社会保険労務士岡本雅行の
『こいつはもうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト』 略して【ダメポ】
この番組は、企業経営の中で必ず訪れる労務の悩みについて、 社会保険労務士の岡本雅行先生が具体例なども交えながら、
コミュニケーションと労務の視点で、解決策への考え方をお伝えしていく番組です。 中小企業の労務管理とSDGsを推進する
SunCha社会保険労務士事務所の提供でお送りいたします。 はい、今週も始まりました社会保険労務士岡本雅行の
【もうダメだと思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト】 略して【ダメポ】第107回スタートです。ナビゲーターのトーマスJ・トーマスでーす。
岡本先生よろしくお願い致しまーす。 お願いしまーす。 お願いいたします。というわけで
3月はね、あの岡本先生とトーマス一緒に走る予定があるんですけど。 そうですよ。もうすぐです。
トーマス、全然練習してないですけどどうしよう。 練習しましょう。はい、以上。 今からでも遅くなる。その通り、その通りですね。
これもうトーマスには厳しく接します。 厳しく?嘘?マジっすか。厳しくされるんだ。 そこは厳しくする。
ちょっと収録終わったら走りに行ってきます。 そうっすね。まだ寒いですけどね。今日めっちゃ寒いですけど。 今日寒い日ですね。そうですね。
走るとね、暖かくなりますから。 そうなんですそうなんです。
とはいえあれらしいですね、走ると暑くなるから薄着で走りだすとあんまり体には良くないらしいですね。
しっかり防寒は下上で走った方がいいってこの間なんかで言いました。 なるほどね、そうじゃないですか。
ちょっと頑張って体を起こしていこうと思います。 というわけで今日はですね、アクセサリーショップの会社をやられている社長さんからの相談が届いておりますので、
ご回答いただこうと思います。 今日の相談はこちらです。
都内でアクセサリーショップを複数店舗展開しています。 愚痴に聞こえるかもしれませんが聞いてください。
今年から働き始めた第二新卒の社員についての相談です。
うちのような会社では採用面接時に適正テストをする余裕がなく、入社して初めてわかったのですが、あまりに一般常識がなさすぎるのです。
明るい性格で人当たりは良くコミュニケーション能力もある方だと思います。
うちのお客様は若い人が多いので、接客もフレンドリーな言葉遣いが適しているので、通常のお客様対応には大きな問題はないのですが、それ以外は全くダメです。
一般常識がないという言葉で総括できます。文章が書けません。そもそも漢字を知らないので誤字脱字が多いですし、一つの文章は書けてもそれなりのつながりのある文章は書けません。
また敬語を使っての会話ができませんので、驚き先様との打ち合わせに同席させるのに躊躇します。
学校で何を勉強してきたのと言いたいです。実際に彼女に一から常識を知るだけの余裕は人員的にも金銭的にもありません。どうしたらいいでしょうかという相談です。
だいぶですね、これは。
ね。
なかなかつらそうな方が入ってきたと。
つらそうですけどね。でもまあ、わりとその程度の差というのはあり、似たような話というのはよくお伺いすることでもありますね。
確かに。でもね、若かりし頃はそんなだったような気もする、自分自身も。
言葉使いだったり漢字だったり。
あとはやっぱりスマホを使ってコミュニケーションできるんでしょうけどね、こういう人もね。
でもそうでしょうね、今の若い方たちは確実にそれは長けてますよね。
だからそこに慣れてしまってるというのも私のようなおじさんから見るとあるのかなみたいなね。漢字知らなくても返還してくれますしね。
AIとか使えば文章も作ってくれますからね。
まあ、はい、頑張って育ててくださいというメッセージを強くお伝えしたいなというふうに思います。
そうですね。だから、この後お話をすることとして、まずここでも途中にもありましたけどね、
適正検査というまでいかなくても、なんかちょっとそういうものっていうのはそんなに高いお金じゃなくてできますのでね。
契約するときとか、アルバイトさん契約でそこまでっていうのはあるかもしれませんけど、
それなりにいい人だったりとか期待をするような方があった場合にはちょっとそういうものを参考にする。
まあ適正検査では適正がわかるかというとよくわからない。ただ一般常識的なものはわかりますよね。
だから、それを使って落とす落とさない、別にしてもどの程度なのかなっていうのを、まあショックはやられますよね。
確かに。わかった上で。
わかった上で。はい、というのはありますしね。
あとは、この放送でも何回か折に触れて申し上げてますけど、
じゃあどういう形でね、今は雇用契約を結んでいるかということが結構大事になって、
まあ短期のね、一番最初なんでお互いに様子を見るために短期の雇用契約にしてましょうということでしたら、
ごめんちょっと思った以上に一般常識ないんで、こういうものを契約更新しないんでっていう話もできない話ではないんですけどね。
でも本当に最初からも正社員だよっていう話になると、
その方をね、まあこの人、接客はできるみたいですのでね、
だから辞めさせるというね、会社から解雇をするとかっていうことであったとしても、
まあもし争いになったりとかすると、
実際にどういう弊害があって、会社にどういう弊害があるんですかみたいなとこでね、
そういう解雇は難しいという話にはなってきてしまうと思うんですね。
結局だから正社員にするっていうのはそういう、まあ程度の差はあるよね。
1から原石のような方を育てていくためにっていうつもりで最初から雇ってるんでしょみたいな、
そういうスタンスは一方でね、簡単な非常に雑な言い方をしてますけど、
そういうスタンスというのはまあ確かにそうかもしれないなと思うし、
そういうスタンスで判断をされるというのもあるんで、
まあやっぱり解雇するのも難しいなっていうふうに思うと、
