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2025-08-15 13:54

miiboログ分析を簡単に可視化!オトーワン氏開発のダッシュボードツールとは

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miiboで作成したエージェントの会話ログ分析に革新をもたらす新ツールが登場しました。編集者として活動しながらmiiboの情報発信を続けるオトーワン氏が開発した「miiboログ分析ダッシュボード」は、CSVファイルをドラッグ&ドロップするだけで、複雑なデータを瞬時に可視化できる画期的なツールです。このツールの最大の特徴は、ローカル環境で動作するためセキュリティが確保されている点と、Excelでの煩雑な作業を大幅に削減できる点にあります。

今回のインタビューでは、開発の背景から具体的な機能、そして今後の展望まで詳しく伺いました。期間比較機能、よくある発話のトップ10分析、感情と意図の分析という3つの主要機能により、miiboユーザーは効率的にエージェントの改善サイクルを回せるようになります。特にミドルユーザーとライトユーザーにとって、定期的なログチェックとPDCA実施のハードルが大きく下がることが期待されます。

ローカル動作で実現する安全かつ手軽な分析環境

miiboログ分析ダッシュボードの最大の特徴は、完全にローカル環境で動作する点です。オトーワン氏によれば、サーバー側にプログラムを配置していないため、機密性の高い会話ログも安心して分析できます。マルウェアや不審なコードも一切含まれておらず、ソースコードも公開されているため透明性も確保されています。

CSVファイルをドラッグ&ドロップするだけで分析が開始される手軽さも魅力です。従来のExcelでの手動分析では、毎回グラフや表を作成する必要がありましたが、このツールではHTMLベースのダッシュボードが自動生成されます。視覚化のスピードが格段に向上し、分析にかかる時間を大幅に短縮できます。

セキュリティと利便性を両立させたこの設計思想は、企業での利用を想定した実用的なアプローチといえます。社内の会話ログを外部サービスに送信することなく、自社環境内で完結できる点は、多くのmiiboユーザーにとって重要な要素となるでしょう。

網羅的な分析を可能にする3つの主要機能

このダッシュボードツールには、エージェント改善に直結する3つの主要機能が搭載されています。第一の機能は期間比較分析で、今月と先月、今日と昨日など、任意の期間でデータを比較できます。ユニークユーザー数、平均セッション数、時系列トレンド、時間帯別アクセス分析など、基本的な指標を一目で把握できます。

第二の機能はよくある発話のトップ10分析です。「ありがとう」「こんにちは」「具体例を教えてください」など、ユーザーが頻繁に使用する単語やフレーズを自動抽出します。キーワードの頻度分析や発話の文字数分析も可能で、ユーザーの行動パターンを詳細に理解できます。この情報をもとに、FAQの項目追加や社内マニュアルの改善につなげることができます。

第三の機能は感情と意図の分析です。ユーザーがポジティブな感情で話しかけているのか、質問なのか、不安や相談なのか、単なる挨拶やテストなのかを分類します。現在はキーワードベースのアナログな手法ですが、オトーワン氏は今後、ユーザーごとにカスタマイズ可能な辞書機能の追加を計画しています。

公式アナリティクス機能との住み分けと活用シーン

miiboの公式アナリティクス機能とこのダッシュボードツールには、明確な違いがあります。公式機能はBigQueryと連携してリアルタイムデータを分析するのに対し、このツールはCSVファイルをダウンロードして分析します。公式機能では日ごと・週ごと・月ごとの詳細な分析や、AND条件・OR条件での絞り込み検索が可能です。

一方、オトーワン氏のツールは網羅的な情報を素早く確認することに特化しています。細かい分析よりも、全体像を把握して定期的にチェックしたいミドルユーザーとライトユーザーに最適です。特に、毎回Excelでグラフを作成する手間を省きたい、視覚的にデータを確認したいというニーズに応えます。

両ツールは競合するものではなく、むしろ補完関係にあります。日常的な定期チェックにはダッシュボードツールを使用し、詳細な分析が必要な場合は公式アナリティクス機能を活用するという使い分けが効果的でしょう。

