2024-05-09 17:55

063.「社会保険料を払いたくない!」という社員への対応

「社会保険料を払いたくない」という社員への対応についてのご相談。

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今週の【ダメポ】は!?

食品製造業の社長さんからの「社会保険料を払いたくない」という社員への対応についてのご相談です。

年収の壁、支援強化パッケージに代表されるように、
ニュース等で社会保険料の問題を耳にすることが多くなってきたように感じます。
私は社会保険料を会社が負担するのが当然だと思っています。
なので「社員が望めば社会保険が適応される働き方をしてもらいたい」と思っているのですが、
一部社員はそれを頑なに拒否します。
どのように対応すれば良いのでしょうか?

岡本先生!!!教えてください!!!

【今週のトピック】
・社会保険料の支払いを拒否する主な理由は2つ!!
・社会保険料を負担する価値やどういう意義があるのかを伝える。
・年金について。
・誰でも情報が入手できるからこそ偏った知識になりがち!?
・将来的な立ち位置や給料等を伝え、扶養内で働くのかどうかを選ばせる!!


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【今週の労務の豆知識?】
今週は『年金』について。
厚生労働省が今後の年金制度の見通しを5年に1回再検討することになり、これが今年始まりました。
何年か後の年金制度がわかるので興味ある方はチェックして見て下さい。

1人でも多くの社長さんのお役に立てる番組になるように、精いっぱい配信していきます。
宜しくお願い申し上げます。

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『もうダメだ…と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト』 略して【ダメポ】は、1人でも多くの企業経営者のお役に立つ番組を目指しています。
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宜しくお願いいたします。

◉今週もお聴きいただきありがとうございます。

この番組は、SunCha(さんちゃ) 社会保険労務士事務所の提供でお送りいたしました。
それではまた、来週お会いしましょう。

サマリー

食品製造業の社長が社員の社会保険料負担に関する悩みを取り上げている。一部の社員が社会保険の適用を拒否している中で、適切な情報提供と価値観の理解が必要であることが強調されている。また、法律に基づく働き方の重要性についても語られている。社員の社会保険料に対する不満に対し、企業が期待する活躍や将来の給料についてコミュニケーションを取る重要性が強調されている。さらに、年金制度の今後の展望や専門家による議論の必要性についても触れられている。

