2024-12-19 18:24

095.育児休業取得中の社員を辞めさせられますか?

育児休業取得中の社員が復帰せずに辞めるという噂を耳にしました。
青天のへきれき、裏切れられた気分です。今すぐ辞めさせられますか?
というご相談です!

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今週の【ダメポ】は!?

コンサルティング会社を経営している方からのご相談です。
正社員雇用の女性社員。
昨年の夏ぐらいから産休にはいり、無事に出産、今は育児休業中。
あるルートから、育児休業が終了したら職場復帰することなく退職するつもりだという噂を聞きました。資格取得を所得して、その資格を活かせる仕事につく意向の様子。
彼女を一人前にするために個人的にも時間をつかってきた社長としては、まさに青天のへきれき、裏切れられた気分だそうです。
育児休業給付金は復職意志がある人への給付金だったはず!
直ぐにも辞めさせたい気分の社長ですが、問題はあるのでしょうか?
岡本先生、教えてください!!

【今週のトピック】

  • 現時点で辞めさせるとなると、相応な理由が必要になる。
  • 育児休業給付金は雇用保険の被保険者に対して国から出るお金です。
  • 実際に何を考えているかをヒヤリングする必要はありそうですね!
  • せっかくの優秀な方なので、活かす道を考えた方が吉。
  • これを機に職場復帰しやすくするための取り組みを考えてみましょう。

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【今週の労務の豆知識?】
今週は『一年の振り返り』について。
今年も終わりに近づいてきました。
この一年を振り返りましょう。
特にコロナ後、働き方も多様化しています。
世の中の動きや自社の中での変化を振り返り、来年に活かしましょう。

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1人でも多くの社長さんのお役に立てる番組になるように、精いっぱい配信していきます。
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『もうダメだ…と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト』 略して【ダメポ】は、1人でも多くの企業経営者のお役に立つ番組を目指しています。
少しでも面白かった!と感じていただけましたら、以下のリンクを周りの方にもご紹介ください。

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◉今週もお聴きいただきありがとうございます。

この番組は、SunCha(さんちゃ) 社会保険労務士事務所の提供でお送りいたしました。
それではまた、来週お会いしましょう。

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サマリー

育児休業中の社員の辞職に関する相談を通じて、育児休業給付金や社員の復職の意向について考察されています。また、社員の育児やキャリアに対する配慮が必要であることが強調されています。育児休業制度の重要性や助成金について議論される中、社員が育児休業中に会社との接触を持つことの意義が強調されています。さらに、法律改正を踏まえた柔軟な働き方の可能性にも触れられています。

