社会保険労務士 岡本雅行の
『こいつはもうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト』 略して【ダメポ】。
この番組は、企業経営の中で必ず訪れる労務の悩みについて、 社会保険労務士の岡本雅行先生が具体例なども交えながら、
コミュニケーションと労務の視点で、解決策への考え方をお伝えしていく番組です。
中小企業の労務管理とSDGsを推進する、SunCha社会保険労務士事務所の提供でお送りいたします。
はい、今週も始まりました、社会保険労務士岡本雅行の 『もうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト』 略して【ダメポ】。
すいません、一回噛んじゃいましたね。第17回スタートさせていただきます。
ナビゲーターのトーマス・J・トーマスです。 岡本先生、今週もどうぞよろしくお願いいたします。
お願いいたします。
はい、始まりました、17回。今日はなんか珍しく岡本先生が私服で目の前に登場していただいて、なんかちょっと一瞬誰か分かんなかったんですけど。
あ、ほんとですか。
なんか今日はこの後、野球を見に行くようで。
はい、ちょっとはい、いろいろとございましたね。
いろいろとございましたね。いいですね。好きなんですもんね、野球観戦が。
はい。
なんか他趣味ですよね、結構。
そうですかね。
うん、なんかいろんなことに興味を持たれてやられてるイメージがありますけど。
はい。野球の話をすると仲となりますので。
たまにはなんかでもそういう会もあってもいいですよね。
それはもう全然OKです。
全然OK。一番好きな球団は?
内緒にしときます。
内緒なんですね、これは。
それはビジネス上ね。
ビジネス上とかなんですか?
ビジネス上ないですけどね、そうじゃない方はやっぱり、それで話したくもないみたいになられても。
もう少し親しくなったら教えてもらえるかもしれないですね。
そうですね。
なるほど。ちょっと皆さんぜひですね、岡本先生のLINE公式アカウントに登録していただいて、しつこく聞いていただけたら、そのうち答えてくれるかもしれないので、ぜひ好きな球団聞けるぐらい仲良くなってください。
お願いします。
はい、というわけで、今日のご相談に移らせていただこうと思います。
今日の相談です。広告代理店の方からのご相談ですね。
20年近く広告代理店を経営しており、そろそろリタイアを考え始めています。将来の幹部候補のメンバーについての相談です。
仕事については何の注文もありません。数値をしっかりと残してくれています。
お客様との関係も良好です。
マネジメント面も部下の面倒見は良い方だと思いますし、相談を受ければ親身になって対応できます。
ただ、部下からすれば相談しづらい雰囲気を醸し出していて、相談しにくいのではないかと危惧しています。
我が社を支える大きなプロジェクトのディレクションを複数こなしているので、実際に忙しいのですが、自分の業務状況を必要以上に話している点が気にかかります。
悪気はないのですが、聞いている方からすれば彼の忙しさだけが耳に入ってしまうと思います。
部下からの相談しにくい状況を自分で生み出してしまっています。
結果として、いつまでも彼は業務を任せる部下も育たず、忙しさが変わらないからより忙しくなるので状況は変わらずという悪循環に陥っているように感じています。
こんな時、どのように対応したら良いのでしょうかということです。
ですね。
ですね、今目が座ってましたけど大丈夫でしたか。
なかなか難しいあれですよね。
広告代理店の幹部候補の方が、なかなか部下の話を聞かず、自分の仕事の忙しさみたいなことだけ言っているように見えるというような感じですかね。
そうですね。忙しいんでしょうね、きっとね。
従事業さんですと、やっぱり管理者といっても、当然自分でも業務をしながら、いわゆるプレイングマネージャーみたいな方しかいらっしゃらないと思いますので、
その中で、特に代理店さんとかですと、いろんな二方面の調整が必要だったりとかあるんですかね。
なかなかそういう調整、一つの調整で全体のスケジュールが変わるとかあるんでしょうね、きっとね。
だからそういう面でも、どうしても任せると言ってもなかなか任せられないし、
で、実際に忙しくなってるしっていう中で。
でもなんか、あれでしょうね、どうなんですかね。
面倒見もいい方なんで、本来はということでしょうし、
多分この方自身も問題意識は感じてるから、あれなんじゃないですかね。
でもなんか、忙しいオーラを放っちゃってる方っていますよね、そんなここに。
いますね。
関わらずね。
何回も同じこと言う方がいません?
こんだけ忙しいんだよ、俺はみたいなのをアピールするのに。
そうですね。だからこの方がアピールしたいということではないんでしょうけど、
結果として部下を育てたいとか、部下に自分の業務をしてもらいたいということだったとしても、
それはその部下からすれば忙しいんだなっていうふうに捉えられちゃうんじゃないですか。
だからある意味、岸部になって忙しい感を別にアピールしても何のメリットもないという人はあれですけど、
個人的には一般社員の方がこんな忙しいんです、もっと認めてくださいみたいなのはありますけど、
多分そういうお立場とは違うんだろうなというふうには思いますのでね。
なるほどね。
部下からするとちょっとめんどくさいなって思われてるかもしれないですね、こういう方が。
そうですね。もっと教えてもらったらいい。
あれは何でしょうかね、どういう会社さんかどういう関係かはわかりませんけど、
お手伝いはしたいんだけれども、なかなかその取っ掛かりが部下からしても作れないというような状況に陥っちゃってるんじゃないかなというふうにも思いますね。
そうですね。
なるほどね。
どう対応していけばいいんでしょうね、経営者としては。
そうですね。
具体的な策はちょっとわからないのもあるんですけど、
少なくともこの対象の方だけ将来の幹部候補生だったりとか、あるいはその部下の方々、あるいは一般社員の方々で解決できる問題ではないのかなと思うんですね。
なるほどなるほど。
本当にその経営者の方がこうしなさいというふうに腹をくくっていただいて指示をする。
指示というのは一言で言うと業務分担上の指示になるのかなと思うんですけどね。
業務分担上の指示。
なので例えば相談しにくい状況を生み出し、忙しいから部下もなかなか相談しづらい、あるいはご本人からしても部下をもっと巻き込んで仕事をしてもらいたいんだけど、
もちろんその部下さんも仕事があるでしょうから、そういう意味で言うとね。
だしそこに踏み出すには、じゃあより余計忙しくなる瞬間があると思うんですね。
最初の段階では。
最初の段階ではっていうふうに考えると、多分任せておいてはいつまでたっても今の状況は変わらないっていうことになるので。
だからもう逆に言うと、この岸部候補生の方の一緒に、今は多分大きなプロジェクトのディレクションとか、メイン的な役割はこの方が果たして、
本当にサブ的なというか、あるいはサブのサブ的な業務を社内の他の方がやってるみたいな形なんだろうなと思いますけど、
そこの役割的なものを強制的に、メイン的な役割にもこの人を入れなさいということで、
最初多分混乱起きるかもしれませんけど、その混乱を覚悟の上で。
経営者からそうしなさいって指示を出してしまう。
本当に経営者の方のご決断がないと、多分この状況は変わらないでしょうね。