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社会保険労務士 岡本雅行の
『こいつはもうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト』 略して【ダメポ】
この番組は、企業経営の中で必ず訪れる労務の悩みについて、
社会保険労務士の岡本雅行先生が具体例なども交えながら、
コミュニケーションと労務の視点で、解決策への考え方をお伝えしていく番組です。
中小企業の労務管理とSDGsを推進する、SunCha社会保険労務士事務所の提供でお送りいたします。
はい、今週も始まりました、社会保険労務士岡本雅行の
『もうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト』 略して【ダメポ】第63回です。
ナビゲーターのトーマス・J・トーマスです。岡本先生、今週もよろしくお願いいたします。
お願いします。
お願いいたします。はい、というわけでゴールデンウィークも終わり、5月9日ですね。
そうですね。
ね、よく世の中では5月病みたいな話を聞きますけど、大丈夫ですかね、皆さん。
最近なんかあんまり聞かなくなったようでね、5月病ってどうなんですかね、あるんですか。
死後なんですかね、そんなことない。
もっと早くやめちゃう人もいるみたいですけどね。
あ、そうなんだ。早くなってるんですかね、世の中的にそういうのが。
かもしれないですよ、なんか。
えー。
ニュースとかでも見ましたよ。
まじか、頑張ってほしいな。
やめちゃう人は4月のうちにやめちゃうみたいな。
早いなー。
早いというふうにね、思いますけどね。
まあね、いろんなご事情が終わりなんで、一概には言えないですけどね。
そうですね。ちょっと続けてみないとわからないところもあると思いますけどね、頑張ってほしいですね。
そうですね。はい、頑張ってほしいです。
今年も後半戦に向けて、ちょっとね、気合を入れていきたいところですね。
改めて。よしよし。というわけで、
今日もですね、相談が届いておりますので、岡本先生にご回答いただこうと思っております。
今日の相談はこちらです。
社員の悩み
食品製造業の社長さんからのお話なんですね。
年収の壁支援強化パッケージに代表されるように、ニュース等で社会保険料の問題をミンミンにすることが多くなってきたと感じています。
私は社会保険料を会社が負担するのは当然だと思っていますので、
社員が望めば社会保険が適用される働き方をしてもらいたいと思っていますが、
一部社員は堅くなりに拒否します。どうしたらよいですかという相談です。
はい、ありがとうございます。
割とね、パートさんだったりとかもね、すごく使っていらっしゃるのかなという推察がありますけどね。
そうなんですよね。
やっぱり社会保険料を払いたくないですという社員さんっていうのはいたりとかするということですね。
そもそもこの社長さんのようにですね、社会保険料を会社が負担するということは当たり前だというふうに考えている社長さんが多いと思いますし、
それは当たり前のことなんです。そうじゃない社長さんも一部にいらっしゃるんですけど、
今回はそうじゃないので、そうじゃない方で、でも社員さんからしたら嫌だなっていう社員さんは実際にいるという話はよく私もご相談を受けますので、
どうしたらいいですかということで、何か一緒になって説得しましょうというふうによく申し上げるんですけど。
パターンはね、たぶん2つぐらいあると思うんです。
割と若い方が言うのは、そうは言っても結局社会保険料を引かれちゃうとですね、手取りのお給料は減ります。手元に残るお給料は当たり前ですけど減りますのでね。
結構引かれちゃうんですよね。
だからそれが嫌なんでっていうね、割と若い方とかね。パターンと。
あとは、まさにこの方のあれにもありましたように、練習の壁と言われている、
今は現時点で言うと、例えば配偶者の方の扶養家族になっていて、社会保険料を払わなくていい時間の働き方になっているんだけれども、
それを少し増やすと社会保険料の対象になってしまうんだけど、結局社会保険料負担っていうのが発生しますので、
その増やした時間分の、例えばお給料の増えと社会保険料が相殺されちゃうと、何のために働いているんだろうね、みたいに思って。
そういう扶養者の範囲内で働いていらっしゃる方が多い。
そういう機関が多い方とかからいただくようなケースがありますので、どっちかのケースになるのかなというふうには思いますね。
いずれにしても、きちんと情報提供をちゃんとしていただいて、その方の生き方とか価値観ということにガッペースになるというのはもちろんなので、
その方に社会保険を払うのがいいのか払わないのがいいのかということを判断していただくために情報提供をしましょう。
会社としてはいろんな形で。
刑も貸そうというとちょっと言い方は変かもしれませんけれども、していただいたらいいんじゃないかなというのがこの方のご質問に対しての答えにはなりますね。
で、給料少ない中で惹かれちゃうと何か損するなとかですね、もっとこんなふうに使いたいんだよっていう人とかがいるんですよね、確かにね。
でもそれはしょうがない。しょうがないというとあれですけどね。
総員社員さんの一部には、実は社会保険に加入するような働き方をしていないでしたら、会社での厚生年金保険料とか、あるいは会社が加入している健康保険の保険料は引かれないんですけど、
ただご自分でもちろん払っていただかないといけないことなんですね。日本という国はそうなってますから。
