2023-12-07 16:51

041.新卒内定者の体調不良について

新卒内定者の体調不良についてのご相談。

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今週の【ダメポ】は!?

教育関連事業の方からの新卒内定者の体調不良についてのご相談です。

社員数20名程度の会社。
大卒の新卒社員の採用をここ数年続けてきました。
通常は1名だったのですが、2名に内定を出しました。
入社後、短期間で戦力になってほしいという思いから、
入社前の期間でアルバイトをしてもらっています。
そんな中で先日、アルバイト時に世話をしている中堅社員から
「1人の社員の体調が優れない」と報告を受けた。
アルバイト予定日に欠勤することが増えており、
直近では「出社したものの体調が優れないようなので途中で帰した」とのことです。
その後電話で確認したところ「就職活動の疲れからか夏ごろから体調不良を感じることが多くなった」とのことでした。
「学校はほぼ単位が取れているので問題なく卒業できるだろう」とのことでしたが、
2学期になってからは学校には数日しか行っていないとのことでした。
このまま体調不良が続いた場合、入社後にまともに働けないことが想定されます。
せっかくの人材なので採用したいという思いは変わっていませんが、
戦力でないメンバーを雇用し続けられるだけの余裕がないのも事実です。

どのように考えたら良いのでしょうか?

岡本先生!!!教えてください!!!

【今週のトピック】
・内定時の通知書の内容は??
・内定=雇用契約ではない!!
・まずは健康状態の確認を。
・生活環境は??
・雇用のスタートを遅らせてみては??


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【今週の労務の豆知識?】
今週は『130万円の壁』について。
年収130万円の壁の問題が話題になっています。
政府も対策を出しているので関心を持って調べてみては。



1人でも多くの社長さんのお役に立てる番組になるように、精いっぱい配信していきます。
宜しくお願い申し上げます。

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『もうダメだ…と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト』 略して【ダメポ】は、1人でも多くの企業経営者のお役に立つ番組を目指しています。
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宜しくお願いいたします。

◉今週もお聴きいただきありがとうございます。

この番組は、SunCha(さんちゃ) 社会保険労務士事務所の提供でお送りいたしました。
それではまた、来週お会いしましょう。

サマリー

新卒内定者の体調不良に関する相談を中心としたエピソードでは、労務管理や健康診断の重要性が強調されています。採用した人材の健康状態を確認し、必要な対応を考えることの重要性についても述べられています。また、企業が新卒内定者の体調不良にどのように対応するかや、コミュニケーションの大切さについて語られています。特に、内定者の健康管理と親の関与が重要であることが強調されています。