PDCAサイクルを加速させる実践的な活用方法

オトーワン氏は、このツールの活用によってエージェントの品質改善サイクルが加速すると説明します。よくある発話のトップ10から、ユーザーの主要な質問や要望を把握できます。この情報をもとに、ナレッジデータストアの充実やシナリオ対話の改善を行うことができます。

感情分析の結果は、エージェントの応答品質を評価する重要な指標となります。ポジティブな感情の割合が低い場合は、プロンプトの調整や応答内容の見直しが必要かもしれません。質問系の発話が多い場合は、より詳細な情報提供が求められている可能性があります。

さらに、時間帯別のアクセス分析やAPIとWeb版の利用割合から、ユーザーの利用パターンを理解できます。これらの情報は、エージェントの改善だけでなく、元となる第一次情報(社内マニュアルやFAQ)の更新にも活用できます。定期的なログチェックとPDCAの実施により、継続的な品質向上が期待できます。

まとめ

miiboログ分析ダッシュボードは、会話ログの分析を民主化する革新的なツールです。セキュリティを確保しながら、誰でも簡単にデータを可視化できる設計により、多くのmiiboユーザーがエージェント改善のPDCAサイクルを効率的に回せるようになります。オトーワン氏の今後の機能強化により、さらに実用的なツールへと進化することが期待されます。



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サマリー

オトーワン氏が発表したmiiboログ分析ダッシュボードは、ユーザーとの会話ログを簡単に可視化できるツールです。このツールはデータの分析や比較が容易で、セキュリティ面でも安心して使用できる特徴を持っています。ログ分析ダッシュボードは、ユーザーがデータを視覚化し、分析する際に役立つツールです。オトーワン氏は、ユーザーが手軽に利用できることを重視し、定期的なログチェックやPDCAサイクルの改善に寄与する機能を提供しています。