国民年金だったりとか国民健康保険払わないといけないんですけど、中にはその保険料も払ってないみたいな方もいらっしゃったりとかするのも一定数ありますので、
まあ若いから私病院かかりませんとかですね、まだ元気な人はいいのかもしれませんし、ということなんですけど、
そうではないので、やっぱりベースになりますけど、社会保険料を負担するということの価値とか、どういう意義があるんだということをちゃんとご説明していただくことから始めていただくのがベースかなというふうに思ってますね。
それを説得していくわけですか、説明して。
説得というか説明ですね。
例えばですけど、年金保険料なんて俺払いたくないんだよっていう方と、この前もちょっとお話をすると、え、なんでそんなこと思ったんですかって言ったら、いやだって年金手も将来もらえないんでしょとかっていう話だったりとか、
年金手も潰れるんでしょみたいな話をしたりとかして、そういう考え方を持つこと自体はもちろん否定はしないんですけど、
でもある意味、私はだから社会保険料無視なんで、そういう方にとっては割とそれを制度を維持する側の意見なんで、もちろんそういう立場から今回も発言はしますけど、
でも例えば年金ということに関しても、年金は破綻はしないです、少なくとも。年金破綻したときはもうこの国が終わってる時なんで、というふうに考えていただいていいのかと思うので、
とか将来もらえないんでしょっていうことに関しても、別にその将来のため、それはその老後になって会社をリタイアした後に受け取る年金のことを多分おっしゃってると思うんですけど、
でもその前に、例えば若いうちだったとしても交通事故とかにあってしまって、障害が残ってしまいましたっていうようなときに、今の年金制度はもちろん障害年金というものもあるので、
そういうケースの場合でも年金があるとないでは絶対に違うはずなので、そういう情報とかが適切に伝わってないケースっていうのはありますのでね。
割と今の世の中はやっぱりいろんなネットでいろんな情報がありますので、この人の考え方がいいと思うと、その考え方で自分の考え方のベースが出来上がって、
他の考え方を知ることなくどんどんどんどんその考え方が強行になっていくみたいな傾向あると思うので、
そこをやっぱりきちんと正しく、特に若い方とかで考えたら伝えてあげたほうがいいのかなっていうふうには思いますね。
なるほどね。情報が簡単に手に入るのをいろいろ考えものですね、そう考えると。
そうですね、と思います。特に社会の制度とか社会保険料ということでいくと、もちろんいろんなご意見を持っている方がいらっしゃいますし。
その方々のご意見を否定するつもりは私もないですけど、ただそれぞれの方々はそれぞれの方々のお考えとか、
今までの人生だったりとかこれからの人生を考えてそういう発言をしていらっしゃるわけであって、
それが例えばこの会社で働いていらっしゃる社員さんの今までの人生とか今後の人生とどこまで合致するのかっていうのは、
なかなか検討していただいたほうがいいのかなという思うところもありますので。
特に若い方に関してはきちんとお話をしていただきたいなっていうふうには思いますね。
なるほどね、確かに。
法律と働き方
少なくとも会社は社会保険に加入すべき働き方っていうのはもう法律で定まってますので、
その働き方をしていて、でも本人は社会保険料を払いたくないって言ってるんで、
会社として負担しませんでしたっていうのは、それは法律違反になってしまうので、
いくら会社があなたの会社は法律違反してるんですよって言われたときに、
いやいや社員が望んでましたからって言ったとしても、それは残念ながら認められない主張になってしまいますので。
もちろん社会保険に入らない働き方をしていらっしゃる方は、
入る働き方にするのかしないのかっていうことは個人の価値観になりますけど、
そうじゃない、入らなきゃいけない方を入れないっていうのは、やはりそれは法律違反なんで、
そこはより本押しを入れてご説明をいただく必要があるのかなっていうふうに思います。
で、あと先ほど申し上げた2つ目のパターンですよね。
不要の範囲に入っていらっしゃる方がということで、
こちらの方も当然なんですけど、どういう配偶者がいらっしゃってとか、
どういう状況なのかによって一概には申し上げないんですけど、
同じことになりますけど、きちんとした情報というのは伝えていただくべきではないかなと思いますし、
あとは先ほど申し上げたように、例えば今年1年間で考えたら、
時間を増やしてお給料が増えたとしても、その分社会保険に全部取られちゃいますみたいなケースに陥ることもあるかと思います。
でも、じゃあその先どうなんですかっていうことを少し考えていただくことは必要だと思いますし、
そういう方々に関しては、ある意味会社がその方に対して、
例えば今パートで働いていらっしゃる方に関して、
今後どういうようなキャリアパスをうちの会社の中で活躍してもらいたいと思ってるんですかっていうことを、
整理をしていただくことが必要なのかなというふうに思いますし。
だからあまり個人的にはそうじゃないことを望みますけど、
あなたは今のパートのお給料しかも将来的にも全然払える余裕はないし、
社員とのコミュニケーションの重要性
会社としてもそういう余裕しか見えないので、今後も今の時間の部分の働き方しか期待してないんですっていう場合だったら、
それはその通り働いてくださいっていうことになりますけど、どうせだったらね、もっと活躍してもらって。
ちょっと切ないですよね、そんなんだと。
切ないですよね、それはね。
