社会保険労務士岡本雅行の
【こいつはもうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト】 略して【ダメポ】
この番組は、企業経営の中で必ず訪れる労務の悩みについて
社会保険労務士の岡本雅行先生が具体例なども交えながら
コミュニケーションと労務の視点で解決策への考え方をお伝えしていく番組です。
中小企業の労務管理とSDGsを推進する
SunCha社会保険労務士事務所の提供でお送りいたします。
はい、今週も始まりました社会保険労務士岡本雅行の
【もうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト】 略して【ダメポ】第47回スタートさせていただきます。
ナビゲーターのトーマス・J・トーマスです。岡本先生、よろしくお願いいたします。
お願いします。
冬ですね。
寒いですね。
寒いですね。去年の年末ぐらいからずっと寒いですね、なんかね。
そうですね。
大丈夫ですか?体調とか崩されてないですか?
今のところ大丈夫です。
昨年の本当に12月ぐらいからですね、この番組をオンラインでの収録に切り替えまして、
それぞれ事務所だったり自宅だったりから収録してるんですけども、
今日トーマス自宅におりましてですね、コタツに入りながら収録させていただいております。
コタツなんですね。
これコタツなんですよ。
そうですか。気づきませんでした。
とってもあったかい。いいですね、在宅ワークって。
はい、いいですね。集中できる環境だったらいいんですけど。
コタツで収録すごくいいなとトーマスは今思ってますけど、
本当に気をつけなきゃいけないのが、コタツでダラダラしちゃいそうになるので、
そこだけ気を引き締めながらやっていこうと思います。
みかんを食べながらですね。
収録中は食べないですけどね、みかんを。
ちょっと気が緩んでたら、ぜひリスナーの皆さん、トーマスに突っ込んでいただけたらと思いますけども。
はい、というわけで、今日47回のテーマ、今日は相談です。
久々ですね。ちょっと最近テーマで話したことが多かったので。
そうですね。ちょっとお待ちなし。
一発目のご相談にお答えしていただこうと思います。
今日の相談はこちらです。
都内で内装業を営んでいます。
父親から会社を引き継いで経営してきました。
正社員7名で忙しい時は外注さんを使うという体制です。
正社員の大半は父親の時から家に勤めてくれている社員で、50代以上です。
この春から数年前に家を退職した社員のお子さんを雇いました。
まだ20代後半、期待の若手でした。
前の会社も同業だったので、仕事はある程度できます。
元からいる社員も彼を息子のように可愛がっているので、関係も良好です。
ただ一点だけ、導入も理屈っぽいのです。
色々と勉強しているのは良いのですが、
働き方についても労働基準法ではこうなっているという話をします。
労働者の権利を主張しがちです。
私自身が不勉強な面もあるのですが、
うちのような小さな会社では、法律通りに運用はしたくてもできないのですが、
このあたりの事情を理解してくれないのです。
最近は他の社員に味方を作る動きをすることがあり、この先が心配です。
どうすればいいのでしょうか。
なるほど。どうすればいいんでしょうか。
そうですね。でもいいですね。
いいですねっていうのは、退職した社員さんの息子さんが。
そうですね。いい会社ってことですよね。
そう思うんですよね。
父親はね、この方のお父さんが元々働いてたんですね。
息子さんが働くということに関しても、
元に行ったお父さんも行けっていうことは、いい会社だったってことですよね。
そういうことでしょうね。お父さんも自信を持って紹介できたってことですからね。
そうですね。いいなというふうに印象を持ちましたね。
そんなにいい会社さんですのでね。
なるほどね。
なんか今、YouTubeとかでも結構いろんなこと勉強できるじゃないですか。
社員さんもちょっと賢くなってきてるみたいのはありますよね、きっと。
そうですね。それはあると思います。いろんな情報が出てますので。
そうなんですけどね。文字上はわかるしあれなんですけど、
やはりどうすればいいのかっていうことで言うと、
せっかくいい会社さんになってるんで、
社長さんもっと勉強しましょうっていうのは大事かなというふうに。
社長自身がもっと勉強しましょう。
相談をいただいた趣旨とはまた異なってしまうかもしれませんが。
ちょっと厳しめのあれですね。
そうですね。今トーマスさんが言ったように、
勉強しようと思えばする体制でいろんな情報があるわけですし、
ちょっと謙遜なさった書き方をされてると思うんですけど、
自分自身ちょっとまだ勉強できてないんですみたいな表現がありました。
そういう表現が先ほどのお相談文の中でもありましたけど。
そういうことを書くというのは厳しい言い方をすると、
やっぱり勉強してないっていうことは自意識してないと思うので。
なるほど。
やっぱりそこは最低限のことは学んでいただかないとあるけど、
逆に言うと、そういうことを学んできた方に対してはお話っていうのはできないですよね。
全然とんちに言ってるように相手は思われるかもしれませんし。
まず勉強しましょう。
まずは勉強する。社長自身が勉強する。
そんな難しい話でもないです。
あるいは我々みたいな専門家に相談をするというのもいいと思いますし、
とにかく自分自身が語れるようになるための最低限の知識は身につけていただきたいなっていうふうに思います。
こういう場合、社長さんがYouTubeで学ぶっていうのもどうなんですか?