体調不良の相談
社会保険労務士 岡本雅行の
『こいつはもうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト』 略して【ダメポ】。
この番組は、企業経営の中で必ず訪れる労務の悩みについて、 社会保険労務士の岡本雅行先生が具体例なども交えながら、
コミュニケーションと労務の視点で、 解決策への考え方をお伝えしていく番組です。
中小企業の労務管理とSDGsを推進する SunCha社会保険労務士事務所の提供でお送りいたします。
はい、今週も始まりました社会保険労務士岡本雅行の 『もうダメだ...と思う前に聞いて欲しい、人に悩める社長のためのポッドキャスト』 略して【ダメポ】第41回スタートさせていただきます。
ナビゲーターのトーマス・J・トーマスです。 岡本先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
お願いいたします。
今日からですね、実はオンライン収録をちょっと試しておりまして、 ちょっとどうでしょう?リスナーの皆さんが少し聞こえ方違いますかね? 岡本先生、ちょっと喋ってみてくださいよ。
ああ、いかがでしょうか?
超マイクテストじゃないですか。
今までは対面で直接お会いして、 岡本先生と収録してたんですけれども、
なんかちょっと不思議な感じがしますね。
本当ですね。
お互い事務所から配信したような感じで。
画面越しに顔を見ながら、 今日は進めさせていただこうと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
お願いします。
はい、ありがとうございます。
ではですね、今日の相談に移れさせていただこうと思います。
今日の相談はこちらです。
教育事業を展開している経営者の方からのご相談です。
都内で教育関連事業を経営しています。
来年4月に入社予定の新卒内定者に関する相談です。
社員数20名程度の会社ですが、 大卒の新卒社員の採用をここ数年続けてきました。
通常は1名だったのですが、2名に内定を出しました。
入社後、短期間で専力になってほしいという思いから、
彼らには入社までの期間でアルバイトをしてもらっています。
先日、アルバイト時に世話をしている中堅社員から報告を受けました。
1人の社員の体調が優れないというのです。
アルバイト予定日に欠勤することが増えており、
直近は出社したものの体調が優れないようなので、 途中で返したとのことです。
その後、電話で確認をしたところ、就職活動の疲れからか、
夏ごろから体調不良を感じることが多くなったとのことでした。
学校はほぼ単位が取れているので、 問題なく卒業できるだろうということでしたが、
2学期になってからは学校には数日しか行っていないとのことでした。
このまま体調不良が続いた場合、 入社後にまともに働けないことが想定されます。
せっかくの人材なので採用したいという思いは変わっていませんが、
戦力でないメンバーを雇用し続けられるだけの余裕がないのも事実です。
どうすればいいかアドバイスをお願いしますということです。
内定通知書と雇用契約
なるほど。
なるほど。
そうですね、そろそろ。
採用してアルバイト期間中にちょっと体調がかんばしくないスタッフがしまったと。
もうね、そろそろ来年4月も近づいてきましたからね。
確かにそうですね。
悩みを持っている方もいらっしゃると思います。
なるほどね。
困りましたね。
まず手続き上というか、そのお話を申し上げたいんですけれども、
全然そのあたりはご相談の内容にないのでわからないんですけど、
内定時の通知書とかをきちんと出されていると思うんですけど、
その内容がどうなっているかということによって、
どこまで対応がどう対応できるかということが、
それがスムーズにできるかというのは決まってしまいますので、
今更ね、もしないんだとまずいですけれども、
今後のことを考えたらきちんと内定通知書ということは出していただくということは必須なので、
実施をしていただきたいなというふうには思いますということがあります。
内定って別に雇用契約が始まっていることではないので、
会社さんは解約をする権利ということを持ったまま、
そうは言っても雇用を約束してますよという、そういう性質のものなんですね。
ですからその辺がしっかりと書かれていたりとかすれば、
この社長のお考えとはまた違うでしょうけれども、
本当に体調が優れなくなったということで言うならば、
あえて取り消すということも可能は可能だと思っていただいていいと思います。
なるほど。内定通知書を出してなかった場合はどうなるんですか?
どういうこと書いてあるんですか?内定通知書って。
内定通知書の内容で、もちろん4月から業務に就いてもらいましょうというのがあるんですが、
結局そこに明確に、こういう場合には内定を取り消しましょうということが書かれているということが必要になりますね。
そういうものをしっかり作って発行していれば、内定を取り消すことが可能と。