だってそういうんだったらどっか他行こうかなみたいな話になってきちゃうと思うので、
だから今後ではもっとこういうふうに活躍してもらいたいし、そうすると今年はすぐにあるかもしれないけれども、
来年再来年とかで言うと、このぐらいのお給料を、例えばこういう活躍してくれたら、あるいはこういうポジションに就いてもらったら、
お支払いすることもできると思いますみたいなことをお話を会社の意向として伝えていただいた上で、
その方に選択していただくっていうことは大事になっていくのかなと思いますね。
なるほどね。会社側の期待値みたいなものをお伝えすることで確かに意見は変わるかもしれないですもんね。
そうですね。だから、これがこの会社さん何人ぐらいの会社かわかるもの、それこそ本当に何ていうんですかね、
もう何百人もそういうパッドの方とかを雇っていらっしゃる方で言うと、
もう一人一人の方々にそんな設計をしてっていうのは難しいのかなと個人的にも思いますし、
そういう一律パート3に関してはパート3だよっていうことになってしまうかもしれないんですけど、
逆に言うと就職企業の良さっていうのは、そういう方々にもっと活躍していただく余地を設計できるっていうのは、
やっぱり就職企業の良さなんじゃないかなと思いますので、
そういう考え方にご賛同いただけるならば、ぜひそのぐらい考えていただいて、
じゃあ例えば2年後、3年後にこのぐらいの給料をもらうだけの働き方も、
もしあなたが希望するなら、それも可能ですよみたいなことを言っていただいた上で、
じゃあ不要の範囲でとどまった働き方をするのがいいのか、どうするのがいいのかっていうのを検討してくださいっていう話ですると、
肩くなさも少しは和らいでいくのかなっていうふうに思います。
なるほどなるほど。やっぱりそうやってコミュニケーションを取っていくことが大事ですね。
そうですね。あと情報提供するにあたって、やはり社長さんからしてもそこの専門的に勉強するという時間はなかなか取れないと思うので、
制度がこうなってるであったりとか、こういう価値があるんですよみたいなものっていうのは、
それこそ外部の力を借りていただいて、我々みたいな社会保険の主を使っていただいて、
社員さんに対しても情報提供するっていうふうにしていただいた方がいい面もあると思いますので、
そこは有効に活用いただいたらと思います。
今日の話聞いててめちゃくちゃでもそれは思いましたね。
岡本先生とかに一緒に話してもらったらすごく心強いですよね。
そうですね。
説明しきれないですから。
年金制度の見通し
はい、と思いますので、それを勉強する時間も別に社長さんにとっていたくせはないかと思いますので、
それは我々専門家がやれるところですので、外部にどんどん依頼していただいていいのかなと思います。
確かにぜひ相談させていただきたいなと思いましたね。
ぜひぜひお願いします。
ありがとうございます。
はい、どうでしょうか。
今日のリスナーの皆さんもですね、感想だったりとか、さらにここ聞きたいんですけどとか、
もう少し深掘りしたいんですけど、何なら岡本先生と一緒に話すの付き合ってくださいみたいな方もですね、
番組の概要欄に岡本先生に直接通じるLINE公式アカウントのリンクが貼ってありますので、
そちらに友達登録をピッとしていただきまして、メッセージを送る形でどしどしとお便りお待ちしております。
はい、それでは番組の最後にロームの豆知識です。岡本先生お願いします。
ロームの豆知識というか、今日のテーマの延長にもなるんですけど、
この前も新聞に出てましたけど、実は年金制度っていうものは、
偉い人というか、厚生労働省の方が今後の年金制度の見通しっていうことを5年に1回かな、
再検討してどういう制度にしていきましょうみたいなことを検証するということが今決まってるんですね、もうルールとして。
それが今年始まりましたので、要は今後どういうような制度設計をしていったらいいのかみたいなことに関して、
まずその会議で専門家の方々がいろいろとけんけんがくがく議論をして、
それがその何年か後の制度になっていくというふうになりますので。
じゃあ今年金っていつまで払い続けるんですかとか、逆にいつから受け取れるんですかみたいなことの、
そういう根本的な制度のこと自体もその会議でまた改めて検討するというふうになってますので。
もし多少関係のある方は、関心のある方は、そういうニュースが流れてきた時ぐらいちょっと目を止めていただいて、
知識をつけていただいてもいいのかなと思います。
何年か後の年金制度の概略っていうのが示されると思います。
知らなかった、ちょっと意識してみよう。
はい、ぜひぜひお願いします。
はい、というわけで、社会保険労務省赤本正幸の、
もうダメだと思う前に聞いてほしい人に悩める社長のためのポッドキャスト、略してダメ報第63回以上で終了とさせていただきます。
今週も赤本先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
今週も最後までお聞きいただきありがとうございました。
番組概要欄にある三茶社会保険労務市事務所のLINE公式アカウントから、
番組への相談や感想、扱ってほしいテーマなどをお送りください。
些細なことでもお気軽にご連絡くださいませ。
それではまたお耳にかかりましょう。
ごきげんよう、さようなら。
この番組は、プロデュース・ライフブルーム.ファン・ナレーション・水野あずさ
提供・三茶社会保険労務市事務所がお送りいたしました。
17:55

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