸として使えるでしょうし、そういうとこの期待もあるのかなと。
あと最後はちょっと違う観点なんですけど、ユーザー目線で考えるというのはもちろんなんですけど、
ユーザーが辿る体験、一連のジャーニーの軸に関わる関係者とかものとか、
すべてを構造的に捉えて課題がどこにあるのかというのを特定していくというのが最終的に最適化を考えるというのは、
UXデザインが総じてやっていることだなと思っていて、それは結構業務回復とかの話につながると思うんですけど、
ユーザーの情報とかサービス提供側の情報とかを全部可視化してユーザーの行動達成するためにどこに課題があるんだっけっていうのが
導き出せるのがUXデザインなんじゃないかっていうふうに多分思っていただいているので、
何すべきかわからないという状況から一緒に課題の特定からやってくれませんかっていう、
そんな相談につながるんじゃないかなという価値を見出してくれてるんじゃないかなというような感じはしてますね。
課題を本当に一緒に特定しに行くっていうのが、すごいお客様も悩んでいるってことだもんね。
そうですね。おそらくなんか構造全体のサービスなのか業務なのかを一つの構造として捉えて可視化するっていうのは、
やっぱり難しいところなので、そこへの期待をしてくださったりとか、そういうところもあるのかなというふうには思いますね。
デザインの死について
確かに。ちょっと余談になりますけど、デザイン志向が死んだみたいな記事が話題になったんですよね。
その側面やっぱりあるなと思ってるんですよ。
それを使ってビジネスやってたけど実際成果出なかったじゃないかみたいなことで批判されてるような気がするんですけども、
自分はその中で、やっぱりUXデザインってすごく大事だなと思うのは、ちょっとさっきの濱野さんの話と近いんですけども、
UXっていうと結局最終的にはこの人特定というか、ある対象者を限定していくような作業があるじゃないですか。
この人にとってゴールは何なの?とかどういう体験がいいの?みたいなことを示していく方法っていい考え方だなと思ってて、
なんでかっていうと、課題からいろいろ考えていくとですね、課題っていろんな流度で出てくるじゃないですか。
でっかい課題もあれば、細かい課題とかもあって。
その課題を整理する力って実は人間ってあんまり備わってないんじゃないかなと思って。
時間が経ったら大きいかどうか小さかどうか、よくタスクの整理でも重要度と緊急度に分けて考えるみたいなのがあるんですけど、
それがうまく整理できてるパターンってあのフレームワークでもあんまりないじゃないですか。
本当は重要なやつでかつ緊急なやつからやっていくのが一番いいんでしょうけど、
なんかそれがうまく回らないなぐらい、普段のサービスを開発してたらいろんな課題がブワーッと出てきて、
その代償、緊急度いろいろあって、それ全部対応するのかみたいな感じで、どれが課題かもよくわかんないみたいなケースあるじゃないですか。
でもなんかUXデザインってある意味では、この特定のユーザーの一番最終ゴールというか、
最終どんな体験を届けたらいいんだっけみたいなところにフォーカスして何をやっていくべきかみたいな、
機能的というかですね、ゴールを1点に絞れて考えていくっていうのがすごい価値なんじゃないかなとか思ったりもしますね。
そうですね。すごい具体的になりますもんね。その課題も具体的になるし、実現するためにやるべきことも具体的になりますし。
物事は複雑なものが多いので、それを複雑なまま捉えたほうがいいケースももちろんあるんですけども、
それだとなかなか成果が見えづらいっていう時には、ゴールに対して小さく試してやるべきことを理解していくみたいな方法は結構いい方法なんだろうなとかは。
個人的に思いますけどね。
そうですね。最終的にユーザーにとって理想の体験は何なんだとか、このフェーズでユーザーが達成したいことは何なんだみたいな、
結構その一言にUXデザインって絞っていく、軸を絞りにいくみたいな形があると思っていて、結構それってシンプルに持っていくところだなっていうふうには思いますね。
つまりこれを達成できるために最低限何ができたらいいんだろうみたいなパス統にもなるので、そういう可能性はある手法ですよね。
ちなみに浜野さん的にはさっきの相談もデザイン以外の領域のような気はするんですけども、他にもUXデザインはどんな領域で活用できそう?