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社会保険労務士岡本雅行の
【こいつはもうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト】 略して【ダメポ】
この番組は、企業経営の中で必ず訪れる労務の悩みについて 社会保険労務士の岡本雅行先生が具体例なども交えながら
コミュニケーションと労務の視点で、解決策への考え方をお伝えしていく番組です。 中小企業の労務管理とSDGsを推進する
SunCha社会保険労務士事務所の提供でお送りいたします。 今週も始まりました、社会保険労務士岡本雅行の
【もうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト】 略して【ダメポ】第95回です。ナビゲーターのトーマス・J・トーマスです。
岡本先生、今週もよろしくお願い致します。 お願い致します。はい、というわけで始まりましたけれども、もう今年も2週間ということで、あっという間に年末ですね。
年末ですね。バタバタしてますか、やっぱりシアワースは。 そうですね、まあそうですね、そんなでもないかもしれないですけど、なんかバタバタ感がありますよね。
なんかでもそうです、なんか気持ちはなんかあれですよね、焦りますよね、なんとなく。 そう、なんか世の中的にそうですよね。なんかみんなね、忙しそうに見えるのかどうかね。
どうしようどうしようという気持ちになっちゃいますけど。 そうですね。ちゃんと考えてみたらそんなに忙しくないのかもしれないですけどね。
うん、それはあるかもしれないですね。 意外とあれじゃないですか、夜のお誘いが増えません?
あるんです、それがあるんです、やっぱり。 そこですよね、そこで結構時間取られたり、そう体調もそうですしね。
そこらへん気をつけていきたいところですね、年末はね。 そうですね、体調が崩れやすい時期でもありますしね、お酒の失敗はしないように。
お酒の失敗をしないように気を緩めずに、あと2週間乗り切っていきましょうということで、今日も相談が届いておりますので、相談に答えていただこうと思います。
育児休業中の相談
はい、今日の相談はこちらです。 都内でコンサルティング会社を経営しています。
社員と業務委託合わせて30名程度の会社です。 企業向けに各種コンサルティングサービスを提供しております。
その道の専門家が集まっている点が、我が社の強みです。 ある女性社員についての相談です。彼女は業務委託ではなく、正社員雇用しています。
昨年の夏ぐらいから産休に入り、無事に出産、今は育児休業中です。 直接コンタクトを取ったわけではないのですが、
育児休業が終了したら職場復帰することなく退職するつもりだという噂を、あるルートから入手しました。
育児休業期間を利用して資格取得の勉強していって、その資格が取得できたので、その資格を生かせる仕事に就く意向のようです。
彼女を一人前にするために個人的に時間を使いましたし、育児に専念してもらいたいので、できるだけ会社の情報を与えないようにしていたのですが、
転職意向を持っているなんて、まさに晴天の霹靂、裏切られた気分です。 確か、育児休業給付金は、復職意志がある人への給付金でしたよね。
個人的にはすぐにも辞めさせたい気分ですが、問題ありますか? というご相談、結構怒ってますね。
そうですね、ちょっとね、あれですね、第一歩を聞いてすぐに帰っていただいたのかな、みたいな。
なるほど、それくらいの熱量を感じますね。
これはね、あれですね、どっちのお気持ちもわからんでもないかなという感じもしますけれども。
ね、そうですね。
きつい話ですよね、ふざけんなですよね。
そうそう、そうなんですね、まあですので、本当にね、お気持ちはわかりますけど、というところになりますが。
はい、そうなんです。よくね、カットなったのかわかりませんけど、すぐに帰っていただいた熱量を感じつつ、きちんとね、やはり調べていらっしゃるところは調べていらっしゃって。
育児休業給付金の知識
育児休業給付金というワードがあったと思いますけどね、女性が、小玉さんね、今は女性じゃなくても取れるようになってますけど、
雇用保険から降りるやつがあって、女性が3前3後、3前3後では出ませんけど、育児企業に入ったときには、お子さんが1歳の誕生日を迎えるまでが原則で、その後最長だと2歳までかな、2歳2ヶ月ぐらいまでか2歳までから降りるというのがあります。
これは書かれてるように、辞職を意向ある方に対しての給付金ですので、ですから、もちろん辞めるつもりのある方に関しては出ないということになりますが、実態は辞めるつもりかどうかというのはわからない部分があるし、
これもあるルートで入ってきたということなので、多分多くの方は、やはりその育児企業給付金は給付をして、その後辞めてるパターンが非常に多いかなというふうに思いますので。
いわゆる聞く話ですよね、そういう話って。
そうなんです、そうなんです。非常によく聞く話でもありますね、そういう意味で言うと。
まあそうなんですよね。あとは、育児とか介護もそうなの。今回は育児ですけれども、女性の社員が、男性もそうですけれども、育児をして、その以前の育児に入る前と同じようなフルノーションができないからといって、
そういう育児をしていることを理由として、利益な取り扱いはしちゃいけませんよというのが、もう今法律で決まってますので。