どちらかというと本とか読んだほうがいいんですかね?
どうですかね。
一番いいのは誰かに相談しちゃうことがいいと思うんですけど。
専門家の方に相談してみて。
とはいえ全く勉強してないということとか知識もないわけではないと思うので、
この社長さんのレベル感ということに合わせて勉強したほうがいいと思うので。
いろんなネットとかに上がってるものを選ぼうと思うと、選ぶプロセスが必要になっちゃいますよね。
見てたらこんなことわかってるんだよっていうことで、
YouTubeを見始めて途中まで言って、これちょっとわかってることすぎるなってことが気づいたりとか、
あるいは逆もあって難しすぎるなっていうこともその間無駄じゃないですか。
だから専門家の人とかに、小室さんがいるならチャロさんに聞いていただいたら、
この社長さんがどこまで理解してるかとか、
どういう話し方とかどういう伝え方をしたらわかりやすいのかみたいなことまで、
知っていらっしゃる方が周りにいらっしゃれば、その方に教えを購入するのかなと思います。
なるほどね。勉強大事ですね。
勉強大事です。いつも勉強。
聞ける人が周りにいるっていうのが一番大事かもしれないですね。
そうですね。
法律的に学ぶためにも。
はい、そう思います。
で、その上で、そうなると、だからそういう知識がないと、
若手の社員さんが言ってることも、落ち着いて聞けないっていうのはあると思うんですよね。
落ち着いて聞けないっていうのは、よくわかんないことに対して話されてるぞっていうと、心が落ち着けないじゃないですか。
例えば我々がこの会社さんのように内装業の話をされたとしても、
社内で内装するときはこれが基本だから、最初はこれをやるんだみたいに言われて、
そこを言われたとしても、全然そこはわかってないわけですから。
うん、確かに。
あるいはわかってないんだけどわかってるふりをしないといけないとなると、
余計に心は落ち着かないじゃないですか。
確かに。
多分社長さんってそういうことあると思うので、全くわかってませんっていうことを言うわけにはいかずに、
もちろんね、でもわかってるふうなことはしたほうがいいこともありの、
でもっていうふうに言うと、やっぱり最初からコミュニケーションをうまく、
円滑に、より効率的な、効果的なコミュニケーションをするための
土台が整ってなくなっちゃうんで、
そういう意味からも勉強はしてもらいたいなとは思うんですけど。
なるほど。
その上で基本的なコミュニケーションなんで、やっぱりなんで彼がそういう主張をするのかっていうことを、
本当に冷静にというか、変な見方なく知ってもらうっていうのがスタートになるんじゃないかなと思いますよね。
なるほどね。
そのためには彼ともうちょっとコミュニケーションを取っていく必要がある。
あると思いますね。
よく本当に私も相談を受けることもありますけど、何かこうね、
小野差郎さんも、いわゆる労働基準法というのは基本的に会社と社員さんで言うならば、
当然ですけど、雇う側、雇われる側という立場の違いはあるので、
雇う側の方が有利な局面が多いでしょうということで、やっぱり雇われる側の方の方を保護するような視点で作られてますので。
なるほど。
そうするとそれを主張する人っていうのは、なんか労働者の権利ばかりよっていう話には、
特にご苦労なさってる社長さんだとそんな考え方になるんですけど、
でも実はこの若手の人が主張したいのはそこではないのかもしれないので。
そこで何を主張してるかわからないので、これが権利ですよっていうふうに。
それは労働者の権利で、例えば残業のことを主張してるのかもしれませんけど、
でも本当に言いたいのは残業のことじゃないのかもしれない。
なるほど。その裏側に何かの思いがあるかもしれない。
その辺を理解してあげるっていうのがやっぱり大事じゃないかなと思います。
なるほどね。
知らないこと言われたと思って、わーって防御体制に入っちゃうと何も聞けないですもんね。
そう思います。
そういう意味でも勉強してた方がいいんですね。
そうですね。
勉強した上でコミュニケーションをしっかりとって。
そうですね。申し上げたように防御体制に入らずに聞いていただいたら、
なるほどなと思うところは絶対に出てくると思うので、
そこまでお互いのコミュニケーションが済んだ上で、
だったら多分社長がおっしゃってることもある程度、
彼も理解してくれる想像っていうのはできると思うんですし。
なるほど。
そうしたように、本当にね、