UXデザインの活用領域1: 組織開発
エンゲージメントっていう話がありましたけど、まず組織開発はすごい活用できるなって思っています。
従業員体験設計とかそういう言われ方もしてますけど、結構ユーザー、UXデザインとかなり共通で従業員とユーザーをすり替えただけなぐらいになるんじゃないかなみたいなことを思っていて、
ユーザーにとっての価値とか理想の状態とかを描いて、それを実現していくことでサービスの利用者の増加とか利用頻度の増加、それで事業成果に貢献していくっていう側面があって、
それを従業員体験設計に置き換えると従業員にとっての組織の価値とか、やる気が出るような体験の設計とかをやっていくことで、先々週のカルチャーの話にも繋がると思うんですけど、
この組織に入りたいなって思う人が増えたりとか、自分の能力を最大限活用できる従業員が増えたりとか、それって結果、事業成果に繋がっていくのかなと思っていて、なので組織開発はすごい使えるんじゃないかなって思いますね。
あと業務改革は、今まで話したことで内容が多分持ってきてますと思うんですけど、従業員目線に立った業務効率化ということで、この人の目線だったらどこの作業が無駄なんだろうっていうのは徹底的に従業員目線に立つと洗い出せるのかなと思っていて、
多分業務改革も良い領域なんじゃないかなというふうに思いますね。
梅本さんもこんな領域活用できるかもみたいな、そんなのあったりしますか?途中で挟んじゃいました。
領域って言うと実はあんまりなくてですね、何でもいけんじゃないかなとか乱暴な回答になっちゃうんですけども、
やっぱりポイントはお客さん目線とか使う人目線になってないなと思った時に試してみるっていうのは大体効くんじゃないかなとか思っちゃいますけどね。
そうですね、まさにシンプルに言うとそうですよね。
単純なフレームワークの5W1Hとか言うと思うんですけども、ここの負が抜けてたりとかするケースって結構多いなと思ってまして、
いろんなフレームワークがいっぱいありますけど、一番シンプルなやつって現状と未来みたいな、あるいはas is to beみたいなのがあると思うんですけども、
真ん中に線を引いて左側がbeforeみたいな、右側がafterみたいな。
このafterのところに誰にとってみたいなのが入ってるか入ってないかがUXデザインの肝というかですね、
この目線がないことをずっとやってるなみたいな領域はもしかしたら何にでも効くんじゃないかなとか、
常識として効くんじゃないかなとか思っちゃいますね。
そうですね、こう思ったのは教育とかそういう領域も活用できるのかもなって少し思って、
学校現場とかではなくて、ラーニングサービスとかいろいろあると思うんですけど、
結構ユーザーがモチベーション高く学習を続けられる仕組みがそういった教育には大事になってくるのかなと思ってて、
ここも結局具体的に誰のために、その人にとってどんな体験が重要なのかっていうところがお得ということがすごい大事なので、
この辺の教育とかの領域にもUXデザインって使えるんじゃないかなと思ったりしますね。
そうですね、その辺が言語化というか見えてないとやっぱり作れないので、
大体その辺をサボって開発を進む時とか自分の過去の経験上はあったりとかするんですよね。
誰にとってこういうことがいいんじゃないかっていう仮説をないままやっちゃうと、
なんか進めてるうちにその仮説が見つかるんじゃないかみたいな淡い期待とかをしながら多分進めるんですけど、
それだとあんまりうまくいかないケースっていうのはあったような気がしますね。
UXデザインとかだと誰にとってこういうのがいいんだと思う。
だからこういうものを作りましょうっていうのをちょっと形にしてみて、
確かに効かなかったみたいなのが繰り返していくのが大事なのかなと。
そうですね。
とか思いましたが、一般論みたいに聞こえたかもしれないですが、私の話が。
いろいろな領域で活用できるとか、
私的にはこういうことが大事だっていうのをいろいろ会話したと思うんですけど、
UXデザインが応用できそうな領域を考える
ぜひそんな問い合わせ、こんなことでも問い合わせていいんだろうかとか、
従業員満足度とかエンゲージメントでも全然いいですし、
ナレッジマネジメントでもいいですし、
教育の仕組みとかでもいいですし、
いろいろと一度投げかけていただけると我々としてもすごい嬉しいですね。
最近浜野さん締めるときにPRするみたいなのが出っ張りになってますからね。
そういうミッションになっているわけでもないですが。
でもデザイン以外のやつって結構楽しいもんね。
そうですね。なんか面白いですよね。
本当エンゲージメントとかナレッジマネジメントとか、
実体験に寄り添くして人の行動、
デジタルだけではなくてデジタルに限らない人の行動について考えられるので、
すごい面白い領域だなっていうふうに思いますね。
最近浜野さんはそういう仕事でだいぶ活躍しているなと私も遠目から見てはいますので。
こんな相談があれば是非弊社まで、
そして浜野が担当できるかどうかはリソースにもよるんですけども、
ご指名いただけると浜野は喜ぶと思いますので、
是非お声掛けいただければと思います。
営業になっちゃいましたね。
以上で終わります。聞いていただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
編集後記
編集後期。お疲れ様でした。
原さんにも神田さんにも言いましたけど、みんな1回目よりだいぶ上手くなってるね。
良かったです。自分も自分で実感が持てて。
1回目本当に冷や汗すごいかいてて。
今日は普通に、より自然に話せた気がします。
何で自然に話せたの?最近自然と触れ合ってるからですかね?
なんだろう。やっぱり直近の業務で触れているテーマとか、
梅本さんにこれを聞いてみたいみたいに思っているテーマをピックアップしたから、
自然と考えとか、自然ないつもの会話みたいになったのかもしれないですね。
慣れてきてくださったので、次回も面白いお話を聞かせていただけるんじゃないかなと思いました。
ありがとうございました。
楽しみにしています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。