なるほど。
いじわるしたりとか、だからフルに出れないんだからお給料下げるとか、そういうのはいけませんよという。もちろん、分かりますよね。そういうふうになってしまっておりますので。
ですからもちろん、現時点で辞めさせるというのは、なんで辞めさせたんですかという話になりますし。
もちろん、ご本人と連絡して、育児休業給付金も途中だけど辞めていいというふうに言ってご本人も辞めたいですと言えば、もちろんそれは本人の意向なんで。
になりますけれども、なかなかそうもなりにくいのかなという印象もありますので、というところでございますね。そういう意味で言うと。
育児休業給付金というのは、何から出るものなんですか。
そうです。女性勤で雇用保険の非保険者さんに対して、一定の要件がありますけど、働く前に何ヶ月以上働いていたとかありますけれども、国から出るお金ですね。
これが払い続けられたからといって別に会社的に不利益があるわけでは特にないわけですか。
会社的には不利益はないです。これに関しては。
なるほどね。単純にこの相談に関しては。
そうです。育児の間というのは社会保険料負担もなくなってますので、会社側も個人も。
だからその間、再帰籍をおいていただいているということで、県政的な負担は何も出ていかないということにはもちろんなりますね。
とは言え、ちょっと腹が立っているから切ってやりたいという社長の気持ち、非常によくわかりますけれども、そういう相談なわけですね。
そうですね。切ってやりたいと言って切ることはできませんということで、それはたぶんある程度ご理解いただいた上でご相談いただいていると思うんですけど、切ることはできませんよということをまず明確に申し上げさせていただいて、
あるルートでということなので、直接彼女がどう思っているかというのも当たり前ですけれども、ちゃんと確認をしていただくということが。
噂の状況ですもんね。
状況だと思いますのでね、と思いますし。
社員の活用と配慮
あとね、やっぱり今、日本では育児休業、育児を理由として辞められる、離職をする方がいろんなデータがあるみたいですけど、私が確認してあげた人、10万人近い、年間10万人近い人が離職をしているというデータがありますので。
結構な人数ですね。
そうですね。その中にはいろんな理由がもちろんあるでしょうけれども、会社さんからしてみたら、せっかく働いて長く、ある程度の期間働いていただいていると思うので、
やはり優秀な方であり、何よりも会社の働き方とかをわりと分かっている方が離職してしまうというのは非常に惜しいのかなというふうに思いますので。
うん。特にこの会社さん、コンサルティング会社ということなんであれ、だからなのかもしれませんけどね、
子ども様を生まれ、そして最初に育てながら資格取得の勉強をするというね、たぶんすごい強い意志のある方ですしね、それで合格してしまうということで考えると優秀な方だと思いますので。
なおさら、辞めていただくのはもったいないなというのが。
確かにその通りですね。非常に優秀なスタッフさん。
ですので、せっかくそれを生かす、辞めていただくということじゃなくて、生かす術を考えましょうということで話をしていただいたほうが全然いいのかなというふうには思います。
確かにちょっとプラスになってきましたね。ポジティブになってきましたね。
そうですねそうですね。生かそうと思ってあれしていただいたら、たぶん彼女も何らかの道を考えるかもしれませんし。
あれは最初の方にありましたけれども、正社員じゃなくてということもあったみたいなので、もちろん彼女が納得しないと業務委託にするというのも不利益扱いに捉えられないこともないので、
彼女とご相談の上でになりますけれども、将来的には例えば業務委託にしていただいて、お互いに彼女が彼女のビジネスをしていくみたいなことの後押しをするみたいな話もあるのかもしれないなと思います。
だから本当にそういう意味でいうと、一度お話をしていただきたいということと、あとはやはり育児とか介護とかはそうですけども、そういう方が実際に現れないとなかなか考える優先順位が下がってしまうということがありますけれども、
それをきちんと考えていただくというのはやはり非常に大事なことなのかなと思いますのでね。
なるほどね。確かにそうですね。
そうですそうです。
事前にきちんとうちの会社はこういう制度を設けてますとか、国としても前々からこの放送でも申し上げてますように労働力がどんどん減ってってる中でいうと、
育児をきっかけに辞職をしてしまうというのはある意味もったいないというか、もう先ほどの通りもったいないので、そういう方々をいかに職場を復帰しやすくするためにということでいろいろと考えてますし、中小企業さんでしたら助成金も使えますので、
育児休業からスムーズに復帰するためにどういう制度を設けてますかとか、それはそんなに難しいことではなくて、例えばちゃんとその方のご相談相手になる方を定めて、この会社さんだともちろん遅くなっちゃうんですけど、お子様が生まれることがわかった時点でどうしましょうかということのきちんと面談をして、
育児休業中の接触重要性
産休に入る直前に面談をして、あとはそこは今後改めていただいたらといいと思うんですけど、やはり育児に集中してもらいたいから会社の情報は極力、会社から接触しなかったというのは、その気持ちは非常にわかるんですけど、
