食品製造業の社長さんからのお話なんですね。
年収の壁支援強化パッケージに代表されるように、ニュース等で社会保険料の問題をミンミンにすることが多くなってきたと感じています。
私は社会保険料を会社が負担するのは当然だと思っていますので、
社員が望めば社会保険が適用される働き方をしてもらいたいと思っていますが、
一部社員は堅くなりに拒否します。どうしたらよいですかという相談です。
はい、ありがとうございます。
割とね、パートさんだったりとかもね、すごく使っていらっしゃるのかなという推察がありますけどね。
そうなんですよね。
やっぱり社会保険料を払いたくないですという社員さんっていうのはいたりとかするということですね。
そもそもこの社長さんのようにですね、社会保険料を会社が負担するということは当たり前だというふうに考えている社長さんが多いと思いますし、
それは当たり前のことなんです。そうじゃない社長さんも一部にいらっしゃるんですけど、
今回はそうじゃないので、そうじゃない方で、でも社員さんからしたら嫌だなっていう社員さんは実際にいるという話はよく私もご相談を受けますので、
どうしたらいいですかということで、何か一緒になって説得しましょうというふうによく申し上げるんですけど。
パターンはね、たぶん2つぐらいあると思うんです。
割と若い方が言うのは、そうは言っても結局社会保険料を引かれちゃうとですね、手取りのお給料は減ります。手元に残るお給料は当たり前ですけど減りますのでね。
結構引かれちゃうんですよね。
だからそれが嫌なんでっていうね、割と若い方とかね。パターンと。
あとは、まさにこの方のあれにもありましたように、練習の壁と言われている、
今は現時点で言うと、例えば配偶者の方の扶養家族になっていて、社会保険料を払わなくていい時間の働き方になっているんだけれども、
それを少し増やすと社会保険料の対象になってしまうんだけど、結局社会保険料負担っていうのが発生しますので、
その増やした時間分の、例えばお給料の増えと社会保険料が相殺されちゃうと、何のために働いているんだろうね、みたいに思って。
そういう扶養者の範囲内で働いていらっしゃる方が多い。
そういう機関が多い方とかからいただくようなケースがありますので、どっちかのケースになるのかなというふうには思いますね。
いずれにしても、きちんと情報提供をちゃんとしていただいて、その方の生き方とか価値観ということにガッペースになるというのはもちろんなので、
その方に社会保険を払うのがいいのか払わないのがいいのかということを判断していただくために情報提供をしましょう。
会社としてはいろんな形で。
刑も貸そうというとちょっと言い方は変かもしれませんけれども、していただいたらいいんじゃないかなというのがこの方のご質問に対しての答えにはなりますね。
で、給料少ない中で惹かれちゃうと何か損するなとかですね、もっとこんなふうに使いたいんだよっていう人とかがいるんですよね、確かにね。
でもそれはしょうがない。しょうがないというとあれですけどね。
総員社員さんの一部には、実は社会保険に加入するような働き方をしていないでしたら、会社での厚生年金保険料とか、あるいは会社が加入している健康保険の保険料は引かれないんですけど、
ただご自分でもちろん払っていただかないといけないことなんですね。日本という国はそうなってますから。
国民年金だったりとか国民健康保険払わないといけないんですけど、中にはその保険料も払ってないみたいな方もいらっしゃったりとかするのも一定数ありますので、
まあ若いから私病院かかりませんとかですね、まだ元気な人はいいのかもしれませんし、ということなんですけど、
そうではないので、やっぱりベースになりますけど、社会保険料を負担するということの価値とか、どういう意義があるんだということをちゃんとご説明していただくことから始めていただくのがベースかなというふうに思ってますね。
それを説得していくわけですか、説明して。
説得というか説明ですね。
例えばですけど、年金保険料なんて俺払いたくないんだよっていう方と、この前もちょっとお話をすると、え、なんでそんなこと思ったんですかって言ったら、いやだって年金手も将来もらえないんでしょとかっていう話だったりとか、
年金手も潰れるんでしょみたいな話をしたりとかして、そういう考え方を持つこと自体はもちろん否定はしないんですけど、
でもある意味、私はだから社会保険料無視なんで、そういう方にとっては割とそれを制度を維持する側の意見なんで、もちろんそういう立場から今回も発言はしますけど、
でも例えば年金ということに関しても、年金は破綻はしないです、少なくとも。年金破綻したときはもうこの国が終わってる時なんで、というふうに考えていただいていいのかと思うので、
とか将来もらえないんでしょっていうことに関しても、別にその将来のため、それはその老後になって会社をリタイアした後に受け取る年金のことを多分おっしゃってると思うんですけど、
でもその前に、例えば若いうちだったとしても交通事故とかにあってしまって、障害が残ってしまいましたっていうようなときに、今の年金制度はもちろん障害年金というものもあるので、
そういうケースの場合でも年金があるとないでは絶対に違うはずなので、そういう情報とかが適切に伝わってないケースっていうのはありますのでね。
割と今の世の中はやっぱりいろんなネットでいろんな情報がありますので、この人の考え方がいいと思うと、その考え方で自分の考え方のベースが出来上がって、
他の考え方を知ることなくどんどんどんどんその考え方が強行になっていくみたいな傾向あると思うので、
そこをやっぱりきちんと正しく、特に若い方とかで考えたら伝えてあげたほうがいいのかなっていうふうには思いますね。
なるほどね。情報が簡単に手に入るのをいろいろ考えものですね、そう考えると。
そうですね、と思います。特に社会の制度とか社会保険料ということでいくと、もちろんいろんなご意見を持っている方がいらっしゃいますし。
その方々のご意見を否定するつもりは私もないですけど、ただそれぞれの方々はそれぞれの方々のお考えとか、
今までの人生だったりとかこれからの人生を考えてそういう発言をしていらっしゃるわけであって、