miiboログ分析ダッシュボードの概要
スピーカー 2
miiboデザイナー、岡井博之が発信するmiiboのポッドキャスト。
今回は、オトーワン氏、オトーワンさんに来ていただき、miiboログ分析ダッシュボードについてお聞きしたいと思います。
オトーワンさん、よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、お願いします。
スピーカー 2
まず、オトーワンさん、簡単な自己紹介お願いしていいですか?
スピーカー 1
はい、普段SNS上では、オトーワンの名前で活動させていただいております。
普段、編集ですね。雑誌とか書籍とか、そういったものの仕事をしながら、AIに触れて。
さらに、そこからmiiboとちょっとしたことで出会いがありました。
そこから、miiboのことを、miiboでなくていいですかね。
それにさまって、今、いろいろmiibo関連のことによって、
ノートとかでも配信、発信させていただいております。よろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
私もオトーワンさんのmiiboのノートの記事とか見させていただいて、
今回、miiboのログ分析ダッシュボードっていうのを出されてるんですけども、
miiboのログ分析ダッシュボードってどういったものですか?
スピーカー 1
はい。miiboのログ分析ダッシュボードっていうのは、普段、miiboで作ったAIチャットボード。
そこと、ユーザーとの会話のログが記録できるんですけども、
それをCSVデータでダウンロードすることができます。
そのCSVダウンロードで、やっぱりCSVって中を見ただけだと、
本当に文字列のラレースだけだ。
この分析のダッシュボード、ドラッグ&ドロップというだけで、
手軽に会話ログを可視化できる、私の方で作った簡易分析ツールになります。
スピーカー 2
ありがとうございます。
miiboのログを可視化するというと非常に見やすいダッシュボードだと思うんですけど、
特徴って何かありますか?
スピーカー 1
特徴っていうのは、主に一つのことにものすごく細かく分析とか確認ができるというよりかは、
とりあえず大体これを知りたいなっていうのを、
網羅的に確認することができます。
簡単に何ができるのかというとこだけ説明すると、
期間分析ですね。
ダウンロードしたCSVの、例えば今月と先月の比較とか、
今月と先月の比較とか、それの比較ができます。
それは日付を自由に入れて比較することができます。
あとは、代表的なもので言うとユニークユーザー数とか、
あとは平均セッション数、1回のAIとのエージェントのやり取り、
メッセージの交換が行われたかというところが分かります。
あとは、日によって何回のメッセージのやり取りがあったか、
時系列のトレンドであったりとか、
あとは時間帯ですね。何時頃が大体アクセスというかメッセージのやり取りが多いのか。
あとはAPIとWeb版のBotを提供されている場合は、
どっちの割合が多いのか、そういったものの分析があったりとかですね。
あとは、会話の内容の分析はちょっとだけできます。
それはよくある発話のトップ10、単語ですね。
単語は、例えばありがとうとかこんにちはとか、具体例を教えてください。
一部のキーワードを引っ張ってきてトップ10を作ることができます。
あとは、キーワードの頻度の分析ですね。
こんにちはが何パーセントで、お願いしますが何パーセント。
そういった頻度の分析ができます。
あとは、発話の文字数の分析ですね。
大体、平均で何文字ぐらいのやり取りをしているのか。
あとは、一番長い文字で何文字ぐらいのやり取りをしているのか。
そういったものですね。
あとは、ここは厳密には設定することはできないんですけども、
感情の意図分析というのがあって、ユーザーがどういう意図で
チャットボット、AIボットとお話をしているのかというのが分かります。
例えば、ユーザーがポジティブな感じで話しかけているユーザーがですね。
あとは、質問系とか、不安や相談なのか。
ただ単に挨拶とかテストとかで入れたりしているんですかね。
あとは、その他に対して、大体集計機関の何割ぐらい、
各々何割ぐらいがそういった感情があるかというところが分かります。
そして最後に、その分析結果を細かくということでもないんですけど、
エクスポートを同じエクスポートすることが可能になります。
そんなツールになっています。
ダッシュボードの特徴とセキュリティ
スピーカー 2
使い方とか、どういうふうに中に見えるかというのもあると思うんですけど、
大きい特徴3つとかって何かありますか。
スピーカー 1
大きな特徴はですね。
一番あるのが、やっぱり機関の比較の実行と、
あとは、よくある発話の回数トップで。
あとは、感情と意図の分析です。
この3つがポイントとしては。
スピーカー 2
僕が見てて大きいポイント1つあると思ったのが、
スピーカー 1
セキュリティ面だと思うんですけど、そういったところはどうですか。
こちらのほうは、実はこのデータってローカルで動かすことも可能なので、
要は、サーバーの向こう側にこれを分析するためのプログラムなど置いてないですし、
これソースコードを見てもらうと分かるんですけど、
マルフェアとか変な情報を取ってくるというものは一切入っていません。
なので、結局ローカルで落とすイコール、
自分のところのパソコンの中で分析結果というのを動かすことができるので、
そういった面で非常にセキュリティ面では安心して使えるのではないかなというふうに思っています。
スピーカー 2
Mevoの会話ログをCSVでエクスポートして、
おともさんのMevoログ分析ダッシュボードにインポートすることでセキュリティも高くて、
トップ10とかそういったところもオーラ的に全部見れるというところが特徴があるものかなと思います。