でも、長い人だと2年以上、例えばですけどね、育児休業期間が、産休も含めるとできるわけなんで、その期間全く会社の情報が入ってこないとやっぱり不安だとか、出し渡ろうみたいな。
会社の外観はありますよね。
ありますよね。だからそこは、育休に入る前に、産休に入る前に、こういう情報をちゃんと提供するよとかですね、そういうものを設計するっていうのが、その給付金をもらうための条件にもなってますし、非常に大事なことにはなりますよね。
なるほどね。
そうなんですかね。いろんなSNSで、SNSで繋がりを作って、LINEグループがあったりとかっていうところだったら、もちろんそこに対して情報を与えてあげるとか、そこで会話をしてみるとか、そういう部分だけでも、そういう一定の接触を図る仕組みっていうのもやはり大事なのかなと思いますし、ある程度育児分けが見えてきたら、
体調のこととかね、いろんなお家庭の事情によって、どういう働き方だったら可能なのかっていうことは異なりますので、それもできるだけ早く聞いておけば、会社としての対応もしやすくなると思うので、そんなことを取り組んでいただくというので、助成金も取れますので。
取れるんですか、助成金が。
助成金取れますね、はい。
こういう制度を作るとか、そういうことに使える助成金ですか。
そうですね。一言で言うと、助成が職場に復帰しやすい環境づくりを会社がした、その要件がいくつかありますけど、それはまた細かくなってくるので割愛しますけど。
なるほどね。なんかちょっとでも制度を見直すにはいいきっかけになる相談だと思うんですね。
そうですね、そうだと思います、そうだと思います。
あるいはこの方は復帰していただく、まさにこの方を中心になってそんなプロジェクトを立ち上げてもいいかもしれない。
確かに。
あの負担がかからない範囲でになりますと。
今のうちからそんなのを提案して、この方とコミュニケーションを取っていったら、戻ってきてくれる可能性がありそうですしね。
はい、と思いますよね、そういう意味で言うと。
そうか、ちょっとね、休んでるからといって連絡しないじゃなく、ちょろちょろ気にかけてあげることでやめにくくなるみたいなのもあるかもしれませんので。
そうですね、本当にそう思います。
はい、ありがとうございました。
法律改正と働き方
はい、というわけで今日もご相談いただきありがとうございました。
この相談のきっかけにですね、おこもす先生に回答いただいて、これでちょっとなんかこのね、育休について産休についてみたいなのを考えるきっかけになった会社も多いんじゃないでしょうかということで、
皆様からのご相談で、世の中の役に立っていくみたいな現象がきっとこのポッドキャストから起こっていきますので、
ぜひ皆様、どしどしと今の人に悩んでいることなんかをですね、おこもす先生のLINE公式アカウントの登録用のリンクが概要欄にありますので、
友達登録ポチッとしていただいてメッセージを送る形で送ってきてください。
お待ちしております。
はい、では番組の最後にロームの豆知識のコーナーです。
今日は何を教えてくださいますでしょうか。
はい、ありがとうございます。
まさに育児時休業の関連で、前も少しアナウンスはしましたけど、
来年の4月から今の育児休業法からが改正になりますので、より柔軟な働き方ができるように。
特にいくつかあるんですけど、例えば今までっていろんな残業をさせないようにしましょうとか、
いろんな制度を法律で推奨されているものがあって、その終わりが小学校入学までに今までなってたんですね、実は。
ただ、案内の方は多いと思いますけど、小学校に入ったからといって、じゃあどうなるっていうことで、またそこでちょっと苦労があるので、
そういう意味で言うと、今回は小学校入学までということではなくて、
もっと上ですね、小学校低学年、言い方はちゃんとした言い方にはしませんけれども、
そういう意味で言うと、もう少し長くそういうことを対象にすることをしますよということを努力組にしましょうとか、
あとはテレワークをきちんとやれるようにしましょうとか、いくつかそういうサジェクションを法律にも定めているというようなものですので、
ぜひ今回ご相談いただいた社長さんとかも、そこも確認しながらやっていただいたらいいなと思います。
法律もこの時代に合わせて変わっていくものなんですね。
そうですね、変わっていくものですね。
なるほど、ぜひチェックしてみましょう。
はい、というわけで今週も最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
社会保険労務局の本本雅幸のもうダメだと思う前に聞いてほしい人に悩みの社長にとめるポートキャスト、略してダメっぽ、第95回、この辺で終了とさせていただきます。
今年も残り2週間かな、皆さん頑張っていきましょう。
See you, Bye bye, また来週。
ありがとうございます。
今週も最後までお聞きいただきありがとうございました。
番組概要欄にある三茶社会保険労務士事務所のLINE公式アカウントから、
番組への相談や感想、扱ってほしいテーマなどをお送りください。
些細なことでもお気軽にご連絡くださいませ。
それではまたお耳にかかりましょう。
ごきげんよう、さようなら。
この番組は、プロデュース・ライフブルーム.ファン
ナレーション・伊津野あずさ
提供・三茶社会保険労務士事務所がお送りいたしました。
18:24

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