そうですね。そこに自由に該当すればということになりますけれども、
雇われる方から学生さんからしてみたら、
社長の会社側の思いだけで内定が採用されたら困るわけなので、
そういう意味で言うと、これこれこういう理由の場合には内定を取り消しましょうというのがあれば、
法律上は取り消すということもできるというふうにはなってますということはありますね。
だいたい、雇用契約というのは内定に限らず、会社がこういう仕事をしてください。
こういう仕事をしてくださいというのは、健常者の方々を雇用する場合には健常なお体で健康状態で実習をしていただくということ。
実習するということでの約束になっているはずなので、だからそういう仕事に対して会社はお給料を払いますよ。
雇われる方からしたら、私はそういう状態で御社で勤めて仕事をしましょうというその約束なので、
ある意味、体調を崩されてしまったというのはその約束が守れないということになりますので、
それで取り消すということは可能は可能になりますねということにはなります。
なるほど。そのためには今内定した彼がどういう状況なのかみたいなのをもう少し確認してということになりますかね。
そうですね。もちろんですから彼の状況はどうなのかということをきちんと確認するということは大事だと思いますけれども。
なるほど。確認する上で体調が悪いというのを診断書みたいなものを取る必要があるんですかね。
そうですね。それで何らかの判断をするとかいうことになれば、当然診断書みたいなものは必要になりますし、
これも内定通知書とか内定を出すときの約束にもなりますし、あるいはこれは人を雇うときの、より大きな概念で考えると、
健康診断の重要性
人を雇うときの会社がやらないといけないということで、やっぱり会社としては、
労働基準法上で決まっているのは、いわゆる病気を持った方。病気を持った方というのは、今の労働基準法というのは、
まりと昭和30年代とかの工場での勤務を前提で考えられていますので、あの時でいうと、例えば血格になってしまっているような方が職場に入ってきて、
職場の中で血格が広まったら困るじゃないですか。というふうに考えると、血格じゃない方を証明してもらう必要があるので、
だからちゃんと健康診断みたいなものは受けてもらって、健康診断を受けてもらった上で入っていただくというのが一つの流れにはなっているんですね。
中途で例えば会社を買った方とかも健康診断書を出してくださいよみたいなことで言われたと思うんですけど、
会社は最低限労働基準法で決まっている健康状態というのがあるわけで、最低限の健康診断でいいんですけども、
それを受けていただいた上で入ってきていただくという義務は課すことはできますので。
なるほど。
新卒の社員さんの場合には、そうはいっても学校でも健康診断とか受けているケースがあるので、
それで買えますよということで大丈夫なケースも多かったりとかします。
なるほどね。
今回の場合には、むしろ先ほどトーマさんも言ったように、この方の病気の状況ということをいずれにしろはっきりとした上でじゃないと話し合いにも難しいと思いますので、
そういう意味で言うと、きちんと健康診断を受けてくださいとか。
これが本当に官につかれているだけで、風邪のちょっと悪化したような形のままなのか、何かもうちょっと重い病気になってしまっているのかというのは、
会社としても心配ですし、ご本人としても心配だと思うので、
前においては、そこまでは法律上は求められていませんけれども、よりしっかりした検診を受けていただくことは相談ですけれども、依頼いただいてもいいのかなと思います。
なるほど。そういうのをお伝えするときはあくまでも、あなたの健康をしっかり確認したいので、みたいな。
もちろんそうですね。どういう学生さんかにもよりますけど、そうは言ってもあまりお金の余裕もなかったりとか、バイトもできていなかったりとかいうことだと、
健康診断を受けるということに関してのお金の面の心配もなさったりとか、あるいはもともと体調が悪いのでなかなか難しいみたいなことがあるならば、
たぶん会社さんの方でも、普段社員さんがどこで健康診断をしてるかとか、会社のそばでやってるんだったら、そこにご紹介して、
多少心配のあるところはやってもらって、そこまで例えば、検診費なんてね、そんな何十万もかかるものではないので、
それをご負担してあげるよということでしっかりと受けなさいみたいなことをしてあげてもいいのかもしれないですね。
内定者の健康管理
それはちょっと優しさを感じますね、そこまでしてくれると。
そうですね。たぶん学生さんの方からしても、そこまで言われるということに関してはね、まさに優しさも感じるでしょうし、
じゃあちゃんとやらなきゃならないなというふうに思うようになってもらって、言っていただくみたいなこともあるかもしれないので、それはいいかもしれないですね。
なるほどね。でもせっかく採用しようと思ったわけですから、雇えるのが一番いいでしょうけどね。
そうですね。
