社会保険労務士岡本雅行の
【こいつはもうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト】 略して【ダメポ】。
この番組は、企業経営の中で必ず訪れる労務の悩みについて、 社会保険労務士の岡本雅行先生が具体例なども交えながら、
コミュニケーションと労務の視点で、解決策への考え方をお伝えしていく番組です。 中小企業の労務管理とSDGsを推進する
SunCha社会保険労務士事務所の提供でお送りいたします。 今週も始まりました社会保険労務士岡本雅行の【もうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト】
略して【ダメポ】第57回スタートさせていただきます。 ナビゲーターのトーマス・J・トーマスで、 岡本先生よろしくお願い致します。
お願いします。 お願い致します。 はい、57回ということで、今日で3月ラスト配信になるわけですけれども、
年度末は忙しいもんですか?社会保険労務士の先生は。 そこまであれですね、年度末ということでどうなるということではないですね。
あ、そんなに関係ないんですか? そうですね、はい。
なんか、私業の皆さんバタバタされてたようなイメージがあったので。 あー、はいはいはい。
Jリスさんは今非常にもうね、忙しいですよね。 学程申告とか3月決算の方の対応が入ってきますからね。
我々は今というよりも7月ですね、やっぱりの方がきれいに見れば忙しくなるんですね。
いろいろやっぱりあるんですね、それぞれの業界の忙しい時期というのが。
はい。 なるほどね。
ここから来月から年度が変わりますので。 そうですね。 皆さんね、ちょっと気を引き締めて良い年にしていきましょうということで。
今日も相談が届いておりますので、ご回答いただこうかなと思っております。 今日の相談はこちらです。
都内で専門調査分析業をしています。 社員数は7名。半年前に採用したあるスタッフの取り扱いを悩んでいます。
弊社の業務は会社に出勤せずともできますので、社員の利便性を考えてコロナ後もテレワークを継続しています。
経験豊富で一人で業務を完結できる社員が揃っているからだと思うのですが、今までテレワークについて大きな問題を感じたこともなく、
社員にも好評でした。私としても今のままでいいと思っていました。 しかし半年前に入社した社員の扱いに正直困っています。
簡単に辞めさせることはできないとは理解しているのですが、可能ならばすぐにでも辞めさせたいです。
本当に働いているの?という疑問が日々募っています。 毎日日報をつけてもらっていますが、その内容がめちゃめちゃです。
他の人だったら1時間でできるだろう仕事に半日かけていることもしばしばです。 また、業務時間中に連絡しても1日以上レスポンスがないのが普通です。
前述の通り、彼以外の社員にはテレワークを続けたいのですが、どうすればいいのでしょうか? ということですね。
これは社長としてはちょっとイラついてきますね。そうですね。 イラついてきますよね。レスポンスはせめて返してほしいですよね。
そうですね。それはありますね。社長の気持ちはよくわかりますね。 なるほど。
解雇次第、どうすればいいのでしょうか?
そうですね。このダメポのテーマになるようなお相談いただきありがとうございます。 こいつはもうダメだと思う前に相談していただいて、もう思っちゃってますけどね。
そうですね。どうすればいいのか。
実はテレワークがコロナで一気に始まった頃に、やっぱりこういう状況は少し違いはあるにしても、こういうお相談って結構増えたんですね。
何してるかわからない社員がいるんです、みたいな。どうしたらいいでしょうかな、みたいな話があって。
最近だとテレワークに慣れてきたということもあり、またそのテレワークの比重を下げているということもあって、そういうご相談というのはあまり聞かなくなったという印象も持ってますけど。
会計施策として今申しましたように、一つはテレワークをやめさせるというのはありと思うんです。
ただ、半年ぐらい前に入られた社員さんということですので、その時の契約書がどうなっているかですね。雇用契約書がどうなっているかだったりとか。
あるいはこの会社でテレワーク規定を作っているならば、テレワーク規定がどうなっているかということにもよりますけど。
テレワークって一つの勤務場所の範疇に入るテーマですので、その雇用契約書にテレワーク限定ですというふうにあとっているとすると、
ちょっと後で申し上げますけども、プロセスを経ないといけませんけど、普通に会社で働く、もしくはテレワークみたいにしてるんだったら、会社で働きますということがあるので、あなたテレワークやめようということが全然可能ですね。
それ言えたらだいぶ解決しそうですね。
そうですね。ある意味、さっき申し上げたように、コロナでガーッとテレワークに移って、それがだんだんなくなってきて、テレワークに関しての疑問、こういう悩みが多くあったんですけど、
やっぱり目の前で仕事させるようになったら少し変わってきたんでっていうのも、実際に他の会社さんでもあることですので、
やはり本当に、さっきもトーマさんも言いましたように、やはりレスポンスぐらいしてもらいたいなっていうのは、ある意味、目の前で仕事をさせてたらレスポンスせざるを得ないという。
それはそうですよね。
それは全然ありな選択肢ですね。
社員としても、働いている側としても、入ったばっかりでまだよくわからない状態からいきなり手放しでテレワークさせられてても、何していいかわからないみたいなのもあるかもしれないですからね。
あると思いますね。そういう意味でいうと。特に中小企業さんだと、教育をするとか、自分の業務に追われてしまってということであって、なかなか他の方の部屋まで手が回りにくいっていうのはありがちな話なので。
なるほどね。
この会社だとそうなっている可能性はあるのかなと思うので、来ていただくというのは一番の、一番というわけではないですけどね、一つの選択肢として検討いただいたらいいのかなと思います。
確かに可能性ありますね。
そうですね。先ほど申し上げた、そういうことをやれるかどうか、スムーズに行えるかどうかというのも、今の雇用契約がどうなっているかということにもよるんですけど。
ある意味その契約を、テレワーク限定になっているからといって、じゃあすぐ辞めさせようということではなくて、だったら辞めさせる前にその契約を変えるというのは手段の一つになりますので。
もし今、テレワーク限定で雇っている方だったとしても、来てもらおうというふうに契約を変更するのは可能です。
ほうほうほう。後から変えちゃうパターンも。
後から変えるのも、ただそれは一方的に変えるというのはさすがに許されないので、社長の職権内容みたいな話になりますので、きちんと合意をした上で変えていくというのは可能ですし。
あるいはその時の話として、こういう理由をきちんとご説明いただいてですね。あるいは本当に期待したパフォーマンスが果たせてないんだったら、そのパフォーマンスを果たしてもらうためにも、だから未来はテレワークをやらさせないということでなくてもいいと思うので、
とにかくこの3ヶ月間とか3年間ぐらいは、契約がいつまであるのかあれですけども、一旦出社してくださいねっていうことで契約を交わし直すっていうのも全然ありだと思います。