まあやっぱり1からね、1からというか本当に育てていただくしかないのかなというふうに思いますし、
それが本人のためにもなるのかなとは思いますね。
確かにね。大変かもしれないですけど、やっぱりそこは向き合わなきゃいけないんですね。育てていくということに。
そうですね。で、第二新卒さんというお話なので、
まあやっぱり、もちろんその、だから何から何までですね、
当然その学校、学生だった頃に身につけてもらっておきたいこととかを、
まあ会社がお金を払ってそのサポートするっていうとこまでやる必要があるのかというとね、
まあそこは議論の余地はあるところだと思うんです。
漢字がわからないとかそういうのっていうのは、
まあまだ若いでしょうけど、このままね、本当に大人になって、
大人、もう大人ですね。ごめんなさい。このまま年を重ねていく。
大人ではありますけどね。
大人でありますけど、このまま年を重ねていって、
今の、この社長さんが使っている一般常識というか、
まあ基本的な学力とかそういう面がないまま育っていくと一番困るのはやはり本人さんなんでね。
確かに。
だから、ある意味今まで本当にそういうことをやらずに済ましてこれたというね、
やらずにこれたとして、まあこれからもそういう選択肢はもちろんありますから、
そういう選択肢を取るのはご本人ですけど、
まあそういう選択肢じゃない、一から改めて学び直しましょうみたいな選択肢を取ったほうがいいなというのは、
やっぱり社長さんとか我々みたいな年上の人間から思うと、
そういうアドバイスはもちろんできると思うので。
だからまあね、本来あれだったら自分で学んでくださいねっていう話で、
まあ今いろんな多分アプリとかね出てると思いますしね。
確かに。
漢字だったり、まあ楽しくも、漢字はどうかねちょっとわかりませんけど、
いろんな手段はあると思うので、
なんだろう、それこそ小学生とか中学生とかのようになんか漢字ドリルを繰り返してやるとかね、
あの文章の書き方でなんか昔の授業のようにカタックルしくやるということではなくて、
多分今の若い子たちにあったような学習の仕方っていうのはあるだろうなと思いますのでね。
なるほどね、まあそうですよね。
でも気をつけていけば治っていきそうな気もしますしね、大人になっていくと。
意識の問題とかも結構大きいじゃないですか、こういうのって。
そうですね。
本当に今トマさん言ったようにですね、そういうことを、まさにその意識の問題というのはおっしゃる通りで、
それが今の自分はこうなんだということの、認識はある程度してると思うんですけど、
今のままで何もその自分の課題にアクションを起こさないことによって、
どういう自分にとってのデメリットが生じてしまうのかとか、
あるいはそれを克服することによって、今のプラスアルファはどういう可能性が広がるのかみたいなことを、
本当に真剣に気づかせてあげるとか、それを伝えてあげるっていう機会は、
どう受け止めるは別にして重要だと思いますのでね。
なるほどね。結構伝えていくというか。
そうですね、伝えていくということが。
認識していくみたいなことの積み重ねなんでしょうね。
だと思います。
やっぱりいろんなね、こういう相談もちろんたくさん受けますし、その中でもなんとなく感じるのは、
まさに先ほど申し上げたように、別に誰が悪いとか、前のそういう方の前に雇ってた方が悪いということではなくて、
ある意味そういう指摘というのは、別に会社側だったりとか、接してる人だって別にしなくてもいいわけですしね。
この件も別に問題視せずに、接客だけやっといてもらったらいいですよみたいな話であって、
ただそうなると本人の可能性っていうのはもちろん、それ以外の可能性がなくなるわけなので、
でもその割り切って、会社からしたらそこに割り切って、それなりの給料だし、それなりのキャリアをしか描けないよっていうつもりで働いてもらうっていう、
そういう判断をしてる会社さんもあるかもしれませんし、あると思います、実際に。
そういう中で育ってこられると、本当に何年たっても今と同じような感じになってしまって、
そういう、やっぱり自分の課題に向き合いましょうね、直していったほうがいいですよ、こんな可能性があるんですよって言ってあげないとわからないことなので、
トーマスさんおっしゃるようにね、その意識をちゃんとつけるために、今回はそういう意味でときちんとお伝えしていただいたら、
たぶん、じゃあ私やりますみたいな話になってもらいたいですしね。
なるほどね、確かにそうっすね。そういう教育が得意そうな店長さんとかがいたりするとまたいいんでしょうけどね、会社の中に。
そうですね、それはあると思います。
あとはあれですよね、ちょっと特別じゃない話になるかもしれませんけど、
それこそ外国の方をちょっと雇ってみるみたいなことを考えながらですね、外国の方と一緒に日本語を学んでみるとかですね。
なるほど。
それを教える、教える役になってもらうとか。
別のチャンスにつながっていくような。
チャンスにつながるし、はい。
それは面白いな、面白いですね。
なるほどね。
面白い。
面白いですね。
その手で生きてますね。
まあリスクはあるかもしれませんけど、とにかくある面前向きに捉えて楽しんでいただいてという、いい意味で楽しんでもらいながら取り組むのがいいのかなって思いますね。
そうかもしれないですね。楽しんで取り組めるかどうかが、自分次第、社長次第だというところですよね、きっと。楽しめたら一番何でもいいんでしょうね。
そうですね。で、そんな形でアドバイスしていただいたら、受け止める方からしてもそうだなと思うかなと。
まあそんなにね、たぶん第二新卒さんで若い方ということなんで、そこまでガチガチに凝り固まった価値観を持っている方ではなくて、若い方への柔軟性というのはたぶん持ち合わせだと思うので。
まだまだ伸び盛りじゃないですかね。そういう意味で。
そうですね。
ですので、ぜひ。
ありがとうございます。
頑張っていろいろとサポートしてあげてください、ということです。