それが例えばこの会社で働いていらっしゃる社員さんの今までの人生とか今後の人生とどこまで合致するのかっていうのは、
なかなか検討していただいたほうがいいのかなという思うところもありますので。
特に若い方に関してはきちんとお話をしていただきたいなっていうふうには思いますね。
なるほどね、確かに。
会社としてもそういう余裕しか見えないので、今後も今の時間の部分の働き方しか期待してないんですっていう場合だったら、
それはその通り働いてくださいっていうことになりますけど、どうせだったらね、もっと活躍してもらって。
ちょっと切ないですよね、そんなんだと。
切ないですよね、それはね。
だってそういうんだったらどっか他行こうかなみたいな話になってきちゃうと思うので、
だから今後ではもっとこういうふうに活躍してもらいたいし、そうすると今年はすぐにあるかもしれないけれども、
来年再来年とかで言うと、このぐらいのお給料を、例えばこういう活躍してくれたら、あるいはこういうポジションに就いてもらったら、
お支払いすることもできると思いますみたいなことをお話を会社の意向として伝えていただいた上で、
その方に選択していただくっていうことは大事になっていくのかなと思いますね。
なるほどね。会社側の期待値みたいなものをお伝えすることで確かに意見は変わるかもしれないですもんね。
そうですね。だから、これがこの会社さん何人ぐらいの会社かわかるもの、それこそ本当に何ていうんですかね、
もう何百人もそういうパッドの方とかを雇っていらっしゃる方で言うと、
もう一人一人の方々にそんな設計をしてっていうのは難しいのかなと個人的にも思いますし、
そういう一律パート3に関してはパート3だよっていうことになってしまうかもしれないんですけど、
逆に言うと就職企業の良さっていうのは、そういう方々にもっと活躍していただく余地を設計できるっていうのは、
やっぱり就職企業の良さなんじゃないかなと思いますので、
そういう考え方にご賛同いただけるならば、ぜひそのぐらい考えていただいて、
じゃあ例えば2年後、3年後にこのぐらいの給料をもらうだけの働き方も、
もしあなたが希望するなら、それも可能ですよみたいなことを言っていただいた上で、
じゃあ不要の範囲でとどまった働き方をするのがいいのか、どうするのがいいのかっていうのを検討してくださいっていう話ですると、
肩くなさも少しは和らいでいくのかなっていうふうに思います。
なるほどなるほど。やっぱりそうやってコミュニケーションを取っていくことが大事ですね。
そうですね。あと情報提供するにあたって、やはり社長さんからしてもそこの専門的に勉強するという時間はなかなか取れないと思うので、
制度がこうなってるであったりとか、こういう価値があるんですよみたいなものっていうのは、
それこそ外部の力を借りていただいて、我々みたいな社会保険の主を使っていただいて、
社員さんに対しても情報提供するっていうふうにしていただいた方がいい面もあると思いますので、
そこは有効に活用いただいたらと思います。
今日の話聞いててめちゃくちゃでもそれは思いましたね。
岡本先生とかに一緒に話してもらったらすごく心強いですよね。
そうですね。
説明しきれないですから。
はい、と思いますので、それを勉強する時間も別に社長さんにとっていたくせはないかと思いますので、
それは我々専門家がやれるところですので、外部にどんどん依頼していただいていいのかなと思います。
確かにぜひ相談させていただきたいなと思いましたね。
ぜひぜひお願いします。
ありがとうございます。
はい、どうでしょうか。
今日のリスナーの皆さんもですね、感想だったりとか、さらにここ聞きたいんですけどとか、
もう少し深掘りしたいんですけど、何なら岡本先生と一緒に話すの付き合ってくださいみたいな方もですね、
番組の概要欄に岡本先生に直接通じるLINE公式アカウントのリンクが貼ってありますので、
そちらに友達登録をピッとしていただきまして、メッセージを送る形でどしどしとお便りお待ちしております。
はい、それでは番組の最後にロームの豆知識です。岡本先生お願いします。
ロームの豆知識というか、今日のテーマの延長にもなるんですけど、
この前も新聞に出てましたけど、実は年金制度っていうものは、
偉い人というか、厚生労働省の方が今後の年金制度の見通しっていうことを5年に1回かな、
再検討してどういう制度にしていきましょうみたいなことを検証するということが今決まってるんですね、もうルールとして。
それが今年始まりましたので、要は今後どういうような制度設計をしていったらいいのかみたいなことに関して、
まずその会議で専門家の方々がいろいろとけんけんがくがく議論をして、
それがその何年か後の制度になっていくというふうになりますので。
じゃあ今年金っていつまで払い続けるんですかとか、逆にいつから受け取れるんですかみたいなことの、
そういう根本的な制度のこと自体もその会議でまた改めて検討するというふうになってますので。
もし多少関係のある方は、関心のある方は、そういうニュースが流れてきた時ぐらいちょっと目を止めていただいて、
知識をつけていただいてもいいのかなと思います。
何年か後の年金制度の概略っていうのが示されると思います。
知らなかった、ちょっと意識してみよう。
はい、ぜひぜひお願いします。
はい、というわけで、社会保険労務省赤本正幸の、
もうダメだと思う前に聞いてほしい人に悩める社長のためのポッドキャスト、略してダメ報第63回以上で終了とさせていただきます。
今週も赤本先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
今週も最後までお聞きいただきありがとうございました。
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些細なことでもお気軽にご連絡くださいませ。
それではまたお耳にかかりましょう。
ごきげんよう、さようなら。
この番組は、プロデュース・ライフブルーム.ファン・ナレーション・水野あずさ
提供・三茶社会保険労務市事務所がお送りいたしました。