従職業さん、この規模の会社さんで言うと、
労働基準法通りに今すぐ全部守っていくっていうのは苦労が発生してしまうので、
ちょっと頑張ってコミュニケーションを取りながら、
既にすごくいい会社でいらっしゃるのが伝わってくるので、
さらにより良いものになっていくといいですね。
そうですね、そう思います。
20代、これからの会社を背負っていっていただける素晴らしい方になると思いますので。
そうです。絶対にそういう会社になっていくと思います。
ぜひぜひ、本日の回答を参考に行動されてみてはいかがでしょうか。
はい、番組の感想とかですね、
今日の配信を聞いてこんなことを思いましたとか、
うちの会社はこんな感じの状況なんですけどどう思いますかとか、
何でもいいです。岡本先生にメッセージでお知らせいただけると嬉しいです。
番組の概要欄に岡本先生に直接つながるLINE公式アカウントの登録用のリンクがありますので、
そちら登録していただいて、メッセージボンボン送っていただけたら嬉しいなと思っています。
またはですね、Google検索でSUNCHA社会保険労務士で検索していただけると、
岡本先生のホームページが出てきますので、そちらの方から問い合わせフォームからメッセージを送っていただければ、
何かしら対応させていただきますのでよろしくお願いいたします。
では番組の最後に、労務の豆知識を岡本先生教えてください。
割と経営をしている方とか、そういう人事労務業務に携わっている方にしか知識としてはわれないのかもしれないんですけど、
実は年金事務所というのがあるんですけどね、社会保険で、要は社員さんがきちんと社会保険に加入してますかとか、その手続きをする先なんですけど、
これは私だけの印象かもしれませんが、最近ですね、年金事務所さんも調査というのをするんですよ、企業さんみたいに。
それがね、なんか増えてるような気がしてて。
税務調査って聞いたことあります?税務の、税務署さんが会社に来て。
同じようなことで年金事務所も調査に入るっていうことがあって、それは年金事務所の方がランダムに聞いていくかするんですけど、
どうもコロナ当てで調査の件数が増えてるような気がしますので、
私の感想で感じてるだけなんで、それが事実かどうか、そういう方針が出てるのかわからないんですけど、
もしこの何年間か年金事務所の調査が入ってないよっていう方があれば、
入ったときのための対策というか、それはちゃんと、去年頃から書類を揃えておきましょうとかいうことだけなんですけど、
そこはちゃんと揃えておかないといけないなっていうふうに思うんですよね。
あれとですね、忙しい時期に結構やってきたりとかするのが一つだけなんで。
なるほど。ちょっと時間があるときに見直しとく必要がありそうですね。
見直すとか整理をしとく必要があるので、あるお客さんは年末に調査書類を。
書類を揃えて手術しないといけないんですよ、一通り。社員さんのタイムカードとか、賃金代帳とか、
それを2年分ぐらい全部揃えて流送してくださいみたいな話になるんで。
それなりに手がかかっちゃうんで。
ちゃんとしとけばそんなに時間が。そうは言ってもその提出する用の書類を作る時間はかかっちゃうんですけど、
その書類を準備する時間だけで済むんですけど、
そこでちょっとこれどこに整理してあるんだっけみたいな話になっちゃうと。
大変なことになりそうですよね。
というのはどこかあまり調査に入った経験がない会社さんが今年来るかもしれないんだと思って。
なるほどー。
現場の肌感覚で感じるちょっと増えてるかもしれないってちょっといいですね。聞けてよかったかもしれないです。
皆さんぜひ今のうちにチェックをしておきましょう。
社会保険労務省官本正之のもうダメだと思う前に聞いてほしい
一人舐める社長のためのポッドキャスト略してダメポ第47回でした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
今週も最後までお聞きいただきありがとうございました。
番組概要欄にある三茶社会保険労務士事務所のLINE公式アカウントから
番組への相談や感想、扱ってほしいテーマなどをお送りください。
些細なことでもお気軽にご連絡くださいませ。
それではまたお耳にかかりましょう。ご機嫌よう。さようなら。
この番組はプロデュースライフブルーム.ファン
ナレーション 伊豆野あずさ
提供 三茶社会保険労務士事務所がお送りいたしました。
ありがとうございました。