こういうことも起こるわけですね。内定を出したという。
あとはその話し合いとか本人の意思であり、どういう状況なのかということによって、本当にこれは会社さんの判断ということになると思いますけれどもね。
先ほど来申し上げているように、内定を取り消す権利というのは会社の方にあるわけですから、それなりの理由があれば。
だからそれを行使するのかしないのかというのは会社さんの判断になるわけなんで、あとはやはり個別にどういう状況になっているのかということによると思いますけどね。
例えば少し入社時期を遅らせてでも、きちんと病気を治してから入ってきてくださいね、みたいなことで。
それが何年もかかってしまうとね。
ただ、逆に言うと会社さんからしたら、うちの会社に入りたいっていう人を、病気が治った上で健康になった上で入ってきていただいたら、それはそれで非常にありがたいことだと思うので。
この写真もさっき書いてたように、入っていただいてお給料払わないでというわけにもいかないでしょうし、あるいは入ったら社会遅延とかも発生したりとかっていうことがあると、
こういうようなスタートを遅らせるということは、会社の立場からしたら一つの選択肢として。
なかなかいいかもしれないですね、それも。
そうですね。そんな形で、きちんとフォローしていただいたらと思うし。
特に親率の方だとそうですけれども、保護者の方がどういうとの接点をきちんと持ってきていただいて。
例えば今みたいな形で、病気の療養の期間を設けるということですと、この方が保護者の方と今一緒にお住まいでならばいいんでしょうけども、
一人暮らしをしてるとかいうことだと、そこでよくならないようになったら保護者の方に戻っていただいて、
回復に専念いただくみたいなことは、保護者の方とお話をするとか、この方を通じて、顧客者さんを通じて話をするみたいなところはしていただいてもいいのかもしれませんけど。
なるほど。結構がっつりコミュニケーション取って、入社前ですけどね、しっかりフォローしていくってことが大事になってくるんですかね。
そうですね。この社長さんも、せっかくだから雇いたいというお気持ちがあるみたいですので、その方向性で考えていただいたら、必ず解決する方向性が見えてくるのかなと思います。
親の関与の重要性
なるほど。ありがとうございます。いかがでしょうか。皆様の経営のヒントになればいいなと思います。
今日の回答を聞いてですね、うちの会社の場合はこうなんだとか、実はもっとこういう事情があってとか、いろいろ思ったこともあるかもしれませんので、
ぜひ概要欄に岡本先生に通じるLINE公式アカウントの登録用のリンクがありますので、ぜひそちら友達登録していただいてですね、
気軽に番組に相談だったり質問だったりご意見を送っていただければ嬉しいなと思ってます。どうぞよろしくお願いいたします。
番組の最後に、ありがとうございます。ロームの豆知識を教えてください。
はい。今回ロームの豆知識として知識をご提供するということではないんですけれども、
今実は11月中旬ぐらいなんですけどね、収録してるところで。今世の中を逃げ出してますのは130万円の壁問題ということがありまして、
政府の方で130万円の壁対策ということをいくつか打ち出してますので、皆さん関心があることかと思います。
それを説明してしまうと多分、この収録2,3本使わないと説明しきれないような形になりますので、
そこは何かご質問があれば本当にいただければと思いますし、本当にそういう対策が打たれ始めてますので、そこはご関心を持っていただいてお聞きいただいたらいいのかなと思います。
そのテーマの情報提供ですし、今後非常に大事なことになってくると思いますので、皆さんご関心を持って見ていただいたらと思います。
なるほど。ありがとうございます。どうしても聞きたい方はLINEの方から岡本先生に直接教えてとLINEを送っていただければご対応いただけると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
はい、お願いいたします。
というわけで、社会保険の法務省下元正幸のもうダメだと思う前に聞いてほしい人に悩める社長のためのポッドキャスト、略してダメ報第41回以上で終了とさせていただきます。
岡本先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
今週も最後までお聞きいただきありがとうございました。
番組概要欄にあるファンチャ社会保険労務士事務所のLINE公式アカウントから番組への相談や感想、扱ってほしいテーマなどをお送りください。
些細なことでもお気軽にご連絡くださいませ。
それではまたお耳にかかりましょう。
ごきげんよう、さようなら。
この番組は、プロデュース・ライフブルーム.ファン
ナレーション・伊津野あずさ
提供・ファンチャ社会保険労務士事務所がお送りいたしました。
16:51

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