一方で、Mevoのアナリティクス機能って出てると思うんですけども、
そういったところの違いというのは何かありますか。
スピーカー 1
そうですね。Mevoの公式の方からリリースされているアナリティクス機能というのは本当に大きな、
まず1個だけ挙げると、私の方のログ分析ダッシュボードというのは、
CSVデータをダウンロードして、それをドラッグ&ドロップで見ることなんですけれども、
アナリティクス機能というのは、ビッグクエリとの連携されたデータを分析するというところなので、
根本的に大きな違いかなと思います。
スピーカー 2
見え方とかは特徴的な、先ほどの使い方とかっていうのは何かありましたか。
スピーカー 1
ちょっと見ると、アナリティクス機能に関してはもうちょっと網羅的に、日ごと週ごと月ごとの会話数とか、
あとは広報と分析、特殊な分析の仕方ができたりとか、
あとはステートキー分布というやつですね、そういうのができたりとか、
miiboダッシュボードの機能
スピーカー 1
あとは、これは私の方にはない、絞り込み検索の機能なんですけども、
スピーカー 2
僕の方は何月期間比較ができるのに対して、アナリティクス機能の方は&とかorとか条件をもっと細かくして検索ができるというところだと思います。
確かにアナリティクス、miibo公式の方だとビッグクエリとの接続と、あと条件or&という部分というのは、
おとなさんの作られているのとは違いというのは非常にあるかなと思います。
miiboのログ分析ダッシュボードって作られたと思うんですけど、結構大変だったと思うんですけど、
なぜ作ろうと思ったのかありますか。
スピーカー 1
ログがダウンロードできるというところまではよかったんですけど、
それをやっぱりExcelで開いて、そこからまたさらにExcelをコピーして、表とかグラフとかを2回作るのって本当にしんどいなと思っていました。
しかも、あとはいちいち自分用に情報を加工するのも、いちいち毎回やるの大変だなと思っていて、
それをひな形で作るっていうのも、なんかこれだったらもうHTMLで作っちゃった方が、
ダッシュボードで作っちゃった方が、やっぱりこれみんなにも使ってもらえるし、
あとは視覚化するのもすごい早くできるので、やっぱりそれがいいなと思って作ってみました。
スピーカー 2
確かにExcel、CSVでダウンロードして、そのまま上げることですぐ見えるっていうのは非常に便利ですよね。
どういった人がこういうのを使われるとか、どういった人に向けて作られたんですか。
スピーカー 1
そうですね。これはまず簡易的なものなので、miboを使って比較的にミドルユーザーとライトユーザー向けなのかなと。
その方たちが日々日々確認をしていく、毎日とかそういうことではなくて、定期的にログをチェックするっていう。
気軽に使っていただきたいというところになって、この結果から何が分かるのかっていうのは、やっぱりそこからの本ちゃんのサービスの向上に多分使えるかなというふうに考えています。
ユーザーの利便性と今後の展望
スピーカー 1
で、それは例えば日ごとのヒートマップであったりとか、あとは特にあるのはよくある発話のトップテーマですね。
あとは感情分析もそうなんですけど、どんな傾向のお問い合わせがあるのかっていうのはやっぱり非常に知りたいことですし、それをもとに別途よくある
ご質問の項目を作るとか、そういったこともできますし、社外のマニュアルにもそういったよくある言葉とか発話とかで逆算して、マニュアルとかに情報を取り付けることができたりとか、そういったことができるようになります。
スピーカー 2
確かに気軽に見ることができることによって、ログからPDCAって言いますけど、ミニモのエージェントの改善にもつながりますし、先ほどお父さんが言われた通りでマニュアルとか元々の第一次文書ですよね。第一次情報の方の修正、改善にもつながるのかなと非常に思います。
これどういうふうに使っていこうとか、そういったのってありますか?
スピーカー 1
どういうふうに使っていこうですかね。私の方は引き続きこれ、もうちょっとそれか機能を追加して、さらにさらに痒いところに手が届くようなツールにできたいなと思うのと、
スピーカー 2
普段私は会社の私の所属しているところでもみんな使ってますので、やっぱりまず自社の品質改善というところに役立てたいなと思って、そのためにこれをパワーアップさせるという理由でもあるということですね。
そうですね、やっぱりログがすぐに見えることで、しかも網羅的に見えて知りたいところが機関的に見えるっていうのは、PDCA回していけるっていうところが非常に素晴らしいかなと思います。
具体的に今後のバージョンアップってどういうようなことを考えているとかありますか。
スピーカー 1
今後はですね、この感情意図分析っていうのは、実はこれって、こういうキーワードが出たらポジティブに追加、こういう言葉が出たら質問っていうふうにちょっとアナログなんですよね。
なんでその辺のライブラリーとかをどうするのかっていうと、このライブラリーをもっとフレキシブルに追加修正とかできれば登録できるといいんですけど、そのユーザーごとに、辞書みたいな感じで手伝いとかできるといいかなというふうなものがあります。
スピーカー 2
確かに感情分析とか、ポジティブなのかネガティブなのかどういうふうに思っているのかっていうのから、さらにまたエージェントの改善っていうのは続いていく。そこのサポートっていうのを手厚くするのは非常に大事かなと思いました。
ありがとうございます。今回はmiiboのログ分析ダッシュボードについて、開発されたオトマンさんをお招きしてお話をしました。また今後の活動も楽しみにしていますので、またよろしくお願いします。
はい、お願いします。
ありがとうございました。
13:54

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